全4件 (4件中 1-4件目)
1
部屋の外壁に突き出した換気扇のカバーに、今年も鳩が巣作りをはじめたようだ。台所に立っていると、鳩の鳴く声がうるさいくらいに大きく聞こえる。鳩が巣作りしようとしていた玄関の植木鉢は、去年の暮れに処分してしまったが、軒先近くにある換気扇カバーの巣は、毎年のように鳩が巣をつくっている。あまりいい声では鳴かない鳩は、それでも煩いばかりではなく、今年も春が廻ってきたことを知らせる。街角で聞く濁声で鳴く鳩と空を浮かべて澄む水溜り
2008/02/23
コメント(0)
夜寝る前に本を読んでいる。どの本を読もうかといくつも試してみた。けれど、どれもしっくりこない。海外の古典から現代の日本のミステリーまで、寝る前に試しに少しずつ読んでみた。けれど、どうも寝る前の気分に合わない。いろいろ試した結果ようやくぴったりの作家を見つけた。三浦哲郎という作家だ。学生の頃から一人の作家が気に入ると、その人の作品ばかり読むという癖がある。学生の頃、一時期三浦哲郎にもはまっていたことがあるけれど、あらためて読むと、この人の描く世界にはひとつの色が通っているのに気づく。夜寝る前のひと時を、その世界の色に染まって眠る。眠る前の大きな喜びだ。北に住む人の祈りを聞くことの穏やかなるも色濃き眠り
2008/02/16
コメント(1)
菜園に見慣れない小鳥が来た。黒に白い線が入っている、雀くらいの大きさだ。つがいなのか、二羽だけが菜園の入り口に降り立って、地面のなにかを忙しなく啄ばんでいた。ネットで調べたが鳥の名前が分からない。黒色の体の横に白い線がきれいに入って、喉の辺りも白かった気がする。尾も少し長かった。名前の知らない小鳥を見つけるのは、興味深いし面白い。とてもきれいな小鳥だった。石塊の落ち続けて行く速度土を啄ばむ名知らぬ小鳥
2008/02/09
コメント(0)
秋の終わり頃から急に夜が冷えて、毛布を二枚使わなければ寒くて眠れなかった。それが、いつのまにか毛布一枚でも平気になった。気温は随分低くなったというのに、体が寒さに慣れてきたのだろう。体の内にも、地球の大地と同じように動く自然を見つけたような気がする。寒椿沼の氷も光たる雪止む朝の微かな温み
2008/02/02
コメント(0)
全4件 (4件中 1-4件目)
1