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発達障害は矯正しないほうが幸せに生きられる? 成毛眞さんが語る、発達障害との向き合い方日本マイクロソフトの元社長で、現在は書評サイト「HONZ」を手掛ける成毛眞さんは、30歳頃に「今でいうところの発達障害かもしれない」と気づいたそうだ。 当時の成毛さんはマイクロソフト日本法人の事実上のトップで、かのビル・ゲイツとは年に数回、顔を合わせる機会があった。そんななかでビルのことを「なんだか、この人おかしいぞ」と思うようになった。会議中に1時間でも2時間でもずっと身体を揺らし続けていたり、会話の比喩表現がわからずストレートに受けとめてしまったり。「ビルは名門のハーバードで学んだにもかかわらず、どういうことなのか」と調べたところ、発達障害のひとつの「アスペルガー症候群」に行き当たったそうだ。同時に「もしかして自分も?」と、自身を振り返らざるをえなくなったと、著書『発達障害は最強の武器である』(SBクリエイティブ)で告白している。成毛さんは自分に対して、長時間落ち着いて座っていることができない「多動性」 思ったことをすぐに言動に移してしまう「衝動性」 忘れものをよくする「不注意」が、ADHD(注意欠如多動性障害)の症状の三本柱だ。 チェックをしていくと、そうした基本的な傾向はもちろん、細かな項目にも私は多々当てはまる。 と思うようになったものの、現在に至るまで、正式な医師の診断を受けたわけではない。あくまで自己診断で、そう思っているに過ぎないのだ。だから深刻な発達障害の症状に苦しんでいる人たちからすれば、「ふざけるな」と思われるかもしれない。 そんなお叱りを受けることを重々承知のうえで、それでも、この本を書くことにした。 とも言っている。その理由は、大人になってから発達障害かもしれないと気づき、社会とどう折り合っていくか悩んでいる人たち、もしくは自分の子どもが発達障害かもしれないと不安を抱えている人たちに、 「ADHDはもし矯正しなくて済むものなら、矯正しないほうが幸せに生きられる」 というメッセージを伝えたかったからだそうだ。 この本で成毛さんは、人と視線を合わせるのが苦手だったり、テレビを連続して観られるのは30分番組ぐらいまでで、興味や関心があちこちに散らばってしまったりする自分の特性に触れながら、どのように今まで周囲の人や仕事と向き合ってきたかについて告白している。「マイクロソフトの偉い人」として誰もが知るところだった成毛さんだが、決して「ちゃんとした人」ではなかったことがよくわかる。 さらに「マイクロソフトの幹部会は病院送りの集団のようだった」と言っているように、IT業界にはビル・ゲイツだけではなく、発達障害を抱えていると思しき人が多くいたそうだ。しかしながら「少し普通ではない人間が会社なり部署のトップにいることが、成長を続けられる理由だと私は思う」と、型破りな人材がいることが企業にとってもプラスであると説いている。 そこに異論はない。人の顔色をうかがったり、突出したりすることを恐れて凡庸なアイデアしか出せないメンバーが集まっている会社には、未来がないといのごとき発想には同感する。しかしすべての発達障害者が自分に向く仕事に就けるわけではないし、そもそもどんな仕事ができるのかがわからず、もがいている人もいることだろう。また同書中の対談で香山リカさんが指摘しているように、発達障害を抱えた専業主婦は片づけや子育てといった、もっとも苦手なことを要求されてしまう。発達障害を持つ人の全員が全員、IT企業に就職してプログラミングに勤しめるわけでも、周囲に個性を認めてもらえるわけでもないのが現実なのだ。 個人的な話だが、発達障害を抱えていた小学校の同級生は、家庭でもあまり顧みられることがなかったのかいつも同じ体操着姿だった。食べ残したパンを机の引き出しに隠し、盛大にカビさせては騒動を引き起こしていた。言語でコミュニケーションがあまり取れなかったことからクラス中に疎まれ、邪魔者扱いされていた。私自身も、彼を厄介者としか認識できていなかった。あれから30年以上経ち、現在はどうしているかわからない。 この同級生のように孤立し、IQはギリギリ及第だったゆえに支援の手を差し伸べられなかった発達障害児が、全国にどれだけいたことか。そういう意味では成功の秘訣は「運」「鈍」(基本的にものごとを覚えていないこと)「根」(ハマること)と語る成毛さんは、とても運が良かったと言えるだろう。なぜなら小学校では行動を問題視されたものの、親からは問題視されることはなかった。周囲から浮くこともなく、いじめにも遭わなかった。いい意味で「ヘンな」高校に合格し、生徒会長にもなった。アルバイトと読書に精を出し、ほとんど行かなかった大学も留年を覚悟していたのに、学校側の事情で卒業できることになった。当時の彼女で今の妻に就職先を紹介してもらえ、そこで「治外法権」的な立場を得たことで、自分のやり方で仕事をこなせた。その後編集者になりたくてアスキーに転職するものの、子会社のアスキーマイクロソフトに出向。アスキーから分かれた日本マイクロソフトに移籍し、5年後にトップに……という人生を送れたからだ。本人の頑張りもあったとは思う。しかし個性を潰す存在と関わらずに成長できるかは、育つ場所や時代の価値観、人間関係が大きく影響する。それは努力だけで、得られるものではない。 同書は確かに、読み手に希望を与える。しかし同時に、少しだけ暗い気持ちにもさせられる。そこで成毛さんのように社会と繋がり、成功している「発達障害かも」と思っている大人に、ぜひ言いたい。発達障害を抱える子どもたちが矯正しないでも幸せに生きられるように、育つ環境によって格差ができてしまう状況を改善することに、持っているリソースを分けてほしいと。【ダ・ヴィンチニュース https://ddnavi.com/review/439911/a/】発達障害は最強の武器である SB新書 / 成毛眞 【新書】育つ環境によって格差ができてしまう状況の改善により、発達障害を抱える子どもたちが矯正しないでも幸せに生きられる。ごく自然体で生きられれば何よりですね。🌠
2018.02.28
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知的障害ある人の歯科治療、もっと受けやすく知的障害のある人の歯科治療には、施術中のけがを防ぐため全身麻酔を用いることがある。これまでは設備が整った大病院に限られていたが、栃木県内でも取り組む歯科医が徐々に増えてきた。ただ数はまだ少なく、望むような治療を受けられない障害者が多いのも現状だ。 知的障害のある人の歯科治療には、施術中のけがを防ぐため全身麻酔を用いることがある。これまでは設備が整った大病院に限られていたが、栃木県内でも取り組む歯科医が徐々に増えてきた。ただ数はまだ少なく、望むような治療を受けられない障害者が多いのも現状だ。 さくら市の民間歯科医療施設「スペシャルニーズセンター」(SNC)は2016年から、知的障害者を対象にした全身麻酔による歯科治療を行っている。 手術台に横たわる9歳の女児に、麻酔医が「怖くないよ。ママもいるからね」と優しく呼びかけた。吸入マスクを口元にあてがうと、呼吸が静かに。麻酔が効いたことを確かめると、センター長の菊地公治さん(41)が歯の治療を始めた。手術は1~2時間前後。2時間ほど休めば、即日帰宅できる。 菊地さんは自治医科大病院などで知的障害者の歯科治療に携わってきた。患者の中には、治療中に体を動かしてけがをする危険があるため、全身麻酔による治療が必要な人がいるが、全身麻酔手術は設備の整った大学病院などに限られる。県内では同院や国際医療福祉大病院など約10の医療機関でしか行われておらず、予約が半年以上先になることもあった。菊地さんは「必要としている人がいるのに、手術をできる場所が足りない」と感じ、SNCを開業。昨年度は234件の全身麻酔治療を行った。 患者のほとんどが他院で治療を受けられなかった人たちだ。ダウン症の息子(47)の父親(71)は「治療中に暴れて受けられなかったことがあった」。歯科医に電話したが、障害を理由に何軒も断られたこともあったという。自閉症の娘(18)を持つ母親(50)は「大学病院ではなかなか予約が取れず、何度も担当者が変わる。ここではそんなことがない」と話す。 大学病院側にも苦しい事情がある。自治医科大歯科口腔(こうくう)外科によると、診療科ごとに手術数が割り振られ、口腔がんなど命に関わる治療が優先的に行われる。同科では昨年1~11月の外来を除く手術231例のうち、全身麻酔は14例のみ。障害者が希望しても、予約は4カ月~半年先になるという。岡田成生病院助教(45)は「口腔がん手術は大病院でしかできず、少ない手術枠の中でやりくりしている」という。SNCのように障害者の受け入れ口が増えるのは「我々としても助かっている」と話す。 ただ、中小の医療機関にとって全身麻酔手術のハードルは高い。手術自体のリスクが大きく、機材や麻酔薬は高額。麻酔医を確保することも難しく、県内ではSNCのような取り組みはまだ広がりが見られない。菊地さんは「新規参入にはボランティア精神も必要だ」と打ち明ける。治療受けられる病院や医師、県が情報提供 障害者が歯科治療を受けやすくなるよう、新たな取り組みも進む。県は昨年4月、障害者歯科治療を行う医師と、全身麻酔など高度な歯科治療を受けられる病院を、それぞれ認定する制度を始めた。県健康増進課のホームページで掲載し、障害者が地元で歯科医を探す手助けをしている。同課は「障害者歯科治療を行う医師は都市部に集中し、山間部には少ない。今後も協力してくれる医師を増やしたい」と話す。 予防のためには日常的な口腔ケアも効果がある。障害者の中には介護者による歯磨きを嫌がる人も多く、自身で症状を訴えることも難しいため、歯周病や虫歯が深刻化しがちだ。SNCの菊地さんは「訓練すればケアはできる。介護者もきちんとした指導を受けてもらいたい」と、往診で出向く那須烏山市の社会福祉施設「大和久学園」で、入所者らに歯磨きの指導も行う。施設長の滝童内政美さん(51)は「おかげで口腔ケアの質が上がった。寝たきりで食事が一番の楽しみという人も多いので、今後も力を入れていきたい」と話した。【朝日デジタルhttps://www.asahi.com/articles/ASL2W5711L2WUBQU00J.html?iref=com_apitop 】全身麻酔で患者に歯科治療を行う菊地公治医師。麻酔医(奥)が常に患者の状態などをモニターで確認している=さくら市氏家口腔ケア、歯科外科手術、食事を楽しく出来る為には、必要不可欠ですね。🌠
2018.02.27
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災害時も温かいご飯を 自閉症長男と避難生活で考案、 火使わぬ備蓄食キット岩手県大船渡市の生活支援員、吉田富美子さん(52)は、東日本大震災で当時19歳だった自閉症の長男(26)と避難所で生活した経験を基に、1~2食分の温かいご飯を手軽に作れる災害備蓄キットを提案し、製品化に結びつけた。発売は震災から7年を迎える3月11日。吉田さんは「災害時でも日常に近い食事ができれば、誰でも気持ちを落ち着かせられ疲労と不安を軽減できるはず」と話している。あの日、同市内の自宅は津波で流され、長男を連れて高台へ逃げた吉田さんは、体育館の避難所に身を寄せた。 だが、見知らぬ人との集団生活では、長男が動き回って迷惑をかけないかという不安で気が休まらなかった。 食事を受け取る列に並ぶ際には長男を一緒に連れて行けず、目を離している間は特に気を使ったという。 「災害時でも持ち運べて、避難した初日から周りに遠慮せず温かいご飯を調理して食べられたら、もっと安心できる」。 そんな思いを強くした吉田さんは、生活支援員として働く大船渡市の障害者の就労支援団体「かたつむり」に災害備蓄キットの開発を提案した。 震災で作業所が全壊した「かたつむり」は、プレハブ仮設を経て昨年6月に再建されたのを機に、企画と加工を手掛けた。 パッケージは同県北上市の障害者就労支援施設「北上アビリティーセンター」がデザインし、2017年度のグッドデザイン賞にも輝いた。 「逃げた先にある安心。もしもの備え」と名付けた備蓄キットは、同県陸前高田市のブランド米「たかたのゆめ」を原料にしたアルファ化米や青森県・白神山地の水などがセットになっており、米と水を発熱剤が入った加熱袋に入れて約15分でホカホカのご飯が出来上がる。 手提げ型の箱はバッグとしても使える。 吉田さんは「避難所で私物を置く場所に困った時、箱が最初の財産になる」と話し、「多くの人が気兼ねなく食べられるよう、自治体など地域で備蓄してほしい」と呼びかけている。 税抜きで1人用1300円、2人用2000円。 5年間保存できる。 購入の予約・問い合わせは岩手県社会福祉協議会(019・601・7027)。 【毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20180228/dde/041/040/036000c】「味もおいしいと評判です」と話す「かたつむり」の吉田富美子さん(右) =岩手県大船渡市猪川町の作業所で、藤井朋子撮影温かいご飯が当たり前に食べられる日常が、まるで奇跡のようですね。🌠
