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景気は好調であり(アベノミクスは成功している)、失業率も改善して(職安の求人票はほとんどが派遣会社の募集なんだが)いるが、世界経済は不安定なので消費税引き上げは先に延ばす、と言う理屈がすっきりと理解できる人は天才かよほど屈曲した考えの持ち主ではないかと考えた。景気とか失業率の問題は日本国内のことだ。本当に景気も個人消費も好調なら引き上げるべきだ。こうしている間にも利息はかさむ。世界経済にリスクがあるということはG7で賛成を得ようとして振られたテーマだが、これをまた持ち出してきた。懲りない人だ。先延ばしするということは他国から見れば借金体質の建て直しに消極的だということではないか。日本の国債の評価引き下げの充分な理由になる。「こんなもん、いずれ紙くずになるで」ということなのだ。国債を一番多く保有しているのは日本銀行。ここがコケるということだ。私は経済学なんか大学の一般教育で受けただけだからその道で食えるほどの知識はないが、不渡りになりそうな手形なんぞ持っていようとは思わない。選挙で負ける訳には行かないから、負ける原因になる可能性の高いことはやりません、あと2年半も私が総理でいる訳がないから、あとは時の内閣に任せます。 自分の身は国よりも大切です。・・・とまあこんな調子の説明の方がよほど分かりやすいし、もっともだと思う。景気のいいのは会社だけ。大もうけしたのだからお金を出しなさいよ、というのが「アベノミクスの果実」にふさわしいと思う。まあ、口ばっかりの男だ。
2016年06月02日
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京都と北海道で衆院の補欠選挙だが両方とも3割ばかりの投票率らしい。ニュースでは「激しい選挙戦」と言っていたけれどこの数字からは全く激しさなんか伝わってこない。片や現職の死亡、片や女性問題の責任をとった辞職。現職が亡くなった北海道は現職の娘婿、辞職の京都は候補者の擁立を与党が見送ったというからそりゃあ力は入らないだろう。こんな状態で18才に選挙権者を引き下げても何も変わるまい。血族による世襲と幕藩政治が現実なのだから。「共産党とは一緒にやれない」と言う民進党の議員は少なくないが、理由は「暴力革命を前提にしている」ということらしい。しかし明治維新も立派な暴力革命ではなかったか。江戸城こそ「無血開城」だったが、「鳥羽・伏見の戦い」とか白虎隊の会津攻め、西南戦争など、暴力革命以外の何物でもない。その子孫達が「暴力革命はいけない」と言うのに反対ではないが、「美しい日本の伝統」などと声高に言っているのを聞くとあまり大きな声で言えたことではないんじゃないかと思う。地震の対応で安倍内閣もやばいという話も聞くが、この国の地震は内閣を潰す力があるのか、学ばない政治に問題があるのか。墨塗りの法案は論外と思う。
2016年04月24日
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これが民主/共産を非難する自民党の声とは笑止。選挙のために選挙区の調整はまじめに取り組まない・死票の多い小選挙区選挙制度をごり押しした自民党がよく言うよ、と思う。当時はカクマンダーなる言葉が流行ったが、今はアベマンダーか。そして高齢者に3万円かしらのバラマキ、選挙のためなら何でもやるのは自民党だと思っていた。天に唾するとはこのことだろうと思う。このところの行政府は本当に乱暴だと思う。辺野古の問題も急転直下の和解に応じる姿勢を示したり、裏に何かあるんじゃないかと素人でも考えるようなことが次々に起こる。保育園の件は失言の結果ネットの怖さを思い知ったのだろう。なに、防衛艦船1隻やめれば保育園の100くらいできるに違いない。それに引き換え、司法の活躍が目立つ。原発停止命令を出したのはまれに見るヒットと言っていい。また「一票の格差」解消に動かない政府に勧告をしたりもしている。ただいろんな政争が上級審ほど政府寄りなのが不思議。 政府の追認機関にだけはならないで欲しい。三権分立も怪しいもんだが。
2016年03月13日
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日銀がマイナス金利政策に踏み切ったのは5日ばかり前になるが、これでどういうことになるのかと言うのは、私は門外漢だけれども楽天銀行の動きがどうもそれを示唆しているように思う。楽天銀行(当時はイーバンク銀行)に口座を作ったのは10年前だ。作った理由は 「何度でも手数料なしで出し入れが出来る」ことだった。郵便局も同じく回数制限なしだが、取り扱い時間が短いこと、コンビニよりも遥かに数が少ないことから開設した。ところが何年かすると残高や定期預金の額によって無料回数の制限が5回くらいに、続けて3回になり、今は1回だけだ。それを超えると手数料を200円あまり払わねばならない。要はあまり預けない人に対しては手数料商売をするようになったのである。今では入金にも手数料が要る場合がある。(3万円未満の時)他口座に振り替えるのは無料。と言うことはここで何らかの収益が見込めると言うことだろう。日本銀行は銀行の銀行だ。銀行が預ける訳だ。ところが今はマイナス金利で、預けたら罰金を取られるようなもの。それを民間に回すようにすれば景気は良くなる・・・という「アベノリクツ」はどうも芳しくない。私も含め、平民の懐は疲弊している。「借りようとも思わない」「借りるなら確かに今がチャンスだと思うが、借りるリスクに応えるようなものがない」と言うのが大勢ではないか。 そうなるとどうしても手数料商売にならざるを得ない。だからこれからはカード会社の利用も厳しくなると思う。受け取り手数料が上がるので販売価格にのせざるを得ないだろう。インフレなんて夢のまた夢だと思っている。だいたい、日銀の収益はどこから来るのだろう。国債を銀行に買わせてそれを預かるのだから銀行なんて何も生産的なことはしていない。黒田総裁の給料はどこから出ているのだろう。総裁の給料だから結構な額と勘ぐるし、失敗や成功がどう評価されるのかも知らない。辿ればやはり税金か?
2016年02月21日
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いつもであればだいたい午前中に投票を済ませてしまうのだが、今日は自閉君の図書館の日なのと3時に眼科の予約があったのでそれを済ませてからと言うことになった。緑内障の疑いで半年に一度娘の勤務する病院で診察を受けている。結果は「あまり進行していませんね。薬を使いだすとやめられなくなるし、使わなきゃいけないほど眼圧も高くないので先送りにしましょう。また来年6月に」右の眼球の黄点の下側の血管が弱っているので中心から少し上の視野が見えにくいらしい。見えなくても右と左が補い合って両眼の視野になるので自覚症状はほとんどないらしいが、ほったらかしにすると手遅れになるのがこの病気らしい。昔は眼球に膿が溜まるために青く見えるので「青そこひ」と言った緑内障だが、今では網膜を養う血管の劣化がおきる病気らしい。視力に影響が出てくるには20年かかります、と言う程度のものだそうだ。だから視野検査の成績表もほとんど水平のグラフである。さて、話は選挙だが、兵庫県の場合12区のうち、出口調査で当確が出たのが10区。1時間ほどして11区が決まり、残るは1区だけだ。私が行った時にも讀売テレビのジャンパーを着た人が出口にいたが、もう確定していたのか何も聞かれなかった。さて、各局とも選挙速報ばかりで、こうまでして電気と労力をつぎ込まなきゃいけないのだろうかと言う素朴な疑問を感じた。支持者とか党関係者とか、その辺は固唾を呑んで、と言うことになろうが、投票を締め切った時点で結果は決まったのだ。まあ明日朝分かりゃいいわ、と言うぐうたらも許されるのではと思うが、同じ結果を待つマスコミって、こんな時こそ速報以外を流す方が視聴率は稼げるんじゃないかと思う。「速報も見てないのか!」と突き上げる人もいるかも知れないが、急いだからって結果が変わるものじゃない。昔は東京なんか翌日開票になってたはずだ。深夜までゲストを招き、じーっと待ってるだけだ。エネルギーと人件費のムダだと思う。結果は予想通り与党の圧勝。しかしこの与党ある限り、借金生活が続くのは必至。国債の暴落と背中合わせだ。経営が儲かれば社員がおこぼれにあずかれる、と言うのはサラリーマンをやったことのない人の論理だと思う。企業は税引き後の剰余金を出すことに血道を上げている。それがいわゆる「取締役の使命」なんだから。そういうところの税金を下げますから給料に回してください、は現代には考えられない。
2014年12月14日
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選挙人あたりの議員定数が差がありすぎるから是正せよと言う命令が出たのはいつのことだろう。未だに解決できないのはなぜか。議員みなが自分の職を失いたくない、既得権の問題になっているからだ。この違憲状態下で行う選挙って何なのか。今までの判決では「違憲状態だが混乱するので結果は有効」としてきた。違憲状態が分かっているのに制度を変えない選挙は本当に有効だろうか。こんな判決が出た場合、任期中に解決できなければ無能者として次の被選挙権を失うとか、改正を行わないと報酬がだんだん減って行くとかような荒療治をする必要があるのではないか。 選挙区を決めるのも行政区と一致させるのが望ましいとは思うが、例えば四国は全体が過疎なので4県で2選挙区にする案がある。「候補者の負担が大きいから反対」という意見でつぶれたらしいが、税金で食わせてもらうのだ。そのくらいの覚悟はしてもらわないと。国民は納税をするのだから、議員のオーナー、首をつなぐも切るも国民の意思なら従うのが当然だと思うが。議員は使用人である。「選挙で勝ったから民意を得た」ではない。選挙人も、「自分にどれだけ見返りがあるか」ではなく、「どんな世の中を作るか」を考えるべきだ。無知、無関心がもっともいけない。
2014年11月27日
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既に新聞には衆院選立候補予定者のリストがあがりはじめた。うちの区は・・・と見れば、自民党が戸井田真太郎となっている。ちょっと調べてみると元職戸井田徹氏の長男。徹氏は三郎氏の息子。実は姫路市では小選挙区になる前に松本ー戸井田戦争?なるものがあった。姫路が地盤の、どちらが勝つか、と言う訳だ。勝つと言うのは当落でなく、順位である。既に故人となっておられるが、まあすごかったと聞いている。真太郎氏は現在の姫路市、11区ではなく12区から出ると言う。親、子、孫と3代続けて国会議員=税金で飯を食う?そんなに政治家っていいものなのかと勘ぐりたくなる。前職の山口氏は歯医者の生まれだ。歯医者や医者は世襲も多いが、政治家の世襲って、一般人の感覚がどんどんなくなって行くような気がするが・・同時にこの地域の保守性も感じる。「先生の息子なんやから・・」そういう話ではないと思うが。ムラ型選挙と言うかわしらの代表を、と言うか、議員じゃなく神輿の乗り手を選んでいる風に感じるのだ。この意味ではどこも似たりよったりかもしれない。将来の子供をどうするのか、原子力でいいのか、国家の赤字は歳出を削る他はあるまい。いつまでも土建屋国家は成立しない。昨日書いた高倉健さんは「八甲田山」を3年かけて撮る間無収入でベンツやマンションを売却したそうだ。国会議員はなぜ大排気量の乗用車を使う?使途不明でもよい政務調査費がなぜ認められる?歳費を0にしてもやるような生き様を見せる政治家はいないのか?
