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年が明けようとしている。今年一年をふり返って思うのは今年は、個人的にすさまじい年だったなぁと思うのね。初めて専門を本格的に始めて、その難しさにちょっとついていけなくなった。でもそれを乗り越えたら面白くなって勉強意欲がわいてきた。春には舞囃子を出した。丁度その時期と、自分の中でのしんどい時期と重なって情緒不安定なときが続いたけどその分得たものは大きかった。・・・あの時期を乗り越えたら、もうなんとでもなる(笑)。そう考えられるだけでもいい経験だ。細かいことを挙げればきりがないけどどちらかといえば、実りある年だったと思う。じゃあ来年はどうだろう。来年は、今の時点で考えるだけでもかなりの困難が待ち受けている。具体的には進路。能の地頭。卒論。進路は今ちょっとした、でも凄く大きなジレンマにぶち当たってどうしようか悩んでいる。地頭は自分の根性がどこまで続くかが勝負で張り詰めすぎて、糸が切れないようにしないといけない。卒論は・・・まだ未定。一番身近なのは進路だけどね。でもそれにばかり気を取られてちゃあ、他がおろそかになってしまう。あーむずかし。未来の私がどんな選択をするにせよそれは考えに考えた末の、決意あるものであってほしい。泳ぎ着くところと、流れ着くところは違う。自分の行く先は、自分の意志で決めなければ。来年は転機の年。そして終わりと始まりの年。今年を締めくくると共に来年への決意を新たに。さあ、次の年がやってくる。
2006年12月31日
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兄「あり得んやろ」年末なので、昨晩帰省しました。兄「お前自力でうちまで来いよ。 山道凄かったんやぞ」山ひとつ越えてもらって、駅までお迎えをお願いする。雪降りしきる、北陸の夜。私「いやほんまありがとう。 感謝しとるわ」雪の降る山道を車で帰る。40キロ走行の、トロトロ運転。それでも余裕でハンドルが取られる。容赦なく向かってくる雪を見てるとああ、富山に帰ってきたなぁって思うし雪のない冬の記憶は、あっさりと忘れ去られる。富山の冬に溶け込む。兄「京都ちゃ雪ないんやろ」私「全くなかったね。 もう降ると思うけど」そして京都の雪は歓迎されどうせ明日辺り金閣寺が映されるんだろうなぁと思ったらTV『京都では金閣寺が雪化粧をして・・・』今朝のお昼のニュースでやってました。うっすら可愛らしい雪。・・・こっちの雪を分けてあげたいよともあれ、今年も雪と共に正月を向かえることになりそうだ。温暖化で雪はどんどん少なくなってるしやがてここも、一晩50センチなんて降らなくなるに違いない。それはそれで寂しいのだ、やっぱり。今晩もまた積もりそうだ。
2006年12月29日
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宝生会の恒例行事謡い納め。その年に習った曲を一日で全曲謡って、文字通り謡い納めるわけです。今年は「鶴亀」「養老」「清経」「雲雀山」「巻絹」「土蜘」「加茂」「敦盛」「半蔀」「女郎花」「熊坂」の全11曲・約8時間相当。9時始曲。冬の早朝、自転車で坂を下る。・・・でももう9時まわってるし。さすがに『鶴亀』は始まってるかもなぁ・・・ぴろりん♪(←メール音)鴨くん(仮名)『始曲・独吟『鶴亀』』かっこよすぎるよ。てかみんな起きようよ!去年も確か同じメール来たよ!人のこと言えないのは分かってるけど!よしもうすぐ着くキコキコキコキコききっ鴨くん「ああ、おはようございます」鹿くん(仮名)「おはようございます」お、鹿くんもいる。