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小説すばる 2014年4月号ダブル・フォールト 第六回 真保裕一本條は未だに被告人・戸三田を信じ切れずにいた。そんな本條に、高階は自らの過去を話し始める・・・。(小説すばるより転載)高階が本條に話をする過去の話にはちょっと違和感が・・・。この流れから行くと、弁護士の仕事に最善をつくす、っていう結論は無理があるのでは?と思ってしまいました・・・。なんか痴漢のエピソードも違和感バリバリでした。逮捕後の警官の態度も変だし、こんなにすぐに事実が判明するのもちょっと・・・。今回は妙にスッキリしない回でしたね。高階の最終弁論は見事なもので感動しましたけど。刑事弁護士さんて大変ですねえ・・・。(小説なんですけどね)【送料無料】小説すばる 2014年 04月号 [雑誌]
2014年04月08日
小説すばる2012年1月号回廊封鎖 第六回 佐々木譲話がさくさく進みますね。あっという間に東京アジア映画ウィーク開催です。重原の計画はばっちりのように見えます。警察は後手に回っているように見えます。テンポ良い展開でどきどきです。早く続きが読みたいです!【送料無料】小説すばる 2012年 01月号 [雑誌]
2012年01月08日
小説すばる2012年1月号壺中の回廊 第一回 松井今朝子昭和五年の帝都東京。経済が深刻な不況に直面する世情を背景に梨園に絡まる人間模様を描く、歌舞伎バックステージ・ミステリー。(小説すばる1月号より転載)壺中の回廊、「こちゅうのかいろう」と読むのでしょうか?新連載です。歌舞伎の興行を行う亀鶴興行の劇場・木挽座に「掌中の珠を砕く云云・・・」と言う脅迫状が届く。笹岡警部に相談されたのは桜木治郎。歌舞伎の狂言作者の息子である。と始まる話ですが、とにかく登場人物が怒濤のごとくに出てきて、すでに混乱しています(笑)昭和五年という時代も魅力的ですが、登場人物の桜木治郎はともかく、連れの澪子がまた魅力的です。なにせ「モガ」です!しかし私は、松井今朝子さんの「家、家にあらず」を途中で投げてしまった前科があるので、今回も最後まで読めるかどうか不安です。【送料無料】小説すばる 2012年 01月号 [雑誌]
2011年12月29日
小説すばる2012年1月号愚者よ、お前がいなくなって淋しくてたまらない伊集院静その時、エイジと私は競輪場へ向かうバスを待っていた。魂と死と救済を描いた、筆者渾身の新連載、いよいよ開始・・・(小説すばる1月号より転載)なんだかやけに長いタイトルの小説です(笑)最近絶好調、というか書きまくっている伊集院さん。オール読物に連載されていた「星月夜」【送料無料選択可!】星月夜 (単行本・ムック) / 伊集院静/著も単行本になっています。「星月夜」は刑事物でしたが、小説すばるの新連載はお得意の競輪が舞台です。というより競輪の旅打ちをしている「私」が主役なので、作者の実話と間違えてしまいそうです。エイジという新聞記者と「私」の交遊の話で始まっています。第一回は短かったので、話の方向は見えません。面白そうではありますが、なんとも言えませんね。【送料無料】小説すばる 2012年 01月号 [雑誌]
2011年12月24日
小説すばる2011年12月号僕が次に訳したい本 金原端人「あなたが一番好きな本」というテーマで金原端人さんがイギリスBBCのアンケートを載せています。ベスト100が載っているそうです。1位 ※※※2位 高慢と偏見3位 ライラの冒険4位 銀河ヒッチハイク・ガイド5位 ハリー・ポッターと炎のゴブレット6位 アラバマ物語7位 くまのプーさん8位 19849位 ライオンと魔女10位 ジェイン・エアだそうです。1位は金原さんも後回しにしているので私も秘密にしておきます(笑)1位は私にとっては意外なものでした。金原さんも文中に書いていますが、児童書のファンタジー小説が強いです。ついでにイギリスの本屋さん、ウォーターストーンというところのアンケートも載っています。1位 ※※※2位 19843位 動物農場 4位 ユリシーズ5位 キャッチ226位 ザ・キャッチャー・イン・ザ・ライ7位 アラバマ物語8位 百年の孤独9位 怒りの葡萄10位 トレインスポッティングBBCのアンケートと1位が同じらしく、興味深いです。「1984」と「アラバマ物語」が強いです。「動物農場」と「アラバマ物語」は読んでみたいですね。今はジェフリー・ディーバーを読んでいて手一杯なのですが、一段落したら読んでみます。【送料無料】小説すばる 2011年 12月号 [雑誌]
2011年12月14日