2018.02.26
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「必要とされている」喜び 知的障害者のシェアハウスで支援員として働く 片野悦子さん▽「こういうお仕事があるなんて知らなかったんです」と開口一番。片野悦子さん(62)は、社会福祉法人紅梅会「紅梅ホーム」が運営する、知的障害者のシェアハウスで生活支援員として働きはじめて3カ月目。以前は介護施設で働いていた。家族の介護がきっかけで、ホームヘルパーの資格を取得、子育てもひと段落し、介護のしごとにやりがいを見出していた。将来を考え、体力的に続けられる仕事への転職を考えていたとき知ったのが福祉職の合同就職相談会。昨年10月、冷たい雨の中だったが会場へ赴いた。そこで知ったのが「自分でもできる福祉のしごと」の存在。縁あって紅梅会に就職した。 ▽今、片野さんは自宅にほど近いハウスを2カ所掛け持ちで働いている。”入居者のお母さん”的な勤務内容。同僚スタッフ10人とシフトを組みながらの勤務パターンは3つ。空いている時間は自宅へ戻り、自分の時間を持つこともできるという。初めての仕事だったが、施設本部の細やかな対応で安心して働けているそうだ。 ▽「大変な仕事だと考える人もいると思いますが、日々ちょっとした喜びや感動があり、楽しく働いています」という片野さんの笑顔は満足感に溢れている。体力的な負担も大きくない。なによりもやりがいにつながっているのは「必要とされている場所が、自分の家庭以外にもあること」という。施設長の伊東さんは「福祉のしごとは難しいと思われがち、でもお世話する自分たちが癒されることが多いです。こういった施設があることをまず知ってほしい」と話した。【タウンニュース https://www.townnews.co.jp/0404/2018/02/02/418041.html 】資格まで取られての熱心な取り組み、こういう方は益々必要とされてきていますね。🌠
2018.02.25
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発達障害児育てた親が相談乗ります 三鷹市三鷹市は2018年度、発達障害児を育てた経験のある親が、ほかの発達障害児のいる保護者の相談に乗る「ペアレントメンター」事業を始める。自らの経験を踏まえ寄り添うことで、子どもの困難に気づき、悩む保護者らの安心感につなげ、療育や福祉サービスなどの情報も伝える。 市によると、発達障害児の親などでつくる市内の法人に事業を委託する。法人には研修で「聞き役・話し相手」としての技能を身につけたメンターがおり、まずは3人が保護者の相談に乗る。「個別」と「グループ」による相談日を毎月それぞれ1日ずつ設け、ともにメンター2人が個別は保護者1人、グループでは最大4人の相談に応じる。また、18年度中に新たに6人のメンター養成を目指す。市は18年度当初予算案に経費62万円を盛り込んだ。 文部科学省の12年の推計では、通常学級に通う公立小中学生の6・5%に発達障害の可能性がある。コミュニケーションが苦手だったり、臭いや音に過敏になり過ぎたり、抱える困難は多様で、外見からも分かりにくい。高い共感性で障害児の保護者に接するペアレントメンターは、厚生労働省も家族らの支援策に位置づけている。 市によると、子どもの困難に気づいても、すぐに専門機関を見つけ、相談することのハードルは高い。担当者は「メンターは当事者目線で相談に応じる。子どもが『診断』を受ける前でも構わず、悩んでいるすべての保護者を対象にした事業にしたい」と話した。 都によると、都内の区市町村では、新宿区と足立区が16年度から同様の事業を始めているという。両区とも「18年度も継続する予定」と説明している。 【朝日デジタル https://www.asahi.com/articles/CMTW1802231300004.html】身近に確かな情報を持ち、経験のある相談相手がいれば、育児の悩みも共有し解決策が得られそうですね。315万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント感謝です。🌠
2018.02.24
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米大学の小中高対象サマーキャンプに学ぶ育児のコツ子供は発達障害の一つで、コミュニケーションに難のある自閉症スペクトラムなどを持ち合わせていることがあります。先天的な脳機能障害ですが、こうした症状を持つ子供は驚異的な暗記力を持つなど著しくIQ(知能指数)が高いことがあります。 米国には、20~30人に1人といわれるIQ126以上の子供が通うヌエバスクール(カリフォルニア州)などの特別なプログラムを行う学校があります。彼らは「gifted(ギフテッド、神から与えられた)」と呼ばれ、それぞれの個性に合った教育を受けています(「ヌエバスクール」については<IQ126以上の子が集う米保育園は「答え」を教えない>を参照してください)。 同様にギフテッドを対象にしたサマーキャンプを世界的に展開しているのが、米ジョンズ・ホプキンズ大学で、米国や香港で開催しています。今回は、先日同大関係者が日本を訪問した際に聞いた話をもとに、子供の可能性を伸ばす育て方を探ります。 特別に支援を受ける権利を持つ子供たち 同大のサマーキャンプの対象は、小学2年生~高校3年生です。夏休み期間中の約3週間のプログラムです。子供たちは寮と通学のどちらかを選びます。プログラムは英語ですので、必然的に英米やインターナショナルスクールに通う子供が多く集まります。 ギフテッドの子供は、数学や空間認識能力に秀でているケースが多いそうです。そうした試験を課し、参加者を選別します。知識の量を問う試験ではありません。彼らは発達障害などを抱え、粗暴だったり意思の疎通が難しかったりするケースもあります。一定の補助や声かけがあれば参加できると判断した場合のみ受け入れます。 同大関係者はギフテッドのことを「スペシャル・ライツ(Special right)」と言っていました。彼らには「特別なサポートを受ける“権利”がある」と考えているのです。 興味あることに集中できる環境を サマーキャンプのプログラムは、専門分野特化型です。子供たちは、数学や宇宙、科学、アートなど変化に富んだ12種類のプログラムから興味のあるものを選ぶことができます。遊びを通して学べる「環境設定」で、好きなことに集中し深掘りしていけます。特徴的なのは、子供の数に対してほぼ同数の先生がいること。各分野の専門家が、子供たち一人一人に対応しプログラムをリードします。 ギフテッドは一つの分野で極端に秀でていたりするため、日常の社会の中では疎外されたり、枠に収まりきらない人と思われたりするケースがあります。しかしサマーキャンプでは、周囲が同様の子供ばかりです。その中で切磋琢磨(せっさたくま)することで自己肯定感が育まれたり、仲間や友達の輪も広がったりするのです。 子供を褒め、認める こうした話を日本の保護者に紹介すると、「我が家には関係ない」といった反応が返ってくることがありますが、そうとも言えません。子供にはそれぞれに好きなことや興味のあることがあり、それを親が理解しているかどうかが肝心です。 親としては、子供の興味のある部分を伸ばしていく環境を整えることが大切。日本には謙遜の文化があり、他人から子供を褒められると、「いやいや、でも社交性がなくて……」などと否定的なことを言ってしまいがちです。子供はそうした親の発言をよく聞いていて、]確実に子供の自尊心や自己肯定感に影響します。 得意な分野があれば、親がしっかりと子供を褒め、認めることが大切です。それが子供の居場所を作ります。興味のある分野や得意なことがあれば学ぶ機会を作りましょう。昆虫や植物などどんなことでもよいのです。 専門家の話を聞きに行ったり、実体験したりする機会が子供の可能性を伸ばしていくきっかけです。それが子供の重要な興味の主軸になります。主軸があれば深掘りすることもでき、枝葉が広がるように知識も広まります。 こうしたことを念頭に置きながら、子供との接し方を工夫していってもらいたいと思います。 ◇ ◇ 赤ちゃんや子供とどうふれあえばいいのか迷うパパもいるでしょう。日本で初めてナニー(子供の世話をする育児や教育の専門家)の育成と派遣を手がけた株式会社ポピンズ取締役の轟麻衣子さんが英米の最新科学の知見をもとに、新米パパがすぐに実践できる子供との接し方のヒントを探ります。 <「世界の乳幼児教育、行ってみたらこうだった!」は不定期のシリーズです> 【「3歳児がうつに!?」小児精神科医に学ぶ親の対応法】 【乳幼児の脳は父母との「言葉のキャッチボール」で育つ】 【「3歳児神話」に縛られずにパパが乳幼児と接するコツ】 【(英国編)英王室お墨付き「ナニー」に学ぶ英国流子育てのコツ】 【(米ハーバード編)米ボストン「子供も大人も遊んで学ぶ」体験型博物館】 【(米スタンフォード編)子供の主体性を育む米大手IT企業保育所のすごさ】 【(イタリア編)世界が注目「幼児教育レッジョエミリア・アプローチ」】 【1記事3分で読める「経済プレミア」トップページ】 轟麻衣子株式会社ポピンズ取締役 東京都生まれ。12歳で英国の名門寄宿舎学校に入学。1998年、ロンドン大学を卒業後、メリルリンチ(ロンドン)に入社。シャネル(パリ本社、日本支社)などを経て、INSEAD(フランスを拠点とするビジネススクール・経営大学院)でMBAを取得。その後、デビアス(ロンドン)で勤務後、2010年、ポピンズ顧問、12年から現職。2児の母親。 【毎日新聞 https://mainichi.jp/premier/business/articles/20180214/biz/00m/010/033000c】米国の育児にのコツには多くの学びがありますね。特別な支援を受ける権利、日本ではなかなか主張がされないまでも、徐々に変化を感じる昨今です。🌠
2018.02.23
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『自閉スペクトラム症の理解と支援』 本田秀夫著発達障害が注目を集めている。その一つ、自閉スペクトラム症(ASD)について、豊富な臨床経験をもとに、わかりやすく解説し、早期発見や支援の大切さを説く。 著者は精神科医として20年以上、子どもから大人まで何人ものASDの人たちとかかわってきた。「臨機応変な対人関係が苦手」「自分のペースを最優先」などの特性が幼い頃からあり、成長してうつや不安などの二次障害に苦しむ人もいる。 具体的なエピソードが多く紹介されていて、ASDを初めて学ぼうとする人にも理解しやすい。著者の講演を収録したDVDも付いている。 (星和書店 1800円税別)本ヨミドク堂 [https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180131-OYTET50031/ ]【楽天ブックスならいつでも送料無料】自閉スペクトラム症の理解と支援 ー子どもから大人までの発達障害の臨床経験からー [ 本田 秀夫 ] 講演会の記録のDVDの付録もあり、充実した一冊ですね。🌠
