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森にあるのに、海のサンゴを思わせるホウキタケ・・・苔の中から出てくる様の美しさにはため息がもれるほどです。こちらは、食べて美味しいきのこの上位に位置するツガタケ。「オオカシワギタケ」という名前もありますが、私達仲間内で最初から使っていた「ツガタケ」のほうが馴染みがよくて、親近感を感じます。カラスの濡れ羽色を思わせるところから名前がついたのでしょうか・・・。「カラスタケ」は、こう見えても食菌です。以前食べた事がありますが、味は見た目のとおりで・・・。何度か茹でこぼしてピクルスにしましたが、匂いが抜けきらずに、もう一度食べたいとは思いません。私達のきのこフィールドには少なかったのですが、今年の気候が発生を即したのでしょうか、今年は沢山見かけます。早朝に出かけたのに観光の車が多くて、目的地まで車で移動する事が出来ず徒歩で移動。又駐車スペースが無いため、運転していた夫は別行動をする事になりました。上の3点の写真は、一人で散策した夫が撮ったものです。私はというと、はるばるお越しいただいたモモクリさん、初めてきのこ採りをされるというジュンさんと三人で歩いてきました。しばらくまとまった雨が降っていないのに山はしっとり濡れており、鼻に感じる匂いもほどよく水分を含んでいて胸の中にスーっと納まっていきました。そこでモモクリさんが見つけた松様がこれです。私もそれまでに数本採っていましたが、「キコさ~ん」と声が聞こえた方へ駆けつけると、まさに松様と呼ぶにふさわしい固体が苔を持ち上げて鎮座していました。いそいそとホジホジしているモモクリさんの横で、私の胸も高鳴ります。掘っても掘っても柄が長いこと・・・。しっかりと掘り出された松様は、今季一番の大きなものでした。何気に落ち着いた風でそれを特別席に収めたモモクリさんも、本当は雄たけびを上げたいぐらいだったのでは・・・?モモクリさんが写真のアップをしないうちに、私がアップしてしまいました。ごめんなさい・・・。その後はお決まりの仲間達とのランチタイム。久しぶりに会った仲間達は、いつものように瞳が輝いていました。15本のマツタケとツガタケ、ショウゲンジ、ホウキタケ等見つけ、適量を持ち帰り、昨夜からきのこ尽くしの食卓です。まだ八月というのに、「食欲の秋」まっしぐら。食べ物が美味しいというのはとても幸せなことだけど、とまらない食欲でカロリーオーバー・・・。なんとかしなくちゃ~~~
2010.08.29
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鹿児島から戻って数日しか経っていないのに、仲間の誘いをホイホイと受けて御山に行ってきました。今週は制作の予定表がキッチリ出来上がっていたのですが、皆さんの健闘振りを指を銜えて見ていたので、どうしても抑制がききませんでした。先ずは、死の天使の異名を持つ、毒ツルタケの写真から・・・・。苔むす深山に在るその美しさは、息をのむほどで、柄に付く白い膜は麗人の羽織る薄絹のショールのよう。昔観たディズニー映画の「雪女」を思わせる妖艶さも兼ね備えています。でも、今回は雑念の多いきのこ採りだったので、写真に焦りが表れています、残念。そう、このきのこに出会いたいという雑念をめいっぱい抱えて散策していたのです。山中で出会った仲間と「久しぶり~」と話し込んでいると、なにやらそこにドキッとするような色合いのきのこが・・・。一年ぶりの再会に喜びは頂点に・・・でも、かっこつけたがりの私は、冷静な振りをしてホジホジしてきました。その後、また出会って話していると、そこにも頭をもたげた松姫様が・・・。私が近づいていかなかったら、仲間が見つけていたもしれない・・・と「ちょっと悪いことしちゃったなぁ~」と・・・。ごめんね・・・○○りさん。今年はキノコの出が早い・・・。8月にクロカワを採ったのは、10年ほど前に一回だけ。ぱっと発生して、短期間で終了する予感は外れて欲しいなぁ~~先に謝っておこう・・・誰に???スミマセン・・・採れてしまいました。柄の根元が虫食いで頭だけ採った物を入れて16本の収穫でした。あ~~可愛くない!という声が聞こえてきそう・・・一緒に行った仲間達にそれぞれ分けて、持ち帰ったものは数本。山に行きたい、松姫に会いたいというストレスもこれでスッキリしました。これで明日から心置きなく手仕事に励めます。誘ってくれた仲間に、恵みを与えてくれた御山にただただ感謝した一日でした。
2010.08.24