鴨くん「もう少し鹿くんが遅ければ始めるところでした。 今からなので、じゃあ五月さんシテ」いきなり役か。でもまぁ、久々に謡うかな。鶴亀。見台を持って舞台に上がり3人並んで「「「よろしくお願いします」」」「それ青陽の春になれば・・・」『鶴亀』は短いのですぐに終わり春に鴨くんが舞囃子を出していた『養老』へ。後から犀ちゃんが来て、4人で謡う。・・・時間がかかるのでとにかくスムーズに。ちょっと休憩して、すぐ次へ。私「・・・それじゃあまた後で来るから」3曲目『清経』が終わったところで、私は就活のため、一旦抜ける。終わるのは4時半ぐらいらしいからあんまり謡えないかもなぁ・・・・・・・・・「ありがとうございましたー」17時だ。これは・・・鴨くん『今から『熊坂』です』あーもう最後じゃんか。間に合わないなぁ。がっかり。ちょっと疲労してBOXへ行くと師匠(仕舞)「ああどうもこんばんは」OBさんたちが謡っている。なぜに『俊寛』(難しすぎるだろう・・・)。亀さん(仮名)「番外謡らしいよ」鹿くん「他の人は買出しに行ってます」現役の何人かと他大学の人たちは、鍋の買出しに行っている模様。まあいいや、鍋を食べてゆっくりしよう。「かんぱーい」鍋は味噌とキムチが2つ。あっちとこっちのこたつに分かれて煮たたせる。OGさん「カキだよー♪」毎年、生カキを頼んでくださるOGさんのカキも食す。今年はNOROが怖いので、全部火を通すことに。新聞紙広げて、その上でカキを割って生クリームをちょっとたらした上に、とろけるチーズをのせる。オーブントースターで焼けば「グラタン風味の出来たよー♪」まろやかでクリーミィな、グラタン風味カキの出来上がり♪ううううめーvvvあ~今年もこうして終わっていくんだなぁ。そして来年がまた・・・鴨くん「五月さん」私「あ、はい」鴨くん「来年のことなんですが」・・・そうだった。来年どうするか師匠にご相談をしなければ。こたつから出て向こうのこたつで歓談している、師匠のところへ。鴨くん「あの、すみません」師匠「おお、はいはい何でしょう」鴨くん「来年のことなんですが」師匠「おお・・・」師匠が杯を置いて、居住まいを正す。鴨くん「来年できれば 能を出したいと思っております」来年の自演会4回生の、最後の自演会で出来ることなら、能を出したい。・・・それは1回生からの夢だった。私も、鴨くんも。師匠「それは・・・ 現役の中で、意見はまとまってるの?」私「はい。一応全員には話をして みんな、出せるなら出したい、という方向に決まりました」師匠「そうですか。ちなみに曲は」鴨くん「出来れば『葛城』を」学生能・最難関の曲のひとつ。口に出したらさあいよいよ後には引けない。師匠「あ~~~~ かずらきねー・・・」首をひねる師匠。師匠「上の師匠に聞いてみるときに さすがに「葛城です!」っていきなり言ったら絶対無理だから。 幾つか候補を挙げて、どっちに転んでもいいようにするべきだよ。 他にはあるの?」鴨くん「他は・・・いや、葛城がいいんですが」師匠「いかんいかん、それはいかんです」頭を振る。師匠「もっとよく考えて、3つくらい候補を挙げるんだ。 伝えるのはもう少し後でもいいから 現役の中でよく話し合うことだ」鴨くん「・・・はい」アドバイスに従い全曲書いてある表を前に、色々調べて候補を考える。能を出せるのならば。私は尽くせる限りの力を持って、それに挑む。だって、私たちで能が出せるのだ。もし叶うのならば、そんな嬉しいことはない。ひとまず、今年の謡い納めはなごやかにしめられ今年度も幕を閉じた。いよいよ勝負の年が来る。どこまで出来るかわからないけれど頑張るぞ!