2018.02.22
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「母さんが間違っていた」拒む娘に母は泣いた 不妊手術「産む権利」の侵害は、どこまで広がっていたのか――。知的障害などを理由に、不妊手術を強制された人が全国最多とされる北海道が19日、関連資料を公表した。「まだ表に出ていない手術がある」「一人でも多くの救済を」。望まぬ処置を迫られた女性たちは訴える。不妊手術強制、最多は北海道の2593人 49~96年 札幌市の小山内(おさない)美智子さん(64)は、10代だった1970年ごろ、不妊手術を受けさせられそうになった経験を持つ。脳性まひで体に障害があり、いまは、札幌市で障害者の自立支援活動に携わるNPO法人「札幌いちご会」理事長を務めている。 「生理が来ないように子宮を取る手術に行こうね」 ある日、母親に言われ、出かけることになった。だが、痛いわけでもないのになぜおなかを切らなければならないのか……。疑問も感じていた。【朝日デジタル https://www.asahi.com/articles/ASL2M63PXL2MUTIL056.html】親だけの判断での不妊手術、当時は多かったのでしょうね。こうして公にできる時代になっただけでも進歩ですね。🌠
2018.02.21
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ソニー社員自殺、高裁も労災認めず 「退職強要」も一転否定、父「息子は侮辱された」2010年8月に自殺したソニーの男性エンジニア(当時33)の遺族が、パワハラや退職強要が原因なのに労災が認められなかったとして、国に判断の取り消しを求めた訴訟は2月22日、東京高裁(甲斐哲彦裁判長)で控訴審判決があり、一審に続いて遺族が敗訴した。上告する予定だという。 一審は、一部暴言や退職強要を認めたものの、その心理的負荷が労災の認定基準に足りないとの判断。これに対し、今回の判決はそもそもの「退職強要があったと認めることはできない」というものだった。 認定基準を不当として争っていた遺族側は「裁判所は論点から逃げた」と憤った。 ●自殺後、上司からのメール「もっと打たれ強いと思っていた」 男性は、大学院卒業後の2004年にソニー入社。左手のマヒによる軽度の身体障害(6級)、自閉症スペクトラムなどの障害があった。採用したソニーは男性を法定の雇用障害者の人数に含め、雇用調整金(毎年約2000~3000万円)を受け取っていた(障害者雇用促進法)。 男性の父親は「自死直後に上司である部長から『もっと打たれ強いと思っていた』というメールがきた」「利かない手を使う仕事を提案されていた」などのエピソードを紹介し、「パワハラ、退職強要に耐えかねて自死したものだと確信している」と述べた。 ●遺族側は「労災基準」を争点にしたが、高裁はそもそもの前提を否定 遺族側が問題視していたのは、労災の認定基準だ。男性は2010年6月に精神障害(適応障害)の診断を受けている(業務起因性は否定された)。一審判決は、その後の7~8月にあった人事部との面談を「退職強要」と認定。心理的負荷を「強」とした。 平常時なら労災と認められうるが、男性は精神障害を発病中。一審判決は、厚労省の基準に従い、発病中は所定の「特別な出来事」がなければ認められないと判断した。些細なことでも過敏に反応する可能性などがあるためだ。 しかし、一審判決の3週間前、別の裁判で、名古屋高裁が「総合的に検討」することが相当として、男性のように発病後の心理的負荷「強」でも労災を認め、確定したケースがある(名古屋高裁平成28年12月1日判決)。 遺族側はこの裁判例をもとに高裁を戦った。しかし、今回の判決は、名古屋高裁判決を「事案を異」にすると却下。基準にも合理性があるとした。そもそも、前提となる「退職強要」も否定した形だ。 遺族代理人の川人博弁護士は「高裁は証人も呼ばずに評価を変えた。結論ありきだ」と憤慨。男性の父親は「仮に一審と同じ判断なら、まだ法律の壁だと思うこともできた。退職強要がないのなら、なぜ息子は死んだのか。息子を侮辱されたようだ」と肩を落とした。 (弁護士ドットコムニュース) 【ORICON NEWS https://www.oricon.co.jp/article/406867/ 】男性の父親障害に理解のある企業であれば、それ相応の対処がなされていたはず。こういう結末は、何より親には辛いけど、現実に増えているのも現状ですね。🌠
2018.02.20
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障害者らに笑顔 宮古高ラグビー部員と /岩手宮古地区在住の知的障害者らが18日、県立宮古高校ラグビー部員と交流会を開いた。 いつもとは違う笑顔があふれ、楽しい一時を過ごした。 交流会は今年で11年目で、地域活動支援センターみやこトンボの会の知的障害者13人と部員25人が参加。 宮古市総合福祉センターで、クイズやラグビーボールを使ったゲームに興じた。 パス回しで体をほぐした後、部員らが手をつないだ輪の中にボールを投げ入れるゲームでは、成功するたびに歓声を上げるなど喜びがはじけた。 交流会を担当した部員の前川虎汰郎さん(2年)は「ゲームに溶け込んで楽しんでくれたので良かった。この体験はいつか生きてくると思う」と目を細めた。 地域活動支援センターみやこの吉田比呂恵さんも「参加者たちにも満面の笑みが見られ、充実した一日でした」とうれしそうに見守った。【毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20180219/ddl/k03/040/018000c】ラグビーも今では、広く愛されるスポーツになってきましたね。🌠
2018.02.19
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発達障害の息子には障害でないと言ってきた15年前、母親のニッキー・フレイは4歳の息子のリアムは発達障害のために自立した大人になることはできないだろうと言われました。 しかし、ずっとそのことを息子のリアムには言いませんでした。 19歳になったリアムは、家から出かけてビクトリア大学で音楽を学んでいます。 リアムは、予測に反して大学に行き音楽を学んでいるのです。 発達障害は、夢をあきらめさせるものになりませんでした。 リアムは数学的に音楽を分析をしたり、ずっと音楽が大好きでした。 「新しい音楽には、数学的な要素が隠されているんです。」リアムはそう言います。家ではドビュッシーの曲を演奏します。 演奏を終えると、家族に曲がどのように周波数と関係しているのか、音符と音符の間の周波数の違いを説明します。 「私は発達障害とともに生きているんです。」 リアムは5歳でかけ算をマスターしました。その頃は大きな音や触られることが我慢できませんでした。 リアムが発達障害と診断をされ、自立した大人になることはできないと言われたことを、母親のニッキーがリアムに話しました。 「息子のリアムは、そのときとても動揺していました。しかし、今となっては関係がありません。」リアムは、これまでに長い道のりを歩んできました。 子どもの頃は、決まっているようにしないとパニックを起こすこともよくありました。 しかし、今のリアムは決まっていない、未知のことに立ち向かいます。 不安がたくさんあるときには、準備をします。 今でもリアムは人がたくさんいるところでは、パニックになることもありますが、自分の人生を歩む準備は整っています。「未知なことばかりです。とても苦手です。しかし、うまくいけば、うまくいきます。」 一方で、発達障害があるからこそ、真面目に熱心に音楽に取り組めると言います。「この状態があるからこそ、私は自分の殻を破ることができました。」 11歳で、リアムはピアノが大好きになりました。クラッシックを聴き、ベートーベンに大きな影響を受け、作曲も行いました。ずっと、音楽が大好きです。 「どうして好きなのか自分でも全くわかりません。そう決められていたのでしょう。」 リアムが大きくなると、苦手な学校ではなく、家で音楽を学ぶようになりました。 母親のニッキーには教師の経験があり、リアムだけでなく他の息子も発達障害だったからです。 「私の息子たちは、自分たちには障害があると言うことがありましたが、私は障害ではないと言っていました。 障害ではないんです。周りが障害にしているんです。」そうニッキーは言います。 自宅でリアムに音楽を教え始めると、すぐにニッキーが教えられる範囲を超えてしまい、音楽の先生に来てもらうようになったそうです。 「私は今、息子を心から誇りに思っています。」 (出典・画像:ニュージーランドstuff) 発達障害と診断をされたって、それで将来が明るくないと決まるものではありません。 理解をして、何よりも夢をもって進めれば、そんなことは全くないと教えてくれています。(チャーリー) 【たーとるうぃず https://www.turtlewiz.jp/archives/15126】 本人にとって障害ではなく、周りが障害としている。母は、強しですね。 障害名や診断で、何より本人が生き易い人生となればいいのでしょうね。🌠
2018.02.18
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神奈川)精神・知的障害者も採用試験の対象に 県黒岩祐治知事は16日の県議会で、従来の身体障害者に加え、新たに精神・知的障害者も県職員採用試験の対象にすると表明した。新年度から精神障害者の雇用が法律で義務化されるのを受けた措置。県内の民間企業全体でみると、障害者雇用が法律で定められた水準に達していないため、県が障害者雇用に積極的な姿勢を示す意味もある。 採用数や選考方法など、具体的な内容はこれから詰める。加えて黒岩知事は、この採用ルートとは別に、精神・知的障害者を県の非常勤職員として雇用し、事務補助や軽作業にあたってもらう取り組みの将来的な導入に前向きな姿勢も示した。雇用後に民間企業への就労につなげるのがねらいだ。県人事課によると、「チャレンジオフィス」などの名称で東京都と千葉県がすでに取り組んでおり、参考にしたという。 県は民間企業への働きかけも強化する。障害者の法定雇用率は、従業員50人以上の民間企業の場合、従業員数の2・0%以上と障害者雇用促進法で定められている。厚生労働省神奈川労働局によると、2017年6月1日現在の県内民間企業の法定雇用率は平均1・92%。6年連続で過去最高を記録してはいるが、まだ2・0%に達していない。新年度から民間企業の法定雇用率は2・2%とさらに引き上げられ、精神障害者の雇用も義務化されるため、雇用率未達成企業に対し、雇用にあたって必要な配慮やサポート態勢などについて助言する「障害者雇用促進センター」の担当者の数を倍増させる。 精神・知的障害者が職場で定着するよう指導したり、相談に応じたりする「職場指導員」を置く企業に県が補助金を出してきた制度は、新年度からは精神障害者に特化させる。精神障害者を採用し、指導員を置くことに理解を示す企業を増やしたい考えだ。【朝日デジタル https://www.asahi.com/articles/ASL2J4S41L2JULOB00S.html 】一歩ずつでも確かな進歩ですね。🌠
2018.02.17
