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松川茶屋でお団子を買って笹舟に乗り込んだ。舟の名は舟橋丸。靴を脱いでござに座る。舟は静かに進む・・両岸には満開の桜。祭り客。大道香具師。三色団子を食べる。(黄な粉のは粉が落ちるから駄目・・)船頭さんは大正生れの82才。元気の秘訣はお酒。飾らないお人柄、らしい。行き交う滝連太郎丸や荒城の月丸からはラジオの弦楽が流れてくるけれど、舟橋丸は静かに進む。舟は水を掻いて進むのかと思っていたら、水底を竿でついて進む。だから静かなのだ。長い竿を操る船頭さんはかっこいい。しーちゃんは最初笠をかぶりはっぴを着た姿を見てかかしと間違えた。行き交う人々と手を振り交わす。みな笑顔。時間も静かに流れる。恐いくらい幸せ・・記憶は波の音と重なり、夢現・・・
2002年03月31日
今日は午前中レンタルビデオ屋さんに行った。いつも1週間レンタルで、返しに行ってまた借りるので毎週通っている。先週行った時、お店に“ましゅまろほっぺのまあたん”が来ていて、まあたんの絵入りの風船をプレゼントしてくれた上一緒に写真を撮ってくれた。そして今日、店内に子供達が各々まあたんと撮った写真が張り出してあり、しーちゃんのを貰って帰ってきた。通っているといいこともあるものだ。ささやかながら嬉しい。(まあたんって誰なのかは、謎・・)パラついていた雨もお昼過ぎには上がり、予定通り午後から交通安全指導&ハム太郎の着ぐるみショーというのに行ってきた。思ったより人が少なく、開演10分前に着いたのに一番前の座席に座れた。始まってみると、座席は後ろに行く程高く作ってあるため一番前はかなり低くて、背の低いハム太郎の着ぐるみがステージに隠れて見えにくい事に気がついた。しーちゃんの目線の高さでは尚更らしく、結局しーちゃんはほとんど立ち見状態だった。でも一番前で見れた感動に紛れて、その事は本人の印象には残っていないらしい。よかったよかった。ハム太郎との握手会を終えて外に出ると、そこは桜色の海。会場が古城公園にあったので、つぼみの木に交じって満開を迎えた木々がそこここで誇らしげな白い花を青空に映し、その間に間に春祭りのぼんぼりが揺れていた。ごきげんな私はしーちゃんの手を引き園内を散歩。しーちゃんにつられてりんご飴屋さんの出店を覗いた。りんご飴は食べるのがなかなか難しくて苦手・・と敬遠していたが覗いてみるとイチゴ飴、ブドウ飴、パイナップル飴といろいろあって楽しい。ブドウ飴は串に3つささってお団子みたいでかわいい。イチゴ1粒で200円・・って、ちょっとお高いような。しーちゃんはパイナップル飴を選んだ。これは保ちも良くて(まだ1/3くらい残ってる)串からも滑らず、味も甘酸っぱくておいしかった。私は大判焼きを買って、私のお気に入りの、少し薄暗くなる程に桜の茂ったベンチに二人で腰をおろし、花を愛でながらそれぞれのおやつをほおばった。 ここは私のお気に入りの場所・・・ 会社の控え室の居心地が悪くなって、1人でここに来て お昼を食べた。 ハトが寄ってきたのでおにぎりを分けてあげた。 最初警戒していたハトが、少しずつ近寄ってきておにぎりを ついばんだ。 昨日のドラマの話と芸能人の噂話、そんなものに合わせている より、こうしてハトとご飯を食べている方が、私には あっているのかもしれない・・・ 他にもっといいものをくれる人があったのか、もうお腹が いっぱいになったのか、ハトは三口ほど食べて去っていった。 隣りに残ったご飯粒が、埋まらない虚しさのしるしの様だった・・歳をとったら、桜前線とともに日本を北上する旅がしたいな。夏になったら全国花火ツアー。綺麗なものだけ見て生きていけるのならいいのに・・・動物園をさらりと回って図書館に寄った。ディズニー版でない美女と野獣の紙芝居の〈前編〉を読んで、次に〈後編〉を読もうと紙芝居の包みを開けたら、中から“わらいひめ”という物語が出てきた。あれれー?と言ってるうちに閉館の時間となったので、司書の方に報告して図書館を後にした。しーちゃんも「また今度でいいよね!」と機嫌がよい。やわらかい春風に吹かれて家路に向かう夕暮れ、ほんのりと幸せだった。