2006年12月27日
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集中講義期間です。毎日朝から夕方まで、地下の会議室にこもってます。取ってるのは言語学の講義なんですが論理式も使うし、哲学の話も出てくるし非常に頭を使う。でも面白い。そうやっぱり研究って面白いのです。一生かけてもいいくらいにそれは。でも「科学っていうのは 何百年かに1人出てくる天才によって 大きく飛躍するものです」そう。科学ってそういうもの。「じゃあ他の凡人はどうすればいいのかというと 地道に努力するしかないんですよね」私はその天才ではない。勉強がちょっと好きな、ただの凡人です。だからもし、研究に身を費やすとしたら一生凡人の地位でいることを承知の上で、地道な作業をするしかないのだ。次世代の天才が生まれることを夢見て。たとえ自分の結果が全く出なかったとしても。それでも凡人の努力が無ければ天才は生まれない。多くの研究者たちが積み上げた基盤によって1人の天才の頭に、英知が注がれある公式、ある定理、ある証明として結晶化し世に形を成す。そんな風に考えると人間って向上心みたいな遺伝子なさそうなこととかも次に伝えられる特異な生き物だよな。だって会ったこともない過去の科学者の努力を吸い取って進歩することが出来るのだから。・・・話がずれたな。とりあえず。研究するには根気が要る。あとお金も。何で研究費減らすんだ政府。・・・凡人研究者にも優しい世の中であってほしい。でも残念ながら優しくないので就活行ってきます。
2006年12月21日
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日記更新できなくてすいません。頑張って舞台の日記も遡って書きますので。本日も講義の後、梅田に行ってきまして遅ればせながら、帰りにかばんをいっこ買ってきました。いわゆるリクルートバックというやつです。今まで持っていたのも好きなんですけどA4が入らないのが致命的でしたね。今日もらった選考用シートもA4だったし。生協にも売ってたけどあれはビニール質全開だし安っぽそうだしいかにも「リクルートのときだけ!」って感じだったからどうにも買えなかったのです。でも今日買ったのは、皮の質感がいいしサイズも手軽でスタイリッシュ。値は張りましたけど、後々にも使えそう。これを手に来週も頑張ろう。あ、来週までしばらくセミナーとかないので一安心なのです。でも金曜まで集中講義があって明日までに論文(英語約50ページ)読まねばならずやっぱりてんてこまいです。てんてこまい。ココア飲んで頑張ろうーココアはやっぱり無糖ここあだー
2006年12月19日
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仕舞『加茂』は正直、稽古不足だと思うのだ。師匠「まあ、そんな感じでいいんじゃないですか」って師匠は仰るけれども。いやだって、明らかに飛びかえり出来てないし半身のバランス取れてないししゃきっと立ててないしダメなところを挙げればキリがない。・・・それでも出来ているように見えるから恐ろしい。それに甘んじないように叱咤して、向上するのもなかなか難しい。でも本番はやってくるわけで。鴨くん(仮名)「扇ありますね」狭い切戸口に5人で並ぶ。鹿くん(仮名)地頭の、男地だ。「「「よろしくお願いします」」」随分慣れた、この古い小さな能楽堂。今回はいつにも増してひどく落ち着いているのだ。えーい、もういいや本番だし。思いっきりやってやれ。「風雨随時の御空の雲居・・・」『加茂』のシテは、神様の中でも力強い、雷様。大きく、迫力があるように舞う。「わけ雷(いかずち)の雲霧をうがち・・・」面切り。松が見える。しばらくあって「降り来る足音は」拍子の連打。「ほろほろ・・・」雷が鳴るように徐々に乗って徐々に大きく「とどろとどろと踏みとどろかす」うまく見所まで雷は鳴り響いただろうか。「威光を顕しおわしまして」後ろに下がって飛びかえり。む、あんまり上手くいかなかった。・・・ってことも考えながら舞ってる自分がいる。そろそろフィニッシュ。「虚空に」乗り込み拍子。「あららせ」あららせって何。「あがらせ」でしょうが!何間違えてるんですか!・・・という怒りもちょっとこめて思いっきり舞台を踏んで「給ひけり・・・」亀さん(仮名)「ごめんごめん」勘弁して下さいよほんとに。師匠「うん、なかなか良かったけど一箇所 『ほろほろ~』の前だけど」私「あ、はい」師匠「あそこは片開きじゃなくて開きの型ね」・・・やべ。