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揚げたさつまいもに砂糖蜜を絡めた大学いもは、写真付きも含めて2回書いていますが、いずれもオーソドックスな大学いもでした。つまり「いもを揚げてから蜜を絡ませる」という、当たり前の作り方なのですが、今回はフライパン1つでいきなりできる、揚げながら甘みがつく、いもを切って加熱するだけ、という、ほんまかいな、そんなんで大学いもができるんかいな、という驚きのレシピです。わたしの創作ではなく、家内が人から聞いてきたものですが…。フライパンにサラダ油大さじ3と、砂糖大さじ3を入れて混ぜると、白濁したねちょっとしたものになります。さつまいも200~300gは、洗ってへたを落とし、小さめの乱切りにして、フライパンのねちょねちょと混ぜます。それからやおらフライパンを火にかけるのですが、ふたをして中弱火で3~5分加熱すると、中身がジクジクと音を立てはじめます。湯気が出はじめるころにふたを取って、あとは全体がきつね色になるまで炒め続ければ、ハイ、できあがり。こんなんで良いのか、と思うぐらい簡単ですが、弱めの火でじっくり炒めているため、中まで火が通っています。蜜はちょっとヤワくて貧弱ですが、いもに甘みはしっかり付いています。炒める最中に蜜が糸を引きますが、冷めても固くなって隣のいもとくっつくこともなく、扱いやすいです。使った油は大半がフライパンに残り、ヘルシーです。本来の大学いもとは違うものの、表面がきつね色になるまでじっくり加熱すると、カリッとして、充分に美味しいです。
2011年09月23日
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豚ひき肉200gに下味をつけ(ごま油大さじ1、しょうゆ大さじ1/2、砂糖大さじ1弱、おろししょうが適量、ナツメグやクローブなどの香辛料少々)、よくこねます。粗みじんにして肉と同量になるぐらいのキャベツか白菜を用意します。キャベツなら大きな葉で4~5枚分、白菜なら同じく2~3枚分でしょうか。青ねぎかにら適量は刻みます。肉と野菜をよく混ぜ合わせたら、ギョーザのたねができました。今回は、ここに刻んだうどんが入ります。…うどん?大阪は北摂の高槻が発祥とされている「うどんギョーザ」です。レシピを続けますと、うどん1玉は、濡らした包丁で縦8つ横8つぐらいに粗く刻み、これをギョーザの種に加えたら、つなぎに小麦粉大さじ1~2も加えてよく混ぜます。これを小ぶりな小判形にまとめて、しっかり手で結び(10個ほどできるでしょうか)、油を充分に引いたフライパンに並べて焼きます。中まで火を通すので、上下を平らに作り、ふたをして弱めの中火で焼きます。水は差しません。ときどき様子を見て、片面に焼き色がついたら裏返し、ふたをしてもう片面も焼きます。両面とも焼けたら皿に取り、酢じょうゆなどでいただきましょう。いかにもB級な感じのするメニューです。でも、これは「ギョーザ」と呼べるのでしょうか。確かに、ギョーザのたねを作ってからは小麦粉由来のものしか加えていませんし、それを鉄板で焼いてますし…、「腹に入れば一緒」という理屈でしょうか。ただし、味はそこそこです。酒のアテにもなりそうですね。
2011年09月18日
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今年もさんまの季節がやってきました。塩焼きもいいけれど、たまには違った食べ方も楽しいものです。きょうは、店で「開き」を買ってきたので、フライパンでそのまま焼けばよかったのですが、丸ごとのさんまでも、頭を落とし、腹を出して、頭の背の方から包丁を使って開いていくのは、さほど難しいことではありません。長ければ、2つか3つにぶった切ってからでもいいですし。おなかでつながっていなくても、中骨を外し、3枚におろせれば上出来です。開いたさんまに軽く塩をして、10分ほど置きます。水気が出てきたら軽く洗い流し、水分をふいて、両面に小麦粉をはたきます。でも、新鮮なさんまなら、そこまで生臭みを取る必要もないと思いますので、軽く塩をして、いきなり小麦粉でもかまいません。フライパンをよく熱して薄く油を引き、中弱火にして身側から焼きます。大きなフライパンでも一度に2匹がせいぜいでしょうか。数分で焼けてきたら皮側も焼きますが、こちら側は焦げやすいのでご注意を。皮に少し焦げ目がついたら、もう一度身側を下にし、「醤油10cc+みりん10cc+酒か水10cc」を混ぜたものを少しずつ注いで、身にしみ込ませます。少し煮詰まったら、裏返し、たれを絡ませてすぐ皿に取ります。2回目を焼くときは、たれを水で洗い流し(洗剤で油を洗い落とす必要はありません)、火にかけて水分を飛ばしてから油を引き直して焼いてください。こうばしい香りで、小骨も食べられる一品です。たれを甘辛くしすぎないほうが上品ですよ。
2011年09月11日
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大根の種から芽が出たものが「貝割れ菜(貝割れ大根)」で、もう少し大きくなったものが「中抜き大根」。どちらも間引き菜ですが、かいわれ菜のほうは昨今ではブロッコリー・スプラウトなどとともに、芽もの野菜のコーナーに並んで売られています。わざわざお金を出して…とも思いますが、家内が彩りにと買ってくるので、わが家にはよくある食材です。もっとも、田舎では「買うまでもないもの」でしょうけれど。シンプルなお吸い物を作ってみましょう。かいわれ菜は根を切って洗い、各自のおわんに入れておきます。かまぼこがあれば、ごく薄く切った数枚を用意し、また、かにかまぼこなら1人分で1本を斜めに切って、やはりおわんに入れます。ゆずやすだちの皮を薄くそいだものも、あればどうぞ。鍋で人数分のだしを沸かし、わかめを少し入れ、しょうゆと酒で調味して、淡い澄まし汁を作ります。この熱々の汁をおわんに注げば、かいわれ菜にもかまぼこにも、ほどよく熱が通って、お吸い物のできあがり。おわんは「塗り」でないほうが無難でしょう。また、かまぼこの代わりに、平天(さつま揚げ)を薄く切ったのや、はんぺんを小さなサイコロに切ったものでもOKです。何か魚系の具が少しほしいですね。今回は、かいわれ菜を使うので、三ツ葉やねぎなどは味の点でバッティングしそうに思います。ゆずの皮を香りづけに使うのはかまわない気がしますが。なお、味や風味を邪魔しないということから言えば、小さな「手まり麸」が数粒あると、きれいでしょうね。
2011年09月03日
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