2020年09月02日

日本株に乗り出した投資家バフェット氏の動き

先日、アメリカの有名な投資家であるウォーレン・バフェット氏が

率いるアメリカ投資会社バークシャー・ハサウェイが日本の

大手5社の大株主に躍り出たというニュースがありましたね。

これは大変興味あるニュースですね。

ウォーレン・バフェット氏と言えば、「投資の神様」として

世界に知られているのですが、ヘッジファンドと違って

割安な優良株に長期投資するという正攻法が、個人投資家から

尊敬されている、言わば投資の天才的感性の持ち主と評価されて

いる人物なのです。

個人投資家から尊敬されるのは、彼の投資哲学にあるようです。

彼は、複雑な運用を使いこなすのではなく、企業の本質的な価値を

見極め、割安株に長期集中投資し、投資企業が成長する限りは

持ち続けるのです。

なので、事業の内容を自分が理解できない会社には投資しないと

いうのが原則らしいですよ。

1990年代のIT企業への投資ブームには距離をおき、ITバブルの

崩壊で投資眼の確かさが注目されたというエピソードはよく

知られていますね。

バフェット氏は今年で90歳を迎えたのですが、その誕生日である

8月30日に、彼の率いる投資会社バークシャーは、5大商社の発行済み

株式のそれぞれ5%超を取得したと発表したのです。

報道によると、過去1年間かけて、伊藤忠商事、丸紅、三菱商事、

三井物産、住友商事の株式を東京市場で買い進めたと言われています。

投資額は6550億円で、長期保有をを目指しており、9.9%まで

保有比率を高める可能性があるらしいですね。

バークシャーが、日本の上場企業の株を大量に保有することは

大変珍しいことだそうです。

いずれにしても、大変興味深いことではありますよね。

コロナ禍、東証株価は一見バブルのような様相をみせている

のですが、この時に「投資家の神様」が判断された狙いは

世界の注目に値すると言っても過言ではないでしょう。










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