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《目黒女児虐待死》政府を動かした少女の言葉、絶えないお供え物と長男の行方 東京都目黒区のアパートで、継父の船戸雄大被告(33)と実母の優里被告(26)から虐待を受けた長女の結愛ちゃん(享年5)が亡くなったのは今年の3月2日。あれから9か月がたった。「あまりに悲しい事件だったけど、結愛ちゃんの言葉が世の中を動かしたんだよ。2度と同じような子を出しちゃいけない。今もアパートに手を合わせにくる人がいます」 そう話すのは現場アパートの近くに住む60代女性だ。毎日が地獄だったろう 事件を受け、政府は児童虐待防止の緊急総合対策を打ち出し、東京都は児童虐待防止条例の策定を進める。全国で初めて条例に保護者による体罰禁止の規定を盛り込む骨子案を発表した。 両被告は6月に保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕され、同月末に東京地検に起訴された。逮捕と同時に警視庁が公表した結愛ちゃんのノートには覚えたてのひらがなで《もうおねがい ゆるして ゆるしてください》と許しを請う悲痛な言葉が残されていた。 ノートが公表された当初、現場アパートには花やおもちゃなどを手向ける人が多かった。警視庁はお供え物を回収し、現場近くの寺で供養した。現場近くの別の寺ではこんな話も聞かれた。住職は、「6月末ごろに60代ぐらいの男性がおもちゃや飲み物を持ってきて“アパートのところには置けないから預かってほしい”と言うんです。私も同じ年の孫がいて他人事とは思えない。ご縁をいただいたと供養させてもらっています」 お供え物に添えられた便箋には、《毎日毎日がまるで地獄だったろう。遊ぶって「あほみたいなこと」じゃないんだよ。遊ぶって楽しい事なんだよ。面白い事なんだよ。このぬいぐるみと一緒に安らかに眠ってね》と書かれていた。 子どもらしく遊ぶことすら許されず、暴力をふるわれ、十分な食事をもらえず、どれだけ苦しかっただろうか。周囲は誰も気づけなかった。 雄大被告がよく通っていたという居酒屋の店主は、「雄大は明るくていいやつでした。“結愛が小学校にあがるときはランドセルの色をどうしようか”とか“どこに連れていこうか”と話して可愛がっているんだとばかり……。“妻がこっちに友達がいないから今度紹介させて”なんて話をしていたら事件が起きたんです」 しかし、近隣へ転居の挨拶に来たときも、節分の日に神社で行われた豆まきにも、近隣の飲食店へ訪れたときも、両親と結愛ちゃんの弟の3人だった。結愛ちゃんの姿はどこにもなかった。 現場近くに住む50代男性は、「痛ましい事件だけど、残された長男はどうしているんだろう。大きくなって事実を知ったときにどう思うか。考えただけで胸が苦しくなるよ」 とうつむき静かに話した。 品川児童相談所の林直樹所長は長男のその後について、「現在は児童福祉施設で保護している。健康状態は問題ないと思います」 と明かす。今後の引き取り先などについてはどうか。「子どもの福祉にとってよりよい環境をどのような形で整えるかが大切ですので……。現時点でお答えできることはありません」(林所長) 今年の9月に長男は2歳となったが、両被告は実子の誕生日に何を思ったのか。[msn ニュース]都心に引っ越してきた理由が明かされていないけど、それからが正に地獄の日々だったようで、環境が変わったことで余計に目が行き届かなくなった節がありますね。東京都に児童虐待防止条例の策定を進めている。それもまたなんとも情くも残念な事態ですね。☄
2018.12.31
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発達障害の長男進学で保護費減額は「不当」…大阪府裁決 発達障害がある長男(20)の専門学校進学を理由に、大阪府守口市が生活保護費を減額したのは不当として、母親(54)が申し立てた行政不服審査で、府が市の決定を取り消したことがわかった。国は専門学校や大学の進学者分の保護費を一律不支給としており、府の判断は異例。府は個別の事情を検討するよう求めており、専門家は「一律カットに理由はなく、取り消しは妥当だ」と評価する。 12月11日付の府の裁決などによると、母親は16年前に夫と離婚してから長男と2人暮らし。夫から養育費の支払いがなく、パートの仕事をしながら生活保護を受給してきた。 長男は小学生の時に発達障害と診断された。絵を描くのが好きで、イラストを学ぶ高等専修学校に進学し、昨年4月、アニメ画の制作などを学ぶ専門学校に入学した。この際、母親は市から生活保護費を月約14万円から約8万円に減額され、「障害を持つ長男の自立に向けた進学。まだ働ける状況になく、保護の継続が必要だ」として、昨年6月に府に審査請求していた。 裁決は、長男の進路について、ケースワーカーが障害の特性などを踏まえて検討した形跡がなく、「世帯全体の自立に関する十分な検討がなく、減額は不当」と指摘。「市はカットが妥当かどうかを再検討するとともに、長男の進路に関する丁寧な指導・助言を行う必要がある」とした。母親は裁決について、「同じような境遇の家庭を救うきっかけになれば」と話した。守口市は「決定の妥当性が認められず残念。裁決を精査し、新たな(支給の)決定を検討する」とコメントしている。国は、専門学校や大学の進学者については、通知などで自ら稼ぐ力(稼働能力)があるとして生活保護費を一律不支給とするよう各自治体に求めている。このため今回の裁決後も、厚生労働省の担当者は「高校より先の進学は、生活保護法が保障する最低限度の生活とは言えない。保護を受けない低所得世帯とのバランスも考える必要がある」と説明した。一方、厚労省などによると、大学や専門学校への進学率(2017年度)は73%。だが生活保護世帯に限れば、半分以下の35%にとどまる。意欲がありながら、親の負担を考え、進学を諦めた子供は一定数いるとみられる。 生活保護制度に詳しい名古屋市立大の桜井啓太准教授(社会保障論)は「専門学校や大学への進学は一般的になった。裁決は自治体に対し、進学で機械的にカットするのではなく、各家庭の事情に応じた丁寧な検討を求めたと言える。病気や障害の子を持つ貧困家庭を十分に想定してこなかった国も、支給基準を再考すべきだ」と語る。◎行政不服審査 国や自治体が行った処分について、行政不服審査法に基づき、別の行政機関に不服を申し立てる手続き。生活保護費の場合、市区町村が支給の可否を決めるため、都道府県知事に申し立てる。[yomiDr.]これから保育料などが無償化になってゆく中で、障害者(児)がおいてきぼりにならないよう、きちんとした対策が必要ですね。☄
2018.12.30
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海外ドラマ「グッド・ドクター 名医の条件」、Dlifeにて1月19日より放送! 日本でも昨年夏にリメイク版が放送され大きな話題にDlifeは、天才的な能力を持つ、自閉症でサヴァン症候群の青年ショーンが困難を乗り越え、外科医として成長していく感動のメディカル・ヒューマンドラマ「グッド・ドクター 名医の条件」を、1 月 19 日(土)22:00 より無料初放送する。本作は、コミュニケーションが苦手だが一度読んだ医学書はすべて暗記し、人間の身体の内側を立体的にイメージする類まれなる能力を持つ自閉症でサヴァン症候群の主人公ショーンが、周囲の偏見や批判と戦いながら患者とまっすぐに向き合い、医師としても人としても成長していくメディカル・ヒューマンドラマ。アメリカでは、2017 年秋の新作 TV ドラマシリーズの全米 TOPランキングにおいて視聴率 No.1 を記録、早くもこの秋からシーズン 2 がスタートしている人気作だ。もともと、2013 年に韓国で大ヒットを記録したドラマで、その後 2017 年にアメリカでリメイク、そして日本でも昨年夏にリメイク版が放送され大きな話題となった。主人公ショーンは、偏見や批判と戦いながら、命を救うために型にはまった物の見方をせず、建前社会の大病院で旋風を巻き起こします。そんな彼の忖度なしの“名セリフ”は、番組の見どころの 1 つ。非常に優秀なベテラン医師に対し「傲慢さが良い医者の条件か?」と問うなど、数々のまっすぐな言葉に、観終わった後にとても清々しい気持ちになれるのだ。そのショーンを演じるのは、映画『チャーリーとチョコレート工場』で名子役として活躍し、近年ではサスペンスドラマ「ベイツ・モーテル」での怪演が高く評価されているフレディ・ハイモア。話し方から、細かい目の動き、手の仕草まで、入念にリサーチされた名演技で視聴者を魅了し、本作でゴールデン・グローブ賞にノミネートされている。主人公のような自閉症の若者が職場において徐々に受け入れられていく、という “多様性” を許容する社会の一つの有り様が描かれているだけでなく、虐待や差別、セクハラといった昨今の社会問題も毎回のように取り上げられる。ともすると重くなりがちなこれらのテーマを、ショーンの言動を通して改めて深く考えることができ、共感させられるのも本作の見どころのひとつだ。「グッド・ドクター 名医の条件」(二)1月19日(土)スタート 毎週土曜日 22:00~23:00 (字)1月19日(土)スタート 毎週土曜日 27:24~28:10■第 1 話『雨の日の匂い』ストーリー医師の資格を持ち、自閉症でサヴァン症候群でもあるショーン。サンノゼの聖ボナベントゥラ病院へ向かう途中、空港で看板が落下。少年が全身にガラスの破片を浴びてしまう。(c) 2017, 2018 Sony Pictures Television Inc. and Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.[tvgroove]無料初放送は嬉しいですね。☄
