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ちょっとこ洒落た飲食店のお吸い物の中に、見たことがない紫色のプヨプヨとしたものが一つ、「なに?」と口に運ぶと、つるっと喉に落ちていって味わうことができなかった・・。これが私のアミタケ初体験で、たぶん30年前ほどのこと・・・。その時は本の上で知っていることと繋がらず、およそ10年後に自分で採取し調理してやっとアミタケの味、食感を知りました。昨日はアミタケの群生に出会い、中腰で採ること約一時間半ほど・・・。きのこ狩りの醍醐味は、探し歩くというところにうまみがあるのですが、アミタケが大発生すると「刈り採る」という表現がピッタリくるほどで、歩くと当たる群生に「ほどほどにしなさい」という天使と「ほらまた食べ頃のがあるわよ」という悪魔が両肩にのって私を翻弄しました。採りたいきのこ(食べたいきのこ)の上位に位置するクリフウセンタケ。仲間達がアップした見事な群生を、羨ましく半ば諦めムードで眺めていました。それが、肌寒さを感じる樹林の苔むした所に隠れるようにひっそりと佇んでいました。でも、5本のうちの2本は虫食い、無傷のものだけいただいてきました。昨日の狙いの一つはハナイグチでした。ジョンリーさんから「ハナイグチ爆発しています~~」という、アドレナリンプンプンの電話をもらったのはアミタケ採りの最中で、ならばといつものマイポイントへ向かいました。そこはジョンリーさんが教えてくれた所ではなくて、そろそろきのこの影が薄くなる上のほう。歩く距離に比例したらハナイグチの数は多くありません。探し歩き見つけた時の喜びは、疲れた体や筋肉痛を忘れるほどで、人気の無い小雨が煙る中、ほとんど病気と言っていいような私達の姿は、山肌に2時間ほどへばりついておりました。今回は、今年のきのこ採り一回目の「笠松さん」と一緒・・・作曲家の彼は、仕事柄デスクワークが主なので体が山歩きに慣れていません。なのに、麓から上の方まで連れまわしてしまいました。きっと今日は筋肉痛と戦っていらっしゃると想像します。一通り歩いた後、○駐車場でジョンリーさんやココパパさんたちと合流。雨は勿論続いていますが、そんな事にはめげないツワモノばかり、今日の成果を見せあい、採れていない種類のきのこを物々交換して暫しのきのこ談義・・・。ココママさんは私達垂涎のあれ(松ではありません)を採っていました。夏の暑さが続いた為か、秋から晩秋に向かってのゆっくりしたきのこの移り変わりが、上のほうでは見られませんでした。写真はありませんが、今年初のシモフリシメジを5合目で見ました。晩秋のイメージを持つシモフリですので、喜びも複雑なものでした。今日から10月。体がやっと山歩きに慣れてきましたが、残すところ一月ほどのきのこシーズンです。イベントが目白押しではありますが、何とか暇を作って秋の恋人に逢いに御山に向かいたいと思います。
2010.09.30
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水につければカバに見えるかも・・・なんて!!ヒドイわ・・・よだれなんて出ないのに「よだれかけ」よ!!小判のほうがよかったのに。あたしは真珠がいい!あら、それじゃ豚になるじゃない!・・・・・・・・。
2010.09.27
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台風が接近していることは知っていましたが、御山にあのように影響するとは思っていませんでした。横殴りの雨と冷たい風で、きのこを摘み採る時の手がかじかんでしまうほど・・・。最初に見つけたのは念願のオオツガタケでした。いわゆるオオツガタケは柄が長くてスッキリとした美人・・と今までは思っていたのですが、どうも短い柄のものもあるようで、この美人の下に短い柄の物が並んでいました。ちどりさん、昨日の質問の答えは、たぶんオオツガタケだと思います。22日には沢山出始めていたナラタケ、その後の雨で流れてしまったのか数は少なく、残っているものも水をタップリ含み色合いがくすんでいました。でも、切ってみると虫がはいっていません。里山さんお勧めのナラタケご飯が食べたくて丁寧に摘み採ってきました。もう終盤だと思っていた私のラッキーアイテムの松様・・・今日は、このような集団を見つけてしまいました。勿論地中にあったもので、しかも苔さえも膨れていませんでした。今年の私は、盆と正月と誕生日が数年分まとめてきたような喜びのきのこ狩りが続いています。採れなくなった時の反動が怖いです。場所移動したところでハナイグチブラザーズと遭遇。籠にはしっかりクロカワが納まっておりました。