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今日も朝から雨。明日からは6月というのに、暖房なしでは生活できないほどの寒さ。今日はニコチャンのErgotherapieの日。今日は、今までとちょっと変わったことをした。まず、ニコチャンの背よりも高いところにロープを張る。箱の中から好きな色のスカーフを6枚選ばせる。その6枚の色違いのスカーフを洗濯ばさみでロープに干す。洗濯ばさみを使うのは、親指と人差し指に力を入れる必要があり、指先の運動になるとのこと。また、高いところに干す作業は、思いっきり伸びをするので、体の筋肉を伸ばす運動になるとのこと。いちいち、動作の意味を説明してくれる。そのときは、なるほど、と思うのだが、あとで考えると、だから、何ナノかな? と思ったりもする。次に、トランポリンと3つの輪を立てて設置、そして、丸い小さいゴムマットを7枚、ケンケンパーをするために、置き、ゴムマットと輪の間に6色のサインペンを置く。先生が、「トレーナー」「Tシャツ」「ズボン」「パンツ」「シャツ」「靴下」の絵を描いた。その紙を机の上に置く。先生が、「シャツ」とか「ソックス」と指示を出す。ニコチャンは、まず、トランポリンで10回ジャンプ。その後、体をつけないように輪をくぐり、好きな色のサインペンを一本とる。そして、ケンケンパーをして、スカーフが干してあるところまでいく。自分の手に持っているサインペント同じ色のスカーフをとる。そして、再び、ケンケンパーをして、輪をくぐり、机の場所まで戻ってくる。まず、持ってきてサインペンで、先生の指示したものの絵の縁をなぞる。その後、用意された色鉛筆の中から同じ色のものをみつけ、中を塗りつぶす。2回目からは、音楽をかけ、音楽がストップしたら、その場で静止ポーズ。これは、音楽にも反応しなくてはいけないので、指示を忘れてしまう恐れもある。しかし、ニコチャンは、音楽がとまると、ちょっとつらい体勢でも、静止ポーズをしていた。先生は、「よくできます。集中できてますね。」と褒めてくれた。ニコチャンは、指示を間違うこともないし、音楽が止まった時に静止ポーズをするのを忘れてしまうこともなかった。ただ、やはり縁取りをするとか、色を塗るとかが苦手。どうしても線をはみ出るし、塗り残しも目立つ。恵子が幼稚園のときは、塗り絵が大好きで、お友達とよく女の子の絵とかをきれいに塗って遊んでいたことを思い出す。やっぱり、こういうことは、女の子の方が剝いているのかもしれない。小学校にはいると、1年目はやたら塗り絵の宿題が多い。賢浩は、「面倒くさい」と言って、適当に塗っていたように記憶している。ニコチャンもきっとそうなるだろうなと言うのは、容易に想像がつく。Ergotherapieでやっていることは、特殊なことではない。普段の生活で十分に取り入れられることだ。でも、家で、おなじようなことをしようと思っても、ニコチャンはやらない。すぐに飽きてしまう。Ergotherapieの教室だから、「しなくてはいけない」と理解し、基本的に先生の指示にはすべて従っている。「いやだ」とか「なんで、そんなことしないといけないの」なんてことは絶対に言わない。家では、こうはいかない。「したくない」「あとでする」「どうしてしないといけないの?」「したら、テレビ見てもいい?」・・・・・だから、子供は、幼稚園に行く必要があり、小学校に行く必要があり、そして、Ergotherapieの需要もあるのだろうなーと思う。
2013年05月31日
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昨日、地元のギムナジウムの同級生だったCちゃんから、恵子に、「明日、うちに来ない?」とお誘いの電話があった。Cちゃんは引っ越したので、是非新居を見に来て欲しい、とのことだった。うちまで迎えに来てくれるとまで言ってくれたそうだ。Cちゃんは、恵子より2歳年上で17歳。すでに、運転免許を持っていると聞いて、私が、びっくりしていたら、恵子は、「火曜日に会ったJちゃん(16歳)も、すでに運転免許取得のために学校(Fahrschule)に通っているって言ってたよ。」と言った。ドイツでは、17歳で取得できるときいたことがあるが、教習は16歳から受けることができるのだろうか? でも、17歳は、ひとりで運転することはできないらしく、18歳以上の同乗者が必要になる。Cちゃんは一周り歳の離れたボーイフレンドと2年ほど前から付き合っている。今日はそのボーイフレンドと迎えにきてくれた。Cちゃんの家から帰ってきて恵子に、「Cちゃんの家族はどうして引っ越したの? 大きなおうちで、近くで歯医者さんも開業しているのに、わざわざ離れた町に引っ越すなんて、びっくりだね。」といったら、「引っ越したのは、Cちゃんだけ。今、Cちゃんは、彼氏と一緒に住んでいるの。」と言ったので、本当にびっくりした。恵子も、「引っ越した」としか聞いてなかったので、当然家族でだと思っていたようだ。「誰が家賃を払っているの?」と聞いたら、「彼氏だと思うよ。もう29歳だし、働いているから出来るでしょ。でも、ローンを組みたくなかったとか言ってたし、買ったみたいなこと言ってたよ。すごく新しい家だった。」と言ったので、もっとびっくり。だけど、アパートではなくて、一軒家。いくら田舎といっても、29歳の若者がキャッシュで購入できる金額ではないはずだ。たぶん、それぞれの実家から援助があったのだろう。近くに彼氏の実家があるようだが、基本的に食事の用意とか洗濯とか、自分たちでしているわけだし、高校2年生で、そういうことを許可する親がいるというのが本当にびっくり。学校からはかなり遠いところに住んでいるのだけど、毎朝ボーイフレンドが通勤途中に学校まで送ってくれて、帰りも迎えに来てくれるのだそうだ。恵子は、「17歳で、もう独り立ちって、すごいよね。」と何度も言っていた。でも、現在、恵子もCちゃんもギムナジウムの11年生。来年Abiturを受けて卒業したら、どうするんだろうか? この辺には家から通える大学(Uni)はない。彼女もその辺のことは考えているようで、通える範囲にある職業アカデミー(Duale Hochschule)にはいって、介護の職業訓練をするとともに、学士号もとりたいと思っているそうだ。すごく、将来のことまで考えていて、びっくりする。16歳で結婚して、20歳ですでに2-3人の子供がいるというのは、確かに珍しい話しではない。でも、誤解を招く言い方かもしれないが、そういう人たちは、両親もそうだったり、早くに学校を卒業して社会に出たり(つまり、学歴が低い)、早婚が当たり前の習慣の国からの移民だったりするのがほとんどで、Cちゃんのように、ご両親がともに歯科医で、大きな立派な家があって、本人はギムナジウムに通っていて、医学部に通うお姉さんがいて、同じギムナジウムに通う妹がいる、という家庭の子には、めずらしい話ではないかと思う。それとも私が知らないだけで、ドイツではどこにでも転がっている話なのだろうか??
2013年05月30日
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最近、私の住む町やその近隣では、道路工事ばっかり。迂回迂回でうんざりだし、近道を探そうとする結果、道に迷うことも多多ある。恵子が、バイオリンの弓を張り替えたいと休み前に言い出した。それで、この休み中に近くの町のバイオリン工房でお願いしようと計画していた。しかし、先週はお休みだったのか、電話がつながらなかった。月曜日は定休日なので、火曜日になったら、電話をするように恵子に伝えておいた。火曜日の午後、その町に行く用事があったので、2時ごろ預けて6時ごろ引き取れないか、電話で打診するように言った。しかし、「バイオリンの弓張りは、火曜日の午前中にしかしない。今日の午前中に持って来れば、今週中に引き取りにこれます。」と言われた。「今日の午後に持って行っても、今週中に引き取れますか?」と聞いたら、午後受け付けた弓は、来週の火曜日の午前中の作業に回します。」といわれてびっくりした。近くの町といっても、途中工事中で通れない箇所があり、ものすごく迂回することになるし、やはりそれだけのために午前中行って、午後も他の用事のために行って、また明日か金曜日に取りに行く、というのは、きつい。恵子も、急がないから、別の時に張り替えればいい、とあきらめてくれた。しかし、職人さんというのは、こういうものなのだろうか? 火曜日の午前中にしか弓は張らない習慣になっているので、それを崩せないと言われたそうだ。この工房は、開いている時間も限られていて、かなり不便。工房を開けていない時間も、中で職人さんは、仕事をしているのだろうが、お客さんのニーズにこたえるのでなく、こちらが、職人さんのリズムに合わせないといけないというのが、なんか、不思議な感じがした。今日は、ニコチャンの歯医者の予約もあり、連れて行った。歯医者は、うちから歩いて10分もかからないところにある。近くて便利だし、待合室で待たされることがほとんどない。しかし、予約しても30分以上待たされるのが他の医者では当たり前のことなので、「ここの医者は評判がいいのだろうか?」と逆に不安になる。でも、スタッフも先生もすごく優しい人たちで、ニコチャンが怖がらないよう、治療中も「いい子だね」「強い子だね」「すごいね」とよく声をかけてくれる。水を吸引する装置をほっぺとか鼻にあててみたり、水を発射するような装置で、ニコチャンの手のひらに水を少し出して吸引してみせたり、手鏡を使ってどんな治療をしているかみせながらしてくれたり、最後には引き出しの中からおもちゃを選ばせてくれたり、幼児が歯医者嫌いにならないような工夫をしているので、そういう点は、すごく気に入っている。ニコチャンは、残念ながら、虫歯が多くて、毎月のように歯医者に通っている。でも、乳歯なので、応急措置をしているだけなのだと思う。その応急措置が、時間と共に劣化し、メンテナンスする必要が出てくる。そういう箇所が何箇所かあるので、順番にここを直したら、次はあそこ、で、全部一巡したと思ったら、最初に直したところを、またメンテナンス、というようなことをしているのではないかと想像している。それは、この歯医者さんの方針のようで、乳歯であっても、きちんと詰め物をして治すという先生もいる。どちらがいいのか、わからない。今日は下の奥歯を治した。先生と助手が二人。ニコチャンがなかなか口を開かないので、口を開けさせる人と舌をどかしながら水を吸引する人と先生。口を開けさせる人が何かの器具の準備のため席をはずしたので、途中から先生と助手の2人体制。先生が、たぶん歯を削っていたのだと思う。ニコチャンは、かなり顔をしかめたりしていたが、神経に触れたのか、ものすごい勢いで頭を振った。その拍子に先生が手に持っていたドリル(?)がニコチャンの唇の下に当たった。少し傷がついて、血が出てきたのでびっくりした。こんなこと、初めて見た。先生は、「ごめんね、痛かった?」とかそんなことは一言も言わず、とりあえず、傷口を消毒して止血しようとしていた。確かに、歯の治療をしていて、急に動かれたら、ドリルでどこかを傷つけてしまうことは、あるかもしれないが、実際にはそういう話はきいたことがない。これは、不可抗力だったのか、先生のミスなのか、どっちなんだろう、と少し腫れたニコチャンの傷口を見ながら、考えてしまった。また、来月も行くことになっている。これに懲りて、虫歯には気をつけるようになればいいのだけど、結局は最後に飛行機のおもちゃをもらって、喜んでいた。帰り際に、スタッフが、「バイバイ、ニコ」と言ってくれたのも、うれしかった。近くて便利だし、待ち時間は少ないし、スタッフは気持ちいい人たちだし、文句ないはずなのに、いまだに、この歯医者で正解なのだろうか?と思ってしまう自分もいる。
