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こんなニュースを見ましたが、これは受けるでしょうね。私の家には10年を超える車が三台あります。私の3ナンバーが一番古くて、今年から税金値上げだけど、一遍に買い替えるのはとても無理なので1年だけ辛抱するつもり。でも、こんな制度があったら買い替えるだろうなあ。30万円ばかりの補助が出るなら。 でも、自動車ってそれ自身が随分エネルギーを食うから、痛しかゆしでもあるんだよ。次は軽にするつもり。もう子育ては終わって、子供たちが自動車を持つ時期だから、大きいのはいらない。まあ家族の1人が1台持ってりゃあいい。「借りる」と言う手があるからね。毎日使うんでなきゃ、それこそレンタカーだっていいんだけど。日本政府、こういう話を聞くとすぐに乗りたがるから1年後くらい、ねらい目かも。それにしても、「不況を理解していない」と言うような批判が出来るほど、日本の対応が進んでいるとは思いませんがね。
2009年04月05日
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昨日の「発射誤報」で防衛省は叩かれているが、情報に人間が介在することの不安定さ、決定までに時間がかかることをまざまざと見せつけたに過ぎないと思う。マスコミはまた鬼の首を取ったように書き立てているが、冷静に考えれば、発射した瞬間に発射を確認できる訳ではない。そこに時間の遅れがある。更に別のシステムとの照合作業があり、縦社会の伝達効率を考えてみれば、発射されたと発表された時にはもう日本の上空にきているということの方がよほど現実的ではないかと思うのだ。昨日、現地では相当の風が吹いていたという。その風が発射に影響したかどうかは知らないが、北朝鮮のミサイル性能や制御技術が先進国のレベルに達しているか、疑わしいと思っている。中国やロシアが技術供与したかも知れない。人材の育成がそんなに失敗を重ねずに出来るだろうか。もし外国人技術者が打ち上げにかかわっていたならば、その方が問題になるだろう。 兵庫県に飛んでくる確率は非常に低いと思うが、例えば姿勢制御に失敗した場合、東北地方に落下物が落ちる可能性はあると思う。自爆装置は積んでいるのかも明らかでない。ミサイル防衛システムは発射直後から着弾地点を計算し、発射するかどうかを決める。それこそミサイルに並行して飛び、日本に落ちると見た場合には当て、落ちないとなればミサイル自爆となろう。その時の破片が危険水域に落ちない保証はない。マスコミを騒がせるのが今回の何よりの効果ではないかと見ている。
2009年04月05日
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新潮文庫、石井希尚(いしい まれひさ)。独身の息子がこんな本を読んでいるとちょっとドッキリだ。この間から少々不審行動が目立っており、女房と「彼女でも出来たんやろか?」戦々恐々である。とは言え、もうすぐ30歳、別におかしくも何ともないし、私自身はその時にはもう2児の父親だった。内容はすこぶるまじめで、男女の考え方の違いや感覚の差、結婚前後の立場の違いやらを具体的に書いてある。男は裁判官、女は体温計。詳細は本を読んでいただくとして、問題解決を普段からやっている男と、流れを重視し、現在の気持ちを大事にする女。かみ合わない部分があるのは当然だ。就職して、私たちが受けた教育は「結果から話せ」だった。事情はそれからで良いし、自分の感想なんて最後だ。ところが、女房と付き合いだしたらそれこそ「ねえねえ、今日・・・」から始まって、「ひどいとおもわへん?」と言う、ビジネスとは正反対の話。まあ、夫婦の会話がビジネス文書になるのもどうかとは思うけれど、会話の中で私がどう反応するかを逐一観察しているかのようで、自分の思惑と違うことを言ったら、3日ほどしてからそれを話題にしてくる。買い物つきおうてくれへん?ときたら1日仕事、男の買い物は買うものを決めて、例えば服を買いに行く、とかなら終わればさっさと帰ってしまうものだが、女はそうではない。服を買いに行くはずだったのにバッグを買って帰ったり、服を買ってもあれこれと他のものを覗く。買い物を楽しんでいるこの神経はちょっと理解できなかった。・・・と言うような男と女の違いや、相手の心を思いやることが結婚生活の維持に必要なのだと繰り返し書いてあり、結婚後は自分の体も自分のでなくなる。今になって思うとよくわかるが、無理解の部分を残して結婚したのは否定できない。結婚してみて初めて分かったこともある。こんな本を彼女を公開する前に読んでいる息子、ひょっとしたら我々よりも高いレベルから 出発するのかも知れない。ということは私と妻とは反面教師だったりして・・・
2009年03月29日
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相変わらずETCの品薄は続いているようだ。高速道路の1000円に対抗してか、6月ごろだけのようだがJR西日本の乗り放題切符が3日分16000円という記事があった。何と、長崎までいけるという。新幹線も大丈夫だから、これは大幅な割引だ。安いのは結構だが、こういう超割引の行われるのを見ていると、ちょっと恐ろしい。いったい普段の値建てはどうなってるのか、不思議だ。その昔、国鉄時代には確か閑散期や繁忙期で値段が変わっていた気がする。同じサービスで値段が違うのはおかしいが、こうも簡単に対抗策が出てくると、返って不審を感じる。デフレスパイラルが終わったかどうか、あいまいなままだが、給料はきっちりカットされている。消費は出来ない。となると、ものが売れない、値段が下がる、給料も下がる・・・と言うのがまた始まるんじゃないだろうか。安いと喜んでいていいのだろうか。どうもあとについてくるものが恐ろしい気がするが、総選挙が遅くとも9月にあるのがせめてもの救いだ。それにしてもここにきて与野党の攻防は鳴りを潜めてしまった。同じ穴のムジナは攻撃すれば自分もやられる、で動こうとしない。国民はカネの流れを知りたがっている。適正かどうかは献金を受けている本人が決めるものでは絶対にないと思うが。
2009年03月27日
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さて、明日のスポーツ面やスポーツ紙はなんというタイトルになるのだろう。さしずめ「イチロー復活・連覇」くらいなところだろうか。昨日、と言うか、今朝までイチローのことはまさにボロカス。引退か、とか限界とかかき立てていたのが、への平を返すことは間違いあるまい。報道にとって、どうかすると真偽の精度よりは売り上げの方が大事なはず。センセーショナルにかき立てて販売部数を伸ばすのが至上命題なはずである。有名人だから書かれてナンボ、と言う部分はあるだろうが、何より本人が一番堪えていたはずだ。ボテボテばかりだったのでよほど調子が悪かったのだろうが、ここ一番で実力を出してくるのはやはりメジャーで鍛えられたものだろう。それにしても、選手たちも「なんでここまで韓国とばかり・・・」と思ったに違いない。世界の16カ国しか参加していないのは実は野球がマイナーなスポーツだからだろうか。こんなところには少しも触れないマスコミだが、世界大会ならもう少し考えようもあろうに。下馬評では「アメリカが楽に優勝する仕組み」と言う声も聞く。一番の違いは国民性かも知れない。「1国の代表・お国のために」は、穏やかならぬ表現だが、滅私奉公のような儒教的感覚が韓国と日本にはあふれているのだろう。大事な選手をただで貸し出してケガでもされたら大変、と考えているのがアメリカだろう。自分の損得が優先する。まあ、それはそれでどちらがいいとか悪いとかではなかろうが、 どうせなら「超一流」を見てみたいものである。もう昔日という感じだが、アメリカ選抜を日本に迎え、ボロボロにやられたこともある。 追いつき、追い越せと言うハングリー精神だったのかも知れないが、アジアの野球も相当のレベルまできているということだろう。韓国も同じに違いない。東京ラウンドで日本にコールド負けした時に自軍をボロクソに書いた韓国紙。今度の接戦はどう評するのだろう。ちょっと楽しみである。
2009年03月24日
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サイエンス&テクノロジー・ジャーナルと言う難しそうな科学雑誌に投稿された川柳の特集だ。結構面白いものがある。人間のエゴが破壊オゾン層(ごもっとも)母の胸にやさしふたつのπr(これには参った!)リットルで飲むとお酒がまずくなる(やっぱり1合でないと)この間の健診で、お酒はどのくらい飲む?と聞かれて100mlくらいですかね、と答えたら、理解できない人だった。ゴシャク、と言えば良かったかと思うが、1合の半分くらい、と説明すると「該当欄がない。1合にしときますね」おいおい・・・・まあええけど。イソプロピル理科はやっぱり難しい(この気持ちがわからん) 鮟鱇にあらゆる魚の味がする(鮟鱇はすごい貪食らしい)作者の中にはとても読めないような字を使っている人もある。手書き入力が出来ないかと探したが、どうもダメみたい。
2009年03月23日
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ことさらに野球ファンと言う訳ではないが、今回のWBCって何?と思ってしまう。日本と韓国の試合ばかりを見せられているような気がする。まあ、放映権やら、金を出したところの意向が強く働くんだろうけど、なんでこんなややこしい試合をするのかとちょっと面白くない。二大政党制でどちらが勝ってもストーリーになるようになっているのだろうか。今日日本が勝って2勝2敗。でも、実力は何か韓国の方が上みたいに感じる。体が大きく見えるのはテレビのせいだろうか。ここまで、斬り込み隊長のイチローの不調がひどいようだ。人間なんだから好不調はあるだろうけれども、今年は200本安打を打てるのか、少し心配だ。(私が心配したってどうにかなる問題じゃないが)それでも、頑張れニッポン!
