陽線の頭が抑え込まれたことは、ここ最近の雇用統計への反応を踏まえれば、自然なことかも知れません。加えるに、
?@ 週末・週明けに欧州伊国でのリスク懸念があること(EURが買えない)、
?A 6月7日の日米首脳会談や対欧・対NAFTAでの米国保護主義懸念(日経平均下落はJPY買)、
?B 6月12日の米朝首脳会談が迫ることへの不安(会談不首尾や延期はリスク発生と見なせ、JPY買が自然な反応)、
?C 6月14日のFOMC追加利上げが市場にとって既定なこと(過去の利上げ時の直前に株価下落が起きたことへの不安や、まして必ずしも利上げとは限らないという要人発言の恐れ)、
も影響したのでしょう。
次週6月4日〜6月8日も大した経済指標がなく、?@〜?Cの不安に備える必要がありそうです。とは言え、不安に備えて予めポジションを持つ訳にもいきません。急速なリスク回避に備えて、指値で底が拾えれば良しというスタイルでの参加者が増える気がします。
以上