2013年05月29日
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学校が休み中、我が家はみんな朝なかなか起きてこない。昨日もみんなが起きてきたのが10時ごろだったのだけど、夫が、「恵子は今朝4時までデザインをしていたから、もっと寝かせてあげて」と言った。6月にアメリカで技術クラブの大会があり、そこでプレゼンテーションするために、CAD(コンピューター支設計)システムを使って、機械をデザインしていたのだ。夫は、どうすればよりリアルに見えるかという方法を教えてあげたそうで、「恵子は、かなり上手にプログラムが使えるようになった。」と喜んでいた。しかし、恵子がプレゼンテーションするわけではないし、恵子がアメリカに行くわけでもない。チームメートのために、自分の出来ることを協力しているといっていた。その姿勢は素晴らしと思うが、なんとなく腑に落ちない私は、心が狭いのだろうか?この休み中、恵子は、しょっちゅうピアノの練習をしている。休み明けに、友達が音楽のテストで歌う曲の伴奏を練習している。当初は3曲だったが、別の人が弾く予定だった曲が、出来ないと断られたらしく、結局恵子は4曲の伴奏。曲といっても、日本の音楽の授業で私たちが歌っていたような曲ではなく、自分で選曲できるので、オペラとかミュージカルが多い。恵子が伴奏するのはイタリア語の曲が多い。練習しているけど、他にやることも多いし、「大丈夫なの?出来るの?」という心配しかない。伴奏が失敗したら、迷惑をかけることにしかならない。あと1週間で4曲完成するとは思わない。友達が無理に頼んで断り切れなかったというわけではない。自分から申し出たのだから、迷惑なんて絶対かけられないはずだ。私までがドキドキする。実は、恵子自身も音楽のテストでバイオリンを弾く。それは、ルームメートに伴奏をお願いしている。高校の音楽のテストで、自分の得意な分野を披露するって、おもしろいなーと思う。みんなそれぞれ、かなりのレベルだそうで、聞いていてもおもしろいといっていた。昨日、恵子に髪の毛を切ってもらった。直線的に切るだけだから、特別な技術は要らない。美容院でちゃんと切ってもらえばいいのだけど、行くのが億劫。日本にいたら、子供に髪の毛を切ってもらうという発想には絶対ならなかったと思うけど、実は、この時間が結構好き。恵子と二人だけで邪魔がはいらずにいろいろおしゃべりできるからだ。最初は、目に留まった新聞記事を恵子に読んであげた。ある大学の心理学科教室で、蜘蛛を怖がる人(蜘蛛恐怖症)の恐怖心を軽減する調査のため、蜘蛛恐怖症の被験者を募集しているというような内容だった。心理学というのは、ドイツ語で「Psychologie 」というのだけど、私の発音が変だと、恵子は大笑い。何回発音しても「Pが聞こえない」「Sが抜けている」「Yの音がない」と何度も注意されるのだけど、なかなか完璧に言えない。どうしても発音できない言葉がドイツ語にはいくつかあるが、Psychologie は確実にそのうちの一つだ。そのほか、Abiturのこととか、大学のことを話した。ギムナジウムを卒業してもすぐに大学に進学する子は少なくて、「Au Pair(外国の家庭に住み込んで家事を手伝いながらその国の言語を習得する)」をしようと考えている子が多いそうだ。恵子の学校は、飛び級をしている子も多いので、一般のギムナジウム卒業生より1-3歳若い子が多いので、そのまま大学に行くよりは、社会勉強をしてから・・という傾向がより強いのだそうだ。「恵ちゃんはどうしたいの?」と聞いたが、「わからない」といつもどおりの回答。「医学部に行きたいとは思わないの?香港のおじいちゃんが心臓を手術したけど、それは、XX(義姉)がお医者さんで、いろいろアドバイスしたり、病院にコネがあって、執刀医といろいろ話したりしてくれて、安心できたからだと思うんだよね。日本のおじいちゃんが手術をしたくないというのは、まわりに説得できる人がいないからだと思うんだよね。でも、もし、恵ちゃんが医者で、手術の必要性とかを説明したら、手術を受ける気になったかもしれない。」といったら、「でも、医者は、その国でしかライセンスが有効ではないと聞いたよ。私は、一生ドイツにいるというのは、ちょっと嫌だ。いろいろな国で働きたい。」と言った。「だけど、XX(義姉)は今は医者としては働いていないが、アメリカに移住した後も医者の知識を生かした仕事をしているよ。」と説得しようとした。医学部に入学するというのは、日本でも大変なことだと思うが、ドイツでも秀才しか入れないそうだ。恵子が、「Abiturの平均が0.7の子が、医学部に入れなかったっていう記事を読んだ。」と言った。だから、たとえ希望しても、入るのは、難しいのが現実。しかし、そもそもAbiturの平均は1.0が最高だと思っていたのに、さらにその上があることにびっくりした。今のポイントシステムは、14点で1になるのだそうだ。満点よりもさらに上のパフォーマンスには15点がつく。すべてパーフェクトだと900点になるが、900点をとれる子はまずいない、とのこと。Abiturも筆記と口答試験の成績だけではなく、11,12年生の普段の成績が大きく関係しているそうだ。極端な話し、10年生までは、どんな成績でもほとんど関係ない。しかし、11年生からは一つ一つのテストの成績がAbiturの点数に大きくかかわってくるので、みんな真剣になるのだそうだ。そういうシステムだから、11年生からは、毎日プレッシャーの中で生活しているようなものになる。しかし、「いい成績を取らなければいけない」というプレッシャーは生徒だけではなく、学校側にもあるのだそうだ。恵子たちの学校は、州立で、いろいろな面で、州政府から援助を受けている。同じ公立でありながら一般のギムナジウムより環境的にも恵まれている。だからこそ、それほど生徒の成績が良くなければ、存在意義が問われてしまうのだそうだ。ところで、この学校の選抜方法がいまひとつわからず、恵子に疑問を投げた。恵子は、「兄弟がすでにこの学校にいる子の方が入りやすいというのは事実だと思う。」と言った。それと、知能テストは客観的に数値で判断するけど、3次テストの「社会的適応」というのは、グループに分けでタスクをこなす中で、補助の生徒と先生が、「あの子はこういう点が良かったからXX点、この子は、こうだったからXX点」というぐあいに点数をつけて決めていくそうだ。実際に、恵子の同級生が今年補助として参加して、選別に関与したらしい。でも、1泊2日の短い時間で判断し、しかも、在校生が点数をつけているというのが、びっくり。
2013年05月26日
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今日は、Ergotherapieの日。雨は降っていなかったので、自転車で出かけた。しかし、寒い。マフラー、手袋、ダウンジャケット。真冬と同じような格好で出かけた。とても、5月下旬とは思えない気温。ニコチャンは、金曜日の8時45分から9時30分というのが、レギュラーの時間。ニコチャンの前には、ニコチャンより一回り体の小さい女の子がセラピーを受けている。お母さんはいつも外で待っていて、同席はしていない。よくみていると、同席しているお母さんのほうが少ないような気がする。どうしてなのかな?最後にお母さんが教室の中に呼ばれて5分ぐらい先生と話をしている。たぶんその日に何をしたかの説明を受けているのだろう。その女の子は、セラピーが終わると、お母さんからDSを受け取り、早速ゲームを始めていた。今日のニコチャンのタスクは、「塗り絵」だった。50本ぐらい色鉛筆の入った箱を少しはなれたところにおき、「教会の時計を青に、時計の針を黄色に塗って」とか「オートバイの運転手のヘルメットを濃い緑に、馬車の御者の帽子を薄い緑に塗って」など、二つの指示をだし、色を塗らせる。ニコチャンは、間違うことはなかった。これぐらいのことなら、簡単に記憶できるようだ。ただ、指定の色鉛筆を選ぶのにものすごく時間がかかり、「オレンジが見つからないから、肌色でいいや」と勝手に代替案を出していた。オレンジはあったのだけど、探し方が悪いのか、自分が思っていたオレンジの色と若干違っていたので、オレンジだと思わなかったのか、正しい色を選ぶのに苦労していた。先生は、「ニコは、鉛筆を正しくもてます。でも、色を塗るときに、指先の動かし方が悪いので、細かくきれいに塗るのが苦手なんです。これは、家で練習するしかありません。」と言われた。確かに、ニコチャンは、ものすごい筆圧で描いたり塗ったりする。3cm四方の大きさでも、塗るのにものすごく時間がかかるし、鉛筆の芯の減り方が早い。薄く塗るということを教えているのだけど、出来ない。家でどうやって練習させればいいのかわからない。筆圧がすごいので、少し塗るだけで、腕が相当疲れるようだ。だから、すぐに、塗る作業が嫌になって、同じ色で塗りつぶしてしまったり、はみ出ることを気にしない。塗り絵の本をたくさん持っているのだけど、自分からすることはないし、こちらが誘導しても嫌がる。今日は、塗り絵だけで時間が終わってしまった。残りは家で塗ってくることが宿題になった。教室から出て、待合室で靴を履き替えたり上着を着ていたら、ニコチャンぐらいの男の子を連れたお母さんに、「楽しいですか?」と聞かれた。「今日が初めてですか?」と聞いたら、そうです、という答えが返ってきた。「先生は優しいですし、遊びながらの勉強なので、うちの子供はとても楽しんでいますよ。」と私は教えた。先生が、その親子のところに来て、「君が、XX君? こんにちは。まずは、この施設の中を案内するから、おもちゃをしまってきて。」と言った。するとその子は、おもちゃをしまうどころか、待合室においてあるおもちゃ箱をひっくり返した。ニコチャンも悪戯好きだけど、初対面の大人の前で、こういうふざけ方はしない。人見知りで、借りてきた猫のようになっている。世の中、すごいツワモノがいるのだなーと思った。