2009年03月20日
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フジテレビのニュースで「海ほたる」の通行料が今日から1000円らしい。例によって「助かります」というインタビューの場面が並び、多分1000円ならばと出かける人も多いのではないか。でも、その裏を考えてみると単純に喜んでいいのかどうかと言う疑問が湧いてくる。ひとつは、個人所有の自動車による石油の消費とそれに伴う温暖化ガスの排出。絶対消費量が増えたら、必ず排出も増えるのだ。首都圏のこととて田舎者には当面関係ないが、空気は天下の回り物。特定地域における汚染にはとどまらない。車を走らせれば景気は回復するのか?また景気回復のためなら大気汚染は後回しで良いのか?今まで作り過ぎ、売り過ぎではなかったのか?この割引のために、ETCが底をついていると言う。しかも補助金制度を作り、それを更に延長する、自動車にはETCを標準装備とするべきだ、など周辺機器の売り上げアップに国を挙げて応援している。ETCの実物をまだ見ていないのだが、多分タイなりマレーシアなりのOEM製造だろう。国内の生産喚起にはならないはず。流通、ブランドだけが儲けるパターンは同じだ。当然、急な生産増加に追いつける訳がなく、増加して作り過ぎになる時期が来る。その時には標準装備と言う消費口が待っている・・・というストーリーが見えてくる。そして3つめに高速会社が民営であるにもかかわらず1000円がすんなり通った背景。国の補助金のことはほとんど報道されていない。今まで通らなかった人が通るとすれば、売り上げの純増。そして不足額は国が出し、2年後に「予想を超えた利用で大幅赤字、増税・・・」と言う足音が聞こえてくる気がするのである。民間会社を応援して、税金を使い、「だって使ったのは国民でしょ」儲けたところから取ると言う行為は至極もっともで、それを日本の法人税が高いの、グローバルに負けるだのと言って、「国際水準(アメリカのいう)」に近づけた揚げ句がこれだ。目の前の飴にうっかり食いつくとえらい目に遭うのは、自民党政治の歴史だ。
2009年03月20日
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朝日新書、高木和子著 私にしては珍しい本だが、そのルーツは高校の時、叔父に借りた源氏物語だが1ページも読むといやになってしまったのである。「いづれの御時にか女御更衣あまたさぶらひたまひけるなかに・・・」ここだけでも随分長い。はじめのところは、特に主語述語からしてこれとわからない。現代語訳ならどうかと谷崎源氏を借りたが、それでも導入部分だけで投げ出してしまった。ひとつはせっかちな私にはあまりにも進行がのろいこと。二つ目には、本が厚かったこと。これによって挫折した。古典と言うものは好きだったし、全員に乙二を取らせるような高校だったのでかなり難しいと言われるものも読んだのだが、ちょっとしたトラウマかも知れない。源氏物語は不義と密通のかたまりのように思っていたが、著者によればこれが「できる男の物語」 なのだそうだ。光は関係のある女性はすべて最後まで面倒を見たと言う。天皇家ゆかりでなければとても経済的に無理な話だが、これはかなり珍しいことらしい。ただ、出家だけは追っかけられなかったそうだ。無理もないが。不義、密通と現代では言うけれども、当時の高貴な女性にとっては男に踏み込まれたら あがらうことは事実上出来なかったそうだ。また、現代の不倫のような自発的行動も出来なかったと言う。女は家来に守られて、そこを一人一人剥がして行くようなものだからだ。当時、一夫多妻と言うのは実際には違っていたらしい。しかし、男系家系でともかく子供が産まれないことにはどうしようもないので妻妾を持っていたため、一夫多妻のイメージが強いのだそうだ。当時の恋愛は歌で交換し、品定めをしたことは有名だが、なんとも現代とはせっかちな時代である。やはり私も現代っ子?
2009年03月19日
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朝、姫新線のホームに新型車が止まっていた。そうそう、3月14日のダイヤ改正でローカル線に新型ディーゼルが投入されたのだ。で、帰りに撮ったのがこの写真。ちょうど出発直前で、こちらも乗る電車が迫っていたから、後ろから撮った。いや、新しい物好きで困ります。2つ隣のホームまでわざわざ行ってくると言う・・・今まではキハ40系と言うのが中心でしたから、比べると歴史を感じてしまいます。ださっ!この車両、デザインは新快速電車と同じで、エンジンだけが違うと言うコストダウンの代物。ま、大きな窓で、いいんじゃないかと思ってますが。姫新線は姫路から北西に向けて、岡山県の津山を経て新見まで走る単線である。私が子供のころは津山行きとか新見行きとか言う通しの運転があったけれども、現在は部分部分の運転。小学校のすぐそばを走っているので汽笛の音やら煙の臭いがしたものだ。この新型が走るのは姫路までの通学・通勤の限界と思われる上月まで。と言うか、兵庫県の西の端になる訳で、どこが金を出したかと言うことで走行範囲が決まっていると考える方が自然かも知れない。4月から線路の強化工事が始まり、その暁には最高100kmの運転になると言う。
2009年03月16日
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北朝鮮による拉致被害者の家族と元工作員金賢姫氏との面会が実現した。このことについて、韓国の人たちの気持ちは複雑だと思う。家族を奪った犯人が半ばヒロインのように扱われている。日本のマスコミは概ね好意的に扱っているが、韓国民の神経を逆なですることにならねば良いが。また、何人かの日本人もこの事件に巻き込まれたはずだ。ただ、彼女の持つ北朝鮮に関する情報が、少々古いことは否定できないと思う。韓国での拉致被害者は日本とは比較にならないほど多いと言う。川ひとつの国境である。引きずって行ったって着いてしまう。(なんとも乱暴な表現だが)しかし、もとはといえば北朝鮮がこういった非道を働いたことに起因することで、これは厳しく糾弾されるべきだ。ミサイルの発射実験についても、「これを撃ち落とすことは宣戦布告と見なす」などと言っているが、私自身はそこまで信頼性の高い弾道飛行体を北朝鮮が独自で開発できているかは疑問だと思っている。東京大学のラムダロケットだって、無誘導での失敗を繰り返し、5号機でやっと人工衛星を投入できた。気象衛星は事実上静止軌道に乗せなければその役は果たせない。成功させるにはあまりに実績が乏しい。だからミサイル実験と考えるが、実験が失敗して予定外のところ、例えば日本の領海内に落ちたら何と申し開くつもりだろう。北朝鮮の喧伝は実に自己中心的で、客観性にかける。全く、どこにも交渉の糸口を出してこない、困ったちゃんである。国際的駄々っ子、と言ったところか。どこまで迷走するのだろう。核のカードもちらつかせてはいるが、良くニュースに出てくる施設の職員の服装を見ていると、「ほんまかいな」と言う印象も禁じえない。何か食品会社の現場の服装みたいで、核物質から身を守るようなものではないように見える。まあ、その昔は東海村でもバケツで臨界状態を作っていた訳だが・・・。
2009年03月12日
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給付金も我が町では来週くらいから受付が始まるそうだ。趣旨には反対だが、もらえるものはもらう。私ばかりではあるまいが、私はピアノの調律にでも使おうかと思っている。音楽の予算なんか真っ先に削られるはずだ。調律師も不景気だろうと思う。この他に。市内での消費をもくろみ、1万円で1万2千円の買い物が出来ると言うクーポンも発行するそうだ。税金で生活するものが、なんでこんなに景気良く使えるのか、ちょっと理解に苦しむ。もう一つ、ETCの大幅割引のこと。この裏には何かあると考えている。国交省の予算取りが目的か、ETCの採用で人件費は減るだろうが、建設費がかさむ。カード会社と銀行が組むからそこの手数料も期待できるだろう。助成金までつぎ込んで、ETCを進める姿に、どうもきな臭いものを感じてしまうのは私だけだろうか。しかしこれも、障害を持つ子供のために、やはり使えるものは使いたい。通常料金でも半額になるから。それにしても、休日が「1000円でどこまでも」となると、今までの値建てはなんだったのだろう。思い切りぼったくられていたのではないか。世界的にも、日本の高速料金は高いと聞いている。仮に自家用車の通行が増えて、自動車が持ち直すとして、そこから出てくる二酸化炭素はやっぱり増える。景気のためなら京都議定書はおざなりで良いのだろうか。また、燃費の非常に良い車は取得税も重量税も大幅に減免すると言う。これをやるなら自転車利用者には税金の返戻をするのが相当と思うが、やはり企業が潤うように動いているのだろうか。自動車を買い替えられなくて自転車にする方がよほど環境に貢献すると思うが。やはり金持ちの、金持ちによる、金持ちのための政治か?
