吟遊映人 【創作室 Y】

吟遊映人 【創作室 Y】

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

吟遊映人

吟遊映人

カレンダー

2010.05.17
XML

「すみません、心配かけて」
「いや、こっちこそ本当に申し訳ない・・・クリスマスに間に合わなくて」
「・・・?」

本作は、フジテレビ開局50周年ということで、フジが総力を挙げて製作した記念作品とのこと。
本場イタリアでの海外ロケを敢行し、その風光明媚で異国情緒溢れる大作となっている。

メインに流れるテーマソングは、かのサラ・ブライトマンが“Time to say good
bye”を披露し、天使の歌声を響かせる。
主役は織田裕二で、フジのドラマではお馴染みになっている。

“平成御三家”と謳われ、吉田栄作、加勢大周とともにトレンディードラマ界ではトップの座を欲しいままにしていた。
その後、他の二人はともかく、織田裕二だけは役者としての人気や名声を絶やすことなく今に至っているのだ。

イタリアを観光中の矢上紗江子とその娘まどかは、美術館に来ていた。
まどかがトイレに行ったきりなかなか戻らないので、紗江子はトイレまで探しに行くが、どこにもまどかは見当たらない。
言葉の通じない異国で、不安と焦燥感の中、領事館へ連絡する。
一方、クリスマスにローマ市ではG8が開催されようとしていた。
外交官の黒田は、G8出席のためイタリアを訪問する川越外務大臣の警備に追われていた。
しかし、大使館では日本人少女誘拐事件の案件も抱え、てんやわんや。
そんな中、紗江子のケータイに身代金目的と思われる犯人から連絡がある。
だが犯人がイタリア語を話すため、黒田が通訳をしたところ、成り行きで自分が少女の父親だと名乗ってしまうのだった。

映画と言えば、話題性のあるものは大抵洋画と相場は決まっているが、「アマルフィ」を観たら、邦画もなかなかどうして負けてはいない。

「アマルフィ」を観ると、ああイタリアへ行ってみたい、世界遺産を堪能したい、迷わずそんな気持ちになってしまう。
ジャンルとしてはサスペンス作品の部類に分けられると思うが、吟遊映人としては、ムードを楽しむ一作として捉えていただきたいのだ。
本作は、それほどに全編を通して、映像美に惚れ惚れとする作品であった。

2009年公開
【監督】西谷弘


また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。
See you next time !(^^)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010.05.17 08:07:07 コメントを書く
[映画/サスペンス&スリラー] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: