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2009.07.16
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カテゴリ: 映画/アクション

「死者は復讐など求めない」
「あなたに自由をあげたい。でも地獄はこの中ね」

同じアクション映画を観ても、英国のそれには格調高さを感じてしまうのはなぜだろう?
泥まみれ、血まみれになろうとも、シャキッとスーツを着こなして、涼しげな表情で闊歩するそのスタイリッシュないでたちたるや!
むやみやたらに発砲したりしないのだ。
とにかく最低限のエネルギーで、できるだけ一発で敵を仕留める。
もしもはずしたら二発目は必殺だからスゴイ。
万が一の三発目は、念のため止めを刺すと言った具合なのだ。

マチュー・アマルリックと言えば、「潜水服は蝶の夢を見る」で見事な演技を披露してくれた人物だ。
英国人俳優のダニエル・クレイグと互角の演技で視聴者を釘付けにしてくれるのだ。

舞台はイタリアの古都シエーナ。
ボンドはあいかわらず謎の組織を追っていた。
壮絶な追跡の末、一人の男の存在に辿り着く。
それはNPO法人でエコを謳ったグリーン・プラネットの代表取締役ドミニク・グリーンであった。
この男はボリビアの天然資源の利権を独占しようと企み、裏でCIAと駆引きに余念がなかった。

007シリーズはずい分と息の長いアクション映画であるが、ジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグは、正にミスター・ボンドに相応しい役者さんだと思う。
金髪にブルーの瞳はもちろんだが、インテリジェンスでスタイリッシュな身のこなしに世間のご婦人方は黄色い声をあげるに違いない。
映画というのは、視覚的な分野を多いに触発される娯楽なので、手に汗握るカーチェイスや風光明媚な海外の古都、それに我々東洋人があこがれる彫りの深い顔立ち、バランスのとれたスタイルなど胸を躍らせる。
それら全てをたった一つの作品から与えられるなんて、これほど贅沢なことはない。


2008年(英)、2009年(日)公開
【監督】マーク・フォースター
【出演】ダニエル・クレイグ、マチュー・アマルリック

また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。
See you next time !(^^)





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最終更新日  2009.07.16 18:29:08 コメントを書く
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