2009年03月07日
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昨日から小沢一郎の身辺が慌ただしい。西松建設の元幹部が使途の不明な金を使っていて逮捕された時、「これは賄賂だ」と思っていたら、図星。しかしその先が民主党とは・・・自民と社会右派が作ったグループだから当然とも言えるが、同じ穴のムジナだ。金は自民党の一部にも流れているようだが、どちらも「適法で問題はない」しかし、相手陣営のそれは「問題」。なんちゅう身勝手さ?二大政党制が、実は財界によって作られた財界のセーフティーネットだとしたら?どっちに転んでも財界の言うことを聞くと言うことだ。小選挙区制も白か黒かの二者択一みたいなもんだから、少数は常に無視できる。昔のような社共統一みたいなことは夢物語になる訳だ。そう、貧困層はどっちにしても「救われない」。金権政治を倒すには選挙民自身が考えて自分たちの道を開くしかないのである。しかし権力側の攻撃はオブラートをかぶり、執拗である。そして、行く先は「格差社会」損する奴がいるから得する奴が出来るのだ。
2009年03月04日
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朝日新聞のコラムである。井沢八郎の歌で聞いたのは更にあとなのだが、初めて上野にいったのは高校2年の修学旅行だった。南九州と北海道では、当時北海道の方が3000円高かったのだが、先生方も多分こっちに行きたかったのではないか。アンケートで圧倒的多数で北海道になったのだが、今思うと大変な修学旅行だった。朝9時ごろの大阪発の急行で東京まで行くのである。そこから急行十和田で車中泊、翌日の午後に函館に着いた。まだ東北本線が完全に電化されていなかった。ともかく上野駅は通路の天井が低くて薄汚い印象ばかりが残っている。そして、列車は進行方向からはいってきた。行き止まりなんだから当然だが。 東北から上京する人には思い入れがあると思うが、関西人には特に思うことのない、ただの通過駅。「故郷の香り」は煙の臭いぐらいなものか。東京駅だって、乗り継ぎの駅なんだから。 2回目は大学にはいった年に東北旅行に行った時だ。この時はディーゼル急行で出た。均一周遊券で急行には別料金なしで乗れたのだ。 そして3回目は当時小学生だった息子にせがまれて北斗星を撮りに行った時。東京まではブルトレ銀河と言うおまけ付きだった。今も相変わらずのテッチャンぶりで、近頃は海外まで足を伸ばすから恐れ入る。あれ以来、上野へは行っていない。今東北に行こうと思ったら多分飛行機の方が便利だろうし、鉄道にしても新幹線で東京乗り換えだ。上野動物園のパンダもいなくなったし、もう行くことはないかも知れない。
2009年03月03日
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終業後にちらっと見たネットニュースで、姫路市林田町の食品工場で女性従業員がエレベータのカゴがないのに転落し、重体だとのこと。同じ市内なので驚いた。東京で先頃同じような事故があり、40年も部品を取り換えていないとかいっていたが、こんなに近くで同じような事故が起こるとは・・・地元ではかなり有名な会社だ。建物も大きく、国道29号からよく見える。うちの会社にも荷物用エレベータはあるが、何せ分析室から出ることと言ったらゴミ処理か、会議か位しかないので私自身がエレベータ事故に巻き込まれることはたぶんないと思うけれど、痛ましいことだ。今見直すと、死亡したらしい。私と同い年だ。余計に身につまされる。
2009年02月25日
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ヒラリー・クリントンが日本にきていたが、あるニュースキャスターが「目力(めぢから)がありますね」と言っていた。確かに迷走を続ける自民党の面々の何と力のないことか。政治に対する信念の違いのような気がする。政治家二世の坊やと、上院議員から大統領夫人、大統領候補へとのし上がってきたおばちゃんでは勝ち目もないだろう。ところで、このキャスターは「めぢから」と言っていたのだが、私の思いでは「眼力」(がんりき)の方が何となくしっくりくる。ヒラリーは表情も豊かで(だいたい欧米の人の方が表情が大げさに変わり、よく人にアピールできるように思う)、話す人は「自分の思いが通じた」と、美しい誤解をする場合もあるのではないかと思う。「優しそうな感じ」とか評している東大生もいたが、しっかりと今後の動きを監視しておかねばならないと思う。「日本は重要な同盟国だ」といったら、裏のことばを想像する方がいい。「とにかく金出しいや」「ソマリアまで出てきいや。いうこと聞かんかったらこっちにも考えがあるで」くらいなものである。外交とはにっこり笑いながら机の下で相手のひざを蹴るくらいなものだという。京都で「ぶぶづけでもどうどす」は「ええかげんに帰れ」と言うサインだそうである。「いやいや、長居をしました。もう帰らんといけまへん」ならよいが、「おおきに」なんぞと言ったら「二度と来るな!」である。 京都人が外交をやったら底堅いものになるかも知れない。が、京都大学にも大麻の影が忍び寄る。とんでもない外交だ。
2009年02月20日
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こういう本を読むたび、「クルマはマネー・ガズラー」と言う思いを新たにする。要するに税金だらけ、保険だらけなのである。田舎では公共交通機関といえばJRしかない。バスはどんどん走らなくなっている。市がバス会社に委託して運行しているミニバスは1日おきの運行。まあ、100円均一という話だから福祉バスという方が当たっているだろう。自動車がなければ生活できない。幸か不幸か、自閉症の障害児がいるので普通の家庭よりは税金は安く済むが、ガソリンも税金、重量税もかかってくる。保険も自賠責と任意、万が一のことを考えれば入らない訳にもいかない。保険といえば、近頃オンラインで「見直しを」と言う広告をよく見かけるが、あれも眉唾物だ。3万円を切る価格で何でも補償、と言う風に感じるが、18等級の場合、と小さく書いてある。18等級といえば60%近い割引になるはず。これは、12年間、無事故の実績を積み上げるのだから、安くて当たり前だ。最近、娘が欲しいという車の見積もりをもらって、今まで付き合っている保険会社とオンラインとで比較してみたら、全くと言っていいほど変わらなかった。ただ、リスク細分型にすると、少しは違ってくるようだ。娘の場合には実績がないので車両保険をつけると20万円を超える。私のクルマの乗り換えという形にして、私のポンコツを2台目として契約し直すと1等級安く始められるらしい。契約者も書き換えられるようだ。細かいところまで見直してみよう。
2009年02月19日
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岩波新書、伊藤光晴著。学生時代に「マルクスはもうダメ。これからはケインズや」とえらく勢いつけていたのがいたが、私は技術書の方がよほど面白く、こんなに不況になるまでおよそ経済学の本なんか読んだことがなかった。いや、正確には学生時代に一般教育で経済学の単位をもらったから、この時に少しは読んだはず。で、初めて読んでみたが、ケインズの経済学は「モラル」と言う縛りが不変であるという前提のものと理解したつもりだ。実際には、銀行のトップが桁外れの報酬を取って倒産したアメリカの例がある。モラルなんぞ、軽~いものでしかないようだ。富の偏在を起こさないために、法律の縛りが日本でもあったはずだったが、有名無実だったと言うことだろう。新自由主義に走って、モラルも何もない世界になってしまった。搾取が行われる、と言う方が実感がある。昨日までとはうって変わり、気温が下がって家のまわりでも雪が降っている。積もりそうな雪ではないが、チェーンくらいは携行しておいた方が良さそうだ。それにしても経済学の本は難しい。 どうして一文があんなに長いんだ?