2014年11月25日
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公務員はすべからくこの中に入るのだが、特別職の議員とか首長もそうだ。で、大阪市長の橋下徹氏もうまくこの公職を泳いでいる気がする。大阪府知事を途中でやめて市長になり、今度は総選挙に立候補する噂がある。「維新」と言うグループの主張はあまりはっきりしないのだが、毎度ブームに後押しされているみたいに見える。橋下氏はとにかく自分がひとと違うことを言うのが得意で、道州制とか大阪都構想とかぶち上げているけれど、結果が出る前に辞任して新しい道に入ると言うサーフィンみたいなことをしているように見える。現在進行形で飛び移るようなやり方はちょっと疑問に思うが。大阪に住んだことがないので実態はまた違うのかもしれない。でも、ネタを次々とりかえる芸人みたいな印象が強いんだな。安倍さんもシングルイシューで経済経済の一点張り。美しい日本、とかはどっかに引っ込んだんだろうか。原発廃棄物の処分も確定しないまま再稼働するのが美しいことかな。廃棄物は稼働できない原発施設に持って行くのが一番マシじゃないかと思うんだが。放射能を振りまいた張本人なんだし。この頃はあまり聞かないけれど無過失責任と言う言葉もあったよね。 そして「巧言令色 少なきかな仁」とも。
2014年11月22日
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これだけ大勢の与党議員がいて、解散とはどういうことだろう。内閣の動きが議会との軋轢で思うようにならなくなり、争点がはっきりしている段階での解散ならば仕方ないかと思うが、どうも党利党略のための解散と見えて仕方がない。経済が持ち直している実感はないし、デフレ脱却しかかっているかと言うとそれも感じない。HPのノートパソコンが29800円と打っている。ガソリン価格下落はありがたいが、高価なものを買えるのは一部の人だろう。企業は業績がいいと言うのに法人税を下げろといっている。松下幸之助氏が「会社が税金を払って初めて会社といえる」「儲けは従業員に還元する」なんていっていたのはいつのことだろう。みっともないのは東京電力。あれだけの事故を引き起こして国に尻を拭いてもらう。電力会社は事故の責任を全面的にはとらなくてよいと言う前例になった。九州電力の仙台原発が再稼働の認可がでそうになっているが、この姿勢を踏襲するのだろう。核のゴミの問題は全く解決していない。短いスパンでの損得計算しかしていない。ウランの埋蔵量など石油に比べれば微々たるもの。それを使いきるのは自分の死んだあとだからどうでもいいとはなるまい。子孫が生きている筈だ。私たちの世代はもっとも汚い世代と言われるような気がする。
2014年11月19日
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年の瀬に衆議院解散とかややこしい話が出てきた。違憲状態のまま何度選挙をやるのか。議員定数は少なければいいと言うものではないけれど、定数削減は自民党の公約ではなかったのか。ここに来て低減税率の話も出てきた。アベノミクスと言う安倍の理屈が破綻してきたのを取り繕うようにも見える。国内消費は冷え込んでいる。物価は上がったが賃金は上がらない。一方輸出関連は過去最高益と言う。富の極在化が起きているが、自民党はこれを崩す気はもちろんない。財界のパトロンぶりを如実に示している。政治も職業化しているから、取引先は大事にしなきゃいけない。けれどもここまで財政を悪化させたのも自民党政権の責任が大きい。40年前にはオイルショックを上回るベースアップが行われ、一般労働者にも配分が回ってきたが、今の経営者は専ら私財をため込む方向に走っている。「会社は社会の公器」などと言う言葉も消えた。搾取する側、される側が完全に別れた。 自民党、本当に身を切る気があるなら国会議員の歳費を再び削るべきだ。民意民意と軽々しく使って欲しくない。生活は少しもよくなってなんかいないのだから。民の感覚が分かってこその経済、政治ではないのか。
2014年11月13日
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「撃ち方やめにしないとみっともない」ここに来て安倍政権の金満体質、「政治とカネ」の問題が何一つ改善していないことが如実に見えてきた。もともとは政治資金規正法のザルぶりが招いた結果であって、そこから手を付けるのがスジと言うものだ。個人的にはこの法律の名前からしてふざけていると思っている。規正法ではなく、規制法であるべきだ。政治に金がかかるなら構造自体が問題だ。政党助成金など廃止すべきで、政治家の失業保険金まで税金を充てるのは間違っている。政治が生業となっているから定数が減らせないのだ。 一昔前は政治は井戸塀と呼ばれた。それほど清貧だから支持も集まったのだ。今や政治は資本主義。しかもカネのあるところは税金を出し渋り、献金に走る。自分にいいことがあるから献金するのだ。それが政治を誤るもと。 国民生活は押しやられている。「入るをはかって出づるを制する」議員1人に2億円かかっている勘定だそうな。
2014年10月29日
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「これはうちわに見えるかも知れないが、報告書である。」何とまあ、ぬけぬけとよく言ったもんだと思う。第二次安倍内閣、女性の登用で待ち行列が崩れ、ベテラン議員は不満たらたらと聞くが、お粗末な返答としか言いようがない。まだ丸いボール紙に穴を開けたものなら報告書と言い抜けられるかも知れないが、骨がついているのは大体においてうちわと言うはずだ。 民主党も情けなかったが、自民党もレベルは変わらない。人を顔かたちで判断するのはよくないが、 近ごろは品位の感じられない議員が増えたのではないだろうか。「誰でも出来る法務大臣」じゃ困るんだが当たってるかも知れない。
2014年10月15日
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見事な幕引きだった。見事に有名になった兵庫県議会。さっさと首を切って、はいそれまでよ、の姿勢が見え見え。これ以上騒ぎが広まると困る、他の県議だって大同小異だろう。要は身内に甘いのである。民間には使った切符の写真を要求するのに。誤解を恐れずにいえば、「辞職しない」と主張して欲しかった。そうなれば多分、だけれども賢明な西宮市民からリコールの声が上がったに違いない。この時代、ネットで広がるのに時間はかからない。リコール署名を集めるなんてのは拠点を紹介すればお茶の子さいさいだろう。これこそ政治家が最も恐れていることのはずだ。自分たちの声が政治を動かせる、と一般人が意識を持つこと。ネットの無い時代、結社と言うのは手のかかるものだった。 時間と場所を決めてやっと打ち合わせが出来る。そこに行くまでの手間と時間と金が要る。ネットはこれを取っ払ってしまった。リコールはまさに「シングルイシュー」やめさせるか否かの二択だ。今回の場合は「使途不明金」で、カラ出張や電化製品を政務調査費で買うのだから判断は容易だ。しかし「リコール」の先例を作ると困る。ノウハウは拡散され、あちこちで火の手が上がることになるだろう。いくら「国民を守る」と言ったって、政府が水俣病や重金属障害を企業化サイドで扱ってきた事実がある。被爆者もふくめ、早い話、かつて国民を守ったことなど1度もないのである。 滋賀県知事選でも自民は負けた。セクハラ、原子力、など「知らしむべからず、依らしむべし」の政治から抜けられない政党に国民は気付きはじめたに違いない。
2014年07月14日