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まといつくようなじっとりした暑さが続いてます。そこで、昨日太平洋の上空から見た富士山を眺めていただいて・・・ 残暑、お見舞い申し上げます。昨日の夕方、鹿児島から戻ってきました。南国だからあたりまえですが、今年の鹿児島は暑かったです。木陰に入っても涼しい風は吹かず、ミーンミーンというセミの元気な声が暑さを倍増させていました。帰省したら、何かしら実になる事をひとつ・・と心がけているのですが・・・。今回はキツカッタです。姉妹三人揃った事だし、一念発起して「不用品の整理」をしてきました。場所があるということは、物が増えるという事・・・。庭の離れに溜めてあった、古い電化製品、娘や甥、姪が使っていたオモチャや子供用布団、18年前に他界した父の衣類(捨てられなくて、母が取っておいた物)等を三日間かかって処分してきました。「これは数年使かっていないから処分ね・・」「いや、おかあちゃんがその内使うから、置いておいて・・・」「じゃこの服はサイズが合わなくなったし、十分着たので捨てていい・・」「う~ん、直せば着れるし、思い出があるから・・・」こんな繰り返しの連続・・・。物を上手に捨てるというのは難しいものです。いつものイタリアンレストランから見た桜島と錦江湾です。山頂が見えないのは残念ですが、富士山とは違う荒々しさが魅力です。自宅では手仕事に精を出す私ですが、母の下に帰ると家事炊事の日々・・・。元のように想像力を駆使して物作りするモードに切り替わるのに、少し時間がかかりそうです。仲間の皆さんの健闘ぶりを見ると、早く御山にも行きたいし・・・。疲れが残っているようで、とりとめのない文章になってしまいました。昨夜は疲れすぎて眠れなかったので今夜はぐっすり眠り、明日から徐々にマイペースを取り戻したいと思います。
2010.08.22
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日本列島民族大移動高速道路も諸影響で混み、そして今から向かう羽田空港も混んでいることと思います。私の原風景は、風に揺れて緑と銀色の光をゆらゆらと放つ麦の穂畑を黄色い色に染めて広がる菜の花そこから立ち昇る、大人の世界、これからの私の人生を思わせる匂い風や花、そして色や匂いに季節を感じ取る事が出来る「春の野」です。小高い丘の上に祖母が耕作していた畑があり、幼い私は、飽くことなくそこから遠く近く景色を眺めていました。遠くを走るバスの後には土煙がもうもうと・・・丘の中に残る林の新緑には山桜の薄桃色が、水彩絵の具が流れてしまったようにもやって見えます。麦の穂が色合いを変えて、風がこちらに向かってくるのを教えてくれます。そんな丘の上で、まだ穂が出ていない「チガヤ」を引き抜いては、上手に剥いて柔らかくてしっとり甘い穂をむしゃむしゃと食べていました。そんな素敵な景色も今はすっかり様変わりして、宅地と商業施設の住宅地となってしまいました。隣村から嫁に来た母は、嫁いでも苗字が替わりませんでした。根っからの鹿児島女性である母は、老いても厳しいところがあります。これから一人待っていていてくれる母の元へ、三姉妹で帰省します。飛行機が怖い私は、台風がどのように影響するか、いまから心配。PCを暫く触れないのは寂しいですが、約2週間面白可笑しく母や妹達と夏を過ごしてきます。行ってきます。
2010.08.10
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今日は「入間きのこ愛好会」夏のレセプションが夕方からあります。わが会の新年度イベントは、ここから始まります。ということは、きのこに興味を持って入会された新会員の方々も参加されるとうことで、きのこに親しんでもらい、そしてビンゴ大会で数名の方にお土産として持ち帰っていただこうということで、私達、昨日きのこ採りに行ってきました。いつもなら、大まかな狙いをつけて場所を選びながら歩きますが、今回は目的が違います。なるべく沢山の種類を見ていただきたいし、毒キノコも知ってほしいということで、籠の中は毒菌、食菌と様々。写真のような美しい場所を見つけては、小休止して探してきました。きのこの盛り籠を作ったときに外せないマスタケ。何しろ色がキレイ、そしてカサ増しにはピッタリ。ビジュアルとしては最高です。ココまで緑の苔に覆われている倒木についているマスタケは少なくて、その色合いの対比は意図して作れるものではありませんでした。食べ頃は過ぎていましたが、見せる(魅せる)ために収穫しました。例年だともっと標高がある場所で採り始めるショウゲンジ・・・。思いがけない収穫です。このショウゲンジ、きのこ採り入門には最適なきのこです。見つけやすい、形がきのこらしい、苔から頭を出している姿が可愛い、引き抜きながら採る醍醐味、そして癖がなくて調理しやすいなど・・・。だから、仲間の皆さんにとても人気があります。きっと今日も・・・「あっショウゲンジだぁ」という言葉が聞けるかもしれません。ハナビラタケの季節も過ぎつつありますが、今回も数株見つけることができました。はしりの固体は大きいのですが、二番手三番手になると形は小型化していきます。それは他のきのこも同じで、タマゴタケも小さく可愛いものが多かったように思います。他に収穫したのは、アメリカウラベニイロガワリ・アンズタケ・ムラサキフウセンタケ・ヤマドリタケ・カワリハツ・ドクヤマドリ(毒)・アカヤマドリ・ヒロハチチタケなど・・・。これから籠に盛り付けして、暫く観賞したあとレセプションに持っていきます。さて、今年のきのこは早いのか?それとも、特定の種類だけに条件がいいのか?山中を散策していたらモモクリさんからの映像付き電話が・・・。「良いもの見せてあげましょうか」というその先にはまさしく上物の松ちゃんが・・・。「あぁ~~松ちゃ~~ん・・」と恋焦がれた人に会えたような喜びの声を上げてしまいました。明後日帰省するので、今度御山に行けるのは月末・・・。どんなきのこシーズンになるのか考えると、暑さとも相まって夜も眠れなくなります。