小説すばる2011年12月号夜果つるところ 最終話 恩田陸私は山中にある娼館「墜月荘」で育った。そこには三人の「母」がいた。私を生んだ「実の母」の和江は正気を失っており、日がな一日鳥籠を見て暮らしている。「育ての母」の英子は、毎日のように勉強を教えてくれたが、時折あやつり人形の糸が切れたようになった。そして「名義上の母」の文子は、館のしきたりを教えてくれたが、表情に乏しい女性だった。私は誰に対しても距離を感じ、自分の母親だとは思えなかった。 (小説すばる12月号より転載) 娼館・墜月荘の不思議な話も最終話です。「私」が墜月荘で見聞きした話が主で、舞台もほとんど墜月荘のみという、限定された空間で展開する話でした。全てが夢のような話でしたね。どちらかというと悪夢の方ですが。最終回は、あっと驚く秘密が二つ明かされます。なるほど、このような背景があったのですね。これを知ると最初から読み返したくなります。怖いのだけれども、先が見たいような、不思議な感覚の小説でした。ホラーでもないし、スリラーでもないし、なんと言えばよいのか分かりません・・・万人受けするとは思えませんが、読むと迫力に圧倒されることは間違いないです。【送料無料】小説すばる 2011年 12月号 [雑誌]
2011年12月13日
小説すばる2011年12月号人間の終わり 第十一話 池永陽二十世紀最後の年、歳三はかつての戦友を訪ねようと決心する。あの忌まわしい戦争から数十年経ってもなお胸にのしかかる、「人を殺した」という罪に向き合うためだった。彼は旅立つ直前に知り合った大学生の渉とともに、ヒッチハイクの旅にでる。(小説すばる12月号より転載)なんだかんだあって、阿蘇山まで来ました。戦友・佐野の孫、智佳子が阿蘇山まで連れて来てくれたのですが、どうも智佳子の様子が変。思わぬ出来事から、智佳子の口から発せられた言葉がものすごく気になる!・・・・いったい何があったのでしょうかね?これも続きは3月号らしく、かなり間隔が開くなあ・・・・【送料無料】小説すばる 2011年 12月号 [雑誌]
2011年12月07日
小説すばる2011年12月号SING OUT LOUD! 第12回 中村航埼玉の大学に入学した僕は軽音楽サークルに入った。様々な人に出会ったものの、大学に行かず、停滞した日々を送っていた。しかしある日、町で偶然同じサークルの小鉄に出会い、一緒にバンドを組むことになった。メンバーに鹿児島出身のリッチー、静岡出身の山根を加え、活動を開始する。(小説すばるより一部転載)いよいよオリジナル曲をつくることになり、それぞれのアイディアが出てきます。服部(カシワズの貝、ワシ大臣)が詩を書いてきます。私(黒田)が服部の詩をぼろくそに言いますが、そんなにひどいのですかね?私は詩とか俳句とかの芸術関係はまったく疎くて、何一つ分からないので判断が出来ないのですが、服部の詩は、これはこれで良いのでは?と思ってしまいました。私のセンスも酷いと言うことですね(笑)この話全体も楽しそうですが、みんなで曲を作ったり、演奏したりって本当に楽しそうですね。別世界に暮らしているようで、まことにうらやましいです。【送料無料】小説すばる 2011年 12月号 [雑誌]
2011年12月06日
小説すばる2011年12月号回廊封鎖 第五回 佐々木譲踏切に老夫婦が入り込み、電車にはねられて死んだ。金融会社の厳しい取り立てに耐え切れなくなった末の自殺だった。それから七年後の現在、東京では三件の殺人事件が起こっていた。被害者の三人は六年前に破綻した消費者金融会社大手・紅鶴の元社員。犯行は全て、紅鶴に人生を狂わされた重原達巳たちの手によるものだった。(小説すばる11月号より転載) 刑事・久保田はいよいよ重原が犯人と確信し、重原は計画を着々と進めています。警察も重原を色々調べたいが、時間が無くなってきました。人手が割けないことがわかった久保田は、どのように動くのでしょうか?うーん、本当に面白い!ノンフィクションのように真に迫っています。ずっと読んでいたいです。【送料無料】小説すばる 2011年 12月号 [雑誌]
2011年12月03日
小説すばる2011年12月号御茶の水署シリーズ 第六話 「でっち上げ」 逢坂剛前回の「綿密な」調査の結果を受けて、島森誠三を引っ張ってきましたが、だんだんと雲行きが怪しくなってきました(笑)何せ「あくどい」警官である梢田と斉木ですから、読んでいてひやひやものです。ずっと心臓がどきどきしていました。この辺はさすがにうまいです。違法すれすれ(既に違法?)の捜査は、「フロスト警部」に通じるものがあります。それにしても最後の斉木の言葉は衝撃的ですね!本当なのでしょうか?ますます快調になってきて、次回が待ち遠しいです。とはいえ、次回は3月号の予定。もうちっと短い間隔で連載してもらいたいですねえ・・・【送料無料】小説すばる 2011年 12月号 [雑誌]
2011年12月02日
小説すばる2011年12月号新・深川恋物語 第三話 釣忍(つりしのぶ) 宇江佐真理勇馬が生きてさえいれば。再会して親子でささやかに暮らせれば。そう願ってきたお絹だが、不穏な噂を聞き及び、嫌な予感を覚える。(小説すばる12月号より転載)おお!話が大進展しました。意外な方向で。お絹にとってはかなりきついですが、こういう形は十分に考えられるかと・・・それにしても、いいなあ、この連載。私が読んできた宇江佐真理さんの中で一番好きかも。なんだかしっとりしていて、話もしっかりしていて、当然キャラは立っているし、ギスギスしていないし。かなり楽しみな連載になってきました。【送料無料】小説すばる 2011年 12月号 [雑誌]
2011年12月01日