2009年02月16日
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中公新書、盛山和夫著。まだ半分ほど読んだだけだが、数日前に女相場師が詐欺の疑いで・・・という報道と、完全に重なっている。年金制度が出来た時には、支払い条件を備えた高齢者は少なく、若者はこぞって支払ってくれたから、たくさん払って、年金会館を建てて、使い込んだり、払い込みの登録をしなくったって黒字運営が出来た訳である。ところが大盤振る舞いはどんどん出来なくなって、今、我々は「本当にくれるのか」と言う不安に陥りながらもせっせと支払っている。国民年金は支払いしない人が半分もいる。支給年齢を繰り下げたり、年金を下げたりするのはやむを得ない・・・が、今の政府やら年金担当の言い分。もっともらしいが、著者はこれをひっくり返す論を張っている。年金未払い者が多い方がたくさん配れる!そう、今の制度では25年以上支払い機関がないと受給資格がない。ということは、払わなくてもいいのだ。極端な言い方をすれば、25年未満で払い込みをやめた人、受給直前に死亡した人が多いほど黒字を出せるという現実があるのだ。だから適当に払って、途中でやめた人には年金を払わずに済む。そんな層が相当数を占めている。こんな不況になって払えないのが福音となるという。非常に面白い考え方だ。年金は難しいもの、と言うすり込み、将来無くなるかも知れないという不安感を上手に操って情報操作をするのは詐欺の手口と同じ。「しゃーないなー」と思わせたら勝ちだ。政府発表のデータは眉唾物、社会保険庁がねつ造したという目で見るのに、この本はいいきっかけになる。
2009年02月03日
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なんとも嘘のような話である。鳥取県のかんぽの宿が1万円で売却され、業者は6000万円で転売したと。こんな決裁をしたやつの顔が見たいものだ。なぜ売却するのか、なんのために売却するのか、およそ深慮遠謀の結果とは思えない。政財界が一緒になって特定の利益を供与している、インサイダー取引のようなものではないのか。鳩山総務大臣が「安すぎる」とクレームをつけたのはヒットだが、自分の首を絞める結果になるかも知れない。入札したオリックスグループも「契約違反」という反論を敢えてしていないようだが、入札して売却が決まった以上、「契約不履行」で裁判することも出来るだろう。何か触れて欲しくないものがあるからおとなしくしているのではないか? 雇用問題で新聞の一面は占められていて、あまり読む気もしない。親族間の殺人、これも読む気がしない。最近の明るい話題は超小型人工衛星くらいなものだろうか。H2Aもだいぶ品質が安定してきたようだ。人工衛星のコストも大きなものだが、夢を見るにはいい話題かも知れない。暗闇に一点の光?
2009年01月31日
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政治のニュースを見ているといやになる。給付金を関連法案の修正をせずにばら撒く道を首相が探り、官房長官もこれを支持していると。あれほど評判の悪い政策を数を頼んで強行するだけの強権内閣になりさがったか。故鶴田浩二氏の歌が説得力を持って聞こえてきそうな退廃ぶりだ。私はもともと演歌は好きでないが、何から何まで真っ暗闇、筋の通らぬことばかり 右を向いても左を見ても馬鹿と阿呆のからみあい どこに男の夢がある・・・この通りのご時勢だ。男の夢はまあどうでもいいが、本当に筋を通す政治家のいないこと。「僕にもできる総理大臣」と言う本でも書けば結構売れるのではないか。資本家とアメリカに追従しておればいいのである。あとは役人の要請にしたがって判子をつけばいい。そんな輩に手当てを払うこともあるまい。日本は破産会社なのだから。
2009年01月30日
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昼前の天気予報で「今日は真冬並みの寒さです」と言っている。当地方もこの冬一番の冷え込みではあるが、「今は真冬じゃないの?」とついつぶやいてしまった。NHKの、たぶん大阪放送局だろうが、原稿を読んで不思議に思わなかったのだろうか。小寒は1週間前、大寒が1週間後だ。これが真冬でなくていつ真冬なんだろう?マスコミは特にこういう言葉には敏感になってもらいたいのだが。「今日は各地とも冷え込み、平年を下回る気温となっています」のほうが、うそでもさらりと聞こえるんだけれども。
2009年01月13日
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日曜はテレビ各局で政治座談会をやっているが、給付金の話題もいまだに何も決まらず、迷走と言うことばがふさわしい。細田幹事長が給付金に触れて演説か挨拶をしているシーンではいわゆる「かんだ」シーンを見た時には「舌がたくさんあるからじゃないの?」と女房がいうほうがおもしろかった。先日も書いたが、可処分所得が減り、年金や医療費で問題を起こしてきた政府の言うことを真に受け、消費の起爆剤にする人が世の中に何人いるだろう。あまりにもわずかで、遅く、しかも3年後に消費税増税などと言われては誰だって懐にしまい込む。遅い上に話が進まないのだから、政治家に理念がない、すなわちバラマキだと言う指摘の方がよほど当を得ていると思う。昔、中小企業家同友会で「企業に大事なのは理念」と学んだが、今の日本政府は経営権の譲渡を渋り、理念なき暴走のために散財しているようだ。政がまとまらないから官はとりあえず提案せざるを得なくなり、その通りに走る。官僚の思うつぼ。行き先がころころ変わるのを良いことに自分の利益になる道を選んで走るタクシー運転手のようなものだ。60年もしぶとく生き残ってきた自民党。もはや山椒魚のような状態である。日本のためにここらで滅びて欲しい。維新の風が再び吹き始めている。「徳川の心は残る」と篤姫のセリフにあったが、この国難の時、自民党の理念が生かされているのは「資本家偏重」だけではないのか。
2009年01月11日
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NHK教育テレビが始まって、今年で50年だそうである。当時は受像機も高く、なかなか手に入るものではなかったのでNHKから1年間貸しだす制度があったそうだ。テレビを初めて見て、山の生活以外の生活を学んだと言う。当時のフィルムが放送されていたが、本当に食い入るように見る目、アナウンサーが番組の最後に手を振る「さようなら」に応えたり、本当に素朴だった時代だ。山村であるから、炭焼きが産業だ。木を切り、窯で焼いた炭が1俵280円の時代だそうである。子供たちなりに、もっと稼ぎの良い産業に切り替えたらどうかと言うレポートまで作っていったと言う。学ぶことから自分の生活に生かしていくことが、本当の勉強ではないだろうか。学ぶのには競争心が必要だ、などと言う一見もっともらしい理屈に踊っている人もいるが、計算の速さや正確度、漢字をどれだけ知っているか、そんなことは本当に子供の能力のごく一面でしかない。それに血道を上げるように煽っているのはどこの回し者だろう。身に付けた知識をつかって、生活に生かし、その中からまた学ぶと言うことが出来て、初めて教育はものを言うはずだ。成績を公開したり、学力テストを行うことが巻き起こす競争なんて、ろくなものではないと思うが。勉強の楽しさを分かるようにしたら、ほっておいても勉強するものだ。そんなことが我が子に見られないとしたら、それはきっと親として間違った教育をしていると言うことではないか。これは、お互い不幸なことだ。
2009年01月04日
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新年には、よく市政報告なんていうのが新聞折り込みで入ってくる。発行者は「おう、また今年もか」と言うように特定されるのだが、学力テストの公表やら君が代の問題についての主張が、もう自民党の言いなりみたいで、返って面白い。議会で、教育長とやりあっている模様を文面にしてあるのだが、教育長は「学力テストは子供を一面的に見るだけなので結果の公表は混乱の元になる」と否定している。私はこの方針を支持する。「君が代をきっちり教えろ」「あれは旋律も難しい曲であるので指導には力を入れるようにしている」「もっと長くて難しい、ラ・マルセイユや星条旗よ永遠なれなどに比べれば君が代は短くて簡単だ」難しい、簡単は実に主観的なものだから何とも言いがたいが、この議員さんは年も年である。君が代がドレミ音階でなんとも不可思議なメロディーであるのは私も知っている。ドレミ発祥の欧米の方が、よほど曲終了の落ち着きがいいのは当然だと思う。日本旋法が特殊なものであることは意識しておいて欲しいものだ。私はこの議員に投票したことはないが、これからは落とす方向に動きそうである。多分、発想が大政翼賛的とおもう。「お上がいうのジャ~」てなもんで。