2013年05月24日
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賢浩の友達は、午後4時ごろに帰っていった。昨日の午後2時に来て、賢浩の部屋に直行。映画に行く前にケーキを食べるために下におりてきて、4時過ぎに家を出て、帰ってきたのは7時過ぎ。夕飯を食べて、また賢浩の部屋に行き、そのまま朝まで。朝は9時ごろには起きていたようだけど、そのまま部屋でゲームをしていて、朝食のために下におりてきたのは10時過ぎ。その後、また部屋に戻り、1時過ぎにお昼ご飯のために下にくるまで、ゲーム。昼食後、また部屋に戻る。夫がみかねて、二人をどこかに連れ出そうか?と提案してくれたが、天気も悪かったので、行くところも特にない。うちに卓球台があるので、「二人で卓球をしたら?」とか、なんとか、部屋にこもりっきりでゲームをするのを辞めさせようとするのだけど、少し卓球をしてまた部屋に戻ってしまう。たぶん、賢浩が友達の家にとまりに行っても、こんな感じなんだろうな。友達の手前、「いい加減にしろ!」とは怒鳴れない。午前中、ニコチャンの友達のヨハネス君がうちに来た。賢浩が「うちでは遊べない。」と勝手に断ったので、ニコチャンたちは外で遊び始めた。外は寒いのだけど、午前中は雨は降っていなかった。やっぱり、子供はこうじゃなくっちゃ、と思った。レゴで遊んだり、お外で弓矢で遊んだり、いったい、こういう遊びを楽しいと思えるのは、何歳ぐらいまでなのかな?夕方、ニコチャンを予防接種のため、小児科に連れて行った。1年半前に咽喉の手術をしてから、注射とかを極度に恐れるようになった。だから、泣くか、喚くか、と思っていたが、実際は泣きも喚きもしなかった。そこに成長を感じた。そのほか、Ergotherapieの処方箋をお願いしたので、平衡感覚を試すテストをさせられた。両手をひろげ、目をつぶり、片方ずつ、人差し指を鼻の上にもっていくことなどをした。先生は、「家に帰って、家、木、人の絵を描かせて、持ってきてください。どんな絵を描くかみたいです。」と言った。幼稚園での様子も聞かれた。「最近は、いろいろな面で、良くなったと言われます。でも、幼稚園でトイレットペーパーを便器に投げ入れて、かなり怒られたことがありました。理由を聞いても、忘れた、とか、わざとじゃない、とか、聞くたびに、違うことを言うので、どうしてそんなことをしたのかわかりませんでした。」と伝えた。先生は、笑いながら、「子供にはよくある悪戯です。理由を聞いても、忘れた、わざとじゃない、というのは、子供の常套句です。それが一番簡単ですから。少し知恵のある子は、そうやって自己防衛します。」と言った。「困った子ですね。」と言われると思っていたので、拍子抜け。小児科の先生と話していると、ニコチャンって、どこにでもいる、平均的な子なんだな、と安心できる。でも、Ergotherapieの処方箋はすんなり出してくれた。いったい、Ergotherapieの担当者からどのようなレポートが届いたのだろうか?家に帰ってから、ニコチャンに、小児科医に言われたとおり、絵を描かせた。なぜか、家は緑色。人も緑色。耳がすごく大きくて、「これは、ねずみ?」と聞いたら、人だったので、びっくりした。体は四角、手足は棒。棒の先に、クリームパンのような手・指がある。顔は緑で塗りつぶした。「そんな色の人見たことないよ。」といったら、オレンジに塗りなおしてたので、グジャグジャになった。6歳にしてはかなり下手くそな絵だと思った。ニコチャンは、塗り絵が好きではない。でも、絵を描くの好きだと思っていたけど、自分のファンタジーで書くのは好きだけど、言われたとおりに描くのは好きではないのだろう。とりあえず、小児科医に提出する前に、Ergotherapieの先生に見せて、コメントを聞いてみようと思う。
2013年05月23日
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今日は、賢浩の13歳の誕生日だった。今日から晴れて「ティーンエイジャー」の仲間入り。今朝、7時ごろに起きてバスルームに行ったら、賢浩がシャツに着替えているところだった。朝からシャワーを浴び、一張羅を着ていた。いつもは学校が休みの日は、いつまでもパジャマのままで過ごしているのに、やっぱり誕生日って特別なんだなー。昨日は、夜なべして、ケーキを2種類焼いた。今朝は、みんなでそれを食べてお祝い。午後は、友達と映画を見に行く予定にになっていた。自転車で行こうとしていたが、天気が悪いので、車で送っていた。目的の映画は最近公開になった「EPIC」というアニメーション。この映画は3Dなので、一人10ユーロだった。映画館に電話をして、インターネットであらかじめ買うのと窓口では料金は違うのですか?と聞いたら、同じです、と言われた。誕生日の子供は、割引になるとかの特典はないんですか?と聞いたら、「12歳までなら無料になりますが、それ以上はないです。」と言われた。実は、恵子に電話をかけさせて聞いてもらったのだけど、「そんなこと聞くのやだ。」と最初は抵抗された。こういう質問ってオバサンの発想なのかな?Europa Parkという遊園地があるのだけど、そこも12歳までは誕生日の子は無料だった。飛行機も12歳から大人料金だし、ティーンの仲間入りをする13歳より、12歳になることのほうが、いろいろな意味で、違いがあるように思う。でも、ドイツでは、13歳からアルバイトができるので、お小遣いを稼ぐため、賢浩も「広告配り」をしたいなーと言っていた。二人分のチケット料金20ユーロを賢浩に渡して、映画館の近くで二人を下ろした。映画館の近くには車を駐停車させるところがなかったので、私は映画館の中まではついていかなかった。終了時間より少し早めに迎えに行った。映画館のロビーにはベンチがなかったので、30分も立ちっぱなしで待つ羽目になってしまった。チケット売り場をみたら、なんと3D用のメガネが別料金(1ユーロ)で売っていた。売り場の人に、「すみません。3Dの映画を見ても、このめがねがなかったら、どうなるんですか?」と聞いてみた。「ぼやけてよく見えませんよ。」と言われた。3Dとうたっているからには、メガネもチケット料金に含まれているのかと思っていた。まさか、別料金とは・・・・。メガネが別売りしていることは、ホームページには一言も書いてなかった。これって、もしかして、常識だったんだろうか? お金が多めにあげるべきだったとすごく後悔した。楽しめているかな?と心配だったので、二人がめがねを持って、階段から降りてきたときは、すごくホッとした。友達がお小遣いを持ってきていたそうで、出してくれたそうだ。家に帰って、夕飯を食べて、二人はそのまま3階に上がってしまった。しかし、どうしてもニコチャンが二人と一緒に遊びたがる。映画も一緒に行きたがって、大変だったし、ニコチャンを二人から引き離さなくてはいけないので、必要以上に疲れる。賢浩は、背も低いほうだし、まだまだ声も甲高いし、やることなすこと子供っぽい。でも、友達は、あと数ヶ月で14歳になるし、背も高いし、声も低くて、賢浩と同級生には見えない。おとなしい感じに見える。何を話しかけていいのかわからなし、食事とかも気を遣う。運悪く、一つのバスルームのシャワー室のタイルにひびが入って、修理中で、シャワーが一つしかつかえないので、共同使用(?)になるのも、なんとなく気疲れする。賢浩には特別な日になったと思うけど、私はぐったり。こちらが構わなくてもいいから、楽なはずなのに、まだ、ニコチャンやニコチャンの友達に理不尽に振り回されるほうが精神的に楽だなーと思った。
2013年05月22日
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明日は賢浩の誕生日。ギムナジウムに入ってからは、友達を呼んでの誕生会はしていない。去年は修学旅行と重なっていたし、今年はスクールホリデー期間中。夫は、友達を招待してパーティーをしようよ、と提案していたけど、賢浩は、「そんな子供っぽいことはもうしなくていい」と乗り気ではなかった。私は、もともと子供の誕生会を開くのは苦手なので、本人がしたくなければそのほうがありがたい、と思っている。今年は、家族でどこか本人の希望するところに出かけようかな、と考えていた。先週の木曜日、賢浩の友達のM君がうちに遊びに来た。M君とはしょっちゅう遊んでいるのだけど、いつもM君の家か、M君の家の近くの空き地でサッカーというパターンだった。しかし、木曜日はもともと私に出かける予定があり、賢浩にニコチャンの面倒を見るように伝えていた。それで、M君が我が家に2時に来て、4時まで二人で遊んで、4時に二人で幼稚園にニコチャンを迎えに行って、その後は二人でニコチャンと遊ぶ、という計画を勝手に立てていた。まあ、ニコチャンの面倒を見てくれるのなら、文句はなかったので、お願いした。賢浩は、「パパのスマートホンを使いたい」と言った。お金がはいっていないから、インターネットが使えないことは知っているはずだが、恵子のSIMカードを使って、いろいろな無料ゲームのアプリをダウンロードしたらしく、夫のスマホの中には、いつの間にか、ものすごい数のゲームが入っている。それで遊びたいということだった。一人で暇だから携帯のゲームをするというのは理解できるのだけど、友達が遊びに来ているのに、携帯でゲームをするという感覚がわからない。でも、賢浩の話では、友達の家に遊びに行っても、半分の時間はPCやスマホでゲームをして、後の半分は、サッカーをしたり、ボードゲームをしているらしい。携帯ゲームも一人ではなく、二人で対戦できるのもあるらしく、友達がいたほうが楽しめるそうだ。ニコチャンがいない間だけ、という条件で、木曜日は許可した。木曜日は、私は6時半ごろに家に戻ってきた。そうしたら、賢浩とM君と夫の3人でボードゲームをしていた。ニコチャンは3人の周りをうろちょろしていた。ボードゲームがなかなか終わらず、結局M君は7時過ぎまでうちにいた。賢浩の話では、3人で居間にいたら、夫が来て、「よし、Rummikubをしよう」と言い出したそうだ。夫は、よく私たち家族にも言うのだけど、最近は誰にも相手にされていなかった。M君と賢浩は夫に強制的に付き合わされる形なったわけだ。本来なら、夫はニコチャンの面倒を見て、M君と賢浩の二人で遊べるようにしてあげるべきだったと思う。遊び相手のいなくなったニコチャンは、しょちゅうM君にちょっかいを出していた。M君が、帰るとき、賢浩が、「ニコが変なことして、ごめんな。」と謝っていた。ニコチャンは、M君に暴言をはいたりもしていたので(賢浩の普段の言葉遣いにそっくり)、きっとM君は、二度とあの家には行きたくないと思っただろうなーと思った。ところが、金曜日、賢浩が学校から戻ってきて、「M君が、スクールホリデー中にうちに泊まりに来たいって言うんだけど、いい?」と聞かれて、びっくり。M君のうちにも泊まらせてもらったことがあるので、もちろん構わないけど、木曜日にうちに来て、懲りなかったのかな?と不思議に思った。「ニコチャンにちょっかい出されることが想定済みなら、問題ないよ。」と答えた。ニコチャンも幼稚園が休みだから、うちにいるし、ママと遊ぼうと誘っても、どうしても賢浩と友達のところに行きたがるので、我が家で遊ぶ限り、ニコチャンの邪魔が入らないで、というのは難しい。午後、M君から「いつ泊まりにいってもいいのか?」と電話があった。賢浩は、「ニコが邪魔するかもしれないけど、それでもいい?」と一応確認した。賢浩が、「来週の水曜日、僕の誕生日なんだけど、その日はどう? 午後にうちに来て、二人で一緒に映画を見に行かないか?そのあと、うちに泊まればいい。」と提案した。「EPIC」という映画がみたいそうで、そのように自分で段取りをつけていた。映画館までは、自転車で行こうと言っていた。15km以上離れているんだけど、天気がよければそれもいい思い出になるかもしれない。でも、生憎、雨で最低気温が2度という予報。木曜日の最低気温は0度、金曜日にいたっては、最低気温零下4度の予報。たぶん、車で映画館まで連れて行くことになると思うのだけど、そうすると問題はニコチャン。一緒に行きたいとずっと駄々をこねている。ニコチャンが一緒に見ても楽しめる映画だと思うのだけど、賢浩は絶対にM君と二人だけで見たいという。誕生日だから、本人の希望に沿うようにしたいけど、名案が浮かばない。