2018.12.29
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「段取りが苦手」「融通がきかない」…もしかして発達障害!? を生きやすくするコツ 大人の発達障害に関する書籍やネットの記事を目にして、「もしかして私も発達障害なのかもしれない…」と気になっている方も多いのでは? そんな人にぜひおすすめしたいのが、その名もズバリ『もしかして私、大人の発達障害かもしれない!?』(田中康雄/すばる舎)です。全239ページと割と厚めの書籍ながらも、厳密には著者による「語り下ろし」というスタイルで制作されていることや、大き目の文字で綴られていることもあり、スラスラ読み進めていくことができます。 興味深いのは、大人になってから仕事や日常生活において失敗を重ねることで、「発達障害かも」と自覚するケースが増えている、ということなのです。子どもの頃は、「ちょっと変わった子」「落ち着きがない子」といった範疇で済まされていたことが、PDD(自閉症・アスペルガー症候群)やADHD(注意欠陥・多動性障害)といった名前がついたことで、周囲の見方が変わってしまうことに対する弊害もしっかり書かれています。つまり「発達障害が急激に増えた」というわけではなく、「発達障害が目立ってきた」というのが実情であるともいえるのです。 本書が画期的なのは、大人の発達障害に関する基本的な知識が身につくのはもちろん、「もしかすると自分もそうかもしれない」「身近なあの人もこんな風に困っているのかもしれない」と感じた人に向けて、ただやみくもに受診を促すのではなく、具体的に発達障害とどうつきあっていったらいいのかをアドバイスしてくれる側面が強いということです。 もちろん「生きづらさ」に説明がついたことで、自分や親の責任ではなく「単なる脳の特性だったんだ」と楽になれる人もいるでしょう。とはいえ「診断はあくまでスタートラインにすぎない」という現実も、この本は教えてくれます。「ダメなところを『治す』のではなく『生きやすく』するためにできることは何なのかを一緒に考えていきましょう」というスタンスなので、焦らず自分のペースで特性と向きあうことができるのです。 たとえば「仕事の段取りが苦手」「融通がきかないと言われる」という人に対して、まずは「どうしてこうなっちゃうの?」といくつかの理由をしっかり説明したうえで、「こうすればうまくいく!」という解決策を提示してくれるので、自分でも納得しながら日常生活を改善していくことができます。 さらに「発達障害」であることが分かった場合、職場や周囲にカミングアウトをするべきかどうかといった、センシティブな問題にもしっかりと踏み込んで書かれています。「こんなことになるなら、言わなきゃよかった」となる前に、「まずは身近にいる信頼できる人だけに相談してみる」といったステップがわかりやすく紹介されているのです。 大切なのは「発達障害を特別なこと」として捉えるのではなく、誰もがリラックスした状態で毎日を送れるように、ゆる~く繋がって相互理解を深めよう、ということ。ちょっと不安になったときにこの本を手に取ってみるだけでも、きっと精神安定剤的な役割を果たしてくれるに違いありません。[ダ・ヴィンチニュース]もしかして私、大人の発達障害かもしれない!?誰もが生きやすい社会になる、そんな手立てになるような新書ですね。☄
2018.12.28
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私たちは、発達障害なのか? 「グレーゾーン」な社会人の生きづらさこのほど、『発達障害グレーゾーン』(扶桑社)が12月27日に刊行されることに伴い、出版記念イベントが書泉グランデ(東京都千代田区)にて開催された。当日は、著者の姫野桂氏らが登壇。同書では「発達障害の傾向はあるようだが、ハッキリそうとは断定できない」という、どっちつかずの結果のまま放置されてしまう“グレーゾーン”の存在にスポットを当てている。 「ADHD」(不注意が多い、多動・衝動性が強い)、「ASD」(コミュニケーション方法が独特、特定分野へのこだわりが強い)、「LD」(知的発達に遅れがないにもかかわらず、読み書きや計算が困難)といった症状が挙げられ、テレビなどのメディアでも特集が組まれるなど耳目を集めている発達障害。 徐々にその存在に対する認知は広がっているようにも感じるが、グレーゾーンにあたる人の多くが「クローズ就労(=会社には障害を隠した状態)」で働き、「家族や友人にもなかなか理解してもらえない」といった困難を抱えているという。イベントの模様とともに、その実態をお伝えしよう。○グレーゾーンの人が抱える生きづらさとは?「病院で検査を受けた結果、傾向があると言われるだけで診断がおりないというグレーゾーンの存在は、発達障害の取材をしている中で知りました。障害者手帳がもらえるわけでも、障害者雇用で働けるわけでもなく、ある意味、一番支援が行き届いていない層がそこなんです」と、発達障害グレーゾーンに注目した背景を述べる姫野氏。 同イベントには、発達障害ポータルサイト「LITALICO発達ナビ」などを運営するLITALICOの鈴木悠平氏、軽度の発達障害特性に悩む人の当事者会の支援団体「OMgray事務局」代表のオム氏の2人も登壇した。 自身も発達障害グレーゾーンであるというオム氏は、「発達障害の傾向や抑うつなど二次障害が原因で仕事のミスや失敗を繰り返しがちで、理由も説明できないため職場で孤立しやすい」、「診断がないので薬も処方されず行政の支援にアクセスしにくい」といったグレーゾーン特有の問題を指摘。 「例えば10分とか、限られた診療時間の中で、どれだけ自分の困りごとをお医者さんに正確に伝えられるかって、けっこう勝負なんですよ。なんせこっちはコミュニケーションが苦手じゃないですか(笑)。グレーの人は一見普通の人に見えるんで、絶対『(診断)いらないでしょ』って言われます」と、嘆息まじりに語った。鈴木氏によれば、「お医者さんによっても診断の塩梅には個人差がありますし、発達障害の困りごとも個人と環境の相互作用なわけです。なので、同じお医者さんに診てもらった場合でも、いろんな環境の作用で困りごとが大きくなって不適応を起こしていると判断されれば、後からクロになるということはありますね」とのことで、その診断基準には少なからず曖昧な部分もあるようだ。また、イベント中は、発達障害の特性を持つ人からの質問やあるあるがツイッターなどでリアルタイムに投稿され、登壇者の3名が共感のコメントを寄せる場面も。 「発達障害の傾向にある方は人間関係をオールorナッシングで分けたがるので疎遠になりやすい」、「聴覚からの情報の処理が苦手。聞いた内容が右から左に抜けて、『AとBとCをしなさい』って言われたらCしか覚えてないことも多いですね。私も電話よりもメールの方がありがたい」など、実体験をもとにそれぞれの投稿内容が掘り下げられた。 症状の現れ方もさまざまで、一緒くたに考えることが難しい発達障害。しかし、今回特に目立ったのは、「聴覚情報の処理障害」に関するものや、「曖昧な指示を理解すること、察することが苦手で、職場でのトラブルにつながりやすい」といった声だ。鈴木氏が、「わかりにくい指示については、なるべく書面で伝えてもらうとか、自分の聴覚処理能力に頼らない対策をした方がいいですね」とアドバイスした上で、「でも、発達障害とか関係なく、仕事の場では指示とかは具体的にわかりやすくしようよ、と僕は思いますけど(笑)。結果的にそれってみんなにとって働きやすい職場になるので。マニュアルや働く時のルールも明文化してストックするとか、普通に考えてそのほうがいいんじゃないかと思います」と語ったのも印象的だ。 同書では上記のように、発達障害グレーゾーンの方が世の中を生き抜くための実践的な「ライフハック」も多く提案されている。 「子どものころから、なぜか友達の輪に入ることができなかった」、「学生時代はそうでもなかったのに、社会に出たらミスばかりでいつも悩んでいる」、「同僚との雑談が苦手で、“空気が読めない人”と言われてしまう」、「衝動的にカッとなったり、一カ所にジッとしていられなかったりすることで、周りに困惑される」。そのような悩みを抱えている人は、ぜひとも同書を参考にしてみてほしい。○発達障害グレーゾーン発達障害の“傾向"を指摘されながら、正式な“診断"には至らない「グレーゾーン」と呼ばれる人たち。著者は、発達障害の認知が広まる中であまりフォーカスされてこなかった「グレーゾーン」を可視化する試みを始める。当事者インタビューや当事者会への参加、精神科医、就労支援団体などへの取材を通じて、グレーゾーンとは何か? なぜこれほどまでに生きづらさを抱えるのか? が解き明かされていく。 姫野桂 著/OMgray事務局 協力 定価:820円(税別)発行年月:2018年12月27日[ニコニコニュース]発達障害グレーゾーン [ 姫野 桂 ]当事者の発信からまた明らかになる部分もあるのでしょうね。☄