2009年01月03日
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飲酒運転は厳罰化もあってか、減少しているそうだが、このごろやたら人を撥ねてから引きずり回していると言う常識外れの報道を聞く。それも数mではなく、300mだのキロメートル単位で引きずっている。そんなことをしたらどうなるか、想像がつきそうなもんだが、事故時の救助が義務づけられているにもかかわらず、殺人的行為をやっている。中には奇跡的に助かった人もあるが、何キロも引きずられたら、ショックを起こすだろうことは想像に難くない。もちろん衣服はすり切れ、皮膚に達するだろう。考えただけでもぞっとする光景である。私自身は、幸い人身事故を今まで起こしたことがないので、いざ人を撥ねたらどんな気分になるか実感はないのだが、逃げたって足はつくものだ。ひき逃げの汚名をかぶせられるよりは自首すると思う。それにしても、人の痛みの想像がつかない輩がそんなに増えたのだろうか。痛みと言えば派遣切りもそうだが、御手洗経団連会長は「それよりも景気回復だ」と言う。給料が上がらず、先の見通しも暗ければ誰だって貯蓄に走るだろう。労務費を切り下げて史上最高の利益を得たが、顧客は離れている。金がないから、買えないのだ。型落ちの廉価品を選ぶ人が増えていると言う。私も、自動車が13年になるので電気系統が傷みだしたからいずれ買わねばならないが、走行の少ない中古を対象にさがしている。どんどん収入が増えていたらこんなことはしないだろう。過剰生産が資本主義の基本である。それがそんなにいいことか、再考の余地があるだろう。アメリカに売り込む戦略も、買ってもらえなければ何にもならない。税収も消費税よりは所得税に戻すべきだと思う。自分の家で作ったものを自分で使っていれば消費が成立しない。「広く、うすく」と言う消費税だが、だんだん厚くなってきている。逆進性の痛みはわからんのかなあ。
2008年12月24日
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ゆとり教育の反動で、高校の英語の内容が大幅にアップするそうだ。「基本的に全部英語で」は、ちょっと教師の方が可哀想。そんな教師は数えるほどしかいるまい。英語で考える頭でないと、英語は出てこない。受験英語にどっぷりとつかってきた教師の再教育は事実上出来るんだろうかと心配する。私の高校はカトリックだったが、日本語の下手な先生(神父)もいる。授業はやっぱり分かりにくかった。日本語で考えて英訳すると言うのと英語で考えるのには決定的な違いがある。文化の違いだ。神父さんに「英語でもったいない、ってどう言いますか?」彼は答えた。そんな言葉は英語にはないのでそこだけモッタイナイと言うのだそうだ。私の息子は何度か1人で海外に行き、海外からの仕事の電話も直接受けるそうだが、「なんでか知らんけど英語ではこう言うんや」と言うことをしばしば聞く。中学までなかったそんな環境がいきなり出来るだろうか。入学式で校長先生の挨拶を英語で出来るだろうか。そう言ったレベルの話に聞こえてしまう。
2008年12月23日
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本当に「血も涙もないやつ」と言うのはこういう人間をいうのだろう。子どもが行方不明になってもう数年は経つはず。親の心理につけ込んで7000万円もの金をだまし取ったという。あきれてものもいえないような事件である。私の娘も小学校低学年の時に車に乗った男から声を掛けられて走って逃げたという。村に逃げ込んでしまえばよそ者には分からない、また自動車の入れないような逃げ道もたくさんあるからいいが、逃げ足の早さが幸いした。ひょっとしたら同じような運命をたどっていたかも知れないので、他人事とは思えないのである。一方、東金では幼い命が奪われた。近頃はこんな悲惨な事件が報道される機会が増えたように思う。しかも動機らしいものが非常にあいまいで、それこそ人の心が荒んでいるとしか言いようがないのだろうか、本当に不可解なのである。いやな世の中だ。
2008年12月08日
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千住文子氏、千住真理子氏の母君である。千住真理子氏は3人兄弟で、2人の兄はいずれも東京芸術大学に進み、日本画や作曲で活躍されているらしい。意外にも真理子氏は慶応義塾の卒業だそうである。小さい時からプロの道を歩いてきたものとして、体が楽器の一部になっているようなところがあるらしい。こんな世界になってくると、その楽器が自分の一部になりうるか、と言うような判断基準になるようだ。くだんのストラディバリウスはスイスで、ほぼ未使用の状態で見つかったのだそうだ。そして、持ち主が亡くなった遺言に、「商売人の手に渡してはならぬ、ずっと演奏に使われるように」と、楽器市場に出てこなかったそうだ。著者の夫君は、早くに亡くなったそうだが、「他人の楽器を借りて演奏するような事はダメ」と言われていたそうである。ストラディバリウスが届いてからの一家挙げての購入のための金策は困難だったようだが、それを経て家族の一員となった、とある。呼んでいるうちに涙が出てきてしまった。ほんの1時間ほどで読んでしまえ、爽やかさの残る本である。
2008年11月30日
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NHKでバイオエタノールの話題。最近、廃木材を原料にしたエタノールが実用に向けて動き出しているが、その中で多分、だが、植物繊維と食物繊維の混同があった。植物繊維と言うと、セルロース、ヘミセルロースがほとんどと言って良い。文字通り、植物体を形成する繊維である。一方、食物繊維となるとこれはマンナンやグルカン、ペクチンなどが代表格。こんにゃく、キノコなどの成分だ。一応食べられるが、消化はしない。みんな加水分解すればブドウ糖になるのが面白いところだが、ブドウ糖の結合の位置(1-4,1-3,1-6)や結合型式(α、β)で、全く異なったものになる。ショクブツとショクモツでは全く意味が違ってしまう。アナウンサーの読み違えと言うよりは、原稿が誤っていたのだろう。おりから、麻生総理の原稿読み間違いが話題になっているが、マスコミには特に気をつけてもらいたいものだ、木材が食用になってしまう。これではシロアリではないか。
2008年11月14日
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ニュースでこのところよく取り上げられる田母神俊雄氏の論文を読んでみた。論文と言うよりは「青年の主張」にあった「私の訴えたい事」の原稿のような気がした。事実のほどはともかく、京城に帝国大学を作ったのが大阪帝国大学よりも先だったから朝鮮や台湾の人民のために日本は働いたのだと言う論拠はなんとも納得が行きかねた。属国にしたならばそこの指導者を洗脳するのは侵略の初歩だと思う。そう考えれば、役人養成のために京城大学を早く作ったのは当然の帰結と思うし、それが人民のためになったかと言うとそんなことはないと思う。文科系の論文はあまり読んだ事がないので、これが最優秀かと言うと何か300万円と副賞?の値打ちってこんなものかと思った。理科系はいろんな事実を並べて仮説をたって、実験によりそれが正しいかどうかを検証するが、文科系はどうなんだろう。例えば史実を色々並べてその背後に有る思想を論じるのなら論文だろうが、どうもこれはそんな文章ではなさそうだ。www.apa.co.jp/book_report/images/2008jyusyou_saiyuusyu.pdf こちらで取れるのでぜひ一読をどうぞ。それにしても、これは自衛隊内部で論議するものであって、こんな形で世間に出したら自衛隊の文民統制も、情報管理も出来ていない事が丸分かり。どうかというと最高司令官(内閣総理大臣)にたてついているのと同じだ。株主の決定に反論するわけだ。これが公務員のする事とは思えない。