2013年05月21日
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木曜日に恵子が帰って来た。賢浩も恵子も2週間のスクールホリデー。昨日の夜、賢浩が恵子のスマートホンを使ってゲームをしていた。まあ、休みだし、と思って、何も言わなかった。今朝、8時ごろ、賢浩が居間に来て、テレビ(マンガ)を見始めた。「テレビ見る前に、洗濯物を干して。」とお願いしたが無視してテレビを見続けていた。9時ごろに番組が終わったのか、テレビを自発的に消したので、「洗濯物を干しなさい」と命令した。賢浩は、わかった。と言った。洗濯機は地下室においてあるので、当然地下室に行ったと思っていた。今日は天気がいいのに、30分過ぎても、外に洗濯物が出ていないので、地下室に干したのかと見に行ったら、洗濯物は洗濯機の中に入ったままだった。どこに居るのか探したら、3階で恵子のスマートホンでゲームをしていた。恵子のスマートホンは暗証番号を入れないと開けない。8時では、まだ恵子を起こしては悪いと思ったのだろう。だから、1時間ほどテレビを見て、そのあと、恵子に暗証番号を入力してもらってゲームをしていたようだ。当然ながら、私の怒りは頂点に達し、スマートホンを取り上げた。来週、賢浩の誕生日があり、ラップトップを買ってあげるという話になっているのだが、絶対にインターネットを使うのに、何らかの規制を設けるつもりでいる。宿題やトランペットの練習が終わらないとPCを使ってはいけない、平日は午後9時半まで、休み中は10時まで、インターネットは1日2時間が限度、成績が下がった場合は、1週間取り上げる、という条件を出した。最後の条件だけは飲めない、と言われた。成績を下げない自信がないからと既に弱気。そんなにラップトップが欲しいなら、なんで、「頑張る」と言わないのか?今日は、ニコチャンをテニスの練習に連れて行ったら、スクールホリデー中なので、練習はお休みだった。先週から、ニコチャンは、20インチの自転車に乗っている。この自転車は、恵子がたぶん2年生ぐらいのときに買って、恵子は4年生まで使っていた。賢浩は、3年生まで使っていた。その自転車を幼稚園のニコチャンが今乗っている。先週までは、16インチの自転車に乗っていた。テニスには、天気がいいときは、自転車で行く。私は、ニコチャンをコートに連れて行き、ニコチャンが練習している間にお使いを済ませて、荷物をいったん家に置きに行く。そして、またテニスコートまで自転車で迎えに行く。先週、買い物から家に一旦戻ってきたら、賢浩はテレビを見ていた。それで、「そんなに暇なら、あなたがニコチャンの迎えに行きなさい」と命令した。「ニコチャンは、自転車だよ。」と言ったのが、賢浩は、「僕は走っていく」と言って、出かけた。なかなか帰ってこないので、おかしいなーとよくよく考えたら、賢浩にニコチャンの自転車の鍵を渡すのを忘れていた。急いで、私も自転車に乗って、テニスコートに出かけた。途中で、二人に出会うかと思ったが、出会わなかった。テニスコートについたら、ニコチャンの自転車はなかった。もしかして、親切な保護者が、自転車と二人を車に乗っけてくれたのかな?と思った。家に帰る途中で、二人に出会った。賢浩が先を歩き、ニコチャンはその後ろを泣きながら歩いていた。「あれ?自転車は?」と聞いたら、「途中まで持ってきたけど、重いから、ギムナジウムの駐輪場においてきた。」と言った。「そう、ごめんね。鍵を渡すの忘れちゃって。これ、鍵だから、またギムナジウムに戻って、自転車取ってきて」と頼んだら、「何で、僕が取ってこないといけないの?」と反論された。「だって、駐輪場のどこにおいたかわからないもん。」といったら、「ニコが知っている。僕はもう帰ってもいいよね。」と言って、一人でさっさと帰ってしまった。泣いているニコチャンを私の自転車に乗せ、ギムナジウムに戻った。ニコチャンは、「賢ちゃんは、ニコチャンに自分で自転車を持たないといけないって言ったの。でも、賢ちゃんは、早く歩いて、ニコチャンを待ってくれなかったの。」と訴えた。ギムナジウムに戻って自転車を見て、びっくり。後輪にチェーンをかけていたのだけど、後輪がずたずただった。たぶん、引きずって歩いていたのだろう。子供用の自転車といってもかなり重たい。6歳の子に持たせるなんて、信じられない。鍵をはずし、自転車を押して家まで帰った。そういうわけで、新しいタイヤを買わないと16インチは乗れないので、ニコチャンは、20インチの自転車に昇格になった。最初は大きすぎて無理かな、と思ったけど、ちょっと練習したら、あっという間に乗れるようになった。16インチは、ハンドブレーキもあったけど、ペダルでブレーキをきかせることが出来た。しかし、20インチの自転車は、ペダルではブレーキが出来なくて、ハンドブレーキが両サイドついている。ニコチャンの手はまだ小さいので、ブレーキにぎりぎり届く感じで、心配だったが、坂道もきちんとコントロールできる。家に帰って、もちろん、賢浩に問いただしたが、「僕が自転車を持っていると、盗んだみたいに見られるから、いやだった。」と言った。ニコチャンと一緒に歩いていれば、誰が見たって、弟の自転車を持ってあげているのだな、とわかるはずだ。「何人にも変な目で見られた。」と言うのだけど、言い訳にしか聞こえない。もうすぐ13歳になる兄が一緒にいながら、6歳の弟に自転車を持たせている図のほうがよほど奇異に映るとは思わなかったのだろうか? それにしても、ありえない話だと思った。今日も、庭仕事をちょっと頼んだら、「なんでしないといけないの?」と言われた。やり始めても、途中で、「Kein Bock」(やる気ない)といって、やめてしまう。とにかく、ほかの人のために何かをするのは、損だとしか考えていない。あまりにも態度がひどいので、「そうだよね。ほかの人のためにやりたくないことをする必要はないよね。ママも君たちが休み中なのに、食事の用意をするのは馬鹿馬鹿しいし、君を見習って、やりたくないことはやらないでおこうっと!」と言って、大人気ないが、夕飯の片づけをしないで、そのままにしておいた。夜、アメリカの義姉から電話があって、賢浩は長々と話していた。その後、私のところに来て、「XX(義姉)にメールを書いてって言われたから、インターネットを使いたい。」と言った。いつもは、すぐに、使わせるが、今日は、はらが立っていたので、「嫌だ。」と断った。「ママに言われたことは無視するのに、XX(義姉)に言われたことは直ぐにするの? なんで、「Kein Bock」ってほかの人には言わないの?」といやみを言ってしまった。自分でも大人気ないなーと思うけど、本当に賢浩の態度は、腹に据えかねる。こちらが何を言っても、「Halts Maul」(だまれ)、「Fettes Schwein」(太った豚)、「Behindert」(障害がある)というようなことしか言わない。恵子は、「先週、母の日に何にもお祝いできなかったから、明日の日曜日、お祝いしたいなー」とか、媚を売るわけではなく、自然にそう言ってくれる。今日だって、お昼ご飯を自発的に作ってくれた。誰かから言われなくても、ほかの人のために何かをしたい、という気持ちが恵子にはあるが、賢浩には、全くない。これは、男女差なのか、個人差なのか、恵子が特に優しい子なのか、賢浩が特に自己中な人間なのか、わからない。もしかしたらこれが、第二次反抗期というものなのだろうか? 最近、賢浩と一緒にいると、頭にくることばかりで、気が滅入る。
2013年05月19日
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昨日は、ニコチャンのErgotherapieの日。昨日は、新しいことをした。本来はボードゲームの駒である車とトラックを使って、記憶力と指先の動きの強化を目的としたタスク。10色の車と4色のトラック。先生が、赤、青、ピンクの3枚の色紙にマジックで道路を書く。「赤い車がピンクの道路の上を走る。」とか「ターコイズのトラックが青い道路の上を走る。」と先生が指示を出し、ニコチャンは指定の車もしくはトラックを指定された紙の上に書かれた道路上を走らせる。だんだん指示が複雑になっていく。「黒い車は、赤い道路を走ったあと、青い道路を走る」ここまでは、問題なし。次は、「紫のトラックは、赤い道路、黄色い車は青い道路を走る」というように二つの指示をいっぺんに出す。これも問題なし。いつも気になるのだけど、ニコチャンは、二つの指示をいっぺんに聞くと、必ず、二つ目の指示から解決していく。記憶が新しいほうからこなしていく。ここまでは、色紙も車も机の上において行ったが、最後に、3枚の紙を部屋の床のあちこちに置き、車は机の上、トラックは、部屋の隅のイスの上、とばらばらに配置して同じ問題をした。2つ目の指示は聞いて直ぐに実行するので問題ないが、1つ目の指示を忘れてしまう。ニコチャンは、部屋のあちこちに置かれた色紙の上を行ったりきたりしていたので、先生に何度も、「君はどうして、そんなにhektisch(慌しい)?」と何度も言われていた。Ergotherapieの教室では、子供に底に滑り止めのついた厚手の靴下をはかせるように言われる。ニコチャンも厚手の靴下をはいているのだが、指示された色紙を探すために部屋の中を動き回るとき、爪先立ちで駆け回っていた。先生は、つま先立ちをすることで、体に緊張感が生まれる、と言った。