何人もの人たちが歩いた後ですので期待していなかったのですが、ポツポツと見つかるクロカワは食べ頃サイズばかり・・・いつの間にか籠は重たくなっていました。松とクロが採れたらホウキタケも欲しいと、相方は山中を駆け回りました。雨のためきのこ人が少なかったのが幸いしたのか、小さいながらも数個のホウキタケが採れました。採れたきのこのいち部です。冷たい雨の中でハナイグチを採り、台風一過の後の青空の下でクロカワを採るという全天候体験型きのこ採りの一日。徹夜明けで出かけたので疲れましたが、気持はリフレッシュできました。雨が続くと虫たちが飛べないので、きのこがピンとしたべっぴんさんです。ハナイグチは茹でて醤油漬け、ナラタケは乾煎りして味付け、クロカワは佃煮とポン酢漬け、残りは汁物用に軽く塩茹でました。これから一週間、何かしら「きのこ料理」が楽しめます。食欲の秋まっしぐらです。
2010.09.25
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昨日(22日)は「入間きのこ愛好会」のきのこ狩りツアー。有志20名ほどを6班に分けて、私の班は女性3人組。。。きのこの出が渋いといわれていた御山にも、待ちに待ったナラタケが出始めていました。途中何やら地面の微かな膨らみを見つけ同行者を呼んでホジホジしてみましたら、出るに出られず曲がりくねった松様が地中でカサを開きかけていました。初めての参加者や、年配者も多いので、入山していた時間は2時間だけ・・・。今回は「ゴミ拾いも」目的のひとつで、それぞれの手には集められたゴミが・・・。「きのこよりゴミが多かったよ~」「いやいや・・・場所によっては大分ゴミが少なくなったよ・・・」との会話が聞こえていました。ジャリ場の駐車場で鑑定会を済ませ、Sライン入口の事務所にゴミ処理をお願いし、バスは一路次の目的地へ・・・・。私達の会は、「きのこの会」を名乗ってはいますが実にゆる~い会でありまして、食べられるきのこを一回分ほど収穫したら、さっさと次のお楽しみとなります。今回は街道沿いの売店でトウモロコシを求め、さらに道の駅でお花や野菜を物色し、最終目的の甲州勝沼へ・・・。見事な葡萄畑を縫って到着したのは「ぶどうの丘」。小高い丘の上にあり勝沼の畑が一望できます。喫茶店で小腹を満たす人、併設されたギャラリーで絵画鑑賞する人、ワイナリーで好みのワインを探す人、とそれぞれの1時間を過ごし早めの帰路につきました。それにしても、これが9月下旬??と思うほどの暑さ・・・。盆地であるということを考えても、暑さがジリジリと肌に沁み込んでくるような夏日でした。でも、棚にたわわに下がっている葡萄は暑さで糖度が増して、どんどん美味しくなっていくのでしょう。きのこ狩りというより・・・・お買い物ツアーといったほうが正しいような一日。道の駅で「バジルと甘唐辛子」を、ぶどうの丘で好物の「ロザリオビアンコ」を買ってきました。この葡萄が美味しいのです。ケチケチ大作戦を敢行している我が家も、このロザリオときのこ採りの高速道路料金を支払う時は財布の口がガバッと大きく開くのであります。房の上半分は食べてしまったけど、これがロザリオビアンコです。待望の雨が降り、気温も下がってきました。週末も雨の気配ですが、きのこ達もこの雨で目覚めて待っていてくれるでしょうか。気持は早くも週末へと傾いています。
2010.09.23
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空と大地の間に織り成される季節ごとの風景この時期、色付く葉っぱの香りを運んでくれる風も匂いが変わっていき、そして雪が舞い落ちる頃にはそれも突き刺す痛さを含んで荒れ狂いはじめます・・・。山中で寒さを感じ始めたら、途端に文章がセンチになってきました。単純で分かりやすい性格です。。。紅色の服で苔のソファに座る少女・・のようなハナイグチ・・・。この子達に会いに出かけたといっても過言ではない昨日のきのこ狩り。なのに渋い渋い。後半はコクワさんと一緒に探し歩いたのですが、結果は、午前中に採れたものが両手に乗るほどの量でした。無駄足を踏ませたコクワさん、ごめんなさいね。近年にない遅い発生とみましたが、まさかこのまま収束なんてことにならないように願うだけです。天然のきのことして、おそらく一番親しまれているのがこのナラタケ。それゆえに、地方名が多いのも特徴です。いまの時期に一番収穫が見込めるのですが、これも出遅れているようで、今回こんな株立ちを見たのはほんの2ヶ所だけ、しかも雨にうたれていて採るとバラバラに砕けてしまいましたので、次世代のためにとその辺に撒き散らしてきました。アハハ・・アップしようかどうか迷った松茸です。何度見てもいいですねぇ~~この姿。巷では数が少ないと言われています。