2018.12.27
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発達障害の生徒、厳しい就活戦線 県内の母親ら嘆き来春卒業の高校生を対象にした企業の採用選考が、終盤戦に入りつつあるが、人手不足で「売り手市場」と言われる中でも、自閉症など発達障害のある生徒らは苦戦を強いられている。 県内の特別支援学校高等部三年に通う長男(18)の進路について、守山市の母親(50)は悩んでいる。長男は幼少時から言葉の発達が遅く、三歳ごろに自閉症と診断され、年齢を重ねるごとに集団行動が難しくなった。知的障害はないが、自閉度が高く、小学校高学年のとき精神手帳を取得した。 中学校でいじめに遭い、高校は特別支援学校へ進学。高等部で作業所や事業所での仕事を体験し、三年生になると、実習で気に入った部品の組み立て作業を行う会社を中心に見学した。 しかし、本年度は採用を見送る会社が多く、採用があっても清掃業や検品作業など、長男にはハードルの高い職場ばかり。母親は「長男はコツをつかんだら仕事に取り組めるが、企業側が提示する職種は特性に合わない清掃作業が多く、幅が狭い」と肩を落とす。 今春、全日制の県立高校を卒業した少年(19)も、幼少期に自閉症と診断された。小中学校の特別支援学級を経て、高校へ進学。パティシエを目指し、進学先の専門学校を探したが、教員らとコミュニケーションを図るのが困難との理由で、入学はかなわなかった。 卒業後、県内にある知的障害者らが学ぶ“専門学校”へ進んだが、調理実習などはあるものの、希望する職種とは内容に開きがあり、履修に違和感を覚えているという。母親(53)は「(自分の意思ではコントロールできない)情緒障害の子は、通える場所がない。悪い所が前に出てしまい、職探しでも道を閉ざされてしまう」と吐露した。 別の母親(50)も、特別支援学校に通う次男(16)の居場所探しに不安を抱く。次男には、自分や他人を傷つけたりする「強度行動障害」がある。家族で夕飯を囲んでいる最中、皿をひっくり返して走りだしたり、テレビで悲しい映像が流れると、リモコンを投げ付けてテレビを壊してしまうことも。次男の部屋のクローゼットの扉や天井は、物を投げ付けたり、殴ったりしてできた穴が開いたままだ。 作業所に通うことなどを考えているが、支援体制が不十分に感じられ、不安は尽きない。母親は「(次男は)毎日同じ仕事をすることが苦手。近所には、特性に合った作業ができるところがなかなかない。卒業後は、本人に合った所で過ごせたらいいのだが」と気をもむ。◆特性に合う仕事紹介必要 障害者の雇用は、一九七六年に身体障害者雇用促進法で、企業に従業員の一定割合を障害者にするよう義務付けられ、徐々に広がりつつある。当初は身体障害だけが対象だったが、知的障害にも拡大。今年四月からは、発達障害や統合失調症などの精神障害者も対象に加わった。 滋賀労働局によると、県内の民間企業で働く障害者数は昨年六月一日時点で、前年比4・6%増の二千八百五十・五人(就労時間が週二十時間以上三十時間未満の人含む)。だが内訳は、身体障害者が千六百三十九人、知的障害者は九百八・五人で、精神障害者は二百九十三人にとどまる。 厚生労働省の一三年度調査では、精神障害者の平均勤続年数は四年三カ月と、身体障害者の十年、知的障害者の七年九カ月と比べて短かった。精神障害者は体調を崩す人の割合が他の障害者より多く、仕事内容や勤務時間の制限が必要なことなどが背景にある。 こうした状況から、精神障害者は企業の受け入れが進まず、採用に至りにくいのが現状だ。社会福祉法人などが運営する事業所へ通うケースが多いが、工賃が安かったり、作業内容が合わなかったりして、早く辞めるケースも少なくない。 障害者雇用の問題に詳しい、村井龍治龍谷大社会学部教授は「日本企業の場合、コミュニケーションが取れるかどうかが重視される」と指摘。「就職を支援する学校側が、企業の仕事内容を理解した上で、子どもに合った職場をマッチングさせ、障害のある子どもたちが持つ特殊な技能などを企業側に伝えることが必要だ。企業側も、その人に合った仕事を提示して支援しなければ、就労が定着しないだろう」と話している。[中日新聞]技能検定「しがしごと検定」を受ける特別支援学校の生徒。就労を目指しているが、精神障害のある場合、進路選択の幅が狭まると指摘されている=大津市内で雇用の枠が広がっても、実際に企業側の器も伴わないと本当意味での受け入れ態勢ができたとは言えないですね。☄
2018.12.26
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30歳の節目にコンサート 自閉症のピアニスト・翔ちゃんが笑った武蔵野市に住む自閉症のピアニスト、坂東翔一郎さん(30)が武蔵野公会堂でコンサートを開いた。約260人の観衆の前でバイオリンやチェロと共演。コミュニケーションが苦手な彼にとっては初めての冒険だが、約2時間のステージをしっかりと務め、会場は温かい拍手に包まれた。父、安次郎さん(57)、母、美砂子さん(62)と「三人四脚」でたどりついた夢の舞台だ。 両親が彼の“異変”に気づいたのは生後半年ほどの頃だった。視線の動かし方などが他の子供と違うと感じた。この子を育てるには大きな覚悟が必要だろうと悟ったという。「外の空気をたくさん吸わせて自然に触れさせたい」と美砂子さんらは雨や雪の日も欠かさず散歩に連れ出した。 この子はいつも音を探している。そう気づいたのは、まだ歩けない頃だ。音楽だけでなく、工事の音、雨や風の音にもベビーカーから身を乗り出す。家に帰ると玩具のピアノで聴いた音を再現している。 ◆抜群の記憶・集中力 並外れて聴覚が敏感だが、言葉の習得は極端に遅く、他の子供に興味を示さない。そんな彼を理解し受け入れてくれる環境を求め、保育園入園のときと小学校進学のとき、市内で2度転居した。市教委からは特殊学級などに入れるよう再三勧められたが、両親は普通の学校で学ばせるという信念を曲げなかった。 ピアノは8歳から習い始めた。最初は父親が横についていないとレッスンにならないほど先生との意思疎通が難しかったが、抜群の記憶力と集中力でめきめき腕を上げた。 武蔵野東技能高専に進み、卒業後の進路を決めるとき、翔一郎さんは言った。「僕、ピアニストになりたいです」 それがどれだけ困難な道かは両親とも分かっていたが、夢を潰したくなかったという。自閉症児に門戸を開く4年制音大は少なく、昭和音大短期大学部ピアノコースを選んだ。 「私たち親はいつか彼を残して逝かねばならない。そのためにも、一人でも多くの人に彼のことを知ってほしい。こういう人間なんだと理解してほしい。そのためのたった一つしかない手段がピアノなんです」と安次郎さん。 卒業後は、武蔵野市の特養ホーム、世田谷区の福祉施設などで定期的に演奏会を開いている。持ち前の“耳”の良さで、求められれば昭和歌謡曲の伴奏からクリスマスソングまでこなし、無垢で心優しい人柄にファンクラブもできた。 今回のコンサートは30歳の節目ということもあり、ファンら有志が企画した。1500円のチケットは予想を超える売れ行きだった。 ◆他人との共演に挑戦 他の演奏者との共演は初めての挑戦だ。短大時代に4年制への転科を申請したが認めてもらえなかったとき、理由の一つとして「彼にアンサンブル(合奏)は無理だから」と言われたそうだが、見事に息のあった合奏を披露できた。 「翔ちゃんのピアノを聴くと、なぜかいつも涙が出てくる。彼を応援するたくさんの人たちの温かい空気に包まれて幸せな気持ちになるから」と観客の女性(57)は話した。 演奏の後、翔一郎さんは寒風の中、ワイシャツ一枚で会場の外に出て来場者を見送った。感情表現はあまりしないと聞いていたが、満足そうな笑みが弾けそうに見えた。 「彼が生まれてから30年、人の百倍泣いて、百倍頭を下げ、百倍もがいてきた。でも、彼から学ぶことは多かったし、彼を通してでなければ会えなかった人がたくさんいる」 美砂子さんは会場で配ったエッセーにこうつづっていた。[産経新聞]坂東さん以前にもご紹介させて頂いていますが、長男の高専での後輩です。今回の大舞台の成功をバネに、今後の益々のご活躍を楽しみにしています。☄