小説すばる2011年12月号ソウル・メイト 第四話 ジャーマン・シェパード・ドッグ 馳星周気になる人がいる。できれば言葉を交わしてみたい。でも、彼はいつも大きな犬を連れていた。愛は犬が怖いのだ・・・・。(小説すばる12月号より転載)犬の話、第四話です。今回は犬の飼い主が玄人なので、変な飼い方はしていないだろう、と安心して読めました。主人公は若い女性ですが、やけにうまく話が進みすぎて、ちょっと出来すぎでないかと思ってしまいました(笑)。あの「暴力」と「絶望」の馳星周さんとは思えないほどです。でも犬の話ですから、これでよいのです(笑)ほのぼの、しみじみとして、読んで良かった、です。私もジャーマン・シェパード・ドッグとお友達になりたい、とうらやましく思いながら読みました。【送料無料】小説すばる 2011年 12月号 [雑誌]
2011年11月30日
小説すばる2011年12月号太陽だっていつか死ぬ 河原千恵子弟のあつきが亡くなって二ヶ月。あつきの面影は、アイスホッケーのリンクに、校舎の隅々に、まだ色濃く残っている。(小説すばる12月号より転載)どうやら小説すばる8月号に載っていた「茶色い目」の続編のようです。弟のあつきが亡くなって、喪失感に覆われている姉・高原さくや。前回の話は、母親共々、日々の喪失感が良く描かれていた作品でした。今回は少し明るい話になっています。その分普通の青春小説になってしまったような気がしますが。喪失感に覆われていながら、前に進みつつあるさくや。障害を抱えている楢崎と少しずつ近づきつつあります。うまくいくと良いですね、と応援したくなります。【送料無料】小説すばる 2011年 12月号 [雑誌]
2011年11月29日
小説すばる2011年12月号解 第九回 堂場瞬一小説が売れない。閉塞した状況に、不安を感じる鷹西。そんな時、編集者からメールが来る。「捕物帳を書かないか」・・・。(小説すばる12月号より転載)いわゆる「売れない小説家」になっている鷹西。編集者に言われて時代小説に挑戦です。書かれている内容に気になる部分が・・・「時代小説は、確かに売れている。それも文庫書き下ろしのものが中心だ。出版不況と言われる中、そこだけが売り上げをのばしている感じである」と作中に書かれている話は事実なのでしょうか?これは小説なので、書いてあることが事実であるとは限りませんが、本当っぽく聞こえます。佐伯泰英さんの小説は確かにいつもベスト10に入っていますしね。私も時代小説は好きですが、そんなにファンが多いとは思いませんでした。この小説「解」は政治の話と、小説家の話、二つの話が楽しめる話ですね。それにしても鷹西の書いた「千人同心事件帳」読んでみたいです(笑)【送料無料】小説すばる 2011年 12月号 [雑誌]
2011年11月27日
小説すばる2011年12月号プラシーボ 畑野智美大学卒業後に派遣会社に登録し、ここが五社目だ。小さな嫌なことが多すぎて、何が嫌なのかも分からない。(小説すばる12月号より転載)閉息感ばりばりの小説です。仕事だけでなく、私生活も閉息感でいっぱいです。派遣の仕事も大変そうですねえ・・・。篠原涼子のようにはいかないですねえ(笑)ギスギスした「現在」を象徴するような話でした。なんか希望が無くて、読んでいて気が滅入ってきました・・・【送料無料】小説すばる 2011年 12月号 [雑誌]
2011年11月26日
小説すばる2011年12月号サラの柔らかな香車 橋本長道(はしもとちょうどう)突然現れた天使のような少女。彼女が指し示したのは、奇跡の一手だった。”才能”を巡る、新たな将棋の物語がここに!(小説すばる12月号より転載)第24回小説すばる新人賞受賞作です。作者の橋本長道さんは元奨励会1級ですから、将棋の話は迫力があります。サラという子は将棋の天才なのですが、相当変わっているというか、ぶっとんでいるというか、要するに天才肌なのです。でも他人とは大きく違う、と言う点で非常に魅力的なキャラに描かれています。話があちこちに飛んで、リズムが崩れるというのが、ちょっと気になりますが、それを補って有り余るサラという人物の魅力。サラの小学校時代のエピソードがぞくぞくするほど楽しいです。奨励会に入るほどの人物が凡才とは思えませんが、天才と比較してしまうと、凡才に思えてしまうのでしょうか?映画「アマデウス」でも描かれていた、天才との戦い。すごすぎて、超凡人の私にはうかがい知れない世界ですが。小説すばるには前半しか載っていないのですが、余りにもおもしろいので、買って残りを読みたいです。後半のあらすじを見ると、他の登場人物にもいろいろ背景があるようで、かなりおもしろそうです。夢中になって読んでしまいました。新人賞も納得の作品でした。【送料無料】小説すばる 2011年 12月号 [雑誌]
2011年11月25日
小説すばる2011年12月号バラカ 第五回 桐野夏生パウロは妻・ロザが「聖霊の声」教会に熱心に通うのが気に入らない。牧師に、酒と暴力が自分の「失敗のサイクル」だと言われたことも。(小説すばる12月号より転載)前回・第四回の続きです。パウロとロザの過去が判明。どちらも欠点とコンプレックスを持つのですね。在邦外国人の問題が色々書かれていてちょっと考えさせられました。まあ、全て景気が悪いから、という見方もありますが、ロザの問題はそれとは全く関係無いですね。話がどの方向に向かうのかは全く分かりませんが、毎回その世界に没頭してしまいます。さすが、としか言いようがありません。【送料無料】小説すばる 2011年 12月号 [雑誌]