私「すみません・・・・!!」師匠「あとは拍子、もっとでかくてもいいね。 他は悪くなかったし、地もまあ概ねいいんじゃないですか」えーうそ、あんだけ落ち着いてたつもりだったのに気づかなかった、マジで気づかなかった。当てにならないなぁ、自分の感覚なんて。そのあと連吟『敦盛』がありそれはまぁ、特筆すべきこともないのでカットして最後の出番。亀さんの卒業仕舞『生田敦盛キリ』だ。毎年、秋の京宝連は卒業生にとって最後の舞台となる。そこで番組の最後に、どの大学も卒業仕舞を持ってきてみんながそれを楽しみに見る。鴨くん「早くして下さいよ」・・・ってゆっくり他大学の卒業仕舞見てたらもう出番。あわわ。亀さん「じゃあ」鴨くん「はい。では」「「「よろしくお願いします」」」こうして亀さんと舞台に立つのも最後になるのだろうか。「片時の暇と仰せられしに・・・」地は2回生以上全員が入った、5人地。地頭は鴨くん。『生田敦盛が上手く行けばそれでいいですから』鴨くんは、この卒業仕舞を非常に大事に考えていた。それは私もそうだし他の皆もそうだろう。「言うかと見れば不思議やな・・・」地謡は簡単ではない。でも、謡っていて気合が入る。「天地を」亀さんが扇で天と地をさし「響かし」拍子一発。「満ちみちたり・・・」本当に半身が上手い。きっと『船弁慶』の稽古で磨きがかかったのだろう。これくらい、腰を入れられるようになりたい。「忽ちに消えうせて」そして場面は急展開し転調する。「月澄み渡りて明々たる」音が若干あってないけどそれでも。「暁の空とぞなりたりける」ここの部分は好きなのだ。雰囲気ががらっと変わって上手くいけばぞくっとするから。・・・上手くいかなかったけど。「形は消えて失せにけり」修羅物の雰囲気が消えゆっくりとしたハコビと共に「形は消えて失せにけり」シテの姿が消えていく・・・師匠「非常に 卒業生らしい仕舞でした」そうだろう、きっとそうだろう。謡っていて誇らしかった。こうして毎年卒業生は卒業生らしく、宝生会を去っていくのだ。京宝連は見所満載で楽しいのだけれどやはりそこが少し、寂しい。鹿くん「2次会はカラオケですか」亀さん「よしじゃあ行こう」全体の後席の後、カラオケへ。二部屋に分かれて3時間予約。途中でこちらの部屋に「「どうも~」」向こうの部屋の人が全員、やってくる。おおっと狭い。「亀さんにプレゼントが」亀さん「えっ、あっ そうか・・・」卒業生には毎年送られるプレゼント。今年もみんなで買いに行った。犀ちゃん(仮名)「どうぞ」亀さん「ありがとう」その場で開ける。中から「「ライトセイバーです」」修羅物好きの亀さんにぴったり!の光るライトセイバー!!(サウンド付き!)寅くん(仮名)「これで是非修羅物舞ってください!!」亀さん「・・・ありがと(笑)」今年の京宝連もつつがなく終わり今年度も終わりをつげました。しばらくはOFF期間。みなさまお疲れ様でしたー!
2006年12月17日
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秋京宝連はひとつの節目を感じる舞台だと思う。それは舞台の端々に感じることで嬉しくもあり寂しくもあるんだけど。リスちゃん(仮名)「・・・すみませんどうやるんでしたっけ」 *リスちゃん・・・現在宝生1回生。 犀ちゃんの友達で、秋から本格的に稽古し始めた子。 非常に腰が低い。私「あ、帯はそうじゃなくってここ曲げるの。 それでぐるぐると」リスちゃん「ああどうもすみません~」私「いや別に聞いてくれたらいいし」1回生も、徐々に着付を覚え始めてる。春には2回生だし、冬の間に着付け特訓をした方がいいかな。私と雉ちゃん(仮名)がやったみたいに。今回、仕舞の地頭は亀さん(仮名)の卒業仕舞以外は全て2回生。簡単な仕舞ばかりじゃないけど、みんなちゃんと頑張ってきた。寅くん(仮名)「心は真如の~」鴨くん(仮名)「切戸ですから静かに」寅くん「すんません」まずは寅くん地頭パート。『猩々』はさておき、もう一つは難関・『玉葛』。さあ、どう出るか。鹿くん(仮名) 「げに妄執の雲切りの・・・」シテの鹿くんのペースに比べややゆったりとした地だけど、稽古の成果あって安定している。正直、できるかどうか心配だったけど別段間違えることもなく、しっかりと謡いあげる。一安心だ。師匠「地は良かったよ」寅くん「ありがとうございますー」寅くん嬉しそう。頑張ってたから、なおさらだろう。