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2009.06.22
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カテゴリ: 映画/アクション

「クソッ!」
「時計で身元が割れたのか? ありがたい時計を使うのはやりすぎだとは思ったが、おれの家におびき出すにはいいエサだ」
「貴様の背骨をヘシ折ってやる!」
「命令するのはおれだ!」

この作品は以前にも日曜洋画劇場で観た。
プライベートでは心身ともに疲労のどん底にいる時で、ただ漠然と茶の間でぼんやり観ていたような気がする。
だが映画というのはスゴイ。
いつの間にか視聴者を作品の中に引きずり込み、現実を置き去りにしたパワフルで華やかな世界観に迷い込ませる。

「スピード」は、アカデミー賞受賞作品であり、内外ともに評価の高かったアクション映画である。
犯人役のデニス・ホッパーは、いかにも知能犯らしく鼻でせせら笑うような冷酷極まりない悪役を、見事に我が物にしていた。
主人公を演じたキアヌ・リーブスも、若さだけに頼ることのない見事な演技力で作品を盛り上げているのだ。

舞台はロサンゼルスのオフィスビル。
乗客たちがエレベーターに閉じ込められる事件が発生。
ロス市警のジャックとハリーは、乗客たちを救出するためエレベーターに取り付けられた爆弾を死にもの狂いで排除する。
一方、爆弾を仕掛けた犯人は、なんと元警察官で爆発物処理班に在籍していた人物だと判明。
処理中の爆発事故により、手に障害を負ったことで警察を逆恨みしての犯行であった。

アクション映画は時代とともに進化しているため、正直なところ、90年代前半の作品に触れることで稚拙さやリアリティに欠けるところが目につくのも否めない。
それはCG技術の急激な発達に頼ることが多いからだ。
だが、役者のダイナミズムな動きや存在感は、今も昔も変わらぬ高度な演技力を必要とされる。


1994年公開
【監督】ヤン・デ・ボン
【出演】キアヌ・リーブス、デニス・ホッパー

また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。
See you next time !(^^)





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最終更新日  2009.06.22 08:19:20 コメントを書く
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