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2014.06.15
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カテゴリ: 映画/アクション
【96時間/リベンジ】
20140615

「こっち側がヨーロッパで、向こう側がアジアだよ。2500年に及ぶ征服の歴史の中で、西洋から東洋へ、東洋から西洋へ、誰もがこの海峡を通ったんだ」
「なぜそんなこと知ってるの?」
「歴史について? それはこっちに来る飛行機の中で読んだのさ。その本を貸してあげよう」
「ええ、貸して」


ああ、やっぱりリーアム・ニーソンはスゴイ!
この役者さんは、ブルース・ウィリスやスタローンのような肉体美を誇るアクション・スターではないけれど、頭脳と精神面での強さに定評のあるアクションを披露してくれる。
とはいえ、格闘シーンのキレキレの技を、ぜひ見て欲しい!
あの年齢でまるでヨタつくことのない安定性のある足腰と、しなやかに動く手と腕。お見事!
一作目の『 96時間 』がとても良かったので、もしも裏切られる内容だとイヤだなぁと心のどこかで不安を抱いていた。
ところが今回の二作目(続編)『96時間/リベンジ』は、アクション・サスペンスとして申し分のない出来映えだと思った。

今回の舞台はイスタンブールとなっているのだが、この東洋と西洋をつなぐエキゾチックな街並みが、実に効果的に作用している。
市場やら商店が所狭しと並ぶ路地を、まだ運転免許取得前のキムがハンドルを握り、敵の追跡を振り切ろうとするカーチェイスは、もうドキドキハラハラの連続だ。


ストーリーはいたってシンプル。
だがこれこそアクション映画の醍醐味であろう。
元妻のレノーアが、再婚相手との関係が悪化していることを知ったブライアン(元CIA諜報員)は、イスタンブールへの旅行に誘った。
ちょうど要人警護の任務で、イスタンブールへ出張の予定だったからだ。
イスタンブールでレノーアと娘のキムと合流したブライアンは、家族でのんびり過ごすつもりでいたのだが、レノーアと二人でバザール見物に出かけたところ、自分たちの乗ったタクシーを尾行する不審車に気付く。
一方、キムは、両親に気を利かせたつもりで一人ホテルに残り、プールで泳いでいた。
レノーアは、ブライアンの機転により、タクシーから先に降り、買い物するフリをして人ごみに紛れてホテルに戻る算段だったのだが、狭い路地を右往左往しているうちに行き止まりにぶつかってしまい、結局、何者かに捕えられてしまう。
ブライアンもさんざん敵を倒し、振り切ったのだが、レノーアを人質に捕えられてしまったことで、万事休す。
二人は、頭に黒い麻袋を被せられ、拉致されてしまう。
二人を襲ったのは、以前ブライアンが殺害した男の父親である、アルバニア人ムラドたちの仕業だった。

96時間
代表作に『 レオン 』や『 トランスポーター 』シリーズがあり、フランスのアクション・サスペンスとしての品質は抜群のセンスを誇る人物だ。

見どころはいろいろあるが、ブライアンが頭から黒い麻袋を被せられ、拉致された際に、細かく秒数まで計りながら周囲の状況や物音を聴き取り、アジトまでの道のりや場所を推測するシーンがカッコイイ!
元CIA諜報員の本領発揮みたいな場面だ。


『96時間/リベンジ』は、シンプルでオーソドックスだが、皆の期待を裏切らない、最高にして良質のアクション映画なのだ。

2012年(仏)、2013年(日)公開
【監督】オリヴィエ・メガトン
【出演】リーアム・ニーソン、マギー・グレイス



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コチラ から


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最終更新日  2014.06.16 05:38:02
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