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日本のコロナ感染者数は、直近7日間平均で700人を割るレベルまで激減しています。先月には1日5,000人を超えた日もあった東京都も直近7日間平均で89人と激減してます。
激減の理由は専門家にもわからないようですが、緊急事態宣言停止から2週間たっても大幅な増加にならないということは、しばらくはこの状態で行くような気もします。もちろん、減った理由がわからないのですから、根拠のない期待のみですけど。
で、モンゴルです。最近、身近な人やその家族がコロナにかかったという話をたびたび聞きます。一体どうなっているのでしょうか?
調べてみると、結構大変な状況であることがわかりました。本ブログでもお伝えしましたが、一時はワクチン接種率が世界でもトップクラスにまでなったモンゴルですが、その肝心のワクチン効果がないようなのです。
具体的な数字でいうと、10月13日の新規感染者数が4,131人で、直近7日間平均の感染者数でも2,324人となっているのです。東京都の人口(14百万人)とモンゴルの人口(330万人)で「東京都換算」すると、この2,324人というのは東京でいえば9,859人相当だということになります。
東京都で入院することができない感染者が大量にいた時の2倍近くの感染者数です。医療体制が非常に脆弱なモンゴルでは、東京どころの騒ぎではないでしょう。現に、入院できる人はほとんどいないそうです。
日本の国全体では、1億2、500万人ですから、モンゴルの状況を日本全体に換算すると、8万8千人くらいになります!これはもちろん、1日あたりです。
日本全体が一番多かった8月下旬でも、1日当たり2万5千人でしたから、今のモンゴルはその3.5倍ということになります。繰り返しますが、モンゴルの医療体制は日本とは比べ物にならないほど脆弱なので、これはもう重大な危機と呼べるレベルだと思います。
コロナ感染が起こった当初、あれだけ厳しく対処してきたモンゴルはどうなってしまったのでしょうか?モンゴルの人たちに聞いても「政府は無策だ」と言いますが、無策の点では日本も大して変わりません。私の勝手な推測ですが、やはりあの中国ワクチンに原因があるのではないかと思います。
早期に中国ワクチンを接種したモンゴルの人たちは、日本よりも早く経済活動再開となっていました。ほとんどの人がワクチン接種済みということによる安心感で、完全に昔の生活に戻ってしまったような気がします。
もともとモンゴル人はマスクをする習慣はないですし、友人や親せき・家族と会えば抱擁やキスをします。日本を含むほかのアジア諸国とはかなり異なる習慣です。ですが、ワクチンが効かないのにこの習慣が復活したらどうなるか?
中国ワクチンの欠点は多くのところで報道されていますが、その欠点は二つあります。一つは「そもそも効果がない」というのと、もう一つは「効果は多少あっても3か月くらいで消える」というものです。これによって、中国ワクチンを接種したアジア諸国や南米の一部が、最近感染者数が増加しているというわけです。
もちろん、モンゴルもファイザーやモデルナ、アストラゼネカなどの輸入を頑張ってきましたが、やはり絶対量では中国ワクチンが圧倒的なようです。ロックダウンは解除されたと聞いていますが、もしかして再びロックダウンされるのかもしれません。
日本との航空便も再開し、近いうちに完全自由な交流が実現するのではないかと期待していましたが、まだまだ時間はかかりそうです。
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