愛し愛されて生きるのさ。

愛し愛されて生きるのさ。

2004.01.17
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私には霊感というものが殆どというか全く無いのだが、最近たまに金縛りに遭うようになった。

金縛りというものは疲れから来るのだと医学的にも証明されているようだが、私の場合常に枕元に人の気配を感じる。枕元からじっと見下ろされているような気がするのだ。

金縛りに遭っていると動悸が早くなり冷や汗が出てくる。そんな時は何かの本に書いてあった金縛りを解く呪文「ホンボラサモビル フルフルフル!」と心の中で唱えると、小指がピクリと動くようになり、次第に全身の緊張が取れていく。
そしてストーンと眠りに落ちることができるのである。

金縛りは心因性のものであると医学的に証明されているとはいえ、やはり怖い。

私の周りには霊感が強い霊男くんが何人かいた。
私にとっては霊よりもこの霊男くんのほうが怖かったりする。

高校時代にクラスメイトだった霊男くんは同じ場所で自殺が相次ぐと言う呪われた団地に住んでおり、霊とともに暮らすというスピリチュアルライフを送っていたらしい。

聞いた話によれば、団地内なので本来は飼ってはいけない犬が誰もいない部屋に向かって吼えたりするらしい。


それも彼にとっては「ああ、またか」と日常茶飯事のことであるらしい。翌朝彼が母親にそのことを話すと、「あら、アンタはまだいいわよ。私は布団と身体の間に顔があったわよ」と軽く往なされたらしい。

一家揃っての心霊ライフ。
常に肉体を伴わない存在に見守られているなんて、全くもって羨ましくない。

大学の先輩である霊男くんは、高校の時の霊男くんとは違い憑依体質であった。
彼には霊を呼ぶ力があるらしい。

部活の合宿に行って彼と肝試しをすると墓石が倒れるし、霊を家に連れて帰ってしまうことも一度や二度では無いようだ。相当な霊パワーである。

霊男くん霊子ちゃんはやたらと怖い話をしたがるのが常である。普段は存在感が薄い彼らが、ここぞとばかりに生き生きする瞬間である。
この大学の先輩も合宿の度に怖い話を披露してくれた。

彼の話は内容が怖いというよりも、話している彼自身が一番怖い。
話しているうちに目は泳いでくるわ小刻みに震え始めるわ、しまいにゃ嘔吐する始末。
聞いている我々もどうしていいかわからなくなり、無言で目を見合わせるのみ。その瞬間が怖い。



私みたいに普段から霊に慣れ親しんでない者であれば、霊に遭遇した場合パニックに陥りギャアギャア言ってしまうのがオチであるが、彼らにとって霊はそれほど特別な存在ではない。「あ、今振り向いちゃダメだよ」とか「昨日見えちゃってさあ」などと、あくまで冷静である。
なんでそんなに冷静でいられるのか。羨ましいような羨ましくないような。

故・宜保愛子も言っていたが、霊が見えすぎてしまうというのも困りものらしい。
そりゃそうだ。
四六時中霊が見えるなんてうざったいにも程がある。



ご先祖さまを大事に。

aikoちゃん





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最終更新日  2004.01.18 00:34:05
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