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再生紙と表示するのにあまり古紙を使っていないと言う、品質的にどちらがいいのか知らないが、名前と中身が違う事件がまた持ち上がった。社長は「技術的に云々と言っていたが、これは建て前で、おそらくはコストの問題と考えるべきだろう。再生紙の方がコストがかかるはずだ。パルプならばそこそこの漂白ですむが、古紙の場合はいわば「洗濯」が必要なのだから。インクを洗い流して、やっと使えるようになるし、もう一つは起源が何か分からないので、分別作業がいるはず。これはコストそのものだ。「儲かりゃ何をやってもいい」というか、そこまでやらないと儲からない構造なのか。今朝のフジテレビでは、「書き心地も変わらない」としきりに品質の違いのなさを報道していた(目覚ましテレビ)が、製紙の時の仕上げ加工で、表面処理をしているのは常識だ。だから同じように書けるだけで、こんなことをことさら取り上げるのは底の浅さを物語っているようなもの。マスコミからして偽造っぽい。もっとよく勉強して欲しいものだ。前々から、再生紙については「これって何の裏付けもないんだけど」と思いながら「再生紙」と書いてある名刺をよく見たものだ。そして、事務用紙の再製品もきれいすぎると思った。昔、学校で使っていたわら半紙みたいな色、多分リグニンだと思うが、あの色を感じさせるものではなかったから。不自然なのだ。まだこれからも出てくるだろうな、そしてそうやって儲けたら、その金は政界へ流れている。 規制など甘いもんだ。
2008年01月18日
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調査船にクジラの保護団体の会員が乗り込んできたと言う話。オーストラリアも基本的には捕鯨反対のようだが、BSE騒ぎのアメリカ牛肉を一日も早く輸入しよう、とした勢力と、捕鯨をやめない、と言う勢力は何か根が一緒な気がする。BSEの時、「他の牛肉で、或いは豚肉で何が困る?」と書いた。同じように考えて見よう。「捕鯨をやめたら、困るのはだれ?」日本は確かにクジラを食べる文化がある。しかしクジラを食べねばならない、と言う必要条件ではない。政府がえらくクジラ文化にこだわるのは、そこに利権が潜むからではないのか?勝手なもんだ。「日本の伝統的な労使関係」は見事に崩した。喜んだのは財界。「クジラを捕るのはやめない、日本の固有の文化だ」今、クジラを食べなきゃ夜も日も明けぬ、と言う人は日本に何人いるだろう?クジラは必須栄養素じゃないと思う。その昔、鯨油が欲しくてどの国も捕鯨に走った。多分それは石油に取って代わられ、衰退した。石油に代わった国がクジラを捕るのはやめよう、と言っているのではないのかな、と思う。 日本だってやめようと思ったらやめられるレベルになっているだろう。クジラを食べるのも犬を食べるのも文化だろうが、お互い自分の中で理解できないことには反発するものだ。で、捕鯨を続けることで誰かいい思いをする人が政府を動かしている、と考えると、私としては非常に納得いくんだが・・・
2008年01月17日
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ろくな説明も論議もないままテロ特措法は再議決で成立した。1年間、また壮大な無駄遣いが始まる。「憲法の規定に従って」二言目にはこれを言う自民党の伊吹氏だが、かくも厳格に憲法の精神が生きている政治をやってきていたら、こんな荒れた日本にはなっているまいに。今回のイランの騒ぎは、石油利権の独占をしようとしたアメリカがしかけたことだ。武力による鎮圧は欧米の得意とする論理だが、それに見事に日本は乗っている。(乗せられているか?)アメリカさん、欲張るなよ、と言うことがいえない隷属日本だ。揚げ句、国際公約だ、最重要課題だと?イラク関連の争いだけでどれだけの二酸化炭素が出ていることだろう。そしてそれで何が生産されているだろう。何もない。破壊行為と殺戮、少しもおさまらないではないか。アメリカのやり方は破綻しているのだ。北風ではますますこじれる。日本は中東諸国と比較的悪くない関係にあるのに、それを生かそうとしない。仲裁にはいることこそ国際貢献だと思う。「まあまあ、あんさんら、喧嘩はやめときなはれ」がなぜいえない?隷属、盲従しているからだわな、アメリカに。これこそ構造改革が必要なのではないか。
2008年01月11日
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ニューハンプシャーで僅差ながらクリントンがオバマを振り切った。でも、その直前のオハイオでは負けていたので、よほど嬉しかったのだろう。しかし、私は彼女の言葉がどうも気になる。「衰退して行くアメリカを見たくない」今、地球環境に最も後ろ向きな国はアメリカだ。次いで日本。今までの贅沢のツケが回ってきていると言うのに、これからも化石エネルギーを使い続けると言うバカさ加減。アメリカは己の傲慢さを反省するべき時だ。アメリカを中心に世界が回っているかのような思考はすでに時代遅れ。アメリカの哲学は違うのかも知れないが、「栄枯盛衰」と言うことをもっと認識するべきだ。イラク戦争への反省もなく、地球の酸素は減り続けている。いつまでもアメリカ資本主義が中心であるわけがない。オイルマネーの流入はかつての円流入とは訳が違う。資源大国のアメリカでさえヤバいと思うからイラクでの権益確保のために起こした戦争だ。資本主義を徹底するなら、乗っ取られることもあろう。オイルは強力だ。共和党の施策は誤っている。
2008年01月10日
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原子力を学ぶ学生が減少していると言う。今、原発は稼働率も低く、その気味悪さに「原子力を専攻している」と言えないようなムードが漂うらしい。ヨーロッパではすでに脱原発の方向が出ているが、日本の動きは鈍い。もう原発の初期のものの廃炉が20年ほどに迫っていて、解体する技術者がいなくなるのでその対応として原子力工学科を作ると言う、なんとも姑息なエネルギー政策だが、このエネルギー資源のない日本で、ほんの50年ばかりの寿命しかない原子力発電所を作って、本当に二酸化炭素の排出量が抑制できるのだろうか。建設と資材の生産、そして高レベル放射性廃棄物を処分するエネルギーで収支が合うとは思えないし、疑問を解決してくれる収支計算も見たことがないのだ。一方、これも国の策で行われた杉の植林。間伐ができず、山が死ぬような結果になっている。薪で発電などと言ったら非現実的なのだろうか。風力発電も管理が悪くて壊れたり、使えなくなったりしていると言う話も聞く。何によらずこの国は迷走している。廃炉のためだけに技術者を育てるのか。原子力と言うのは真の姿が分からないように隠されているのではないか。御用学者とアメリカ追随主義者が「要らんことを言うな、知るな」で進めてきたのではないのか。そんな姿勢が何より迷走を深めている気がする。本当に安全なのなら、大都市近郊に作るのが経済的なはずだが、そんな原発は一つもない。
2008年01月07日
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包丁を持ち歩いて人を傷つけるような行為にどうして走るのだろう。「知事を殺したら偉くなれる」と言うようなレベルの低い発想はどこから出てくるのだろう。こんな変な事件が明らかになると時代の閉塞感をマスコミは何かにつけて取り上げたがるが、本当に学力が、と言うよりも学習力が落ちているのかも知れないと思う。 「名誉の戦死」なんて刷り込みが現代に生きているとも思えない。かつて社会党の浅沼委員長を刺殺した山口某の時代ではない。何だか、ホリエモン事件あたりから「人生、バクチ」のようなムードがあるように思えてならない。時々、メールでもハーバなんとかと言うところから送り付けられてくるが、どうもマルチ商法のようなのでそれ以上手を付けないが、「どうせうかばれないのなら・・・」と言う風な思考が働くのだろうか。 人生、思うようには行かないし、穴ぼこや谷もある。でも 絶望することなく生きて行くと言うことが一番大切なのではないか。絶望しないと言うことは設計能力があると言うことだ。もちろん設計通りには行かないけれど、壁に当たってまた新しい道を探す、設計変更もできる。バクチよりも科学的に生きる方が努力のしがいがあろうと思うのだが。若者がバクチ的に生きるのは恐ろしい。
2008年01月06日
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これは昨日の朝日新聞日曜版の切り抜きだ。ごらんになった方もあるかも知れない。私は、この記事を読んで見て、書いてあることが理解できなかった。2人の組の写真が複数あり、その中に右左を変えた物があって、その2枚について逆の選択をしたのではないかと考えられるが、それがこの文章からはすぐにはイメージが導入できないのだ。私たちが論文を書く場合、緒言でその実験を行った目的を述べ、実験方法を書き、その結果と考察を書いて締めくくる。ところが、この書き出しはそのどれにも当てはまらず、 解釈に苦しんだ。文章の導入部分は、その文章に読者を引きつけるため、結果を端的に書くことが多いと思うのだ。例えば「ある大学で奇妙な実験が行われた」これに続いて「どんな方法で」があり、結論があって、文章になる。特に学術論文は、結果としての事実と、推論は完全に分けなければ意味がない。この文の場合、全体はのせていないけれど、どんな実験をしたかがまるで書かれていない。文章を書いて飯を食う人が書いたにしては大外れだ。書き手の技量が落ちてはいないか?「他に解釈のしようがない」ような文章でなければ、プロとして失格だと思うし、「どう解釈したらいいのか分からない」のも同レベルだと思う。この意味では玉虫色が得意な「政治の話」はどれも失格だろうが。 作文力が劣ってきているのは子供だけではなさそうだ。コミュニケーション能力と言うべきかも知れない。軽いメールは楽しめても、重い話は敬遠と言うところか。
