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はじめからおしまいまでわかりにくい事件だ。殺人を指示して、実行し、又第三者も被害に遭わせた。拘束されてからはやったともやらなかったともいわず、だんまり。心情的には死刑が相当だと思うけれど、司法をなめきっている奴だと思う。事件の真相を明らかにせず、殺してしまう暴挙だと弁護団はいう。でもこの事件はなぜ?が多すぎる。空中に浮くなどというあり得ない事を信じさせ(信じる方も信じる方だが)、いわれるままに動くようなロボット人間を作り、毒ガスを作らせる。この男がやった事は結局ファシズム、ナチスのやった事と同じで、そこから何を明らかにして何を学び、対策しようというのか、適切な回答が考えられないのだ。戦前の日本もこれと同じ側面を持っていたはずだ。赤軍派も似たようなものではなかったか。国外逃亡でメンバーの処分も曖昧なまま。被害者やその遺族はそれこそ「八つ裂きにしても飽き足らない」だろう。ここで裁判をやめ、死刑が確定してもあまり違和感はない。裁判をなめきった男の結末という気しかしないのだ。松本サリンの容疑者とされた人は「明らかにして欲しい」と言っているように報道されているが、それをして何になるのかもよく分からない。繰り返しになるが、本当に分からない事だらけの事件だ。
2006年03月29日
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朝日新聞の「教育には金がかかる」という解説の最後。「お金がなくて塾に行けないから希望の高校に行けない。私立はお金がかかるのでいけない。お金持ちの子は落ちても私立に行けるから思い切って挑戦できる。先生、これって差別じゃない?」と言う内容だった。末っ子が大学4年になる。今年は就職活動、実習、国家試験とたいそう忙しいようだ。医療関係で国家試験合格が条件らしいので就職活動は2月頃だそうな。だからきょういくのやまはこえたが、この言葉は結構重いと思う。私が学生の頃、国立大学の授業料は月額1000円だった。それでも免除を願い出るものがいた。あるいは親からの仕送りなしで2年よけいにかけて金を稼ぎ、卒業したものもいた。何とかすれば金がなくても大学に行けたのだ。私の2年下から月額3000円になった。それからはあれよあれよと授業料が上がり、6つ下の弟が大学にはいるときには確か月額12000円くらいだったように思う。国立大学の授業料は安すぎる、と言う議論が当時あった。私立との格差を少なくするために国立の分を上げよう、と言う乱暴な議論。自民党の強行採決で押し切られ、ストをやったと思う。本当に今は金がないと何もさせてもらえない世だ。金がないと、まともなスタートラインにたてないのだ。これが規制緩和か?規制強化ではないか。規制緩和は差別を確実に助長している。
2006年03月23日
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牛肉BSE問題でライス国務長官が「日本の輸入全面禁止はやりすぎ」と言ったのに対して麻生外相は「アメリカのシステムが機能していない」と答えたという。(朝日新聞)あのライス国務長官、英会話ができない私はその表情から見て取るしかないのだが、およそ私の趣味(?)とは対極にある。アメリカの顔のような、超大国覇権主義に見えてしまうのだ。「ワシがやれいうたらやらんかい!」という顔に見えてしまうのだ。これに対して、どんな口調で言ったか知らないが、「入ってはならないものを排除するシステムがなってない」と答えたというのは快哉である。まあこの人もタカ派だから額面通りに受け取って良いのか、「システムがきちんとしさえしたらなんぼでも買いまんがな」と言ったのかは分からないが。中・韓にむけて無神経と思われる発言の多い麻生氏だが、この際アメリカにも歯に衣着せずもの申して欲しいものだ。移転費の削減も要求するならファンになっても言い。
2006年03月19日
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この間「汚いんじゃないの?」と書いたらアメリカは準決勝に残れなかったという。ざまを見ろ、と言う気持もないではないが、なにやら日本の大相撲や柔道と似たようになってきたのではないだろうか。アメリカが野球の発祥の地でも、もっと強いところがでてくる事を認めなきゃならない時代になったのだ。勝つために小細工をしても結局はなんにもならないという事だろう。アメリカの中でやるのになんでワールドシリーズなの?と言う素朴な疑問もこれからはかなりの勢力になるのではないだろうか。と言って、やはりアメリカが本気になったらこれは強いと思う。メジャーの予定を繰り下げてでもやるときはやるだろう。今回は真剣さが足りなかった?「アメリカこそが世界だ」という論法の好きなアメリカ人も多いだろう。産業が停滞するよりも酸素の減る方を選んではばからない国である。尊大は勝手だが、今のアメリカのやり方は孤立と隣り合わせでもある。強い強いと思っていたらいつの間にかそうじゃなくなっていた。軍備は間違いなく最強だろうが、これとてイラクにもてあそばれたというのか、ちょっと勇み足でしっぺ返しを受けた感が強い。そして今、太平洋艦隊の日本への負担強要。もう一度足元を見て欲しい。
2006年03月17日
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「住民投票で反対派が過半数」と昨日の夜にニュース速報が流れたが小泉首相のコメントがまたおかしい。「そりゃ誰だっていやでしょうね」よくこうしゃあしゃあと傍観者的発言ができるものだと思う。本当に人ごとみたいに。今国会は民主党のメール騒ぎで半分飛んでった感じだが、アメリカ軍の肩代わり、そして日米軍備の再編成という、憲法を形骸化する計画があるのだ。いったいどっちを向いて誰のための政治をやってるのかと思うが、(アメリカの方を向いてアメリカと財界のための政治?といわれればまさにその通りなんだが)先の大戦で「もう戦争はしない」と決めたのではなかったのか。賛成派の人は地元の振興を強調する。沖縄は基地だらけだが、そんなに振興しているだろうか?失業率がそのことを語っていると思う。反対派の人は、基地がくる事に反対なのか、軍事に反対なのか。あるいはごっちゃになっているかも知れない。しかし、評価すべきは自分の意志を明確に表明した事だと思う。根回しのねもせずに受け入れを決める。物事が形骸化してくると倫理はもっと形骸化するようだ。
2006年03月13日
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食事中にテレビをいじくっていて「!」と思ったBS2.「風と共に去りぬ」の放送を見つけてしまったのだ。女房も動かなくなってしまい、夜の事が何もできず食い込んでしまった。その前に息子が買ってきたワインを少し飲んでいたので、それが輪をかけた。高校生の時だからほぼ40年前に映画を見たのが最初で、今まで何度見たか覚えていないが、見るごとに新しい発見がある。こう言うのを名作というのだろうか。今回は、特に財産をすべて失うところからはい上がるスカーレットの生き様に共感というか、身のつまされる思いだった。「家族を守る」ということがこれからもできていくのだろうかと。ラストシーンの「明日考えよう」は見るたびに名言だと思う。
2006年03月12日
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穴の遺構から見て、立派な壁であったはずがない、と言う記事に、日本という国の為政者は1000年たっても変わらないんだろうかと思ってしまった。平城宮と言うから奈良時代。中国からやってきた客の見えるところだけ、いわば張りぼての壁を作ったわけだ。見かけ倒しの城壁だという。見かけ倒しの構造計算、見かけ倒しの国会、見かけ倒しの内閣・・・建て前と本音の関係はしっかりと根付いているではないか。これが日本文化だ、と言われても否定のしようがあるまい。怖いと思うのは、見かけ倒しという言葉と、形骸化・空洞化が並行して進んでいる事だ。例えば憲法。例えば電気製品の安全基準。それは国民のためになっている事だろうか。例えば靖国の問題。戦争責任を曖昧にする事が「国際社会で名誉ある地位を得る」事だろうか。心の問題に口を出すなと言うならばガス田が日本領に繋がっているというのは日本の思いこみだと反論されて和解の余地があるだろうか。「地球共有の財産」と位置づける思考が必要だと思う。しかしながら、小泉内閣はそうでなく、話し合いの場を壊してきた。「自民党をぶっ壊す」とは、そういうことだったのか?
