1.はじめに
今回は、仙台市の北に位置する宮城県富谷町について投稿します。タイトルに記載したとおり、10月9日時点で日本で一番人口が多い町でした。平成28年10月10日に富谷市に市制移行しました。宮城県県内では泉市(現仙台市泉区)についで45年振りの単独市制移行です。
以下の写真は10月10日時点の写真と地図です。Yahoo!の地図は既に富谷市に変更されていました。仕事が早いです。
出典:河北新報
出典:Yahoo!地図
過去記事を引用していますので、現時点では富谷市ですが、「富谷町」という表現を用いています。ご了承願います。
↓クリックすると「富谷町」のページに飛びます。
2.富谷町について
富谷町の概要について以下に示します。
・町名の由来は、町内の熊谷という地に10の神社があったことから「十宮(とみや)」と呼んでいたことが由来です。
・明治22年以降、 他の自治体と一度も合併したことはありません。
・明治22年に富谷村が誕生し、昭和38年に富谷町として町制施行しています。
・町は仙台市泉区、利府町、大和町と接していますが、三方を大和町に囲まれています。
・町役場は仙台市中心部まで約18?qの距離にあります。
・町内には富谷ICという高速のインターチェンジが新設されました。
・さらに、平成28年4月に「コストコ」というアメリカ生まれの大型会員制の倉庫店が開店しました。
町の人口ですが、平成17年時点で42,337人、毎年1,000人づつ人口が増えています。特に東日本大震災以降も人口が増え続け、平成26年に市制移行の目安となる5万人以上となりました。蛇足ですが、1970年(昭和45年)時点の人口は4,912人でした。
wikipediaによると、日本に存在する町のうち、推計人口ベースで富谷町は全国で1位です。参考までに1位から5位までの町名、人口を以下に掲載します。統計年月日は2016年6月1日時点です。
1位:富谷町(宮城県)、51,767人
2位:府中町(広島県)、51,187人
4位:東浦町(愛知県)、49,156人→2010年国勢調査での水増しが発覚した町
5位:寒川町(神奈川県)、48,046人
1位〜3位はいずれの町も地方中枢都市に隣接する町 です。富谷町は仙台市に隣接し、府中町は広島市に囲まれた町、那珂川町は福岡市のお隣の町です。
この町の人口の特徴ですが、大規模住宅団地(いわゆるニュータウン)に町の人口の9割以上が住んでいることです。富谷町ほどではありませんが、南隣の仙台市泉区も同じような状況です。
近年の傾向として、仙台を含む丘陵地が多い周辺市町で人口が増加しています。富谷町を始め、名取市、仙台市の旧宮城町では人口増加が顕著です。
しかし、塩竃市や多賀城市等、東日本大震災の津波の被害を受けた区域では人口が減少している状況となっています。特に塩竃市の人口減少が著しいです。多賀城市は震災により大きく人口が減少しましたが、近年増加傾向を示しています。岩沼市は内陸側の開発を進めたこと、はやくから復興事業に着手できたため、人口は増加に転じています。
富谷町への転入者の主な従前の住所ですが、ほとんどが仙台市からの転入です。その他、大和町、大崎市、石巻市、塩竈市、多賀城市からの転入者が多いです。一戸建てを富谷町の住宅団地に購入しようとする層が多いことと、富谷町の周辺や北部の町村に他県から自動車関連の工場が数多く移転してきたが人口の増加につながったと考えられます。
3.富谷町の市制移行について
富谷町の市制移行は平成28年10月10日です。宮城県の市では塩竃市に次いで人口が多い市となります。県内では9番目に人口が多い市、日本国内では524番目に人口が多い市(埼玉県白岡市の次に人口が多い市)になり、町では国内一位でしたが、市では極普通の市になります。私的には普通の市になってしまうのは少し残念ですね。
なお、私個人の意見ですが、職場の場所が仙台市の中心部の場合は、通勤が非常に大変です。距離も長く、鉄軌道等の公共交通がないため、仙台市泉区の泉中央まではバスか自家用車で向かう必要があります。安易に土地の値段が安く、真新しい住宅地、周辺にはロードサイドの店舗も多いので、富谷に一戸建てを購入するという選択肢は非常に危険な判断です。
私が仙台に永住するのであれば、仙台市の中心部から近く、地下鉄駅にも歩いて行ける古い中古物件を購入し、リノベーションしてから住む方を選択します。通勤は無駄時間ですし、新築は購入し住んだ瞬間に価値が下落します。
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