快調快調♪OGさん「みんなで食らってくださいな」次の1・2回生連吟『土蜘』まで間があるのでふわふわロールケーキでおやつタイムvvうまーvvOGさん「男楽屋にもう一個あるから もう全部食べちゃって」ということは、1人1個半か。私は雉ちゃんと半分こ。リスちゃん「どうするー?」犀ちゃん(仮名)「俺は満たされたから後でいい」リスちゃん「じゃあ『土蜘』終わってから食べよっか。 ご褒美にしよう」そう、『土蜘』なのだ問題は。いつの時代もだけれども・・・。亀さん「これでよし」ビデオをセッティングし、見所から下回生を見守る。2階席にはOBの方々も見守ってくださってる。頑張れ、みんな。見台を手に5人がやってきて舞台に座る。まずはシテから。シテ@寅くん「月清き~」謡いはいつもの感じ。うーん、やっぱりもうちょっと落ち着きがほしいけど声はまっすぐ出てるし、まぁいいかな。頼光@犀ちゃん「いしくもはやく来たりたり・・・」犀ちゃんは安定してる。私も1回生のとき、頼光の役が当たったから結構鸚鵡返しはした。上手くなってる。ワキ@リスちゃん「言語道断~」リスちゃんはまだまだかな。もっともっと自身を持って謡ってほしいけど・・・シテ「らあーいいこお ら、らあーいい」待て言い直しただろう今。稽古じゃないんだからそれはいかんでしょう!あーなんか、頭に血が上ってそう・・・地「そのとき独武者~」地がヒートアップしてくる。まさかとは思うけどまさかとは思うけどシテ・ワキ「「しーかりとはー」」やっぱかぶった!!なんかそんな気はしてたけど、勢いあまってワキの台詞言うなんて!いや、舞台で謝らなくていいから!あああ、こりゃあもうなんちゅーか・・・。まぁちゃんと転ばず退場してくれれば・・・って前から帰ってどうするの犀ちゃん!(注:後ろに座っている人から帰るのが正しい作法)。ちょっと今のは・・・亀さん「あれ?そうだった?」まあ、普通気づかないことだし、いいけど・・・。1回生「「・・・・・・」」2人がへこんでいる。そりゃあ、そうかな、うん・・・。寅くん「ほんま僕の1回生のときの失敗に比べたら全然」雉ちゃん「(指を立てて)切戸だから」寅くん「はい・・・」へこむってことはそれだけ真剣に考えてるってことでそれだけ伸びる余地が有るってことだし。2人はまだまだ1回生。これから頑張ってくれるに違いない、うん。そのまますぐに仕舞地があって雉ちゃん地頭の、女地『敦盛キリ』『須磨源氏』。鴨くん「手前に座るんですよ」さっきの連吟を引きずってか上の空のリスちゃんからまず入りやはり奥へ。・・・予想の範囲内なので、手招きして手前に呼ぶ。慌ててこちらに戻ってくるリスちゃん。まあ、こういうこともある。1回生「「・・・・・・」」楽屋に戻っても意気消沈している2人。リスちゃん「・・・気持ちの切り替えって難しいですね」雉ちゃん「そうだね。私も沢山迷惑かけたよ 全宝連のときもそうだったし・・・」雉ちゃんのまなざしは優しくてああ、お姉さんだなぁって感じ。やはり先輩だわ。雉ちゃんも。私「犀ちゃんは何がショックだったの?」犀ちゃん「・・・ ・・・退場間違えたのと 土蜘、もっとうまく謡えたのにって」・・・向上心の高い子だ。伸びるに違いない。箱を開けて中に一つだけ残った、ロールケーキを差し出す。私「はい、じゃあ2人ともこれ食べたら 落ち着いて次も頑張ろうね」「「はい」」リスちゃんが手に取りふわっと割って、ちょっと大きい方を犀ちゃんに差し出す。犀ちゃんは差し出されなかった小さい方を取って、かぶりつく。リスちゃん「・・・ありがとう(笑)」さあ、うかうかしてはいられない。次は私の仕舞だ。(つづく)
2006年12月17日
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大阪まで企業説明会に行ってきました。持ってきた本も読んでしまって暇なので携帯でカチカチ。今日の会社は、塾とか予備校を経営しているところでした。さすが会社柄、説明も手馴れてる。あの独特な「学校」の雰囲気を思い出しました。ただ私は合わないなぁと思いました。勉強ばっかりしてた自分が言うのもなんですが決して大学入学がゴールではないのです。教育全体もそう。決して勉強や学校だけが全てではありません。なのに学校や塾を人生の支えみたいにして生きたってそれは結局狭くて庇護された世界でしかない。次のテストに向けて、とか入試に向けて、とか頑張ったところでそれはかりそめの目標でしかない。人生の目標は、もっと深くて力強いものだ。勉強を目標として定めるのは難しいよ。でもそれを、あたかも最大であるかのように伝えなければならないなんて自分自身がそう思ってなきゃ出来ないことだ。でないとやがて心身が分裂するだろう。・・・塾に行ってたら塾の気持ちも分かったかなぁ。でも私は行かなかったからどうも馴染めないものを感じた。まぁ、馴染めないと分かっただけでも収穫だ。これで塾関連の業界は私の中で消えるし。ちなみに今週は、合同企業説明会が土曜まで毎日あります。スーツ用のブラウス、もうちょっと買った方がいいな。
