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2012/02/02
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カテゴリ: 手仕事の事
マングローブの茂る遠浅の海に織り上がった布を浸す。
「海ざらし」と呼ばれる作業。
紫外線とオゾンの働きで白はより白く、色はより鮮やかになるという。
かつて沖縄県全域で行われていたという。

沖縄の夏を涼しく過ごす 芭蕉布 。その芭蕉布を始め、様々な布の海ざらしを西表島で続けている染織家の石垣昭子(73)さん。竹富島生まれ。
東京で女子美短大を出て京都の染織家で人間国宝の志村ふくみ(87)に3年間草木染を学んだ。

その後竹富島に戻り民俗学研究者である伯父の上勢頭亨(うえせどとおる)の仕事を手伝っていた時、祭りで聞いた「ナカラダー」に感動した。西表島の民謡だという。行って、出来れば住んでみたい。周囲の反対を押し切って伯父だけが背中を押してくれた。

1980年に定住する。夫の金星(66)とともに「 紅露(くうる)工房 」を始める。島には草木染の材料が何でもある。千坪の田んぼの周囲に芭蕉を植え繊維をとる。畑では何でも育つ。「染織家にとっては夢みたいな島。」

石垣のうわさを沖縄県大宜味村喜如嘉で芭蕉布を織る 平良敏子 (90)はうれしそうに聞いていた。
岡山県倉敷で終戦を迎えた平良は故郷に帰って荒れ果てた故郷を芭蕉布を織る運動で復興に当たる。

芭蕉を植えることから始め2,3年で切り倒し皮をはいで繊維をとる、草木で染める、織る。どれも力仕事だった。
染めの作業も根気の要る作業だった。
樹皮を煎じて作った染め液に糸を漬け、干し、又漬け込む。間には何度か蒸しもはさむ。延々とその繰り返し。

「そんな難儀しなくとも、化学染料なら、1、2回で簡単に染まるよ」と業者達は勧めた。「あたしは頭が悪いからね。これしかしらないさ。」そう答えた。
那覇に移って指導者になってくれとの誘いも断わった。戦禍から立ち直った喜如嘉の村から離れなかった。

「喜如嘉の芭蕉布」は74年、国の重要無形文化財の団体指定を受けた。平良も2000年に人間国宝になった。だが、反物に「平良敏子作」の名前はつけない。民芸の美を説いた柳宗悦が芭蕉布について書いた「この世には名もない人から沢山美しい物が生まれている」という言葉をかたくなに守っているからだ。
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朝日新聞;人・脈・記_つむぐ 織るシリーズより抜粋

織るという世界、染めるという世界奥が深いと改めて感じました。
私のお世話になっている咲き織りの会の先生も糸はご自分で染めた物をいつも沢山持ってきてくださっています。私もいつか自分で染めた糸を使って織り上げてみたい、と思っています。

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最終更新日  2012/02/03 11:11:30 PM
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