2008年11月12日
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既に朝鮮戦争の時代に核が持ち込まれていたと言うが、別段驚きもしなかった。地位協定により、要はアメリカの言うことを疑ってはならないし、検査も出来ない。こんな不平等な安全保障があるだろうか。歴代の内閣は「持ち込むには事前協議を必要とするが、申し出がないから積んでいないと信じる」子どもだましのような論法はあっさりと破られていたわけだ。ノーベル平和賞をもらった佐藤総理もこの論法を崩さなかった。と言うか、触れてはならない部分だったのである。こんな話が政府には多すぎる。今や軍事費は世界で5指にはいるだろう。それは税金から出ている。不戦の九条を解釈でゆがめ、アメリカのテロ行為を手伝っている。オバマ氏はイラクからの撤退とアフガンへの侵攻を説いている。金融不安の今、アメリカが日本に肩代わりを要求してくる可能性は非常に強い。海外派兵が気軽に出来るような体制に持ち込もうとしている与党は、オバマ氏の当選が決まるや、腰ぎんちゃくになる事を宣言した。日本はテロ支援国家ではないか。もっと誇りある支援が出来ないのか。給油なんぞより、子どもの命を救う方が遥かに国際社会の共感を呼ぶと思うが。不戦、平和の絵に描いた餅を現実にする事は立派な事だと思うが、腰ぎんちゃくにとってはひたすらアメリカのあとにつくのがいいと思っているのだろう。もうアメリカ至上はやめて自分の足下を確かなものにするべきだ。
2008年11月09日
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1人あたり12000円で妥結したようである。何だか、「妥結」と言う言葉が非常にふさわしく思われるのだが、妥協の繰り返しの産物みたいな経過があるのでそう感じるのだろうか。しかし、その効果については、地域振興券の失敗があったように非常に疑問だと思う。安アパートの家賃のどれだけの支えになるか。それが、ネットカフェをねぐらにしているような人たちにどれだけ効果があるのだろう。また、住民登録できないような環境の人にどうやって届けるのだろう。高所得者は辞退を、これも徹底の難しい話だ。何やら大山鳴動鼠一匹とか、画竜点睛を欠くの構造が見えてしまう。金持ちはどんな金でも逃さないから持てると思うのだが。貧乏人は持てない、持たされないだから結局残らない。金持ちほど辞退しないだろう。こんな小手先に時間を使うより、どうせ何の施策も打ち出せないのなら、さっさと民意を問うて欲しい。基本構造が変わらねば、結局上面の取り換えに過ぎなくなってしまう。
2008年11月07日
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今朝の新聞は各面ともオバマ一色だった。戦争も、経済も、株価も。変革は結構だが、何よりも期待したい事は「世界で一番」を目指す事をやめる事。これは大変革だ。アメリカにとって得かどうか、と言う観点から見れば、今までと方向性もなにも変わらない。世界の人のためにアメリカが何が出来るか、を考えて欲しい。ガソリンがぶ飲みの大型車をやめ、軍を縮小し、戦争を終結させ、始めず、誤爆ならば素直に謝り、「尊敬されるアメリカ」を築く事だ。かつてレーガンだったかが「強いアメリカ」とぶち上げたが、私は当時の日記に、「強いアメリカあんたの勝手、横暴アメリカごめんこうむる」と書いた。その思いは今も同じ。自国の利益だけを追求する限り、戦争は終わらないし、環境も変わらない。京都議定書を批准し、環境改善のテーブルにつく事だ。どうせ景気はすぐには回復しない。何億円も報酬を取る金持ちから再分配をする事。金持ちには社会主義、貧乏人には資本主義ではあまりに不公平だ。
2008年11月06日
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景気浮揚策がバラマキ的な形で発表されている。高速道路を均一料金にするとか、1世帯3万なにがしを配るとか。でも、過去の地域振興券が印刷屋が潤っただけで結局役に立たなかったと思っている。高速の割引なんて愚の骨頂だろう。われもわれもと週末に集中するのは目に見えている。そしてそれがなんだと言うのか。移動に時間がかかり、結局燃料代が上がる。遠くに自動車で移動するのでなければ、高速道路は無用なのだ。また、エネルギーが枯渇しても同じだ。それよりも、実質の賃上げだろう。資本家への分配に傾きすぎて、労働者の取り分が減っている。庶民の生活は資本主義、資本の救済は社会主義、では何のための国家か。使えるお金の余裕が出来て、初めて消費が出来、また労働への意欲も生き甲斐も出てくる。医療費を抑えるのに人件費を抑制、福祉の人件費も抑制、しかし働くのは人間だ。やる気を失うような賃金設定がどのくらいか、政治家もやってみるといい。ホテルのバーが安いか高いかしらないが、そこから従業員の人件費が出ているのだ。例えば日給制にして、政治活動のレポートを出し、政治活動していなければその日は不支給。(まあ政治家の仕事をどう規定するかも問題だが)賃金カットを理由に辞職を申し出た大阪の医師並の人件費で良かろう。そんな思いをしてみて、初めて国民生活というのが分かるのではないか。第一、政党給付金からして、国民に甘えている。まずここから返上させるべきだ。
2008年11月01日
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引きずり事故が立て続けに2件発生している。大阪の3km引きずりは殺人である。もう一つの中学生の無免許運転によるものはどうもゲーム機でうまく操作できるようになったから実物を動かしてみたかった、と言うのが動機らしい。動機としてはなんとも幼稚だが、 自転車が進んでくる前方を横切るなんて、現実社会ではまず考えられない事だ。それをやってしまったのだから、事故は起こるべくして起こったわけだ。私もフライトシミュレータを持っているが、離陸は出来ても着陸には成功した事がない。でもおそらく、実機を操縦した事のある人は「なかなか良くできてるじゃない」くらいの感覚なんだろうと思う。パソコンの普及で、こういう練習機みたいなものは見事に発達した。鉄道のシミュレータもあるし、手術のシミュレータさえある。でも、やはり「良くできてるね」を超えるものではないと思う。エンジンの振動とか、風切り音とか、そんなものを感じながらでないと多分免状を取るには至らない。「A級ライセンス」とか、いかにもプレーヤのモチベーションを高めるような言葉も出てくるのかも知れないが、子供ではそれを本当の実力と考えてしまうのかも知れない。子供の起こした事件、と笑っては済まされない事故だ。被害者がケガですんだのがせめてもの救いか。3kmのほうはそれこそ八つ裂きにしても飽き足らない行為だ。
2008年10月25日
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本ではなく新聞。10/17付け。東京大学経済学部教授、岩井克人氏。私はこういう経済学の本は基本的に苦手。資本論を読んだ時には主語と述語を探した。経済学の文章はなんであんなに一文が長いのかといやになる。それでも、資本主義の不安定さ、資本主義が投機なのだと言う事は分かった。極端な話、受注生産だったら注文がなければ仕事をしない。仕事をする時には消費が決まっている。今の経済は「売れるだろう」と考えて作り、作ってから売る。貨幣も投機の一種だ。紙幣はただの紙切れだ。これに1万円だのの価値を設定するのはひたすら約束があるからだ。次に使えるだろうから、価値があるのだ。有価証券も同じだが、こっちは一般的な価値は不安定。それが乱舞したのがバブルだった。金を物に換えたら売って金にしなければ次が続かない。だから常に投機な訳だ。作ったものは必ず売れる・・・ならば不況はない。今の閉塞感は資本主義の宿命だ。ならどうするかの答えは「探すしかない」もっともではあるが不満。
2008年10月18日