思ったより採れたマイフィールドですが、これは来年「ちょっと休憩しますよ」という前触れではないかとちょっと不安です。緑濃い景色に癒やされ、たまに見つかるきのこ達と遊んで気分は最高。そんな時こんな物見てしまうとガックリとしてしまいます。適量な収穫の後やきのこが無くてさまよっている時などに、ゴミ拾いをします。数年前からは仲間達も手伝ってくれるようになり、ゴミが多かった3合目あたりはとても綺麗になりました。楽しく遊ばせてもらえる御山に感謝して、これからも少しずつ拾っていきたいと思います。今回も楽しいランチタイムを多くの仲間達と過ごしました。手作りパンやショウゲンジ入りいなり寿司、おせんべいや乾燥フルーツなどいただくばかりの私達です。皆様ありがとうございました。残り少なくなってきたシーズン、これから気温が下がったらきっと色んなきのこが出てくることを信じて、次回のきのこ採りへの英気を養います。
2010.09.19
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今回の御山は前回の台風の中の樹林と違い、空気は澄み渡り梢の影を落として差し込む陽射しは心地よくて見通し最高・・・否が応でも「採ったるでぇ~」という気分にさせてくれました・・・・と言いたいところですが、その暑いこと。早朝なのにちょっと歩くと汗ばみ、肌にあたる風も生温くて、これではナラタケやハナイグチが出てくるはずがありません。そんな中で見かけた数個のうちの、一番綺麗なハナイグチ。ハナイグチも自分の発生している環境を感じ取っているのか、ガレ場に出るものは概ねこのような色をしています。溶岩礫が多い場所には、時代や含まれている成分の違いで様々な色合いの砂礫や石があります。その中に出ているハナイグチは石ころの色とよく似ていて、ゆっくりじっくり探さないと見逃してしまいます。苔をベッドにしたハナイグチは、さながら鮮やかな赤いドレスをまとった淑女・・そして、ガレ場に佇むハナイグチは、若さを武器にできない、でも内面は枯れていない熟女ってところでしょうか(何を言っているんだろう私)・・・あくまで見た目の話ですが・・・。今回狙ったきのこがこれ・・・ツガタケです。出始めは調子が良かったのですが、どんどん山が乾いてきて、最初の見込みと違いなんだかストンと終わってしまったような感があります。どちらかというと「夏きのこ」に近いので、今後雨が降っても再度発生することはないと読んでいます。土曜日組の仲間達が目こぼししてくれたツガタケ、二人分を合わせたら一回の混ぜ込みご飯に出来る量となりました。今夜はツガタケご飯です。前日(11日)の御山は銀座と例える仲間がいたほどの「きのこ人」が歩いていたそうで、それでは採りこぼしを見つけるしかなくて・・・しかも松茸には会えないだろうと思っていました。と言いつつ、前日或いは御山に向かう車中で、しっかりイメージトレーニングしていたのです。想像するのは得意で自由、いつも抜かりがないのです。大切なイメージを抱えて歩いていると、こんな立派な松様が・・・。この高貴なお姿、想像を越えていました。食べて美味しいのは松茸以外のきのこ・・という言葉をよく聞きます。確かにそうですが、このような絵本の世界に出てくるようなビジュアルと、太い柄が長く地中に伸びていて掘っても掘っても出てこないという松茸収穫には、他のきのこにはともなわない心の震えを感じます。その陶酔感に浸りながらの、それからの続けての収穫は、私を病の渦の中へもっと深~い場所へと引き込んでいきます。困ったなぁ~~行くところまで行ったら「松茸山」を買うしかないかも・・・ハハハ・・・いつもは賑やかなランチタイムも、今回はちどりさんご夫婦と・・。食後に甘いものとフルーツをいただきながら、きのこ談義と夫婦漫才を楽しんできました。ちどりさん、ご馳走様でした。松茸もだいぶ標高を下げて発生するようになりました。先日の雨は樹林をたっぷり潤すほどではなかったようで、或いは、例年の夏きのこと秋きのこの端境期が2週間遅れてきたのか・・・は定かではありませんが、採れるきのこの量は「適量」でした。先ほどからここ埼玉では雨が降り始めました。広い範囲にこの雨雲がかかっているといいのですが・・・。今度は、ハナイグチをたんまり採るというイメージを膨らませながら、次回の樹林散策を楽しみに待ちます。
2010.09.12