2006年03月11日
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60年代に少年時代を過ごした人にとって、この言葉は一種独特の響きがあるのではないだろうか。当時の、と言うかロケットの出現までは人間の乗る最高速の移動手段だったのだ。もちろん、軍がバックにいたからこんな気違いじみたものができたのだろうが、音速の6倍以上の速さ、上昇記録8万メートルは既に宇宙と言っていいだろう。弾道飛行でもなかったが、この乗り物で、多分ガガーリンとほぼおなじ時期に宇宙をかいま見たはずだ。こんな本を息子が手に入れてきた。本人そっちのけで私が読んでいる。当時は科学の粋を集めたように思っていたが、やはり失敗の繰り返しだったようだ。それにしても、おそらく手回し計算機とか計算尺が主流の時代に良くこんなものをとばせるシステムができたのだな、と感心する。このプロジェクトには、なんと技術者の社長と、会計士がコンビを組んでいたのだそうだ。やはり「どこから金を持ってくるか」というのはいつの時代にも非常に重要な事だ。もう一つ驚いたのは、月に初めて降り立ったニール・アームストロング氏が一次テストパイロットであったそうだが、アポロ計画のパイロットに応募し、合格したのですぐにやめたそうである。結局X15はNASAの計画に組み込まれて終わったのだそうだが、氏には先見の明があったのだろうか。
2006年03月03日
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慌てて書いたブログは読者数も伸びない。寝ぼけ眼で書いているから支離滅裂。わずか5件のアクセス。おそらく最低記録ではないか。携帯の文庫本が面白くなってきて、誰の本があるのかと探してみた。蔵書が少ない(多分著作権の関係だろう。既に消滅したものばかりを集めているそうだから)中から、鈴木三重吉を選んだ。確か赤い鳥運動の中心的人物ではなかったか。蔵書は1冊だ。題は「大震火災記」関東大震災の記録が非常にコンパクトにまとめてある。それを読んでいくと、阪神大震災と全く同じパターンなのだと言う事に気がついた。繰り返す余震。迫りくる炎。混雑して動けない道。壊れた水道管。消火もできず、ただ鎮火するのを待つしかない市民。その間にも家財道具は焼き尽くされる。11年前と全く変わらない光景。こんなにも人間は天災に対して無力なのに、全く意識が変わらないのだ。地震に対する備えは、本当に地味で、お金もかかる。ならば、くるものはくるものとして、少しでも被害を少なくするか、あとの復興をスムーズなように考えられないものか。兵庫県では共済制度を始めたが、なかなか加入者は伸びないそうだ。年に5000円だからそう大きな負担ではないと思うが、見えないものに対する備えというのは実感がわかないのかな。
2006年02月28日
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民主党がチョンボをやったというメール問題。メールというのがあるのかないのか、特に「ない」と言う事の証明は非常に難しい。メールというものができて以来、筆跡情報がなくなったので「誰が書いたか」という特定が非常に難しくなってしまったのだ。あちこち塗りつぶされたメールのハードコピーだったが、あのコピーがあるからと言ってメールが存在する事と等価ではない。引用かも知れないし、メールソフトのフォームで作ったワープロかも知れない。どこかのサーバにある生データを頼ってその履歴から発信元を調べることで初めてわかるのだ。一人でいくつもアドレスを持つ事は珍しくもないし、又自分のアドレスから届くメールを受け取る事だってある。古ければ古いほど良くある事だ。今回の騒ぎがどこから始まったかは全く報道されないが、メールというものを永田議員がどの程度理解していたのか、疑問に思う。電子データは複製が簡単でいくつでも全く同じものができてしまうからいろいろと問題が出てくるのだ。また、このことは電子計算機の根本機能でもあり、これができないとコンピュータとは言えないのだ。永田議員は若いが、ここらの押さえができていなかったのではないかと思う。別に民主党に肩入れする気はないが、この問題の原点はそんなところにありそうな気がする。
2006年02月25日
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荒川静香の金メダルの話で持ちきりだが、昼の食事時まで知らなかった。夕方になってTVを見てみたら、コーエンもスルツカヤも転倒していたのだ。だからといって荒川の演技がレベルが低かったわけではないが、今回のトリノオリンピックでは氷の質がちがっていたようだ。長野の時は。水滴を垂らして固めるという手法で、非常に高速のリンクを目指したらしいが、今回は氷が柔らかかったのではないかと思う事がしばしばあった。私自身は氷の専門家でもなんでもないのだが、今日のフィギュアを見ていても、氷をよく削る大会だなあと思うのだ。朝日新聞に「スタミナを要求される低速リンク」というような記事があったが、まさに氷の質を読み違えたのが今回番狂わせの多かった原因ではないかと思う。練習の成否はともかく、荒川は氷を読むのに成功したのではないか。「3回転を2回する予定だったがとっさに2回目を2回転にした」と言う事だが、これが功を奏してミスなしの演技をできたのではないか。アメリカ追随の得意な日本だから、高速リンクは世界の潮流と思っていたのだろうが、イタリアはそうではなかったようだ。グロ-バルスタンダードと称してアメリカに追随しているばかりが能ではない事を自覚すべきだろう。イタリアの氷があるように、日本の氷の特性まで変えればよいと言うものではないだろう。それにしても、「初の金」をとると総理大臣顕彰というのはもうやめたらどうか。政府の人気売りでしかないだろう。
2006年02月24日
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もういい加減にしてくれと言いたいような事件が又起きた。今度は当番で引率していた親の犯行だという。言葉の壁もあってか、コミュニケーションが十分にとれない状態だったのかも知れないが、幼児の殺害については絶対に許されない。PTAといえば一応同じ学校に通う児童の親の親睦やら共通の目的みたいなものがあって、緩やかな仲間意識があると考えるのが普通だろう。児童の通学の安全にはまずお声のかかる団体だ。その中から犯人が出たとなるとどう対応して良いのか、誰も答は出せない。保護者が児童と学校に通うのは、実はあまり珍しい事ではない。障害児を抱える親は、地域の学校に通わせようと思ったら、自分がついていくしかないのだ。教育委員会が予算を出して子供の安全を守るなどと言う考えはない。自閉症の子供を抱える(既に小学校は過去形だが)我が家も、それこそ1日も休まずに小学校に同行し、迎えに行った。「(親が)ついて下さい」「普通でない子が普通の小学校に通うのですから」ほとんど命令であった。長浜は一度しか行った事はないが、のどかな田園都市だ。そんなところでこんな事件が・・と思うと、子供殺しが本当に全国区になってしまったのだという気がする。究極は親しか安全を守ってやれないのか。イヤな日本だ。いや、親の中にも虐待というのがあった。「障害を持っている事が不幸なのではない。日本に生まれた事が不幸なのだ」と喝破した人がいる。それが一般論になったら、やっぱり今の政治は間違っている。経済も間違っているかも知れない。
2006年02月18日