2007年12月24日
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政治資金規正法が改正されたが、よほど政治家と言うのは懐具合を知られるのがいやなようだ。公金を使う「政党助成金が記録・公開の対象外(5万円以下)」全く人をバカにした話だ。事業の助成金を受けた際、「これは税金を使うんだから不正があっちゃ困ります」とがんじがらめの書類をそろえさせられた。それが政党助成だとなんでこんなに甘くなるのか。「どんどん使っちゃってください。細かいことは言いませんから」納税しているものには厳しく、税金を食って生活している輩には甘い。法の下の平等に反するではないか。自分たちでかき集めるのがどこからか、これだって明らかにしないでいいところが残っている。順序としては税金部分から明らかにして行くべきだと考える。もちろん、1円も漏らさず。税務署に申告に行って、1円違っていると、文句を言われるのをご存じか?1円の重みが分かっていないんじゃないか?そんな人に、自由だとか民主とかを言って欲しくないのだ。経費がかかる、手間がかかると言うなら政治家をやめればいい。そんな奴らに庶民感覚の政治はできないから。感覚のかけ離れた政治に、支持は集まらない。支持しているのは甘い汁を吸う虫たちだけだ。
2007年12月23日
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通勤途上でのFM放送で森口博子さんがゲストにでていた。「この年になって、結婚はともかく出産のこと、考えちゃいますよねえ」そうそう、と相づちを打っているのはパーソナリティーの女性。うーん、結婚に適齢期はない、と言うが、出産には適齢期はあるよなあ。何せ育児期間が長い。自立までに少なくとも15年はかかるのである。大学院まで行かせたらさらに10年だ。その間に発揮しないといけないエネルギーは、残念ながら50歳を超えたら確実に衰える。55才の今なら、仮に障害を持った子供(孫)を持つことになっても、まだなんとか手伝ってやれるだろうが、10年後となるとちょっと自信がない。親だって、あの爆発的なエネルギーが発揮できるのはまあ40代前半だろう。男親の私でさえそう思うのだから、実際に妊娠、出産をする女性の方はもっと深刻だろう。やっぱり20代で出産しておいた方がいいと思う。仮に25歳で出産したら30までは両腕に子供を抱えてと言うような体力もまだある。親の方もまだ50台だからなんとか1人くらいは振り回せるだろう。そのくらいのロードマップが引けない社会的状況なら、少子化対策なんて無力だ。出産時の費用なんてその後の教育費用に比べたら微々たるもの。微々で片づけようとしていたら、絶対解決しない。教育の高さが武器になるのじゃないか?世界平和のロードマップが描ける子供を作れば兵器は不要、二酸化炭素も減ろうと言うものだ。ヨーロッパの国境撤廃を見習うべきだ。アメリカは時代遅れ。
2007年12月23日
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ODAについてはこの間までその投資対効果の杜撰な管理がマスコミで取り上げられていたはずなのに、今朝の社説ではそのことには全く触れず、「金がないからと減らしていいものか」と述べている。防衛予算が減らされていないのに・・・これは私も同意するが、だからといってミャンマー政府のように民主勢力を抑圧するような国に援助を続けるのか?と疑問に思う。ODAがいったい何に使われているのか、めったに我々はその詳細を知ることができない。外務省の把握もあいまい。(防衛省のそれよりはマシか)必要と主張するのは勝手だが、これまでの杜撰な管理を押さえた上での発言であるべきだ。 「声」欄の若者たちの意見に、「思いやり予算をやめろ」と言うのがあった。頼もしい。防衛大臣が移設の費用が1戸当たり7000万は高すぎる、と批判したが、この感覚が欲しいのだ。アメリカの基地移転に日本の予算を使う必要がなぜあるかも説明は不十分。脱アメリカ、食糧自給、これなくして日本の再生はない。
2007年12月23日
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阪上孝・後藤武 編著 中公新書1918 副題は計・測・量・謀・・・ となっている。まだ読みかけなのだが、度量衡と言うのを昔は自由に決めていたらしい。荘園の地主と小作の関係だから、例えば税金が「升一杯の小麦」と言う風に決めたら、その升がどんどんと大きくなるのだそうだ。搾取のし放題だが、これでは取引ができないと言うので有名な「メートル原器・キログラム原器」がフランスで作られ、日本にも条約に従い1つあるそうだ。ところがこれも恣意的に操作される恐れがあるので、例えば炭素原子何個分、とか言う「アボガドロ数」とか、プランク定数を引用した方法が検討されているらしい。長さは光が基準になっているので「不変のもの」を利用しているのに比べ、キログラムはかなり遅れているのだそうだ。これから面積の話とか、リモートセンシングの話になるらしいが、ここに書き直すにはやや難解。それにしても「はかる」と言う字にはたくさんの漢字が当てられる。計測となると科学の世界かと思うが、謀略になればどうももっとどろどろした世界だ。もっとガラス張りにすればいいと思うが、既得権者はこれに反対する。これも謀か。なかなか一筋縄では行かないようだ。
2007年12月19日
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中教審はまことに時代遅れと思うことが端々に出てくる。「ゆとり教育がダメだったから多少詰め込んでもいい、暗唱も」などと支離滅裂。ここまで言うなら、「物事を深く考えない、従順な人づくりを目的とする」と明言する方が遥かにわかりやすい。文章は簡潔を基本とし、誤解を招くような表現をしてはならない。これはビジネスの初歩の初歩だ。科学的でない思考は、風評を拡げ、デマゴギーに陥りやすい。それで大成功を収めたのが衆院選だった。「郵政民営化」がどれほどのものだったか。最近、満期になった簡易保険を取りにこいと言う案内状など、噴飯物であった。いわく、「契約時の性別が判断できる書類」「運転免許証は性別が書いてないからだめ」「5年以上前に発行された証明書類」を持って来いと言うのである。性別が確認したけりゃあトイレにでも行けばいいだろうし、約款に「性転換しないこと」などあっただろうか。それだったら裸になったろか、と冗談に言ったほどである。民営化の前はそれこそ家まで現金を持ってきてくれ、にも応じていた。それだけに人を雇うのはムダと言うものだが、地域の人と顔なじみと言うのは何よりの強みだったはず。国の赤字は、何よりも官主導で 消費が進み、議員がそれに無条件に近い状態でハンコを捺す、と言う構造の結果であると私は考える。だからそういう構造に組み込まれていない議員を通すのがよいと思っている。それが防衛問題で見事に明るみに出た。事務次官が大臣にたてついたと言うのは癒着構造から来たものだと考える。非科学的思考は風評に流される。イランの核武装という風評で小泉が踊ったのがその典型だ。 それだけでいくらの無駄遣いをさせられたことだろう。そのために彼が減俸になったと言う話も、返上したと言う話も聞かない。ツケだけはきっちり回されるのである。そして渡部担当大臣による特殊法人の改廃問題。同じ穴のムジナである自民党の大臣に改廃などできるわけがない。役人はきっちりたてついている。悪いが渡部氏が自分の政治生命を懸けて本気でやっているとはとても思えない。その構造を壊すことは、即自分の首を絞めることになる。実際に絞めたのは故松岡農水相だが、そんなものと考えるのが科学的思考だろう。そうやって突き詰めて行くことが科学であるとしたら、今までの国民教育は実にうまくやってきたわけだ。中教審はその先頭を切ってきた。委員の面々を見れば、後30年もすれば生存が危ういような年の人が大半。日本がどうなろうと、自分が生きている間、安定して生活ができればいいのだ。そういうのも事務官の選んだ結果だろう。本当に日本の将来を憂えるなら現役のばりばりを持ってくるべきだ。彼らなりの安定は、今の委員ではできないことが分かっているはずだから。
2007年12月09日
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ランクが低いと評され、文科大臣が(これがまた兵庫選出で)「中教審に考えてもらわないと」と言うようなことを言っている。そもそも、その発想がおかしい。こと教育については自民党に全幅の責任がある。それが間違った方向に来ている、と言うことは存在そのものが無意味か、根本的に考え方を変えねばならないと言うことだろう。だいたい、イラク特措法の給油問題だ。これからして、全く科学的根拠に欠ける。「世界から感謝されている」当たり前だ、無料で給油をしてもらって怒るやつはいないだろう。それにいくらかかり、どこにどう有効に使われているのか、それが科学的根拠なのだ。それなしに成立だけを急ぐのは、非科学そのものであって、「答えだけ出ればいい」と考える小中学生を笑うことはできまい。政治資金規制、天下り、贈収賄、松本清張が「点と線」を著した時代から、根本的に構造は変わっていないのだ。言うなれば自民党政治が非科学そのものなのである。「理屈通りには行かない」のが政治の世界だと誰もが言う。しかし、あるべき姿は「理屈通りに進む」政治だろう。それが科学だ。まさに社会科学なのだ。 ところで、大阪府知事の候補になんでタレントやニュースキャスターの名前ばかりが出てくるんだ? 「とにかく知事をとればいい」ではなかろう。地方では大連立を検討する、と言うこの身勝手さ!まずはその背景を科学的に、納得のいくよう説明してもらいたいもんだ。