2018.12.25
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【原坂一郎の子育て相談】障害のある息子の進学先相談 小学校5年生の息子は、自閉症スペクトラムという障害があります。夫婦ですべてを受け入れ、これまで大切に育ててきました。小学校では養護学級を中心に過ごしましたが、友達にも恵まれ、運動会も音楽会も楽しく参加できました。今、迫ってきた、次の進学先で悩んでいます。普通の公立中学に行くか、養護学校に行くか-学校の先生は「普通の中学でも大丈夫」と言いますが、なかなか決心がつきません。参考まで、ご意見をお伺いしたいと思います。回答 文章の中にこそ書かれていませんが、これまで大変なご苦労があったと思います。お子さんはご両親の愛情に育まれ、すくすくと育っている様子がうかがえますね。進学のことをもう心配されているのも、気持ちがいつもお子さんに向いている証拠です。 さて、普通の中学に行くか、養護学校に行くかですが、集団生活の中での様子を一番よくわかっている先生方が「普通の中学でも大丈夫」と言ったなら、大丈夫なのだと思います。なのに、養護学校に通うことも検討されているのは、おそらく「普通の学校」に通うことの良さも、その逆のものも、これまでたくさん感じてこられた中で、養護学校の良さが気になっているのですね。 どちらを選んでもメリットとデメリットがあるときは、私はそれが好きか嫌いかで選んでいます。選んだあとは、選ばなかった方に備わるメリットは一切見ず、選んだ方にあるメリットばかりを見ています。すると、その選択に後悔しないで済むのです。 さあ、これで先生と私の意見を聞きましたね。次はご自身の意見を聞きましょう。どっちに行かせたいかはもう決まっているのでは? それが正解ですよ。(原坂一郎=こどもコンサルタント) 原坂一郎 23年間の保育士勤務を経て平成16年から、こどもコンサルタントとして研究・執筆・講演を行なう。日本笑い学会理事。自他共に認める怪獣博士[sankei.com]何より本人に両方を見学させ、選ばせるのがいいのでしょうね。☄
2018.12.24
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「こんなに痛いんだ」。自傷の弟みつめた女子中学生に賞自閉症の弟について書いた京都府向日市の女子中学生の作文が、府の「障害者週間体験コンクール」で最優秀賞に選ばれた。タイトルは「普通」。弟の自傷行為や発達の遅れを見つめた日々をつづる。「障害がある人は、変わった人じゃなくて、当たり前が違うだけ」 「ガンガン!」。向日市上植野町の勝山中2年中林静花さん(14)の作文は、弟の宗汰君(7)が額を床に打ち付けるシーンから始まる。当時1歳にもなっていなかった。「一番衝撃的だった。床との間に手を出して守ろうとしたけど、こんなに痛いんだって思った」 一緒に遊び、時には2人が大好物なチョコレートケーキを取り合ってけんかもする毎日。同年代の子どもに比べて宗汰君の発達が遅いことに、中林さんは気づく。自問した答えは「変わっているように見えても、ほかの人にとって当たり前にできることが違うだけ」。優劣ではなく「違い」という言葉を使った。 「本人は気にせず楽しそう。だから私も何とも思わない。弟がいたから分かった」。障害のある人と実際に接する人が増え、世間の偏見が変わることを願っている。 受賞が決まった日、お祝いに買ってもらったチョコレートケーキを弟にも分けた。「宗汰が選ばれたようなものだから」◇中林静花さんの作文(一部抜粋) 「ガンガン!」私の弟が自分のおでこを床に打ちつける音だ。私の弟は自閉症である。額を衝撃から守ろうと手をさしのべると、あまりの強さに涙が出る程だ。なんだか周りと「違う」。私の弟が自閉症だと分かってから、障がい者に対する私の考えが変わった。 普通とは、自分から見た「当たり前」だと思う。勉強が得意な子はテストで90点は当たり前。不得意な子は50点ぐらいが当たり前。「私たちと違う」と思うのは、私たちと障がい者の方たちとの普通に、大きな違いがあるからだ。悪い違いではない。 私の弟は何か難しい課題があった時、「やって」ではなく「手伝って」と助けを求める。私が終わらせようとすると、「もういい、手伝い終わり」と言われる。弟にも自分で成し遂げたい気持ちがある。障がい者の方のやる気や自尊心を失わないようにサポートするのが大事ではないか。[YAHOO!ニュース]多感な女子中学生の弟へ馳せる想い。とても温かくてほっこりしますね。☄
2018.12.23
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省庁の障害者試験、競争率13倍採用に消極的だった実態浮き彫り中央省庁の障害者雇用水増し問題を受け、人事院が障害者限定で来年2月に実施する国家公務員試験に、計8711人が応募したことが21日分かった。採用予定は676人で、競争率は約13倍。公務員として働きたい障害者が多数いるにもかかわらず、省庁側が採用に消極的だった実態が浮き彫りになった。 応募期間は今月14日に終了しており、人事院が暫定値を公表した。申込者の内訳は、精神障害者が57%、身体障害者が40%、知的障害者が3%だった。主な勤務地域別では、関東甲信越が4033人(採用予定328人)で最多。近畿1483人(68人)、九州891人(51人)と続いた。(共同通信)[沖縄タイムズ]競争率13倍、狭き門ですね。353万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント感謝です。☄
2018.12.22
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初の統一筆記試験、来年2月に=障害者向け、全国9カ所-人事院人事院は24日、障害者を対象とした国家公務員選考試験の日程を発表した。中央省庁の障害者雇用の水増し問題を受け、初めて行われるもので、全省庁統一の筆記試験を来年2月3日に東京、大阪など全国9カ所で実施。通過者は各省庁による面接に進み、同3月22日に合格者を決定する。 この問題では、国の28行政機関で計3700人を障害者として不適切に計上していたことが判明。政府は来年末までに障害者約4000人を採用し、障害者雇用促進法に基づく法定雇用率(2.5%)の達成を目指すことにした。 合格者は、各省庁で常勤職員として働くことになる。今回の試験での採用予定数は、人事院が各省庁から必要人数を聞き取った上で、今年11月中旬にホームページに掲載する。 受験申し込みは12月3~14日まで郵送で受け付ける。受験資格は、中学卒業後2年以上を経過した障害者(身体障害者手帳、知的障害者の療育手帳または判定書、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた人)。(2018/10/24-09:46)[jiji.com]既に締め切っていますが、今度こそは、きちんと採用されお仕事に従事できること、祈るばかりですね。☄
2018.12.21
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記事や書類に障害者視点を会報に掲載された知的障害者らに分かりやすいニュース記事。知的障害や発達障害のある人にニュース記事や書類内容を伝えようと、一般社団法人「スローコミュニケーション」が分かりやすい表現の啓発に取り組んでいる。【時事通信社】[jiji.com]小学生新聞とはまた違って、大人向きの記事をより分かりやすく、丁寧にが有難いですね。☄
2018.12.20
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知的障害者への就業支援でマクドナルドの人気店員に。32年働く地元のマクドナルドで看板となっていたダウン症の店員さんが32年間の勤務を終えることとなりました。ラッセル・オグレビーは18歳のとき、1986年からマクドナルドで働きはじめるとすぐに人気者となりました。[たーとるうぃず]32年間、本当にお疲れ様です。長男が生まれた年からの勤務、ちょうど長男が生きてきた年月かと思うと、それだけでも感慨深いです。これからは客として訪れることでしょうね。☄
2018.12.19