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前回に何か書き落としたと思っていたのだが、このドラマ、脇役がすごい。石田ひかりさんは確か相撲部屋のドラマで主役を努めたし、夏木勲さん(夏八木さんの方がしっくり来るのだが)は何だったかな。三林京子さんは競走馬のやつでおばあちゃん役、今回もおばあちゃん役だ。藤村志保さんも常連。この人は先日亡くなった緒形拳さんの太閤記の時のねね役だったのが印象的。三林京子さんは確か時代劇で気っぷの良い江戸娘役で見たと思うのだが、そのままに年を取っておられて、すてきな女優さんである。江戸っ子みたいだが、大阪出身。逆に藤村さんは、確か京女風の東京人だ。これらのベテランに支えられて、マナカナちゃんが頑張っているのだが、ついつい見入ってしまう。豪華な脇役で、これから化けそうな番組だ。
2008年10月18日
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朝の始業時間は8時30分。だいたい職場にはいるのが8時。その間に機器の立ち上げやら資料の整理やらをするのだが、ワンセグをたまたま覗いて、久々にNHKの朝ドラを見た。私の世代でいうと「こじき王子」が思い出されるのだが、ドラマとは分かっていながら、「次も見てみようかな」と引き込まれるものがある。マナカナは二人っ子でデビューし、その後関学に進んで今年だったか去年だったかに卒業したはずだが、そこらのタレントとは違う品の良さみたいなものがあって、好きだ。決して美人だとは思わない(失礼!)が、それを埋めてあまりあるものがある。関西を活動のベースにしているからかも知れない。アホを売り物にするタレントはちょっと受け入れがたい。舞妓とプロボクサーが恋をして産まれた双子が巡り合って、だが、携帯電話で連絡を取っていると言うのはいかにも今風だ。これからどうなって行くのかしらないが、ちょっと覗いて見たい番組である。ただ、始まりのところが何やら大河ドラマを思わせて、はやりなのかも知れないがもっとシンプルな方がいい気がする。今日未明に10万カウントを頂きました。今回も具体的なハンドルはなく、つぎは11000かな?ご愛読ありがとうございます。
2008年10月17日
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強制代執行と言う言葉を久々に聞いた気がする。三里塚以来ではなかろうか。こんなニュース をみた。保育園の芋畑だからたいした広さでもないのだろうが、ちょっと荒っぽ過ぎやしないか、と言う印象だ。「2週間遅れると6-7億も損する」ように書いてあるが、その根拠が私にはわからない。「子供の笑う大阪を」と訴えて当選したが、これはいただけない気がする。ただの銭ゲバ。
2008年10月16日
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岩波新書、都留重人著。安全保障の問題で、一番の問題は長年のアメリカ追随が骨まで染みつき、日本が安全保障の戦略を持っていない事だ。どのように海外と渡り合って行くのか。資源のない日本がどう生きて行くのか、外国との関係をどう持つのか。アメリカの言いなりで今回もたくさんの金を失いつつある。債権と言えば聞こえは良いかも知れないが、焦げ付いたらどうするのか。この本は、安全保障条約の成り立ち、沖縄の特異な条件下の生活、地位協定と言う、アメリカが好き勝手にしている根本がどこにあるのかをかなり明らかにしてくれる本だ。そして、そのイニシアチブが全くアメリカに握られ、今や無用の長物になっているのに仮想敵国を次々に作り続けている現実。アメリカ軍に流れる思いやりを他に使い、防衛に必要なものは最低限のレベルで良いではないか。イージス艦、潜水艦、空母型輸送艦。訳の分からないものはたくさんある。なぜそうなのか、筋道立てて知る事の出来る本だ。
2008年10月16日
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ノーベル物理学賞を日本人が総なめにした。3人までの人数制限があり、これを独占。イタリアからは「おかしい」と声が上がっているそうだが、もともとノーベル賞はアカデミーの「独断と偏見でもって」選ぶのだ。(悪い意味ではなく)その受賞者の1人、益川氏が「今の教育はなっとらん」「考えない人づくりをしている」と表敬訪問に訪れた文科省で大臣を前にぶったと言う。至極もっともで、今の教育は先生が心労で倒れるのだから、尋常ではない。私は教師はやった事がないけれど、楽しんで教え、学ぶものだと思う。 出来るようになった・新しい事をしたいと言う本能的な欲求がなければ実に面白くないものだろうと思う。教育の荒廃は、面白くないからしない、から始まっている悪循環なのではないか。昔の先生は子供に混じってドッジボールもしたし、ソフトボールもやった。受けるのが下手な子にはそれなりに、出来る子供にはほとんど本気で投げていた。「先生の投げたボールをとれた!」「先生にボールをぶつけた!」あの爽快感?は忘れられないだろう。今はそれどころではないらしい。私のコーラス練習日にも職員室は遅くまで明かりが点いている。どんな仕事をしておられるのかは知る由もないが、まあ大変な仕事だ。教育予算は減らしている。「聖職」と言えども労働だ。近ごろはモンスターもいるそうだし。 人間、誰しも、好きな事なら時間を忘れてもやり、疲労感もない。疲れ切っている教師たちは、実はやりたくもない事ばかりをやらされているのではないだろうか?もちろん、世襲みたいな事もあるにはあり、こんな先生が・・・と思う事もないわけではないが。しかし、以前に合唱団の演奏会に祝辞を、と頼んだ教育長が「じゃあ原稿を書いてもってこい」には恐れ入った。今回は依頼もせず、後援の要請もしていない。教育長は代わったが、私の不信感はそのままだ。
2008年10月10日
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いやはや、本当に恐ろしい事が書いてある本だ。マスコミも資本にコントロールされている。インド洋の給油活動も各国から感謝されていると言う報道は本当だろうか。ただで油をくれるのだから感謝は当たり前だとも思うが、戦争への加担には違いない。戦争になると、いくらでも弾薬を使うわけだから、関係企業はほくほくだ。大量消費が資本主義の前提だ。だから、実は地球温暖化もどうでもいいわけで、ともかく儲かればいい、と言う事なのである。消費がなければ何も始まらない。もともと商品と言うのは使って便利なもののはずだったが、人の満足を満たす事が目的である事から、「いかに儲けるか」に変質し、世の中を狂わせている。世の中で一番大事な事は「食べる事」これが脅かされると、人間の感情が死んでしまう。「とにかく食べなきゃ」と言う状態は資本主義には必須なのである。一億総中流から分極が始まっている。ネットカフェやら個室DVD、好んで泊まっている訳ではない。借金のかたに家を入れて、それをとられてしまったら、寝るところがなくなる。バブル崩壊や企業リストラで路頭に迷う人たちに、驚くような金もうけがあると持ちかけ、更に陥れるのは日本もアメリカも同じのようだ。警備会社が戦争を請け負う事もあると言う。傭兵は禁止されているものの、それは国家の軍であって、私企業がやっているなら国際法もなにもない。何でもありが規制緩和なのである。当然、介護や医療はそのしわ寄せが来る。教育もそうだ。競争が発展を生む、と言う理屈もあるが病人に競争もへったくれもあるまい。子供に競争をさせるより、共存を教える方が低コストの国家ではないだろうか。皆さん、どうぞこの本をお読み下さい。このまま日本が進んだらどうなるかが書いてある本です。
2008年10月09日
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岩波新書(赤)を図書館で借りてきた。まだ半分ばかり読んだところだが、結構これは恐ろしい本だ。格差と言う言葉では不十分なほどひどいところだ。ニ虫垂炎の手術、日本ならば20万円ばかりもあれば4-5日入院ですむが、1日の入院で132万円を請求されたそうだ。しかも病院は儲けなければいけないから人を減らす、薬を減らす。そうしないと保険会社の指定から外されると言う。こんな市場主義が日本にもはいってきている。これは小泉時代に進んだ。要するに、国が医療や福祉を民営化したらこの本のようになると言う事だ。産科医のなり手もなく、病院は人減らしをして、1人当たりの負担が重くなる。倒れる。あとは崩壊のスパイラル。それが現実になっている。だから怖い本なのだ。全国統一の学力テスト、これも低い学校には補助金を削る。日本でも同じ事をやっている。そうやっていったら、結局生産性の低い仕事をする人間しかいなくなる。それは幸福な世界と言えるだろうか。 そして軍は甘い言葉をかけてくる。軍隊にはいれば大学に通う学費を出してやる、等とリクルートしているのだそうだ。その話に乗れば、最下層で戦地行きは確実。そして最近は違法移民をそれにあてていると言う。まだ半分しか読んでいない。続きはまた。