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「集団に適応できない…」発達障害の専門相談所 発達障害がある人の治療や就学、就職などの相談に応じる「福岡地域発達障がい者(児)支援センター Life(ライフ)」が1月下旬、福岡県春日市原町のクローバープラザ内に開設された。 政令市の福岡市を除く福岡地区19市町村の住民が対象で、すでに本人や家族から多くの相談が寄せられている。 発達障害を専門とする県の相談窓口は昨年夏まで、筑豊地区の田川市と、筑後地区の広川町にしかなかった。 県は昨年9月に北九州地区のセンターを北九州市小倉南区に開いたのに続き、今年1月25日にライフを開設した。 運営は、社会福祉法人「こぐま福祉会」(小郡市)に委託した。 ライフには、発達障害に詳しい相談支援専門員のほか、臨床心理士や社会福祉士が常駐。 本人や家族が電話で予約したうえで来所すると、個室で事情を聞き取ってアドバイスするほか、希望があれば医療機関や福祉施設、受け入れに積極的な学校、企業なども紹介する。 発達障害の疑いがある段階や、医療機関での診断がない場合でも相談に応じる。 事業開始から9日までの約2週間に、約40件の相談が寄せられた。 林智香子センター長は「『何となく集団に適応できない』『言葉の覚えが遅い』などと感じたら、気軽に相談してほしい。少しでも生活しやすくなるよう、環境を整えていきたい」と話している。 開所時間は平日午前9時~午後5時。 3月21日午前10時からクローバープラザで、本人や家族などを対象にした研修会を開き、センターの紹介や、発達障害の診断などを専門とする医師の講演を行う。 定員120人で参加無料。問い合わせ、申し込みはライフ(092・558・1741)へ。 [2018年02月15日 The Yomiuri Shimbun http://www.yomiuri.co.jp/national/20180212-OYT1T50057.html ]こういう専門機関が、全国各地にできるといいのでしょうね。🌠
2018.02.16
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外国から迎えた養女に発達障害 「みんな同じで、みんな違う」マナレカさんは8歳の女の子。 スイス南部ティチーノ州の養親の元で暮らしているが、会話も計算も苦手だ。 家族にとって、こうした発達障害の子どもの対処は容易ではないが、マナレカさんの養親は学校から手厚いサポートを受けることができた。 辛い幼年期を過ごしたマナレカさんのスイスでの日常生活、新しい家族、そして彼女を支える特別支援学級を取材した。 朝7時。マナレカさんは眠たい目をこする。 「誰が最初に牛乳を飲み干せるかな?」と養父が励ます。 「急いで。もうじき通学バスが来るよ。もう一口飲んだら、歯磨きだ」。 これはイタリアと国境を接するティチーノ州の村ヴァカロにある小さな家の日常風景だ。 朝食時にリビングに集まっているのはディ・コンスタンティーノ・ラウディ家。 母バビータ、父マッシーモ、ティーンネイジャーの娘イリス、そして幼い養女マナレカの4人家族だ。 8歳の女の子は身振り手振りで養父母の注意を引こうとしているが、目に力がこもり、机の下では両足が落ち着きなく揺れている。 「これから小型バスに乗るの。最初にシートベルトを締めて、音楽を聴くの。すっごく素敵なんだよ!」。 声は甲高く、上ずる。 「この子が言っていることを理解するには、想像力を働かせなければならないこともあるんですよ」と養母のバビータさんは話す。 家族からモニーの愛称で呼ばれるマナレカさんには、発達障害がある。 「詳しいことは分かりませんが、同い年の子供と比較すると理解が遅い。そのため学校ではこの子のニーズに合わせた支援教育が必要なのです」(バビータさん) マナレカさんはヴァカロから約10キロメートル離れたスタビオの特別支援学級でサポートを受けることになった。 この学校で今年開始した「ようこそ学級」プロジェクトでは、発達障害を持つ子供8人が通常学級に統合され、小学1年生の通常学級に出来る限り参加している。 養親はこれまでの経験を肯定的に捉えている。 「この子が先生たちから特別なサポートを受けると同時に、他の子どもたちと触れ合えることは、私としては嬉しい限りです」 と養母のバビータさん。 マナレカさんにとって、これまでスイスで過ごした時間はつらいものだった。 障害児教育障害のある子もない子も一緒に学ぶ とある小学校の1日 Ester Unterfinger & Stefania Summermatterイタリア語圏のティチーノ州が「La scuola che verrà」(伊語で「未来の学校」)と題した教育改革の一環で、障害を抱えた子供たちが普通学級になじめるよう、とあるプロジェクトを立ち上げた。 独語 (de) In der Schule mit Monny – in einer Integrationsklasse 英語 (en) A day at school with Manarekha スペイン語 (es) En una "clase acogida" con Monny 仏語 (fr) A l’école avec Monny, dans sa classe «accueillante» 伊語 (it) A scuola con Monny, in una classe «accogliente» ポルトガル語 (pt) Na escola com Monny: uma classe integrativa ロシア語 (ru) Один день в швейцарский «инклюзивной» школе 中国語 (zh) Monny所在的“全纳学校里的特殊班级” インドからスイスへ マナレカさんはインドの南東地方に生まれた。 約5年間の養子縁組手続きを経て、2015年にスイスにやって来た。 バビータさんは、マナレカさんを初めて見た時の気持ちを今でもはっきりと覚えている。 インドの荒れ果てた施設。 その窓際には、希望にあふれる子供たちの顔が並んでいた。 そしてベランダには、せわしなく飛び跳ねる小さな女の子がいた。 「書面では普通のおとなしい女の子と紹介されていましたが、すぐに何かが違うことに気づきました」。 喜びはすぐに驚きへ、そして驚きは心配へと変わっていった。 バビータさんとマッシーモさんはかねてから養子を受け入れようと考えていた。「私もインド出身で、養子として迎えられました」とバビータさん。 ティチーノ州で育ち、大学を卒業した。 「私はこうして幸せになれたので、養子縁組というチャンスを他の子どもにも与えたいと思ったのです」 インドへの渡航は養子を引き取りに行くことだけでなく、自分のルーツを見つけるという目的もあった。 マナレカさんが暮らす施設の近くには、バビータさんが入所していた孤児院があった。 この孤児院に残されていた古い資料には、実際に自分の名前が記されていた。 そして追記で「両親、不明。目的地、スイス」と書かれていた。 強い感情が押し寄せてきた。 一つの章が閉じ、新たな章が開かれようとしていた。 マナレカさんがスイスにやってきた最初の1カ月は家族にとって辛い試練だった。 マナレカさんは反抗し、叫び、周りの人を蹴り、噛んだ。 「まるで檻の中の動物のようでした」とバビータさん。 特に14歳の義姉イリスさんを頑なに拒んだ。 「私の存在を受け入れようとしませんでした。私が母を抱きしめたら、彼女は怒り狂いました」。 そう語るイリスさんは、自分の気持ちを家族に打ち明けることは恥ずかしいと思ったという。 「自分の家族から見放されたように感じていました。その気持ちとなかなか折り合いがつけられませんでした。義理の妹については当初、全く違うことを想像していました」。 今までは悪い面にしか目が向かなかったが、最近は義妹を理解できるようになってきたと話す。 時間はかかったが、イリスさんとマナレカさんの仲は良くなった(Ester Unterfinger/swissinfo.ch) 特別支援学級のサポート 養父母はマナレカさんに発達障害があることにすぐには気がつかなかった。 特定の行動は幼年期に受けた暴力や拘束の影響もあった。 彼女にこうした過去があったことは、彼女との親密な会話の中で徐々に明らかになっていった。 こうして過去の全体像が見えてきた。 マナレカさんは幼い頃、他の子どもたちと路上生活を送り、食べものに苦労していた。 「彼女の体にはまだ暴力を受けた跡が残っています」とバビータさんは言う。 マナレカさんはスイスに来て1年後、ヴァカロにある小学校の1年生クラスに同じ居住区の子供たちと一緒に進学した。 イタリア語はつたなく、集中力が続かなかった。 「いつも『分からない』と言っていましたが、とても努力していました。根性がある子です!」と養父のマッシーモさんは語る。 担任と校長の勧めで知能検査を受けてみると、8歳のマナレカさんの知能レベルは4~5歳並みという明白な結果が出た。 「そのため娘を特別支援学級のある学校に入学させるのはどうかと提案されました。学校側は私たちが不機嫌になるだろうと予想していたようですが、私たちは落ち着いてこの提案について考えてみることにしました。誰かが娘を助けてくれることが分かり、私たちはほっとしたのです」 マナレカさんと養母のバビータさん、養父のマッシーモさん(Ester Unterfinger/swissinfo.ch) インクルージョン教育 ティチーノ州は全国に先駆けて発達障害児の統合教育に取り組んでいる。 同州の学校制度は隣国イタリアの統合教育に影響を受けているが、マナレカさんが現在通うスタビオの学校では、これまでのアプローチの先をいくインクルージョン教育を取り入れた試験プロジェクトが行われている。 インクルージョン教育では、発達障害の有無に関わらず児童たちが交流し、個々の児童の教育的ニーズに合わせた授業が行われる。 私たちの社会は障害児や学習困難な児童に優しい社会とは言いがたい。 イリスさんはこのことを身を持って実感している。 なぜなら特別支援学校に通う生徒について同級生が話した言葉を耳にしたことがあるからだ。 「義妹が特別支援学級に通っていることを隠そうとは思いませんが、そのことについて積極的に話す気もありません。誰も具体的なことについては知りませんから。『変な』子供たちが通う学校だと思う人が多いんじゃないでしょうか…」とイリスさんは話す。 「変な」子供は一人もいないが、違いがあることは確かだ。 マナレカさんのクラスに掲げられたカラフルなボードにも「私たちはみんな同じで、みんな違う」と書かれている。 スタビオで行われているような試験プロジェクトは、こうした認識が将来当たり前になるための第一歩だ。 ディ・コンスタンティーノ・ラウディ家は将来についてまだ深く考えようとはしていない。 今やるべき課題がたくさんあるからだ。 目下の目標は、マナレカさんが将来自立できるよう、自分で出来ることを増やしてあげることだ。(独語からの翻訳・鹿島田芙美)【SWI https://www.swissinfo.ch/jpn/society/%E7%89%B9%E5%88%A5%E6%94%AF%E6%8F%B4%E5%AD%A6%E7%B4%9A_%E5%A4%96%E5%9B%BD%E3%81%8B%E3%82%89%E8%BF%8E%E3%81%88%E3%81%9F%E9%A4%8A%E5%A5%B3%E3%81%AB%E7%99%BA%E9%81%94%E9%9A%9C%E5%AE%B3--%E3%81%BF%E3%82%93%E3%81%AA%E5%90%8C%E3%81%98%E3%81%A7-%E3%81%BF%E3%82%93%E3%81%AA%E9%81%95%E3%81%86-/43896554】 自分がお腹を痛めた子でも障害が分かって受け入れるのは難儀なこと。 でも、養子として受け入れた子でも、自閉症のように後から発症する障害もある訳で、何の心の準備もなく、成長とともに分かってくる場合もありますね。 ただ、だからと言ってびっくりはしても愛情深く我が子のように育ててゆく姿勢は実に素晴らしく、頭が下がる思いですね。🌠
2018.02.15
