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2012.11.04
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カテゴリ: 映画/アクション
【ワイルド・スピードMEGA MAX】
20121104

「レースやろうぜ」
「本気か?」
「ああ、賭けなしで、俺たちの最後の対決だ」
「負けて泣くなよ」
「お前こそ」


公開されたのは2011年で、つい一年前の作品なのに、どういうわけかバブリーな雰囲気が作品全体からムンムン漂って来る。
というのも、ドンパチ派出にやらかすのも然ることながら、名だたる車が次々と登場し、カーマニアを唸らせるしくみになっているからかもしれない。
走る列車から盗み出したのが、シルバーのシボレーだったり、水色のポルシェがでーんと登場したり、日本人という設定らしい(?)ハンが、クールにレクサスを運転していたりする。
また作中、アメ車の何年式だかクライスラーダッジが見事に潰され、こっぱみじんになったりするのを惜しげもなく披露しているのを見ると、いやはや世の中まだまだ捨てたもんじゃない、もしかして今って好景気? などと錯覚してしまうほどだ。
生物学的なことから言えば、オスの本能を目覚めさせる仕上がりになっているとでも表現したら良いのか。
例えば、クジャクのオスが、自分の羽を存分に広げて「おれってクールでしょ? イカすでしょ?」と、虚勢を張るのに似ているかもしれない(笑)
そう考えると、カッコイイ車をスマートに乗りこなす、ちょっとやんちゃな男子は、実はオスとして本来あるべき姿なのかも。

懲役25年の刑を言い渡されたドミニクは、護送中、元FBIのブライアンと妹ミアの手引きにより逃亡に成功。
ブラジルのリオデジャネイロで、昔の仲間の宅に身を寄せることになった。

ところがその途中、仲間の裏切りにより、襲撃を受けるはめに。
それはドミニクたちが盗んだ車の内部に隠された、マイクロチップにあった。
チップには、リオの闇組織の帝王であるレイエスの秘密が記録されていたのだ。

作品は、スピード狂にはたまらない仕上がりとなっている。
どこを切り取ってもカーチェイスだし、猛スピードでくり広げられる世界観だ。
ストーリーうんぬんの映画ではない。
「わ、もう見てられない」と思ったら、視聴者の負け。
日ごろの溜まった鬱憤を一気に晴らしてくれるような、ドキドキハラハラ感満載だ。
アメリカならではのエンターテインメント性に溢れている、カーアクション映画だ。

2011年公開
【監督】ジャスティン・リン


また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。
See you next time !(^^)





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最終更新日  2012.11.04 06:26:15
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