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押し付けず、子に寄り添う 自閉症児の母・立石さん講演知的障害を伴う自閉症の長男(18)を育てる立石美津子さん(57)=東京都世田谷区=が6日、子育てをテーマに、横須賀市生涯学習センター(同市西逸見町)で講演した。立石さんは長男との触れ合いを通し、親の価値観を押し付けず、その子に寄り添う大切さを説いた。 長男は幼少時、自閉症と診断された。立石さんは当初、その診断を受け入れることができず、病院をいくつも駆け回った。その後、都内の精神科に一時、通院させたが、二次障害で鉄格子のある病棟で過ごす少年を見掛け、障害を受け入れる決心をしたという。 立石さんは発達障害のある子どもの育て方として、▽嫌な思いはさせない▽平均値を押し付けたり他の子と比較したりしない▽否定しない-などをエピソードを交えつつ挙げた。 聴覚が過敏で、風で手を乾かすハンドドライヤーの音を怖がる長男のため、立石さんは設置されていない公衆トイレがあるかを調べた。「小さい時に安心や安全を与えることで、こだわりが少なくなって嫌な物を受け入れられるようになる」と立石さん。笑顔でドライヤーを利用する中学生の長男の写真も披露した。 小学校の運動会を欠席した翌年、長男は観客として参加した。立石さんは「1年前と比べると成長している。そうすると褒めることもできる」と説いた。 「騒がないで」は「小さい声で言おう」にするなど、言い方を変えることで伝わりやすいという。立石さんは「障害児の子育てだけでなく、全ての人間関係で否定形を使うと相手は動かない」と訴えた。[カナロコ]立石美津子オフィシャルサイト育児は障害に関係なく、丁寧に寄り添うことが大事なんでしょうね。☄
2018.12.18
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会社の「ストレスチェック義務化」が発達障害に気づく人を増やしている!? 昨年から大きな話題になっている「大人の発達障害」。テレビや本などで発達障害に関する情報が発信されたことにより「自分もそうかもしれない」と気づく人が増えている。ただそれだけではなく、発達障害がここまで認知されだした要因には、3年前から始まった「ストレスチェックの義務化」も関係しているという。「ストレスチェック」は、業務上の心理的な負担を数値化し「今、心身ともに疲れてはいないか」「人間関係は潤滑であるか」などを調べるためのもので、従業員50人以上の企業には実施が義務付けられている。これまで企業から依頼を受けて、のべ300~400人のカウンセリングを行ってきた一般社団法人ヒューマンサービス/精神保健福祉士・原朋子さんが話す。 「労働者の方がストレスチェックの結果によって『高ストレス』と選定され『面接指導を受ける必要がある』と実施者が認めた場合、希望者に対して私たちは面接指導を実施しています。そういった面接を受けた方々は仕事や人間関係について悩んでいる方が多く、なかには発達障害の傾向と見られる方が少なくないのです。 発達障害の傾向が見られる方や、その当事者と一緒に働く人からの相談を含めると相談数の約2~3割を占めています。なかには『発達障害ですよね?』と、直接的な質問をする相談者もいますが、それを診断できるのは医師のみなので、私たちカウンセラーは『発達障害かもしれない』、『発達障害とは思えない』など、判断を促す言葉も避けなければいけません。 そこで、できる限り当事者やその上司、同僚など関係者から事例をうかがい、できる限り当事者の希望に添って事業所の環境を整えるなどの支援ができるよう努めています」 しかし、発達障害及びグレーゾーンの特性は重度から軽度まで百人百様だ。複雑な特性の理解を得るには難しく、本人や関係者への説明は容易ではない。 「食欲がない、眠れないなどの身体的な症状があれば通院を促しやすいですが、発達障害の特性は明確でないことも多い。『なぜか仕事がうまくいかない』『なぜかコミュニケーションに支障が出る』といった漠然とした不安を抱えている方が多いため、「発達障害」と直接的な言葉を使わずに当事者や関係者に理解を促すことは非常に難しいのです」 さらに難しいのが、発達障害によるメンタル不調者は、当事者だけの問題に留まらないケースがあるということだ。 「高ストレス者のカウンセリングをしていると『同僚や部下、あるいは上司が発達障害なのではないか?』というご相談を受けるケースも増えています。当事者だけでなく、当事者により周囲の人間が大きなストレスを抱えてしまっている場合もある。 ある企業では、発達障害と見られる方がいることで同じ部署の方々がストレス過多になってしまい、当事者を他部署へ異動することで環境調整を整える事例もありました。当事者には発達障害傾向にある事に自覚が無かったため、納得できない異動に辛い思いをしていることが想像できました。このような問題を事前に解決するためにも、当事者の方にはできる限り自身の特性に気づいていただき、そして周囲の方々には、特性を正しく理解を頂けるよう注力しています」発達障害=こういうものだ」という固定観念を持つ人が多い カウンセラーの仕事は、発達障害当事者や周囲の人間のケアだけではない。 ここ数年で「発達障害」という言葉が広く認知されてきたことで、一昔前であれば「ちょっと変わった人」だったのが「発達障害」の可能性を指摘されるようになってきた。しかし、中途半端な知識によって発達障害に誤解が生じ、「発達障害とはこういうものだ」と偏った固定観念を持っている人はまだまだ多く、正しい理解を得ることも重要になってくる。 「企業によっては理解の不足によって『気合が足りない』などの根性論を押し付けつける、『自分たちの時代は…』など世代間の問題にする事例もあります。発達障害及びグレーゾーンは100人いれば100通りの特性があり、固定された治療法はない。だからこそ、この意識を変えていくためにも、より周囲の方々の理解が必要となるんです」関わった企業には、発達障害やグレーゾーンの特性ついて丁寧に説明し「その特性を生かすことでむしろ作業効率が上がることもある」と言い添えるという。原さん自身、発達障害のイベントに参加するなど発達障害の理解に努めているそうだ。 「発達障害に気づいてもらうことは非常にデリケートな問題で、通常のカウンセリングより信頼関係を築くことに神経を費やします。ですが、基本的には相手が心を開いて本音を話してくれるのを待つしかありません。どこまで踏み込んでいいかを常に考えながらカウンセリングを行っています。 その距離感を間違えると、ともすれば余計なお節介になり、逆に当事者の負担になってしまいます。当事者が不自由に思っていないのであれば、何もしないことがむしろ良い治療法かもしれない……そんなことまで考え始めると、一律でマニュアル通りの対応に走ってしまう支援者の気持ちも理解できますが、それでも一人ひとりしっかりと対応していかなければなりません」 原さんらカウンセラーの活動によって自身が発達障害であると気づき、心に余裕が生まれたという人も必ずいるはずだ。発達障害の当事者と周囲の人間が理解し合い、互いにストレスのない環境作りを模索していくしかない。[日刊SPA]只でさえ、ストレスの絶えない社会の中で、普通に暮らすのも大変な世の中ですね。☄
2018.12.17
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「誰もがヒーロー」知的障害者にカメラを向ける 知的障害者を被写体にした写真展「誰もがヒーロ」が、日本橋のギャラリーで開催されている。撮影したのは、写真家の姫崎由美さん。知的障害者が暮らすグループホームのヘルパーをしながら、障害者の写真を撮り続けている。 今回、展示されているのは、千葉県富津市にある福祉作業所「AlonAlon(アロンアロン)オーキッドガーデン」で働く人たちの写真50点。ここは、胡蝶蘭を育てて、通信販売をする作業所だ。作業は、一人ひとりのペースにあわせ、ゆっくりゆっくり進む。 神奈川県の福祉施設で大量殺人事件が起きたり、中央省庁で障害者雇用の水増しが明るみになるなど、障害者を取り巻く環境はいまだに偏見や差別に晒されている。姫崎さんは、写真を通して、少しでも理解が深まればと話す。 姫崎由美写真展「誰もがヒーロー」 会期: 2018年11月16日(金)~11月25日(日)12:00 – 17:00会場:ego – Art & Entertainment Gallery入場料:500円(ドリンク付き)URL: https://egox.jp/2018/09/30/181116_25hime/ [OurPlanet-TV]既に終わっているイベントですが。とてもすてきな内容なのでアップします。☆ミ
2018.12.16
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発達障害は“重複”することも? 「ちょっとAS」で「ちょっとADH」な生きづらさを抱えた人たちADHDの最後の「D」は「Disorder(障害)」を表す。しかし「障害」というほどではなく、それぞれの特性を重ね持つだけなので、あえてこの表現が妥当と本田先生は述べている。[ダ・ヴィンチニュース]発達障害 生きづらさを抱える少数派の「種族」たち (SB新書) [ 本田 秀夫 ]本田先生の新書、大反響のようですね。
