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2016年05月04日
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カテゴリ: 小説
1ヵ月ぶりくらいですが、思い出しながら書いてみますね。

もし、お時間がある方は、最初から読んでもらえると嬉しいです。



童話「ベラのペンダント」23(最終話)。

そして、とうとう父の王と母ライザが再会する当日。

ベラはライザに付き添い、王宮の裏庭へと向かう。

そこは昔、二人が密会していたという思い出の場所。

ライザは王にもらった青い宝石のペンダントを胸に着けている。

そのペンダントをベラが持っていたからこそ、ライザの娘と王に認めてもらえたのだ。

ベラは不思議な想いで、ペンダントを見つめていた。

祖母だと信じてたテレサが亡くなり、天涯孤独になったと思っていたのに、

こうして父や母に巡り会い、腹違いとはいえ妹にまでも会えたのだ。

それというのも、一緒に旅をして、スコッチ家にまでついてきてくれたユリウスのお蔭。

ユリウスにはどこまで話していいか分からず、あまり伝えていなかったが、

昨夜、「母の護衛の為にも付いてきてほしい」と頼んだ。

また王妃に命を狙われるのではないかと心配だったから。

「なんでもっと早く教えてくれなかったのか」と言われてしまったけど、

「遠くから見ている」とも言ってくれた。

いつもユリウスには甘えてばかりだ。

「一人で悩んでないで、相談してほしい」と言われたけど、

そう頼ってばかりもいられない。

ユリウスの操る馬車で、ライザと一緒に王宮に上がると、急いで裏庭に回った。

そこで見たものは、一面に咲き誇る白いバラ。

ライザは思わず「この風景見覚えあるわ。」と叫んだ。

記憶がよみがえったのかとベラが思ったとたん、

ライザは頭を抱えて座り込んでしまった。

「大丈夫?」とベラが駆け寄ると、頭をあげたライザの目に映ったのは、

ベラではなく、白いバラの化身かと見まごうような白いマントを着た王だった。

手を差し出され、王の手を取り、立ち上がるライザ。

時が止まったように見つめ合う二人。

こんな幸せが続けばいいのにと感じた瞬間、

ズドンという音と共に、王の白いマントが赤く染まった。

みるみるうちに白が赤に変わり、王が倒れ込んだ。

ライザが悲鳴をあげ、王にすがりついた拍子に青いペンダントが外れ、

異様な光を放ち始めた。

ベラもユリウスもどうしようもなく、ただ見ていることしか出来ない。

辺りが青い光に包まれたとき、あの天使が現れた。

テレサが亡くなった時に夢で見た天使だ。



あれは夢ではなかったのか?

天使が王を天に連れて行こうとすると、

「やめて!」とどこからか声がする。

塔の上から叫んでいるのは王妃だった。

隣には銃を構えた家来。

今度はライザではなく、王を狙ったのか?

それともライザを射ち損ねたのか。

どちらにしても、二人を引き離したかったのだろう。

だが、ライザは手を伸ばし、「ずっと一緒よ」と王にしがみついた。

天使は二人を抱えるようにして、浮かび上がった。

「私を置いていかないで!」と叫ぶ王妃を残して、

二人は天使と共に昇って行ってしまった。

私も取り残されたのだ。

それでも、二人が幸せならそれでいい。

ユリウスとベラは天を見上げ続けていた。

血だまりの中に青く輝くペンダントだけが残されていたのにも気づかずに。



終わり。


最後まで読んでくださってありがとうございました。

拙い童話?小説?ですが、ようやく書き終えられてホッとしました。

もしよかったら、感想を書いてもらえると嬉しいです。よろしくお願いします。






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最終更新日  2016年05月04日 23時52分05秒


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