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2010.11.01
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カテゴリ: 映画/アクション

「(いや)助かるよ」
「やっぱり神なんていない。神はいないよ・・・おい、どこへ行く?」
「神がいることを証明するのさ」

どういうわけか、ニコラス・ケイジという役者さんは、ちょっと一般的ではないセリフを臆面もなく言い、それがちゃんとサマになっているから不思議なのだ。
ドラマチックを超えた劇場型の表現を、素晴らしく巧みに言い回す人物である。
本作は、凶悪な囚人たちの中に唯一、仮釈放の身となる元軍人のポーがいて、その正義感の強さをこれでもかと言うほどに発揮し、披露してくれるアクション映画なのだ。
見どころとしてはやはり、凶悪な囚人たちの個性強すぎるキャラクターぶりであろうか。

例えばそんな彼らのリーダー格とも言えるサイラスは、人生のほとんどを服役しているが、天才的頭脳の持ち主で、博士号を取得している。

リーダー格のサイラスでさえグリーンには一目置き、「あんたのファンだ」と言わしめた、ほとんどVIP待遇(?)扱いであった。
そんな狂人たちの中、ポーは一体どうやって脱出し、愛する家族のもとへと帰るのか、というストーリーなのだ。

元軍人のキャメロン・ポーは、ショット・バーで妻と久しぶりに再会を果たしていた。

ところがチンピラ3人組にからまれ、取っ組み合いの喧嘩になる。
そのうちの一人を過って殺害してしまい、このことが原因で過失致死罪で服役することになってしまう。
その後、仮釈放が決まったのだが、アラバマ空港までコン・エアーで搬送される途中、サイラスという凶悪囚人たちの脱獄計画に巻き込まれてしまった。

サイラス役に扮したのはやっぱりこの人、ジョン・マルコヴィッチである。
この役者さんは政治的思想において強烈な鷹派として有名で、そのせいかどうかは分からないが、妙に悪役が多いし、似合っている。
一方、グリーン役のスティーヴ・ブシュミ。
この人は本作において、30人もの連続殺人犯の役で、厳重な拘束具で固定されてコン・エアーに乗り込んで来たスーパー凶悪囚人であるが、実際には敬虔なクリスチャンで、下積み生活が長く、元々消防士として働く労働者であった。
9.11テロの際は、素性を隠し、瓦礫の山の中、黙々と作業をして救出活動を行なった。【ウィキペディア参照】
20101101b

1997年公開
【監督】サイモン・ウェスト
【出演】ニコラス・ケイジ、ジョン・マルコヴィッチ、ジョン・キューザック

また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。
See you next time !(^^)





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最終更新日  2010.11.01 08:35:07 コメントを書く
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