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発達障害(17) 苦手克服 過剰な訓練禁物前回に続き、成長した後に二次障害が起きやすくなる育て方を紹介します。今回は、子どもに苦手を克服させようとして、過剰に訓練させるという育て方です。発達障害の特性を持つ子どもは、たいてい何か苦手なことがあるものです。ところが、この育て方の親御さんは、苦手を認めようとせず、とにかく克服させようと、過剰な課題を与え続けてしまいます。 たとえば、字が上手に書けない子ども。発達障害で字がうまく書けない子に、無理やり書き方を教えてもなかなか身につきません。それなのに、ほかの子の2倍も3倍も漢字ドリルを練習するように言いつける親御さんがいます。 すると、ただでさえ苦手なのに、ほかの子の3倍もやらされると、時間は5倍も6倍もかかります。でも、それだけ時間をかけても、結局ほかの子より覚えられないので、その子はどんどん自信を失っていきます。 この育て方の親御さんは、その子の得意なことは認めようとしません。たとえば、その子は、字は苦手かもしれませんが、ゲームは上手だとします。ところが、その子がゲームの難しい場面をクリアしてうれしい時でも、「ゲームなんかやっていないで漢字を練習しなさい」と叱ってしまうのです。 このようなことが続くと、子どもは自信を失い、常に周りからプレッシャーをかけられる生活を送ることになります。大人になっても、ストレスを避け、無気力、無関心になります。 周りから「そんなことではいい学校に行けない」「いい会社に入れない」などと言われ続けるため、「自分はどうせろくな就職ができない」「ニートになるしかない」と諦めてしまうようになるのです。◇ 発達障害では、精神科医で信州大付属病院子どものこころ診療部長の本田秀夫さんに聞きます。(聞き手・松本航介) [2018年02月14日 Copyright © The Yomiuri Shimbun http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/CO029712/20180214-OYTAT50007.html ] 苦手克服のつもりが、逆効果になってしまうのは残念です。自分に自信が持てるような育て方、心掛けたいですね。🌠
2018.02.14
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僕を見出したのはアルバイト先の店主 障害者支援で注目の社会起業家いま、ダイバーシティーの分野で急成長を続ける企業がある。障害者の就労支援や発達障害のある子どもの学習支援などを手掛けるリタリコだ。障害者向け就労支援サービスでは、全国600社以上の企業をインターン先として紹介することで、障害者やその親がそれまで気づかなかった適性を発見するチャンスを増やした。発達障害などの「生きづらさ」を抱えた子どもの学習支援では、気持ちのコントロールや友人との付き合い方などのソーシャルスキルを、一人一人異なる方法で教えている。 2005年に仙台市で創業。本社を東京都目黒区に移し、16年に東証マザーズに上場した。17年には東証1部に市場変更を果たす。社員約1600人を擁し、障害者支援分野では国内最大手。成長を牽引(けんいん)してきたのが社長の長谷川敦弥(あつみ)さん(32)だ。 障害者支援や子育て支援、教育をはじめ、福祉、医療、環境、地域活性化などの分野で、社会が抱える課題をビジネスの力で解決することを目指す長谷川さんのような社会起業家が、次々に登場している。 リタリコのような株式会社のみならず、NPO法人、個人事業主、組合など形はさまざま。彼らが手がける事業は「ソーシャルビジネス」、生み出す変化は「ソーシャルイノベーション」などと呼ばれ、世界的にも注目が集まる。「世界経済フォーラム2017」でヤング・グローバル・リーダーズに選出されたのが、リタリコの長谷川さんだった。 リタリコの急成長や、本社のオフィスや子どもたちのための学習教室、保護者が情報をシェアするウェブサイトを彩るポップなビタミンカラーは、「儲(もう)からない」「なんだか地味」というソーシャルビジネスのイメージを裏切るものだ。 長谷川さんは、名古屋大学理学部を卒業後の08年に新卒でリタリコに入社した。当時はほぼ無名で東京の社員は十数人。営業職などを経て、翌09年には社長に就任した。いまリタリコが掲げるビジョン「障害のない社会をつくる」は、長谷川さんの体験から生まれたものだ。岐阜県多治見市の出身。幼稚園の頃から集団生活が苦手で、「先生の言うことを聞かない」と言われる子どもだった。中高生時代も学校のルールや教師の教えを疑問に思うことが多く、それらを変えようと発言したり行動したりして「気持ち悪い」と言われたり、眼底骨折するほどの暴力を振るわれたり。「嫌われ者な自分が嫌いでした。社会に出てもどうせうまくいかないだろうと思って鬱々(うつうつ)としていましたね」(長谷川さん) 転機は大学1年のとき。アルバイトとして働いた焼き肉店でのオーナー夫妻との出会いだ。「いい声してる」「お客さんに好かれる」「行動力がある」 否定され続けた長谷川さんのすべてが肯定された。長谷川さんも期待に応えようと、団体客獲得のためにオフィスビルで飛び込み営業をしたり、アルバイト勧誘のためのチラシをつくり駅前で配ったり。積極的に店の経営に関わった。さらには、「敦弥くんには世界を良くする力があるかもしれない」「東京かニューヨークに行ってみなさい」 という夫妻の言葉に背中を押されて大学を休学。上京して3年間、IT企業で働いた。そして思った。ITはすごい。これをゲームや戦争ではなく困っている人のために使いたい。そうすれば若くても、社会をいい方向に変えられる。 東京で出会った政治家や起業家と自分との共通点の多さにも驚いた。常識に縛られるのが苦手なこと。周りからちょっと浮いていた学生時代──。 社会起業家を育成するNPO法人ETIC.代表理事の宮城治男さん、若者に議員事務所でのインターンシップを斡旋(あっせん)するNPO法人ドットジェイピー理事長の佐藤大吾さん、東日本大震災の復興事業を手掛ける一般社団法人RCFの藤沢烈さんら、現代を代表する社会起業家たちからは、社会を変えていこうという思いの強さをダイレクトに感じた。「学校では、創造性を発揮すればするほど規則を破る迷惑行為として非難されたけど、社会を変えていくのはそういう人なんだな、と。人と違うのはいいことで、そういう個性を大事にできる社会の仕組みや教育をつくりたいと思うようになりました」(長谷川さん)障害は人ではなく、社会の側にある。それをなくしていくことが目標だ。17年3月期の売上高は約87億円。「ビジネスはあくまで手段。うまくやりたいという願望は0(ゼロ)」 と言い切る長谷川さんだが、上場したことで信頼度が上がり提携話も舞い込むなど、チャンスは圧倒的に広がった。何よりうれしかったのは、利用者から「不思議だけど自分たちが認められた気分になりました」と言われたことだ。 長谷川さんは、「なんでこれっぽっちのことしかできないんだと歯を食いしばる毎日ですが、僕たちががんばることで、障害のある方が社会から認められる一助になったり、株主になるなど利用する以外の方法でも関わってくれたりするのがうれしい」 と話し、こう続けた。「一人では、一社では、社会を変えられない。リタリコが自己犠牲ではなく『ビジネス』としての持続可能性を示すことで、障害者支援はニッチな市場でビジネスとして成り立たないと尻込みしていた人や企業にどんどん参入してほしい」(編集部・竹下郁子)※AERA 2018年2月5日号より抜粋【AERA DOT https://dot.asahi.com/aera/2018020900058.html】株式会社LITALICO 長谷川敦弥さん(32)/名古屋大学理工学部卒業後、新卒で入社。 起業するつもりが、当事の社長の要請で翌年には社長に。 障害者の就労支援や発達障害児の学習教室、 その保護者たちのサポートなどを幅広く展開。 2017年3月に東証1部上場(撮影/伊ケ崎忍)障害は人ではなくて、社会の側にある。視点を変えることで、随分と変化を成してゆくものですね。🌠
2018.02.13
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父親が「子どもの障害を認めない」。 かつては、私もそうだったー変わるために必要な3つの契機とは父親である私が、子どもの障害を理解するようになるまで私には、重度の知的障害を伴う自閉症スペクトラムと診断された息子がいます。IT関連企業に勤めている会社員です。 息子は3歳のころ、自閉症と診断されました。現在は7歳となり、特別支援学校に通学しながら、夕方は放課後等デイサービスに通う日々を過ごしています。毎日楽しそうです。 障害のある子どもの父親として、周りの人たちの会話の中で気になることがあります。時折、お母さま方から「父親が子どもの障害を認めてくれない(理解してくれない)」という言葉が出てくるのです。そこで今回、父親としての経験を元に「父親が発達障害・自閉症を理解するために必要なこと」について考え、経験したり、実践してきたりしたことをご紹介したいと思います。 「父親が発達障害・自閉症を理解する」ことは、日常生活には大きな影響はないかもしれませんが、幼稚園や学校を選択する際には夫婦の意識の違いが事態を複雑にする場合もあると感じています。 私自身は比較的早く子どもに自閉症があることを受け入れた方だと思います。でも、振り返ってみると、偶然が重なって理解できるようになったのかもしれないと感じています。私が父親として、子どもの障害を受容した過程をお伝えすることで、父親の皆さんが自閉症を理解し、受容することに繋がればと考えました。 次から、私が子どもの障害を受容するまでに経験した「3つの契機」から導き出した「父親が子どもの障害を理解するための、3つのアプローチ」についてご紹介していきます。 父親は障害を認めたくないのではなく、基準がない出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161018912 1つ目のアプローチは「父親に同年代の他の子どもの成長段階を理解してもらう」ことです。父親は障害を認めたくないのではなく、ただ他の子どものことを知らないだけなのかもしれないからです。今でこそ自閉症を受け入れている私ですが、以前は息子の症状について全面的に否定したことがあります。息子について考えるようになったきっかけは、認可外保育園の園長先生と担当の先生が、息子に「特徴的な傾向がある」と話をしてくれたときでした。私にとっては突然の話だったので「急に何を言ってくるのだろう」「なんて失礼な保育園だ」と、最初は全く理解する気になれませんでした。 「でも、何人も子どもを見てきている先生たちの話だし、何かあったらアレだし…。」という妻の言葉もあり、夫婦で話し合いをして、病院に連れていくことに決めました。この時の大きなきっかけは、会社の同期の同い年の子どもの成長を見ていたからでした。友人の子は、自然に立つようになり、話すようになり、簡単な身支度ができるようになっていきました。息子とほぼ同月齢の子どもが、周りの子どもや大人たちと、高度なコミュニケーションが取れているのは驚きでした。そしてその成長ぶりから、自分の息子との明らかな違いを”現実的”に感じたのです。それは、息子に発達障害や自閉症があるのだと理解するための大切な機会となりました。 他の家庭の子どもの成長度合いを知っているかどうかは、父親が自分の子どもの状況(自閉症や発達障害の特徴)を理解することに影響すると、私は考えています。父親の理解が得られない場合、まずは他の家庭との交流の場を設けてみてほしいと思います。ただ、あからさまに「ほら、あの子は色々できる、でもうちの子は…」などと指摘されると父親でも精神的にショックを受ける可能性があります。園の行事や親子の集まりなどに参加する機会を増やすなど、なるべく自然な形で機会をつくるのがよいと思います。 専門家の話を直接聞く機会をつくることで、現実味が増す出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=101610182092つ目のアプローチは、「お医者様や専門家の方などと話をする場に父親を同席させる」ことです。 私の場合、妻と共働きで交互に休みを取って通院していた時期があったため、聴力検査や脳波の検査の他、発達障害の診察に病院に行く機会が何度かありました。その際に医師などの専門家から直接話を聞くことで現実味が増したと感じています。病院などの場合は平日にお休みを取る必要がありますが、療育施設などであれば土日であっても専門家に会う機会があります。どうしても平日は難しいという方は、検討してみてほしいと思います。特に、最初の訪問・診察時に、子どもの自閉症・発達障害の特性や傾向について確認する専門家が多いと思います。その際に父親が同席した方がよいと考えています。私が最も衝撃を受けた日は、専門家に息子が自閉症だと明言された日です。この日のことは、今でも忘れることができません。息子の場合は重度で言葉を話していなかったこともあり、この状態が治らないのだと分かったときの衝撃はすさまじいものでした。この日から私の意識はガラッと変わりました。メディアや現場で発達障害・自閉症に触れると理解が深まる出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10248018396 3つ目のアプローチは、「父親が発達障害・自閉症について知る機会を増やす」ことです。 最近では、テレビや新聞で発達障害や自閉症の特集が組まれていたり、インターネットのニュースやブログ、関連する本なども増えています。こういった情報に接触する環境を用意することで、より意識しやすくなると思います。また、療育施設などでは発達障害や自閉症のある子どもたちが通っています。異年齢の子どもも多くいます。数か月に1回でもいいので、父親自身が足を運ぶことで、発達障害や自閉症とはどういう特性があるのか理解し、少しずつ実感がわいてくるのではないでしょうか。 息子が通うLeaf(現 LITALICOジュニア)への送迎をしていた時には、パニックになる子やドアを叩き続ける子、叫び続ける子や泣き続ける子など、さまざまな子どもたちの様子を目の当たりにしました。定型発達とは違う、特性のある子どもたちを知る機会が得られたことで、自分の子どもへの理解もより深まっていったのです。 夫婦で支え合うことが、子どもの幸せにつながる出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161015041「父親が発達障害や自閉症を理解するために必要なこと」について、3つのアプローチ方法をご紹介しました。どのアプローチも、父親である私自身の気持ちが変わるきっかけになったものです。夫が理解してくれないと悩んでいるお母さまや、うまく受容できないと悩んでいるお父さま方にとって、ひとつのきっかけとなれば嬉しく思います。 何より大切なのは夫婦で子どもについてゆっくりと話す時間を設けることです。私の場合、妻といろいろな相談ができる関係を築けています。発達障害や自閉症についても、何でも話ができる間柄です。ただ、話をする際は妻が負い目を感じないように常に配慮をしています。ただでさえ大変な子育てにおいて、子どもに障害があるとなれば母親にかかる精神的負担は非常に大きくなると考えています。特に「生みの親」として負担を感じたり、自責の念に駆られたりする方も多いと聞いています。私の妻も例外ではありません。母親の皆さんは自分で抱えこみ過ぎず、父親の皆さんは奥さまを支えるのだという意識を持って、日々を過ごしてほしいと思います。お互いを支え合いながら、わが子のために前を向いて進んでいくことで、発達障害・自閉症を家族で受容できるようになり、子どもにとっての幸せにも繋がると考えています。【woman. excite. https://woman.excite.co.jp/article/child/rid_Hnavi_35026800/#】父親の視点からの記事は貴重ですね。🌠
2018.02.12
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熱気球教室:小学生授業に活用 栃木・高根沢栃木県高根沢町で熱気球を小学生の授業に活用する取り組みが広がっている。昨年7月に町民ら有志が「たかねざわBC(バルーンクラブ)」を結成し、町内の小学校に出張して「熱気球教室」を開催。町側も熱気球を通した学習効果に期待を寄せている。 先月下旬、町立上高根沢小(高根沢町上高根沢)の4年生11人を対象に、熱気球教室が開かれた。たかねざわBCにとって、3校目の出張授業だという。4年生は、理科の授業で気体や液体を温めたり冷やしたりするとどうなるかを学んでおり、熱気球は授業で得た知識を実践できる「教材」となった。「温かい空気と冷たい空気はどちらが軽い?」。児童たちは、クイズ形式で熱気球が浮く仕組みを学んだ後、班ごとにビニール袋で「ミニ気球」を作って飛ばした。最後は、送風機で膨らませた熱気球の中に児童たちが入り、その大きさを体感。同小の小嶋夏芽さん(10)は「(熱気球は)もっと小さいと思っていた」と驚いた様子だった。 高根沢町で熱気球を活用した事業が始まったのは、本田技研工業(ホンダ)の元社員で熱気球パイロット、佐藤和男さん(70)=埼玉県日高市=のアイデアがきっかけだった。佐藤さんが自閉症の子どもを熱気球に乗せた後、母親から「気球に乗って自信がついたのか、子どもに変化が表れた」という手紙が届き、熱気球による療法を考えたという。 佐藤さんは、04年に町やホンダの協力を得て、自閉症や知的障害の子どもたちと家族を招待し、熱気球を体験してもらう「熱気球ふれあい事業」を開催。地元の中学生やホンダ社員などがボランティアを務め、年2回行われる恒例イベントとなった。 しかし、ふれあい事業で熱気球のフライトを担当していた熱気球クラブが解散。佐藤さんも所属していたクラブだったが、今後も事業を続けるためには「地域に密着した熱気球クラブが必要だった」。解散したクラブで使っていた熱気球を「たかねざわBC」に譲り、熱気球教室を主導している。「(ふれあい事業の)下地があり、いい形になってきている」と出張授業に手応えを感じている。 今後は、地元のメンバーが中心となって活動を続ける予定だという。ふれあい事業実行委代表の阿久津仁さん(60)=高根沢町=は「持続することが大切。町内の小学校に広めていきたい」と話した。 町生涯学習課は、たかねざわBCの活動を評価しており、「気球を通して学びの場をつくっていきたい。町に熱気球の裾野が広がれば」と期待を寄せた。 ふれあい事業やたかねざわBCに関する問い合わせは、ふれあい事業実行委事務局(028・675・4765)。【毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20180208/k00/00m/040/053000c】 普段できないような体験は、インパクトがあり、自信へと繋がるのでしょうね。314万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント感謝です。🌠
2018.02.11
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発達障害の人こそ、企業が採用すべき人たちみなさんも、さまざまな場面で発達障害の人に接することがあるでしょう。 私は、私の息子の友だち、ブレーデンが発達障害でした。 幼いころから、ブレーデンは変わった能力をもっていました。 3歳で、世界の195カ国の名前と首都を覚えていました。 車を見ると、製造年とそのモデルが何年式かもわかりました。 小学校一年生のときには、小学校六年生が読む本を読んでいました。 その頃、私の息子が覚えていたのは5人の大好きなスーパーヒーローの名前だけでした。 ブレーデンの能力には本当に驚かされました。その可能性に、私は想像もできないほどでした。 しかし、ブレーデンの両親は将来を心配していました。 ブレーデンの社会的なスキルは優れたものではありませんでした。 他の人とやりとりするよりも、一人でいることを選びました。 ブレーデンが周りにあわせることができないことを心配しました。 何よりも、大学を卒業したあとの人生を心配していました。 ブレーデンはすごい才能をもっていて、高いIQであっても、グレーデンの居場所を見つけることができるか心配をしていました。その心配は間違いではありません。 発達障害の人の多くは知的で、教育も受けていて働きたいと考えています。 しかし多くの場合、人との関わりが困難であることから、仕事に就くことが難しくなっています。 例えば、面接のときにも面接官の目を見ることができなかったりするためです。 しかし、発達障害の人はハイテク業界の多くの企業が求めているスキルを十分に持っているのです。 米国では、フルタイムで雇用されているのは、発達障害の人の6人のうち一人だけです。そして雇用されている人の半数以上が、今行っている仕事に必要なものよりも、高い資格とスキルをもっています。 米国では68人の子どものうち一人が発達障害です。そのような時代であるにもかかわらず、驚くべき状況です。 ますます技術革新の速度が速まっていく中で、ビジネスの世界は急速に変化しています。 AI、ロボット、プロセスの自動化などの導入が進むに連れ、よりたくさん、データを利用する必要が出てきます。 STEM(科学、技術、工学、数学)の人材の不足が起きています。発達障害の人は、企業が採用すべき人材です。 アーネスト&ヤング社では、脳の機能と行動の違いを、人間の多様性として認める、ニューロダイバーシティに賛同しています。 自閉症スペクトラム症などを含む神経発達が異なる人たちは、分析、数学、パターン認識、情報処理が得意であり、技術的な取り組みや詳細なところへの注意を好むことが少なくありません。 アーネスト&ヤング社の米ダラスのオフィスでは、神経発達の専門家たちと新しい採用方法を行うことで、発達障害の人を10名雇用しました。 この10名は反復的な仕事ではなく、シンクタンクでの革新的な仕事に挑戦しています。 アーネスト&ヤング社では、他者との社会的な交流に左右されないで、価値あるスキルが発揮できるように支援するように取り組みました。 募集し、採用にいたるまでには厳密に行っていく必要がありますが、ニューロダイバーシティ採用ではこれまでとは違います。 履歴書に簡単な間違いがある人がいました。 この人が来るまでに、この会社に入った25万人には許されることがない間違いでしたが、この程度は問題としないように判断基準を変更しました。 また、ある人はこれまでの面接プロセスでは正しく評価できないとわかったため、ロボットを作ってもらいました。この人はプログラムを作成して、作業の自動処理を実現し、元の作業時間を半減させてくれました。 アーネスト&ヤング社では、ニューロダイバーシティでのさまざまな専門的な才能が、仕事をより効率的にし、生産的なものにして、革新的にしてくれていると考えています。 そして、発達障害の人たちが、ここで働き、多くの人たちの生活に変化を与えることを誇りに思っています。 数十人の社員たちが、発達障害の新入社員の仲間となり、ニューロダイバーシティセンターを設立することを求め、友人や家族、クライアントも巻き込んで取り組んでいます。 私は、このように取組むことで、他の企業も大きな利益を得るはずと考えています。 そして私の息子の友人、すごく才能のあるブレーデンのような子どもたちが、大きくなってからも輝ける機会が増えることを願っています。(出典:米DALLAS NEWS)(画像:Pixabay) 面接試験があるために、ふだんの力を活躍して、活躍できていない人は少なくないはずです。 多様な採用方法が求められています。 また採用されなくても、活躍ができる機会、起業し生きていくことがしやすなればと願います。 発達障害の人を採用してサイバー犯罪に対抗(チャーリー) 【たーとるうぃずhttps://www.turtlewiz.jp/archives/14992 】 発達障害に限らず、メジャーリーグをみても、 多くの才能を発掘し、伸ばしてくれる環境がアメリカにはありますね。🌠
2018.02.10