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今回は「メダルとるの?オリンピック」みたいだが、日本勢の不振の一方で転倒や打撲、衝突など事故の目立つ大会のような気がする。スノーボードのクロスカントリーはまるで障害物競走だ。優勝目前にしてパフォーマンスに失敗し、スイスに優勝を持って行かれたアメリカ選手は、最もオリンピックをわかせた選手として表彰されるべきだ。コースが異なるからタイムによる世界記録なんて無意味だし、今回限りの事なのだから。スケートで日本の選手が転倒した。画面を見る限り、なぜ転んだのか分からないが、それも意外性の一つか。それにしては転倒が今回多いように思う。ハーフパイプで脳しんとうを起こしたり、着地に失敗して救急車で運ばれたり。アクロバティックな演技の裏返しが危険だと言う事をよく教えてくれる大会だと思う。だから、失敗したって笑い飛ばせばいいと思うのだ。「世界一」はもちろん価値のある事だが、下があるから上がある。
2006年02月18日
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夕べのテレビでDNAに刷り込まれた強い免疫を持つ個体を生むために男と女が引かれ合うという唐沢寿明(ちがっているかも)と、今朝の朝日新聞での「求めるものが同じものである者どうしのフェロモン」というのがなかなか面白かった。「どうしてお父さんとお母さんは結婚したの?」という質問は必ずと言っていいほど子供から聞かれるものだが、その都度適当にごまかしかでまかせかで答えているのでなんと言ったか覚えていないものだ。朝日によれば、白馬の王子様を夢見る女の子よりも逆玉?を意識する男の方が多いんだそうだ。不相応の女子を得ようとする意識が女のそれよりも高いのだという。要するに男の方が身の程知らず?片や、女の要求は「三高から二高」に変わったそうだ。減ったのは身長で、要するに「安定収入さえあれば容姿には目をつぶる」現実的なものらしい。というか、これが本来の選択基準ではないかとも思う。生活できてナンボ、の世界である。学歴が遺伝するかどうか分からないが、あとは女のポジションがどの辺にあるかなのだろう。そして別れを切り出すのも女の方が高率なのだという。女の手のひらの上で・・と昔から言うが、これは変わっていないものらしい。男が考えるよりも女の方がずっと現実的だと言う事だろう。子供を産み、育てていく性だから、当然とも言えるが、男からすると???の部分もある。結論「女はわからん!」
2006年02月12日
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東横インの本社の入っているビルを解体するという。無届け改造がその理由らしいが、こんな情けない事をしてまで稼ごうとするのか、企業をそんな体質にしてしまった小泉政権の責任は重い。「小さな政府」といえば、無駄を省いて身軽にし、よけいな経費を使わない、と言うようなイメージがあるが、今の状態では、「税金は集めるが何もしない」と言う事のように見える。この方がよほど始末が悪い。加えて、地方の時代とも言った。しかし、国の予算は相変わらず手放さない。地方自治体への委譲などまるで進んでいないのが現状だ。今日市の建設課がやってきて、前から道路拡張のために土地の一部を譲って欲しいという提案があったので譲る事にした。ほんの50cmほど広がるだけなのだが、これでずいぶんちがうと私も思う。信号機をつける運動やら、その先に橋を架ける計画やらがあるように聞いていたので、実際のところを尋ねてみると、こんどの合併で国から費用の3分の2が起債できるのだそうだ。どこが金を出して橋を架けるのか知らないが、地方公務員を減らし、効率的な運用、と言えば聞こえは良いが、ただの労働強化で、地方に負担を押しつけているだけ、と言う方がすっきり見えてしまう。今回の合併で、山間部の過疎地が加わった。そんなところでスクールバスが運行されている。私の家の周辺ではみんな小学校は歩いて通っている。そんな中で暮らしていて、スクールバスの児童の生活って理解できるだろうか?改革、改革のかけ声は、規格外を排除した十把一絡げの手抜き政策ではなかったかと思うのだ。
2006年02月10日
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朝日新聞大阪本社版の1面の特集記事だ。東京の高島台とやら言うところの話題なので全国共通の記事かもしれない。50歳を過ぎて会社から見放され(追い出され、かもしれない)家族を失い、職にも就けない人の事が書いてある。今朝起きて、「50社目の不合格通知」という小さな文字に引かれてしまった。失職半年だそうだ。記事に出てくる人には失業保険があるらしいが、私にはそれもなかった。4ヶ月で私はなんとか仕事にありついたが、心理的に追いつめられ、眠れない日が続いた。私には特技(特殊技能と言うべきか)があったので今の分析職が見つかったが、劇薬を次々に扱う仕事は誰にでもできるものではない。わがままを聞いてくれた親に感謝せねばならない。職安で紹介状を頼んだとき、「他にエントリありますか」と聞くと、「こういう特殊な仕事ですから、まだ誰もありませんよ」と答えられ、ちょっとほっとしたのを覚えている。このごろ、人生で何が大切か、を考えるとどうも「品よく生きたか」ではないかという気がする。国会議員の年金問題、構造と決算の偽装、不正改造、贈収賄、下品な行為が蔓延している。「金で買えないものはない」「俺は寝ていないんだ」「郵政民営化の是非を問う選挙なのだ」「稼いだ事をうらやむ輩がいるのは遺憾」ため息が出るほど下品な行為に事欠かぬ日本。こんな日本にしたのは誰だ?
2006年02月09日
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久しぶりに政治批判。まず牛肉だ。視察にも行かずに輸入再開を決めた事が明らかになっている。農水省も国民の健康よりはアメリカの顔色の方を重視しているわけだ。品物を見ずに買うという判断ができるものだろうか。見る気もなかったと言う事ではないか。アメリカの方も、狂牛病になるのも交通事故に遭うのも同じような確率だという。こんな事を発言する事自体、間違っている。安全の解釈が同じようにできないのだから、商売以前の問題だ。「私は日中友好論者だ」そう、あなたは多分「友好的であるべきだ」と考えているのだろう。それと靖国がなぜ結びつくのか理解できないそうだが、それを理解できないと言うあなたが私には理解できない。靖国には戦争を仕掛けた張本人たちとその犠牲になった人が「最終処理」されている。「英霊」と彼らが思っているかどうかもわからない。犠牲者に敬意を払うのは良かろう。それを天皇もすべきであるという麻生外相も火種だ。民主党の面々。自民を追い込む格好の話題ができたとき、必ず腰を折るやつがいる。女性に暴力。自民の回し者じゃあるまいな。防衛施設庁。何をやっているのか分からないところだそうだが、そんなものはあってもなくても良いと言う事なのだ。湯水のように金を使っている。
2006年02月02日
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東横インのニュース。ものすごい収益率を誇っている。ところが条例違反の無断改造。社長のコメントがあまりにひどい。居直りというか、「いや~すんまへんな、ばれましたわ」と言う声が背後から聞こえるような。反省も何も感じられない。数日前のブログに「虚構」という文字を使ったが、まさに日本の今はこればかりがまかり通っている思いがする。「カッコだけ」があらゆる分野に蔓延している。ライブドアの株価を基本にした財産の設定。衆議院だってカクマンダーの産物だ。(遺物か?)そう言えば「日本を作った100人」という本のCMが流れていて、織田信長やら坂本龍馬などの名前がでていた。その中に「田中角栄」の文字があった。思わず「おいおい、このオッサンは日本を壊した方とちがうのか?」と言ってしまった。日本列島改造の立役者ではないか。・・・と思っていたら、今日同じCMがあったのに田中角栄の字がないと思った。見落としかな?日本を作った100人なら、日本を壊した何人かも作ってみたら?田中角栄(日本の自然をたくさん)東条英機(広島・長崎の原爆を誘導)ジョンソン(貿易摩擦から為替の変動相場制に移行、財産を壊した)小泉純一郎(靖国参拝を強行、中韓の外交を破壊。金銭モラルもかな?)これって最近100年だよな。壊しているのは近代ばかりか?