2007年12月05日
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先週末にあったビートたけし主演の二部作、原作は松本清張。単なる推理小説に終わらず、政治腐敗の疑獄にも突っ込んでいる。1950年代の作品だったと思うが、防衛省の不祥事を見るにつけ、構造は何も変わっていないのだなあと思う。本当に悪いやつはいつも笑っている。構図は簡単、世の中はヒエラルキー構造だからだ。トカゲのしっぽはたくさんあって、その時に合わせてそれらしいものを切ってきた。中には九尾の狐や八岐大蛇みたいなのもいるかも知れない。政界に目を向けると、今回のしっぽ切りで人材がいよいよいなくなった感がある。来るところまで来たかなと言うところだ。小池百合子氏はこの辺をかぎ分けてさっさと辞任したのかも知れない。今回の贈収賄については、「点と線」にない面白み?がある。それは、容疑者が比較的簡単に自白をしていること。宮崎氏然り、守屋氏も割と簡単に口を割る。これから劇場本番が始まるような気がする。政治家がからんでいるのは間違いないと思う。何と言っても防衛費は巨額だ。事務屋風情に動かせるわけがない。それにしても額賀氏の証拠は失笑物だ。会議室に入るところでポーズを撮った写真なんてちょっとないだろう。家族と食事に行って、写真なんか撮るだろうか?どのカメラで撮ったの?日付も「あとから入れられる」時代、録音なんかいちいちとるものだろうか。民主党がどんな情報を持っているのか分からないが、できるだけシャープなものであって欲しい。
2007年11月28日
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大崎茂芳 著 中公新書これは面白かった。生化学の本なのだが、コラーゲンはコラーゲンとして摂取してもコラーゲンにはならないと言う事を化学的に説明してある。謎かけみたいだが、たんぱく質と言うのは消化されてアミノ酸になる。プロリンとリジンがあり、そこにビタミンCが加わることで初めてコラーゲンになるのだ。(代表選手だけのこと。他にもたくさんのアミノ酸が必要だ)コラーゲンは人(に限らないが)の皮膚、筋肉、腱、骨の重要な構成成分。血管もそうだ。ビタミンCが不足した時になる壊血病は、血液を閉じこめておくコラーゲンが生成されなくて発症し、体のあちこちから体液が染み出してくるわけだ。海洋性コラーゲンには笑ってしまった。魚からとったコラーゲンだそうだ。。要するに煮こごりだ。 ありがたがるほどのものではない。また、コラーゲンが入っている(これも正確にはゼラチンと言うべきだが)事を謳った食品や化粧品が呈すると言う効果ははほとんどうそだ。皮膚は外界から異物が入って来るのを防ぐバリアなのに、それを通って吸収されるわけがない。仮に経皮的に入ったら、そこで抗原抗体反応が起き、炎症を起こすだろう。食べたら、一旦アミノ酸に分解だ。そうしてまたコラーゲンに合成される保証はない。コラーゲンだけが人体ではないのである。コラーゲンは、その存在するところによって、一方向にしか変形しなかったり、どちらにでも伸びたり、固かったり柔らかかったりと変幻自在にその特性を変える。が、年を取るともろくなる。高齢者の骨折は治りにくいと言うが、その原因はコラーゲンの合成速度に比例するようだ。TVで水溶性コラーゲンなんてやってますが、あり得ません。ゼラチンです。「心を込めて」なんてこれもあり得ません。装置を動かすのは手足です。 生化学なんて・・・と言う人も読めるような本ですよ。
2007年11月26日
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ロイターの記事に「もう我慢ならん」と載っていた。財政健全化のために増税だと言う。お金持ちは「集めりゃ出てくる」と思っているのか。一昔前は法人税もそれなりに高く、「儲けた者が吐き出す」構図があったが、今は「会社は儲けるのが仕事」「儲けさえすりゃいい」風潮で、行き着く先が赤福や船場吉兆の姿ではないかと思わせられる。税金が有効に使われているとは思えないことがどんどん出てくる。明石大橋、田舎の高速道路、防衛省、役人の天下り、アフガニスタンの海上給油、米軍思いやり予算。「もう我慢ならん」のは貧乏人の方だ。消費税は逆進性が何よりの問題であるのに、「上げるしかない」およそ買い物をせずに過ごそうと思えば自給自足しかないだろう。非現実的だ。国民の買い物の度に税金が取れるとすればこんなに楽なことはないが、買い控え、景気低迷、財政難と言う負のスパイラルも味わったはずだ。まず不要なもの、投資効果の少ないもの(武器なんてその最たるものだ)に金を使うのをやめよう。家だってまず無駄遣いをやめるのが基本だ。その次にどうやって稼ぐかがあるのだ。これだけいるからこれだけ頂戴、は子どもの経済感覚だろう。自分のいいたいことをかわりに言わせる諮問機関こそムダではないのか。
2007年11月19日
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同じ熱量当たりの値段は薪が石油の1/3位なんだそうだ。折りからの原油高で、20万円と言う価格にもかかわらず、薪ストーブが売れていると言う。そう、石油が不自由な時代はこうだったんだ。母が子供のころ、山へ柴を取りに行くのは兄弟の日課みたいなもんだったと言う。囲炉裏だって薪ストーブ。今の住宅様式では煙とは同居できないが、煙でいぶされて家の梁は随分長持ちしたらしい。私の子供のころから、石油の埋蔵量は30年とか50年とかで底をつくといわれていた。その時期が来ている。次から次へと探索により油田は発見されているが、有限なエネルギーだ。天然ガスはもう少し持つだろう。けれど、材木を燃やすことは二酸化炭素を増やさない。間伐材や雑木の利用で発電をする発想に切り替えて行くべき転換点ではないのか。自動車がいつまで石油で走るのかは分からないけれど、メジャーからのくびきが放たれ、アメリカが凋落して行く日は遠くないのではないかと思う。イランで失敗しているアメリカに石油は流れて行くのだろうか。エネルギーも食糧もない日本。どこが独立国と言えるのだろう。バイオマスエネルギーへの転換と農業重視の政策が出るまではやはりアメリカの属国だ。
2007年11月18日
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吉兆は料亭から食品メーカーになったようだ。が、その割には衛生管理に疎かったようだ。また「反抗するなら金やらんぞ」と言う体質もしっかり温存されていたようだ。日もちするから張り替えろ、という指示も、言った方が忘れたって言われた方は覚えている。何でもそうではないか。しかし、食品の賞味期限は、実際のところ決定するのは難しい。食品の変質は化学的な変質と微生物による変質が平行して起き、しかも環境によって大きく変わってくるので、販売後に置かれた条件に寄るところが大きいからだ。しかし期限を付けないわけには行かないので、最後は「えいやっ」的な決定になる。大きく外れていない限り、それを批判する方も根拠は乏しいのだ。多くの場合、加熱処理をするのでよほど特殊でなければその時点で細菌数は非常に少なくなるが、残っている可能性は否定できない。特に「芽胞」と言われる状態になるとなかなか死なない。ところが、例えば食塩が高いとか サンドが高いとかいう状況では細菌は増えない。腐敗しないわけだが、酵母は生える可能性がある。酵母は加熱すれば比較的簡単に死ぬが、その食品が密閉状態か、開放下にあるかで大きく変わる。メーカーとしては日もちする条件をいろいろと組み合わせて工夫しているのだが、再現性は高くない。だから結局えいやっになってしまうのだ。「日もちするんだから」と言って、「じゃあいつまで持つんだ」に即答はできるまい。できるようならこんなことは起こらなかったはずだ。経営陣に技術屋を入れておくのは大切なことなのに、おそらく商売の稼ぎが第一だったのだろう。結局高くついてしまったと言うことだ。アクセルとブレーキを踏み替えながらのかじ取りが経営だが、どうも吉兆にはサイドブレーキさえなかったようだ。
2007年11月15日
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委員会可決で本会議に送られた。審議が尽くされたとはとても思えない。「なぜ給油が必要か」と言う疑問には全く答えていない。「国連から感謝されている」「世界から取り残される」これしか答えが聞こえてこない。借金漬けの財政をどうするのか。金がないのに支援をするのか。一方で防衛庁の杜撰な会計が出てきているではないか。天下りも解決していない。国民に痛みを味合わせて、国連にはいい顔をするのか。それが国民の総意と言えるのか。これこそねじれ政治ではないのか。国民として実感のない国家には税金を払いたくない。聞けば、国会議員の経費が一人3億円の勘定になると言う。これでまだ増税か。使わない努力をせずに何が政治改革だ。軍事費を削れ!使うべきでないこと、無駄なことはまだまだあるはず。小泉時代に改革改革と言い、タウンミーティングになぜあんなにかかる?小泉改革はポーズだけのまやかしだったのだ。
2007年11月13日