2018.12.15
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水泳教室で知的障害者死亡、遺族とコーチらが和解水泳教室で知的障害がある男性(24)が熱中症で死亡したのはコーチが予防措置をとらなかったためだとして、大阪市都島区に住む両親が教室を運営するNPO法人とコーチに5500万円の損害賠償を求めた訴訟が大阪高裁で和解した。 12日付の和解調書によると、コーチが練習中に給水させるなどの予防措置を怠ったために男性が熱中症で死亡したと原告・被告側双方が認め、法人とコーチが両親に対し和解金4千万円の支払い義務があると認める内容。 2017年6月の一審・大阪地裁判決によると、男性は13年8月、大阪府東大阪市の屋内プールであった水泳教室に参加中に意識を失い、病院に搬送されたが死亡した。判決はコーチが給水を怠ったと指摘し、法人側に770万円の支払いを命じた。だが、給水が確実に熱中症を防げたとはいえないなどと判決が結論づけたことを不服として、両親が控訴していた。[朝日デジタル]命を金額で量るのは何より哀しく、せつないことでも、和解ができて良かったですね。☄
2018.12.14
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連載漫画「自閉症っ子日記」第3話 市内在住の漫画家・真田ぽーりんさんによる連載企画「自閉症っ子日記」第3話。自閉症と知的障害のある娘の母親でもある真田さんと娘さんの毎日をコミカルに描いたエッセイ漫画をお届けする。今回は、娘さんの遊びにまつわるお話し。 今では娘さんが自由に楽しく遊べる場所を見つけたと笑顔を見せる真田さんだが、以前は、公園やこどもセンターの中を所構わず走り回ったり、遊具の順番待ちができなかったりする娘さんに対する理解を得ることができず、ほかのママたちから敬遠され、孤独な思いをしたこともあったという。そんな苦労を乗り越えた真田さんの「自閉症っ子日記」。今回もお楽しみください。[タウンニュース相模原中央区版]日々の何気ない出来事の共有は、悩む方への励みにもなりますね。☄
2018.12.13
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両親殺傷で無罪判決 山口地裁「心神喪失の状態」山口県周南市で4月、母親と父親を殺傷したとして殺人などの罪に問われた同市の男性(34)の裁判員裁判で、山口地裁(井野憲司裁判長)は12日、男性が「統合失調症の影響で心神喪失の状態だった」として、無罪判決(求刑・懲役9年)を言い渡した。 井野裁判長は判決理由で、男性は両親から自殺に追い込まれているとする被害妄想を抱き「善悪を判断し、行動を制御する能力が失われていた疑いがある」と指摘した。 男性は4月16日、店舗兼自宅の2階で母親(当時60歳)の胸を包丁で刺すなどして殺害し、60代の父親を殴って重傷を負わせたとして逮捕された。山口地検は鑑定留置の結果、責任能力はあったと判断して7月に起訴していた。 地検は判決や今後の対応について「コメントは出さない」としている。【毎日新聞】統合失調症による被害妄想で無罪。今後のお父様との生活が平穏であればなのでしょうが、やはり支援は必要な事態でしょうね。☄
2018.12.12
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発達障害の子を知ってほしい 保護者らが「半生」報告発達障害の子を育てる保護者らが、社会で暮らそうと頑張ってきた子の「半生」を報告する連続セミナーが埼玉県川口市やさいたま市で開かれ、県内外の保護者を集めている。「子育てや学習の中で子どもがどんな力をつけていくか、長期間の実例が少ない」との思いから、医療ライター知覧俊郎さん(66)=同市南区=が始めた。次回は今月22日、川口市で開かれる。10月中旬に川口市で開かれたセミナーでは、意思疎通が取りにくいなどの特徴がある広汎(こうはん)性発達障害の20歳長男を持つ首都圏在住の50代の母親が「社会人になるまで」をテーマに、幼児期から就職に至る長男の半生を語った。 小学校では当初、普通学級に通ったが「抱っこされるなど、担任に赤ちゃん扱いされた」。長男の態度や姿勢の乱れに危機感を感じた母親は、別の学校の特別支援学級へ転校を決断。中学校では試験の成績が良く、一部の教科は普通学級で学ぶようになった。3年生の時にはパソコン部で全国大会にも出るなど、長男が培った力を周りに評価してもらえたという。就職活動では壁も。単位制高校卒業後に就労移行支援事業所へ通ったが、仕事に就けそうな感触がなかった。思い切ってハローワークに登録し、パソコンのスキルなどが生かせる事務職員になった。 発達障害の子らが対象の塾を運営し、この日司会を務めた河野俊一さんは「やはり自分で仕事探しをするのが重要」「素直に指示を受け入れるといった姿勢は就職に結びつく可能性が高いですね」と解説した。 文部科学省の2012年の調査では、全国の公立小中学校の通常学級に在籍する児童・生徒のうち6・5%に発達障害の可能性があると試算された。河野さんは「(特別支援を含め)学校では発達障害の子をどう育てるか、長期的な見通しがあいまいなことが多い」と指摘する。 昨年3月から県内で開いているこのセミナーでは、保護者に子育てや学級の選び方、課題を乗り越えた経緯など長期間の体験を具体的に話してもらっている。知覧さんは「判断材料が少なく、不安になりがちな保護者に参考にしてほしい」と期待する。質疑応答の時間もあり、リピーターの保護者も多い。 22日は川口市の公共施設「メディアセブン」で午前9時45分から「就職までと就職後にどのような力が必要か」について、10月と同じ母親が体験を語る。参加費800円。定員60人で保護者を中心に教員なども対象。事前に申し込む。問い合わせはNPO法人「教育を軸に 子どもの成長を考えるフォーラム」(080・8726・1000)へ。[朝日デジタル]とても有意義なセミナー。冬休みに入るので親子で参加もいいですね。☄
2018.12.11
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小島慶子「41歳の新発見。『私、発達障害でした』」「私は家でも学校でも、ひどい問題児でした」彼女は、熱を帯びた口調で子ども時代の思い出を語り始めた。「まず、落ち着きがない。常にもじもじして、じっとしていられない。声を出してはいけないところで出したり、グネグネしたり(笑)。それから、嫌なことに耐性がまるでなくて、受け流すことができずにすねて周囲を困らせたり、かんしゃくを起こしたり、駄々をこねたり」ひとたび火がついてしまったら簡単には止められないのか、彼女は一気に言葉を継ぐ。「小学生のときも私語が多くて空気も読めないから、先生が一生懸命、説明しているのに『先生、その話、テレビで見ました!』と話の腰を折ることもしょっちゅう。衝動が激しくて『いま言いたい!』と思ったら言わずにはいられない。失敗して、次は気をつけようと思っても、またやっちゃう。周囲からは『無神経』とか『わがまま』とか『ひねくれ者』と思われて。悪目立ちして、面倒くさいやつと疎まれたり、仲間はずれにされたり、いじめられたり」言葉が次から次に、とめどなくあふれ出てくる--。元TBSアナウンサーで、現在はタレント・エッセイストの小島慶子さん(46)が語り続けたのは、幼少期の自分の生きづらさについてだった。小島さんが今夏、インターネットで発信したある手記が注目を集めた。それは連載中の『日経DUAL』7月2日付の記事。そこには、41歳で発達障害の1つである、ADHD(注意欠如・多動症)と診断されたこと。そして子どものころはもちろんのこと、女子アナ時代も、子育てに励むいまも、常々生きづらいと感じてきたその根っこに、自らの発達障害の特性があると知って、得心がいったと、こうつづっている。《もっと早く知りたかったよ!》「知ってホッとしました。他人と同じようにできないのは、心がけの悪さが原因か、能力が低いからか、と悩み続けていたから。でも、それが、脳の機能的な問題だとわかったわけです。『私は牛乳を消化できない体質』というのと同じですよね。そうと知っていたら、無理やり牛乳を飲むこともなかったのに。いつか飲み慣れると無理し続けて、これまでの私はずっとおなかを壊していたようなものですから。だから、対処の仕方がクリアになってよかったなと思えました」堂々と診断結果を公表したのは、それが個性だと思えるようになったからだ。それまでは、折り合いをつけられずに周囲と衝突しては、うまくいかない自分を責めるばかりだった。「身近な世間話のなかで『うちの子、そうかも』とか『クラスの困った子、それっぽいの』とか。