2006年01月28日
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時代の寵児と呼ばれた男も逮捕になるとただの容疑者。前にも「絶対やっている」と書いたが、実業界の新参者にとって何より欲しいのは金だ。いくらあっても足りない、と言うのが実情。その調達のためにははったりも必要だろうが、少しやりすぎたのだろう。株券はただの紙切れ。切手もそうだが、額面とマニアの流通価格には大きな開きがある。欲しいと思わせる事。それが商売なのだろう。価値の分からないものにとっては10円、それに1万倍の価値をつけるわけだ。まさに「価値観」と言うわけだ。ホリエモンの価値は「期待性」だけ。「ありそうに思わせる」だけでも大したものだけど、噂が噂を呼び膨れあがっていったのだろう。1000円から買える、と言われたら宝くじより良さそうだ、と思うかもしれない。前原民主党代表の「自民の数も粉飾決算ではないのか」には快哉の思いだ。チルドレンたちのアホさ加減。期待値をはずし、本質を見抜けなかったツケは諸物価値上げとなって返ってきている。自民党というのが拝金主義の集団である事を見抜けないようではだめだ。そこが小泉氏のうまさとも言えるが。それにしても無責任な政党だ。担ぎ出した御輿がひっくり返ったら、皆知らん顔。金づるにならなきゃ存在も不要というのがよく分かる。
2006年01月24日
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偽造とBSEの管理不全が一度に来て、国交省も農水省も混乱していると思うが、例えば構造計算を恐ろしく短時間に処理したり、「肉を見たら牛の月齢が分かる」と言ったりする事に不審を抱かないのだろうか、と思う。何でもかんでもアメリカ追従だからそうなんだろうが、「持ち込まない核」というのだって、「アメリカが持ち込むと言わないから持ち込んでいない」という論理が通った時代がある。アメリカは、日本を踏み台にはするだろうけど、本気で守ろうなんて絶対に思っちゃいない。日本はアメリカにとってはアジア地域の前進基地なのだ。もっと極端に言えば植民地並みの扱いだ。だから、米軍の移転費用を日本に負担させたりする。したたかなアメリカが、正直に「核が乗っているからね」等というか?それを信じる方がおめでたいし、守られていないと見る方が、つじつまの合うことがよほど多いのだ。よく政治家が疑惑をかけられたとき、「私には一点の曇りもない」という言葉を使うが、全体曇っているから曇っているのが分からない、と言う方が絶対正しいと思う。科学的に、と言う言葉も濫用の傾向はあるが、物事を筋道立てて考える事をどの世代も忘れてしまっているのではないだろうか。怪しげな宗教まがいやらばくちのような株相場、うそだらけのアガリクス、そして利益付け替えの経理処理。正直に納税しているものが馬鹿を見る。
2006年01月22日
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今回のBSE騒ぎは、良い薬だったかもしれない。というのは、再開までの決定も短時間だったが、見つかるまでの時間も短時間で、輸入再中止の発表も早かったと言う事だ。いかに日本向けのJマークをつけようが、分類するだけの準備もできていなかったし、未分類品の輸出を止めるシステムもなかったし、混入を防ぐシステムもなかったと言う事で、日本を特別扱いするつもりなんか毛頭ない事が明らかになったわけだ。マスコミに流したJマークはただの飾りに過ぎない。中身に何が入ってようが関係ないのである。マンションや株の売買とも世間をにぎわす悪徳企業との共通点だ。輸入再中止の早いのだけは評価して良いと思う。返して言うなら、消費者の方を向いた経営をしないと、とんでもない事になると言うのを政府はようやく実感するようになったのだと言う事だ。再開は強引で、慎重派の異見を抑えたが、その結果は慎重派の言うとおりになった。これは選挙結果ともだぶって見える。自民党絶対多数はいつでも転びうると言う事だ。情報開示しなければ更に危うい。ここだけは何としても、と言う保守の損得勘定が働いた気がする。
2006年01月21日
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アメリカ牛肉にBSEの危険部位が含まれていたという報道があった。はじめから予想されていた事で、要はアメリカにすれば、売れればいいのである。品質管理なんか本気でやったら儲からないからだ。何せ、パソコンをあけたら中に牛の糞が入っていた、と言う国なのだ。それを本気でやれと日本人は言う。「買えといったら買え!」と吠えたのはブッシュ。「買います!」と「ワン」したのが中川農水大臣。自分が危険部位はのぞいてあると「信頼した」のだから、自分は良いだろう。しかし食べさせられるのは一般人なのだ。儲かりさえすりゃいい、これがアメリカ横暴経済の基本なのだ。当然貧富の差は大きい。だから京都議定書も否定するし、自動車の排ガス規制や小型化も遅れる。ライブドアにしろ、ヒュ-ザーにしろ根っこは同じだ。「儲けるためなら何でもやる」そのあげくが下品な商売。手抜き、偽造も。身を守るには絶対不買、これしかない。それでも、加工品で出てきたらどうしよう。このハンバーグはアメリカ牛肉入っていませんか?と聞くしかないだろうな。食べなきゃ良いのだ。牛肉は美味しいけれど、これでなきゃダメ、と言うのでもない。江戸時代の人が生きていたから、今私たちが生きているのだ。代わりの蛋白くらい、いくらでもある。ま、大豆だってアメリカから来るのだけれども、少なくともプリオンはない。自国民よりもアメリカを大切にする日本政府っていったいなんだ?肉も、軍も。
2006年01月20日
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オーバーロードでダウンするくらいならシステムを止めた方がマシ。これが東証混乱の引き金だと思う。これって客の視点がないと思う。今回のライブドアの強制捜査が引き起こした混乱は、現代の取り付け騒ぎだと思う。マシンは命令を忠実にこなす。いやと言わない。個人投資家が増えていると言う事は、大口が少なくなり、顧客がふえると言う事なのに、300万台の取引数で用意してあるシステムのキャパシティが450万だと言ったら、これは綱渡りだと思わないのだろうか。ライブドアは単価の安い株を1株から買えるようにした。新たな顧客を作り出したわけだが、もちろんネット証券だから客の顔なんか見えない。見えない一株株主が退去して押し寄せたらどうなるかは察しがつくだろうし、事実そうなった。今日のニュースではキャパシティを500万にするという。これが問題を解決できる数字と思っているのなら、東証の社長はもはや失格だ。せめて倍いるだろうと素人ながらに思う。冒頭の考え方を変えなければ、客は増えない。世界からもそっぽを向かれるだろう。小泉もジコチューだがこの人もそう。なんか、実業界が下品なのだ。というか、実業界の話題に下品な人が目立つと言うべきかな?ところで、伊藤元国土庁長官の画を見ていたら、鈴木宗男氏と同じ目だと思った。似てくるのかなあ?
2006年01月20日
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構造計算の偽装、決算書の偽装、東証のもろいシステム。日本って、本当に上っ面だけの人が中心になって運営しているんじゃないだろうか。議院証言法だって、「言いたくない事は言わなくても良い」という根本の流れ。そもそも証人喚問が持ち上がったのはロッキード事件じゃなかったか。話したくないひとのための立法だ。うそをついたら公民権剥奪くらいのことをしないとダメじゃないのか。安保条約も偽装の一つかも。日本の安全なんて実はどうでも良くて、アメリカのお先棒担いでりゃ「安全だ」と信じる人が、自分の保身に使ってるんじゃないか。屈辱の地位協定も。今年はそんな偽装がはげていく年なのかも。大雪は天災からの防衛の大事さを、転覆事故は現場のデータのいい加減さを教えているんじゃあるまいか。多分、自民党絶対多数もどこかの偽装が生み出した事で、これもすぐにほころぶと思う。だいたい、郵政民営化選挙と言った人、その取り巻きは増税ばかりを口にしている。自分の給料返上をどうして誰も言わないのか。赤字を作った張本人でしょう。まさか赤字も偽装じゃあるまいね。米軍援助費やめたら出てこないの?お金がないので支援できません、というのを国民じゃなくてアメリカに向かって言える政治家が欲しいよ。
2006年01月19日
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怪物と言うよりはもののけと言う方が近いかもしれない。ネット企業の一般論として「実体がない」と言うのはあまりにも失礼だが、「何をやっているのか分からない」企業がこんなに話題を集めるのはやはりもののけと言う方がふさわしいような気がする。新興企業が苦労するのは名前の売り込みと金の調達だ。「何かやってくれそう」なイメージを持たせれば、金を集められる。商売をしていて「これがないか」と問われて、ないとかできないとか言ったら客を逃がす。まさか酒屋で牛肉がないかと聞く人はないだろうが、無理をしてでも「卸にあるので・・・」と言ったり、同業を頼る事もあろう。やったこともないことを「できます」「やったことがあります」というのは営業の宿命みたいなものだ。これを詐欺だと言うだろうか。誰だって目の前に仕事がぶら下がっていたらこれをやる。堀江氏が天才と言ったって、所詮スタートは大きく違わないと思う。金があるように見せ、信頼があるように見せ、黒字に見せ、実力があるように見せ・・・るために風評を流布したりするのは犯罪性はともかく、誰でもやる事だ。返して言えば、堀江氏もやっているはずだ。事業をする人ではったりをしない人はない。程度問題なのだ。何かしそうだ、してくれそうだと思わせたら、それが金を引っ張ると言う事なのだ。幻想の中である。ライブドアの資産は、虚構なのだ。堀江氏は俳優なのだ。株がインフレを起こしているだけだから、株価が下がって「1日で何億の損」と報じているのは、看板が変わっただけなのだ。元々期待感しかないものが、膨れあがっているだけなのだ。堀江氏は「法を犯すような事はしていない」と言うそうだ。逆に、大もうけしようと思ったら法を遵守したらできない。絶対やっている。
2006年01月18日
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猪口大臣が出産費用の本人負担をなくするという案を述べたとラジオで聞いた。本気で思っているのだろうか。出産費用なんて、そのあとの養育費に比べたら微々たるものではないか。仮に100万円かかったとして、それだけもらえるからと出産に踏み切るだろうか。子供を産まないのは、女性の生きる道筋が見える状態でないから不安で生めないのではないのか。出産後の子育ても、あまりに女性への負担が大きい。そこを見ないで、「産めよ増やせよ」でもあるまい。女性からこんな考えが出てくるのが不思議だ。例えばシングルマザーの生きにくさは偏見だって大きな障害で、世の中に受け入れられない背景がある。自民党政治の人間軽視が生み出したものだ。本音は「女は家にいろ」だと感じる。それが、労働力が不足するから男を長時間働かせ、女をパートに引き出し、どうやって子供を育てろと言うのか。すべて富の偏在から起きてきた事だ。ぶっちゃけ、金は少数が持ち、大多数が貧しいのが現状ではないか。金さえまけば子供は増える、と言うのがこのアイデアのようだが、小泉チルドレンてこの程度のモンなのかい?問題の本質が分かってない。靖国の理論と同じだ。
2006年01月13日
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秋田・新潟の豪雪はすごいらしい。山形でも特急の転覆があったし、雪慣れしているところの被害だけに、そのすごさを実感する。当地がたった一日の雪で交通麻痺が1日続いたのと比較するのはあまりに失礼か。高齢者の家の雪下ろしも、委託費を既に使い切ってしまっているそうだ。その一方で、横須賀にいるキティーホークの乗組員が殺人を犯したが、安保条約の地位協定により身柄を日本に引き渡していないと言うニュースが流れてきた。地位協定は、いつもうやむやにしてしまう。数年前だったか、沖縄で少女を米兵が暴行したという事件で県民が立ち上がったが、日米軍事同盟が今のまま実行に移されると、まさにこんな事が日常茶飯事に起こるようになる。国民の安全な生活を脅かして何が日米安保だろう。中国の脅威論も、昔の冷戦を思い出す。軍備には仮想敵国が必要なのだ。不安をあおって、武器を売買する。護衛艦1隻つぶせば除雪の経費はどのくらい浮く?F15を1機なくせば、安保を廃棄したら・・・と考えるのは非現実的だろうか。軍備というのは、持ってしまえば金食い虫となるし、所詮は人殺しの道具。他に何の役にも立たない。自衛隊の建設機械はまだマシ、除雪位はできるだろう。こんな時にアピールし、国際救助隊を名乗ればいいのに。と思う。サンダーバードでも重火器はなかったように思うのだが・・・あれはアメリカじゃなくイギリスだったっけ?