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朝曇っているなと思いながら会社にでると昨日までと違う顔つきの太陽が・・でもまだ空の青さは少し足りないかな、と思っていましたが昼のニュースで梅雨明けが宣言されたと言ってました。例年なら7月半ばなのですが、今年は大分早い。末期の大雨は今年はあまりなかったようですね。ま、まだ戻り梅雨と言うのもあります。 原発再稼働の申請が出たそうですが、結局再稼働を推進する自民党は「今さえよければいい」と言う姿勢から脱却できないみたいですね。プルトニウムがどんどん出来て置いておくところもなくなっているのに、まだ作って、半減期の長い汚いものを 子孫に残そうと言う訳です。半減期を短くするためにプルサーマル?安定して燃やすことが難しい。使えるめども立たない高速増殖炉をあきらめたら火力の経費は出てくるはず。人間、そんなに贅沢しちゃあいけないんですよ。程々の便利さでおいとく方がいい。東京電力、金融、短期に利益を出さなきゃいけないから安いと試算した原子力を引っ込められない。けれど廃炉や廃棄物の保管や始末の経費を考えたらそんな安いものではないはず。潔く「核分裂を発電に使ったのは間違いだった」と認め、やめることです。汚いものを作りながら発電するのは短期的には儲かっても長期的には大きな負債になるものだ。 短期とは100年ばかり、長期とは2万年。そこまで人間が存在するかは分からないが、生物に影響を絶対に与える。2万年、責任を持てますか?地球は電力会社の株主のものか?そこまで人間はえらくないと思う。
2013年07月08日
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衆院選で自民党が圧勝してから改憲論が顕在化してきたが、今の情勢での憲法いじり(改正とはあえて言わない)には問題がありすぎだ。まず違憲状態を修正せずに選ばれた現衆院議員を法的に正当な国民の代表とは言い難い。次に、特に9条関連だが武力を持たない、交戦権も認めない、その一方で米軍は警察予備隊、保安隊、自衛隊と名を変えた軍組織を作らせ、米軍の肩代わりをさせていっている。さらに共同演習の名のもとに事実上米軍組織に組み込んでいっている。これを政権党は憲法解釈の拡大で「軍ではない、武力ではない」と言い続けてきたくせにここに来て「事実上の軍なんだから国防軍と名前を変えよう」とは盗っ人猛々しいというに等しい。 しかも言い続けてきたのは安倍総理のご先祖様だ。さらに、憲法とは立法・行政の権利を縛る役目をもつことは前文に書いてあり、これは必要かつ正当なことだと思う。 それが都合に合わないからと改憲の請願とか国民の請求でなく政治家から「変えよう」と提唱されることもおかしい。国民主権を越えた考え方だ。政治家に白紙委任をしている訳ではないのだから。
2013年05月03日
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久しぶりに溜飲を下げる思いの広島地裁の判決。選挙区割りが違憲状態であることはもう何年も前から知られてきたこと。それを党利党略の政争に走り、何の対応もしてこなかった歴代自民党の責任は重い。0増5減とか言われても、どこがどうなるのかわからないし、死票の多い小選挙区制の問題も置き去りだ。ええかげんにせんかい!と言うのが今回の判決だろう。この頃は国が敗訴する曲面も増えたが、その昔は「三権分立」ではなく「三権なれあい」と言うに等しかった。立法を押さえれば行政は自動的に取れる。 三権が牽制しあう仕組みにはなっているが司法はほとんど追認ばかりをしてきた。最高裁のもつ違憲立法審査権はまだ発動された記憶がないが、小選挙区の選挙法などかなりすれすれのものだ。40%に満たないような得票率で過半数の議席がとれるなんて絶対におかしい。昔の「全国区」は金がかかる、と廃止になったがネット選挙になろうかという時代、発想を変えるべきだろう。
2013年03月26日
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安倍首相の圧力に屈したか、日銀も2%のインフレ目標を設定したと言う。その昔インフレは需要が供給を上回るために物の値段が上がると習った。しかし需要以上にものを作るのが資本主義の基本でもある。売って売って売りまくる。行き渡って飽和状態になれば次の商品・・・で今までは来たけれど、ここまで先が見えず、定昇もなく負担ばかり増えるのに誰が不急の出費をするだろうか。インフレには多分ならない。可処分所得が仮に増えても(この事自体ないと思うし)人生の後半部に入っている自分には余っている物を処分していき、次代の負担を少しでも少なくする事が仕事だと思っている。しかもインフレに振るためにやる事の原資は借金だ。アルジェリアの人質事件での政府対応のごとく、五里霧中を行き当たりばったり。だいたいインフレ目標と言う言葉自体、インフレになっている国が「せめてこれだけに押さえよう」と設定するものらしい。消費者が減るのにどうやって需要量を上げると言うのだろう。やるとすれば「バラマキ」しかないと思うけど。
2013年01月22日
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自民の圧勝で総選挙は終わった。「自民になったら公共事業が増える」と言っている有権者がニュースにでていたが、そんな単純なものではないと思う。借金で水膨れになったのがそのやり方だったのに、そこにはもう回帰できない。先立つものがないのだから。税金をあげてもそれで金利を払うから、改善されるものはないと考える方が実際的だと思う。本気で改革する、と言うならまず政党交付金を返上すべきだ。自民党に期待できるものは何もない。有権者、投票の数から見て、この国は老人の意思で動かそうとしている。自民候補の選挙事務所に集まっているのは頭の薄い人ばかり。まあこの先20年ほどでいなくなるような人ばかりだ。私もその年齢だけれども、例えば原発を順次動かし、核のゴミを増やして20年後どうするのか。沖縄の問題も60年ほったらかしにした政権に戻るのがそんなに良い事か。自民党は、いわば行き当たりばったりの政策でやってきた。石油が上がったからウランにしよう、じゃあウランがなくなったら、ゴミの廃棄は、と言う次の手を考えていない。ウラン235はいずれなくなる。核燃料サイクルはまだ完成していない。だいたい、ゴミは海洋投棄が基本だったけれど、それが禁止されたから「とりあえず」ため込んでいるのだ。むしろ、有限の電気でくらそうと思ったらどうすればいいか、を考えねばならないときなのだ。 オール電化なんて夢だ。エネルギーは形を変えるたびに減っていく。実はすごい高コストの生活だ。むしろバイオマスを追求する方が理にかなう。生活するエネルギーはすべて太陽に依存しているのだから。若者の投票率は25%ほどだと言う。20年後、更なる悲劇がまっているのではないか。自民が続けば、と言う仮定ではあるが。
2012年12月17日
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「日本はお前のもんかい」と突っ込みを入れたくなるキャッチフレーズだが、まさに国家私物化とも言える結果が今の赤字なのではないかと思う。原発を過疎地に押しやったのも、沖縄の地位協定を放っていたのも、自民党政権なのだ。自民党が日本経済の発展期に政権の座にあったと言うことだけの話で、自民党に戻ったら景気が良くなり、問題がすべて解決する訳ではない。格差は増大するだろう。むしろ負担の分配をどうするかが今後の課題で、富裕層しか負担できないと言うのが道理のはずだが、 企業は社会の公器、と言う発想はもはやない。「税金を払うために働いとる」と言った人が世を去って久しく、「儲けたのはワシや」が現状だ。ここに来て、支持率わずか20%の自民党が安定過半数という予測がされているのは全く納得がいかない。小選挙区制のマジックだ。それでなくても今回の選挙は違憲状態を修正しない定数で行われる変な選挙、無効を訴える人は必ずでるだろう。民意を反映しない政権は民主主義にもとる。
2012年12月15日