ニコチャンは、一種の興奮状態に置かれているようだった。最後に、Knoedelbilderの続きをした。これは、小さく丸めた色紙をピンセットを使って型紙の上に貼り付けていく作業。ピンセットの持ち方については、今回も何度も注意されていた。なかなか小さな紙の玉をつかむことが出来ず、苦労していた。最初の車を紙に書かれた道路の上を走らせる作業でも顕著だったのだが、ニコチャンは、手先が器用ではない、というか、力の入れ加減がわかっていない。プラスチック製の親指ぐらいの大きさの車を紙の上で思いっきり力を入れて押しながら動かすので、なかなか進まない。紙の上を滑らせるように車を動かす、ということができない。鉛筆で字を書いたり色を塗ったりするときもそうなのだが、いつも力いっぱい。一朝一夕には治らないことなので、少しずつ改善していくよう、私も日々の生活の中で考えよう、と思った。来週で10回目。その後も続けるためには処方箋が必要になる。来週、予防接種の予約をしていて、そのときに、医者に話すことにしているが、前回の感じからして、すんなり追加で処方箋を書いてくれるようには思えない。Ergotherapieの先生は、既に小児科医にニコちゃんの現状についてレポートを送った、と言っていた。今回は、どのような内容のレポートを送ったのか、私には教えてもらえなかった。でも、もちろん、Ergotherapieの継続の必要性を訴えているので、問題点がたくさん書いてあるのだろう。小児科医は、あきらかにニコちゃんへのErgotherapie の必要性を疑っている。Ergotherapieは、家庭教師をしてもらっているようなものだから、ありがたいけど、私自身も健康保険でカバーされる範囲ではないのではないか、と内心思っている。だから、処方箋をお願いするのが、なんとなく苦痛。小児科医に本当に必要なのか、と言われたとき、必死で説得できない。来週、なんと言われるか、ちょっと不安。
2013年05月18日
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恵子の通っている学校は、IQ130以上というのが入学基準になっている。この学校に来て、心が病んでいる子(鬱)が多いことに恵子はびっくりしている。手首を切ったり、閉じこもりでになったりする子が一人や二人ではないのだそうだ。先週、クラスで結構仲良かった子が、手首を切ったそうで、恵子はものすごくショックを受けていた。また、去年まで仲良くて、「来年はルームメートになりたいね」と話していた子が、今年に入ってから鬱病のようになり、平気で授業を休むようになったそうで、そのことにも胸を痛めていた。「みんなプレッシャーがあって、そうなってしまうみたい」と恵子は言っていた。この学校は、そもそも頭の良い子ばかりだから、よほど頑張らないと、成績上位者にはなれない。そういうことがプレッシャーになるのかもしれない。しかも、来年はAbitur。頭のいい子ばかりを集めるのも、良し悪しなのだなーと思った。昨日も今日も、恵子と電話で1時間以上も話した。日本語で話しているから、たとえ、誰かに聞かれたとしても、誰も理解できない。だから、思いっきり、愚痴がこぼせるのだと思う。それで少しでも恵子の気晴らしになれば、と思う。恵子は、最近ものすごく忙しくて大変だ、とも愚痴っていた。忙しいのに、友達のかわりに、寮の係りをボランティアで引き受けてあげたそうだ。「すごく大変だから、いまさら引き受けたことを後悔しているの。」と愚痴っていた。寮の掃除当番は二人いるのだけど、二人とも病気でできない、と言われたそうで、恵子が、「じゃあ、私が代わりにやっておいてあげる。」と自ら申し出たそうだ。「自分から引き受けたのなら、愚痴は言わない。嫌なら、最初から引き受けなければいいのに・・・」と当たり前のことを言ったら、「そんなことわかっているよ。だから、誰にも文句言ってないよ。」と言われた。たぶん、私にだから愚痴をいっているのだと思う。それから、恵子は、友達が音楽のテストで歌うときのピアノ伴奏をボランティアで引き受けたそうで、これまたびっくり。「恵ちゃんは、趣味でピアノを弾いているだけでしょ。習ったこともないのに、出来るの?」と驚いたら、「その子は、最初、ルームメートに頼んだのだけど、忙しいって断られたんだって。他にピアノを弾ける子もみんな忙しくて、誰も引き受ける子がいなくて、困っていたから、私でよかったら。伴奏するよって言ったの。ピアノを習ったことがないということと、断ってもかまわないよ、とは伝えたけど、友達は、うれしい、って言ってくれたよ。2週間休みがあるから、家で練習したら、大丈夫かなって、思うの。3曲もあるんだけど、1曲は、大体弾けるようになったから、頑張れると思う。」と言っていた。いくら友達のためとはいえ、すごい度胸だな・・・・恵子は、TSAというクラブに属していて、アメリカでの大会に参加することを目標にしていたが、今年はスポンサー企業が少なく、行く子が多いと一人当たりの負担が大きくなるので、恵子は、アメリカ行きを遠慮した。今年は、フロリダで開かれるので、行くメンバーは、「いいでしょー」とものすごく自慢したいたそうだ。恵子は、行かないが、クラブメンバーの中で、CADプログラムが使えるのが恵子だけなので、みんなのために、いろいろと準備をしている。そういう話を聞くと、なんで、行けない恵子が行く子のためにいろいろしないといけないのか、と思ってしまうが、本人は、「でも、他に出来る子がいないし、頑張ってみる。」と特に気にしていない様子。今日、その行くメンバーの一人が、顧問の先生と衝突して、手首を切る事件があった、と恵子に聞いてびっくりした。恵子も、顧問には不満をもっていて、電話口で泣きながら愚痴を言ったことも過去にはあった。一歩間違っていたら、恵子もそうなっていたかも・・と思うと、ぞっとする。
2013年05月15日
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今週、賢浩の通うギムナジウムは、「Kompaktwoche」と呼ばれる週で、6年生が修学旅行に行ったりで、先生のやりくりがつかないのか、通常の時間割全く異なる体制。先週、今週の時間割がメールで送られてきたのでだけど、水曜日は1時間目から6時間目まで、「Anti-Mobbing」つまりいじめをなくすための話し合いになっていた。月曜日の午後も2時間使って、「Cyber-Mobbing」、つまりネットを使ったいじめについての話し合い。全校でいじめについて考える週間に学校が決めたのかと思っていたら、時間割は各クラス違うようで、賢浩のクラスでは、いじめの問題があるので、担任がそういう時間割にした、と聞いて、びっくり。今日は、1,2時間目が地理、3,4時間目が宗教、5,6時間目が数学、という時間割だった。しかし、賢浩は、お昼に一旦家に帰ってきたとき、「今日は、またいじめがあったから、数学がつぶれて、2時間いじめの話し合いになった。数学がつぶれてうれしかった・・・」と開口一番に私に報告した。賢浩のクラスには、一人、いじめられている男の子がいるのは知っていた。宗教の時間、賢浩は「倫理」を選択しているので、その男の子とは違うクラス。3時間目と4時間目の間に5分間の休みがあるのだが、そのときに、問題が起こったらしい。いじめの対象になっている男の子をA君とする。A君は、いつも他人にちょっかいを出して、やめろ、と何度言われてもやめないぐらいしつこいそうだ。賢浩も、「おい、そこの細い目の奴!」とか、唐突に言われたりするそうで、みんなA君のことが嫌いらしい。賢浩は、「あいつがいつも自分から問題の種をまいているから、擁護する余地がない。」といつも言う。今日も、きっかけは、A君で、他の子にちょっかいを出し、何度も「やめろよ」と言われてもやめなかったので、相手の子が殴る蹴るの大事になったそうだ。それで、5,6時間めの数学はちょうど担任の授業だったので、急遽、いじめについての問題を話し合うことになったらしい。「それで、お互い謝って仲直りしたとか、解決策を見出したりしたの?」と聞いたら、「何にも進展がなかった。退屈だから、あんまり聞いてなかった。」と言われた。「いじめは良くないと思わないの?」と聞いたら、「あいつがいつも先にちょっかいを出してくるから悪いんだよ。僕はいじめには加担していないけど、かばいたいとも思わない。あいつは友達じゃないしね。」とかなり冷淡で、びっくりした。A君は、夏休み後は、Realschuleに移ることになっているそうだ。勉強についていけないから、もう一度7年生をRealschuleでやり直すと聞いている。今すぐ移らないのは、Realschuleに空きがないからだそうだ。でも、転校の理由は、それだけではなく、いじめがあるからではないかと思う。「かわいそうだと思わないの?」と聞いても、「別に・・」と賢浩は無表情。A君は小学校も違ったし、私は全く面識がないのだけど、A君のお母さんの気持ちを考えたら、いたたまれない。「あなたたちのクラスだけなの、そんなにいじめがひどいのは?」と聞いたら、もっとひどいクラスもある、と言われた。別のクラスでは、4人の男の子が一人の男の子を机の上に仰向けに押さえつけてズボンを脱がせて携帯で写真を撮った、というショッキングな事件があったそうだ。被害にあった男の子は校長と一緒に警察に訴えたそうだ。加害者の4人の男の子は、学校から警告を受けた。この警告は3つたまると退学させられるとのこと。賢浩が言うには、「でも、あいつら、撮った写真を消してないんだって。だから、いつでもインターネットに乗せることが出来るんだよ。」・・・信じられない。「そんなことしたら、また警告を受けるよ。」といったら、「でも、2個目だから、まだ退学にはならないよ。」と普通の顔で言うので、びっくりする。この手の悪質ないじめは、1回で退学させてもいいのではないかと思う。人として終わっている。賢浩たちのクラスの問題は、A君がちょっかいを出して、最終的にはA君が殴られる、という構図で、「警告」をもらった子はいないそうだ。話を聞いていると、どうしてA君は、ちょっかいを出してしまうのだろう?と不思議なのだけど、それは、クラスの子がみんな思っていることらしい。A君は、小学校の時、飛び級しているので、賢浩たちのクラスでは一番年下だし、体も小さめ。もしかしたら、精神年齢が低いのかもしれない。飛び級の弊害とは思わないけど、もしかしたら、それも一因なのかな、などと想像している。しかし、わが息子ながら、いじめとかに無関心で、情けない。「いじめは、僕には関係ないから」といつもいう。「でも、A君が転校したら、自分が新たな標的されないとは限らないよ。」と言っても、「そんな、ばかな」と本気にしない。夫は、「それなりに思うことがあっても、あの年頃は、気持ちをストレートには言わないのではないか?」と賢浩を擁護する。そうだといいのだけど、実際はどうなのだろうか?
