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政治家の辞任、離党、ずさん会計、国庫金横領とまあニュースと今さらいうべきかと思うような根の深い、歴史のある不祥事でマスコミの話題はつきることがない。保守合同以来約60年の長きの中に税金から日々の糧を得ているわけだから、鈍感にもなろうと言うものだ。すでに辞任した大臣が「1円の領収書をくれるのか」といっていたが、確かに1円の領収書を出させられる方は大赤字だが、この言葉が疑問形で出てくるとは何たる生活感のなさ。会社や任意団体(我が合唱団も含め)は、1円があわなくても問題になるのだ。会計報告ができない。それを政治家だからと言うことで5万円以上などとは全く特権意識丸出しで、そんな輩に政治をさせておくことの方がおかしい。官房長官の「連座制で失職は過酷だ」というのもおかしい。どこをつつかれても垢が出ないほどの、特に金の面がしっかりしていないと資格がないのだ。聞けば歳費は3000万円に昇ると言う。自分で管理ができればいいが、実際にはそうも行くまい。金の扱いがいい加減な経理係りを使っているようなら、議員に任命責任があるのだ。官房長官の感覚こそ非難されるべきだ。不倫の報道とは悪質さのレベルがちがう。この面こそ「人心一新」してもらわないと困るのだが、どうも現在の自民党に期待するのは無理なようだ。
2007年09月05日
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政治家の辞任、離党、ずさん会計、国庫金横領とまあニュースと今さらいうべきかと思うような根の深い、歴史のある不祥事でマスコミの話題はつきることがない。保守合同以来約60年の長きの中に税金から日々の糧を得ているわけだから、鈍感にもなろうと言うものだ。すでに辞任した大臣が「1円の領収書をくれるのか」といっていたが、確かに1円の領収書を出させられる方は大赤字だが、この言葉が疑問形で出てくるとは何たる生活感のなさ。会社や任意団体(我が合唱団も含め)は、1円があわなくても問題になるのだ。会計報告ができない。それを政治家だからと言うことで5万円以上などとは全く特権意識丸出しで、そんな輩に政治をさせておくことの方がおかしい。官房長官の「連座制で失職は過酷だ」というのもおかしい。どこをつつかれても垢が出ないほどの、特に金の面がしっかりしていないと資格がないのだ。聞けば歳費は3000万円に昇ると言う。自分で管理ができればいいが、実際にはそうも行くまい。金の扱いがいい加減な経理係りを使っているようなら、議員に任命責任があるのだ。官房長官の感覚こそ非難されるべきだ。不倫の報道とは悪質さのレベルがちがう。この面こそ「人心一新」してもらわないと困るのだが、どうも現在の自民党に期待するのは無理なようだ。
2007年09月05日
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参院選挙から1ヶ月以上立つが、与野党ともスキャンダルを持つ(と思われる)議員のバッシング(といっても本来外野の週刊誌だけれども)が出ている。横峯氏の賭けゴルフ。どの程度の規模だったか知らないが、およそゴルファーで一度も賭けをしたことがない人っているのだろうかと 思う。チョコだのニギリだのという言葉をゴルフをやらない私でも知っている。「賭けのないゴルフなんて何とかを入れないコーヒーみたい」とも聞かされた。賭け(賭博行為)は禁止されているが、編集者を筆頭にバッシングしている側の何人が潔白かな?と思ってしまう。姫井氏の不倫問題。 プライベートなことでわからないが、自民党の調査力をもってすればこんなこともばらせるんだぞ、といったところか。褒められたことではないが、沈黙を通していることは事実なのか、何かの作戦か。ただ、ライバルだった虎が隅から隅まで清廉潔白だったとも思えないが。翻って新入閣者の帳簿。相も変わらずズサン、補助金のごまかし。言ってみれば公金横領だ。こっちの方がよほど悪質だと思う。さくらパパにしろ姫にしろ、自分の金でやったことだが、自民のは公金のごまかしだ。悪さのレベルがちがう。人によっては同じ領収証を5回も使っていたとか。しかも現役の議員だ。秘書が、会計担当者が、でことは済むまい。こちらも公設で公金を使っているのだから。不倫とか、賭けとかのスキャンダラスな方が衆目は一時的には集まるだろうし、雑誌の売り上げの伸びもあるかも知れない。 でも、底に潜むものを見失ってはいけない。どちらが税金、国民にとって悪か。
2007年09月02日
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産科医がいない、閉鎖が相次いでいる、過酷な産科の現場・・・と、医療体制にマスコミは集中しているようだが、話はことほど簡単ではなさそうだ。この患者さん、3ヶ月と言うのにかかりつけの医者がなかったのだろうか。妊娠の診断をするのは医師だろう。ならばそこで出産までの行動のレールが敷かれるはずだ。それが救急車でたらい回し、というのはどうもおかしい。妊娠3ヶ月にもなれば、分娩の予約をし、定期的に検診を受ける・・・というのが30年ばかり前は常識だった。ところが、各新聞・報道ともこの面にはあまり触れていない。あくまでも想像の域を出ないが、患者(というのも変か。病気じゃないから)が医療費を払えない状況に追い込まれているのではないか。継続して検査するから、逆子であるとか今の状態がどうだとかも記録できるが、何の情報もない妊婦が駆け込んできてすぐに対応しろというのも医者にとっては酷な話ではないか。 仮に事故があればその責任だけは問われる。そんなリスクを、自分の立場で目の前に出されて、それでも、と手を出すだろうか。コップに入った液体があって、それが何かはわからないが、飲んでみろといわれるようなものだ。娘も病院で検査技師として働いているのだが、会計の時になってどろんする患者が毎日何人かはいると言うのだ。外科など、とりあえず縫合がすめば当面はいいわけだから、あとは消毒液さえあればまあどうにかなる部分だ。規制緩和で何が進んだかと言って、 労務費の削減が一番進んだだろう。だから「史上最高の利益」を会社が出せるのだ。富の分配が偏っている。日本が乳児の死亡率最低になったのは出産までの過程、出産後の管理が非常に行き届いているからだ。しかし今の状態が続けば、子孫はますます産めなくなる。現場を見ない改革の掛け声のみが響いている気がする。「産めよ増やせよ」の時代ではないが、納税者が減るのだ。百年安心年金などとのんびりしたことはいっていられない。「その頃には俺はこの世にはいないから」では政治とは言えるまい。
2007年09月01日
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なんだそうだ。いやー私も実感しかけました。「家を売らなきゃいけないだろうか」古い家で雨漏りしたりもするけれど、やはり自分の巣。だから自分で直せるところは直そう、と電気のこぎりを買ったりしている。職安の「年齢不問」なんて建て前だけ。若い方がいい。50歳を過ぎてリストラなんて、本当に引き取り手がない。「なんで年の行ったおっさん雇わないかんの」それだけなのだ。私もある面接でいわれた。「なんぼ欲しいんや」いくらいくら、と答えると「あかん、よう払わん」「ほんならなんぼなら雇うんですか」その金額は職安で見た数字よりも遥かに低かった。人をバカにした話だ。この会社は2度不合格を告げてきた。いい加減な会社だったのだろう。働く意欲はあるのに年の壁。取締役の報酬は上がっていると言う。格差社会は着々と進んでいる。大臣の加算ていくらなんだろう?