何かまるで不吉なもののように発達障害を捉えている人が多いんですよ。一方で、すごく雑に扱う人も。『俺って変わり者でたぶん、そうなんすよ』とか、『テレビに出てるあの人もきっとそうよ』とか。ネガティブな先入観だけで話してほしくないし、ひとくくりにして軽はずみに扱ってほしくもない。だったら、その当事者である私が手を挙げて、一口に発達障害といってもいかに“いろいろ”あるのかを『私の場合はこうなんですよ』と発信してもいいかなと。そう考えたんです」発達障害の専門書などでは、そのような脳の特性を持たない“普通”の人のことを「定型発達」と呼ぶ。「でもね、普通とか定型にきちんと当てはまる人だって、全員同じ脳みその持ち主じゃないでしょう。世の中、とくに日本の社会は、巨大な“普通幻想”があって、その、普通という型に自分をはめ込んだ人たちで世の中が回ってる。でも、その人たちが全員、機械のように同じ中身のはずないじゃないですか。マジョリティとされてるなかにも多様性はあるんです。なかには窮屈な思いをしてる人だっている。そういう人たちがいて当たり前だよね、とならないと、世の中は変わっていかない」小島さんは「きっとこれまでの日本はそこに気付かないようにしてきたのでは」と話す。「みんな同じであれと言えば、労働者を管理しやすい。でも、かつてのような経済成長が望めない世の中で、みんな同じでなくちゃダメという型を押し付け合うのって『いったい誰のため?』って思うんですよね」障害のあるなし、症状の度合いも人それぞれ。大事なのは「本当の自分」を、お互いが受け入れることではないか。そうすれば社会はもっと生きやすくなる。小島さんの「私の場合はこうなんですよ」という告白に心が軽くなる人が、きっと増えていくはず――。[livedoorNEWS]障害の有無に関わらず、自分と向き合う時間も大切ですね。352アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント感謝です☆彡
2018.12.10
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両陛下、知的障害者施設を視察 在位中の視察は最後天皇皇后両陛下は、障害者週間にちなみ、東京・国立市にある知的障害者のための福祉施設を視察された。両陛下は6日、日本で最初に設立された知的障害者のための福祉施設「滝乃川学園」を訪問された。この施設では、障害者が自立できるよう、仕事の指導などを行っていて、両陛下は、販売用のローソクのラッピング作業をしたり、洗濯物を畳んだりしている入居者たちに、「きれいにできましたね」などと、優しく声をかけられていた。両陛下は、毎年、障害者週間にあわせて、福祉関連の施設に足を運ばれていて、在位中の視察は今回が最後となる。[FNN PRIME]ご高齢になられてのお二人での各地への訪問、頭が下げる想いですね。☆彡
2018.12.09
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滋賀で施設職員が知的障害者から利用料など横領 滋賀県竜王町の社会福祉法人「やまびこ福祉会」は4日、運営するグループホームの30代の男性職員が、知的障害のある入居者とその保護者が支払うサービス利用料や、法人が入居者に支払う作業所の工賃など、少なくとも計643万円を横領していたと発表した。法人は男性職員を、同日付で懲戒解雇した。 法人によると、被害に遭ったのはホームの入居者9人。男性職員は、入居者の通帳や金銭を管理していた。 男性職員は、採用された2015年夏ごろから今年11月にかけ、入居者の家族から預かったサービス利用料約400数十万円を、法人の口座に振り込まずに着服。また、入居者の通帳から利用料を超える金額を引き出したり、作業所で働く入居者に渡す月額1万~3万円の工賃を着服し、パチンコや競馬に使っていたという。 11月下旬に別の職員が気付いて発覚。男性職員は全額を弁済する意思を示しているという。法人は、入居者やその家族に謝罪。男性職員が着服した額を、法人が立て替えて返済する予定という。中島正己理事長(72)は「金銭の管理を1人の職員に任せ、チェック体制が不十分だった」と謝罪した。(中日新聞)それでも、別の職員が気づいて良かったですね。何事も一人任せにせずに常にフォロー体制が必要ですね。☆彡
2018.12.08
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「仕事に生かせる長所たくさんある」発達障害者の就職導く…ADHDの男性、会社設立発達障害の一つ「ADHD(注意欠陥・多動性障害)」の男性が、同じ障害に悩む人たちの就労を支援する会社を大阪市に設立した。ADHDは集中力が続きにくいが、行動力があり、切り替えが早いなどの長所があるとされる。男性は障害を自覚せず、離職した経験があり、「障害への理解を広げ、企業との橋渡し役になりたい」と力を込める。「会議中でも別のことが気になってしまう」「色んな情報を取り込んでいるということ。どんどんアイデアを出していこう」 11月中旬、大阪市東淀川区の市立青少年センターで、成人になってからADHDと診断された15人の男女が、体験や悩みを語り合う「自助会」が開かれた。自らの強みを知り、就職活動に役立ててもらおうと、同市東成区のコンサル会社「ビルダーズ」が毎月開いている。 ビルダーズは、自らもADHDの佐々木創太さん(31)が今年10月に設立した。月1回の自助会を会社設立前の1月から開いているほか、登録者に就職先を紹介したり、企業に助言したりする。佐々木さんは、大学卒業後の2009年、商社に就職し、営業マンとして働いた。新規開拓が得意で、成績は毎月課内でトップ。しかし、経費書類の作成など事務作業が苦手で、同じミスを繰り返すことが多く、上司から「当たり前のことがなぜできない」と怒られることもあったという。「周りから『手を抜いている』と思われていたみたい」。同僚との関係も悪くなり、ふさぎ込むように。15年に別の商社に転職したが、体調を崩し、17年1月、ADHDと診断された。「障害者だったんだ」。佐々木さんはショックで3日間自宅に引きこもった。しかし、当事者集会などに参加するうち、「『障害』ではなく『特性』なんだ」と考えられるようになったという。発達障害の人を支援していた作業療法士の島本卓也さん(37)と知り合い、「自分のような思いをする人がいないように」と、一緒に会社を設立することにした。誰もがいきいき働ける社会を「つくりあげる」という意味を込め、社名をビルダーズとした。現在、220人が登録。佐々木さんは自らの経験を踏まえ、向いている仕事などを助言している。販路開拓やコンサルタントなどの仕事が向いているという。まだ紹介の実績はないが、障害者雇用に取り組むIT会社や人材紹介会社などから協力の申し出が来ている。佐々木さんは「ADHDにも仕事に生かせる長所がたくさんある。『障害があるから』とうつむかず、堂々と働ける社会にしていきたい」と話している。 名古屋外国語大の竹内慶至准教授(医療社会学)の話 「発達障害の当事者が、就労支援に乗り出すのはほとんど聞いたことがない。当事者だからこそ理解できる悩みがあるはずで、相談側もより気軽に打ち明けられるだろう。当事者が発信することで、企業側の障害への理解も広がるのではないか」 「法定雇用」の対象に 発達障害は、ADHDのほか、コミュニケーションが苦手なASD(自閉スペクトラム症)や読み書きや計算が困難なLD(学習障害)がある。文部科学省の2012年の調査では、小中学生の約6・5%に発達障害の疑いがあるとされる。05年に発達障害者支援法が施行され、自治体やハローワークでも就労を支援しているが、障害者職業総合センター(千葉市)によると、ハローワークを通じて就職した発達障害者の約3割が1年後に離職していた。発達障害を巡っては、今年4月に障害者雇用促進法が改正され、障害者を一定割合雇用するよう義務づける「法定雇用」の対象に加わった。そのため、企業側の関心が高まっており、発達障害者向けのインターンシップ(就業体験)や説明会を開催する企業もある。[YomiDr.]診断はあくまでも治療する為の医学的要素が多いので、生きやすい状況を自分で構築できればいいのでしょうね。☆彡
2018.12.07