2013年05月13日
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昨日、今日と珍しく連続で恵子から電話があった。昨日は、ドイツでは祝日で、父の日でもあった。恵子も授業はなく、寮で友達と料理をしたりのんびり過ごしたようだ。その前日の水曜日は、「Springball」(スプリング ダンスパーティー)が学校で開催された。恵子は、同じクラスの男の子とダンスのパートナーになったのだが、あまりいい結果にはならなかったようだ。先週、恵子と買い物に行き、ダンスパーティー用のドレスを買った。去年は、私が20代の頃、友達の結婚式で着た春らしい総レースの花柄のドレスを貸してあげた。今年もそのつもりでいたら、「ちょっとあれは・・・・・。ごめんね、ママ。」と言われてしまった。恵子の選んだ服は、私だったら絶対選ばない色と形のドレスだった。そこは若者向けの洋服のお店で、私は初めて入ったのだけど、恵子は、友達の付き合いで、何度か入ったことがあるといっていた。胸元も肩もかなり露出していて、「上に何か羽織ったほうがいいんじゃない?」とアドバイスしたのだけど、「会場は暑いからいらない。」と言われてしまった。ちょっと首元が寂しいと思ったので、同じような色目の石を使ったネックレスがレジの前のラックにあるのが目に付いたので、買ってあげたら、すごく喜んでくれた。去年は、私の「本真珠」のネックレスを貸してあげたのだけど、1000円ぐらいの安物のネックレスのほうがいいなんて・・・・・。ドレスも、私は4-5万円ぐらいで買ったと思うのだけど、恵子の選んだドレスは5000円ぐらいだった。まあ、本人がいいなら、いいけど・・・・。靴も去年は、私が若い頃に履いていたパンプスを貸してあげたのだけど、今年は、既に友達から黒いサンダルを借りていた。「貸してくれた子は、当日何を履くの?」と心配して聞いたら、「彼女は10cmぐらいのハイヒールを履くの。いっぱい靴を持っているから、問題ないの。」。。だそうだ。「髪飾りとかはどうするの? そのドレスとネックレスだけじゃ寂しいね。」といったら、「友達がきっと髪を巻いたりしてくれるし、マニキュアやお化粧もしてくれるから大丈夫。」と言った。イヤリングも買ってあげたかったんだけど、売っているのは全部ピアス。私自身もピアスしかもっていないので、困ってしまったが、本人は、「必要ないから」と気にしていない様子。きっと恵子の周りの子は、みんなおしゃれなんだと思う。恵子は、ぽっちゃりした体型なので、似合う服も少ないし、本人も美容やファッションには興味ないようなのだけど、友達に感化されて、少しはおしゃれに目覚めてくれたらうれしいなーと思う。ところで、ダンスパーティーだが、男の子がパートナーの女性に花束を贈るのが慣習になっている。恵子も相手からもらったそうだ。そのとき、相手の子が、「これは、あなたの花です。」と日本語で言ってくれたそうだ。彼は1週間前から日本語を勉強し始めたのだそうだ。そのときは、うれしいなーと思ったのだけど、そのあとも、ずーっと日本語で、これは何と言うのか? 僕の発音はあっているか? と話題は日本語のことばかり。他に話題を変えても、すぐに日本語のことかアジアのことに話題を戻してしまうのだそうだ。恵子いわく、「私がアジア人じゃなかったら、私を誘わなかったと思うの。私は、アジア人だけど、ずっとドイツで育っているし、それだけを話題にしないでって思うの。彼はね、ちょっと保守的な人みたいで、男はどうあるべきだ、女はどうあるべきだっていう思いが強くて、アジア人の女性は、従順だとか、そういうふうに考えているみたいなんだよね。だから、私を誘ったんだと思う。それって、すごく失礼だと思うよ。」「今度一緒におすしを作ろうって言われたの。エー、嫌だ、って思ったけど、そうはいえないから、テスト勉強とかで忙しいから無理だと思う。って断ったの。でも、また誘われそう。どうしよう・・・」昨日も今日も、ほぼ、話題はそういうことだった。「その子が、恵ちゃんのことを日本語を習うために利用しているのなら、恵ちゃんもその子に中国語のわからないところを聞いたりして質問攻めにしたら? そうしたら、その子も嫌気が差すかもよ。」「おすしをつくろうって言われたら、おすしパーティーはたくさんでするほうが絶対楽しいよ。二人で作ってもつまらないよ、って最初から大勢ならやるという風にけん制したら?」「今度、またどっかに行こうって誘われたら、図書館に一緒に行ったら? 彼とは読書傾向が違うんでしょ? そしたら、図書館では別々に好きな本を選べばいいし、恵ちゃんはいつもたくさん借りているから、持つのが重いから、私の本を持って、って頼めばいいよ。そうしたら、その子は、こいつ、俺を荷物持ちとして使っているな、って二度と誘われないかもよ。」。。。。と私は、アドバイスしてあげた。恵子は、「そんなこと、かわいそうで言えないよ。」「自分のものは自分でもてるよ。持って欲しいなんて思わない。」「それに、男は女の子をエスコートするとか、荷物を持つとかは当たり前と思っていそうだから、喜んで荷物を持ってくれそうだよ。」と即却下された。でも、恵子の話を聞いていると面白い。野次馬的根性で、適当にちゃちゃをいれている。恵子は、悩んでいるようなので、「その子と話すのも嫌だったら、話しかけられたときに、あっ、そうだ、ママに電話するように言われたの、ごめん、今、かけないと・・・といって、ママに電話してきたら? 日本語で話しているから、本当に緊急な用かどうか相手にわからないでしょ。それで、ごめん、今、至急でママにメールしないといけないから・・って言えば?」といったら、「そんなこと言ったら、僕は、待っているから大丈夫だよ。っていわれそう・・・」だって・・・。そんなに悪い子という感じがしないけど、恵子の友達の間では、評判が悪いらしい。恵子の友達は、はっきり物事を言う人で、彼に対して、「あなた、ノートの字が汚いわね。」とか「ピアノの伴奏、下手ね」とか言ってしまって、「君はなんて失礼な人なんだ!」と激怒させてしまったそうだ。それで、彼がめちゃくちゃ恵子の友達の悪口を言っていたそうで、「友達も悪かったけど、私の友達の悪口を言う人は好きではない。」と恵子の気持ちが余計離れてしまったようだ。「でも、もしかして、本当はいい人かもよ」といっているのだけど、これ以上深入りしたくないらしい。ボーイフレンドが出来そうかなって期待していたのに、ちょっと残念。
2013年05月10日
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昨日、ニコチャンをErgotherapieに連れて行った。担当の先生は、若い女性。Logopaedieの担当の先生も若い女性だった。たぶん、両人とも25歳前後ぐらいだと思う。昨日は、さらに若い女性が見学していた。いわゆる「実習生」。昨日したことは、先週の木曜日の続き。赤、黄、緑、青の4色のいろいろな形を机の上に置き、先生の指示どおりの色と形のものを選ぶ。その後、そのさまざまな形を使ってコルク版に釘とハンマーで打ちつけていく。先生は、実習生に、「この子は、Augen(目)-Hand(手)のコーディネーションがあまりうまく出来ないので、こういう練習をさせているの。これは、相手の指示通りに行動するという注意力も必要になる作業でもあるの。」と説明していた。先生に、「前回に比べ、ものすごくスムーズにできるようになりましたね。家で練習したのですか?」と言われた。私もニコチャン、今日は調子いいなーと思っていたが、家で特別に練習したわけではない。ニコチャンは、先生が「四角」と言うのを「本当は正方形」とか、先生が「斜めになった四角」というのを「台形」と訂正までしていた。最後に少し時間が余ったので、小さくちぎった色紙を丸めたものをピンセットを使って台紙に貼り付ける作業の続きをした。そのとき、ニコチャンは、ピンセットを上からつかむようにして持っていたのだが、先生は、「鉛筆のような持ち方をしなさい」と持ち直させていた。実習生が、「なぜですか?」と質問していた。先生は実習生に説明していたが、私には良く聞き取れなかった、でも、持ち方に意味があるようだ。あっという間に、時間が来た。次回は来週の金曜日。少し間隔があいてしまう。昨日は、サッカーの練習日でもあった。