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菜園を見ると整然となっているのに驚いた。畝の上に束ねて突き刺されていたプラスチックの棒が、育った苗を支えられるようにと、等間隔に立てられてビニールの紐で囲われている。こうして段々と夏の支度は整えられていくのだなと思った。春先の畝に立つとき朝霞輝くものの瞳を知らず
2008/03/29
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スーパーのチラシで、たらの芽と姫竹の天ぷらを売っているのを見た。菜の花も売っていた。広告にも春を告げる知らせが載っている。日差しも日増しに強くなって、暖かな風を運んでくる。たらの芽の味忘れ居て故郷の風を見ながら箸をすすめる
2008/03/22
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水がぬるむ季節、米を研ぐのが楽になった。寒い時期は湯で米を研ぐと言っていた人もいたが、凍えるような日でも冷えた水で研がないと、どうもうまいご飯が炊けない気がする。だから、野菜や米は冷水で洗い研いでいる。その水道の水が温んできた。いよいよ春本番が近づいてきた。米を研ぐ水ぬるむとき朝の日に身の胎動を聞く姉の春
2008/03/16
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日差しの温もりが感じられるようになってきた。菜園にも人が訪れて作業をしている。間近に木々の芽吹きを見てはいないが、遠目にも木々の梢の先端が、四方に向かって伸びるその形は、春の風をいっぱいに受け止めようとしているかのようだ。芽吹き待つ梢の先の大空を旅立ちの朝白鳥が飛ぶ
2008/03/08
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うっすらと雪が積もった風景は美しいものだけれど、菜園に積もった雪景色を見て、菜園にはこんなにもいろいろな物が置いてあるのかと気づいて驚いた。バケツやプラスチックの桶のようなもの、ジョウロなどが畝の隅々に置かれている。育った苗を支えるプラスチックの棒が何本も束ねられ、それぞれの畝に突き刺され立っている。全体的に雑然とした様子で、夏の盛りの青々とした緑の風景とは違って、打ち捨てられた空き地のようにさえ見える。自然は人が入ると、その盛りと寂れたときとでは、こうも位相を変えるものかと実感した。花のように落ちては積もる雪溜まり静かに夢を語るひと居て
2008/03/01
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