2006年01月05日
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NHKを見ていたら、福知山線の事故を始め、今年のニュースをとりまとめていた。今年、強く感じた事。それは安全の崩壊だ。子供の殺傷事件やJRの事故はもちろんの事だが、自分の失業、小泉政権の意向も安全は無視した破壊の原則。「自民党をぶっ壊す」は、良識までも壊した印象だ。「強いものが勝つ」論理だ。こういう世界は、私はイヤ。もちろん働かないやつが巨万の富を得るのは反対だが、強いから何をしても良いではないと思う。靖国問題で、アジアから孤立し、口もきいてもらえない状態だ。アメリカのいう事は無条件に聞き、真摯に中韓と向き合おうとしない。自説に反抗するものは切り捨てる。歯止めがない。こんな状態は早くなくさねば。金はいる。増税に走る。国民に痛みを与える前に、国会議員に、閣僚に痛みを知らしめるべきだ。ならば支持もできようが、あまりにもなにもない。空虚な目標があるだけだ。
2005年12月29日
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近頃のニュースで不思議に思うほど住民よりの判断をしているクボタ。業界の最大手と言っても良いと思うのだが、今までの公害を出した企業が「知らぬ・存ぜぬ・責任なし」をかたくなに主張していたのと対照的な、見舞金や補償金の執行を口にしている。このことが、大衆の力を悟った上での出来事なのか、それとも他に何かの意図があるのかは分からないが、ともかく際だった行動だと思う。住民の補償にも応じる、というのは無過失責任とも受け取れる。駆け引き上、また対象者の人数を勘定した上で企業イメージの保持を求めたのだろうか。いずれにせよ、このような態度で臨まなければ立ちゆかない世間の情勢になってきたのだとしたら、喜ばしい事だ。かつて水俣病、イタイイタイ病など公害患者は切って捨てられていた。因果関係を指摘されても認めなかった。雪印乳業の黄色ブドウ球菌事件ではついに企業撤退の状況にまで追い込まれたが、そこらを見ての行動だったのかもしれない。ヤワラちゃんのCMなど、健康を前に押し出した立場上の事かもしれない。確かに広告料を転用する方が理にかなう。一方、イトーヨーカ堂が西友他のグループを傘下におさめた。もうずいぶん前だが、営業の人間からイトーヨーカ堂の商売は上品だ、と聞いた事がある。バイヤーの横暴ぶりで有名だったダイエーの凋落と考えあわせると、やはり生き残りには企業の倫理や理念が結局分かれ目になるのだろうかと思う。
2005年12月26日
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浅田真央ちゃんのファイナル優勝でトリノに是非、と言う声が強くなっているとか。今年の7月現在で15歳未満はオリンピックにでられないのだそうだが。例外措置を、と言う良くあるパターン。新聞などでは「次にでられればいい」と本人は言っていると報じているが、確かにこの期に及んでのルール変更というのはいかにもみっともないと思う。Fテレビのキャスターは「今がピークかもしれないのに」などと言っていたが、そうでない事を願う。「一寸先は闇」でもあるが。それにしても若い。ルツスカヤがすごいおばさんに見える。そりゃあ容貌だけでも得をしているだろう。若いというのはとりかえるものがない。それこそ知らない間にトリプルアクセルとやらを飛んでいるのだから。うちの娘も小さいときに誰に教わったのか連続前回りを鉄棒でやった。親はもちろんというか不得手である。「このくらいでやめとくわ」とあっさり言う。大人の勝手でつぶされないよう、息長く活躍して欲しいものだ。
2005年12月20日
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食料の貿易というのは複雑だ。米の関税はなんと800%だそうだ。国内農業保護のために、100円のコメがが900円である。そりゃあ輸出国は輸出国は怒るだろう。「なんでそんなに税金をかけるんや?ワシのとこ商売できへんやないか!もっと税金安うしたら国民は喜ぶやろ」もしそうなったら日本の農家はつぶれる。しかし、なんらかの事情で「今年はあかんのや、売るコメないねん」とならない保証はない。あるいは「欲しかったら100倍の値段やったら売ったるわ」とならない保証もない。農業は1年や2年でできるものではない。食糧自給率が異常に低い日本は、いつでも崖っぷち。極端な話、自動車は煮ても焼いても食えないのだ。人間が生きていてこそ価値ある自動車なのだ。農業国はコメを売る。見返りに自動車を買うとする。貿易は平等の関係になるのが理想だが、実際には輸出入の超過・不足が起きるのだ。自動車とコメを同じ土俵に乗せるって変じゃない?安くても買わない方が良いもの、買うべきでないものは確かにあるのだ。自分ところで作る事、これが「独立」だろうと思う。
2005年12月19日
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大雪で山陰線、北陸線などは相当混乱しているらしい。通勤途中のラジオを聞いていると、たださえ冷えているのに、よけい寒くなるような話題だ。税金の引き上げ、今になっていうのもどうかと思うが、自民党が勝ったらこうなる事は目に見えている。要は、税金を引き上げてもどうと言う事のないレベルの生活視線の人たちなのだから。「この国会は民営化を問う選挙」ならば、数を頼んでたばこ、酒、所得などの各税に手をつけるのはおかしい。小泉氏はいうだろう。「財政を何とかしろと私はいったが、税金を上げろとは指示しなかった。そう言う結論を出したのだろうから、尊重する」巨額の赤字に持っていったのは自民党政治なんだが、そこのところは知らぬ顔の半兵衛か?外交もそうだ。目の前の食べ物の話はできても、靖国問題には絶対に触れないという徹底ぶり、と言うか、他に持ち合わせの話題がないのだろう。日本は中・韓からはほとんど干されている。ASEANにはまだ手をのばしやすいらしい。結局は札束にモノを言わせているのではないか。東南アジアとは手を組むが、中韓とは話をしない。これでは外交とは言えまい。お寒い限りだ。
2005年12月14日
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耐震設計に問題のある建物のニュースを読んでいると、なんだか「えらく市民の支援先行になってるなあ」と言う印象がある。かつてこんなに一般市民を支援する姿勢を打ち出した事がないので、何か怪しいものを感じてしまうのだ。また、ホテルは支援の対象にしないと事務次官だったかが言っていたようだ。被害者である点は同じなのに。で、やっと証人喚問。今までのは隔靴掻痒の追求だけで、やっと本丸に迫った感じがするが、こっちの担当者の責任追及はいつも及び腰だが、今回は特にひどいのではないか。なにか、「これだけ支援しているんだからなんとか穏便に」というようなかばい立てのような気がしてしまう。前にも書いたけれど、鉄筋はコンクリートに隠れてしまえば全く分からなくなる。そこで手抜きをして、将来事故が起きたときに、ユーザはその因果関係を示して賠償を求めるわけだが、当然日がたっているし、素人がその立証をするとなると時間も金もかかる。訴訟だって一朝一夕に判決が出るわけではない。黙っていれば時が過ぎてうやむやになる。そんな戦術を繰り返してきた日本政府が今回は???なのだ。「コストダウンに名を借りた手抜き」というのが今回の悲劇だろう。せめて被害者が暖かい正月を迎えられるよう祈りたい。
2005年12月08日
