MUSIC LAND -私の庭の花たち-

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金子みすゝ゛の詩に作曲


歌「私と小鳥と鈴と」


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2005年10月01日
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カテゴリ: 小説







いつの間にか二人ともそのまま眠ってしまったようだ。

朝日が差し込んできて、眩しさに起きてしまった。

隣にかぐや姫が横になってる。

はっとして起き上がってしまった。

胸に耳を当てて生きているか確かめる。

大丈夫。息をしている。

交わっても記憶が無いなんてことはないよな。

酒を飲んでたわけでもないのだから。

でも、自分の理性に自信がないから不安なのだ。

そのくせ、眠り姫に目覚めのキス。

舌を入れたら、かすかに反応した。

ぼんやり目を開けて、僕を見つめる。

まっすぐな瞳が眩しくて、僕が目をそらしてしまう。

「おはよう。」

無邪気な声は以前のままだ。

「おはよう。」

彼女に顔を向き直して答える。

昨夜のことは夢のようだが、本当だよな。

こうして同じベッドにいることがその証拠だけど。

彼女の裸体を思い出し、慌ててベッドから降りた。

「何か着たら」

そう言って、バスルームに駆け込んだ。

僕がここにいる間に何か着て貰わなくちゃな。

目の遣りどころに困るよ。

僕もそう冷静では居られないから。

「もういいかい?」

「まーだだよ。」

甘く間延びした声。

のんきだよなあ。

「もういいかい?」

「もういいよ。」

今度は大丈夫らしい。

安心して出て行くと、

まだネグリジェだ。

「早く服を着てくれよ」

「じゃあ服を選んで。」

甘えてるな。

といっても、彼女はあまり服を持ってないから、

選びようがない。

もっと買ってあげると言ったのだが、

遠慮してるのか要らないというのだ。

バーには貸衣装があるらしい。

まあ、そんな服を普段に着るわけにはいかないけど。

とにかく少ない服の中から、

ワインレッドのキャミソールと

黒のスカートを選んだ。

もう涼しくなってきたから、

白のレースのカーディガンも。

手渡してから、またバスルームへこもる。

まったくどっちが部屋の主か分からないよな。

やっと着替えたらしく、

僕の名を呼んでいる。

いつまでこうして呼んでくれるのかな。

十五夜といえば、もう明後日だ。

今日、明日しか彼女と過ごせないというのか。

残された日々をどう過ごそう。

仕事も休んでしまおうかと思ってるところへ

「はい、お弁当。」

と愛妻弁当?を手渡されてしまった。

「一体どうしたんだい?」

「せめてこれくらいはしてあげたいの。」

けなげだよな。

これでは仕事に行かない訳にはいかない。

「明日は休みを取ってくるよ。」

「嬉しい!」

手を叩いて喜んだものの、

「最後の日だものね。」

急にしんみりしてしまった。

僕はから元気を出して、

「何がしたい?

行きたいところとか考えておいてくれよ。」

と勢いよく言った。

そして、すぐにドアから外に出た。

涙が出そうになったからだ。






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最終更新日  2005年10月01日 00時52分14秒


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