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嘉田知事が未来の仕事で4日ばかり登庁せずに活動していたから、この分については給与を支払うなと彦根市長が監査請求をしたと言う。これはもっともなご意見だ。ぜひ裁判に持ち込んで勝ってもらい、国会が空転したらその分は払わないと言う前例にしてもらいたい。政党として動くなら補助金も停止してもらいたい。働かない政党になぜ金をやらねばならないか。およそ政治家と呼ばれる人の何人がきちんと仕事をしているか。きちんと仕事をすればこんな大赤字の国にはなっていなかったはず。彦根市長さんも例外ではあるまい。一方、どの新聞も自民党の大勝ちを予想しているようだ。しかし民意が自民党にないのは確実。支持率20%やそこらで過半数の議席が取れる、小選挙区こそ見直しの対象にするべきで、中選挙区に戻せばいい。だいたい違憲判断がでている中の選挙なんて本当は無意味なはず。選挙の無効を訴える動きは必ず出てくる。考えてみれば政治の無駄金はごろごろしているではないか。無駄な選挙にしないように知恵を絞ってもらいたい。
2012年12月06日
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「未来の党」未だ来ず、の名前はまあいいとして、10年で原発0と言うのは少し勇み足だと思う。発電しないものばかりにするのは出来るかも知れないけれど、廃止してしまうには課題が多すぎる。放射性廃棄物の処分が出来るかどうか分からない。高レベルの放射線環境では、そこに近寄るための防護服がまだ日本にはない。(あったらとっとと3号機に入ったはずだ)廃炉の技術があるようなないような。廃炉の作業だけで10年単位でかかると思う。エラーアンドトライでしか進めない部分が多々あるはずだ。原発0への工程を造る前に10年の宣言はないだろう。 スローガンと公約とは違うはず。また、エネルギーについてはアメリカが黙っていないだろう。日本は非常に割のいい商売の出来る相手だ。それが自立する、となれば商売に陰りがさす。嘉田チームには時間はないだろうけれども発言には慎重に臨んでもらいたい。
2012年11月29日
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無駄な新幹線の駅建設を止めてしまったこと、「近畿の水甕を預かる者として」の原発廃止論は私の考えと一致する。嘉田氏は京都大学農学部の出身と言うが、私が受験した頃はどちらかと言えば落ちこぼれに近いものが農学部、と言う時代だった。事実私は落ちこぼれていたが、運良く農芸化学科に進んだ。農学部の実体は「食べること」すべてを扱うと言ってよい。医学は個人を救う、農学は人類を救う、と言った先生がいるらしいけれど、 確かに食なくして命はない。そして食物連鎖のどこが切れても命は脅かされ、連鎖さえ切れなければ命は守れる。一旦切れたら回復には長い時間がかかる。さて、原発。原発が動かないと産業がつぶれる、と言う人に限って廃棄物のことには全く触れない。何万年も持つ廃棄物の容器なんてある訳がない。何万年もつと誰がどう証明し、責任を取ると言うのだろう。そんなものを作ってまでリニアモーターカーが必要だろうか。人間は一生懸命に必ずいつか壊れるものを作っている。そんなものを産業と言うのだろうか。さらに、原子力から手を引くことはアメリカのエネルギー戦略から距離を置くと言うことだ。この小国にあふれる電気エネルギーが本当に必要なものか?そんな生活にうつつを抜かすうちに自前で食糧も作れない国に成り下がるのが本当に国益だろうか?今度の選挙はどう誇りある国造りをしていくかと言う観点から考えるべきだと思う。 米軍に好きなようにさせるのが誇りある民族か?どうしようもないゴミを出し続けるのが誇りか?今さえよけりゃあそれでいいのか?私たちのDNAは次の世代に送らねばならないのに。つなぐべきもの、切るべきものを議論しなきゃいけない。でも、首長が党代表を兼ねるのはちょっといただけないような気がする。激務なんだから。
2012年11月27日
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野田総理が突然の解散宣言予告。「自民党と民主党と、どちらが政権をとるべきかを問いましょう」どちらにも投票したくない。55年体制から何も変わらないことがはっきりして、その代わり映えのしない政党の間で政権をやり取りしたって何も変わらない。対立軸のはっきりしない二大政党制度はダメだ。東京都知事選の方が面白そうだ。美濃部時代でいえば革新統一候補だが、原子力政策で対立の軸がはっきりしている。トイレのないマンション状態をいつまで続けるのか。放射性廃棄物はもともと海洋投棄するはずだった。ところがそれが出来なくなって再処理、高速増殖炉などという正当化するための図式を作ったという話もある。核は子孫に残すべきものではないと思う。 ここに来て橋下市長も「核はなくせない」と言ってみたり(こともあろうに広島で!)何かメッキが剥げてきた感じ。マスコミによって作り上げられたAKBみたいなものだったか。ともかく展望のない解散劇だ。しかも選挙改革は2日でやるそうな。政治の劣化は目を覆うばかり。
2012年11月14日
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解散すればご破算になる訳ではない。借金はきちんと残る。自民党と民主党のどちらが信じられるかという二者択一ならどちらも信じられない。この大きな借金を作ったのは自民党に間違いないが、民主党にも是正は出来なかった。民主党の支持母体は労働組合だというが、多分大手の所なんだろう。親方が儲けなければ労働者の給料も上がらない。それだったら結局大企業が儲かるような構造になって何も変わらない。だから二大政党をぶち上げるならどちらも信用できない。こう考える人は少なくないはずだ。 第3極、これがまた訳が分からない。極右にも見えるしどこを目指すのかが見えにくい。我々の収めた税金を投入して救済した銀行から通常よりも高い利息を取るのは当然だろう。東電も追加の出資を要請している。「大きいから潰せない」いったい東電の社員たちはいくら給料を取っているんだろう。まさか役員が法外な報酬を受けたりしていないだろうな。何もデータがないので分からないが、どうも慌てて社員が逃げ出すような状態じゃなさそうだ。賠償に回す金は渋いが給料ははずんでいるのか?儲けているところから取らないから格差が大きくなる。生活保護が増える。給料が下がり、生活保護が引き下げられ、年金がカット。これでは金は使えない。それが日本を壊していると私は思う。次の投票、どうしようか。信に値する政党がないのだが。
2012年11月09日
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「野党として出直す」はずだった自民党の総裁選びは結局旧態依然だった。派閥と長老。一度握った権力というのはよほどうまい汁なんだろう。民意とは別の論理で動く永田町。人気が落ちたときのナショナリズム喚起は洋の東西を問わないようだ。「強いアメリカ」聞き飽きた言葉だ。強いのは勝手だが横暴なのは迷惑。中国も同じ道をたどる。そして 日本も。横暴なのは財界。結局原発問題は「ワシの儲け」なのだ。原発を運転する限り放射性廃棄物は出続ける。核のゴミの引き取り手はない。原子力発電の稼働中は確かにCO2を出さないかも知れないが、建設、廃炉、ゴミ処理に要するエネルギーは膨大なはず。エントロピーを小さくしようという、物理の法則に完全に反する行為なのだから。「儂が生きとる間だけ何もなければええんや」ということにほかならない。それを「リスクのない事業はない」と言い換える。原子力も化石燃料。しかも非常に手に負えないものを生産する。CO2を処理してくれるのは植物しかない。そのためには「節度ある生活」しかないだろうと思う。電気を作るならバイオマスか地熱。生命の継続という大局に立った思考が必要だろう。
2012年09月27日