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栃木・日光に折り紙自販機 障害者手作り観光客に人気栃木県日光市の日光東照宮近くに、折り紙作品を取り扱う自動販売機が登場した。作品は福祉施設に通う障害者の手作り。観光客らが旅の思い出に買い求め、売れ行きも好調だ。設置した会社は「障害のある人にやりがいのある仕事をしてもらうモデルケースになれば」と意気込んでいる。 2月初旬、最寄り駅から東照宮まで観光客が向かう日光街道(国道119号)。道ばたに、カラフルな和柄のデザインを施した中古のたばこ自販機があり「折紙」の文字が躍る。友人と一緒に観光に来た会社員の猪瀬奏恵さん(21)=さいたま市=は、たばこ箱大のパッケージから折り鶴を取り出し「日光のイメージにぴったり」と声を上げた。 自販機は宇都宮市のIT関連企業「アクシス」が昨年10月に設置した。「日光に折り紙の自販機を置くと面白そう」「障害者の就労支援に」。社員との雑談から生まれたアイデアを社長の和気悟志さん(41)が採用。「つるのはねプロジェクト」と銘打ち、日光市の就労支援事業所「すかい」の協力を得て実現した。 手掛けるのは知的障害のある女性3人だ。鶴やかぶと、まりなどの5作品1組で200円。種類は一応決まっているが「楽しんで取り組むのが大事。その時々で作品が変わることも」。中身は箱を開けてのお楽しみだ。 設置当初、50組超を販売したところ、2日ほどで完売した。3カ月で約700組が売れ、制作が追いつかないこともある。これまで仕事が困難だったという3人。事業所長の郷間優子さん(34)は「みんな生き生きと作業している」と手応えを感じている。 箱に入っているQRコードがフェイスブックにつながっており、写真で作り手の様子などを紹介している。郷間さんは「買った人が障害者を身近に感じるきっかけになれば」と期待する。 今後はフェイスブックから観光情報も発信する予定だ。和気さんは「日光の新しい観光資源として定着させ、就労支援として他の事業所にも広げたい」と話している。 【日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26722590Z00C18A2000000/】自販機とは面白い発想でも、販売も手掛けられたら社会との接点も増えますね。🌠
2018.02.09
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発達障害の子「死ねば分かった?」「家庭訪問で登校刺激を行う→お願いしていない」「就寝時間がなぜそうなったのか本人に確認させる→プレッシャーになります」…。 「学習障害(LD)」がある佐藤駿さん(16)=仮名、福井県内在住=のために、保護者と教師らで作成する「個別の支援計画」には、母・美穂さん(45)=同=の意見が随所に記されている。 中学最後の計画にもかかわらず、特性が理解されていないと感じた。誤字やコピペ(文章の切り貼り)も散見され「真剣に考えてくれていない」と美穂さんの不信感は消えなかった。 駿さんは字を書くことが苦手。一方で、駿さんが友だちとSNSでするやりとりは普通の若者と何ら変わりない。「書こうとすると『書くことだけ』に意識がいってしまう」(美穂さん)。解決策として学校側に授業中のタブレット使用を求めてきたが実現しなかった。 「視力の弱い子が眼鏡をかけるみたいに、その子に応じてデジタル機器を使うのがどうしてダメなの」。母親として納得できない。文部科学省による発達障害の子どもに対する合理的配慮の例に「デジタル教材、ICT機器等の利用」が明記されているだけになおさらだ。 ■ ■ ■ 同県鯖江市の吉崎莉菜さん(13)は5年生になってすぐ、担任に「なんでそんなのが分からないの」と言われ、算数が嫌になった。唯一できた国語で漢字の止めやはねを細かく指摘されたことがこたえた。「(学校に)行きたくない」「嫌や、嫌や」と言うことが増え、全身にじんましんが出るようになった。 半年以上、市内外の皮膚科を回ったが治らなかった。一晩中、母・幸子さん(43)が体をかいてあげないといけなくなり、睡眠薬が必要になった。知人が「もしかしたら心に何かあるのかも」と心療内科を勧められ受診。「自閉スペクトラム症(ASD)」だった。体の発したSOS。「悩んだけど義務教育にこだわるよりも命のほうが大事」(幸子さん)。6年生になって学校に行かなくなると、じんましんの発症は劇的に減った。 莉菜さんは勉強の代わりに、動物の絵を描くことに没頭した。描き始めて3カ月後の公募展で大賞受賞。審査した画家から「すごく才能がある」と手紙をもらった。作品をネットで公開すると外国人から「天才だね」とコメントが来た。スマートフォンケースとTシャツの商品化も決まった。幸子さんは「楽しくなってきたんでしょうね。学校で褒められることがなかったから」。莉菜さんは今、犬猫の殺処分ゼロを訴える絵本を描こうと、保健所の見学に行くほど行動的だ。 ■ ■ ■ 県教育委員会によると、発達障害などで通常学級に在籍しながら、必要に応じて個別指導を受ける「通級指導」対象の小中生は6万3497人のうち519人(2017年度)。ほかにも小学校を中心に「気がかりな子」がいる。 ある教師は「苦手なことを頑張ってやり遂げたとき、褒めてあげるとすごく伸びる」こともあって発達障害の可能性を指摘できないことがあると打ち明ける。別の教師は保護者に診断を促すと「自分の子どもに障害の可能性があると言われた気持ちは分かるのか」と責められたという。 理解が不足したり、対応が遅れたりして苦しむ子ども。駿さんは卒業から半年以上たってぽつりと漏らしたという。「僕、死ねば分かってもらえたのかな」【福井新聞 http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/289676】佐藤さん(仮名)の個別の支援計画シート。理解不足による指導内容や誤字に母親は不信感を募らせた自殺することで、初めて解明することも多いけど、それではあまりにも悲し過ぎますね。生きて、頑張る選択が大事ですね。🌠
2018.02.08
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発達障害の子が公共交通を楽しむ動画が人気イギリスのノッティンガム周辺での公共交通を使う発達障害の少年の動画がYoutubeで人気になっています。 ユーチューバーのケブが、自分の妻と息子との生活についてYoutubeに動画をアップしています。 28000人が、ケブのYoutubeチャンネルを登録しています。 ケブは息子のアンディが路面電車に乗って喜んでいるところ、バスに乗って喜んでいるところの動画を公開しました。 動画では、アンディが公共の乗物が大好きなこと、そしてこれで3週間の旅行をすることを伝えています。「アンディは、この数週間の旅行を楽しみに計画していました。アンナのお母さんにクリスマスプレゼントを買うためには、まずこの路面電車に乗れなければなりません。上がったり、下がったり、アンディが大好きな乗物です。そして、バスにも乗ります。」「路面電車が大好きな理由」というタイトルの動画では、ノッティンガム周辺を走る路面電車に乗っているアンディの様子が映っています。 ケブは息子のアンディが、路面電車のハイバリー・ベイル駅が特に大好きだといいます。 それは、この駅で線路が二手に別れるためです。 路面電車で、ノッティンガム市内中心部に向かって、そのあとはバスに乗りました。バスでも、アンディが喜んでいます。この発達障害のアンディが、ノッティンガム周辺の公共交通に乗って楽しんでいる動画には、12月に公開されると、たくさんのメッセージが寄せられ、もう1万回以上視聴がされています。 こんなコメントもありました。「あなたの息子は、どんな状態であるにせよ、とても知的な少年です。きっと将来、成功します。」 「交差点や路面電車を撮影しているときの、アンディの顔は本当に素敵です。 次はどこに止まるのかもわかっているんですね。本当に素晴らしいです。」 うちの子もバスに乗ったり、電車に乗ったりすると本当にうれしそうです。 騒ぎ出したりする心配がやはりあるので、朝のラッシュ時などは避けますが、近距離であればできるだけ一緒に電車やバスに乗りたいと思っています。(長距離はやっぱり車です。) 小さな頃から大きくなっても、うれしそうに外を見ている変わらない笑顔は、私にとってはいつまでも宝です。発達障害の子がジェットコースターで変わる(チャーリー) 【たーとるうぃずhttps://www.turtlewiz.jp/archives/14816 】 一生楽しめる、すてきな趣味ですね。。🌠
2018.02.07
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「初診待ち数カ月」解消へ 開業医が早期診察 発達障害を疑われる子どもが初めて病院にかかる際、診察までに数カ月待たされてしまうケースが全国で相次いでいる。鳥取県内でも受診希望が特定の病院に集中し、待機時間が延びる例が発生。適切な支援が遅れる恐れもあり、県は2016年度から地域の開業医を対象にした研修を始めた。専門医がいる病院への偏りをならすことで「待機児童」の解消につなげていく考えだ。【毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20180123/k00/00e/040/207000c】男児の診察をする前垣義弘医師(右)と、研修でその様子を見る岡空輝夫医師(右から2人目)=鳥取大医学部付属病院でまずは、現場からの取り組みですね。初診の待機が解消されるといいですね。🌠
2018.02.06
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発達障害の社会性難の原因は報酬不足と感覚両手をグーにして、「どーっちだ?」 子どもなら誰でもしていそうな、こんな遊びが研究方法の基礎となりました。 自閉症スペクトラム障害(ASD)の子どもたちの、まわりの人とのやりとりについての研究です。 米カリフォルニア大学教育大学院で特別教育を専門としているキャサリン・スタブロプロス教授が、研究の調査方法として利用しました。 キャサリン教授は、神経科学の知識ももつ臨床心理学者として、自閉症スペクトラム障害の子どもと典型的な発達をしている子どもたちの脳内の電気活動から、脳内の「報酬」システムに違いがあるかを調べました。 自閉症スペクトラム障害の子どもは、典型的な発達をしている子どもに比べて、まわりの人とのコミュニケーションが少ない傾向にあります。 その理由を説明するために、これまで臨床医や研究者たちはさまざまな仮説を提唱してきました。 その一つは自閉症スペクトラムの子どもは、典型的な発達の子どもに比べて、まわりの人とコミュニケーションを行っても脳内において「報酬」が与えられないためだとしています。キャサリン教授はこう言います。 「私たちの多くは、他者とコミュニケーションを行うと、ドーパミンが分泌されます。この社会的動機づけ仮説は、発達障害の子どもたちは、他者とのやりとり、コミュニケーションで同じようにドーパミンが分泌されない、つまり報酬が与えられないために、他者とやりとりをしないとしないと考えるものです。」 また別の仮説は、感覚の過敏によるものだとします。 自閉症スペクトラムの子どもは典型的な発達をしているこどもよりも、強くたくさんの感覚を得てしまうために、他の人とのやりとりには圧倒されてしまうために逃げてしまう、嫌いであるからと考えるものです。 「発達障害の子どもは、音がとてもうるさく聞こえたり、光が明かりすぎたり、強烈になることがよくあります。私たちの多くも、叫んでいるように聞こえる人や、あまりにまぶしい照明の部屋、騒音の中、そんな状況で会話をしようとは思わないはずです。」 つまり、感覚過敏が原因とする仮説では、自閉症スペクトラム障害の子どもは感覚の洪水を避けたいために、他者とコミュニケーションを行わないと考えます。 キャサリン教授たちの研究チームは、7歳から10歳の43人の子どもに参加してもらい、電気的な反応から脳の活動を探りました。 子どもたちは、「社会的動機づけ仮説」「感覚過敏仮説」の両方について確認できる、遊びのような調査に参加しました。 子どもたちは33個の電極がついたキャップを頭にかぶります。 「子どもたちには、ゲームをしてもらいました。少し待ってもらう時間もあります。その待っている間に、子どもたちは考えます。当たりが続くと、子どもたちは興奮していきます。 脳内でたくさんの報酬をもらい、もっともっと当たりを出したいという気持ちが強まっていきます。」 子どもたちは、2つの箱から当たりを選ぶゲームを行いました。・2つの箱からどちらかを選ぶ。・「当たり」であれば、「人の笑顔の写真」か「上向きの矢印」のどちらかが表示される。・ハズレであれば、「人の悲しい顔の写真」が「下向きの矢印」のどちらかが表示される。このゲームの調査から、次のことがわかりました。