5時半から7時までで毎週月曜日と水曜日。でも、4時半ぐらいから雨が降ってきた。結構激しくて、やみそうもなかったので、中止だろうと思った。しかし、ニコチャンが愚図るので、「そんなに心配なら、やっているかやっていないか、確かめてきなさい」と言った。グランドは、幼稚園の横で、うちから徒歩2分。10m歩けば、人がいるかどうか見える。ニコチャンは、直ぐに戻ってきて、「みんないた。」と言った。「こんな前の中?」と思ったが、本人が行きたいと言うので、レインコートを着せて、グランドに連れて行った。本当に雨の中、サッカーをしていた。びっくりした。しかし、そのうち、稲妻が光りだしたので、結局は中止になった。家に戻ってきたら、賢浩が、びしょ濡れで家の前にいた。月曜日の9,10時間目は体育なのだが、昨日は、グラウンドでサッカーをしたそうだ。みんなは、「雨が降りそうだから、体育館の中でしよう」と言ったのに、先生が、「外でやる」と言い張り、みんなびしょ濡れ。「絶対風邪ひくよ。B君なんて、熱があったのに、スポーツの授業に参加したんだよ。明日、生物のテストがあるから、病気になりたいんだって。絶対あいつ、明日は休むと思うよ。」と言っていた。でも、冗談ではなく、本当に風邪を引いてもおかしくはない状況だった。今朝、賢浩は「頭が痛い」と訴えた。熱はなかったので、薬を飲ませてそのまま学校に行かせたが、早退してくるのではないかと心配だった。今日は、すごくいい天気で、昼ごはんのあと、賢浩は、友達とサッカーをしに行き、そのままテニスに行き、帰ってきてから、今度はチェスクラブ。やっぱり、バカは風邪を引かないのだろう。ところで、義理家族との台湾旅行計画は、白紙になった。すべて私のせい。私は、私をのぞくほかの人で行って欲しいと願っていただけで、中止になるとは想定外だった。実は、私がここに愚痴を綴った直ぐあとに、義母から「子供たちとあなたの分の旅行代は私が負担するから、来てね」とメールが来た。しかし、私は、「お心遣いありがとうございます。でも、私は行きません。すみません。」とだけ書いて返信した。するとすぐに、「なぜ?」と一言だけメールが来た。なんと答えていいのか迷った。さすがに返事を何日もしないのは、無視しているように思われるので、思い切って、理由を伝えた。まず、「広東語が飛び交う中にいるのは居心地が良くない。みんなが母国語でおしゃべりしたい気持ちはわかるので、それをやめて欲しいとは思わないが、私はその場にいたくない。」とはっきり伝えた。「年末に子供を連れて日本に帰るのは、あまりにも交通費が高くつくので、あきらめていたのに、台湾旅行をすると簡単にいわれて、悲しい気分になった。最近、旅行願望が全くない。どこかに行くのなら、そのお金と時間をセーブして、2-3年に1度は日本に帰れるようにしたい。2年に一度夫が子供を連れて香港に行き、別の年は、私が子供たちを連れて日本に行くのが一番公平だと思う。」とも書いた。これで、義母との関係も終わりかな・・と心が痛んだが、今後誘われ続けるのを断るにははっきり理由を伝えたほうがいいと思った。しかし、義母からは、「あなたの気持ちはわかった。今後私たちは英語で話すから問題はない。今回は、あなたの気が乗らないのなら、やめましょう。」とメールが来た。義姉からは、「冬に旅行をするのは、天候が安定しなかったり、リスクがあるので、私もどうかなと思っていたから、今回は中止にしましょう。来年の夏に、あなたたち家族の負担の少ない地中海あたりで家族旅行しましょう。」とメールがあった。結局は、年末の台湾旅行が来年の夏の旅行に延期されただけの話になってしまった。せっかくあれだけ覚悟を決めて義母にメールを書いたのに、伝わらなかったのだろうか???
2013年05月07日
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昨日は、恵子のバイオリンのクラス発表会があった。場所は、少し離れた町の教会の集会所。恵子のバイオリンの先生は2つの場所でレッスンをしているのだが、クリスマス時期に各教室ごとの発表会をし、年に1回、今の時期に、全員での発表会をしているそうだ。去年の3月から今の先生についているが、今までの発表会は恵子がこちらに戻ってきているときではなかったので、参加できなかった。今回も、終わってすぐに失礼しなくてはいけなかったので、ぎりぎりだったが、どうしても参加したいと本人が強く希望した。恵子の演奏した曲目は、バッハの「パルティータ プレリュード」(Partita E-Dur, Praeludium)。この曲は、無伴奏で、やたら指と弓の動きが早い。 恵子の演奏は、プログラムの最後から2番目。一番最後はアンサンブルだったので、個人としては一番最後。1時間半以上の発表会で、5歳児6歳児も何人かいたので、退屈そうにしていて、少々だれ気味の空気になっていた。ニコチャンは、私の隣で寝ていた。そんな中で演奏するのはちょっとかわいそうだな、と思ったが、恵子の演奏が始まると、なんとなく、空気がピリッとしたような気がした。ドラマチックな曲でもないし、ポピュラーな曲でもないのだが、聴き惚れるというか、手の動きに見惚れるというか、ひきつけるものがあった。演奏後、ものすごい拍手喝采をあびていた。全部のプログラムが終わった後、わざわざ、「素晴らしい演奏だったわ」と何人かの人が言いに来てくれた。全部で15人ぐらいの生徒さんがいた。全員女の子。一番下は、5歳の子だった。5歳、6歳、7歳の子5人で、アンサンブルも演奏した。5歳の子の使っていたバイオリンは8分の1ぐらいかな。すごく小さくて、かわいかった。一生懸命、キコキコ弾いていて、恵子の小さいときを思い出した。恵子が始めたのは、6歳で、4分の1のバイオリンだったが、それよりさらに小さいバイオリンだった。小さい子達は、肩当を使っておらず、手作り(?)のクッションや布をゴムでとめて代用していた。恵子のときは、レッスン初日に「肩当てを使うように」と言われた。先生によって、方針がかなり違うのだろう。みんなバイオリンをかなり上のほうで構えていて、姿勢がきれいだった。楽だから、下におりがちなのだけど、先生はそういうところを厳しく指導しているのだろうと思った。なかなかいいコンサートだと思った。一番最後は、7人の女の子(中、高校生ぐらい)が海賊ファッションで、先生も混じって「パイレーツ オブ カリビアン」を演奏した。すごく盛り上がった。先生の教室では、個人レッスンのほか、週1回、希望者が集まってアンサンブルのレッスンもしているそうだ。恵子も一緒に出来たら楽しいだろうに、残念だなーと思った。先生のクラスの生徒さんは、幼稚園~小学校低学年グループと中高生グループと2極分化していると思った。最後は、保護者が持ち寄った食べ物でビュッフェスタイルの歓談会あったが、恵子の電車の時間があったので、私たちは直ぐに失礼した。昨日は、賢浩の通う音楽学校でも発表会があった。こちらは、もう少し規模が大きくて、町の体育館であった。当初、賢浩は、キーボードと組んで演奏する予定だったが、キーボードの子がうまくなかったので、1週間前にプログラムからはずされてしまった。でも、司会をすることになっていたので、賢浩だけそちらの発表会に行って、私たちは恵子のほうに参加した。夕方、7時ごろ、賢浩が戻ってきた。帰ってくるなり、「ねえ、ママ、日本人は1つのジョークで、何回笑うか知っている?」とクイズを出された。「答えは3回!」と言われた。「XX君が言ったんだけど、日本人は、最初にジョークを言われたときに笑う、次に、そのジョークを説明してもらったときに笑う、最後に、そのジョークを理解したときに笑う・・・」私は、この「人種差別(?)ジョーク」を、なかなかするどいところをついているなーと思って、「すごいね。あってると思うよ。」と感心していたら、逆に賢浩はびっくりしていた。「ひどい!日本人をバカにしている!」と私が怒ることを期待していたのだろうか??このほか、「ロシア人とアメリカ人とドイツ人の潜水艦ジョーク」とか、くだらない話をたくさん仕入れてきていた。しかも、勝手に夫のスマホを持ち出し、わざわざそのジョークを録音していた。肝心の発表会のことを聞いても、「Geht so(まあまあ)」という返事だけだし、もちろん、音楽の類は何も録音されていない。発表会で彼は何をしてきたのだろうか?