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各党の代表選挙で国会は自然休会という。国会議員は日給にしませんかね?身を切るようなことはせんでしょうなあ。エネルギー政策が次の総選挙の争点になることは必至でしょう。 しかし民主党を見ている限り、まだどっちつかずという玉虫色の表現で、なんとでも受け取れるという自民党そのものみたいな態度で困ります。大阪万博が1970年で、この会場に原子力発電の電気が入ったんだそうですが、それからもう42年ですか。そろそろ原子炉の寿命ですね。しかしこれを長くしようともくろんでるのが電事連。原子力を無くしたら・・・と言う脅し文句みたいなのが並びます。産経新聞はその論調を応援しています。でも、使用済み核燃料はどうするの?という答えが全くない。動かせばたまります。放射能は消えません。半減期が来たら問題なくなるように思っている人がいるかも知れないけど、半減期が来ても、半分にしかならないのですよ。放射線は出続けます。土に埋めて遮へいするのが多分一番安いでしょう。六ケ所村に再処理工場を造りましたが、全く処理できておらず、たまる一方です。だいたい何を処理するんでしょう?どう処理したって、放射線は出るのです。地球に重力があるのと同じなんです。化学処理で仮に溶かし出しても、移動するだけ。除染という名前を付けた土はどこに行っても放射性物質を持っています。42年間、再処理技術は出来ていません。だからたまり続けてトイレのないマンションと言われるのです。火力が高いと言われるけれど、こんな始末の悪いものをもつよりはマシだと思います。電気が不足だということで家庭の電力は15%ダウンさせました。豚のように肥え太った(豚が怒るかも知れない)エネルギー体質を変えて、スリムにしましょう。国民はそれだけの覚悟と不買運動をやってます。それを承知した上でのエネルギー政策を考えて欲しい。
2012年09月06日
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谷垣現総裁が引導を渡される羽目になったらしい。それを決めるのは派閥の領袖、結局体質は変わらず、自由でも民主的でもない不自由非民主党だ。勤労市民の声が今まで届くことがなかったのはその体質のせいだ。戦後70年弱、軍人恩給はそろそろ廃止する案が出てきてもいいのではないか。 古賀さんはそのトップ。国の財政にかんがみ・・と言うことが出てこないのは既得権に触れるタブーだからだろう。また国会議員もこの非常時だ。地震の時に半年だけ返上と言うのも理屈が通らない。志を持った政治家を掲げるなら歳費の返上は当然だろう。政党交付金なぞもってのほか。そういう意味なら、政治の志を態度で示しているのは共産党が一番近いと言える。維新は一番乗りで歳費の3割カットを提案しているが、ポピュリズム丸出しのようにも見え、まだ真相は分からない。どちらにしても1年以内に総選挙になる。日本の進む方向、核、国防、赤字、少なくとも自民党が先送りにしてきたこれらの課題にどう取り組むのかに注目したい。
2012年09月03日
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近所のおばちゃんが弟の親戚すじなので、と自民党の候補者の応援はがきを持ってきた。ああ、もうこういう活動が始まったのだな、と「近いうち」の解散を思い出した。しかし私自身は自民党に投票する気にはなれない。なによりも多額の借金をこしらえて、その穴埋めに使う増税は可決したけれど、 既に防災に200兆円使うとか、使う話ばかりを先行させて、借金を作った反省がないからだ。おまけに、ゴミ処理の決まっていない核燃料をさらに増やして原発を維持すると言う基本方針。借金を次の世代に回すな、は結構だけれども、核のゴミはそれ以上に次世代に迷惑をかけると思うが、なぜか経団連の年寄り方もこのことには触れない。よく稼働させてくれました、と先日は総理に礼を言っていた。自分の孫子よりも稼ぎが大事か。次の民主党代表選、これも何やら魑魅魍魎のにおいがする。野田氏自身も、「反小沢」で生まれた代表だが、次は「反野田」らしい。グループには一致するものの集団と反抗するものの集団があるが、どうも後者ばかりが続いているから混迷から抜けられないのではないかと思う。 民主党だけでなく、自民党も然り。利益誘導をどこに設定するか だけの話かな。今の政治不信は声が届かないことに始まっている。間接民主制が機能していないのだ。どう改善するかは語られず、違憲状態の議員定数是正もまとまらない。このまま選挙になっても選挙の無効を訴えられたら認められる可能性は高い。それをほっといて政局でもないだろうが。デモの代表者と首相が会うのは初めてだったと言うが、少なくとも自民党の時代には出来なかっただろう。領土問題もここに来て火を吹き始めたが、先送りしてきた自民党がえらそうなことは言えないはずだ。
2012年08月28日
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オスプレイが岩国に陸揚げされた。反対のデモの映像がニュースで流れているが、オスプレイ配備に賛成する記述もある。その言い分はその高性能ぶりを並べている。足が長い、滑走路が要らない。そして安全面のことは「不運が続いた」とか。前にも書いたが、結局原発と同じなんだ。安全だ安全だと書いているが、 じゃあどうして民間が買わないの?と言う疑問が湧く。安全で滑走路がいらなくて高速、だったら空港は何百倍にも使えるじゃないか。軍用機と民間機の事故率は10倍違うんだそうだ。軍用機は10万時間、民間機は100万時間あたりの事故を計上すると言う。言ってみれば軍用機は民間機の10倍危ないと言うことなんだ。 この期に及んでアメリカ軍は「そんなことは日本に開示済みだ。あとは日本政府の責任」 から、「安全を住民に説明するまで運用は見合わせる」となってきた。何のことはない、「日本政府は意見を言う立場にない」はりっぱな職放棄で、組織化も何もされていないおばちゃんの声のほうが首相よりも気合いが入っている。もうかることはする、都合の悪い事は隠す、資本主義とは結局そういうもんなんだ。
2012年07月23日
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昨年の東日本大震災以来頻繁に地震が起こっているように思うが、やっぱりあれだけ大きなたがが外れると次々につじつま合わせのための地震が起きるんだろう。さっきも「番組の途中ですが・・・」という地震速報が流れてきてまた三陸沖らしい。津波の心配はないようだが。原発がいよいよ全部止まるらしい。電力会社は足りないぞ足りないぞと脅しをかけてくるが、本当に足りないのか、あまり根拠らしいものを見せてもらっていない。いまのところ関西電力は値上げを考えていないらしいが、張り切ってオール電化にした家なんか大変だろうなと思う。私はエネルギーリスク分散の方がよいと思うので あっさり蹴ったけれど、正解だと思う。エネルギーは形態が変わるたびに歩留まりが下がって行くのだから、暖房はたき火か木炭、冷房は水冷に限ると思っている。この頃水冷のエアコンはめったに見ないが、井戸水を通した風は本当に涼しかった。その関西電力は原発依存率が半分という。事故が起きたときの想定を距離だけで判別して滋賀県をのぞこうとして嘉田知事が異議を申し立てたらしい。「近畿の水がめを預かるものとして納得できない」と。その通りだと思う。そしてこうも喝破した。「3.11で国の言うことが全く当てにならないということがよくわかったではないか」確か新幹線の駅の誘致をやめようと訴えて当選した人だが、民主党に一番足りないのがこういう感覚ではないのだろうか。「庶民がどう感じているか」が全く主になっていない。橋下大阪市長もこの感覚を持っているから(訴えているから?)支持が集まるのだと思う。「原発依存率を下げよう」エネルギーの構造はそう簡単に変えられない。10年、20年の期間が必要だろう。でも「捨てられないゴミを出す」原発はやはりやめるべきだ。地球が住めなくなる。宇宙戦艦ヤマトがコスモクリーナーを運んでくれるわけじゃなし。 住めなくなるのと停電、どっちをとる?