2011年11月24日
本日小説すばる12月号が届きました。巻頭はもちろん「岳飛伝」 北方謙三怒濤の45ページです。原稿用紙だと130枚位ですかね?読み応え十分です。最初をちょっとだけ読みましたが、どうやら「楊令伝」の最後からの続きのようです。楽しめそうです!しばらくは小説すばる三昧の日々が送れそうです。
2011年11月15日
次号・小説すばる12月号の予告を見たら、岳飛伝 北方謙三がいよいよ連載開始ですね!水滸伝、楊令伝につぐ三部作最終章です。楊令が死亡した後、どのように書いていくのでしょう?とても楽しみですね。北方水滸伝ファン必見です!12月号はまた三崎亜記さんも載るみたいでますます楽しみです。
2011年11月09日
小説すばる2011年11月号夜果つるところ 第十話 恩田陸異様な雰囲気の小説「夜はつるところ」、ますます異様さを増しています。静かに圧倒されます。軍隊の力がどんどん増している時代らしく、墜月荘も軍人に支配されつつあります。そこで起きる恐ろしい事件。異様なのに、面白い。怖いもの見たさで読んでしまいます。恩田陸さんの話は、途中まですばらしいのに、ラストがいまいちなのがあります。今回はそうならないように祈りながら読んでいます。【送料無料】小説すばる 2011年 11月号 [雑誌]
2011年11月07日
小説すばる2011年11月号異次元国家ブータン 第四回 高野秀行同じような話ばかりで、だんだん飽きてきた・・・。しかし、牛デートにはプッと笑わされました。牧歌的というか、何世紀も前の話?というか・・・【送料無料】小説すばる 2011年 11月号 [雑誌]
2011年11月05日
小説すばる2011年11月号大江戸あにまる 最終話 山本幸久海獺(うみうそ)金四郎から預けられた、魚のような、獣のような生き物。奪い合う人々をまえに、幸之進が己で下した決断とは・・・・?(小説すばる11月号より転載)幕末の世に珍妙な動物が登場する連作の最終話でした。山本幸久さんらしく、ほのぼのと終わりました。誤解されて何度も斬りつけられた幸之進はかわいそうでした(笑)どう考えても江戸時代の日本にはこんな動物はいないぞ、というのもありましたが、山本ほのぼの路線に乗せられて、それもありかな、と。悪人も出てきますが、安心して読める話でしたね。幕末なのに、なんだかのほほんとしているのはいかにも山本節でした。【送料無料】小説すばる 2011年 11月号 [雑誌]
2011年11月04日
小説すばる2011年11月号回廊封鎖 第四回 佐々木譲踏切に老夫婦が入り込み、電車にはねられて死んだ。金融会社の厳しい取り立てに耐え切れなくなった末の自殺だった。それから七年後の現在、東京では三件の殺人事件が起こっていた。被害者の三人は六年前に破綻した消費者金融会社大手・紅鶴のもと社員。犯行は全て、紅鶴に人生を狂わされた重原達巳たちの手によるものだった。(小説すばる11月号より転載)現在の小説すばるの連載の中では、「花のさくら通り」と並んで、1、2位を争う楽しみな小説です。犯人も刑事も頭が良くて、切れる連中ばかりなので、その攻防がドキドキものです。特に刑事のたたみかけるような捜査と推理がたまりません。早く次が読みたいなあ。【送料無料】小説すばる 2011年 11月号 [雑誌]
2011年11月01日
小説すばる2011年11月号解 第八回 堂場瞬一バブルと呼ばれた時代に大学の同級生だった、鷹西仁と大江波流。鷹西は、新聞記者を経て作家に、大江は起業家から父の地盤をついで政界のホープになっていた。(小説すばる11月号より転載)いよいよ政界に打って出る大江。選挙戦が描かれている今回、読んでいてこちらまでドキドキしてしまいました。立身出世物語は読んでいて面白いですよね。子供の頃は吉川英治さんの「新書太閤記」が大好きでしたから。しかし!例の事件が・・・。いつかばれるのですかね?かなり面白い連載です。次号が早く読みたいです。【送料無料】小説すばる 2011年 11月号 [雑誌]
2011年10月31日
小説すばる2011年11月号白ゆき姫殺人事件 第四回 湊かなえ犯人とされる、如月美姫の地元で話を聞く週刊太陽の記者。如月美姫は毀誉褒貶の激しい人物で、証言する人によってまったく人物像が違います。読んでいる側としては、なんとも判断できません。次号で完結らしいですが、どのような結末にするのか楽しみですね。次号のページ数にもよりますが、ちょいと短い気がします。あまり深い話ではないのかな?【送料無料】小説すばる 2011年 11月号 [雑誌]
2011年10月30日