2007年08月28日
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というが、当地方はあいにくの雨空。7時過ぎまでは「キツネの嫁入り」状態で、ひょっとしたら見られるかなと思っていたのだが、もはや絶望的だ。昔から不思議な言葉。「お月さん、年なんぼ 十三七つ まだとしゃ若いな」いったいどういう意味なのだろうかと考えるが、いまだにわからない。月よりの使者、と聞いて想像するものは「愛染かつら?」それとも「月光仮面?」こんな質問を出すだけで年がわかりそうだが、両方とも小学校の頃通う道にポスターが貼ってあった。私はやはり月光仮面の方だが、「どこの誰かは知らないけれど・・・」のレコードのB面に「月の光を背に受けて・・・」という歌い出しの歌があった。私はいくらか哀愁のあるこちらの方も子供のくせに好きだった。今でも覚えているつもりだったが、これもどこかのサイトで歌詞を見ると、覚えていないのがある。1番、2番を覚えていて3番がわからないのではなく、歌詞があるのに曲をその部分だけ覚えていないのだ。正調で聞けるサイトがあればぜひ聞いてみたい。そういえば、月の出てくる歌って近ごろは本当に少ない。って、知らない歌手が多すぎるだけなのだが、愛だの恋だのばかりで。月がとっても青いから、月が笑うぞ三四郎、 月も未練な十三夜、笑っておくれよお月さん、さぞやお月さん煙たかろ、今宵は月も出ぬそうな、・・・月は日本文化かも。
2007年08月28日
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幹事長から失言暴言が相次ぎそうな内閣・自民幹部人事。自民党としては「復興内閣」にするつもりだったのだろうが、「復古内閣」が率直な感想だ。そもそも、派閥の長ばかりを集めたら歴史的にカネまみれの政治感覚を引き継いでいく体質が変わらない。隠す方も抜け目なくなるだろうが、野党多数のの参議院には「国政調査権」の発動が考えられる。なあなあで来た今までとは追求の勢いがちがう。法律で守られた「伝家の宝刀」みたいなものだ。一人の政治家の懐を国権で調査できるのだ。松岡氏は何に耐え切れなくてか自殺してしまったが、命に代えても守るべきものがあったのだろう。しかしそれは、今までは「世論・良識」でからしかなかったが、これからは法を盾に取った調査だ。 合法的にこじ開けられる。追求には野党が結束するだろう。おそらく、まずは灰色閣僚から始まるに違いない。真実を明らかにすること、これがものごとの最低条件だ。 現状を正しく認識しないで、適切な行動は取れない。例えばイラクの現状の情報はなかなか入ってこない。アメリカによる情報操作は十分に考えられる。今日の朝日新聞にはアメリカ外交筋から、「イラク特措法延長をしないことは日本の外交を失望させるだろう」という掲載があったが、アメリカの軍事戦略に日本を組み込んでいくことを棚に上げ、いまだに武力による世界平和を信じていると言う愚かさに気がつかないようだ。ベトナムで失敗し、アフガンもイラクも解決できない。それをどう総括するつもりなのか。横暴なアメリカを私は支持しない。
2007年08月27日
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1.こんな商品は買わないようにしましょう。FMで流れていた超音波歯ブラシ。アナウンサー「この歯ブラシは168000ヘルツの振動で超音波を発生して歯をきれいにしてくれるんです」ちなみに、これだと168kHz(キロヘルツ)となるが、30kHZ以上は電波に分類される。もっともらしいメッセージだが、大嘘だ。もし本当なら、感電の恐れがある。高周波のやけどはなかなか治らない。2、これはビッグコミックオリジナルの「あんどーなつ」の書き出し。天草や海藻類を焚き出して粘質物のガラクトースを・・・というのが書いてある、このコミックはもう30年ばかり読み続け、この作品も気に入っているのだが、それだけに残念。 寒天をどうやって作るか、なのだが、ガラクトースではなく、アガロースだ。ガラクトースだとカロリーになってしまう。ショ糖(さとう)はガラクトースとグルコースが結合したものだ。消化酵素により分解・吸収される。粘質物になるにはガラクトースでは分子量が小さすぎる。もっともらしいところに書くには、漫画でもきちんと調べて正確に書いて欲しい。
2007年08月26日
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顔で人の評価をするのはいけないと思うが、この2人、子供のような顔つきだと思う。(って、写真見ただけだが)やってることもなんか子供っぽい。泥仕合の結果、増田氏とか言う防衛とはあまり縁のなさそうな人を後任に選んだようだが、これで現場はうまく回るのだろうか。沖縄の米軍再編と言うが、実際のところは日本の負担強化に過ぎない。前時代的な武力行使はやめて(だいたい、アフガン、イラク、古くはベトナム、朝鮮、米軍が介入して成功したところは1ヶ所もないではないか)ちがう方向からの世界平和を考えたらどうだろう。そんな米軍の提灯持ちをしたって、いいことなど一つもない。アメリカの平和戦略は、「一人勝ちのステップ造り」なのだ。自分だけが特別だと思っている。話題を戻そう。子供のような顔つきはどこから来るのだろう。独善性か、交渉力の無さか、寄らば大樹の陰か。おこチャマのけんかとしか見えないのだが。
2007年08月17日
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74年ぶりに日本の最高気温が書き換えられた。40.9度と言うからうちの風呂が少しぬるめでそのくらい。風呂の場合はまだ汗が流されてすっきりもするが、気温がこれではほとんど蒸し焼き状態だろう。職場はありがたいことに冷房してあるが、何かの用に出たら、ほとんどオーブンである。きちんと温度を見ているわけではないが、36度くらいはあったのではないだろうか。 兵庫県では高校野球選手権大会が行われているが、かち割り氷はそれこそ飛ぶように売れていることだろう。30度を超えると、アイスクリームよりも氷の方がよく売れると言う。カップのみぞれが一番うまいと思うのだが、それでは売価が引き上げられないらしく、アイスクリームとの入れあいになっている氷菓が多い。だから、食べ終わったあと冷えたお茶が欲しくなると言うこの贅沢さ。氷菓はものすごく糖度が高い。低温では甘味に対する感覚が鈍るので、それこそこれでもか、と言わんばかりに糖液が使ってあるが、それこそカロリーの塊になるのでBMIを気にする方は気をつけられたほうがいい。 もしも原料表示で「ステビア」などと書いてあったら、これはカロリーのない甘味料なので少し気を使ってあるもの。アイスクリームは乳脂肪も含んでいるからカロリーからいえば「大敵」だ。昔ながらの氷を削っただけで食べる、味覚を別にすればこれが一番問題がないが、後から吹き出す汗の量も半端ではない。去年までは我がパソコンルームもほとんどエアコンを使わなかったが、今年はもう2度も。昨日から冷房に味をしめ、来月の電気代が心配だ。そういえば昔は井戸水を汲み上げる水冷のクーラーがあったが、結構涼しかったものだ。
2007年08月16日
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図書館でこんな本を見つけた。岩波書店、3冊セット、1冊がなんと16000円と書いてあった。「赤とんぼ」がシンボルソングの我が町なので目次をくってみたが、特にこの曲についての記述はなかった。いろいろな人の楽譜を引用・評論したり、「滝廉太郎君」などと書いてある一節もあり、時代を感じる。 曲としてのお勧めは「荒城の月」ではなく、「花」だと書いてあった。特に二部合唱のそれは素晴らしいできだ、と。ちょっと驚いたのは「美空ひばりに」というところ。「高音と低音の声がまるで別人のよう。これはよくない。 本格的な発声練習をして少しでも芸道人としての命を伸ばしなさい」と独特な発声法に注文を付けたのだという。また辛口なところで、「今の声楽の特に女性は学生時代から進歩もなく歌い続けている」と書いてみたり、「独唱よりも合唱が増えてきたことは喜ばしいこと」「指揮者はバトン1本で演奏し、卓越した技量が要求される。これができない人は指揮などしないがよい」などとも書いている。ただし日付が1930年代となっていた。そういえば、以前の演奏会で「山田耕筰先生を彷彿とさせる演奏だった」とアンケートに書いてくださった方があった。結構関西にも来ておられたようである。
2007年08月12日
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昼休みになって、yahooのニュースを見たら、「安倍総理、赤城農水相の更迭を決意」などというタイトルがでていたので「まあそんなもんやろな」と思いながら食堂に行ってテレビを見たら、「赤城農水相、辞任」と言っている。なんとまあ、辞めさせられそうだから自分で辞める、と言うようなものか。理由を聞いてまたあきれた。「選挙で迷惑をかけたことは明白」まあ、自分で言っているのだからそのあたりの理解力はあるのだろうが負けがわかってからまる3日経っている。自分が原因だと思うのに3日もかかるような鈍感ぶりなのだろうか。これでは大臣は勤まるまい。一方でアメリカ下院で従軍慰安婦問題で謝罪しろ、と言う決議が為された。絶対多数だったので発声で決まったという。これもなんとか会議の抗議がなかったらもっと穏便にいっていたかも知れないのに、つくづく安倍総理は逆風に見入られたようだ。明治維新から140年ほど経つけれど、基本的に薩長の派閥が牛耳っているのは変わらない。 その古さから脱皮しようとしているのだからある程度の混乱はやむを得まいが、まことに古い体質の混乱ぶりだ。一方、民主党は「年金流用禁止法」とやらを提案するというが、こんな法律がいるほど日本の政界は乱れているということなのだろうか。えらい国に生まれたものだ。天下り防止も、自民案はセンターを造るというが、これもおかしな話、職安でいいではないか。それとも官僚は別コースでないといけない理由でもあるのか。自民案はうさんくさい。自民もたまらず「政治資金規正法を1円以上から届ける」と中川氏がいったという。こんな当たり前のことができないのは、まだ頭が幕藩政治なのだ。選良と言う言葉を忘れているのだろう。今いるのは選悪とも言える輩だ。法律がそんなに簡単に変えられるなら、障害者自立支援法も廃止して欲しい。障害者の実態がわかっていれば、あんな法案はできないはずだ。粗製乱造の最たるもの。
2007年08月01日
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社保庁労組は「自爆テロ」 小池防衛相が批判 ちょっと大丈夫かな?「日本をがたがたにするのが彼らの目的」などと唐津で非難したというが、基本的に責任の重さは給料に比例するのが資本主義社会だと私は思っている。 仕事のいい加減さを見抜けなかった(放置した)管理職役人の方がより非難されるべきで、労組をこんなふうに言うのは、自治労と民主党の関係や協賛、社民をたたくのが目的だろうけど、ちょっと方向が違いやしない?この尻馬に乗った安倍首相も民主党議員の指摘の前に認識していたということじゃなかったっけ?「天に唾する」ように見えるけど、ちがうかな?