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発達障害児の支援とは、親への支援だ通常クラスで約15人に1人、気軽に相談できる場に専門職を NHKが11月から「発達障害って何だろう」というキャンペーンを始め、さまざまな番組で発達障害のことを取り上げている。それ以前からマスメディアでは大人の発達障害が報じられることが多くなってきており、このところ発達障害に対する認識は急速に広まっている。発達障害には、自閉症スペクトラム、学習障害、注意欠陥多動性障害の3つのタイプがあり、それらが重なっていることもある。 小学校の通常クラスには「発達障害の可能性のある特別な教育的支援を必要とする児童生徒」が6.5%いると言われ(2012年文部科学省報告)、これは約15人に1人の割合で在籍しているという計算となる。2005年には発達障害者支援法がスタートし、支援も加速しているが、支援の第一線にいる者としてまだ不十分だと思わずにはいられない。この問題は何より親に対する支援が大事であり、そのために関係者が力を合わせて市町村の子育て支援体制を整えていくように訴えたい。発達障害バブル? 今や「発達障害バブル」とも言われる。児童福祉法に定められている児童発達支援事業所、放課後等デイサービスといった事業所が2012年以降から急激に増え、発達障害に対応するというインターネット広告があちらこちらに見られるようになったからである。事業所も特色を出さなければ選ばれない時代になっている。 早期に発達支援の療育が開始されることは大切なことである。そのためにも、こうした事業所が子どもの特性に配慮したサービスの質の維持・向上のために努力することが求められる。また、時代にあったサービスも考えていかなければならない。中には多くの事業所を併用し、1週間のスケジュールが埋まっているという慌ただしい日々を送っている子どもたちもいる。その背景には共働きで子育てと仕事の両立問題があることは言うまでもないが、そのうえ両親の介護も担っている場合もある。超少子化と高齢化が同時進行する日本では、従来の介護サービス、育児サービスだけでは対応しきれなくなっていることを認識する必要がある。不安、自責、そして孤立する保護者 発達を支援するということは子どもだけではなく保護者も支援することにほかならない。子どもが1歳であれば保護者も親として1歳であり、初めての入学式は子どもにとってピカピカの一年生であれば親もピカピカの一年生である。子育てはいつもわからないことだらけ。子どもと一緒に1歳ずつ歳を重ね失敗をしながら覚えていく。 もし、発達に遅れがある場合は「あれ、どうしてみんなと遊べないのだろう?」など「うちの子は大丈夫かしら?」と不安にさいなまれ、「私の関わり方が悪い?もっと頑張らないといけない?」と自問自答の日々である。「もしかしたら、子どもに障害があるかもしれない?」と脳裏をよぎっても、それすら誰にも相談できない。そんなことを思うことにすら罪悪感を持ち、周囲から孤立感を更に強めてしまう保護者はいることだろう。 そのためには、健診や地域で気軽に保護者が相談できる場に発達障害に詳しい専門職が関わるのが望ましい。児童精神科医、小児科医を中心として言語聴覚士はことばの発達、作業療法士は遊びや感覚運動面の発達、理学療法士は姿勢や座位、歩行の発達、臨床心理士及び公認心理士は子どもの全般的な発達及び保護者の心理的サポートと、発達障害にかかわる専門職は多様だ。こうした関係者が保健師と連携し、市町村での丁寧な子育てサポート体制を整備・運営するようにしてほしい。そして、親同士が子育ての悩みごとを共有しあえる「ピア・サポート(当事者同士の支え合い)」が行える支援体制も必要である。[朝日WEBRONZA]先の見えない発達障害児の育児でも親が安心できる環境が整えば自ずと子どもへの成長へと繋がりますね。☆彡
2018.12.06
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発達障害の子「初診まで数カ月待ち」短縮へ 厚労省 厚生労働省は発達障害が疑われる子供の診断体制の見直しに乗り出す。現在は特定の医療機関に受診希望者が集中し、初診まで数カ月かかる事例が各地で相次いでいる。同省は診断に必要な情報を集める事前調査を児童福祉施設などが実施し、医療機関の負担を減らす仕組みを導入する。初診の待機時間を短縮し、発達障害児に適切な支援が行き渡るようにする。[日本経済新聞電子版]やっと厚生省もここまで踏み込んできましたね。☆彡
2018.12.05
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米フロリダ州で軽飛行機が子供自閉症支援センターに墜落 2人死亡「写真】1日、米フロリダ州で軽飛行機が子供自閉症支援センターに墜落し、少なくとも2人が死亡した。NBC6が報じた。飛行機は離陸から数分後に落下し始め子供自閉症支援センターに墜落、火災が発生した。消防隊員は、現場で迅速に火事を消し止めた。[SPUTNIK日本]悲惨な事故ですね。最近は飛行機事故がまた増えているようにも思います。安全第一で整備、操縦をお願いしたいものです。☆彡
2018.12.04
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知的障害者に配慮 「LLブック」最新刊 「ともだちって どんなひと?」誰もが読みやすいように工夫された本「LLブック」の最新刊「ともだちって どんなひと?」(埼玉福祉会)が発売された。手がけたのは、児童文学評論家の赤木かん子さん(61)と、ディスレクシア(読み書き障害)をもつアーティストの浜口瑛士(えいし)さん(16)。一体どんな本なのだろう。 LLブックは、知的障害がある人など一般的な情報提供では理解が難しい人でも楽しく読書できるよう、難しくない言葉や分かりやすい絵で構成された本のこと。読むことが苦手な人も読書を楽しめるとあって、LLブックを並べる図書館もあるという。 最新作「ともだちって どんなひと?」は、知的障害がある子どもをもつ親から「知っている人は全部友達だ… この記事は有料記事です。[毎日新聞]ともだちってどんなひと? LLブック [ 赤木かんこ ]最近は有料記事が増えてきて、すべてを転載できなくなっております。ご興味のある方はリンク先から会員登録して残りの記事をお読み下さい。☆彡
2018.12.03
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精神・知的障害者の雇用 県、「超短時間勤務」検討 来年度障害者雇用水増し問題を受け、県は27日、身体障害者を対象とした正規職員の追加採用試験の受験者募集を始めた。ただ精神・知的障害者は、受け入れ態勢が不十分などとして引き続き対象外。県は来年度、精神・知的障害者の採用について、勤務時間の柔軟な設定や週20時間未満の「超短時間勤務」の非常勤職員としての雇用を検討している。 水増し問題を受け、県は今後の障害者雇用の在り方を検討。関係団体から意見を聞く中で、半日など障害者の心身の状態に応じた働き方を求める声が上がったことを受け、非常勤職員の採用を充実させる考えだ。データ入力や文書の発送作業などを想定する。 県には現行でも、本格的な就労に向けて精神・知的障害者が経験を積む「チャレンジ雇用」で非常勤職員として雇用する仕組みがある。原則として1日5時間45分の勤務で、知事部局では現在6人(実人数)を雇用している。 超短時間勤務の場合、チャレンジ雇用と異なり、障害者雇用率の算定対象とならない。県人事課の玉井直課長は「雇用率アップには直結しないが『柔軟な働き方』という要請に応えたい」と説明した。 一方、昨年度からの東京都や本年度からの新潟県など一部都県は正規職員採用試験の対象に精神・知的障害者を含めている。玉井課長は「選考方法や受け入れ態勢について十分に整備できていない中で採用しても定着が難しいと考え今回は見送った」とした。 県は8月、障害者手帳の交付を受けていないにもかかわらず、障害者の雇用数に計上したケースがあったと発表。今年6月1日時点の知事部局(企業局を含む)の障害者雇用率は2・22%で法定雇用率(2・5%)を下回った。 身体障害者の正規職員採用試験の募集期間は12月21日まで。県職員5人程度、警察職員と小中学校の事務職員は若干名採用する予定。筆記試験や作文などの1次考査は来年1月13日、2次考査は2月上旬。問い合わせは県人事委員会事務局(電話026・235・7465)へ。 [信毎web]週20時間の時短雇用、一日2~3時間のパート勤務ですね。まずは選抜、受け入れ態勢の支援を全国統一で行って頂きたいですね。☆彡
2018.12.02
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自治体:「知的障害者を公正採用」2年前要請に大半従わず 全国都道府県の正職員採用試験の障害者枠で35道府県が採用を身体障害者に限定していた問題で、これらの道府県は2016年8月、厚生労働省から障害種別を限定しない「公正な採用選考」を要請されていたにもかかわらず、門戸を開いていなかった。障害者雇用促進法では、精神・知的障害者の雇用も義務づけている。この記事をもっと詳しく読むにはこちら[ニコニコニュース]なんとも残念な結果ですね。☆彡
2018.12.01
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