小説すばる2011年11月号狸穴あいあい坂 第二話「父子」 諸田玲子「狸穴あいあい坂」第三シリーズ、第二話です。ゆすら庵の倅・小源太と道三郎の嫡男・彦太郎が武家の子供達と喧嘩をしているところに、結寿が通りかかり・・・・結寿の知恵で問題が解決します。結寿、知恵者です。ひょうひょうとした文章が心地よいです。ずっと読んでいたい気がします。でも、旦那の万之助・絶対気がついていますよね!相当のくせ者です。いや、良い人のようだから、寛容で、包容力のある人と言うべきでしょうか。切れ者の結寿が気がつかぬほどの、すごい人物であることは間違いないです。【送料無料】小説すばる 2011年 11月号 [雑誌]
2011年10月28日
小説すばる2011年11月号澄んだ水の池 神田茜どうやら小説すばる8月号に載っていた「ジャイアント僕」の続編みたいです。「ジャイアント僕」は深刻な問題を描いているにもかかわらず、「僕」の行動に腹を抱えて笑わされた快作でした。今度は母親の話です。息子のことだけでも頭が痛いのに、自分の母親のことでも悩まなければならない和代・・・。前作と違って笑いゼロです。読んでいるコチラまで眉間にしわが寄ってきます。最後は少し良い方向に向いていますが・・・。母親の痛みは十分伝わってきますが、あんまり楽しくない話でした。【送料無料】小説すばる 2011年 11月号 [雑誌]
2011年10月25日
小説すばる2011年11月号職業、小説家 東野圭吾短篇第二弾です。これまたレギュラーメンバーの唐傘ザンゲが登場。彼女と結婚を決意し、彼女の父親に話しに行きますが、職業が小説家と聞いて彼女の父親が困惑します。小説家、特に売れない小説家は大丈夫なのか?疑問に思う父親は色々考え、人にも意見を聞き・・・・という話です。もちろん話も登場人物も架空ですが、現実の問題が沢山ちりばめてあります。小説家の印税の話、年収の話、小説家への偏見、新人賞の多さ、本を買わずに図書館で借りるだけの人・・・。短篇ですが奥が深いです。私はこの話大変面白かったので、二回も読んでしまいましたが、世の中の「普通の人」すなわち彼女の父親のような人にとっては、まったくつまらない話なのではないでしょうか?そもそも東野圭吾さんの、文壇を舞台にした一連の短篇は一般の人にはまるで面白くないのでは?と思えるのです。東野圭吾さんのミステリーと較べると注目度も売れ行きも桁違いに少ない、と勝手に想像しているのですが・・・・。月刊小説誌を読むようなマニアックな人間には受けるでしょうけどね。今回でこの短編連載も終了のようですが、ぜひまた再開して欲しいです。私にとっては、東野圭吾さんのミステリーと同じ位、いやそれ以上に面白いです。【送料無料】小説すばる 2011年 11月号 [雑誌]
2011年10月24日
小説すばる2011年11月号戦略 東野圭吾東野圭吾さんの小説家と編集者を描いた短篇シリーズ、今号は二本立てです。最終回スペシャルです。一本目はレギュラーメンバー(?)の熱海圭介の話。「撃鉄のポエム」で新人賞をもらった熱海圭介ですが、その後は鳴かず飛ばず。営業から攻められた編集長の獅子取りが熱海圭介をブレークさせると約束。救いようのない作家・熱海圭介をどうやって売り出す?と言う話です。なんと言っても、すさまじいのは編集長の獅子取りです。さすが伝説の編集者と呼ばれるだけはあります。才能と情熱と経験と知恵。全て揃っています。ほとほと感心してしまいました(笑)もう一気読みしてしまうほどの、全体的にすばらしい出来なのですが、最後が特に良かったですね。さすが東野圭吾先生、ツボは外しません。どのような形にせよ、売れるのはよいことですね。【送料無料】小説すばる 2011年 11月号 [雑誌]
2011年10月22日
小説すばる2011年11月号バラカ 第四回 桐野夏生日系ブラジル人、佐藤隆司パウロは赤ん坊の泣き声で目を覚ました。生後六ヶ月の娘、ミカの声だった。酔いの残ったパウロは苛立つ。(小説すばる11月号より転載)おっと、また場面と登場人物が変わりました。最初は群馬の避難区域、その後は女性二人の話。今度は群馬の大田が舞台です。「聖霊の声」という、キリスト教系の宗教だと思われる教会が出てきます。「まとも」そうですが、狂信的そうでもあります。神父さんも魅力的ですが、裏の顔がありそうです。しかし、すべてそのような予感を臭わせるだけで、今のところ「普通」の話のようです。淡々と書かれていますが、何かマグマが溜まっているような何とも言えない状態です。読んでいるこちらも、静かに見守っているかのような雰囲気です。【送料無料】小説すばる 2011年 11月号 [雑誌]
2011年10月21日
小説すばる2011年11月号研究所 三崎亜記自分たちを動物に見せかける能力を持つ日野原さんたち。彼女たちの能力を調べる新研究所には、恐るべき怪物が閉じ込められていた。(小説すばる10月号より転載)小説すばるに三崎亜記さんが登場するのは久しぶりです。前回の話の続きのような気がします(昔過ぎて余り覚えていない)動物園に出かけて檻の中に座っているだけですが、超能力で観客に動物がいるように見せかけるという仕事をしている日野原。日野原よりも強力な能力を持つ高校生・ユミちゃん。そのユミちゃんの能力開発が元で研究所が大騒動に・・・。のっけから「専門用語」の羅列で取っつきにくいですが、読み始めると、もう没頭して読んでしまいます。相変わらず不思議な話ですが、過去の短編と比べるとかなりわかりやすいです。出てくる「用語」は難しくてちんぷんかんぷんですが(笑)しかしわかりやすい分、三崎亜記さん特有の不思議さが薄れているような気がします。もう少し「奇想天外」なほうが好きですね。読んでいてオール読物に載っていた【増山超能力師事務所】誉田哲也を連想してしまいました。なんか、雰囲気が似ているのですよね・・・・【送料無料】小説すばる 2011年 11月号 [雑誌]