2007年07月24日
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韓国のキリスト教会のボランティアがアフガニスタンでタリバンのグループに拉致され、捕虜との交換に応じなければ殺害すると言っている。民間人を盾にしたこんなやり口は許されるものではないが、韓国軍の派兵が原因の一つ、アメリカとの軍事同盟の結果だ。集団的自衛権の発動や軍事同盟は行き着くところ、これなのである。武器を持つことの無意味さ、危険さを我々はもっと気付くべきだ。「目には目を、歯には歯を」の時代ではないのだ。そして戦争をすることが究極の地球破壊であることを認識しなければならない。他国の内紛にちょっかいを出すのは帝国主義だ。自国にとって益か不利益か、それだけで旧大国は動いた。今はアメリカがそれをやっている。争いは何も生み出さない。残るのは怨念だけだ。
2007年07月23日
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今日の朝日は盛りだくさん。原発に消防隊がいないこと、トランスが燃えてるのに消火か避難かで避難を選んだこと、なお南の島に残る旧日本兵の遺骨、そして政党アピールの全面広告。自民党、改革改革のオンパレードだが、中身が書いてなく、標題だけで悪あがきに見える。沖縄では養護学校に装甲車が突っ込む。水俣病の判定基準の記述で「症状に合わせて認定したらどこまで広がるかわからない、企業も国も膨大な賠償をしなけりゃならん」ここから厳しい認定が始まった。順に思うところを書いてみようか。遺骨収集は75年にだいたい終わったとされ、以後は情報があれば動く、と言う風になっている。そういえば、小さい頃に読んだ「学習年鑑」だったと思うが、漫画の挿し絵つきで「何万柱の遺骨を持ち帰る」と言うような記事があったのを思い出す。名誉の戦死などではなく国家に殺されたのだ。全身の遺骨が残っているとか。どこで何があったか、もうわからないほうのことが増えているだろうが、この姿を見て再び戦争をするということがどういうことなのか、改憲派にはよく認識してもらいたい。昔の自民党はまだそれでも「断腸の思いで」アメリカの要求に従った跡がある。今はただの盲従、国益とはアメリカにとってのことをさしている。小池防衛大臣も、「地元の説得交渉よりもアメリカとの約束優先」だ。たくさんの政党を渡り歩いてきたしたたかさはひたすらアメリカの顔色を窺うことか。「基地の中に沖縄がある」と言う現実。そしてその現実に合わせて核を含む再軍備など愚の骨頂である。戦争の悲惨さを学んでいないのか。理解の足りぬ久間氏を広島、長崎両市が「勉強においで」と招待したのは議員のレベルがいかに低いかを如実に示すものではないか。「選んだのは国民だ」と言う答えがすぐに出てくる。選ぶにたる情報は公開していまい。公職選挙法で戸別訪問を禁止していることからして、おかしい。インターネットも禁じられている。今の生活や政治のどこに問題があるのか、分かりにくくするほうが為政者はいいだろうが、国民には監査の権利があるだろう。これこそ改革では? そのアメリカの戦略の一つが「原子力エネルギー」で世界を配下に置くことだ。石油の自国での枯渇を視野に入れたものだっただろう。日本にも次々に造ったが、「銭儲けしてこそ」の体質は、普通の会社並の防災体制しか敷かれておらず、「自警消防団」の域を出ず、地震後の水は1mほどしか飛ばなかったというお粗末。トランスが焼けていて、電気火災用の粉末消火器くらい、どこにでもあるではないか。人の動きが機能しなくては何があっても用をなさない。「想定外の揺れ」が来た時の危機管理はどうなっていたのだろう。普段からの姿勢が如実に表れた事件で、柏崎市長が停止命令を出したのは至極当然のことだ。国が直接やっていたら、こんな厳しい措置はとれなかっただろう。自分のことは自分で決める。これが独立国家というものだと思う。
2007年07月21日
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ニュースを聞く限り、こんな思いを禁じえない。「ワシのとこにはな、核っちゅうもんがあるんやぞ。これで爆弾が作れるのは知っとるわな、持ってくるもん持ってきたら封印したってもええぞ」と言っているのと同じではないか。これが外交というものかも知れないが、人道的に許されるものだろうか。駄々をこねて困らせて、甘い汁を吸おうという姿勢にしか見えないのだが。自分を尊重してもらいたいと思えば、相手を尊重することが必要と思うが、どうも今の北朝鮮に、そんな哲学はないようだ。核をだしにして原油支援、食糧支援を求める。政府として何をしているのかが全く見えない。苦労して作付けしたのだけれども冷害で収穫ができなかったとか言う情報発信がまるでない。 上層部は肥え太っていて飢餓のみじんも感じられない。日本みたいに、人民の思いと政府の思いが隔たっているのだろうか。
2007年07月17日
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「ほんとは怖い家庭の医学」を見ていたら、今日は食塩のとりすぎ予防のため、食塩の少ないみそ汁をカリスマ主婦が教えるというものだが、どう見ても理論が変な部分を残している。使うみその量が同じであれば、水をいくら加えようが摂取食塩量は同じのはずなのに、「全部飲もうとしてしまいますから、水は少なめにしましょう」などとやっている。具材をたくさん入れれば、結果的に水も増える。うま味も増えるからそれはそれでいいのだが、「イノシン酸がたくさん含まれているかつお節はそのまま入れて、食べてしまいます」とも言う。食塩だけに注目すればそうだろうけど、カツオ肉にはしっかりとプリン塩基が入っていることもお忘れなく。この手の番組で、不思議なほど触れられないのが、「カリウムはナトリウムを引っ張り出す」という「基本のき」だ。野菜にはカリウムが多く含まれている。カリウムは、体外へ尿として出て行く時に、ナトリウムの排泄を促す。だから程度にもよるが、野菜に塩を振るのは実に合理的なことなのだ。また、高食塩の食品と無塩の食品を合わせて食べることで食事も楽しめるし、口の中で味を合わせる日本の食生活もできる。自分が高血圧な訳ではないので、あまり気にしないが、(もともと関西は食塩摂取が少ない)総合的に考えないと、「骨折り損のくたびれ儲け」になってしまう。自分なりの栄養学を身に付け、何でもおいしくいただくのが健康のコツかと。テレビはうそを言っているとは言わないが、テレビで取り上げられるところだけ聞いても、それが真実であるかどうかはわからない。でもテレビの教育力は大きい。
2007年07月17日
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アメリカ議会に抗議書(従軍慰安婦問題)を送ったという。先頃のしょうがない発言と同時に行われた「原爆が人命を救った」に日本人が反発するのと同じような泥仕合になりそうな気配を感じる。「反省していない」と言う印象をお互いに持ち、関係悪化につながるのではないかと思う。太平洋戦争は「リメンバー・パールハーバー」にはじまり、「アトミックボーン」で終わった。しかし沖縄は昭和40年代までアメリカの統治下に置かれ、今でも米兵による犯罪は後を絶たない。沖縄における米兵の裁判で納得のいく判決を言い渡されたことがあるだろうか。裁判権は日本にないし、地位協定の壁がある。アメリカだって多くの不義理を働いている。イラク戦争も結局は泥沼化し、解決の糸口は見つからない。すべて軍備のなせる技だ。お互い、軍備を廃棄して「反省の証」とするしか、根本的な解決の道はないのではないか。軍備に投下するお金を人類の未来の幸福のために投資することができればいいとおもうのだが。罵り合いからは何も生まれないことぐらい、わかりそうな年の人たちだろう、この抗議書を出したのは。マイノリティが日本の代表だ、みたいに思われてはかなわない。
2007年07月14日
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台風4号の動きが不気味。最大瞬間風速70mと言うから、かなりのものだ。そういえば昔「風速75m」などという石原裕次郎の映画があったような・・・物置き小屋の屋根が危ないので3年ほど前にロープで縛っていたら、いつの間にか切れてしまっている。小雨の中、押さえ直した。台風が来てからだと大変。たいした雨ではないのに、家の方も雨漏りがしている。4時ごろに目を覚ますといやな音が聞こえている。寝室の上に落ちてくるので、朝からバケツを持っていく。台風が行ってしまったら、ちょっと屋根に上ってみないと。築50年の家だから無理もないのだが、雨漏りがするというのはなんとも惨めな気分になる。前は別の棟から同じところに漏っていて、自分で修理できたので今回もなんとかなるだろうと考えている。 シリコンコーキングというのは実に便利。梅雨前線に台風が重なると、大雨になる。いかに四国に守られた山陽地方でも油断はできない。台風被害への各党の対応も投票に影響するかも知れないな・・・と考える。与党の失言がある意味楽しみだったりして。イヤ~根性曲がってる!近年の温暖化で台風が北上してもなかなか衰えない。無理に温泉を掘ったり、大排気量の車を乗り回したりしないほうが身のためかと思う。新車の販売が少ないらしいが、豊かな生活は有る程度のところまで来たらそこで停滞するのが普通ではと思う。アメリカ的資本主義に走るともっともっととなるのだろうが、そこそこで辛抱すればいいと思うのだが。
2007年07月13日
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まあ、よほど人材がいないのかしがらみがあるからかわからないが、出てくる大臣というのがいかにもお粗末。なぜにそれをかばおうとするのか、「800円でクビにしろというのか」と費用のことをいったというが、問題はそのばらつき加減だろうし、帳簿を公開すれば明らかになるのにそれをしないから余計に不信を買うのである。TBS系の調査では安倍内閣不支持が6割を超えたというが、これはもう自民不信と言い換えられるのではないか。年金も、政治資金規制も、天下りも、現状追認で何もできない、する気がない、できてない(まるで大人が子供に浴びせかける罵声のようだ)としか言いようがない。今、入閣しているのは世襲族がかなりいるのではないか。十分な金回りの環境で育った人に、重税感がわかるだろうか。国民の間隔とかけ離れたところで政治が動き、結果が出せていないのだ。今の国家権力は詐欺師同然である。責任政党だ、美しい国だと(これも川端康成氏のパクリのように思うが)見た目はきらびやかでも、その内側はとんでもない無責任ではないか。だいたい、年金会館が存在する事自体が変だ。建設業と癒着の結果だろう。年金を使って箱物を作り、どうやって投資以上を回収しようというのか。また、年金自体が国民の老後を見るために始まった制度ではなく、戦争のための拠出だったと報じている新聞もある。大事なことは、政府は国民の方なんか見ていないということを明確に示したということだ。今の与党による建て直しは絶対できない。社会保険庁の職員の賞与強制返上はタダのいじめ、見せかけであることを見逃してはいけない。ついでながら久間氏の後に防衛大臣となった小池氏。新進党・兵庫県で当選してから要領良く政党を渡り歩く節操のの無さには驚く。大過なく過ごして議員年金を狙うのか?そういえば議員年金の問題、どこへ行ったのかな?