2010.08.08
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夏バテ気味だから食欲が落ちるかと思いきや、なぜか油を使った料理が食べたくなり、さらに甘いものも欲しくなる・・・。これは毎年のことで、どちらかというと夏場の方がよく食べます。わらしべ長者のごとく、群馬の山菜直売所で頂いてきた「白小豆」。以前ちょっと書いたので、細かい事は省いて・・・。数年前「里芋は売っていませんか・・」という私の問いかけが始まりで、その後通うこと3回目で、「いいから、もっていけぇ~~」と私の手のひらに「白小豆」が載せられていたわけで、人との交流ってこんなだからやめられません・・・。初めて見る「白小豆」栽培が難しく、ほとんど市場に流通していない「幻の小豆」だそうで、京菓子や有名な羊羹屋さん等が使っているそうです。ネットで調べたら売っていました・・・。夏の小腹を満たす定番といえば「心太」あたりだけど、冷やしぜんざいもすてたものではないと相方が作ってくれました。煮詰めていったので、ぜんざいというよりはほぼ「あんこ」ですが・・・。梅干しは買うものと考えていた私が、作り始めて3年目。どうしても皮が固かったのですが、今年の梅干しは手の平にのせるとぽってりと重たくて、柔らかい皮にプニプニ果肉タップリに仕上がりました。漬け込み方はいつもと同じですので、なぜそうなったかは分かりません。今年も紫蘇を使わない「白作り」です。甘いもの、油を多目に使った茄子炒め、梅酢を使った酢の物と、今日も「ふぅ~こう暑いと・・」なんて言いながら食べてしまいました。運動といえば山散策だけ、もう少し運動量を増やした方がいいようです。
2010.08.03
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さわやかな夏空にそびえる霊峰富士山。でも、それを眺めるべく繰り出した人々は半端な数ではありませんでした。昨日(31日)、久しぶりにスバルラインで五合目を目指しました。が・・・・・駐車スペースが限られているため長蛇の車の列。車は奥庭手前で停まったまま・・・・。一時間はそのまま待ちました。「このままでは何の為に通行料¥2000を払ったのか・・・」という思いが沸々と湧いてきて、やがてその思いは「一人で山中を歩くのは怖い・・・」という私の恐怖心を抑えるほど大きくなっていきました。意を決して私一人きのこを求めて散策することに。大丈夫、困った時は携帯電話があると自分に言い聞かせて(でも、起伏が激しい場所では通じない事がおおいのですが・・)、恐る恐る入山。いつもは雄雄しく頼もしい大木がなにやら恐ろしげで、苔むす緑の美しさも観賞する余裕がありませんでした。きのこの数はまだ多くありませんでしたが、写真のようにヤマドリタケは出ていました。腰に下げた鈴の音色だけを友として歩く事1時間30分。スバルラインの車の騒音が聞こえ始めてほっとしている私の目の前に、それはいきなり現れました。「ヨイショッ」と斜面を登り終えた時、目の前に大きな白い塊が・・・・。「ぅお~~」と思わず声がでてしまうほどの、大きなハナビラタケ。こんな時は、共に喜んでくれる人が欲しくなります。両手で抱えきれないほどのハーちゃん、帰ってから量ると重さ、1,5キロでした。採り頃を少し過ぎていましたが、上手に保存したら一週間は持ちそうです。食べずに残っていたら、8日の「入間きのこ愛好会」の懇親レセプションで、会員の皆様に見ていただきたいと思います。で、話は戻りまして、結局車が動かない事3時間。やっと駐車スペースが見つかったものの、きのこ鑑札を求める為の待ち合わせがあるため、相方は山に入ることなくスバルラインを出ることとなりました。麓を少し歩きましたが、たまにタマゴタケが見つかるぐらい・・・。しかも蒸し暑さがひどくて早々に切り上げ、鑑札を求めて帰路につきました。相方曰く・・・・こんなにストレスが溜まったきのこ採りは初めてだ。私・・・・今季一番のハナビラタケが採れて、気分は最高~~(すでに怖かったことなど忘れております。)一番歩きたかった場所で3時間も車中にいなければならなかった相方にとって、昨日は辛い『きのこ採り』となりました。こんな相方に、今後のきのこの恵みが多くありますように・・・・。
2010.08.01
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