2011年10月20日
小説すばる2011年11月号大江戸動乱 第一回 真保裕一真保裕一さんの新連載は時代小説です。江戸末期の安政の地震を舞台にしたものです。江戸の町奉行所に務める若き同心・大田虎之助が主人公。安政の大地震で江戸が大混乱になります。大田虎之助が町人のために奔走する話です。当然、東日本大震災を連想させますね。原子力発電所はありませんが、耐震基準もない江戸の町、倒壊と同時に火事が襲ってきます。混乱と騒動の中、青臭い同心の活躍、というか成長を描いています。役人の目から見た震災、と言う視点が面白いです。震災後の騒動が中心ですが、殺人事件や傷害事件も絡んできててんこ盛りです(笑)終いには将軍の話まで出てきます。人情ものも入っているので、お腹いっぱいになります。ところで・・・百万人都市だったらしい江戸をたった24人の同心で取り締まっていたので、大変です。よくぞ300年ももったものです。文中にあるように、名主などがまとめていたから可能だったのでしょうね・・・なんか今回で一段落ついているようなので、次回はどのような展開になるのか興味津々です。殺人事件の解決に向かうのかな?【送料無料】小説すばる 2011年 11月号 [雑誌]
2011年10月18日
17日発売の小説すばる次号・11月号は真保裕一さんの新連載がすごく楽しみです。その昔の「奪取」はおもしろかったなあ・・・。おまけに三崎亜記さんの150枚が登場するようで、これまた非常に楽しみです。三崎亜記さんは久しぶりです。
2011年10月10日
小説すばる2011年10月号夜果つるところ 第九話 恩田陸私は山中にある娼館「墜月荘」で育った。そこには三人の「母」がいた。私を生んだ「実の母」の和江は正気を失っており、日がな一日鳥籠を見て暮らしている。「育ての母」の英子は、毎日のように勉強を教えてくれたが、時折あやつり人形の糸が切れたようになった。そして「名義上の母」の文子は、館のしきたりを教えてくれたが、表情に乏しい女性だった。(小説すばる10月号より転載)場所がそうさせるのか、時代がそうさせるのか、いつにも増して、重苦しい雰囲気に包まれている話です。私の「特殊能力」がいよいよ露わになり、墜月荘に衝撃をもたらします。異様な雰囲気の墜月荘、その迫力に圧倒されながらも物語にはいりこんでしまいます。しかし、物語がどこに向かっているのか、さっぱり分かりません。ああ!もっと読みたい!【送料無料】小説すばる 2011年 10月号 [雑誌]
2011年10月08日
小説すばる2011年10月号異次元国家ブータン 第三回 高野秀行高山病に苦しみながらも、なんとかラヤにたどり着いた高野さん。この村には雪男ならぬ、チュレイという謎の動物がいるらしい・・・(小説すばる10月号より転載)いやー、面白いです。話も面白いのですが、ブータンという国がとにかく面白いです。高野さんの蘊蓄のおかげで、読んでいる我々もブータン通になれそうです。雪男の方もロシアで捜索が行われるとか。アサヒコムの記事高野さんも参加したいのでは?【送料無料】小説すばる 2011年 10月号 [雑誌]
2011年10月06日
小説すばる2011年10月号雲の王 最終回惑星波 川端裕人気象台に勤める南雲美晴のもとに、失踪中の兄からの手紙が来た。そこに記された住所を訪ねたことをきっかけに、彼女は大気中の水蒸気を見るという天気に対する特殊な能力に目覚め始める。(小説すばる10月号より転載)「気象小説」雲の王が最終回でした。最初に「著者初の本格SF、ダイナミックに完結!」と書いてあります。その見出しを見て「なるほど、これはSFだったのか!」と(今頃)思いました。確かにSFでしたね。意識しないで読んでいましたが。最終回は堂々の120枚!(と作者のブログに書いてありました。)読み応えがありました。それはそれはすごい話になっていて、描写がダイナミック過ぎて、私の貧弱な想像力ではついて行けないほど。でも、とても面白かったです。天候と戦うのに、最新の科学と、不思議な人間の能力を使う、という面白い話でした。今年のように台風の被害が大きいと、このように特殊能力の人に活躍してもらいたい!ですね。美晴の活躍は、まだまだこんなものでは無いでしょうから、続編でもっと活躍して欲しいですね。ぜひ、続編をお願いします。【送料無料】小説すばる 2011年 10月号 [雑誌]
2011年10月05日
小説すばる2011年10月号花のさくら通り 第十一回 荻原浩身構えたり、気合いを入れたりせずとも読める私にとって清涼剤の小説です。今回は話としては余り進まず、寺の息子、光照が主役。本当に彼は居なくなってしまうのですかね?ちょっと寂しい。初音ちゃんの行動はいじらしい。うーん青春だ。【送料無料】小説すばる 2011年 10月号 [雑誌]
2011年10月03日