2007年07月10日
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と突っ込みたくなるような、またしても事務所費の変な勘定科目。切手代やアルバイト代がどうして事務所費?しかも自宅が事務所なら借り賃や水道光熱費(これも実際のところ按分しないでやる気になりゃできる)をどうするよ?自分で自分に払ったらそれは横領とか言わないか?どうも科学的根拠に欠ける。科学というと自然科学が連想されるけれど、 要は「理屈が通っている」事が科学的なので、切手代は普通通信費で処理するものだ。自分のものを自分が使ったらそれはタダ。当たり前のことではないか。当たり前でないことが当たり前になっていて、どうにも収拾がつきそうにないとなると辞表か自殺になるのだろうか。「党の選挙のために不利」と防衛大臣をやめた輩もいるが、どんな神経してるのやら。当たり前でないことが当たり前になっているとしか思われない。哲学がないんだな、きっと。一連の事件を見ていると、自民党は責任政党でも政権担当能力があるわけでもない。集票がうまいだけなのだ。だからタレントも使うし、邪魔になれば切り捨てる。日本国籍があって日本に住める見込みもない元ペルー大統領を担ぎ出すなんてそういう了見としか思えない。ちなみにタレントというのは能力のことではなかったか?
2007年07月08日
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参院選の立候補予定者を対象に共同通信社は7日までに、政策課題に関するアンケートを実施、 309人から回答を得た。憲法問題では、何らかの改正を容認する候補が55・3%と過半数だったが、条を含む改憲派は31・7%にとどまった。「九条改憲 派」は自民党候補の78・5%に対し、民主党は22・3%で、両党の立場の違いが浮き彫りに。選挙後の最優先課題は「年金、医療など社会保障改革」。 [共同通信社:2007年07月07日 18時56分] 参院選で自民を勝たせたら、ナチの再現になること間違いなし。 何でも強行採決のし放題になる。国民の意思を反映しない政党に用はない。これも小選挙区制の導入による策略。選挙の費用は減ったか?これが導入当時のウリだったのだが。
2007年07月07日
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姫路駅前でも宣伝カーを止めて出退勤の時間に演説をはじめている。参院選と童謡まつりが重なり、会場から少し離れたところに投票所(市役所)があるので出演の前に行こうと思っているが、今の安倍政権はナチ的だ。これにブレーキをかける仕掛けがいる。発足以来の強行採決が14にも及ぶという。付帯決議の多さもすごい。議論不足の裏付けだ。これでは「全権委任」を自分でやっているようなものだ。数を頼んで暴走している。少々手荒でもブレーキをかけ、独裁できないようにしていくのが民主主義というものだ。参院に議案が廻ってきたら突っ返すぐらいの事をしなければ我々は税金支払い機に成り下がる。 「主権在民」と称するにはほど遠い状況だろう。格差はなにが生み出したか。「アメリカへの盲従的追随」だ。自民党政府は、国民よりもアメリカの顔を見て日本を動かしている。福祉を切り捨て、軍備は増強。守ってもらわなくていいからアメリカにでていってもらうほうがよほど国民のためだ。日本は海に囲まれているのだから、海上保安に力を入れるほうがはるかに安上がりなはず。子供は現在に生きるのでなく、未来に生きるのだ。不戦の方向づけをしてやらねばならないのに、「改革」と称して見事に逆行している。今政府が目指すのは「戦争の世紀」といわれる20世紀への指向である。非自民勢力が結集すれば決して野党の勝利は不可能ではないはずだが、小党林立が問題だ。先日演説をしていたのは「女性党」だったが、このネーミングはずいぶん損をしていると思う。「女がよければすべていい」というような感じを与えるからだ。抑圧される女性の待遇が改善されれば全体がよくなる、と言う論もわからないではないが、過去の自民党、「会社がよくなれば労働者もよくなる」に重なってしまうのだ。
2007年07月07日
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いかにもいいタイミングでアメリカの特使が従来からの説を繰り返した。原爆は実験だった、と私も思う。遺体のサンプリングが何よりの証拠だ。放射線により人体はどんな影響を受けるか。ナチでさえやらなかった実験だ。そして、不拡散という言葉も日本とアメリカではちがう。日本は「これ以上作るな」でも、アメリカは「核の独占」だ。かつて日本政府が核保有国を非難しても、アメリカを標的ににしたことはない。アメリカ追従は岸一族のセオリーのようだ。安倍になってからはナチ風の味付けになっている。ワイマール憲法を無力化したのと同じ方法で日本国憲法を変えられるようにしてしまった。自民党大敗の暁には国民投票法案の改正案を直ちに作るべきだ。最低投票率を設けるべきであるし、職業による制限をつけるべきではない。声の大きいもの、要領のいいものが旗を振るよりは、科学に基づく論戦の方がはるかに有益だ。
2007年07月04日
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「しょうがない」発言で首が飛んでも「しょうがない」だろう。首相は「しょうがない」ヤツやなあ、と思っているだろうし、辞任を申し出たのだから承認しなければ「しょうがない」「しょうがない」と言う言葉、便利だ。自分に責任もなく、判断の必要もない。それにしても柳沢クンといい、軽率な発言の(率直でいいとも思うが)多いこと。「しょうもない」ヤツが人数上「しょうがなくて」入閣して(させて)いるのだから無理もない。こんな内閣になったのも「しょうもない」郵政選挙に丸め込まれて自民党圧倒的多数の国会を選んでしまったのだから、次の衆院選まで辛抱しないと「しょうがない」自民党にいれたって「しょうがない」事がよくわかったのが今回の年金の問題だ。歴代の社会保険庁を運営してきたのは自民党政府なのだ。責任をとってもらわなきゃ「しょうがない」だろう。とっとと解散して欲しい。今年の名言になりそうな「しょうがない」
2007年07月03日
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政治の堕落も極まれり、だ。年金の不始末、にせの牛肉の後は公安の長官の詐欺。「越後屋、おまえもワルよのう・・・」の悪代官ではないか。結局のところこれが戦後レジームの行き着くところの一つだ。「銭を持ったヤツが偉い」のだ。そういう意味では戦後レジームの脱却とは自民党政治の終わりなのだ。しかし安倍首相は平和の放棄こそ脱却だと考えている。時に、宮沢元首相の死去。この人あたりは「清貧」と言う言葉も知っているのだろうが、今の政治家はホリエモンが一つの象徴だろう。格差社会とはそういうものだ。だから二酸化炭素の削減もできない。「今ある産業が儲けないと発展はない」から、自動車を作り、大排気量の車に金持ちが乗る。目先を変えたハイブリッドだって基本的には同じだ。自民党の支持者はよく言う。「政権担当能力があるか疑問だ」現在、自民党に政権担当能力がないことが誰の目にも明らかになっているが、それをどう考えるのだろう。いいときに政権を担当しただけの話ではないのか。まやかしの豊かさ、贅沢。豚肉に調味料を入れ、目先の味をよくして売っているのと、実行がありそうにない天下り防止、天下り支援法など無理やりに通しているのと構図は同じではないか。
2007年06月29日
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国民新党の真意を測りかねる。日本に住んでいなくて、少なくとも政治犯扱いする国があって、身柄を渡せ渡さんでもめている渦中の人を参院選になぜ?自民党は「有名人なら誰でも」路線をまだ走っているのか。一番近い国民新党がこれだ、彼に何を期待するのか?国民をなめてやしない?