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1、文科省が水酸化カルシウムの転用を通知した。白線引きは運動会の必須アイテムだ。が、これにいまだ水酸化カルシウムを使っているところがあると言う。2年ばかり前、駐車場の指示をするために白線引きをやったが、メンバーの中に現役の教師がいた。「昔はこれが目に入ると痛くてねえ」と言うと、「いまは炭酸カルシウムに変わってますよ。だから重いでしょ」重いから風による飛散も少なくて済むのだそうだ。なるほどと思ったが、いまだにアルカリ原料を使ってるところがあったんだ。言われるまで変更ができないほど硬直しているのか、気が利かないのか、或いは知識がないのか。教育学部だって高校程度の化学はやると思うが。それに中学、高校を卒業してるんだし。「目の粘膜に刺激を与え、失明に至ることもある」と書いてあるが、「入ったら流水で洗え」までは書いていない。アルカリだから蛋白を溶かすが、人間は痛みを感じる。その時点で大量の涙が出て、なおそんな状態が続けば角膜が溶けて失明に至るだろう。その前に「水で洗う」と言う知恵は働かないのか。危険なものは使うな、はもっともなように思うが、危険なものの使い方を学ぶのも重要だ。世の中、そんなものの方が多いと思うべきだ。2、軽自動車だからと軽油を入れて走り、エンジンが止まった。JAFの救援回数激増。こういう人には免許を与えない方がいいんじゃないか。いまは試験の中に構造はないけれど、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンがあって、燃料の違いがあるぐらい常識の範囲だと思うが。 そこまで理科教育は落ち込んでいるのかと思うと、文科省の言うことなんか聞かない方が健全な人間が育つんじゃないかと思ってしまう。なぜ軽油が安いか。税制の問題はあるが、ガソリンよりも多く取れるから。そのかわり引火点が高く、火はつきにくい。だからディーゼルでしか使えない。理科ができないと生活に困るよ。生活の中に学問が生かされないのはなぜだろう。自分で筋道を立てて考えず、好きか嫌いか、使うか使わないかの二者択一教育が現況と言うならうなずける。これじゃ生活がばくちですよ。
2007年11月11日
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この数日の民主党の騒ぎは尋常ではなかっただろうが、結局小沢氏は慰留に同意したらしい。ここまでは私にも読めた。ただ、少し深読みに過ぎると思う。事実だけをとらえるならば(といって、大連立の話がどんな形で出されたかはまだ誰も分かっていないから事実ともいえないのだが)一般人は相当裏切られた感を持つと思う。しかし、「敵を欺くにはまず味方を」の部類に相当近い戦術だったのではないだろうか。民主党の政権担当能力は未知数だ。そこを小沢氏は利用しようとしたのではないか。(かといって、自民党に政権能力があるとも思えないのだが)氏も言っているように民主党のネックは「政治をしたことがない」ことだろう。でもそれは過渡期では当然のことでもある。いわば実技の能力をつける荒療治だったのではないか。そのために大連立を切り出したのかも知れない。
2007年11月06日
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浅田真央ちゃんが出てきてからの日本女子スケートはまさに破竹の勢いというところか。レベルが上がったのと若さとで怖い物知らず、と言うところではないだろうか。SPで失敗してもきちんと結果を出す。SP1位が転ぶのを予期していたかのようなしたたかぶりだった。中野選手も少しバランスを崩しはしたがトリプルアクセルを成功させての2位。日本選手の層も厚い。「真央ちゃんでなくてもできるよ」といわんばかりだった。 トリプルアクセルといえば伊藤みどりさんが当時女子でただ一人のジャンパーといわれたが、大舞台では成功場面を見た記憶がない。それに、渡部絵美さんといい、伊藤さんといい、昔の日本女子は見事にたくましい脚だったが、この頃は欧米風のスマートな脚になってきたようだ。そんな姿で、去年だったかはトリプルアクセルを2回も取り入れて成功させたと記憶しているから、この高校生、どこまで伸びるんだか。昔はアメリカとロシアの2国で優勝を分け合っていたが若い力の台頭(というレベルじゃないか)は、楽しみである。
2007年11月05日
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私の乗る駅にほど近い踏み切りで、あわや事故になるかという話。国道2号線に近く、線路との間は30mほどしかないこの踏み切りは私も毎日横切って通勤しているのだが、線路に直角でなくやや斜めに横切っているのがくせ者。つまり、センターライン側で見るのと、路側帯側で見るのとでは距離が違い、うっかり入ってしまうと自動車の後部が遮断機に当たってしまうのである。国道2号というメインストリートに出るのに、赤信号は結構長い。踏み切りの警報と赤信号とで、2段に止められるので、できるだけ早く線路を渡っておきたいのが人情だ。人間というのは勝手なもので、初めての人は長い方の距離を見て渡り切れるかどうかを判断する。そこで錯覚を起こすと、お尻が遮断機に引っかかるわけだ。今日は朝から雨だったので自転車はやめ、自動車で出かけた。帰りはもう真っ暗で、私が渡り切ってぎりぎりだったなと思うところに、後続が突っ込んできた。思った通り、一部は踏切内に残っている。そこに警報器が鳴り始め、遮断機が下りてきたが、屋根にぶつかってどうにもならない。盛んに警笛を鳴らして前に詰めろといっているが、気付いたのは私ともう1台前の車くらいなものだ。詰めろといっても、事情が分かっているから初めからぎりぎりで詰まるわけがない。幸いにもこの車の反対側の線路に下り電車がやってきた。もし上りだったら大変だったところだ。こんなロケーションのところは多くはないと思うが、無理しないことが安全の条件のようである。
2007年11月01日
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「おっちゃん、髪の毛って頭の部分によって伸び方が違うなんてあるんか?」年なりに薄くなってきた自分の鏡を見ながら聞いた。答えは「一緒」だそうだ。子供の時は、一つの毛穴から毛が3本生えているんだという。毛が多いとよく伸びるように見える。その毛がだんだん抜けていき、薄くなっていくのだそうだ。(おばけのQ太郎は毛穴一つか?)「ワシの叔父がな、若い時から見事にはげていたものでああは絶対になりたくないと思って、ワシは若い時から養毛剤使いよったんや」 そうしたらかなりの年になるまで効果があったという。ところが、それなりの年になったので使うのをやめたら急速に薄くなったそうだ。「結構高いもんや。かつらも高いけど同じ位かかったんとちゃうか」老化してくると耳の中とか、肩とか、変なところに毛が生えてくるのだという。実際、私も耳に生えている。床屋にもマイクロスコープを持ち込んだり、業者がいろいろ言ってくるらしいが、結局はかつらに持ち込んでくるらしい。女性はホルモンの関係で頭頂部がはげることは少ないらしいが、「やっぱり生きもんやな、だんだんそろそろ覚悟せいということやぞ」と言うオチで締めくくってくれた。
2007年10月28日
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1)石破防衛相、確か守屋前次官のゴルフが発覚した時に「もうお辞めになった人だから・・・」と言っていたのだが、今は「勘弁ならん、退職金の自主返還を」と言っている。この神経が分からない。信念はないのか。かばうならとことんかばえばいいのだ。体質が浮き彫りになり、「誰が敵か」がよくわかるから。世論や総理の叱りを受けて態度を変えるなら、こんな大臣はいらない。風見鶏の方がマシである。2)もう今は懐かしいほどの金大中氏拉致事件。あの時は結局うやむやになったが、やはりKCIAがからんでいたと発表された。もしこれが日本だったら、闇から闇に情報が葬り去られたことだろう。 韓国の情報公開の方が進んでいる。韓国の政治資金の公表はどうなっているのだろう。たぶんちゃんと1ウォンからになっているのだろう。5万円でどうだこうだと言っているのは多分日本だけだよ。
2007年10月24日
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先日のNHKBSで「特攻隊の生き残り」の放送があった。陸軍の特攻は海軍のそれをまねて始まったものだという。私は特攻というと、一人も生きて返ってこなかったと思っていたのだが、飛行機の性能が悪く、故障で飛べなかったり不時着したりして、実際には半分ほどは生き残ったということだ。ところが、「名誉の戦死」ができずに帰ってきたでは士気が下がるということで、福岡のある建物に収容し、そこから再び特攻に向かわせたという。「死に損ない」とののしり、暴行を働いた上官は、終戦後なんと90歳までも生きたという。この話題に取り上げられた人は学徒出陣で入隊したから相当のインテリだったはずだ。特攻が如何に効率の悪い、無謀な戦いかも十分に承知していたようだ。また、参謀クラスにも、特攻に批判的な考えはあったようだ。この番組を見ながら、要するに軍というものは建て前だけで動くなんとも浅い集団だということが分かった。そのためならうそもつく。大本営発表はおろか、特攻は全員が戦死し、軍神になったとして靖国に帰ってくると吹聴した。うその塊だ。今の自衛隊も然り。給油量の誤り、接待ゴルフ、みんななあなあだ。戦闘機の値段もうそかも知れない。この分野から、相当のお金が搾れそうだ。一機十億円、うち3億はリベート。 こんな話が出てくるかも知れない。うそつきの自衛隊は、確かに軍になっている。
2007年10月23日