小説すばる2011年10月号孤狼城 最終回 矢野隆矢野隆さんの冒険活劇・孤狼城が終わってしまいました。前回あたりから何やら怪しくなってきましたが、最後はあまりすっきりしませんでしたね。相変わらず戦闘の場面とか、動きのある場面とかは抜群に面白いのですが、話の骨格が弱いというか、無理があるというか・・・今回は設定に少々無理があったのでは?登場人物も、主役のキャラ設定がいまいちな感じでした。ちょっと残念でしたね。【送料無料】小説すばる 2011年 10月号 [雑誌]
2011年10月01日
小説すばる2011年10月号解 第七回 堂場瞬一新人賞の受賞。それは鷹西をむしろ不安にさせた。会社との軋轢、次回作への逡巡。そして、鷹西と大江は再会する・・・・。(小説すばる10月号より転載)こちらも大変読み応えのある連載です。新人賞をとった鷹西。会社を辞めると食べていけないだの、次が書けないでつぶれる人が多いだの、散々編集者に注意されます。会社からは、会社の悪口は書くな、と言われるし、せっかく新人賞を取ったのに、作家もいろいろ大変ですね(苦笑)しかし、やはり問題は「あの事件」ですね。二人の間に大きく立ちふさがるものです。大江は「あの事件」がなくても、十分選挙で戦えた気がするのですが・・・【送料無料】小説すばる 2011年 10月号 [雑誌]
2011年09月30日
小説すばる2011年10月号回廊封鎖 第三回 佐々木譲手慣れた重厚な展開で読み応えがあります。重原達巳のほうにも動きがあり、着々と計画を進めます。警察側・久保田誠も鋭い捜査であっという間に重原に辿りつきました。すごい・・・・辿りつくのはもう少し後かな?と思っていました。犯人と警察と両面書いてあるので、それぞれドキドキものです。次の展開が待ち遠しいです。【送料無料】小説すばる 2011年 10月号 [雑誌]
2011年09月29日
小説すばる2011年10月号ソウル・メイト 第三話 馳星周ウェルシュ・コーギー・ペンブローク酷い虐待を受けてきた上に、しまいには捨てられたコーギー。家に引き取ったけれど、容易に心を開いてくれるものではなかった。(小説すばる10月号より転載)馳星周さんの小説は、あまり楽しいものではなく、読んでいて辛い、きつい、暗いものが多いです。このシリーズも結構きついのですが、まあ、最後に救いがある分、馳星周さんの小説の中では明るいほうなのでは?今回前半はコーギーのルークがかわいそうで、読んでいられない程でした。しかし、なんとか耐えて読みました。期待通り希望の見える終わり方でした。人間だけで係わろうと思っていたらダメだったかも知れないですね。動物には不思議な力があるので、このような話は実際にあるのかもしれません。この先はまだまだ大変でしょうが、何とかなりそうな希望が持てますね。ちょっと感動の話でした。【送料無料】小説すばる 2011年 10月号 [雑誌]
2011年09月28日
小説すばる2011年10月号「僕らを育ててくれた翻訳ミステリーについて」というテーマで米澤穂信、法月綸太郎のお二人が対談しています。この手の対談でいつも思うのですが・・・話に出てくる本がすごい!読んだことはおろか、聞いたこともない本の羅列です。今回も「シュロック・ホームズの冒険」R.L.フィッシュ「ソーンダイク博士の事件簿」A.フリーマン「思考機械の事件簿」J.フィットル「九マイルは遠すぎる」H.ケメルマン「黒後家蜘蛛の会」A.アシモフ「大暗号」M.D.ポ-スト「十三号独房の問題」J.フットレル「偶然の審判」A.バークリー「十五人の殺人者たち」B.ヘクト「なぜ、エヴァンスに頼まなかったのか?」A.クリスティー「ベレニス」ポー「ウィチャリー家の女」R.マクドナルド「試行錯誤」A.バークリーなどなど・・・・・日本の作家も話に出てきて「夜明けの悪魔」瀬戸川猛資「黄色い部屋はいかに改装されたか?」都筑道夫「地獄の読書録」小林信彦「推理小説の整理学」各務三郎まだまだ載っています。書くのが面倒になってきたので止めてしまいますが、とにかくどれもこれも知らない本ばかりです・・・・作家さんて本当に沢山の本を読んでいるのですねえ・・・それも若い頃から読んでいるのですねえ・・・すごいですねえ・・・【送料無料】小説すばる 2011年 10月号 [雑誌]
2011年09月27日
小説すばる2011年10月号死体隠匿吟味一件 岩井三四一江戸時代の裁判、公事の手助けをしてくれると評判の時次郎。今回は、届け出ずに無宿人の死体を埋めた村から相談を受けた。(小説すばる10月号より転載)連載小説なのでしょうか?初めて読みました。江戸時代の小説ですが、ジェットコースター小説です。話がどんどん展開するので、追いつくのに必死です(笑)テンポがよいので、さくさく読めます。あっという間に事件が解決して、「あー、面白かった」という感じで終わりました。今一人物関係がわからないのですが、わからなくても十分に面白いです。【送料無料】小説すばる 2011年 10月号 [雑誌]
2011年09月25日