2007年06月28日
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昨日はやや擁護的に書いたけれど、化学調味料を入れて生肉として売るに至っては、食品衛生法違反、虚偽記載で詐欺罪は免れないだろう。加工肉ならば、実はこれは一般的に行われていることだ。ハム、ソーセージは調味料を注射し、水膨れにして作っているとさえ言えるが、それを生肉でやっちゃあいけないよ。ちょっと慣れればグルタミン酸ソーダの味くらいは判別できるが、気付いたらいやだろうなあ。考えただけでぞっとする。味に慣らされるというのは恐ろしい。わかる舌を持っていると、裏が読めるときがあるので。鈍感なほうが気は楽だろう。
2007年06月26日
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一代で財を築くのは本当に大変だろうが、どうもこの度の肉屋さんはそれをはるかに越えているもののようだ。「羊頭狗肉」という言葉通りの商売をして、ばれそうになると素直に誤りを認め、クレームの保険金を貰っていたというからたいした神経だ。中国の農薬たっぷり野菜のこととも関連するだろうが、私たちはあまりにも「食は買うもの」という変な文化に慣らされ過ぎているのではないだろうか。今どき、肉はもちろん食べるけれど、それがどう屠殺されて流通するのかなんて言うことはほとんど考えないだろう。私も実際に見たことはないが、牛は銃で脳を打ち抜き、豚は感電死させて頭を落とし、体を縦に真っ二つに切っていくと聞いている。背骨から切ってしまうから、BSEで有名な脊髄が得られるわけだ。内臓を除いて、(これは白物というみたい)枝肉と呼び、冷凍して流通していくうちにロースだのヒレだのに分けられていく。そして肉屋の店頭に切り身として並ぶわけだが、一般消費者でこんなことを知る人は少ないだろう。動物の命をいただいている、というよりは「今日はお肉が三割引よ!」の方で敏感に動くだろう。もちろん商品な訳だけれども、食べ物はそれの生物としての命を絶っていることなのだ、という意識はどんどん希薄になっていく。「魚の切り身が海の中を泳いでいる」を笑えないだろう。世界的な人口爆発で、遠からず食料の高騰は起きる。日本人みなが農業に帰る、ということはあり得ないだろうが、あまりにも人頼み、人頼りになっている「食」についてもう一度考え直さねばいけないだろう。安全な食品を、と望むのは誰でも同じだが、 買ってきたキャベツに青虫がいたら、黙って取りのける人と、店に文句を言う人とを考えると、今は圧倒的に後者が多いのではないかと思うのだ。春キャベツなんか、二日放っておいたら青虫が食っている。無農薬で、その作業をする人件費を考える消費者、一ついくらの値段をつけて買うものだろう?自分で作るのより当然高いはずだ。この冬に漬けたたくあん、大根は一本25円だった。こんな売り値で、わたしはよう作らんわあ。牛肉詐欺の社長が「消費者も悪いんだ」といったというが、暴言には違いないけれど核心を突いた言葉である側面も 見落とせないと思う。安値、安値に走って私たちが得たものと失ったものを考え直すべきだ。人間はなぜ動物を食べるのか?学生時代、「嗜好を別にすればビタミンB12の補給」と教わった。コバルトを構造の中に持つ、この赤いビタミンは、植物からは得られず、体内での合成もできないものだ。もう一点、会社がやっていけないとの判断で従業員全員を解雇するという。なんとまあ理不尽な・・・そんなアホな経営すんなよ、と言いたい。
2007年06月25日
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「私は自決を指示なんかしなかった」という1人の隊長の少数意見を汲み上げて、「沖縄戦における集団自決の強制はなかった」と教科書を書き替えさせた文部省。文部科学省だが、どうも科学的でない判断が多すぎる。少数意見を尊重するならそれはそれで意味があり、民主主義においての基本的ルールだが、今回のはどう見ても事実のねじ曲げだ。そんな国のご都合主義に対して抗議をした沖縄県議会を支持する。 悪口雑言もそうだが、言った人は忘れても言われたほうは忘れない。隊長が言わなかったといって、現場の兵士が言わなかったと保証できるか?「秘書が、秘書が」は政治家、権力者の逃げ口上の常套手段ではないか。毒薬や手りゅう弾を軍以外が調達できるとは常識的にも考えられないし、軍の機密を知るものを敵に渡すな、その前に殺せの方が筋書きとしても納得でき、かつ言われた人が実在しているのだ。よくもまあ、厚顔無恥に・・・ま、今に始まったことじゃないか、とも言えるが、「百年河清を待つ」の思いだ。
2007年06月23日
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昨日のニュースを見て骨組みを残して吹っ飛んだ温泉掘削・汲み上げの小屋。自然界に立ち向かうことの難しさをあらためて感じた。土を掘ったら何が出てくるかわからない。目に見えるものならいいが、メタンガスや微生物だったらこれは恐ろしい。1500mも掘ったら、 我々には思いつかないものも出てくるかも知れない。癒しブームで、ともかく25度以上の水らしきものがでたら温泉だと法的には規定されているそうだが、我々はとんでもないものを同時に手に入れることになる。メタンは温室効果も高い。二酸化炭素やフロンばかりを論じているが、こんな温泉にも注目しなければならないのだろう。「儲けた者が勝ち」というパターンが、このところ相次いで崩れているではないか。私たちは地球や自然といった者の底力をもっともっと思い知らされねばならないのだろうか。私たちは今、人類破滅の道をひた走っているのではないか。環境問題もだが、自殺や精神疾患による社会不適応も、儲け第一主義から派生しているのではないか。レミングの自殺というのを見たことはないが、人間の個体を減らすことで地球が生き残ろうとしているように考えれば自然の摂理に会うような気がする。人間が滅びることで経済活動が低下し、生き残ることができるというような皮肉を今起こしかけているように思うのだ。傷つけた地球の、しっぺ返しか。1500mの地下から病原菌を掘り出していないとは誰もいえるまい。人間は土という地球の垢の中に暮らすダニみたいなものだ。未知のことはいくらでもある。気の毒に、犠牲になられた方のご冥福を祈ります。
2007年06月20日
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近ごろの自民党の政局を見ていると眼中には参院選しかないようだ。「どうやってウケる話題を引っ張り出すか」「うまく年金問題を乗り切るか」長年の政治が現状を生み出しているのではないのか。それを反省・自己批判することもなく建て直せるわけがない。「社会保険庁を解体する」はいいが、どんな理念でもって次の手を打つのかが明らかでない。少子化問題一つとって、育てにくいからうめない、産むときや子供の時だけの補助金を貰ったって仕方ないのだ。関西で言う「屁の突っ張りにもならん」のだ。「学力の優れた子供を」育てたって、生活に生かされなければ何の値打ちもない。生活に生かすのは子供自身だ。私たちの世代が子供のころは、ずいぶん危ないこともやった。鉛筆のキャップにセルロイドを詰めて燃やして飛ばしたり、鉛を溶かして遊んだり。そんな中で危険も覚えていった。虫を殺すこともやっていたから死ぬということがどういうことなのかも体感していた。そんなことをそのまま今の世の中に再現することは困難だが、「学ぶより先に教えられている」ようなことはないのだろうか。そして、それを子供はおもしろいと思うのだろうか。社会保険庁。年金会館があちこちにあるのは何を見込んでのことだったのか。「あるから使った」では済むまい。有効な使い方といえるのか。処分したらどうなるのか。今は記録のことで首相は「いかに民衆にわかってもらうか」に言及しているようだが、納得できる答えはまず期待できまい。おりしもここまでぼろぼろになった自民党を建て直す、という地元出身の有名人、M弁護士が比例区で立候補するという。金持ちとアメリカにへいこらしない自民党は全く想像できないが・・・このレジームから脱却なしには格差の解消は語れるまい。「自民党をぶっ壊す」といった元首相がぶっ壊したのは実は国民生活だった。自民党を建て直すことと国民生活を建て直すこととの相関を証明してから立候補して欲しいものだ。ま、同じ金持ちでも、新参者には厳しいがな・・・まだ金持ちとは認めていないのだろうか。
2007年06月19日
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年金問題のフリーダイヤル化に伴い、派遣社員を雇ったが、知識がないので平謝りに謝るしかなく、何のための相談センターか。本物の職員のヒット率は非常に低いという。そう、これが派遣の実態なのだということを政府は身にしみてわかっただろう。年金の複雑な仕組みを短時間で教育できるわけがないのだ。派遣社員だって好きで派遣をやっているわけではない。短時間で年金の仕組みを理解できるような人材は、正社員として雇用されている。(派遣の人には失礼だが)いわばあぶれ組を使うのが 派遣会社なのだ。「これができます」というふれ込みで現場に連れて行き、、客からクレームを食らったら取り換える。社員を引き止める方法は「長期の仕事になるから」という言葉だけだ。私の場合、化学分析という変わったスキルで雇われたが、日給では暮らしが安定しないと退職を申し出たら、「3月以後も来てくれということなんだけど」用は契約期間の延長があるよ、ということで、返していえば「いつ首になるかわからないよ」なのだ。学力テストも外注で、採点基準が統一されていないという。外注を受けた先はベネッセとNTTデータだ。○×なら簡単だろうが、記述式の問題には部分点が付き物。それを細かく指導せずに丸投げするとこうなるのは目に見えている。こうなると、国民としちゃあ、政府に「まじめに取り組む気、ほんまにあるんか?」だ。指導をできないやつが仕事ができるわけない、というビジネスの常識が、多分税金生活者にはわからんのだろうな。日本政府の丸投げ体質。別に国交省や農水省に限ったことではないのだ。丸投げするやつに賃金払わないかんか?