2002年03月30日
毎年この季節、街のあちこちで甘い香りを含んだ風が鼻先を掠める。いつも何だろう・・と思いつつ花の正体が分からずにいた。昨日行った植物園の閉園間際、急ぎ足の記憶の中にこの香りをかいだ気がする。ずっと気になっていた事なのにどうしてきちんと確かめなかったんだろう・・。閉園のアナウンスに気がつけば不穏な雨雲。薄暗さと寒さが心細い気持ちを急かしていたんだろうか。最後に見た花の名は確か沈丁花。だけどいったん曖昧になった香りの記憶を手繰り寄せるのは難しい・・。今日、会社の取引先の方の突然の訃報が入った。面識はないけど、電話を取り次いだ事が何度かある。今日も電話をかけてくる予定になっていたそうだ。副業でお茶の販売をされていて、良かったら皆さんで、と高価なお茶を送ってくださっていた。「あらお茶代払わなくて済んだわねえ」と隣りのおばちゃんたちが笑っている。何が可笑しいんだろう。頭が混乱した。私は時々周囲に合わせられなくて辛くなる。でも私が合わせようとしている“周囲”は、なんて嫌な所なんだろう・・孤独を選ぶほどには強くない。一瞬死を思った。でも私は知っている。私は死なない。死んではいけなり理由は、いつも何かしら1つぐらいはある。世の中の嫌な面ばかりが目につく時もあるけど、時が経てばそうじゃない状態にもなれる。楽に息のできる時もある。保育園で、ママさんたちとの井戸端会議はパスしてひなたぼっこしていた。閉じたまぶたを貫いて眩しい光線のかすかな温もりと、隣に寄ってきたしげと君との会話と(ガオレンジャーの事)、さらに私のいる陽だまりに集まってきたママさんたちとの談笑で、思ったとおりずいぶん落ち着いた。日記を書けそうなくらいには落ち着いたと思っていたけど、書いているうちにまたよく分からなくなってきた。花の名前なんてもうどうでもいい・・早く一生が過ぎていけばいい・・。そんな結論を書きたかった訳じゃなかった気がするけど。何なんだろう・・
2002年03月25日
椿の花は厚化粧の美しい女のような、悲しげな魅力がある(と思う)今朝保育園の少し手前に、たくさんの椿がぽたぽたと落ちていた。夜中に浅い眠りの中で、かなり激しい雨音を聞いた気がする。多分そのせいだろう。今日は卒園式。と言ってもしーちゃんは今度年中になるので、まだまだ卒園しない。在園児として参加する。そして在園児の保護者は参加しない・・・・去年の卒園式、私はばっちりスーツで登園し、しーちゃんと一緒に保育園に上がりこもうとして、慌てて先生に止められた。「あっ、お母さんはいいです。あとでまたお迎えに来て下さい」「・・えっ?」赤面しながら脱ぎかけた靴を履きなおした。しーちゃんもなんだか恥ずかしそうだった・・ごめんね。。その一部始終を、最近言葉を交わすようになったママさんに目撃されていた。しかもしっかり記憶されていて、この間大笑いとなった・・。そんな訳で今日は“ちゃんと”ラフな恰好で出かけて、しーちゃんをおいてさっさと保育園を後にした。行きとは違うコースでブラブラと歩いていると、人の家の庭先に白い椿が咲いていた。ここら辺では珍しい。子供の頃読んだ椿姫をふと思い出した。儚げなイメージはその記憶のためだろうか。しばし塀越しに覗かせていただき、ついでに近所の公園にも寄り道してたら、持ちこたえていた天気が崩れてあられにあたってしまった。そろそろお迎えに行く時間・・。