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失業者に「幹部で迎えるから」と就職を斡旋して金を巻き上げる手口の詐欺がある、と女房が言う。「ほんまかいな」それでも、例えば半年たって職が見つからなかったらかなりあせるだろう。(実際焦った。あとこんだけだよ、と貯金の額を知らされたときにはぞっとした)幹部=高給と訳してしまうのだろう。そのために初期投資を、と言うのに乗ってしまうのだろう。甘い言葉だもんな・・・田舎の所為か、私にはそんな声もかからなかった。実際、あとから入って幹部になれたら、先に入っていた人はまさに「むかつく」はずだ。よほどの後ろ盾があればともかく、新参者の言うとおりに古参社員が動くと思ったら大間違いだ。人間は感情の動物だもの。確かに同じ採用するなら若い方が良いだろうし、美人の方が良かろう。漠然と就職を希望する中年は「自分にできる事」をよく理解しておかないと、何もアピールできない。できる人が少ない仕事ほど高給になる。が、地域格差はどうもあるようだ。私の場合、化学というものがあったので仕事にありつけたが、次にはやはり「気配り」みたいなものが必要だと思う。できるだけ効率のいい実験をするためには実験の目的と問題点を短時間で理解し、対策を立て、改良を施して行かねばならない。そのあたりは、経験値がモノを言う場合が往々にしてある。今やっている仕事を上司がどう評価しているかは分からないが、まあまあ彼女の穴埋めがいくらかはできているのではないかと思う。(穴のない実験計画などまず無いし、起きてくる問題を優先順を決めて解決しないと時間などすぐ消費してしまう)もう少し条件の良い物件も見つけたが、それも嘱託採用、3ヶ月ごとに契約するのだそうだ。応募するかどうか、迷っている。心理的には派遣と変わらないじゃないか!
2005年12月06日
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幸いにも仕事にありつけているので直接中継を見ることはできず、国交省の喚問はニュースで見るしかなかったが、購入側の「圧力をかけた覚えはない」納入側の「圧力をかけられた」はほとんどレイプ裁判だ。被害女性の「殺すぞと脅され従わざるを得なかった」加害者の「本気で言ったつもりはない。積極的に同意したのである」という証言とほぼ同じだ。加害者のこの言い分を認めるなら、セクハラ防止条例はまったく意味を成さない。下請企業にとって、「取引しない」は「殺すぞ」と同じなのである。単一企業に依存する度合いが高いほど、そうなのだ。セクハラは女性の非力につけこみ、仕事上の立場の力にものを言わせて屈服させる行為だ。このことと下請けいじめは何の違いもない。「価格見直し」のたびに下請けは首をしめられているのだ。歴代最高益の陰には下請けの犠牲があるのだ。下請けには価格決定権がない。それがなによりの資本主義の矛盾であり、また原則なのである。トランプの「大貧民」に似ている。元請のせりふは決まっている。「お宅だけができるんじゃないから」「頼むところはいくらでもあるんだよ」士農工商と大差はないのだ。「圧力をかけているという認識はなかった」というのは強者の論理だ。「セクハラという認識はなかった」と、かつて女性が言ったことがあるだろうか。こういう圧力の防止条例を作ることがひいては消費者保護につながると思うのだが。言った方は忘れたり、そんなつもりはないと言っても、いわれた方はそうはいかない。絶対に覚えている。よほど信憑性も高い。誰だって買い物はやすい方がいいし、工期は短い方がいいと思っている。(もっとも、私がいま住んでいる家が今の姿になるのには建ってから6年ばかりしてからだ。50年前の話なので、粗壁を乾かすのにそのくらいかかったという事だ。それから漆喰を塗るのだからのんびりした話だ)計算の煩雑さにつけ込んだ、たちの悪い商売だ。甘い汁を吸ってきたんだから、倒産したって文句は言えないと思う。
2005年11月30日
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このごろやけに言葉の終わりに「・・・かな」というのがあり、気になる。なにか、物事を婉曲的に表現するのかもしれないが、それが誰の意見や話なのかが曖昧な場合が非常に多い。「私はこう思うんですが、違うでしょうか」というようなことまで「こう考えたらいいのかな、と」ほんなら結局どっちにするんじゃい!と突っ込んでしまうあたり、十分おじさんなのだが、これが増税の話の中で出てきたりすると、いかにも他人任せで流されていく「三無主義」に見えてくるのだ。消費税引き上げをどう思いますか?と聞かれ、「増税する前に無駄遣いをやめるべきです」と答えるなら自分の意見になるが、「無駄遣いがあったりするのかな、と思う」ではまさに傍観者。自分の懐が痛むのを人ごとみたいに思ってるんだろうかと感じてしまうのだ。そう言えば、小泉語録にもこんなのが多い。ひとりよがりだ。何事も自分の中で保留してしまい、結論を出さずに既成事実を積み重ねてしまう。こんな状況に乗じて、社会保障費の自治体押しつけとか米軍基地の移設費用負担、飛行場の移設などがどんどんと決まってしまう状態が続いてしまうようになっているように思うのだ。皇室抜きの皇室典範、住民抜きの基地移設、誰が提唱するのか分からない増税、(議論は進めるべきだ、では将来像は見えてこない)ポピュリズムとファシズムがのし歩きそうな昨今。「僕の考え方が分かっていないからとんちんかんな事をする」任命したのは誰だい? 企業だって理解度の低いものには教育をするぜ!まったくどうなっているのかな・・・ 疑問かな、ではなく、疑問だ!ついでに腹も立つ。「・・・かな」と内に秘めず「ではないか」と呼びかける方が健康だと思うのだ。
2005年11月26日
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地震で倒れる可能性のあるビルが首都圏を中心に次々と見つかっているそうだ。専門家が見ると鉄筋の量とか太さとかで結構分かるのだそうだが、何とも物騒な話。規制緩和で新規参入が増えると、頼んだ方も頼まれた方も分からないような話が突っ走っていくようになるのでは?と思ってしまう。何もかも自由にやれ、競争に勝ち残るものが偉いのだという発想はその行き着く先だろう。建築基準を満たさない建物は自己責任で住んでもよいのだろうか。自分がたてて自分が住むなら自己責任だろうが、たててもらって住む人の方が圧倒的に多い。さりとて細かい建築基準を説明されても分かるとは思えないし、住む人が変わればそこまで家の構造の情報が一貫して蓄積されているかは実に怪しい。私の家は父が50年前に建てたもので、あちこちくたびれては来ているものの、まだまだ住むのに支障はない。自分で直せるところは直し、頼むしかないところは頼んでいる。しかしこれが鉄筋となったら住む人が関われるのは作るときだけだ。あとどうなるかは分からない。コストダウンでどこもかしこも苦しんでいるが、「やすけりゃ良いのか」という声は「安いよ」よりもいつも弱い。本当の価値は自分の目線で考えるしかしょうがないだろう。施主は安くしろ、と言い、そうなると材料費や設計料をたたく。そうなると十分には使えないので勢い少なく、細く、になる。審査も速い方が資産を遊ばせなくて済む。で、安易安易へと流れたのが今回の事件ではないだろうか。で、いつも思うのはこんな時、ルールを決めた政府の責任がいつもうやむやになっている事だ。誰も処罰しない。もちろん、ルールを破ったものは悪いが、破っていないかのチェック機構はどうなっていたのか。「こんな事が起こるなんて想定もしていなかった」というのがいつもの答で、ごめんなさいの一言もない。
2005年11月21日
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先日京都に行ったが、ブッシュの来訪ということであちこちに機動隊のバスがいた。今回は何しに来たんや?人気が落ちたもの同士の励まし合いではなかったのか。小泉氏の国内評価はともかく、アジアの各国からはあきらめられている(あいてにしてもらえない)というのが実情ではないか。「あれにはなにを言うてもあかんわ」ブッシュはハリケーンの対応は悪いわ、身辺の追及はあるわ、イラクはベトナムの二の舞で死者ばかりが増える。たいそうアメリカでの居心地は悪かろう。日本でBSEや基地問題の念押しをしておけば手柄にもなる。なにせ小泉は稀有のイエスマン。イエスマンで固めた小泉内閣はブッシュ親衛隊みたいなもんだろう。「日米関係がよくなれば対アジアの関係もよくなる」は噴飯ものだ。「虎の威を借る狐」であることが条件。日本を好きだからいい関係を作るのではなくアメリカが怖いから仕方なくいい顔をしているだけではないか。現憲法前文にうたう「世界に名誉ある地位を占めたい」とはうらはらだ。「イラク、どう収拾つけまんねん?」くらいの話はあったのだろうが、この無駄遣いをいつまでするのかを表明する方がよほど名誉ある地位になると思う。アメリカだって、「そろそろやめたらどや」とどこからか声をかけて欲しいぐらいなモンだろう。栄枯盛衰、アメリカの繁栄がいつまでも続くわけがない。日本もその時は「どこと組むのが良いか」だけで仕切り直すのだろうが、世界はそんなに甘くはないんじゃ無かろうか。アイデンティティーの感じられない国に成り下がっている。