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山中で一人儀式としてひっそり行った私の「雨乞い踊り」が効いたのか、はたまた雨男三人衆の力なのか、それとも願いをこめて洗車してくれた花水木さんのおかげか・・・今日の御山はどしゃ降りの雨、さらに風も強くて、森の中の見通しの悪い事。デジカメを取り出すのを躊躇しましたが、小雨になった時を見計らって数枚撮ってきました。すっかり乾いていた苔も、足を乗せると水が湧き出してくるほど保水しており、この先のきのこに期待がもてそうです。ただ、前日までのカラカラ天気の影響で、ツガタケもショウゲンジも少なくて、他のきのこもあまり見られませんでした。ピンボケ写真ではありますが、今日の松ちゃんです。これぐらい頭が見えていると見つけやすいです。そしてこれが今年の「でかいで賞」に輝く松ちゃん・・・。重さ400グラム。地中から出るに出られず割れた頭が少し見えていました。古い合羽を着ていったので、まるでプールに入ったかのように濡れてしまい、後半には寒さで震えがくるほど・・・。きっと御山の気温、地温も一挙に下がり、きのこの顔ぶれも替わってくると思います。山中でお会いした男性に「キコさんですね。」と声を掛けられました。天候の話などしましたが、雨の中だったのでお名前を聞き取れませんでした。大雨の中一人黙々ときのこを探していらっしゃる姿は、「あ~~この方もきのこが好きで堪らないのだわ・・」と親近感を覚えました。前にもお会いしているとの事でしたが、覚えていなくてスミマセンでした。(ブログを読んで下さっているようなので、ここで謝っております・・・。)いよいよチャナメツムタケやハナイグチが採れはじめますが、今度の土曜日は残念ながら御山に行けません。体が二つ欲しいです。
2010.09.08
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夕焼けは憂いを含むけど、朝焼けはスッキリと透明感に溢れこれから始まる一日に希望を与えてくれます。その希望のおかげかどうかわかりませんが、まだ陽が差し込まない樹林の中で出合った松茸・・・。これぐらい頭を出していると誰でも見つけられます。基本土日にしか動けない私達には、こうした頭出しの固体を見つけるタイミングが難しいのですが、この日は幸いで、これを見つけた相方は「お~~ぅ」と興奮しておりました。後の松茸は、地面や苔をパフパフと探って見つけたものです。ホウキタケが出始めたという「釣りきのこさん」の情報で、それにも狙いを定めました。どうでしょうこの魅力的な色合い・・・。帰宅してからいつも思うのです。あせって収穫しないで、思う存分その美しさを観賞して満足感に浸ってからゆっくり採ればよかったと・・・。食菌と毒菌に分けて考えるのは人間だけ・・・。毒といわれているフジウスタケは鹿が食べています。乾いた樹林の中でひと際美しく可愛く並んでいたのは「ドクヤマドリタケ」・・。充実した硬い柄は、毒だと分かっていても魅力があります。食するに値しなくて採られる事もないきのこ達は、思う存分胞子を蒔いて勢力を広げていきます。さすれば、毒を持つということは、きのこにとっては自然界に生き残るという術なのかもしれません。小さなトロ箱いっぱいに採った松茸は、それぞれ望まれる所へと旅立っていきました。手元に残ったもので拵えた、「松茸の混ぜ込みご飯」・・・。9月になっても猛暑は続いていますが、こうして山の恵みをいただくと、季節は確実に移っていってると感じます。早朝の山中でジョンリーさん、天目さん、歌舞伎の大将さんに会い、その後はきのこカフェさんご夫婦、花水木さんご夫婦、コクワさん、さらにねこまンまさんにも会えることが出来て、お決まりのランチタイム・・・。今日見つけたツガタケやショウゲンジ、出始めたハナイグチの話で楽しんできました。4合目では「入間きのこ愛好会」の仲間達にも会い、広い山中にあってのその出会いは、きのこ好きの間はきのこの菌糸のように繋がっているのかと思ってしまうほど・・・・。乾いた樹林帯にはきのこの姿は少なかったのですが、それでも、きのこを探しながら樹林帯を歩いたという満足感は大きな『心の栄養』になります。体の栄養は皮下脂肪として足りていますが、心の栄養が時々不足する私はきのこに出会う散策をやめられそうにありません。次はどこを歩きましょう・・。
2010.09.05
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貴方、背中も魅力的だから、アピールしてみたら・・・こう?・・どうかしら。。。そうそう、私達、肉球見せちゃおうっと。。。でも、いくら暑いからって裸じゃ恥ずかしいわね。何言ってるの・・1220度で焼成されたんだから、こんな暑さなんてへっちゃらよ。。。ドレスアップしてみたんだけど、顔のヒゲが気になって!仕方ないじゃない、猫なんだから。。。お見合い写真として使えるかしら。それじゃ、ヒゲの部分薄くしてもらいましょうよ・・・。
2010.09.01
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