2012年03月27日
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公務員の給与カット7.8%なんなら政治家は少なくとも8%以上だよね、なんて言っている首相の本気度を疑う。本当に身を切る気があるのなら、と言うより国民の支持を得る近道は、議員の報酬一律30%カットを断行する方だろうと思わないか?議員定数削減には法律改正がハードルとしてある。報酬カットならもっと手続きは簡単なはず。橋下大阪市長が知事に就任したとき、「皆さんは倒産企業の従業員だ」とまくしたてた。その影響かどうか、黒字化が達成されたと聞いている。政治家が今の赤字体質を作ったのだからまず我が身を切るべきだ。政党交付金なぞもってのほか。政治屋化している証のようなもんだ。東日本大震災の時も一時的に報酬カットをしたが「これではやっていけない」何を甘いことを!やって行けないと思ったら転職すればいい。リストラされたものは皆そうしてやってきたのだ。現在もどうして暮らしを立てて行くか、そればかりを考えている。いろいろと優遇があるからやめられないのだろう。議員年金改革の話もたち消え、何が消費税増税か。国民が汗をかいて得た対価から税金を取り、その使い道をうんぬんするだけで報酬を得られるのをおこがましいと思わないか?国民は下手な運転手を雇っている、それだけのことだと思わないのかねえ。議員特別徴税みたいなことをやれば自民党だって支持が上がると思うけど。これをやれば多分次の選挙で大勝できるよ。国民主権は選挙の時だけ、なんだけど。
2012年01月17日
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回覧で回ってきた文書の要旨龍野城物語大河ドラマ「江」で出てきた2番目の姉の嫁いだ京極氏がその後隠岐26万石から播州龍野6万石に移封された。その際多くの家臣をつれてきたがとてもおさまりきらない。財政も苦しいので新参の若い者から順に首にしようという案が殿様から出された。これを聞いた家老、佐々九郎兵衛は「身分の低いものが禄を失うと路頭に迷う。自分のような高禄の者こそ身を引くべきだ。なにより殿の能、鷹狩り、屋敷などすべてのものに金がかかりすぎている。家臣も同様で君臣ともに国を盗み禄を盗む凶賊である」と批判した。結局家臣のリストラは中止になった。今の政治家や官僚にこんな意識があれば日本も少しはましだったろうに。
2011年12月31日
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二人の大臣の問責決議を可決して臨時国会が閉幕したが、内紛ばかりに明け暮れた国会と言う印象が強い。どうすれば津波の被害者が幸福になれるかとかエネルギー問題を今後どうするのかとか財政赤字の問題だとかを議論することもなくあれもこれも先延ばしになった国会だった。増税を行うのに、基本的にはあるところから取る、これが政治の役割なはずだ。そうやって一億総中流意識があったからこそ消費も国内需要も伸びた。企業も理解を示していた時代。今は小粒になったのか強欲になったのか知らないが所得税は高額納税者を優遇、相続税も下限を引き上げた。税収は減り、それを消費税でまかなおうとする。一方国会議員の歳費は下がらない。国家公務員も下がらない。国会議員など日給制にすれば良い。震災の後歳費を引き下げたが「これでは生活できない」とほざく議員がいたと言う。生活できなけりゃ商売替えをすれば良い。庶民はみんなそうして生きてきたし、これからもそうだ。政府の出資を受けられる個人なんていないのに、銀行や電力会社には気前よく使う。そんなことをしていて選挙民の支持が得られるわけがない。国民は出さないわけじゃない。しかし納得できないものには出さない。それが経済の原理と言うもの。政治家どもは「絞ればとれる」となめているのではないか。沖縄の基地問題も、暴論かも知れないが日米安保をやめれば全ての問題が片づく。自分の国は自分で守る、フィリピンはそれをやった。軍を持たない日本はまた別の道を考えねばならないが、幸福度とはそんなコストも加味したことではないか。久々の政治ネタですが、税金を払わなきゃ、と言う実感に乏しい国なんではないかと思います。八ッ場ダムの建設継続も「やらせ」だったみたいだし。やっぱりムダは多いんだ。
2011年12月10日
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ついに菅内閣が総辞職となり野田総理大臣が就任した。刀折れ、矢つきた菅の内閣だが、原発の停止命令などこの人でなくては出来なかっただろう。止めたらいい、と言う性質の話ではもちろんない。しかし原発の高コストぶりをさらけ出させたのは津波のおかげと言うべきかも知れない。それにしても、政権交代をああ声高に叫んで、何が変わったのかと言うと何も思い当たらない。政権交代が手段から目的化してしまい、政権党にはなったが何をしたら良いのかまとまらぬままに2人の首相の首が飛んだ。小沢は悪の権化、みたいなマスコミもどうかと思うが、自民党政治はもうまっぴらだ。 民主に変わってもそんな感じがしないのは多分国民が望むことをしていないからだ。子供手当てはもう関係ないが、高速道路を無料にするなんてただのばらまきだと思う。それよりも日本の歩む道、例えば米軍基地の問題、環境の問題、福祉の問題にどのように取り組むのかを具体的に示して欲しい。また、財政の問題も、うやむやが多い。(仕分け結果は結局何に活かされた?)国会議員の報酬や年金、いつの間にか聞こえなくなったことはいくらでもある。痛みを分かち合おうなどと言ったご本人、どれだけいたい目に遭ったのやら。露骨な金持ち優遇もある。相続税などもっと累進的にかければ良い。(と思うのは貧乏人の証明)個人的には三度目の正直を望みたい。「日本の首相は任期1年」ではしようがない。
2011年08月30日
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消費税が15%と言うとずいぶん高い気がするが、なんでそう思うかというと、日本では消費税は逆進性が非常に強いからで、もう一つは「結局国は何もしない」と言う経験値があまりにも大きいからだ。要するに払っただけの恩恵が感じられないということだ。自民党は財界の腰ぎんちゃくだから、たくさん払う人の便宜を考える。よって東京電力や銀行には惜しげもなく公的資金を使い、被災者の便宜は後回しか、徐々に削る方向。イタイイタイ病、水俣、原発すべてこれだ。逆進性の大きいのは、生活必需品である食品にまで一律課税するという 妙な制度。流通が混乱するとか規模の小さい小売りでの負担がその論拠だが、零細はとっくに淘汰されているし、タイムバーゲンが出来る状態なのに、商品コードで十分対応可能だと思う。自動車は今でも税金まみれだが、特に大排気量の自動車なんかもっとかけても良い。それでも買える人が買えば良い。宝石、毛皮(もちろん程度にもよろうが)などにはぜいたく品税を上乗せするべきだ。端的に言えば「持っているやつからふんだくる」くらいの神経で課税を考えるべき。もちろんこんな言葉を吐く私が低所得者だからにほかならないが、民主主義とは多数によるファッショとも言える。 おそらく為政者はこのIMFの勧告を「天の声」として消費税あげに動き始めることだろう。いるものはいる、しかしそんな国の懐具合とは関係なく議員たちは既得権の削減を申し出もしない。彼らの株主は国民、国民の利益にはよそを向く。これでは立派な背任行為ではないか。過去の外交に関してもウィキリークスのすっぱ抜きが報道されているが、これを見るにつけ、自民党政府が行ってきたことが十分に納得できる内容だ。私だって固定資産税はきちんと払っている。税金を支払うのがいやなのではなく、納得の出来る使い方がされていないのに腹を立てるのだ。
2011年06月19日
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憲法学者の田村氏の取材記事が今朝の朝日新聞に載っていた。国会議員、派閥や揚げ足取りに終止して、ちっとも立法をしていないじゃないかという指摘には私も賛同する。菅政権にも問題はたくさんある。思いつきでものを言うとか、居直っているとか。しかし、政党というのは人気はどことも凋落し、政治の求心力はむしろ「人気投票」ではないか。「支持率」という名のポピュリズムだ。田村氏は「参院議長が首相下ろしに加担することが国会議員のレベルを端的に示している」と述べているが、その通りだと思う。国会は内閣に責任を負う、というのは子供の時に教えられた。国会が唯一の立法府であることも。批判するのは簡単だ。与党がダメなのなら野党が法案を提出すれば良い。そこから支持が生まれるというものだ。菅はダメ、なら誰なら良いのか。こんなところを語らねばならない。60年かけて自民党は日本を危険にさらしてきた。民主がダメという前に福島を原発銀座にしていったことをどう反省するのか。原発はアメリカのエネルギー戦略に追随しただけで、日本としてのエネルギー政策はなかったんじゃないかという思いがしている。日本の電気はかつて水力と石炭で独立していたが、アメリカの傘下に取り込まれただけのことではないのか。
2011年06月01日
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朝からの豪雪?(ったってほんの数cmなんですが)でボーリング大会中止の連絡が来たものだから、楽しみにしていた自閉君はさあ大変。図書館だと騒ぎだし、久しぶりにいってきました。思えば週刊金曜日も久しぶり。今回の特集記事はメディアリテラシー。書いてあることはいちいちもっとも。「知る権利」というのが民主主義においては非常に大切なものなんだが、それは金の力でしばしばゆがめられるし、報道機関は結局その下で飼われている犬でしかないと。尖閣諸島の事件も 日本ではこれでもかと報道されたけれど、あのくらいのことなら世界的に見ればいつでも起きてるよ、と。我々は、視聴者としてみれば、善くも悪しくもフィルターを通った情報を得てそれが正しいと思っている。インターネットで探りにいったら、事実(ばかりでないこともあるが)は見てもどう解釈し、対応していくかということは別問題で、感情的な反応をするのがやっとこさ。熟慮というのが出来なくなっている。誤解を恐れずにいえば2ちゃんねる化しているように思う。また支持率支持率とマスコミははやし立てるが、これも情報操作の側面を感じてしまう。世論にすべてが従うなら、これは衆愚政治と呼ぶべきだろう。きちんと目的と手段を示せていないのが今の政治の最大の欠点だと思う。増税も仕方がない部分もあろう。しかし、十分な理解と周知が出来ているとはとても言い難い。そして、これが自民、民主両党の共通点なのだ。