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ウランが20倍にも高騰しているという。石油も高騰する、温暖化が進む、二酸化炭素を原子力発電は出さないということで、カザフスタンのウランを向こう20年分確保したといっていた。でも、原子力はそんなに簡単に語れないはずだ。仮にそうなったで、問題は2つある。一つはポスト原子力をどうするのか。20年なんてすぐだ。もう一つは廃棄物。できたプルトニウムの半減期は2万年と言われている。この処理方法が確立していない。物騒なゴミばかりが溜まるのだ。二酸化炭素の問題でいつも思う。海底に保存というけれど、それにまたエネルギーばいるんじゃないか、そして「あとをどうするのか」と言う問題に、明確な答えを見たことがない。工業立国をやめ、農業を再生するのが筋ではないかと思う。循環型エネルギー、すなわち「薪」の復活だ。二酸化炭素を吸収しまた吐き出す。難しいことは言わなくていい。
2007年10月22日
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石破防衛大臣の給油問題。アメリカの返事は「イラクへの作戦には使われていないことを信じる」「唯一の同盟国だから信じなきゃいけない」アメリカの言うことが日本をコケにしていることはもはや自明のことだし、日本が良くなることをアメリカは望んじゃいない。ひたすら自国の利益だけを追求するのがアメリカなのだ。「信じている」のが政府首脳か米軍かは知らないが、これでは政府が軍をコントロールできていないか、軍が末端をコントロールできていないかのどちらかであり、大本営発表と同じなのである。「信じる」に至っては、観念論の話であって、報告ではない。同盟が先にあるのではなく、信頼があるから同盟関係が生じる筈。本末転倒もいいところだ。給油量、航行経路を明らかにすればすぐに明らかになることだ。作戦上の機密というかも知れないが、すでに過去のことだし、偵察衛星が知っている。今さら情報公開して支障があるとは思えない。その2.防衛施設庁が問題を起こして「お取りつぶし」になったが、防衛庁本体だって負けていなかったようだ。守屋前次官の接待問題。「私はやましいことなどしていない」の結果が偽名のゴルフ、あるいは随意契約か?金に糸目をつけない軍備やそのメンテナンスが「おいしい事業」であることはこれも明らかだ。「言い値」の通る世界であることは容易に想像できる。代理店は仲介業者。そこの接待なんて、商売に反映できるからに決まっている。「やましいことなんかしていない」の次に出てくるセリフは「そんなつもりはなかった、認識していなかった」だろう。商売人が仕入れ以外で金を使うのは、すべて「売り上げ達成」のためであり、接待もその一部なのだ。それが認識できていないとしたら、何というお子チャマぶりだ。日本の役人がその程度なのか、役人はそんなものだと思い上がっているのか。「役人の子はにぎにぎをよく覚え」と言う川柳は今も生きているようだ。政商、その始まりは坂本龍馬の「亀山社中」だろう。岩崎弥太郎も同じように財閥を作ってきた。明治から体質は変わっていないのだ。また、防衛大臣は「すでに防衛庁をやめた人だ」とかばうが、民間ならば背任が成立し、追求を免れない立場だろう。一般人の感覚からはほど遠いものだ。
2007年10月21日
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赤福が無期限の営業停止処分を受けたという。冷凍問題では「気持ちは分かる」と好意的に書いたが、あんこと餅を分離して再利用していたのが事実ならこれは詐欺だ。食品は、作った時から腐敗との戦いが始まる。常温で餡であれば10%程度以上の糖分が入っているから、最近のエサには持ってこいである。あるものは乳酸を作り、あるものはクエン酸を作るだろう。ついでに毒素も作るかも知れないが、これはどんな細菌がつくかで変わってくる。で、食品というのはさわれば汚染が進み、加熱で滅菌はできる。しかし、細菌による生成物はそのまま残ることが多い。毒素も加熱で分解することもあるが、ボツリヌスのように熱では分解しないものもある。汚染したものを滅菌して使えばいいじゃないかというところになると、それはそれで害は出ないかも知れないが、もはや食品といえるだろうか。老舗には暗黙の良識がある筈だ。それを捨て去り、利潤追求に走ったのが今回の姿だろう。これはもう経営の理念の問題だ。社会に役立つことをして、お金をいただき、それで従業員も養い、経営を続けるものである。ここで良識というブレーキが外れてしまったら、ただの暴走車になってしまう。ブレーキは従業員であっても良い。ブレーキ役がいなかったのだろう。企業は、「営み」の時代があり、そこから経営の時代に入る。利潤は適正か、自分のやっていることが世間的に問題のないことか、客のためになることか。残念だが、社長の暴走が止まらなかったのは、企業の問題かも知れないが、「儲けなければならぬ」資本主義の宿命かも知れないと思う。「悪貨が良識を駆逐する」のが現在ではないか。防衛次官の問題といい・・・
2007年10月20日
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夕べこのニュースを聞いて、まさかと思い、次にくも膜だろう、と思ったらドンピシャだった。60歳前の人の急死というと、だいたいくも膜だ。ものすごく痛いらしい。私の友人で出血を起こした人があるのだが、後遺症もなく元気に仕事をしている。また、合唱仲間で旅先で亡くなった人もいる。前者の場合。急に襲ってきた頭痛に、「くも膜じゃないか?」と疑い、救急車で駆けつけた隊員に話したそうだ。循環器センターで即刻手術になり、後遺症も残らなかった。後者の場合。旅先で、ちょっと気分が悪いと早く休むことにし、そのままだったという。やはり痛がったらしいが、間に合わなかったという。息子が銀行に就職し、自慢気に話をしていた矢先だった。 本当にちょっとした対応の違いで生死が分かれる。私も普段は頭痛に悩むことがない。もしもの時には疑うつもりだが・・・思えばスポーツタレントの草分けか。
2007年10月19日
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加古川市で小学生が家の前で殺される痛ましい事故。加古川は新快速が姫路を出て最初に止まる駅だ。事件のあったところは静かな住宅地。神戸製鋼の加古川製鉄所や、化学工場などは臨海地帯になり、明姫幹線と呼ばれる国道250号で隔てられている。近ごろはカツめしとかが評判になっているところだ。 実はこの冬に、私の住むところでもにたような事件があった。幸いに、ケガだけで済んだが、同一犯の可能性もささやかれている。未解決なのだ。目的も分からない通り魔で、本当に気の毒としか言いようがない。状況証拠も少なく、不審者の聞き込みしか手はないようだ。40kmばかり離れた我が町でも、集団登校は前からだが父兄が付き添うようになっている。安全もただではなくなってしまった。いつからこんな風潮になったのだろう。家庭の教育力が落ちているのだろうか。神戸の小学生を殺した事件以来、子が親を殺すとか、本当に訳の分からない事件が増えていると思う。そこまで人の心が荒んでいるのかと思うと、やり切れない気持ちでいっぱいだ。
2007年10月18日
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日本での検屍によると長井さんの死因は肝臓の貫通による失血死、弾は背中から入ったという。現地の発表では肝臓から肩に抜けたと言うことで、「変な撃たれ方だな」と思ったのだが、日本の方が信頼性は高いと思う。どう解釈したらいいのだろう。逃げているところを背後から撃たれ、あのフィルムのような形で倒れたのだろうか。その時に足がもつれ、背中から倒れたのならあの映像のようになるだろう。だとしたら、これはもう逃げるジャーナリストの狙い撃ちだ。流れ弾とか、そんなものではないし、またミャンマー当局発表のようなけったいな弾の進み方でもない。実に説明がきちんと流れるストーリーが見えてくる。肝臓から肩へ抜けるとしたら、よほど下から撃たないとだめだ。あの場面からはものすごく不自然な構図になる。当局の発表には恣意的なものがあったと判断せざるを得ない。やっぱり「当局」の言うことは信用ならんわ・・・ ちょっと舛添さんに同情。でもあの発言はやっぱりまずいよ。
2007年10月06日
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なんともいい名前を付けたものだ。「姫」がつくと、少なからず白けてしまうが、小さい頃に「月の裏側を撮影した」ニュースが懐かしく思い出される。月周回軌道はアポロ計画で何度も話題に上ったが、改めて日本が自前のロケットでこんなことができるようになったんだなと、ちょっと感激だ。月という天体は結局アポロで莫大な予算をつぎ込み、何度か人間が足跡をつけたわけだが、技術の進歩を促進した以外には特に何があったわけでもない。資源を求めるにはあまりに遠いし、基地など建設して何をするか、となるとすべての資財を運ぶのなら壮大な無駄遣いになるだろう。人間が暮らせるほどの酸素をどうやってつくるかにしてもこれまた二酸化炭素がなければ酸素ができない。学術的には地球の起源にかかわる問題を相当読み解くことができるかも知れない。リモートセンシング技術が駆使されるだろう。やっぱり月はロマンだな。
2007年10月05日
