今日の時点で128円台まで来てしまいましたが、
こうなると130円台がもう間近に迫っているようですね。
先のブログで130円台も想定すべきだと言及したのですが、
こんなに早く進行すると、少し驚きですね。
128円台の円安は2002年以来およそ20年ぶりのことで、
日本経済にとっては大きな分岐点に差し掛かっているいると
言っても過言ではないでしょう。
長らく異次元の金融緩和を維持してきた日本にとって、
金融政策の転換はそう簡単にできる状況にないことを
考えると、やはり円安傾向は変わらないと考えて間違い
ないようです。
とりわけ、国債発行額がGDP比で約200%に達しているいる
だけに金利引き上げは大変厳しい状況にあるのです。
そうなると日米間の金利差は、ますます広がるばかりで
円売り、ドル買いは避けられないでしょう。
これが一層の円安を招くわけです。
こう考えると、130円台はもう現実的になりつつあると
言えるでしょう。
輸出企業は潤うかも知れませんが、問題は国内の経済状況は
「悪い物価高」で国民の生活苦は増すばかりで、これが
個人消費を押し下げかねないのです。
原材料を輸入に頼っている企業にとっても、ここまで円安が
進むと限界にきており、大きな痛手になっているのは
間違いないでしょう。
このままでは、いっきに円安が加速することは必至でしょうね。
今後の政府や日銀の対応に目が離せませんね。
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