2007年06月15日
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私のキャラクターには最も遠そうな「マタイによる福音書」子供の漫画を整理していたら出てきたので読んでいる。ともかく古いもののようで、文庫判で茶色く変色している。誰が買ったものかもわからない。内容は、かなり先入観とちがったものだった。仏教の経典を開いても、もちろん漢字の羅列で正確な意味はわからないが、人生観を普遍的に書いてあるように思う。ところが、「右の頬を打たれたら左の頬を出せ」と言うようなことが書いてあるかと思えば、「一切誓ってはならぬ。天をさして誓うな、そこは神の御座である」などと書いてもある。世界の王、とも書いてあるから、要するに階級社会なのだ。「神に誓って」などという教徒がいたら、これはにせものか?そして、障害者と取税者をぼろくそに書いてある。税を集めるものは昔はピンハネでもしていたのだろうか。税金は、権力者が集めるもので取税者は単なる事務取り扱いだろうと思うが。昔はもっと直接的だったのだろうか。癩はことのほか汚く書いてある。このあたり、「仏のもとに平等」みたいな東洋の仏教鉄とはかなりの差がある。私の母校はカトリックだったが、家は浄土真宗。こちらの方がやはり私にはなじみがいいようだ。 というわけで、ちょっと読んだだけでもう挫折している。と言うよりも、「あらためて読むほどのものじゃねえ!」か。 ま、これだけが聖書じゃなかろうとは思うが。カトリックの方、ごめんなさい。
2007年06月11日
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津田塾大学の萱野氏の執筆で「異見新見」国家と国民の違いは「国家が国民に対して暴力を振るうことが合法化されていること」と明快に言い切っているのが、まことにその通りだと感じた。かつて、国家が国民に対してなんらの暴力も振るわなかった時代があるだろうか。人権はもちろんのこと、金銭的・性的暴力が見事に寛容されたのは旧憲法下での公職選挙法だ。助成の参政権はなかったし、普通選挙でもなかった。戦争の時には多くの若者を死なせ、国力回復に躍起になっているときは公害も省みず、いまだに重金属による障害を蚊帳の外に追いやろうとしている。そして今、慰安婦の問題や、太平洋戦争でのアジア侵略を不明確にするなど 思想への暴力が着実に進んでいるし、年金問題でも自らの過ちは棚上げにして相変わらず「申請が基本」と言う姿勢を崩さない。国益と国民の益が同一のものであるという誤った認識を 安倍政権はまず反省すべきである。ここを混同しているから「粗製乱造の法律」になり、支持率低下を招くのだ。折から、自衛隊の情報収集の事件もささやかれている。軍隊は国民を守るものでなく、国家を守るものだという歴史的事実も見落としてはいけない。合法的暴力を抑制するために憲法があるのだ。ここが、安倍総理が一番わかっていないところ。
2007年06月09日
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年金問題でぼろくそにたたかれ、大臣や黒幕候補に自殺され、全くいいところのない安倍政権。今度は天下り斡旋法でまた汚点を作ろうとしている。「ブッシュはん、何やってもうまいこといきまへんのや。何かちょっと建て直すような挨拶してもらえまへんか」「おまはんはな、拉致しかないな。あれやったら特に銭もいらへんし、ほかの国から利害関係あれへんから波風もたたんでええし。まかしとけ」「そのかわりな、温暖化問題ではあんまり出すぎたまねするなよ。GDPが減るよってに財界に受けが悪いねん。京都議定書がどうこういうたら承知せえへんぞ」くらいな話だろう。関西弁で書くといかにも悪そうに見える。「明日は面白くなるぞ」と言うよりは、「明日はおもろなるでぇ・・・」の方が絶対すごみがある。「骨抜き」と言う言葉があるが、自民党のやり口はいつもこれだ。政治資金規正法、社会保険庁改革、コムスンは「関連子会社への業務委譲」で問題ないという。早速和歌山県知事が「うちは許さんぞ」と立ち上がったが、これが普通の神経だろう。人の労働を商品にして商売をするのは、結局経費節減しかなくなってくる。人件費の抑制は即労働条件の悪化なのである。介護というような仕事で金もうけをしよう、と言う発想自体見直して行く必要があるだろう。そして、このような時期、「最高所得制限法」みたいなものが必要なのではないか。たとえば、10億円以上の所得がある人は、10億円を超える部分をすべて税金とするわけだ。10億あれば普通は生活に困らない。1億でもいいかも知れない。大型車を買い、ガソリンをがぶ飲みさせ、二酸化炭素を作る。地球にいいこと、何もしていないじゃないか。 小人閑居して不善をなすというが、小人に大金を持たせてもろくなことをしない。これをできるくらいなら、温暖化防止もできるだろうが・・・
2007年06月07日
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「もろたかもろてないか、わからへん。あんた、はろたという証明持ってきてくれへんか」年金保険料の宙に浮いたというのはこんな状態だ。商売人としては恥ずかしいし、みっともない。だが、それ以上にみっともないのは 「かくかくの制度ができたのは菅厚生大臣のときだから、あいつがわるい」とか、「だれがわるいかはべつにして・・・」などと参院選に向けたアピールで懸命になっている為政者の姿だ。責任は、はっきり自民党政府にある。集めろと命令したのは年金制度が始まったときのはずだし、菅氏の厚生大臣就任と絡めるのは責任転嫁もいいところ。それにしてもこの調査費、どこからひねり出すんだ?まさか国債を起こすなんていわないよな?いくらかかるか見当もつかない、と言うのが正直なところなんじゃなかろうか。しかもそれに税金を充てるというこの厚顔無恥ぶり。政治家、3日やったらやめられんはずだわ。
2007年06月05日
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クイズ番組によく漢字の問題が出てくるが、娘がDSやってみない?と貸してくれた。手書き文字の認識が割としっかりしているのには驚いたが、やはりちょっと癖があるようだ。(私の癖字というべきか?)初回、脳年齢なんと70歳。直感でいかに早く課題を処理するかということみたいだが、問題の理解に時間がかかるのが悔しい。特に、字を見せてから消して、「今のは何だった?」と言うような問題がダメだ。瞬時に覚えられない。覚えたように思っても、記憶として保持できないのだ。音感テストというのもあって、これは楽譜に示される音をキーボード入力して行くもの。ミスタッチの回数で評価される。こういうのは割とすんなり行く。2回目、問題は変わったが62歳。「アップしましたね」と言う白々しいメッセージに「このヤロー!」とまじめに怒っているあたり、相当はまりこんでいる。
2007年06月03日
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安倍内閣を見ているとともかく当面の姑息な対応ばかりが目に付く。「最重要課題」をいくつかかげているのだろう。特に年金問題では、長年にわたり「責任政党」を鼓舞してきたわけだが、どうも今回は責任のセの字もない。1年以内に問題を片づけるなどといっているが、5000万件は半端ではないはずだ。それなりに経費もかかるはずだが、どうもそういった現実的問題は「先送り」に見える。守れるか否かはともかく、我々が仕事を効率良く片づけようと思ったら、順位付けをするのが常識だ。今日明日の問題なのか、じっくり取り組まないといけない課題か。「あれも重要、これも重要」だったら、今まで何をしてたんだ、と言う説明責任も出てこよう。 数におごって、ともかく通るときに通せとばかり粗製乱造ではないか。特に教育基本法、これは100年の計にあたるのに、都合の良い意見ばかりを重用し、やらせの問題が出てきたにもかかわらず、数を頼んで通してしまった。詐欺にも等しい行為だ。小泉が「郵政民営化の選挙だ」と明言したなら、「憲法改定の選挙だ」とはすり替えられないだろう。責任感のない子供が増えていると批判できる立場だろうか?自民党の体質のために、人が2人、死んでいるのだ。ある意味「殺された」と言うべきかもしれない。それでも、農林技官が「なんとか還元水」などというえせ科学に追従したのは、やはり化学屋としては「国民の健康と安全を守る」立場からはずれていると思う。 水は非常に活性の低い、安定した物質だ。簡単には酸化も還元もしない。
2007年06月01日