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こんなこといってるうちは絶対に民主党に勝てない。5万円以上の領収書のみ公開などということは、「本気で守る気はありません」と言っているのと同じ。こだわってくれる方がよく分かるからありがたいといえばありがたいのだが。5万円という金額が合理的であるの説明がなぜできないのか。全く科学性に欠ける。1円以上(これも妙な表現だ。すべての支出で良かろうに。)公開という公明党や野党の言い分の方がスジが通っているのだ。こだわることは自滅につながる。(まあそれでも一向に構わないし、むしろその方がいいとも思う) 参院選大敗のあととはいえ、ここまで野党にすり寄る内閣も久しぶりだ。「背水の陣」というよりは丸のみ内閣の方が近いのではないか。伊吹氏の代表質問が可笑しい。「責任政党として・・・」と民主党に迫っていたが、厚顔無恥とはこのことか。自民党のどこが責任感があったのだ。年金は100年安泰、などといったのは自民党自身だろう。それがもはや破綻している。年金に関していえば、政府は詐欺である。「これだけ納めたらこれだけやるよ」と言ってからののずさんぶりはどうだ。値上げはするわ、約束の給付額の切り下げや年齢の先送り。責任をどう取るつもりか。それとも「選んだのは国民だ」と居直るのか?こっちが近そうだ。
2007年10月04日
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報道では抗議集会に11万人が集まったというが、これを受けて文科省に申し入れに来た沖縄県知事に、「何かできないかを検討する」そうだ。政府として教科書問題に介入できない、などと言ってることとやってることの不一致の方がよほどおかしいが、ともかく「削除」が誤りだったと言うことを認めたようなものだ。ただ、このことを「沖縄県民の気持ち」に矮小化してはいけないと思う。「事実の否定」という、とんでもなく非科学的なことをやろうとしたのだ。これは、自民党政治に一貫したことだ。先の 郵政事業民営化でも、人のいないところに局なんか作るわけがないのだ。「そんなことはしない」という総理の約束は付け焼き刃である。銭にならないことは自民党は絶対にやらない。ひたすらアメリカには従属するが。朝日新聞の天声人語に「さとうきび畑」の歌詞のことが取り上げられていた。これは私も抵抗を感じていたのだが、「昔海の向こうからいくさがやってきて・・」のくだりだ。台風や地震が来たのとはちがい、人間がはじめたことなのに、そしてしないこともできるのに何だか災害みたいに取り上げられている。曲は好きだし、いつか歌ってみようとは思っているが、ここだけは何かいい詞がないかと思う。でも、この度の選挙以来、「行政も動く」ことが分かった。税金を国民の意向に沿わない方向に使うのもやめさせられるだろう。数の勝負だ。自民党がやった逆の選択もできるのだ。
2007年10月03日
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小人の戯れ言、とはよく言ったものだ。これで舛添氏も大分ポイント下がっただろう。市町村はもっと悪い、と言ったらしいが、今本当に腐っているのは国会であり、中央省庁だ。地方は中央よりもレベルが低いと思っているのか?舛添さんも税金で食う味を覚えると、特別な人になったと思うのか。それこそが小人の証だ。税金ガズラーのくせにえらそうにすんなよ、どっちが小人だ?と言いたい。 小人閑居して不善をなすというから、寝る間もないほどせいぜい働いてもらわないと。でもこれで東大の先生をやっていたというんだから、レベル低いよなあ・・・それとも東大や国会議員はよほど変なのばかりを集めているのか?バッチ外したらただの人やで。バッチ外したら普通に戻ったりして!率直に謝った方がいいと思うよ。
2007年10月02日
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報道されたフィルムを見れば、これはもう報道弾圧であり、殺人だ。報道規制、情報ねじ曲げ、民主政治からもっとも遠い位置にある。北朝鮮と同じレベルと言えるだろう。(これとて報道によるものなので実際にそうなのかは分からないが)流れ弾に当たったような図ではない。ビデオカメラをもっていたから 標的と見なされたのだろう。どうかするととどめを刺しているようにさえ見える。これが戦争なのだ。何でもありなのだ。丸腰の記者に発砲することは平和な日本でこそ「卑怯・残虐」などと言えるが、戦場ではこれが当たり前なのだ。理由くらい、口をぬぐって何とでもこじつけられる。それが情報操作だ。ビルマの時代から日本とミャンマーの関係は比較的良かったと思う。しかし、独裁政権にODA援助とは、「武器を買ってください」というようなものだろう。領収証の書き替えぐらい、自民党の事務所もやるように、どうにでもなるのだ。NGOの方がよほど頼りになるのではないか。彼らには良識があるから。
2007年09月29日
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時津風部屋の力士の急死が波紋を呼んでいる。相撲の世界はもうずいぶん前に朝ドラで取り上げられたことがあったが、厳しい稽古で「かわいがる」のもいささか度を過ぎたようだ。それにしても不可解なのは親に知らせる前に「火葬の準備をした」とか、「心不全を起こした」のを「暴行を加えた」と訂正したりしている親方の姿だ。「うそつきは泥棒の始まり」と言う言葉はあるが、「もみ消そうとするのは殺人者」か。「かわいがる」と言うことが、ただのいじめであったようだ。一時、「手加減のできない子供」と言うのが話題になったことが有るが、子供がそのまま大人になったようなことだろうか。 考えてみれば、中卒で各界に入るのはいわば常識だった。だから、力士の趣味がえらく幼いような気がして、「アイドルが好き」と言ったほほ笑ましいような言葉も聞いたことがある。それだけに世間から隔離された閉鎖社会でもあるのかも知れない。朝青龍は病欠してサッカーをしていて叱られたわけだが、大人の世界ではとんでもないことである。モンゴルは、と批判する人もいたが、日本人はそれ以上に問題を持っていそうだ。厳しい人がいて、優しい人がいて、人が育てられる。厳しい人ばかりでは袋だたき状態ではないか。若者の論理の縮図が角界にある、と言えば言い過ぎだろうが、いじめというのはそんなものではないのだろうか。私は、こういった格技が嫌いだ。一番強い人がたたえられるのは分からないでもないが、自分がなりたいとは思わない。ただ、基礎ができていないと、何も本格的にはできない。だから面白くもない発声練習もしてもらわなければいけないし、できるだけ楽しくできる工夫はしている。指揮者の突っ込みにぼけてみたり、と言う中で歌い手を育てている。 双津龍と言うしこ名は覚えがあるが、場合によっては部屋の廃止もあるかもしれない。過失致死と言うよりは重過失になりそうな感じだ。
2007年09月28日
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ミャンマー(と言うよりビルマの方がなじみがいいのだが)の民主化要求デモと軍の衝突で死者が出ている。日本人も流れ弾に当たったとか報じられている。軍が国民を守るものでないことはよく分かる。国民を守ると称して、権力を守るのだ。だから、シビリアンコントロールをもっとも徹底しなければならないのだ。この国では僧侶が大変尊敬されると聞いているが、多くの僧侶が拘束されたり、総員に軍隊が入ったりとこの伝統も力の前に屈服したかたちだが、今後の展開としてさらにデモ隊は膨れ上がるだろう。普通なら内閣総辞職になるのだが、軍が政権を握っていると、なかなかそうはいかない。武器を国民に向けてくるからだ。そうなった時点でもう統治能力がないのだが、権力は甘くておいしいものらしく、「我が身が最上」と言う状態に陥る。北朝鮮もこれだ。だいたい社会主義に世襲と言うこと自体が矛盾している。さて、日本。政治と金の問題がまた出てきた。我が兵庫県選出の文科大臣が国の工事を落札した業者から寄付を受け取っていたと言う。ちょっと考えればそれが賄賂の入り口だと思うだろうに。そしてまた、総理大臣も「適切に行われていると判断」するのだろう。ま、これだけで支持率落ちるだろうが。どうせ短命内閣、さっさと総選挙をやってくれ。自民党は誰が何をやってもダメ。
2007年09月27日
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般若の能面を付けてなぜかビルの屋上らしきところで飛び上がると言う変なシーンから始まるフジテレビ系の番組だ。いきなり福田・麻生両氏の登場。フィルムが流れ、福田氏は「お年寄りが安心して暮らせる国作りを・・・」と言っている。彼は確か71歳。彼の言う「お年寄り」とはいったいどのあたりを指すのかな?? 官房長官の時代にあまりにも傍観者的な、人を食ったような口調で発言するので、この人は嫌いだった。塩崎氏も似ていた。ところで議員年金が条件が良すぎると言って批判されていたのは結局どうなったのだろう?ほとぼりがさめたからもういいか、になっているのだろうか。対する麻生氏。この人の口の曲がりは最近見慣れたせいか目立たなくなってきたが、福田氏と対照的に興奮してくると言わない方がいいようなことを見事に口にする。むっつり助兵衛と開けっ広げ助兵衛のどっちがいいかは個人の好みだろう。どっちにしても根が同じなので、大衆の要求に応えてくれる人材ではない。さて、本番。司会のキャスターがしたり顔で「あと数時間で総裁選の投票です。当日の選挙戦はしないものですが、今日は特別にお二人に来ていただきました」何のことはない、自民党の会長を選ぶだけのことなのだから公職選挙法は一切関係ない。労組や合唱団の役員選出と何の変わりもない。なのに仰々しくやるのは自民党のプロパガンダではないのか?公私混同もいいところ。そしてまた、首相不在でも流れていっている、この現実。行政が何をやっているのだろう?国会は空転、自民党の無断欠勤のおかげで仕事ができない、いわば同盟罷業、ストライキではないか。この間の歳費も払わなきゃいけないのか。また、首相が事故ある時には官房長官がその任務を代行する筈なのに何もしない。その程度の国政で間に合うのなら1000人もの議員はいらないだろう。自民党のもてあそぶ国政はもうたくさんだ。はよやめてくれ!
