今回は道路ネタです。日本国内の一般道路のうち平日の昼間12時間(午前7時〜午後7時)までの交通量が最も多いところはどこか、ランキング形式で調べた結果を掲載します。なお、下記のランキングは、一般国道の有料区間を除いています。また、1路線につき1区間のみ対象としています。
・ 1.はじめに
・ 2.一般道路の交通量が上位10位から6位の地点
・ 3.一般道路の交通量が上位5位から1位の地点
まずは、10位から6位までの路線と区間を示します。
10位 富田林泉大津線(堺市南区竹城台3丁)
10位は、大阪府堺市の「大阪府道38号富田林泉大津線」です。平日昼間12時間交通量は59,502台/日です。
この路線は、大阪府堺市の中心部と泉北ニュータウン・和泉ニュータウンを結ぶバイパス道路です。道路の中央に泉北高速鉄道という私鉄が走っています。
9位 一般国道4号仙台バイパス(仙台市宮城野区小鶴字羽黒)
9位は、宮城県仙台市の「一般国道4号仙台バイパス」です。平日昼間12時間交通量は60,264台/日です。
この路線は、仙台市街地の東側に位置するバイパス道路です。「 国道4号仙台バイパス | 日本一大きな交差点 」に掲載しましたが、同じ路線内にバケモノのような交差点がいくつも点在する路線です。
8位 一般国道2号加古川バイパス(兵庫県加古川市東神吉町砂部)
8位は、兵庫県加古川市の「一般国道2号加古川バイパス」です。平日昼間12時間交通量は62,481台/日です。
この路線は、兵庫県明石市から高砂市間を結ぶバイパス道路です。広域的にみると、阪神高速道路〜第二神明道路〜加古川バイパス〜姫路バイパス〜太子竜野バイパスと相互に接続されている区間の一部です。加古川バイパスは、料金無料の自動車専用道路です。制限速度は60km/hですが、走行している車両の走行速度は高速道路並みの速度を出している車両が多い路線です。
7位 一般国道116号新潟西バイパス(新潟県新潟市西区立仏)
7位は、新潟県新潟市の「一般国道116号新潟西バイパス」です。平日昼間12時間交通量は68,860台/日です。
この路線は、8位の加古川バイパスと同様に、自動車専用道路です。広域的にみると、新潟西バイパス〜新潟バイパス〜新新バイパスと相互に接続されている区間の一部です。この区間は、北陸道の新潟西インターチェンジからの出入交通量が多い区間です。私も通ったことがありますが、「ここは一般国道スピード落せ」というドデカい標識で注意喚起を促している区間です。非常に走行速度が速い区間です。
6位 一般国道23号名四国道(愛知県大府市北崎町大根)
6位は、愛知県大府市の「一般国道23号名四国道」です。平日昼間12時間交通量は79,159台/日です。6位から交通量が一気に増えます。
この路線は、名古屋市の南部を通る「伊勢湾岸道」と並行する一般国道です。自動車専用道路ではありませんが、名古屋市緑区〜豊明市の区間は、50cc以下の原付は通行禁止です。実質、自動車専用道路のような路線で、国道1号のバイパスも担う路線です。
続いて、5位から1位までの路線と区間を示します。
5位 大阪府道2号大阪中央環状線(大阪府東大阪市本庄西)
5位は、大阪府東大阪市の「大阪府道2号大阪中央環状線」です。平日昼間12時間交通量は80,145台/日です。
この路線は、上り側道3車線上り本線3車線・高速道路(近畿道)上下6車線・下り本線3車線下り側道3車線の巨大道路です。最大幅員122mもあります。大阪府の大動脈の路線です。
4位 一般国道7号新潟バイパス(新潟市東区紫竹6丁目)
4位は、新潟県新潟市の「一般国道7号新潟バイパス」です。平日昼間12時間交通量は85,478台/日です。
この路線は、7位の新潟西バイパスとと相互に接続する路線です。一般国道7号新潟バイパスは1km〜2kmおきに設置されているインターチェンジにより、立体交差となっています。2011年までは、原付でも走行可能でしたが、制限速度が70km/hに引き上げられたことから、原付や小型特殊自動車は通行禁止となりました。
3位 一般国道423号新御堂筋(大阪市北区豊崎6丁目)
3位は、大阪府大阪市の「一般国道423号新御堂筋」です。平日昼間12時間交通量は90,895台/日です。
この路線は、大阪万博に合わせ整備された新御堂筋という路線です。道路の中央に、大阪市営地下鉄御堂筋線と北大阪急行が走っています。西日本では一番交通量が多い路線です。高架道路が連続しており、自動車専用道路ではありませんが、本線上は原付や軽車両、歩行者の通行を規制しています。
2位 一般国道8号新潟バイパス(新潟市中央区紫竹山6丁目)
2位は、新潟県新潟市の「一般国道8号新潟バイパス」です。平日昼間12時間交通量は103,616台/日です。
この路線は、4位の一般国道7号新潟バイパス、7位の一般国道116号新潟西バイパスと相互に接続している路線です。紫竹山という場所は、国道49号亀田バイパス(この路線も立体交差が連続する路線)との紫竹山インターチェンジと北陸道の新潟西インターチェンジの間に位置する場所です。片側3車線の道路です。
1位 一般国道16号保土ヶ谷バイパス(横浜市旭区桐が作1776)
最後に、1位の路線です。1位は、横浜市旭区の一般国道16号保土ヶ谷バイパスです。平日昼間12時間交通量は103,633台/日です。この路線は、神奈川県横浜市保土ケ谷区から東京都町田市へ至る国道16号のバイパス道路です。片側3車線、規制速度および設計速度が80km/hと高規格の自動車専用道路で、通行料金は無料の高速道路です。
東名高速の横浜町田ICから横浜市の中心部や首都高に接続する路線です。2位の新潟バイパス同様、昼間は常に車が連なっている状態です。
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