2002年03月23日
・レモンバーム・・・1月5日に植えたのに、まだ芽が出ない。 腐っているのか、ひからびているのか、冬眠しているのか、 愛情が足りなかったのか。・2700円・・・源泉徴収書をもって市役所に行けば 戻ってくる筈のお金、どうしよう・・と思いつつ結局 取りに行かなかった。・日曜日に大和でなくした帽子・・・見つからなかった。 非常に発見されにくいところに落とした記憶はない。 誰かが拾って、自分の子供にかぶせてるのかな・・? 私だったら嫌だな(普通嫌だよね)今日とても綺麗なものを見た。空は西の端にだけ夕暮れのグラデーションを残して、宇宙の色に還ろうとしていた。上空には淡い小さな三日月。そして飛行機雲。それは地平に沈んだ太陽の黄金を映して輝き、流れ星のようにすっと走っていた・・・後ろにしーちゃんを乗せて自転車を漕ぎながら空に包まれ、生きていて良かった、って一瞬思えました。
2002年03月20日
ディズニーアニメ「美女と野獣」雑誌の付録の絵本を見て、レンタルビデオも2本借りた今でこそ間違えなくなったが、最初の頃はしょっちゅう「どっちが美女でどっちが野獣だっけ?」と聞いてきた。大人には美女と野獣の見分けがつかない感覚がどうもピンと来ないけど、しーちゃんにしてみたら「アンジュと厨子王」「ヘンデルとグレーテル」「ヒジョとヤジュー」って感じなのだろう。 行くが行くと、山ぐりに出あった。 「子がにどん、子がにどん、みんなつれだって、 どこへ行く」 子がにが、いうた。 「おっかさんが、ころされた。山のさるへ、 おしかける」 「ようし、おらも、手をかすどう」最近買った『ママお話きかせて』の一節。昔話の語り口調は普段の言葉とはかなり違う。こんなの読んでわかるのかな?と思いつつ読んでいるが、特に苦情は出ない。「ヘンなのぉ」とちゃちゃが入るかと思ったけど、それもない。まじめに聞いている。多分、“この言葉は変だ”と判断できる程の、変でない言葉の蓄積がまだないのだろう。大人だったらパニックを起こしそうな、不明な言葉の氾濫の中で子供はたくましく生きている。見よう見真似で吸収していく。きっと、氾濫を自覚する機能も未発達なおかげなのだろう。しーちゃんは大仏の事を間違えてカイブツと覚えてしまったが、これもやがて直るだろう・・・
2002年03月18日
天気予報は“風やや強く、晴れ時々曇、所によって一時雨”(全部言えばどれか当たるだろうって感じ)薄日の射す空を見て、近所の古城公園に行く事にした。雨でも図書館があるし。お弁当を作って、早く出かけた方が良いだろうと思いよれよれのトレーナーにジーンズのまま家を出た。公園にはりなちゃんがハンサムなパパと遊びに来ていた。もう少しマシな恰好で来ればよかった。まぁいいけど・・でももしかしたらこれが今日の不運の予告だったのかもしれない。お昼にりなちゃんが帰った後、しーちゃんとお弁当を食べた。この辺りから風がひどくなってきた。私の帽子が飛ばされたのはどこかのパパさんが拾ってくれたけれどとても外では遊んでいられないので、早速図書館に避難することにした。でも図書館は今日はお休みだった。(ちょくちょく休みすぎだ!)で、博物館に入ってみた。公園にはよく来るのに、そういえば博物館は初めてだ。人っ子1人いない館内には、豪華な黒い雛壇が飾ってあったりして、まぁなかなか良かった。・・5分くらい見てまわった。