2007年09月23日
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アメリカ艦船に20万kl供給した、と言う記録を「80万klだった」と訂正する根拠は何か。売り上げ台帳に20万、と記入してから、売り先の購買台帳を見せられて「あ、80万でしたか、直しときますわ」と一緒、およそ公式記録とは言い難い。ならばなぜそんな間違いが起きるのか。「メータの故障」「係の読み間違い」くらいが出てくるのだろうが、それが「血税」の重さか。「どうせ無料のガソリンスタンドや。わしらの給料に関係あらへん、適当にやっときゃ通るわ」くらいのことだろう。「戦争は何でもあり」なのだ。供給先はアメリカがダントツ。米軍に組み込まれているのは明らかだ。「戦艦大和」の時代と、軍(防衛省)の感覚は何も変わっていない。家族の薬代をけちって防衛の壁だけではダメだ、隣に届く鉄砲を買おう、と言っているのと同じだ。さらに、ここに来てアメリカも地球温暖化問題から目を背けられなくなった。二酸化炭素を意味もなく出す行為が戦争だと言うことを考えて欲しい。アフガン、イラクの戦争はいったいいくらの二酸化炭素を生み出したか。空母の燃料、補給の燃料、ジェット燃料、火災、弾薬。そこからは何も生まれない。民生で出る二酸化炭素とは訳がちがうのだ。そこに投入する金が貧困を絶つことに使われたら・・国連でなくても、働きかけがなくても、「謝意」を示してくれるだろう。欺瞞に満ちた国連決議(民主党への牽制)がむなしい。
2007年09月22日
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この間図書館から借りてきた。栗原俊雄著、副題は「生還者たちの証言から」まあすさまじい話である。まだ読み始めたところだが、きちがいが刃物を持ったらこうなると言うような話だ。ちょうど女房は「大和ミュージアム」が旅程に入っているらしいが、とてつもなく大きい46センチ砲の発想は「射程距離が長い」と言うことは、着弾地点の誤差も大きい。水平線の向こうに有る敵を討つと言う、とんでもない発想。それを見えるように艦橋を高くしたら安定が悪くなるので幅広となり、「たらいのような戦艦」だったという。で、相手に当たる確率を今計算すると5%だそうだ。おまけに鈍足27ノット。できた時には時代遅れ。すでに世は航空機による先頭が主流、世界で初めて航空機で戦艦プリンス・オブ・ウエルズを沈めたのは日本軍だったと言うから皮肉と言うか。時の海軍の言い分が奮っている。「今さら血税で役立たずができましたなどと言えるか」さながら今の自民党を見る思いだ。この手の話は枚挙にいとまがないはず。箱もの行政、リゾート開発・・・沖縄特攻作戦には正面切って反対したものも多かったらしい。だいたい、陸地に乗り上げて砲台として使う、と言う発想も砲手にしてみれば「傾いたら砲台が回らない」と言うほど間の抜けたものだったと言う。戦闘の場面は悲惨だ。破片を受けて首が飛び、それらを拾い集めて血だらけになった手で握り飯を食うと言うのに何も感じなくなる。それが戦争だ。海に投げ出されたものへの機銃掃射。これも卑怯とかそういう感覚は戦争の中にいない者の感覚だと言う。要は何でもありで、敵を殺したやつが偉いのだ。今日のニュースステーション、アフガニスタン支援の補給艦から補給を受けたアメリカ軍の補給艦がそのままイラク戦争参加の艦船に給油していたと言う。戦争は何でもありなのだ。補給艦の乗組員が「アフガンのために使われていると信じている」と言っているのがむなしく聞こえる。「事前通告がないから核の持ち込みはないと考える」平和な証拠だが、こんな理屈は戦地じゃないから通るので、何でもあり、が戦争だ。国連の「日本に感謝決議」これだって何でもありの象徴ではないか。ロシアの代表の意見が正当だと思う。「アメリカにたてついてもしょうがないから」の賛成票だったと考える。
2007年09月20日
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自民党の総裁選びの演説をどうして公衆の面前でするのか。「政治をやっとるのはわしらやぞ~!」というアピールか。普通、党の内輪の問題は建物の中でやらないか?一般大衆の傍聴を歓迎しているのか。ならば給油の実態の子細を明らかにして欲しいものだ。「アメリカのためにやっていると言うのは見当違いだ」と福田氏はいうが、ならばどう見当違いなのかを教えて欲しい。給油の相手がどこの国の何で、いくらをいれて、日本の支払う総額がいくらで、その費用対効果(といってもアメリカでさえ兵士の人数を減らすと言うのに、空荷の艦船に補給してどうする?)も明らかにして説明すべきだ。聴衆がまた変。手に手に日の丸の小旗を持っているのは何?自民党の小旗ならわかる。党員か支持者だろう。日本の旗をどうして聴衆が持ってるの?自民党=日本政府じゃあるまいよ。 どう見たってやらせだよね。総裁選なんて、一般大衆には何の意味もない、ただの「コップの中の嵐」なのだ。政党の内外の問題は切り分けないといけないでしょ。でも、今誰を選んだって、いっしょだわ。民主党に問責決議案を出させないほどきちんとした閣僚って、多分いない筈。さっさと解散総選挙で今の民意を知って欲しい。アメリカに軍事協力する金があったら借金返済に回せ!それが日本の明日を作ることになる。その前に情報公開がないと。それが自由民主主義でしょ。名前は自由民主だが実態は「不自由非民主」では困ります。
2007年09月17日
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3時の休憩にwebを覗いて驚いた。「総理辞任」だ。私もさんざこき下ろした口なのではあるが、「ほんまかいな」と思わず口にしたほどだ。やぶれかぶれ辞任と言ったところか。まあ、取り巻きに恵まれない人だったと言えよう。そんなのを任命した方もした方だが、あまりにもお粗末だった。身体検査をしても出てくるわ出てくるわ。ただ、これも身内のリークじゃないかと言う気がしている。「影の内閣」が、首相を退陣させるためにやったことと考えると、ストーリーが流れるのだ。これは謎の北朝鮮船があらわれたり、ミサイルが発射されたり、或いはニューヨークのビルに飛行機をぶつけたり、と言うような事件が、通りにくそうな法案が出た時にあまりにもタイミング良く起きていることから邪推するものだ。実際、こんな事件を見せつけられて有事法が通っているし、北朝鮮からの帰国や拉致問題も、小泉人気を鼓舞するかのように起こった。横田めぐみさんのお母さんがブッシュに面会したタイミングも、「これは利用されただけじゃないか」と思えるほどタイミングがよく、しかも具体的な行動は見事に骨抜きになっている。そして今回の辞任劇。安倍総理は、拉致被害者の希望の星だったと思う。しかし、結局そうではなかった。選挙に利用されただけの実績しか残らない。民主党の小沢氏に会見を求めたが、断られた。「公開の場で討論しようじゃないか」と言う小沢氏を私は支持する。料亭政治にはもう飽き飽きした。で、首相が代わったところで何も代わらない。もう首のすげ替えだけの問題であるかのようだ。次は麻生氏か。或いは福田・谷垣と言ったところだろうか。いずれにしても、解散総選挙は完全に視野に入ったと言う思いがする。
2007年09月12日