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今日の帰りの電車でまたも車掌のエラー。信号停止だろうが、駅の2kmばかり前でがくんとスピードが落ち、止まってしまった。すかさず車内放送。「信号停止です」と言うのかと思ったら、「ただいまから車両の切り離し作業を行います」そりゃまあ、次の駅で確かに作業はやるんだけど、まだ駅に入っていないのだ。電車が止まった、なぜか、今どこにいるのかという確認をせずに放送をしたのだろう。「現在の状況を確認する」のは、車掌に限らず、ビジネスの基本ではないか。これは「アマルベ」よりもひどい。もちろん、これが列車事故に直結するとは思わない。しかし現況把握がこんな姿勢でできるのだろうか。状況把握が正しくないと、対応は見当外れのものになる。こんな車掌に非常時の対応は期待できるのだろうか。新入社員に「ホウ、レン、ソウ」はやかましく言っている(はずだ)。 訂正の放送もなかった。大丈夫かいな。
2007年05月29日
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このニュースとなんとか還元水の話を聞くと、全くあきれてものが言えない思いだ。年金の管理不明なものが5000万件といったらこれはほとんど詐欺だ。国民の義務と称して集金したはずだが集金したかどうかはわからない、だから集金したという領収書を示せば払ったものと認めてやる、と言うこれって何?天下りしている官僚は「自分はもっと所得を得るはずだ、公務員の間は安かったから民間に入ってそれを取り戻す」とほざいているという。もし年金の関係者がこう考えていたら懲罰ものだ。官僚に圧倒的に多いのは東大卒。東大卒というだけで「高収入を得る権利がある」と考えるほど東大生はバカでないと信じるが、もしそう思っているのなら、東大こそ悪の根源だろう。もしくは、「国家公務員上級職」がそれかもしれぬ。別に東大生に恨みはないが、東大生に絶対できないことは劣等生の感覚がわかることだろう。 東大卒のアナウンサーが参院選に出るという話を聞いても、「ああ、生活実感のない議員がまた増えるのか」くらいにしか聞き取れない。ここまで国を壊した政治家や役人のかなりの部分が実績としてある。国立大学で教育を受けたら、世間にその分恩返しをしなければいけない、と教えられ、いくばくかはそれを実践しているつもりだが、自分の取り込みだけを考える人の方が伝統的には多いのだろうか。なんとか還元水はこれはもうほとんど笑うだけ。松岡さんがどこの選挙区か知らないが、私ならいうだろう。「この恥さらしめが!」
2007年05月24日
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昨日の朝日紙面だが、愛知医科大学の馬場氏が中学生のスポーツ推薦制についてこれをやめるべきだと述べておられる。氏は名古屋大学陸上部で駅伝大会に出たような経歴をお持ちとのことだが、大学で教鞭をとられて、スポーツ推薦制で入ってくるオリンピックメダリストを含む学生の、あまりの学力の低さに驚かれたということだ。中学生で何かのスポーツに秀でて、「君はこの運動だけやれ。勉強はいいから」ともし教師から、親から言われたら、それに反論できるだけのものを子供は持つだろうか。健康な肉体とともに健康な知性も必要なのだ。野球の好きな子供が数学も好きかどうかはわからないが、社会生活において金銭の知識のためには数学は必要だ。スポーツだけに秀でた子供は、選手生命の短さというものを意識しているだろうか。そして、引退までにどれだけの報酬が得られ、現役期間よりもはるかに長い引退生活を設計できるだろうか。話変わり、昨日は大学教授の講義を久しぶりに聞かせてもらった。専門は分析化学、テーマは「濃縮と抽出」だった。あらためて聞いてみると、できるだけ高感度に、試薬も少なく、生体への影響も少なく・・・と、示唆に富んだ内容だった。やっぱり人間一生勉強だ。だから、余計に幼児期から少年期の知性を育てることを重視しなければいけないのだと思う。あまり偏った人間作りは、悲劇だろう。安倍総理ももう一度経済原論など読んでみては?
2007年05月19日
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熊本の病院が設置した「赤ちゃんポスト」。対象は新生児だったのに3歳の男の子が入れられていたという。これに対して厚労相は「遺憾だ」といい、高市少子化相は「親は責任を持って育てないと」と批判している。なぜ少子化しているのか。子供を育てにくい状況になっている。収入の状態といい、教育の荒廃といい、医療の非充実ぶりといい(だいたい産科医がどんどん廃業している)、子育てに適しているとは到底思われない。本気で子供を増やしたいと思っているなら、子だくさんの家庭から養子を迎えやすくするなり、法の整備だってできるはずだ。捨てるつもりで子供を産む親なんかいない。やむにやまれず、という結果だと思う。性道徳の云々と絡めるから話はややこしくなり、保守層の意見が最もであるかのように聞こえるが、「子供は天からの授かり物」と本気で考えるのなら、血がつながっていることと育てることは直接の関係はなくてもいいはずだ。子供が育つことは将来の納税に直結するのだから、金融や投資を学校で教えようというくらいなら「みんなで育てる」ことだってできるはず。それをしないのはなぜ?みんなで育てると、「考える子」になってしまい、悪政が表面化するからだ。高市さんは子供がないそうだが、そんな人はどうしたら子供が持てると考えているのだろう。自分の子供はいらない、人が育てた子をせいぜい利用しようと思っているのだろうか。子供を増やすにはどうしたらいいと思っているのか、まだ安倍総理並の勢いのある答えを聞いたような気がしないのだが。それとも単に輪番制の大臣を引き当てただけか?
2007年05月15日
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何が良識の府か。常識外れのこんな法案を修正もなく通すとは、参院不要論にも火がつくかもしれない。が、悪法も法なり、だ。だいたい、内閣の発議で憲法改正などとはどこにも書いてなく、三権分立は昔の話、今は三権なれあいだ。安倍首相のイラク派兵延長問題で、あれだけブッシュがこき下ろされたというのに「大量破壊兵器が存在したことは確実」などといってはばからない。片方で「慰安婦問題は存在した証拠がない」といってみたり、支離滅裂だ。二枚以上舌を持っているかのよう。私の父は、憲兵だった。歌も好きで、「水師営の会見」などよく聞かされたが、戦争を美化する歌だなあとあらためて思う。若者の屍の上に領土を広げ、若者をしなせたという理由で乃木希典は自決したという。ひょっとしたら暗殺だったかもしれない。(何の証拠もないが)報道が規制される中では、「大本営発表」だけがまかり通る。真実かどうかは別だ。今回の参院選は与党を敗北に追い込まないと、本当に若者は国の思い通りに動かされる。ものを考えさせない、いわれた通りに動くだけの人間をつくる。貧困層をまずつくり、「軍隊に入ったら飯が一杯食えるぞ」と誘うのは昭和の初期と同じだ。「戦後レジームの清算とは戦争のおろかさを忘れることをいっているのだろうか。
2007年05月14日
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日本列島が嵐のようだ。昨日、残業を終えて駅に入ろうとしたら、なんと定期入れからICCOCAとテレカがすっぽ抜けて改札機の前で拾い集める羽目に。そのおかげで播州赤穂行きに乗り損なった。15分待てば岡山行きがあるワイ、と思っていたら「強風のため運休します」という放送。なぜかさらに40分後の列車は運転するというから、このあたりはよくわからんが。結局30分間待ち続けて帰った。 思ったのはエキスポランドの事故だ。人気の施設、乗りたい人が多いから止められない、という事情もわかるが、やっぱり「点検整備のため休止します」という張り紙をつくるべきだ。今回の事故で、どれだけの有形無形の損害が出たことか。何よりも安全軽視のイメージが強くなり、これを払拭するにはそれこそ血を流すような努力が必要だ。折からUSJという大敵もできている。それこそ最悪閉園になってしまう可能性もある。信頼を築くのには長い努力が必要だが、崩壊はあっという間だ。危機管理ができていないことにも気付かなかったのだろう。岡山の強風はどこで、どうだったのだろう。新聞にはそれらしいことが載っていなかったが、山陽本線も兵庫県と岡山県の境辺りは本当に山の中だ。谷あいの突風も十分にありうる。止められることも困るが、115系電車では風対策も甘いのかも知れない。が、情報化時代の今日、列車の中で気象情報を取るくらいさほど難しくはないような気がするのだが。そうすれば不便も最小限ですみそうに思う。いかんいかん、とめたJR西日本の安全管理に敬意を表しよう。岡山運転区は尼崎とはちがうのだろう。
2007年05月11日