2006年12月13日
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早朝。猫さん(仮名)「雨上がってますね」朝食までの間に靄立ち込める、修善寺界隈を歩くことに。小旅行のお宿・修善寺は紅葉の名所でもあるところ。さすがに下火ではあるけれど屋根の瓦、垣根の上、そして地面にもみじの葉っぱが降り積もっている。亀さん(仮名)「湯気が出てる」朱塗りの橋の下から湧き上がる湯煙。こんなところにも源泉があるようだ。さすが温泉街。情緒を味わって宿に戻れば朝食の時間。今朝も美味しい料理。鴨くん(仮名)「じゃあ僕らはこれで」今日はそれぞれ別行動。私と鴨くんは、東京である能を見に猫さんはぶらりとしながら住まいの関東へ亀さんは実家経由で明日京都に戻る。先ほどの橋の袂で別れる。亀さん「財布頼んだよ」私「え、何のことですか」鴨くん「何で忘れてるんですか」あーそうか、亀さんの財布取りに行かねばならんのだった。完璧忘れてた。亀さん「頼むよほんとに」私「はい(笑)。了解です」そして私と鴨くんは一路宝生能楽堂へ。今回の私の旅の目的は1)マクベス、2)温泉、3)伊豆観光(←実質あまり出来なかったけど・・・)とあるけれどやはり何よりも4)三川泉の『葛城』を観るというのがあるのだ。三川泉はシテ方宝生流能楽師の中で最も優れた芸をする能楽師の1人。私は以前、三川泉の『半蔀』を観てこんなにもすっきりと、半蔀を可愛らしく舞える人がいるなんて、と深く感銘を受けたからこの人の能を観るためなら、東京に行ったっていいと思う。まして『葛城』なら尚更。・・・楽しみだ。鴨くん「学生券だから多少見づらいと思いますよ」私「いいよ。しょうがないし」券は、あらかじめ師匠づてに確保してあって能楽堂の受付で受け取る。残り数席だった券でもあるから場所は、一番後ろ。その日は『葛城』のほかに『巻絹』『融』、狂言が1番あって入ると丁度『巻絹』をやっていた。『巻絹』はうーん、あんまりいいとは思わなかったかな。最後にシテの巫女が、トランス状態から抜けるんですがそこが全然出来てなかった。型だけ派手で、中身はおんなじというか。こんなもんか、という感じ。さあそして待望の『葛城』なのです。笛が鳴る。『葛城』は雪の物語だ。ある山伏一行が山を歩いていると途中で雪に遭ってしまう。そこへやってくるのが、シテである謎の女だ。ワキの話が終わってしばらくしてシテの第一声が入る。女(@シテ)「のうのうあれなる山伏は・・・」幕の向こうからの、その呼びかけ。それだけで場の空気が変わるのが分かった。シテは姿を見せてから言葉を発するのではなくこの話では、幕の向こうから話しかける。それはまるでホワイトアウトした向こうから聞こえる声のよう。大きすぎず小さすぎず、不思議と通る、その澄んだ声。ワキを見るとその足元に冷え冷えとした雪が積もっているように見えた。なんということだ私たちはもう雪山に居る。そしてやんわりと女面をつけたシテが現れる。吸い込まれるように、目が釘付けになる。控えめでさりげないそれでも明らかな存在感を、その身に纏った女。ああやっぱり凄い。『半蔀』の可愛らしい雰囲気とはまた全然違う、この落ち着いた大人の女性の、柔和な雰囲気。どこからそれを滲み出させているんだろうか。本当に凄い演者だ。ところでこの『葛城』。三番目物、または鬘物と言われる部類の女性がシテの、非常に静かな物語のひとつであり学生で出来る範囲の能の中では、難易度が最高峰と言われている。来年度4回生になるにあたってもし、能を出せるのだとしたら出来ることならこの、能『葛城』を出そうと思っている。反対にあうかもしれない。『葛城』は、あまりにも難しいから。もしそうなったときは、致し方ないことであるから、潔く諦める決意はあるけれど。やっぱり出したいのだ。この雪の能を。心洗われる様な、この美しい幻想世界を。見終わって感嘆の、ため息がもれる。・・・いいなぁ、葛城。猫さん「『葛城』良かったですか?」私「ええ、そりゃあもう」夕食は、水道橋まで来てくださった猫さんと一緒に。舞台の感動をとめどなく伝える。猫さんは、以前舞囃子で『葛城』をしているからそれを楽しそうに聞いてくれた。猫さん「あの謡は本当に、雪を知る人が書いているって感じがしますね。 クセの『雲間に光る稲妻は・・・』とか ああいう情景描写は、知らないと書けないですもん」猫さんも、私も鴨くんも雪国育ち。暗い灰色の雲間に光る、静かな稲妻を知っている。やっぱりいいなぁ、葛城。それにしても本当に、充実した小旅行でした。いつかまたこういう旅行に行きたい。あ、財布はちゃんと、東京駅の遺失物係まで届いておりました(笑)。さーて師走もあと三分の二。今年納めをしないとな。