再び動物園に戻り、今日は“冬季はふれあいコーナーお休みします”の注意書きがなかったので、せっかくだからヒヨコと触れ合って帰ろうと、頑張って2時までねばった。いよいよ2時。でもひよこ達は来ない。同じように待っていた小学生が、「風が強くてひよこが飛んでいくからかもしれない」と言っていた。そうなんだろうか・・。先週もひよこに会えなかったしーちゃんに、「たい焼きでも買って帰ろうか」と声をかけて公園を後にした。たい焼き屋さんは待ち時間が長い事が多い。たい焼き屋さんの少し手前の出店で大仏焼きを売っていたので、それを買った。大和の横の広場で食べようと思ったが、あまりにも風が強い。たまたま大和の入り口辺りで喉自慢をやっていたので、人込みに紛れて、大和の入り口に入って大仏焼きを食べた。そしてついでに店内を見てまわることにした。100円ショップで小さなお皿を1つ買った。しばらくあちこちまわっているうちに、しーちゃんとはぐれた。“小林様、4階の(紳士)セーター売り場で詩月様がお待ちでございます・・”とアナウンスが流れた。ちゃんと名前が言えたのはいいけど何でそんなところに?しーちゃんがいたのは5階。後で聞くと、エスカレーターで1階まで降りて、上ろうと思ったのに上れなくて、泣いていたら店員さんが抱っこして上まで来てくれた、とけろっとして言う。もうしーちゃんとデパートに来るのはやめよう・・。そしてだめ押しに、しーちゃんの帽子がなくなった。暑い!と、上着と一緒に脱いだ記憶があるから、手にもっていた私がどこかで落としたらしい。疲れた足を引きずって店内を探し回ったが、見つからなかった。インフォメーションにも届いてなかった。しーちゃんが「ママの所為だ!」なんて言わないのがせめてもの救いだったけど・・。インフォメーションのお姉さんは最初私の言葉を取り違えたらしく「はい、子供の帽子売り場は5階です」と笑顔で教えてくれたので、一瞬、なくした帽子を諦めて新しいのを買えば?という意味かと思った。どうか見つかりますように・・。
2002年03月17日
今日の夜ご飯はちびまるちゃんオムライス。かわいいご飯を作ると喜ぶけど、ぐちゃぐちゃになるのが嫌でちょっと食べるのが遅くなる事が多い。「それは本物じゃないからいいの」とは言うけど、その感覚をむげに否定したくない気も、する。お人形は手足が取れる。お風呂人形は中の水を抜く時、首を取る。人形とはいえその姿は、あんまりしーちゃんに見られたくない。しーちゃんに「人形やから、いいよねえ」などと言われると「うーん。まあ・・」と、少し複雑な気持ちになる。私の子供の頃の人形もやはりそうだったけど、それで私のモラルがおかしくなったという事はない。だから、気にする程の事ではないのだろう。でもちょっぴり気になる。
2002年03月07日
前回大泣きされたので、今回は準備万端で臨んだ。夕食にハム太郎コロッケ弁当を作った。食後のおもちゃ用に“とっとこちえあそび”という絵本を買った。本日の飲み会(会社の親睦会)は中華。ビールジョッキで2杯と老酒お猪口2杯。ほろ酔いで1次会で切り上げて戻ってくると、おかげでしーちゃんはご機嫌だった。ああ良かった!会社のみんなは今ごろカラオケ。雰囲気に馴染めない自分をごまかすためにガンガンに酔っ払うのは、虚しくて、心地よい。ずるずる居残る代わりにしーちゃんを口実に帰って来るのは、自分自身に対して気持ちよく、少し淋しい。しーちゃんは思いのほか絵本に夢中で、絵本片手にじーちゃんと遊んでいる。せっかく早く帰ってきたのに。私のほんとの居場所はどこなんだろう・・・
2002年03月01日
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