小説すばる2011年10月号無名が有名に勝つ 両角長彦悪天候の中、行われた女子マラソン大会で皆ペースを抑えていた。そんな中、無名の選手が先頭にたった。勝算はあるのか?(小説すばる10月号より転載)なんとマラソンをテーマにしたミステリーです。なんでも題材になるのですね、と感心してしまいました。最初の章が効果を発揮していて、緊張感が持続する話になっています。うまいです。最後の謎解きもかなりうまくまとまっています。が・・・・・、一番最後だけちょっと違和感が・・・こんなにうまくいくのですかねえ・・・?お金払いますかねえ・・・?こんなこと言うのは野暮ですかねえ・・・?【送料無料】小説すばる 2011年 10月号 [雑誌]
2011年09月23日
小説すばる2011年10月号イギリス麦畑の冒険 沢村浩輔涼平がはるばると僕の留学先・ロンドンへやって来た。僕らはイギリスの田舎をタビすることにしたのだが・・・。(小説すばる10月号より転載)おお!なんだか読んでいてイギリスの香りがします。イギリスに居るかのような臨場感たっぷり。(イギリスなんて行ったこともないけど・・・)話もイギリスのミステリーのようで、楽しみながら読めました。が、最後がちょっと・・・なんだか子供の話がしっくりきません。うまく「落ちて」いない気がするのですが・・・まあ、ほのぼのミステリーと思えばあまり目くじらを立てるほどのことでもないですが。短篇て難しいですね。【送料無料】小説すばる 2011年 10月号 [雑誌]
2011年09月22日
小説すばる2011年10月号パンドラ 水生広海妊娠、結婚・・・すべてが幸せ。そのはずだった。あいつが再びわたしの前に現れるまでは・・・。(小説すばる10月号より転載)ストーカーに悩まされる人妻の話です。不審な出来事が次々に起こってきます。周りは皆怪しい人間ばかりで、不安と恐怖が次第に高まってきます。テンポの良い展開で、引き込まれます。最後の謎解きまでは一気に読ませます。しかし、最後は少々物足らない、というか疑問が残るというか・・・。出淵なる人物の造形が少し変なのと、猫の名前の話がいまいちしっくりこないのと。出淵なる人物は、相当変わっているので、まあこれもありかな、とも思いますがね。最後はちょっとすっきりしないで終わりましたね。【送料無料】小説すばる 2011年 10月号 [雑誌]
2011年09月21日
小説すばる2011年10月号貴族探偵色に出でにけり 麻耶雄嵩本物のお嬢様、依子には、中妻の他に前からの彼氏がいる。二人とも別荘に招かれたが、そこで三人目の彼氏がいることがわかった。(小説すばるより転載)貴族探偵シリーズです。人里離れた海沿いの別荘が舞台です。恋愛にうつつを抜かしている貴族探偵ですが、なんと殺人事件が!例によって全く推理はしません(笑)もっとも貴族探偵は恋愛をしていなくても推理なんぞしませんが。貴族探偵シリーズも回を重ねています。マンネリを防ぐため、いろいろ細かい変化を入れてきています。それが驚きにもなり、アクセントにもなっています。ネタバレになるので詳しいことが書けないのが辛い・・・驚きなのはお嬢様の玉村依子です。いくらお嬢様とはいえ、ぶっとびの性格です(笑)本格推理ものなのですが、お嬢様のおかげで妙な味わいになっています。最後はあきれるべきなのか、賞賛すべきなのか微妙です・・・・【送料無料】小説すばる 2011年 10月号 [雑誌]
2011年09月20日
小説すばる2011年10月号ミステリ特集 東野圭吾本格ミステリ界を代表する作家が、入院してしまった。大至急、代わりに特集の短篇を書いてくれる作家を見つけなければ。(小説すばるあらすじより転載)いつの間にか巻頭を毎回占めるようになった東野圭吾さんの短篇。なんだか看板小説のようになっています。(いや、実際に看板小説の一つなのですけどね)最近の傾向として「感動もの」で終わることの多かったこのシリーズですが、今回は昔のように皮肉な笑いの話でした。毎回そうですが、出てくる作家の名前がおもしろくて、ツボです。今回も日本ミステリ作家協会の理事長の名前が玉沢義正。これって前・日本推理作家協会の理事長・大○在昌さん?東野圭吾さんは現在の日本推理作家協会の理事長だし。糸辻竹人っていうのは、「館」シリーズのあの人?(笑)とにかくいつも通り楽しめた短篇でした。↓これが本当にためになるほうの「ミステリーの書き方」【送料無料】ミステリーの書き方
2011年09月16日
本日小説すばる10月号が到着しました。予想通り、読むところがいっぱいあります。私の読んでいる連載がたくさんあり。なんだかうれしくなってきます。ぱらぱらめくって来月の予告を見たら、なんと真保裕一さんの連載が始まるではありませんか!もともと小説すばるは、真保裕一さんの連載が読みたくて買い出したという、私にとって記念すべき作家さんです。来月号も楽しみだなあ!もちろん今月号も「シロというと皆笑う」いくえみ綾を真っ先に読んで笑わせてもらいました。
2011年09月15日
小説すばる次号(10月号)は予告を見るとなかなか面白そうですね。「マスカレード・ホテル」特集もありますし、ミステリー小説特集として、「貴族探偵」の新作もあるようです!こりゃ、楽しみですな!
2011年09月13日
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