2011年01月16日
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民主党選挙で菅代表の続投が決まった。が、党内はともかく外野から見ている分にはかなり白けた感じの選挙だったと思う。就任して3ヶ月、おろすには失敗がなさすぎる。片や小沢氏は金問題などのけじめがついていない。しかし成功実績もない。円高が進むのを手をこまねいていた。と言う野党の言い分ももう一つ勢いがない。財政悪化の張本人だからだ。政権担当能力というのは何を言うのだろう。そして独立国家とは、安全保障とは。これらの解決を先送りを繰り返し、沖縄の差別的基地化、対米追従、日中の領土問題、すべてが圧縮されて慣れない政権に立ちはだかっている。55年体制から何一つ変えられなかった自民党にならできるというのか。仙石氏が言ったという、「領土問題のこじれで会議を延ばすのはおかしい」確かにそうだ。決着をつけるのに話し合い拒否では話にならない。負の遺産の処理は大変だ。おまけに自民党的なものを大きく引きずっている。ちょっと心配なところ。
2010年09月14日
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党員じゃないからどうでもいいと言えばいいんだが、この間幹事長を代表とともに降りた人がはや代表に立候補?というのにはどうよ、と言う感じがする。ニュースによれば代表の選挙権も党員は千人くらいで1票、地方議員は数百人で1票、国会議員は1人で2票だと言う。なんか、これで民主と言えるのかな?と言う気がする。これじゃあ自民党の象徴である派閥解消なんかできないんじゃないだろうか。代表の選任にはやはり全員が平等に1票持つべきだと思うが。こんな神経じゃあ1票の格差問題もまた先延ばしになりそうだ。全然民主的な感じがしないし。 とても自民党的なものを引きずってやっていて、 本当に政権交代したんだろうかと言う気になってくる。まあ、中にはいらないと分からないこともあるのかも知れないが、1年経ったら問題点がどうにか分かるんじゃあないのかねえ。グループより党としてどうするのか、をきちんと話しあって欲しい。
2010年08月27日
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ネットニュースで三原じゅん子氏が子宮頸癌のワクチン接種を実現します、と掲載されていた。それはいいが、何を削るの?「あれも、これも」出来るような財政状況ではないはず。何か新しいことをするなら、何かをやめねばならないはずだ。国会議員の定数を削減すると言う。そんなややこしい事しなくても、議員報酬一律カットの方が手続きは遥かに簡単だ。どちらでも総額は減らせる。財政を赤字にしたのは誰あろう、国会議員ではないか。特に自民党の実績が大きい。特殊法人はなかなか減らない。戦後もう65年。50回忌はとっくに過ぎている。軍人恩給は意味を失っているのではないか。戦争での死でも民間人はなにもないのである。 あれもこれも、と言う発想から、「あれかこれか」に変えなければ赤字はなくならない。「年寄りを見捨てるのか」と、「子供に未来を」も天秤にかけなければならないかもしれない。家計だってそうだろう。収入が減ったらまず亭主の小遣いを減らす。酒、たばこをやめる。「子供の教育費だけは」は聖域だ。こうして、方針が出てくるはず。国なら、さしずめ指導者の報酬カット、ODA見直し、特殊法人や天下りの規制強化、がそれに相当し、教育費だって塾をやめるのは大学の補助カットになるだろうか。党首は責任を取れ、とあちこちで聞こえるが、やめればすむことか?それなら赤字を累積させた自民党が候補者を立てるなんてとんでもない話だろう。政権は結局腐敗し、そのつけは国民に回ってくる。「頑張ります」「男にして下さい」と言う候補者は信用出来ない。税収が減ったらカットするものの順を考えるのが戦略ではないか。どんな日本をつくりたいのか、そこからして方針があいまいだ。良い日本の姿を提案し、その道筋でいるもの、要らないものをはっきり決めることこそ「改革」ではないか。
2010年07月30日
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田舎のせいか、なかなか宣伝カーも回ってこない。大票田を回っているのだろう。兵庫県で2議席。自民、民主の改選で多分そのまま続くのではと思うが、自民党のポスターがグラビアでなく2色刷りになっているのに驚いた。野党になるとこうなるのか、と。昔は2色どころか、名前だけのポスターも珍しくなかった。さて、にわかに消費税にばかり脚光を当てているが、万年労働者から見ると、会社役員に8億もの報酬が適当であるとは思えない。労働者の血を吸い上げた結果だと思う。法人税が日本は高いと言うが、企業の全負担額を見たらどうなんだろう。 銀行の役員も1億以上が何人かいる。人に金を貸して儲ける高利貸しがそんなに偉いのか。シャイロックみたいなのが蠢いている訳だ。与党は責められるのが仕事みたいなものだが、民主党が政権をとったからと言ってあまりに焦り過ぎではないかと思う。沖縄の「最低でも県外」は勇み足と言わざるを得ない。また、高速の無料化も私は反対だ。この間山陽道を走ったが、気がついたのはトンネルの中が荒れていること。トンネルの補修は金がかかるのだろう。軍事費を削るなら出てくるかも知れないが、日米同盟(私は同盟でなく隷属と思っているが)堅持の方針からは金は出てくるまい。アメリカも国際的シャイロックだ。原油の蓋をどうするつもりか。バラマキだと批判する自民党。累積赤字の基礎は自分たちが作ったのに、それには知らん顔。この厚かましさはどうだ。公明党も片棒かついでいるんだから同罪だ。自民党から分裂した小党。「その前にやるべきことがあるだろう」ごもっとも。ならば国会議員を減らすよりか、歳費カットや政党助成金のカットの方が簡単だろう。共産党は返上しているのだから、国会議員にも痛みをと言うならば返上するのが筋と言うものだ。本音は「まず保身、既得権確保」であることは間違いない。社共も何でも反対、の姿勢はどうかと思うが、安全保障、外交は国の大きな仕事。もう少し分かりやすい構図を示さないと見向きもされないのではないか。アメリカと対等な関係を作る、おおいに結構なことだ。これなくしては沖縄の問題は解決しない。武力で世界征服をもくろむアメリカの姿勢が真っ当だとは思えない。隷属から抜け出すには、抜け出したあとは、が語られない。消費税よりも物品税だろう。大手企業はこぞって反対するだろうが、それでも欲しいのが本当の贅沢品だ。払える能力のある人が払えばよい。500万円以上もする自動車がどれだけ必要か?そのやり方が地球を壊してきたのに。
2010年07月06日
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昨日は大雨だったが今日は小康状態。ニュースはサッカーと相撲と選挙。サッカーはまあ明るい話題だが、相撲は対称的に暗い。このところ相撲界はボロボロだ。倫理上の問題だけに、相撲が国技がどうした、と言う神事とはほど遠いところにある。膿を本当に出し切ったらなにも残らないんじゃないかと思うほど。その昔、プロレスリングを「あれは見せ物だ、スポーツではない」などと罵った角界関係者がいたが、いまや興業自体が見直し必要だろう。長らくの閉鎖社会の弊害だろう。選挙。財政再建云々を唱えるのに、政党助成金を返上する「痛み」を主張する政党がないのは、本気で取り組む気がないからだろう。国会議員の定数削減はもっともらしく聞こえるが、そんな国会法に抵触する、選挙のやり直しや法律の成立を待たずとも、己の議員報酬を一律40%カットすればよいのである。政党助成金が欲しいからミニ政党をつくる、党利私欲を棚上げにしてよくも言うものだ。共産党が政党交付金を拒否しているのだから、もらわない選択は法律上も認められていると解する。これはまさに身銭を切って財政再建に努めることだ。これを言わないで消費税云々は筋が通らない。既得権を守っているだけだ。これを仕分けする議員がいないのがおかしい。1人でもこの法案を提出(実際は出来ないが)すれば、国民は圧倒的にその議員を支持するだろう。反対すれば「抵抗勢力」だ。国民は皆身銭を切っている。「国会議員は非国民」とは言われたくあるまい。こんな踏み絵法案を誰か出さないかな。国民に負担を強いるのは小泉と同じ。自分を切って見せないと説得力はないと思う。そうでなくても自民、民主、みんな、たちあがれ、改革、国民新党、元は根っこ一緒と見られてるんだから。カムフラージュには懸命だ。やっぱり日本の政治に戦略はないんだな。
2010年06月27日
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菅内閣がスタートして、各党が談話を出している。小沢かくし、とか新鮮味の無いメンバーとか自公は言っているが、これは与党の時に言われたことをそのまま返している感じ。ミニ政党に意外と支持があるようだが、自民の跳ねっ返りみたいな位置づけで十分だろう。「みんなの党」実際みんなの合唱は難しい。合唱でさえその有り様だから政治となるとみんなでできるものはないんじゃないかと思う。共産、社民はまずお手並み拝見と言うところみたいだが、基地の問題は、本当に日米安保を避けられないし、十年単位の話になるだろう。おそらく辺野古に基地も造れまい。日米安保は、事実上日本をアメリカが牛耳ると言うことで、その不公平なことは明白だ。ペリー以来の不平等条約、今も生きている。大学でドイツ語の教授が「太平洋戦争はアメリカからの独立戦争だった」と呟いたのが忘れられないが、原爆でねじ伏せられたのだ。日米関係も大きな問題だが、財政問題も大きい。増税、消費税。税金をあげないと国が破綻すると言うが、政治家が作ったなら国会議員の歳費切り下げがせめてものお詫びだろう。政党助成金も遠慮すべきだ。泥棒に追い銭ではないか。菅氏は前から歳入を増やすことに熱心だったが、法人関係の減税もやめるべきだ。また、金持ちの相続税の減税もやめよう。高速無料がどのような経緯でそうなったのか知らないが、これもやめるべきだ。財源の裏付けのない予算は無謀だ。