・自閉症スペクトラム障害の子は、典型的な発達の子に比べて、顔の画像が出ることを望まない。 つまり、自閉症スペクトラム障害の子は、典型的な発達の子に比べると人とやりとりをして得る「報酬」が少ないと考えられる。 さらに、重度の自閉症スペクトラム障害の子は、より矢印が出ることを望んでいた。 ・箱が当たりでもハズレでも関係なく、典型的な発達の子の脳は「報酬」システム(=うれしい)が活発になっているのに対し、自閉症スペクトラム障害の子は感覚過負荷を感じているときと同じ状態になっていた。 ・しばらく行うと重度の自閉症スペクトラム障害の子は「当たり」を選んで「人の笑顔の写真」が出たときには、多動になったり、パニックに近い状況を示すようになっていった。 これらの結果から、キャサリン教授は自閉症スペクトラム障害の子が他者とコミュニケーションをするのが少ない理由は、脳内の報酬が少ないためとする仮説、感覚過敏のためだとする仮説の両方だと言います。 「発達障害の子どもたちは、典型的な発達の子どもに比べて、コミュニケーションをとることで得られる「報酬」は少ないものの、全くないわけではありません。」とも付け加えています。 「この研究は発達障害の子どもたちの脳内における報酬システムをよりよく理解することで、医療的な支援の開発につなげられるものです。他の人とのコミュニケーションが、報われるものであることを、ゆっくりと教えていくのです。また、発達障害の子どもたちが感覚に過敏であることに配慮をして行うことも重要です。私たちが話す声の大きさ、まわりの明るさが、どれほど「報酬」に関係するのか、微妙なバランスが必要となります。」(出典:米ScienceDaily)(画像:Molecular Autism)(画像:Pixabay) うちの子は感覚に過敏な感じはなく、むしろ鈍感な感じがします。なので、「報酬が少ない」のかなと思います。 自分から話しかけてくるようなことは全くありませんが、それでも楽しくやっています。 理由がわかれば、療育にも活かされていくはずです。 自分の子どもでもわからないことだらけなので、こうした研究がますます行われていくことを願っています。(チャーリー)【たーとるうぃず https://www.turtlewiz.jp/archives/14582】敢えて報酬を与えること、意識づけることも必要なんでしょうね。🌠
2018.02.05
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舞台「レインマン」で藤原竜也&椎名桔平ダブル主演 藤原竜也と椎名桔平が、ダスティン・ホフマン&トム・クルーズ共演のアカデミー賞受賞作に基づく舞台「レインマン」でダブル主演、初共演することが決定した。 映画版でクルーズが演じた弟チャーリーに藤原、ホフマンが演じた兄レイモンドに椎名。 大作に臨む藤原は、「トム・クルーズさんが演じたチャーリー役は素晴らしいので意識せざるをえませんが、舞台でしかできない表現を見つけたいと思います。自分にも兄がいるので、 今回の役には感情移入しやすいかもしれません。演出の松井さんと共にしっかり稽古をし、 自分にしかできないチャーリーをお見せしたいです」とそのプレッシャーと喜びを表している。 1988年にアメリカで公開された『レインマン』は、事業に失敗し窮地に陥った高級外車のディーラーのチャーリー(クルーズ)が父の遺産目当てに、長年疎遠になっていた重度の自閉症の兄レイモンド(ホフマン)を施設から連れ出し、トラブル続きの旅を繰り広げるロードムービー。 アカデミー賞で作品賞をはじめ、レイモンド役のダスティン・ホフマンが主演男優賞に輝き、主要4部門を独占。 2006年に日本で世界で初めて舞台化されたのち、2008年にロンドンのウエスト・エンドにて新たに舞台化。 今回はこのダン・ゴードン脚本によるウエスト・エンド版の翻訳上演となる。 上演台本および演出を、2011年に「自慢の息子」で第55回岸田國士戯曲賞を受賞し、小説家としても活躍する劇作家・演出家の松井周が担当する。 【シネマトゥデイhttps://www.cinematoday.jp/news/N0098154 】 【写真】ダスティン・ホフマン&トム・クルーズ共演の映画版『レインマン』 レインマンの舞台化、楽しみですね。🌠
2018.02.04
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発達障害、緘黙持ちの過ごし方について発達障害、精神障害、緘黙持ちで、作業所に通っています。 今年で31歳になります。父はいますが、母はもういません。 日常の話し相手は、今は父だけです。 姉が二人いますが、子持ちで多忙な日々故に、連絡も稀です。 作業所でも話す事は出来ず、聴覚過敏のせいで周りの声がストレスになります。 今は趣味もなく、日々無為に時間を過ごしています。 趣味もつまらなくなってしまい、まるで手がつかない状態です。 今まで障害のせいにして、コミュニケーションを諦めていました。SNSも周りの反応に逐一、一喜一憂しては疲れるのでやってません。コミュニケーションは諦めているつもりでも、やはり寂しい気がします。 父もいつまでいてくれるか、と思うと尚更で。コミュニケーションは出来なくても、何か気が紛れるようなものはないでしょうか。 今日常でやってる事と言えば、多少の料理(父に手伝ってもらいながらです)と、スマホゲームくらいです。【Yomiuri Line 発言小町http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2018/0201/836156.htm 】唯一、父親との関わりの中で何かしら見出せるといいのでしょうね。淡々とした作業所通いの日々のストレス、発散できることが一番なのかと感じます。313アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント感謝です🌠
2018.02.03
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原因遺伝子を特定 ADHD合併自閉症で和歌山医大和歌山県立医大の森川吉博教授らは、注意欠陥多動性障害(ADHD)を合併した自閉症について、特定の遺伝子が大きな原因となっていることを明らかにした。自閉症患者の多くが、ADHDも発症するとされているが、原因が不明で治療が困難だった。今回の研究成果により、有効な治療法の開発が期待できるという。自閉症は3歳以前に発症し、その確率は50人に1人という頻度の高い発達障害。罹患率は年々、増加傾向にあるという。他の子どもと遊ばない、視線を合わせるのが苦手、言葉の発達の遅れ、場の空気が読めないなどの「社会的コミュニケーションの障害」のほか、ものをたたく行為を繰り返すなどの「繰り返し行動」、興味のあるものに執着するなど「こだわりの強さ」、小さな物音が大きく聞こえるなど「感覚過敏、感覚鈍麻」といった症状がある。 一方、別の発達障害「ADHD」は、落とし物や忘れ物が多い、長時間集中できない「不注意」、教室で着席できないなどの「多動性」、順番を守れない、怒ると乱暴になるなど「衝動性」といった症状がある。 自閉症患者の4~8割は、この「ADHD」にもかかるとされていて、その場合、症状が重くなり、治療は困難になるという。 自閉症の要因として、脳の神経細胞間の情報伝達をする部位の遺伝子異常が多く報告されている。そこで森川教授らは「Kirrel3」という遺伝子に注目した。 マウスでこの遺伝子を欠損させたところ、ADHDを合併した自閉症の主症状の多くを再現する行動異常が見られた。この遺伝子がこの疾患の重要な原因となっていることが分かった。【紀伊民報http://www.agara.co.jp/news/daily/?i=346743 】【ADHDを合併した自閉症の発症の仕組みが一部解明できたと発表する和歌山県立医大の森川吉博教授(1月31日、和歌山市で)】ADHD合併自閉症で原因遺伝子特定、合併を伴わない場合やその他の領域にはどういう影響があるのか、更なる研究が臨まれますね。🌠
2018.02.02
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卓球・知的障害 TOMAX・石川貴陽代表/父一則さん/母清子さん /千葉◆TOMAX・石川貴陽代表(36)/父一則さん(66)/母清子さん(61)不屈の精神、教えられ 悲願のメダル、親子3人で秘策 難病の手術から5カ月しかたっていなかった。リオデジャネイロ・パラリンピック卓球の知的障害の部に出場した松戸市の竹守彪(たけし)選手(23)。決勝トーナメント進出をかけた韓国選手との一戦は1ゲームずつ取り合う接戦となった。しかし、その後は2ゲームを連取され敗退。「出るからにはメダルを」と挑んだ初舞台は2戦2敗に終わった。でもコーチの石川貴陽(たかはる)さん(36)は前向きに受け止めた。「何もかも特別な大会。2020年の東京へ大きな経験になった」石川さんは専大松戸高、中央大を出てスウェーデンに渡り、プロチームで活躍した元選手。バルセロナ五輪の金メダリストで「100年に1人の天才」と言われたワルドナー選手が所属した名門「スポルバーゲン」で1年間プレーした。帰国翌年の06年、「海外のように、強制せず、選手が自分でのし上がってくるように仕向ける指導をしたい」と、松戸市東松戸に卓球クラブ「TOMAX(トマックス)」を設立した。 日本トップレベルの選手から小学生までの健常者約40人と、知的・身体障害のある約20人が所属する。ともに実業団の強豪だった川崎製鉄千葉の元選手でそれぞれ日本知的障がい者ナショナルチーム男子・女子監督として世界パラ選手権などで選手を優勝に導いた父一則さん(66)、母清子さん(61)もコーチだ。 クラブと知的障害者との関わりは25年前にさかのぼる。清子さんが地元の医師から「脳の機能改善に効果的な卓球を、知的障害者の治療に生かしたい」と協力を求められ、市内で開いていたクラブの前身の卓球教室に4人を迎えたのがきっかけだった。一心にボールを打ち返す姿にひかれ、その後も積極的に受け入れた。竹守選手が清子さんの教室を訪れたのは、中学2年の時。自分より重い障害の友人に卓球で完敗し、悔しくて友人が通う教室に申し込んだ。高校に進んで、クラブの「トップアスリートコース」に移った頃から急激に力が付いた。障害は軽度だが、ボールに回転をかけるなど複雑な技術を習得するには時間がかかった。石川さんらは地道に繰り返させた。 スーパーで働きながら1日2~4時間の練習を続け、13年から「日本知的障がい者卓球連盟」のチャンピオンシップで4連覇。14年アジアパラ競技大会では日本人初のシングルス金メダルに輝き、世界ランキングを7位まで上げた竹守選手を難病の潰瘍性大腸炎が襲った。自ら決断して昨年4月に大腸の摘出手術を受け、一時はリオ出場も危ぶまれた。清子さんは「医師も大丈夫だと言ってるよ」と励ました。だが逆に、リオで戦う竹守選手の姿から「負けないぞという気持ちがあれば、困難や病気に打ち勝てる。不可能なことはない」と教えられた。 東京パラリンピックへの道は平たんではない。多くの試合に出てポイントを稼ぎ、世界ランキング上位にいなければ出場権は得られない。国内の若手も伸びている。「リオで甘い世界でないことを実感した。全員がライバルだと思って、全力で戦っていく」と竹守選手。石川さんは「コーチにできるのは対戦相手の情報を集めて分析し、対策を講じること」と秘策を練る。リオでかなわなかった1勝、そして悲願のメダル獲得へ、親子3人で支え続ける。【毎日新聞 https://mainichi.jp/sportsspecial/articles/20170106/ddl/k12/050/241000c】卓球台を前に話す(右から)石川貴陽さん、竹守彪選手、石川さんの父一則さん、母清子さん。 3年後を見据え、石川さんは「体がぶれないように足腰を鍛えないと」とアドバイスした=松戸市東松戸の「TOMAX」で親子三人、大きな夢を実現できるといいですね。🌠
2018.02.01
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