2005年11月18日
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職場で昼飯時にはテレビがつけてある。防衛庁長官「時間が許せばすぐにでも沖縄に行き、理解を求めてくる」そんなケチなことゆうてんと、自分の選挙区で引き受けたらどや?一番理解が得られるだろうし、圧力も効いて支持者もおおいんとちがうのか?誰もがいやがる基地を人の所に押しつけることを相談もなしに決めて、それでどんな理解を得ようちゅうんや?アメリカと言えば「政府間で決めたこと、自治体への対応は政府の責任だ」使うモン(店子)が大家さんのとこに挨拶に来るのが筋だろうが。タカ派揃いの内閣と言うが、弱いものに対してのタカで、アメリカの方を向いたらほとんどウサギじゃないの?弱いものいじめは人気取れないよ・・・こんなことを言う職員がいた。 私も同感だと思った。
2005年11月04日
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報道によって「設定の誤り」という説と「設計の誤り」という異なった表現となっているが、またも隠匿体質が現れたようだ。犠牲者の関係の人は「まだ懲りないのか」と思っていることだろう。機械ものは思惑通りに動いて初めて価値が出る。「とにかく付けりゃいいんだろ」だったとは思いたくないが、結果的に見ればそう言うことになる。人間はミスをするから機械のバックアップを付けるのだが、その機械が正確に設定していなければ無価値だ。それを隠していたのは、結局何も変わっていないと言うことだろう。JRが信用を取り戻すには、社長を替えねばならないだろう。それもポーズに過ぎないかもしれない、という突っ込みもあるだろう。保線マンも大変だ。誰が間違いをやったかは分からないし、結局作業のあとを確認しなかったのだろう。東証のコンピュータも同じ扱いだったのかもしれない。
2005年11月02日
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普段から批判がましいことばかり書いてるけれど。外務大臣に麻生さん?よけい靖国問題がこじれるんじゃないかと思った。地元紙の読者の欄にも「よくやった!小泉参拝」てな内容のものがある。年齢から考えるとたぶん同世代の人がたくさん戦死したのだろうと思う。しかしその人たちが死ぬきっかけを作ったアメリカの言う「戦犯」が合祀されていることには全くふれられていなかった。かつて日本に攻められた国が非難しているのは「戦犯も(の)まつられている神社に参拝した」からだ。このことを「戦犯を敬う」として指摘しているのだ。各地に「忠魂碑」というのがたてられている。これこそ戦没者をお祭りしているはずなのだが、こっちの方はとんと参拝したとか言う話を聞かないし、慰霊祭のようなものも知らない。「魂は靖国にかえってくる」と刷り込まれた人たちはどうでも靖国なのかもしれないが、本当に魂というものがあれば家族の元に返るのが一番幸せだろうと思う。家族もそうだろう。マインドコントロールは恐ろしい。竹中平蔵さんも留任だそうな。小泉内閣ができてから良くなったものは何もないと思うのだが、どうなんだろう。国の借金づくりに歯止めもかからないように思う。その上、米軍には諸手をあげて協力。国民の方を向いた政治はないのか?小池百合子さん。新進党からでてきて、保守党に変わり、結局自民党。この人のポリシーは何なんだろう。そして小泉首相、「自民党をぶっ壊す」んじゃなくて、不自由非民主党にして村八分を確立しただけのように思う。この先、国民のことを考えているとは思えない。
2005年10月31日
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今朝の朝日新聞に現行憲法と草案とが比較できるように掲載してあった。ぱっと見の印象。前文は現行の方が「我々はどういう国家を目指すのか」が明快だと思った。そして、それがあまり高いレベルで実現できているとは思えないと思った。なんだか、夏休みの宿題じゃないが理想の計画を立てたけれども、それが実現できそうにないので低い目標に切り替えた、そのついでに観念論を並べ立て、中身がかえってわかりにくくなったという印象。国防は主権を守る上で大切なことだ。国防をアメリカに頼ることで経済発展を遂げてきた。それはそれで評価できるが、エコノミックアニマルなる言葉を生み出し、「銭のために動く」という日本人像は、だんだん「銭のためにしか動かない」と変わってきているような気がするのだ。「禁じてなけりゃ何をしても良い」という風潮が「敵対的買収」につながっていると思う。まだ精読していないので良くよんでからまた書こうと思うが、「憲法を暮らしにいかす」と訴えた社民党の土井さんは、おそらくこのあたりを訴えたかったんじゃないかと思う。理想の目的を設定し、それと現実とのギャップを埋めていくことが政治の役割だろうが、私利私欲に駆られた結果が議員年金や政党交付金であるように思ってしまうのだ。税金で養ってもらっていると国庫金は自分のものみたいに思ってしまうのだろうか。
2005年10月29日
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高校生の頃だったか、エンタープライズが佐世保だかに入港して機動隊と学生の衝突があったが、今回の母港化まで進んでしまったのかと背筋が寒くなる。日本は、いつの間にかアメリカ軍の中に組み入れられてしまっているのだ。「言うことを聞かないやつはたたく」のがアメリカだ。ブッシュになってからよけいその色が濃くなっているように感じる。やはり日本はアメリカの属国だ。アメリカに身を売っている。牛肉輸入もなし崩しに再開されようとしている。肉のかたまりを見て、生産国やらその年齢が分かるというから無茶だ。国民の健康を守るのが国ではないか。愛国心は国が良くしてくれたら生まれるもの、それをまず持てと言うのは筋違い。障害が不幸なのではない。日本に生まれたことが不幸なのである。この言葉が近頃実感として目の前に現れる。
2005年10月28日
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風呂上がり、ふらりと外にでたらきれいな月。だがよく見るとちょっと変。右下がずいぶん暗くなっている。満月みたいに見えるがいびつ。今日が満月とは知らなかったが、月の満ち欠けなら輪郭ははっきりしているはず・・・で、google で調べてみるとやはり今日は月食だった。実物を見てちょっと得した気分。食はほんのわずかだ。始まりから終わりまで1時間ほどのことらしい。明日もいい天気のようだが、今夜は冷えそう。今日も毛布だな・・・
2005年10月17日
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気温が下がり、いっぺんに秋らしくなった。寒くて目が覚めた。今日は半袖では寒い。ランニングの下着でも寒そうなのでタンスをあけにいく。女房には悪いが、ぎりぎりの数で運用するせいか夏には長袖シャツが目立ち、冬にはランニングが多くなる我が家のタンス構造だ。すなわち、欲しくなっていっても、大概そこにはなくて、前のシーズンの終わりにかいためたものを改めて探さないといけない。で「かあちゃ~~ん」となるわけだ。少し黄色くなりかけた緑の柿の実が楽しみ。台風で折れた枝はどうしようもなかったが、去年に比べれば収穫も多そうだ。去年は立て続けに2つの台風に見舞われて、「またかい」となった。うち1個は隣町に上陸したので九州や四国地方には及ばないまでも、当地としてはすごい風だった。そして、豊岡がやられたのである。天井川が決壊したからたまらない。その豊岡も今年はコウノトリの放鳥で明るいムードだ。またあちこちから飛来したコウノトリの話題も報じられている。農薬などの汚染から里山が復活した、と評しているものもあるが、農業の荒廃から水田を放置した結果でなければいいが。零細の農家は、働き手もなく、工作できないところもある。荒れた棚田に水がたまっていき、そこにカエルや魚が集まってきたとしたら、何とも皮肉なことだと思う。ひょっとしたら中国からコウノトリが集団移住してきたりして・・・