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「残業手当が出なけりゃ早く帰る動機付けになるだろう」「残業代が出なかったら、あほらしくてさっさと家に帰るインセンティブ(誘因)になる」。舛添厚生労働相は11日の閣議後の記者会見で、一定条件を満たした会社員を労働時間規制から外すホワイトカラー・エグゼンプション(WE)についての持論を展開した。 政府は、さきの通常国会に提出した労働基準法改正案にWEを盛り込むことを目指したが、労働組合などが「サービス残業を助長し、過労死が増える」と反発。「残業代ゼロ法案」との批判を浴び、断念に追い込まれた経緯がある。 舛添氏は、WEの真意は「パパもママも早く帰って、うちでご飯を食べましょうということだ」と説明し、「家族だんらん法案」「早く帰ろう法案」などの名前にすべきだったとした。 一方、「私はずっと海外で生活してきたが、日本は労働生産性がむちゃくちゃ低い」とも指摘。ホワイトカラーの賃金は労働時間ではなく、アイデアの対価との考え方を示し、「働き方の革命をやりたい」と述べた。 だが、「さっさと家に帰れるぐらいなら過労死は起きないはずだ」と質問されると、「時間ではかれる仕事について残業代を払わないのはもってのほかだ」と釈明した。 実際の導入については「WEの問題はプラスマイナスある。今後とも審議し、検討していくのは(従来方針と)全く変わらない」と述べた。(以上asahi.comから引用)やっぱり実情がわかってないんだなあ、と思う。人事考課、昇進、そんなものに影響すると言うのがわからないのだ。陰湿ないじめもある。水面下の動きは、その業界にいたものでないとわからない。東大の先生ではサラリーマンの生活は理解できないでしょ。母親の介護をしたくらいで何もかも苦労がわかっている人だなどと誤解してはいけない。もっと深刻な介護なんていくらでもある。障害児をもってごらん、先の見えない「ずっと介護」なんだから。それも切って捨てる自民党にいる限り、なにもできない。舛添さんもただの自民党員と言うことだ。日本をお金持ちのための国にする人だ。
2007年09月11日
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ええ覚悟やないか!というよりも、これをきっかけに対米従属を続けるのかどうかで総選挙をし、国民に選択をさせるべきだ。これこそ、郵政民営化どころでない、独立の道を選ぶか、従属の道を選ぶかだ。借金大国のくせに、軍事予算は対米軍分も含め4兆円にも上っていることをきちんと認識しよう。「思いやり予算」ができるほど国庫に金はない。せめて半減、できれば1/4にしようではないか。アメリカ繁栄に協力して国民を殺すのか、国民を助けるために「金はよう出さん」と言える国にするのか。国民を守らぬ国など存在の意味がない。病人を見捨てて争いの道具を整備するなど愚の骨頂だ。改正憲法草案では「国民は国防の義務を負う」とかいった輩がいるそうだが、これか筋違い。国民なくして国はあり得ない。なのに国民が減るように国は仕向けている。 愛国心?いい国だと思うような政治をすれば、教育なんかしなくても持つようになるよ。残念ながら今はなし。「日本に生まれたゆえの不幸」をたっぷりと味わっている。
2007年09月10日
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昨日の話になるが、ボランティアで数名の年配の方が介助に来てくださる。山を下りながら「私とこ、主人が65で退職したんや。ほんなら今まで3号保険者やった私の分も国民健康保険の請求がくるやん。今までは介護保険で半額会社負担やったけど1人前に来るわなあ。税金も前の年の収入を見てくるやろ。65超えたら保険料も割り増しや。収入のうなるのに出費増えるんやで」先頃の意識調査で7割の人が将来に不安を感じていると言う。私も、いつクビを言い渡されるやらわからない。借金がないだけが財産みたいなものだが、セーフティーネットはどんどん弱くなっていく。保険料が払えなくなるかも知れないし、医者にかかる金もないかも知れない。国民を守らない国家なんて何なのだろう。諸外国の中には医療費完全無料と言う国もあると言う。かかりつけの医者をもてない妊婦、動けなくなるほど悪くなるまで医者にかからない貧民「税金も払わないやつの面倒は見られない」が厚生労働省の究極の言い分だろう。行政が富の再配分をすることは何度も書いたが、格差の大きいアメリカのまねをしてきて、今ギスギスとした社会になっているのは否定できない事実だ。自殺者の多さ、人生悲観論、幸せ感のなさ、子供殺し、親族の殺人・・・為政者は国民をどこへ連れていこうとしているのか。世界一の借金大国に軍事費がなぜ伸びるのか。軍備をやめよう。全くむなしい消費だ。独立国なら、外圧に言いなりの政治はやめよう。それが希望を持つことになる。
2007年09月09日
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岩波新書1082 前田哲男著のこの本を読むと、本当に背筋が寒くなる。参院選大敗で改憲論はいまのところ鳴りを潜めているが、まさに軍隊である。日本国憲法に違反することを知りながら警察予備隊発足当時のアメリカ軍将校が 「あんな崇高な憲法に背くもの」と自らの苦しみを語り、「押し付け憲法論」がでっち上げに等しいものだったことも吉田時代の事務官が語るという、とんでも本だった。さらには「憲法を自由に変えたらいい」というアメリカの呼びかけに応じなかったと言う。そして驚愕したのはイラク派遣の自衛隊員がなんと「千人針」を持っていると言うこと。家族の心配が、こんな第二次大戦の精神的遺物に集約されているかと思うと、空恐ろしくなってくる。防衛庁から防衛省の「昇格」も、ひたすら「海外派兵」に持っていったことの裏付け造りなのである。見えない手は私たちの生活を音もなく破壊し始めている。アメリカ帝国主義、日本の対米追随の結果だ。「諸外国の良心」(憲法前文)に則った外交のために、現状に法を合わせるのでなく、 理想のために法を整備する姿勢への転換が必要だ。環境破壊大国、アメリカのやり方は間違っている。環境破壊は食糧危機だ。それに追随していたら、日本は間違いなく滅びる。EUを手本にしよう。
2007年09月08日
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次から次へと出てくる自民党の議員の会計報告訂正に、安倍総裁はこういったという。「私は故意に不正をしました」というバカはいるまい。故意でも過失だったと言うのが普通の議員だろう。正直に「故意にやりました」という人なら、こんなアホな間違いはしないよ。世間がわかってないのかなあ・・・
2007年09月07日
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東大卒の多い国会議員だがその取り巻きはあほばっかりかい!といいたくなるような出納の「単純なミス」。1000万円と200万円の区別がつかないほどの演算能力の取り巻きと、その資質を見抜けない議員しかおらんのかい!われもわれもと政治資金報告書の訂正が相次いでいる。 多分報告を出すタイミングを計っているところもあるのだろうが、なんともまあお粗末の限りだ。首相も「まあ単純なミスだそうですから・・」小泉、安倍と全く他人事のようにコメントを出す、日本の政治の総責任者と言う認識が全くないんじゃないかと思う。ま、これが自民党の実態なのだろう。集票マシンにはおいしいエサをまいておき、ちょっとした見返りでお茶を濁していたが、いよいよエサが無くなってきて重税をかける、健康保険料を引き上げる、ということになってきたら国民は正直なものだ。「自分の生活のために働くのか、保険料を納めるために働くのか・・・」ステルス戦闘機1機でどれだけのことが福祉に転用できるだろう。 アメリカが守ってくれるわけがない。安保条約を信じている人、アメリカの利己主義を知りませんか?自分よければすべてよし、日本は踏み台に過ぎない。まやかしだ。基地なんかやめて、本当の不戦を追求しよう。何度も書くが、政治家は税金の分配を決めるのが仕事なのだ、きわめて非生産的な仕事。その分配が負担者にとって不適なら、選挙で変えればいいのだ。それが美しい日本だろう。
2007年09月06日
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