2006年12月10日
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京都駅、早朝。亀さん(仮名)「何時の電車に乗るの」私「9時半のにしましょう」鴨くん(仮名)「じゃあ早く行かないと」本日はかねてから計画していた泊りがけ能鑑賞ツアーの日。・・・なんでこんな忙しい時期にやるかっていうのはまぁなんていうか、行けるときに行っとけっていうやつです。今回の旅の全容は1)熱海で新作能『マクベス』を見る2)伊豆の修善寺という温泉町に泊まってゆったり3)ついでに伊豆を観光4)宝生能楽堂で三川泉の『葛城』を観るというもの。参加者は4人。なのでまずは、新幹線に乗って熱海へ。鴨くん「初静岡ですよ」熱海のホームに降り立ち、改札へ向か・・・亀さん「あ」何ですか。亀さん「財布がない」そんな早速。どうやら財布を新幹線内に置いてきたらしく、明日東京へ行く私が取りに行くことに。・・・のっけから先が思いやられる。猫さん(仮名)「お久しぶりです~」駅で、既に社会人となった猫さんと合流。そもそも今日の計画は、猫さんが考えていたツアーが主軸。私たちはそれに便乗した形。うっふふ。全員そろったところで、能楽堂が中にある、山の上の美術館へと移動。1)新作能『マクベス』私と鴨くんは以前にも観た能、『マクベス』。かの有名なシェイクスピアが原作の悲劇ですが、それを能にアレンジしたもの。ワキが真面目に「我いまだスコットランドを見ず候ほどに」とか言うやつです。いや、でもね亀さん「結構普通に見れた」のです。うん。前もそうだったけど、こなれてきた感じ。ただちょっと、こだわりすぎててハタラキが長いなぁと思った。間延びしてるようにも感じられたし。地謡はまぁ良かったと思うけど。あ、あとアイ狂言の方が印象深い能ってそうそうないよなぁ。だって「おぉーっほっほ」とか言わないですよ普通。凄みがきいてたし、一種のホラーですよ、あの語り。鴨くん「でも以前の狂言の方が断然凄かったですね。 ありえなかったですよ。 夢に出てきそうでしたから」そんな狂言嫌だ。以前のアイは、丁度私が受付の仕事をしていた時間帯で観ていない。幸か不幸か・・・でもちょっと観たかったけど亀さん「それでもああいう演出はないよね。 その方が『狂言は別!』って感じがして僕は好きだけど」やっぱり新作能は他とは違うなぁ、と改めて思ったのでありました。2)伊豆の修善寺という温泉町に泊まってゆったり美術館も回って満足した後は、修善寺へ。情緒あふれる温泉町。「いらっしゃいませ~」泊まった御宿は小さいけれど手づくりの料理が非常に美味い。鴨くん「この魚美味しいですね」猫さん「この煮物も」亀さん「うむ。美味い」なんでもない普通の和食だけど小鉢の煮物、だしまき、刺身どれも味わい深く、顔もほころぶ。飴焼の鯛は、頭から骨まで食べられて白米はもちもちとした食感に、甘みが広がる。熱燗を飲みのみ、至福のひととき。・・・御宿チョイスしたの私だけどここにして良かった~vvそしてご飯を食べたら、温泉に入ってあったまる。岩風呂の湯は、冷えた体をきゅーっと包んでああー、もう寝ちゃうよこれー(笑)。夜は大富豪をしながらビールを飲む。適度な時間になったならふかふかのお布団にダイブ。あー、もう幸せ(もうしあわせは申し合わせと変換される←どうでもいい)。そんな感じで、2日目に突入。
2006年12月09日