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大きなお世話だと言いたい人も多いんじゃなかろうか。「子供はできるだけ母乳で育てて」「早寝早起きの習慣を」「行儀作法は家庭で」母乳が出なくて悩んでいる人には余計な圧力だ。教育再生会議にいくらお金を使ったかしらないが、その結果がこれかとあきれる。男の発想だろうな。こういう人に限って「昔は母乳で育てるしかなかった」「だから愛情がつたわって・・」 とくるんだろう。昔だってもらい乳ということばがあったはず。ホルシュタインもどきのうちの女房もダメだった。大きければ出るものでもないらしい。早寝早起きがさせたかったら、親ができるように帰宅させてやらねば、絶対できない。過労死という言葉が流行語になるような社会とは縁遠い話だ。「マナーは小さいときに家庭で・・・」赤信号を守らないのも、電車の順番を守らないのも大人がやっていることだ。だいたい、役人がセクハラしたり、脅迫したりしているご時世、大人の再教育の方がよほど現実味がある。そこに流れているのが「自分さえよければいい」という意識で、それがいかん、と非難する人はいても、実際にこの意識を否定している人は少ない。こんな事いってるようじゃ教育再生せんわ。子供に手本を示せる大人が何人いる?党利党略に走らない政治家が何人いる?再生の結果が出る頃には再生会議の委員は皆いないだろう。
2007年05月10日
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社説に大幅に紙面を割き、環境・エネルギー・食料・外交などについて個々に21もの社説を並べ立てている。これは近年にない良い企画だと思った。普段の限られたエリアでは、時事も含めてそう詳しくかけるわけがない。時事はタイミングも大事だし、理念に近いようなことはなかなか書きにくいだろう。マスコミがどうかかわって行くのか、 いわば「朝日の憲法」みたいなものを明らかにしたのではないかと思う。9条についてはアマチュア無線家の「9条の会」。 戦中、戦後はアマチュア無線は禁止された。たかが10Wでもアメリカ本土まで電波は飛んで行くのだ。民衆レベルの交流は今のインターネットだったに違いない。普通の人が普通に会話をして仲よくなったら戦争なんか起きない。インターネットはリアルタイムとは言えないがともかく意思の交流は可能。アマチュア無線ならばリアルタイムだ。今は閉局状態だがまた再開する機会に恵まれるかもしれない。9条アワードまでつくっているのは面白い。地元版にこれも9条の話題で高校の恩師が載っていた。昔から年齢不詳で、若くもみえるし老いても見える人だったが、やっと年齢がわかった。高校当時は30代後半だったのだから若いというべきだったのだな。この人はオランダ人だが、隣のユダヤ系の人がナチに引っ張られたのを目の当たりにしたという。9条は日本が誇るべきものだ、と述べていた。昔から私の母校は自由の雰囲気が強く、「何をしてもいいが自分で責任をとれ、とれないようなことはするな」だった。図書室の司書はベ平連の活動家だったし、ホームルームで政治の話を取り上げても担任はにこにこと聞いているという風だった。外国籍で参政権のない職員も多かったから内心快哉を叫んでいたかもしれない。ともかく、日本はこれからエネルギーにも食料にも、財政も厳しくなることは目に見えている。それにどう立ち向かうのか。ガソリンがなくて飛べない戦闘機を持ったって仕方がないだろう。アメリカに盲従することが世界のためになるとはとても思えない。酸素を供給してくれる緑を守り、そこそこの便利さと健康をもって、持続的な社会を目指すべきときだと思う。
2007年05月03日
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西武球団の奨学金問題から広がった特待生制度の話。私立中学からは野球の衰退につながるという意見書まで出たという。この問題は、学校経営のことと深くからんでいる。例えば新設高校が生徒を集めねばならない。名を売るためには進学校を目指すか、スポーツや部活に力を入れるか、どちらかだ。そうなると優秀な選手(候補)を集めねばならない。特待生の制度は「君は野球をやることで本校の広告塔になれ。学費はまけてやる」露骨に言えばこうだ。多分、どこまで勝ち進んだかで評価が決まり、「去年は5割引だったが今年は打撃成績が今一つだったから3割引だよ」といった具合だろう。で、特待生に対する割引の負担は当然ほかの生徒にのしかかってくる。「なんであいつだけが」はどこにでもある話だ。野球以外の競技では文面で禁止されていないものも多いらしい。 いかにも「成果主義」の世相を反映している。かつての名選手たちはどうだったのか。早実の王、立大の長嶋、明治の星野、田淵ら。今ほど商業主義には流されているまい。が、スポーツには金がかかることも事実。そしてスポーツで飯が食えるのはごく一握りの人たちだ。特待生で入り、故障であきらめざるを得ない人だっているはず。広告塔の価値がなくなった高校生の扱いはどうなるのだろう。退学だってありうる。「金持ちしか野球のできない時代」になりつつあるのだろう。それが現在の規制緩和だ。高野連はあるべき姿を示し、筋を通すべきだろう。監視が不十分だったことは認めなければなるまいが。でも、不十分な期間は十分に長かったのも事実だろう。
2007年05月02日
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朝日新聞に「海外の提携紙から」というコラムがあり、バンコク・ポストの記事が取り上げられている。先頃、バイオエタノールよりもディーゼルの方が効率がいいのではないか、と書いたが、なんとバンコクのある科学者が鶏肉の脂肪で動く燃料をつくったという。タイは、日本への焼き鳥供給国のトップであるが、 脂肪はどちらかといえば廃棄物なのだ。畜産業で、肉は高価に売れる。次が内臓、実は私はあまり好きではないが国際的には「内臓を食わずして食肉を語るな」というほどのものらしい。そして残るのが骨と脂肪だ。鶏の脂肪は、実はラーメンのだしにはかかせないものだが、酸化もしやすいので程々に、となる。豚のラードも揚げ油になる。ラードで揚げたコロッケは実にうまい。牛脂となると少し融点が高くなるし、すき焼きのトロッとしたあの食感がこたえられない、という人もあるが悪玉コレステロール原料の代名詞みたいに言われる。骨は焼却し、骨炭としても使えるが、あまり価値はない。価値のあるのは、食品、飼料、肥料の順である。ところが、脂肪は土壌細菌でもなかなか処理できない。もちろん時間をかければ処理できるが、基本的に水に溶けないものは酵素反応もしにくいのだ。その邪魔っけな脂肪が燃料に使えることは大きな意味がある。ディーゼルエンジンに使えるということは、かなり多様なものが使えるということだ。寒冷地ではディーゼル燃料が固まるというのは有名な話だ。だからディーゼル車で寒冷地に行くときは、現地の燃料を使え、という。大豆油だって冷蔵庫に入れたら白く固まってしまう。石油ではワックスと呼ばれるものだろうが、植物油なら飽和脂肪酸だ。不飽和が混じっているから液体でいられるのだ。これはなかなかの記事、と思いながら読んだら、最後に「もともとディーゼルエンジンは植物油を燃料として使うことを想定してつくった。それを石油に奪われただけだ」と書いてあった。これには驚き。今まで、ブログに書いたとおりのことが後日マスコミに載ったりしたこともあるが、発明者のディーゼルの先見性はすごかったのだな、と思う。 廃油の原料なんてほかにいくつでもありそうだ。
2007年04月29日
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昼のニュースでバイオエタノールを混合したガソリンが発売されたことを報じていたが、バイオエタノールったって、平たく言えば焼酎かウォッカみたいなものだ。要するに酒だ。酒はデンプン原料を使って造り、エタノールはこれを蒸留して濃度を上げる。http://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/K2007042603000.html にも書かれているが、動物の飼料に回っていた分が燃料用に回ることで高騰が始まっている。しかし、このバイオエタノール、効率が良いとは思えない。デンプンを直接アルコールに変えられる酵母はいるが、発酵のときに二酸化炭素を出す。二酸化炭素を酵母に出させるときには黙っていて、車が出すときに「二酸化炭素を出さない」の強調は変である。化石燃料を使う限り二酸化炭素は増え続ける。たとえば蒸留の時に化石燃料を使えばしっかり増えるのだ。むしろ植物油を直接使える(若干の化学処理はあるにせよ)ディーゼルエンジンの方が全体的には二酸化炭素が少なくなるのではと思うのだ。日本では自動車エンジンとしては普及していないが、ディーゼルエンジンは熱効率もいいと聞いている。今後はセルロース系の廃棄物からブドウ糖を生産することが課題になるだろう。動物を食べることもエネルギー的にはもったいないのだが、栄養的にも動物を食べないわけにはいかない。今、廃棄しているものを利用するしかないが、植物繊維はなかなか一筋縄では分解できない。リグニン、ヘミセルロースが分解の邪魔をする。バナナの木、サトウキビの搾りかす、こんなものを利用しなければならなくなってくる。 または、食べるものを我慢して燃料に使うか。これからは我慢の生活の時代かもしれない。戦争なんかで無駄なエネルギーを使っているときじゃないことだけは確かだ。
2007年04月26日
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