2008年10月08日
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金融危機で多額の税金の投入が決まったが、株安は全く止まらないらしい。アメリカの話だが、日本も風邪を引く。ただ、この類いの金の使い方でどうも納得のいかないのが「自己責任」だ。経営者の天文学的数字のような報酬。これらをストップ、又は吐き出させた上で、と言う事が実際には行われていないようだ。年間報酬が何億ドルもあるようなヤツになぜなけなしの金を使ってやるのか。自分のスポンサーだからだろうか。日本でも行われたが、今も銀行員の給与は高く、エンジニアは安い。エンジニアの端くれとしても、どうも面白くないが、結局金のあるところに金が集まると言う事なんだろう。債権国の日本はアメリカにも投資させられているだろうから、とんでもない事になるが、なかなかそこらあたりの情報が出てこない。怖くて出せないだろうな。
2008年10月06日
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AERAの記者が自ら電気を使わず、エネルギー的節約生活を1週間ばかりしたと言うものである。移動手段はもちろん自転車中心、電気を使うブラウン管テレビはやめて手回し充電でラジオを聴く。もちろん照明も最低限にしたら、相方から「まるで破産生活だ」と言われた由。この相方は破産生活の経験があったりして?「こんな生活をするくらいなら排出権取引で5円払う方がマシ」と言う結論になったそうだが、私もまだ液晶モニタに換えていない。3万円をひねり出すのがなかなかだ。でも、それなら廃材を燃やして得た熱エネルギーならカーボンニュートラルなはず。緑を増やせば排出権を自分で確保する、と言う事か。でも、この理屈なら、原発の後始末にかかるエネルギーの膨大さは見当がつかないような気がする。果たして、建設と後始末にかかるエネルギーと発生したエネルギーとを比較して、果たしてもっともらしい数字は出るのかしら?薪やらゴミやらメタン発酵のエネルギーの方が差し引きでは優れているんじゃないか、と思う。まあ、メタン発酵なんか硫化水素といった邪魔者も一緒に出るんだけれども。
2008年10月05日
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今日は土曜日。休みなのでのんびり新聞を読む。電気屋の広告がある。電球形の蛍光灯で、「電気代、発熱量、CO2約1/5」とある。60W相当で12Wの消費電力だから消費電力は確かに1/5だろう。しかし発熱量は発光方式が違うんだからこれは1/5ではないかも知れない。むしろもっと低いのではないか。更に疑問は二酸化炭素が減るだろうか?。これが一番怪しい。消費電力が発電量にフィードバックしているならそうかも知れないが、それは考えにくかろう。電気会社にすれば、電気はためておけないから歩留まりは悪いほど安定化するともいえるのだ。発電機を1機止めるほどの節電になるならともかく、これは現実的には少々大げさではないか。わが家でも、この間門灯が切れたので電球を交換したが、妙に重いのでよく見れば蛍光灯だった。色はまさに電球色で、これは感心した。ちょっと点灯までに時間がかかるが、辛抱できないほどではない。自動車もそうだが、今使えているのを捨てて小型に乗り換えるよりも乗り続ける方が環境にも懐にも良いような気がする。売れ続けなければ自動車屋はたまらないが、あるべき姿ではないような・・・耐久消費財はもともとそんな矛盾を抱えている。家もそうだ。住み替え、リフォーム、等と業者は広告するが、部品1つから交換できる木造家屋って、実はすごいんじゃないかと思う。
2008年10月04日
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大阪・難波で15人もの死者を出す大惨事が起きた。ビデオを借りて個室で楽しむ、が建て前で実は簡易宿泊所だと言う。ちょうど法の隙間と言うか、大阪はこの類いのけったいなものを考え出す才能があるのかと思うが、消防法の規制は満たしても運用面で追いついていなかったようだ。私も2人掛けのソファを横に使って、食事の後寝込んでしまう事もあるが、これを1畳ほどのスペースでやり、しかも出口は1ヶ所と言うから火事になったら助からない。廊下も幅が1mほどと言うから、きわめて狭い。でも、終電に遅れてタクシーを使うくらいならと待ってしまおうかと言う心理も分かる。安かろう、危険なり、と言うところだろうか。一般のホテルは高い代わりに安全料もはいっている、究極のリスクと言うべきか。まあ、これを規制しても、握るゴム風船のように、また指の隙間から出てくる、と言う類いの商売だ。今朝のフジテレビのニュースショーで「一酸化炭素は空気よりも軽いから身を伏せて行動を」と言っていたが、これは誤り。一酸化炭素の分子量は28であり、空気の平均分子量は28.8。ほぼ同じである。煙を避けるためには身を低くした方がいいが、一酸化炭素からは逃げられない。息を止めて必死で逃げるしか身を守る方法はないと思う。助かった人はこれをしたそうだが、入り口で出火したら万事休す。もう一つの逃げ口を確保する方が現実的だろう。
2008年10月02日
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犯人は母親だった・・・いろんなブログを覗くと「殺すなら生まなければいいのに」とか「最低だ」などと口を極めてののしる声が多いようだが、障害児を持つ親が、一度も、ちらりともこんな思いが頭の片隅をよぎった事もない、と言う事はまず無いと思う。ましてや自分が病気だ、などとなると気持ちは分かる。でも、生きていれば何かある、と言うところで踏みとどまるのが大多数だ。一線を超えてしまうのが本人の責任だけと言えるだろうか。子供の障害が引き金になって離婚する人も多い。多くは母親が引き取っている。母子家庭、情緒障害の世間の生きにくさ、展望が持てない事が凶行をもたらしたのでは?と思う。 弱者切り捨ては、なにもお金の事ではない。孤立感を深める事。これが自殺の引き金になっている。日本がいかに生きにくい国か、年間3万人と言う自殺者がそれを物語っているのではないか。無理解と知的貧困が引き起こした今回の事件と私には見える。
2008年09月22日
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今年最大の倒産になるだろう。リーマン。日本法人も民事再生法の申請をしたそうだ。バンカメリカか政府が保証に入る、と言う見通しはもろくも崩れ去った。まだ表面化していないようだが、日本政府も相当つぎ込んでいたのではないか。国内の利息が低ければ海外に求めるしかない。そして当座の借り主を倒産させれば、負債が免除され、アメリカ政府は丸儲け、日本が泣きを見ると言う構図。徳政令と同じではないか。日本全体でとなると他の銀行だって投資しているはずだ。要するに、政府の約束など口先三寸、「自己責任」に押し込めれば何でもありだ。税金なんかばからしくて払っていられない。 (実際は低所得で課税対象外)今郵便貯金や簡易保険がこの状態だと言うことをみんな知っているのだろうか。要するに郵政民営化とはそう言う事なのだ。どこかに貸し出して利鞘を稼ぐ。貸し出したところがつぶれたら、連鎖倒産の危機。民営化以前までは政府保証があったが、もう無いのだ。何かあったら「郵貯に預けたあんたの責任」これがアメリカの狙いだったのだから。自己責任ならタンス預金が一番かも。銀行倒産のリスクと火災や盗難のリスク、どっちが高いかな?マスコミはこの辺は報道しませんね。
2008年09月16日
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