「ダンジョン飯」以外の過去作品も収録されています。
「ダンジョン飯」をアニメや漫画で知って、ファンになった人にはご褒美の一冊です。
アニメでは、エンディングのイラストを九井先生自身が描いていました。
構図とか色使いとか、ものすごく上手かったのでびっくりしましたが、この本を見ると納得します。
すごいです。プロとはこれほどのものかと驚く。
ちなみにEDのイラストについては本編の前日譚を描いているものがあるので、「ダンジョン飯・冒険者バイブル」と併せてみると、それぞれの場面の意味が理解できます。
「作品は読者のモノ、作品の前と後は作者のモノ」という言葉があります。
ひとつの作品には、物語が始まる前と、物語が終わった後があるのですが、基本的にそれは作者だけが知っていればいいものです。また、それを愉しめるのも作者の特権です。
たくさんの設定やキャラクタの隠れたエピソードなどは、すべて作品内で語られるわけではありません。
そういった、作者だけが知っている秘密のアレコレを、惜しげもなく見せてくれるのがこの本と、「冒険者バイブル」です。
見れば分かるとおり、「ダンジョン飯」のキャラクタ達を誰よりも深く考えているのは作者です。
自明のことですが、あらためて「絵」で示されると圧倒されます。
いろいろな設定画に加えて、文字通り白昼夢(デイドリーム)な絵も多数収録されています。
衣装交換や種族チェンジ、現代服を着せてみたり、クリスマスのプレゼント交換をさせてみたり。
ファンならいろいろ想像することを、作者本人が描いてくれる有難さです。
「ダンジョン飯」のキャラクタで、誰かを特に好きになった人は、その為だけに買っても損はしない。
2,000円ぐらいですが、安すぎるね。
管理人は電子版で購入しました。ちょっとだけ中身をご紹介しておきます。
ライオスのパーティメンバーがそれぞれに合わせたデザインのTシャツを着たイラスト。
デザインの秀逸さと、色の組み合わせの美しさが光る。
デザインの秀逸さと、色の組み合わせの美しさが光る。
九井諒子ラクガキ本 デイドリーム・アワー (ハルタコミックス) [ 九井 諒子 ]
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感想(18件)
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