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暇さえあればどれかのレポートを書いております。先日挙げた以外にまだ細かい課題があったりして。師走。4時間ほど、文学部図書館でレポートに没頭し書庫に入っては出て入っては出て適当な用紙に沢山メモを取りました。そのうち日はとっぷり暮れて多分外では雨も降ってて辺りは閑散としてくる。それでも机と膝の上に斜めにどっかり乗せた巨大古語辞典をばったんぱらりぱらぱらめくるのはなんつーか、それだけで幸せ。生ぬるい暖房かかった閲覧室から再びひんやりした書庫に入る。上から下まで 奥から手前まで かける地下二階ぎっしり詰まった過去の英知。薄暗い蛍光灯の下で和綴じの日焼けた本手書きで表紙が作られたやつ持ち出し禁止の赤いシールそういうのが偉そうに狭そうに待ってて必要なやつを必要なだけ遠慮なく抜き取って、生ぬるい下界に戻る。そうなんだよな、こういうのすきなんだよな。ほんきで。・・・レポート書くたび思うけど(笑)。・・・なんてのんびりやってたら明日までに終わらないよどれも。さあて続き書かねばー
2006年12月07日
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来週は立て続けに発表があります。・生命倫理について・言語学特殊講義(モンゴル語について)・国語国文学演習発表生命倫理は教職関係の授業の一貫です。好きなテーマを選んで発表できるんですけど私が選んだのは「赤ちゃんポスト」。赤ちゃんポストとは病院などが設置した「ポスト」に、養育できない赤ちゃんを親が運び入れる仕組み。別名「捨て子ポスト」。これは主にドイツで発達しているようですがこのたび全国初のポストが設置されました。その是非が問われています。まだ全然調べて間もないのですが私は現段階では、赤ちゃんポストに賛成です。だって赤ちゃんの命を守ることが最優先でしょう。捨て子が増えるとかそういうのよりもかけがえのない命を、より安全に育むことが社会の重要な役目でしょう。まあ、ポストを使う人の気が知れませんが。とりあえずそんな訳で発表準備で頭はヒートアップしそう。まぁ、調べるのと考えるのは好きだから没頭しようと思います。
2006年12月05日
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今度の秋京宝連は2回生の地頭デビューの舞台でもある。師匠(仕舞)「・・・『玉葛』は難しいからねー」『玉葛』の仕舞をするのは鹿くん(仮名) で地頭は寅くん(仮名)。これは仕舞もさることながら、謡も難しい。師匠「べたーっとするんじゃなくて もっとテンポ良く謡わないといけないよ。 雰囲気が壊れてしまう」寅くん「分かりましたー」師匠「じゃあもう一回」・・・4人のうち3人は上回生とはいえやっぱり要は地頭だから。寅くんには頑張ってもらわないと。雉ちゃん(仮名)「・・・ここは小アタリ?」私「うんそう、こっちは大」雉ちゃんは『敦盛キリ』と『須磨源氏』。どっちもツヨギンだけど、女地。混声じゃないから雉ちゃんとしては気が楽かも。一二回生連吟も頑張ってる。雉ちゃん「・・・私今回仕舞出せないから」・・・というのも雉ちゃんの持病の「巻き爪」がひどくなってこないだ足の親指の爪を根元から切った(!)らしいから。あー痛そう。雉ちゃん「正座は出来るし、謡は頑張ります」・・・雉ちゃんはほんと負傷続きだなぁ。鴨くん(仮名)「バラバラですね」一二回生連吟、『土蜘』。亀さん(仮名)「地頭誰だっけ」鹿くん(仮名)「はい」鴨くん「稽古しないとダメですね」鹿くん「はい・・・」合わせて謡ったのを聞いてみるとまだまだ合ってない。安定度の高い鹿くんが、全体を引っ張っていく必要がある。いよいよ下回生の時代(?)に入ってきたなぁと思うわけですが肝心の上回生である私が全然出来てない!『加茂』の飛びかえりは難しいし、合膝もまだまだ出来ないし。こんなんじゃあ下回生が伸びられないじゃないか!・・・と、下回生の頑張りを見て思う。京宝連まであと2週間弱。とりあえず4回生になる前に上回生らしい型や謡が出来るようにならねば。
2006年12月04日
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相変わらず忙しくて 全然ブログ更新してませんねー。 今も京都を離れて滋賀にいます。 熱気球の大会、一泊二日。 そして来週の土日は熱海へ行ってきます。 能「マクベス」を見に。 その後修善寺の温泉宿に泊まり 次の日は東京で能「葛城」を見に行きます。 ちなみに猫さん(仮名)、亀さん(仮名)、鴨くん(仮名)が一緒です。 ああワクワク~vv 幾つか発表が差し迫ってはいるけれども 楽しむところは楽しまねば!
2006年12月02日
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