アラ還の独り言

アラ還の独り言

2016年10月31日
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カテゴリ: 新聞報道
大麻が解禁されている国があるということですが、嗜好品として大麻を吸っても罰を受けることが無いのはアメリカに限っていうと4つの週だけです。

医療用大麻が認められているのは約半分の州です。

しかし嗜好品として認められているコロラド州では認める前と認めてからでは、子どもの誤飲が原因と考えられる健康被害が増えています。

【参考】Unintentional Pediatric Exposures to Marijuana in Colorado, 2009-2015
http://jamanetwork.com/journals/jamapediatrics/article-abstract/2534480

タバコも体に害があることは明白となっていますが、大麻のように禁止されているわけではなく、たくさんの税金を払いながらタバコを吸うことに関しては自由です。

自分が納得していれば、一時の神経の安らぎに対して、危険なものを取ることは基本的人権の一つ、愚行権とされています。

ここで基本的人権を上回るものは公共に迷惑をかけないということです。従って、受動喫煙禁止法は憲法違反ではないし、駅のホームでタバコを吸うことを禁止することも憲法違反にはありません。

アメリカのコロラド州のように高い税金をかけて、国で販売することには別に問題ではありません。ただし、タバコと同じように受動喫煙禁止法と未成年喫煙禁止法は必要となります。特に、赤ん坊の手を届くところにおいて子どもが誤飲した場合には、その人はタバコや大麻を禁ずることにしてもいいかもしれません。

薬用大麻に関してはアメリカの半数の州が認めているのは、整腸剤としてです。FDA(アメリカの厚生省のようなもの)は「効果よりもリスクが上回るので、大麻は推奨しないと述べています。

現在医用大麻に関してはどんな病気にも効くかのような運動家がいますが、(捕まった人もそうでした)、しかしこれは1例報告がほとんどで(イワシの頭も信心から)、検討に値するようなものではありません。ラットやネズミに大麻有効成分を注射しても、せいぜいタバコと同じような効果しか出ません。

試験管の中でがん細胞に振りかけてがん細胞が消えたということでがんに効果のある可能性があるので、使ってみるヒトは無謀なヒトです。実際に薬にするには、その後、動物モデルで効果を確かめ、薬として与える予定期間にさら余裕をとった時期まで動物に投与して安全性を確かめる必要があります。

脳の細胞がつぶれていくような場合にはかなりの有効性が実証されないと、医療用にも使うことは出来ないと思います。

財務省の税収を増やす事を考えている人は、タバコを1本50円=1箱1000円にするより、嗜好制の大麻を専売制にすることによって、密売人が得ている利益を税収に変えることを真剣に考えた方がいいと主老います。冗談ではなく、本気です。






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最終更新日  2016年10月31日 15時53分44秒
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