2005年10月16日
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温暖化と大型台風はいかにも関連あるように感じるが、地震はどうだろう。地球の自転速度がわずかに変化して地殻の動きに関連することがあるのだろうか。パキスタンの地震、スマトラ大津波を引き起こした地震、何か頻発と言うにふさわしいような気がする。本当のところは分からないけれど。それでも、何か自然の摂理で人間の数を減らそうと言う動きなのかなと考えてしまった。ところで、石油製品の値上がりだ。この冬は、野菜が高騰するのではないか。特に栽培に温室を必要とするトマトやキウリあたりがその可能性が高い。イチゴもそうだろう。無理してこの時期に食べる必要のないものはやめておけばいい。代わりになるものはいくらでもあり、30年前の食生活を思い出せばいいのだ。実際、この時期のトマトなんて水の固まりと思えばいい。いや、重油なしではできないから油の固まりという方が正確かもしれない。現代の我々の生活がいかに石油付けになっているかを認識する良い機会だ。トラック業界が「トラックの物流が消えると食料がなくなる(買えなくなる)」とPRしている。トラックはなぜ必要になったか?人口の偏在が起き、必要なところでできなくなった、あるいはできなくしたからなのだ。「物流がなぜ必要か」とエネルギー論を抜きに「食えなくなるぞ」を語って良いのだろうかと思う。化学肥料、農薬公害、農業機械、動物との共存、環境保護、誤りを繰り返しながら農は迷走しているというのが現実だろう。
2005年10月10日
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大阪で出たこの判決、非常にクリアーだと思う。「なぜそう言う解釈をするのか理解できない」との首相のコメントがあったそうだが、まあジコチューとしか言いようがないと思う。内閣総理大臣、と肩書きを書いて記帳したら、その立場で参拝したと解釈するのが普通だろう。そう思われたくなかったら名前だけ書けばいいのだ。「慣習で」等と固執するなら改革の旗印はおろすべきだろう。と言えば、たぶん「改革すべきものとそうでないものがある」とくるんだろう。内容を問えば「適切に判断する」なのだろう。そんなんじゃいけないよ、と言うのがこの判決と解釈する。実際外交なんて四面楚歌状態。むしろどこからも相手にしてもらえないのが実情ではないか。イラク派兵も「大本営発表」といくつも違わない。久々に溜飲の下がる思いだ。
2005年10月01日
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カトリーナの検証を見て、やはり日本との風土の違い、危機管理の内容の差を感じた。中心気圧902ヘクトパスカルと言うから、これはとんでもないハリケーンだ。でも14号もはじめは910位になっていたように思う。あと、その勢力を保つ要素があるかどうか出分かれ目になったのだろう。高温と水蒸気と風のながれ。メキシコ湾は太平洋に比べると熱が偏在しやすいんじゃないかと素人なりに思う。太平洋の黒潮に比べたら、メキシコ湾流なんて風呂みたいなもんじゃないんだろうか。だからよけいに温暖化の影響が出やすいのではないかと思う。防災予算を削ってイラク戦争につぎ込んだというのは石油のエネルギー政策とも密接に関連するので真偽はともかく、やはりできれば海抜マイナスの所には住まない方がいい。住め、住んでも良いというならその責任を取るべきだろう。ブッシュもしたたかだ。「なぜうまくいかなかったかをこれから検証する」もっともらしいが、やはり金をつぎ込まなかったからのようだ。避難命令を出すタイミングも遅すぎるし、その導線確保が後手に回ったのは、なれない市長がその業務をやったからだという。本来は政府の仕事だった。日本の防災予算が潤沢かというとそうは言えないだろう。従順な国民性もあるかもしれないが、非難は割とスムーズな気がする。台風の接近前から公務員は役所に詰めているし、必要に応じてパトロールもする。地域のきめの細かさが効いているのではないか。印象的なのが高齢者や病人を放置して逃げたという話。仮に緊急避難にあたるとしても「結局それかい!」という気持だ。ブッシュも基本的には「弱者切り捨て」が路線のように思う。
2005年09月08日
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アメリカ南部を襲ったハリケーンで多くの人が被害を受け、亡くなった。報道の画面を見ていると、なぜか自然がアメリカに報復している、あるいは自然破壊を警告しているような気がして仕方がない。水上を延びる高速道路が落ちている。カリフォルニアで地震が起きたときの写真と同じだ。海抜0メートル地帯に堤防を築き、無理に人が住めるようにした町が水没し、道路が寸断されてまさにライフラインが消失している。記事によれば貧困層の多くがここに住んでいたのだとか。住めるようになるとどんどん危険なところに住宅が建つ。日本と同じ構図ではないか。ハリケーンにせよ台風にせよ、大きな被害をもたらすが、地球的に見ればよどんだ空気をかき回して、均一化を図っているようにも感じられる。猛暑と冷夏、あるいは豪雨と異常乾燥が一度に起こっているのを、例えばかゆいところを掻いたり、くしゃみみたいなことを地球がやっているんじゃないかと思う。京都議定書を否定したり、イラク戦争を無理に始めたり、と言うようなこと、核兵器の偏在と言うようなことでアメリカの力が正当、不当はともかく一極集中になっているのを弱めるのじゃあないだろうか。そして、カネが必要なのは派遣のためではなく、自然の猛威から人間を守ることへの回帰ではないかと思うのだ。さて、もうすぐ台風14号が接近する。非常に強い、915ヘクトパスカルという。カトリーナの日本版にならないように。昨年の23号の被害が頭をかすめる。
2005年09月03日
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どうも書き落としが多くて困る。出生数が減少するのを移民を利用してアメリカは対応してきたと言う話があった。海外から安い労働力を流入させ、きちんと課税してきた訳だ。そのかわり参政権も認めた。そうして社会保障ができるような資金源を確保した。これは与党側の話。なぜ出生率が低下したかと言う理由で、あるコメンテータ(はげ頭の時々見かけるおじさんだ)は、「女が女であることをやめたから」と主張し、高樹澪氏の反発を買っていた。このおじさんのもいい加減暴言だと思う。「女が生もうとしないのだ」と「女の権利をもっと認めろ」男の私が見ても育児については女性の負担が大きいと思う。「夜中に泣かすな」と言うのは昔時代劇によく出てきたシーン。すみませんと女房が答えるが、どう見たって男の論理に無理がある。泣くのは赤ん坊であって母親の制御下にある訳ではないのだから。学校の世話役も、サラリーマンの父親には回ってこない。専業主婦と自営の数少ない男でやっている。育児休暇だって消化されていない。一番欠けているのは、子供を社会の財産としてみていない意識にあるのではないか。一方で不妊に悩む女性もいる。「あ~産むんじゃなかった」と言う人もいるかもしれない。その多様性を認めなければ社会は回っていかないだろう。で、今の郵政民営化の動きを見ていると、これがどうも多様性を認めない動きへと流れていっている気がする。それと、障害児を育てていて一番心に残った言葉。「障害を持って産まれてきたことは不幸ではない。日本に産まれたことが不幸」施政者にはぜひ聞いてもらいたい言葉だ。
2005年08月29日
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