2013年05月06日
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木曜日、ニコチャンをErgotherapieに連れて行った。今回は、前回の作業の続き。赤、黄、緑、青の4色のいろいろな形を使っての作業。先生が、「赤い小さい丸」と言えば、ニコチャンはその指示どおりの形を探す。「赤い丸と赤い三角」とか、「緑の四角と黄色い四角」というように、二つの指示でも、色か形のどちらかが同じであれば、ニコチャンは直ぐ見つけることは出来る。でも、「赤い三角と青い半円」というような指示だと、混乱して、間違える。ニコチャンは、複数の指示を同時に記憶することが得意ではないということが顕著だった。次に、形を使って、コルク板に釘でうちつける。釘はものすごく小さいので、ニコチャンは扱いづらそうにしていた。釘とハンマーの使い方を先生は見て、メモしていた。最後に、それをコピーして、家で私が指示を出し、色を塗ってくることが宿題になった。すでに時間で、後片付けをして、その日はおしまい。いろいろな形は、赤と黄色、青と緑に分けられ、2つの箱に入っていた。色分けしている理由があるのかを聞いたら、「ニコチャンには関係ないです。でも、色分けを出来ない子供もいて、寒色、暖色に分けてあるのは、そういう子にはとても意味のあることです。」と説明された。「それは、色盲ということですか?」と聞いたら、「色盲とは関係ないです。」と言われた。次回も曜日が変更になり、月曜日になった。5月は祝日が多いので、仕方ない。次回で、8回目になる。8回を終えた時点で、小児科医へのレポートを書いて、次の処方箋がもらえるようにする、と言われた。かかりつけの小児科医は、こういうケースでは、なかなか処方箋を出さないことで有名。普通にみたかぎり、ニコチャンが問題を抱えた子だということはわからない。そもそも、問題を抱えているかどうかもわからない。ニコチャンの行動を、落ち着きのないやんちゃな子ととるか、集中力に欠け、人の話を最後まで聞かない困った子、ととるかの違い。小児科医は、どちらかと言うと、前者に受け取っていて、「男の子にはよくある話で、セラピーに通わせるほどのことではない」と最初は言われた。でも、前回は、しぶしぶ「今回は特別に処方箋を出す」という感じだった。処方箋を出してもらえるように、Ergotherapieの先生も、少々どきつい言葉でレポートを書く。小児科医もそれをわかっていて、割引いて読む。ニコチャンは、9月から入学するが、学校生活があまり想像できない。「今日は、幼稚園で何をしたの?」と毎回聞くけど、「忘れた」「ブランコした」とかたいした答えは返ってこない。でも、夜寝る前など、突然思い出したように、「今日、幼稚園でこんなことした」「先生がこんなこと言った」など話し始めたりする。先日、うちにあった「Jesus in Jerusalem」という絵本を読んであげていたら、「この話、幼稚園でも読んだから知っている」といって、「イエズスはエルサレムに行くんだよ」「ロバに乗るんだよ」「人々は枝を折るんだよ」「これは、Passa Festって言うんだよ」「ラムを食べるんだよ」「パンをちぎって、Das ist mein Leibって言って、食べなさいってみんなに言うんだよ」「Das ist mein Blutって言って、赤いワインをみんなで飲むんだよ。」・・・と私がページをめくる前に、次の内容を言ってしまう。それで、私が読むと、「ほら、言ったとおり」と自慢する。すごく内容を理解していてびっくりした。幼稚園で、実際に、ぶどうジュースとパンで、Passa festのまねをした、と言った。1ヶ月の前の話だと思うのだけど、今頃思い出して話してくれるんだなー。ニコチャンは、人の話を聞いているのかいないのか、よくわからないのだけど、たとえば、動物図鑑を一緒に見ているときなど、「リスの家は、Kobelって言う」「いのししの子供は Flischling,ママはBach,パパはKeiler。」とか以前に説明してあげたことを覚えていたりするので、そういうのを聞くたびに、「ああ、ニコチャンもそこまでバカではなかったんだ。よかった。」と安心する。自分が興味があることは覚えるし、そうでないことは、何回聞いても覚えられない、ということなのだろう。賢浩もそうだったし、とりあえず、普通にやっていけるのでは・・と楽観視している。賢浩のほうは、幼稚園・小学校時代は問題なかったけど、いまは、かなり問題を抱えている。昨日、フランス語のテストが返された。家に帰ってきて、いきなり、「ママ、怒んない?」と聞かれた。テスト成績は、3+だった。でも、平均は、3-で、平均よりは上だ、と強調していた。クラスでは、6(一番悪い成績)を取った子が一人、6+の子が3人もいたそうだ。だから、平均点が低かったのだろう。自分よりも下の成績を取った子の話しかしない。6や6+をとった4人は、全員男の子。やっぱり、この年頃の男の子って、賢浩も含め、全然勉強しないんだなー。少し前の新聞記事に、現在ギムナジウムの5年生(ギムナジウムの最下級生)の10パーセントが留年の危機にある、と書いてあった。ギムナジウムへの進学思考が高まった結果、留年、転校する子が年々増えているようだ。まあ、とりあえず、今のところは、学校が楽しい場であってくれればそれでいっか・・・
2013年05月04日
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午後、ニコチャンのお迎えに行った後、一緒にお買い物に行くつもりだった。ニコチャンは、「じゃあ、お茶してから、行こう」といって、二人でお菓子を食べながらお茶を飲んでいたら、ドアベルが鳴った。近所のヨハネス君が「ニコ、遊ぼう!」とドアの前に立っていた。「これから、おつかいに行くから、今日は遊べないの。」とニコチャンがヨハネス君に告げたが、「おつかいはどこに行くのか? 何分ぐらいかかるのか? 30分か? 1時間か? 僕は、17時半になったらうちに帰るから、そのあとで行くことはできないのか?」と質問された。「どれぐらいかかるかわからないし、帰ってきたら、恵子を駅まで迎えに行かないといけないから、遊べない。」と説明したら、「恵子を、迎えに行くのに、僕も一緒に行ってもいいか?」とくいさがる。「恵子の友達も一緒だから、車に君が乗る場所はない。」といっても、「友達は何人なのか? 車は何人のれるのか?」ときりがない。「とにかく、ニコは、ママと一緒におつかいに行くか、君の家で遊ぶかのどちらかしかできない。うちで遊ぶことは出来ない。」と伝えると、「じゃあ、二人で公園にいってもいいか?」と聞いてくる。「今日は遊べない」というだけでは、納得しなくて帰ってくれない。いつも、彼が納得するまで質問攻めで、それだけで10分以上費やしてしまう。頭がいい子、弁が立つ子を相手にするのは大変だ。恵子が寮から戻ってきた。「今日は、中国語の大会の予選のレポート提出の締切日で、まだ書き終わっていないから、夕飯を食べ終わったら、部屋にこもる。」と宣言。エッセイは、2000字(±10パーセント)で、前の日に1500ワードまで書いたといっていた。そのほか、恵子は、政府機関が主催している外国語大会にも出場していて、昨日第2次予選通過の通知を受け取ったばかり。恵子の学校からは4人が2次予選の筆記試験を受けたが、通過できたのは恵子だけだったそうだ。この大会は、2つの外国語を選択しなくてはいけない。第1外国語はかならず学校のみで習った言葉で、恵子の場合、英語を第1外国語にすることはできない。第1外国語ラテン語、第2外国語英語と申請したそうだ。第1言語は学校で習った言葉にしなくてはいけないが、第2言語以降は、現在世界のどこかで実際に話されている言葉ならなんでも可能なのだそうだ。第2予選通過者は約110人。第3回戦でたぶん30-40名程度に絞られるのではないかという話だ。最終の4回戦まで進むと、インタビューになるのだが、その段階まで行けば、4ヶ国語に挑戦してもいいそうで、「もし、私が4回戦まですすめたら、日本語と中国語もいれて、4ヶ国語で挑戦したい。」と恵子は夢を語っていた。「去年、優勝した子も4ヶ国語で挑戦したようだけど、名前がドイツ風じゃなかったし、スロベニア語もはいっていたから、たぶん、家でスロベニア語を話している子だったんだと思う。だって、ドイツの学校でスロベニア語を教えているところなんてないもん。」と言っていた。やはり、国際的な家庭で育った子の方が、外国語習得能力が高いのかもしれない。それにしても、スロベニア語とかそのほかの少数言語は誰が採点するのだろうか? 恵子は、「各大使館が協力していると聞いている。」と言った。なかなか権威のある大会のようだ。ところで、今回のタイトル「愚痴」の本題はここから・・・ブログを書いている理由の一つに、「愚痴の発散」もある。井戸端会議で発散することができないので、その代わりに書いて発散。夫の姉から、「今年の年末に、みんなで台湾旅行をしよう」と提案された。去年の夏に、フランス旅行をしたときに、すでに構想はあったようで、「台湾には行ったことがある? 行ってみたい?」と何気に聞かれていた。子供たちも、電話で、「今度は台湾で会いましょう」と言われたりしていた。しかし、夫には、フランス旅行後、「今後、あなたの家族との旅行に私は参加しない。」と宣言した。今回、義母から、「ここ数年の家族旅行では、かならず誰かが欠けていて、みんなが揃うことはなかった。今度こそはみんなが揃ってほしいわ。」とメールが来た。それでも、夫に、「私は行かないから、そうみんなに伝えてね。」と言った。夫は、「彼女は、日本に行きたいから、今回の旅行に彼女は行かない。」とみんなにメールしてくれたのだが、「だからこそ、台湾なんじゃない。私たちとの旅行のあとで日本にいけるでしょ。」と反撃された。前々回、家族旅行の場所が日本になった時も、当初はメキシコだった。でも、私が、「そういうお金と時間があったら日本に行きたい」と断ったので、行き先が日本に変更になった。「どっかに旅行に行くより日本に行きたい」というのはもちろん本音だが、たとえ日本でも、夫の家族と団体で旅行するのは苦手。とにかく、気を遣うので、私的にはあまり楽しくない。夫の家族はみな英語がペラペラだが、家族間で普段使っている言葉は広東語。だから、みんなで食事をするときなど、広東語の会話についていけず、かなり孤独を感じる。夫に通訳を頼んでも、自分も会話に入りたいから、あてにならない。また、団体行動なので、きっちりスケジュールが予約されてある。みんなが楽しめるようにと考えてくれているが、私の趣味とあわないことも多く、そういうことにあわせるのも疲れる。また、夫は末っ子なので、私たち夫婦は大人の中では一番年下になるから小間遣い的な役割にもなる。いつも、何か命令される側になるので、それもストレス。とにかく、絶対に行きたくない。日本に帰るのだって、やはり私一人で帰るわけには行かず、子供3人を連れて帰るとしたら、航空賃だけでかなりの額になる。それに、やっぱり長距離飛行機に乗るのが疲れるので、そう頻繁に日本には帰れない。そういう状況なのに、なぜ、台湾にわざわざ行かないといけないのか。義理の家族との旅行なんて気をつかってストレス以外の何者でもない、ということは結構当たり前の感覚だと思うのだけど、夫や夫の家族にはそういう気持ちが微塵もない。だから、気持ちを察してもらうことはできない。かといって、ストレートに理由を言う勇気はない。仲が悪いわけではないが、一緒に旅行は行きたくない。ただそれだけ。
2013年05月01日
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