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今日から私はケーキ屋さん♪(のパート)将来しーちゃんとケーキ屋さんを営もうと目論む私ではあるけど、ケーキ屋さんに勤めるのはこれが初体験。夢はあくまで夢だから、想像して楽しむのは楽しい面ばかり。実現する可能性より実現しない可能性のほうが高い、単なる夢。だけど元々が計画実行型の人間ではない。私の行動の源は9割方“はずみ”と“思いつき”だから、ひょっとしたらほんとにケーキ屋さんになることもありえなくはない、かもしれない。その時のために、ケーキ屋さんの楽しくない面、現実面を勉強しておくのも悪くないかな、と思う。もちろん将来の事はさておいて今現在ケーキは好きだから、楽しくない面の勉強ばかりではなく楽しい仕事になればいいな、と、過剰でない程度に期待もしつつ。いざ出勤。少し早く着いたので近くで時間を潰していたら電話がかかってきて、今ちょっと手が離せなくて説明とかしていられないから出社するのを1時間ほど遅らせて、と言われた。はいはい。結論(というか、今日1日終えての感想)から言うと、やっぱり理想と現実は違うな、という感じだった。最初にさっと説明を受けた会社の基本理念は、まことに頷ける立派なものだった。商品と金銭の授受だけではない、心の満足を与えられる接客を。最高のケーキをお客様に喜んでいただけることを喜びとしましょう。だけどご多聞に漏れず、実行に当たっては「建前とホンネの法則」のようなものが媒介となる。要するに心うんぬんは後回しだ。挨拶の8大基本用語はドレミファソのソの音でね。その後腰からお辞儀、目線は2m先、頭を上げてにっこり笑顔。形の大切さもそりゃ分かるけれど。上からのお言いつけの形を守るあまり、またはお座なりに繰り返すだけのセリフのような無意味な挨拶が巷に溢れている。アリガトウゴザイマシタマタドウゾオコシクダサイマセェ、イラッシャイマセオマタセイタシマシタァ・・私もそのうちそうなってしまうだろうか。気をつけたいものだ。“無理・無駄・ムラのない仕事”という項目は、そう、無駄のないように、仕事は常にスピーディにね、という説明に。店長さんは感じのよい人ではあるけれど、てきぱき仕事をこなすスピード重視派の人みたい。・・大丈夫かなあ、私。仕事で扱う大金はただの紙束、ずしりとした金属屑のように感じるのと同じで、そこにあるケーキはもはや私の好きなケーキというより商品としての感が色濃い。思った以上に。あと10分でショーケースのケーキ全部、見たら名前と値段が言えるようにしてね。ケーキを駄目にした場合、入社して最初の1個は大目にみますが2コ目からは自費で弁償してもらうことになります。そもそも今時高校生でももう少しもらえるよ、という時給の安さが従業員に対する会社の気持ちの表れではないだろうか。でも、ひええ~こんなの使いまわすの?というような事はないみたい。衛生面のチェックはかなり厳しいらしい。毎出社後、休憩後、お手洗いから帰ってきた後、手が汚れたら、手はキッチンハイターに浸さなくてはいけない。楽しさが見えてくるのは、もう少し先かもしれない・・。夜8時を過ぎてから、店長さんから電話があった。明日は忙しくてあなたにかまってる時間がないから、1日休んで月曜からまた来て下さいと、言い方こそ多少スミマセン的ではあるけど何だかオブラートに包みそこなったような表現だ。明日はしーちゃんの友達のお家に呼ばれてたから、帰りにケーキ買っていこうと思ってたのになあ。・・はあ。わかりました。店長さん、12時間勤務なんだ・・。楽しいだけの仕事なんてあるはずがない。だけど、できるだけ楽しく続けられるよう、自分なりに“無理なく”やっていきたいと思う。急にできてしまった休暇に少し戸惑いつつ。月曜からまた頑張ります。
2004年02月12日
あーちゃんというのは、今日サティで貰った赤い風船。しーちゃんが名前を付けた。赤いからあーちゃん。分かりやすいネーミングだ。あーちゃんは空飛ぶ風船。風船が欲しいかどうかという事はあまり考えないで、無料で配布しているとつい貰ってしまう。でもたいていは家に帰りつく前に、小さな手をすり抜けて大空の彼方に消えていくか、パン!なんてその短い一生を終えることになる。あーちゃんは吹雪の中、しーちゃんと一緒に傘に入って家までやってきた。家に着いたとき、あーちゃんは濡れそぼってしょんぼりしていた。体内の気体の軽さが、自分の体とその下にぶら下がっている結わえ紐の重さを支えきれずに、床付近で辛うじて首をもたげている。紐を手に持つと何とか立ち上ろうとしているので、ためしにストーブの前で乾かしてみた。すると、紐の含んでいた水分が飛んで軽くなったからか気体自体が温められて軽さを増したからか、あーちゃんは元気を取り戻して天井に昇っていった。(あーちゃんという名前はこの頃つけられた。顔も書いてもらった)あーちゃんはしばらく天井の隅っこにいた。そこがあーちゃんのお気に入りの場所らしく、部屋のまん中で手を離してもすすーっと隅の方へ移動していく。そして・・あーちゃんの冒険が始まった。天井からゆっくり、少しだけ下降して部屋の仕切りをくぐり隣の部屋へ移った。くぐった後再び上昇して、隣の部屋の天井を、ゆっくり前進。向かい側の隅まで来て木(兼帽子掛け)に引っかかったので紐をそっと木から外してあげた。その後テレビとカーテンに引っかかりながらも、天井の四隅を回って部屋を一周し、また少し下がって今度はキッチンに出た。ふらふらと流し台の所まで天井を進み、流しの上の収納扉にぶつかって後退。キッチンの中央まで来た頃にはすっかりよろけて、とうとう紐の端を床に引きずり動かなくなった。あーちゃんに付いて部屋を回っていた私としーちゃんはしばらくあーちゃんを見守っていたけど、あーちゃんはもう動くつもりがないのだと判断して彼女(彼?)を手元に引き寄せた。あそこがあーちゃんのゴールだったんだね。あーちゃんすごかったね。すごかったね。あーちゃんは疲れ果てて、いくら温めてももう天井に向かう力はなかった。そんなあーちゃんに、しーちゃんは少しだけ残念そうだったけど、そうだ、ポンポンして遊ぼう、としばらくポンポンしていた。そして今、木の根元で萎びつつあるあーちゃんにお休みを言って眠りについた。ただの重力と浮力と気流の働き。そう言ってしまえばそれだけなのだけど。でもあーちゃんは、まるで好奇心いっぱいのしーちゃんみたいだった。よく見るとあーちゃんの口は、結び目を作らず厚紙の穴に通してあるだけだった。すでに一回り小さくなってしまっているあーちゃんがこれ以上小さくならないよう、口をきゅっと結び直した。あーちゃんは木の根元でにっこりして両手をバンザイしている。だからどう、という事はないのだけど。
2004年02月07日

作成:この間の土曜日場所:古城公園こわされるのが嫌だったので、しーちゃんには「手を出さないで!」と言って1人で作ってました。山を作るのに1時間。穴を掘るのに1時間。途中寒いよー、帰ろうよー、というしーちゃんに嫌だ!まだ帰らない、と言ったため、しーちゃんは泣き出してしまった。なにやってるんだか、私・・。でもずっとかまくら作りに憧れていたのでできたときとっても嬉しかった。もっと大きくしたくてきりがなかったけど。今頃は、とうに壊れてしまっているだろうけど。
2004年02月05日
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