2010年06月08日
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普天間はますます視界がなくなってきた。福島党首が県内反対を明確にし、強行するなら連立解消もあるとの態度を明確にした。社民党としては、「沖縄の味方」を強調する方が身のためだろうと思う。与党から離れても、もともと数が少ないので失うものは少ない。むしろあれだけの人数で内閣にはいっている方が不思議なくらいだ。国民新党は更にその色彩が濃い。何せ元は同じ自民党、たまたま民主がとったから連立を組んでいるに過ぎない。しかし、社民党が今後沖縄にどう向き合っていくかと言う段になれば非常に分かりにくい。共産党のように「安保廃棄」を厳しく叫んでいないのでは、根本的な解決になるとは思えない。心情的に否定しているが現状は追認と言うのが実態のように見える。共産党が廃棄後の安全保障をどう考えているのかも今一つ分からないが、安保がアメリカ優位、日本は言われるようにやるだけと言う自民党の路線を民主は引き継いでいる。今はそれを追認している形ではないのか。少子化担当大臣として福島氏が何をしたのかも見えてこないが、社民党らしさを訴えるなら、連立解消が何より有効だろうと思う。それとも与党と言うのはそんなに居心地のいいものなのか。これはかなり根本的な問題のはずである。
2010年05月25日
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普天間の基地問題は結局辺野古で埋め立て方式、微細な変更にとどまるらしい。それも通るかどうか危ういようだ。どたばたと騒ぎ、5月決着で「職を賭して」とえらい勢いだったが、見る影もない。埋め立ては自然への冒涜、と言ったのもあまりにも軽~い発言だった。あとは住民と市長をどう説得するかと言うことになるか、住民の反対で着工を見合わせなければならないような事態になるかのどちらかだろう。野党となった自民党はこれをネタに攻撃するだろうが、こちらも密約問題で国民に嘘をつき続けてきているから威力もない。 石破氏の発言も、「オボッチャマン」風になってきた。何か生気が感じられないのである。昨年の政権交代以来の騒動は、結局あまり実益がなかった。ガソリンの暫定税率も手付かず、高速道路の無料化(これは個人的には反対だ)もうやむや、どうもマニフェストと比較すれば落第点だ。落第と言うより、ばらまき過ぎだ。税収よりも支出が多い。これを逆転しなければどうにもならない。子供に負担を押し付けるだけだ。結局自民も民主も公明も変わらない。ずっと昔に「自共対決」なんて言葉があったが、根っこの違う政党は社共しかない。騒いだだけの半年だった。結果はなにもない。
2010年05月19日
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鳩山総理の言っていた5月決着は自らあきらめたようだが、支持率はともかく、鳩山政権の最大の功績は「アメリカにものを言った」所にあると思う。しかしもともとが自民党だからアメリカ追随の基本的スタンスは変わらない。だから「移設先」にこだわってどこからも総スカンを食っている訳だ。これを、「必要なのかどうか」と切り口を変えるだけで状況は一変する。近く知事会が招集されるらしいが、「必要だ」と思うなら「沖縄偏重負担でよいのか」が次のステップになるだろうし、「必要でない」と言う結論が出るなら「次の安全保障をどうするのか」と言うことになる。沖縄を基地化したのは占領時代のこと。そのまま現在まできているのは「放置」したからにほかならないし、佐藤政権時代の返還の実態でもある。それがアメリカにとって重要なのである。アメリカが日本に駐留しているということと、それが北朝鮮からの抑止力になっているというのは幻想だ。アメリカの世界戦略、要するに武力と金にものを言わせて圧倒する今は時代遅れとなった構図なのである。共産党は昔から「安保廃棄、米軍基地無条件返還」を言っているが、先日街頭で受け取った印刷物には「日米友好条約に転換」とも書いてあった。比較的現実的な落とし所ではないかと思う。委員長がアメリカまで出かけていったとも聞いた。昔のパスポートには共産主義者をアメリカは受け入れない、と言うような記述があったように思うのだが、その後変わったのだろうか。戦争やその準備は大量の二酸化炭素を出す。軍備を無くすることは地球環境への大きな貢献でもあるはずだ。軍を無くして地球を守ろう、は荒唐無稽だろうか。
2010年05月16日
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国民の目線で見て、一番の無駄遣いは政党助成金だと思う。給料もらって仕事をした上に(仕事をしているとはいえない人もいるかも)なお政党の助成とは!政治屋はびこり促進法みたいなものだ。効果が全くわからない、成果も分からない、こんな事業(政策?)こそ即刻廃止するべきだ。事業団の理事長の天下りで所得が1500万で高い安いを議論するよりも、政党助成金をばっさり切ればもっと効率の良い節約ができる。民主党にしろ、自民党にしろ、政権はうつろうものだ。政治資金規正法、これも「規制法」に変えるべきだと思う。徒党を組んで税金を食いつぶしていて消費税見直しもあるものか。税金にたかるダニを駆除するのが仕分けの原点であろう。自分はたかっているが、ダニは他の者だ、自分はダニではないと思っていたら大間違いだろう。 民主党も支持率低下にあえいでいるなら、これをやれば一遍に息を吹き返すだろう。選挙で議席を失えば、どちらにしろ減る。ならば信用よりもカットで金を失う方がまだマシではないか?自民党化している民主党というのが現状だ。規制法を強化し、政党助成金廃止をしたら自民党とは違う、と言うメッセージが明確に出ると思う。同じスタンドプレーでも、仕分けより金はたくさん出るし、民への印象もいいと思うが?「痛みを分かち合おう」と言ったのは小泉だったっけ?彼も結局は世襲の政治屋だった。
2010年04月30日
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普天間の移設問題で、首相が徳田虎男氏に仲介を頼んだというニュース。いよいよ断末魔かと思わせられる。連休中に徳之島と沖縄を訪問するらしい。遅きに失したというべきだろう。そもそも、「この基地は危険だ」という民衆の声を拾い、アメリカの説得にまず行くべきで、国民に「県外へ」と公言するのはその後、そして「基地は撤収出来ない」と言わせてアメリカをまず悪者に仕立て上げるべきだった。 もちろん、これは本気でアメリカと喧嘩する覚悟が必要だ。別に遠慮することはない。アメリカの「イラク悪者」だって、中国の米帝非難だって似たようなものだ。アメリカへの依存感が希薄になり、自民党・官僚機構の体制が緩んでくる中、「防衛はどうあるべきか」「教育は、福祉は」と言う旗印をたて、民衆を巻き込まねばただの「コップの中の嵐」である。(もっともこれは世界的にも言えること、主導権の争いに過ぎず、全地球的評価にたった議論はまだない)コップの水がこぼれて、やんやの騒ぎになったところでやっと腰を上げた(みたい)。 5月末の決着なんて出来ないだろうと以前に書いたが、この人は実験計画や事業計画の勉強のし直しが必要なようだ。
2010年04月29日
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「うちの会社には三悪がある。それは 知らん、わからん、聞いとらん だ」この言葉、昔在籍した会社の人事課長が言った。しかし、これが該当しない、と言う会社はごく少数ではないかと思う。この3つの言葉を一番よく使うのは政治家と役人ではないだろうか。 9億円ももらったのを知らなかった、と言う人もいるし、私の管轄でないので分からない、と局長級が言うのもしばしば耳にする。私は聞いていない、これも官房長官あたりが逃げを打つ時に使う。要するにこの国は無責任な者ばかりで運営しているということか。政治家がいいかげんで、役人がいいかげんだったらまともな国にはなるまい。坂本龍馬に憧れる人は多いが、実はついていっていないようだ。脱藩により身分を捨てたものと政治屋さんではちょっと比べられないだろう。
2010年04月28日
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検察の動きは速く、政治資金規正法違反の疑いで民主党の石川議員が逮捕されたとのこと。鳩山氏の母親からの贈与の立件が困難と見てか、一連の民主攻めか分からないが、この夏の選挙に向けての黒い力が働いているように見える。民主党も、野党時代の体質から抜けきれず、脇が甘いのだろう。しかし、「関与していない」とか、「申し上げるべきでない」とかは密室政治の印象が強く、あまりいい結果にはならないと思う。まあ、自民党の最後っ屁みたいな気もするのだが。多分司法にはまだ顔の利く人物がいるのだろう。(ここは無責任モード、私には1人の官僚の知識もない)民主でも自民でも構造的に大きな差はないと思っている。政治資金規正法と言うのも変な名前だ。規制の方が本筋だと思う。自民党だって本気で守るつもりがないからこんな字を当てたのだろう。野党側、特に自民はこれにつけ込んでくるのだろうが、国民の生活をまず考えて欲しい。もちろん犯罪は犯罪で処分されなければならないが、プライオリティを決めて臨んで欲しいもの。どこをつついても色々出てきますねえ・・・
2010年01月15日
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