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わらしべ長者のその後の話、まぎらわしくてすみませんでした。創作のお話でしたが、誤解を与える掲載方法でした。わらしべ長者に例えた、マイケル・ジャクソンさん。富よりも名声の重みがあったとの声も、もっともです。○○長者がたくさんいますが、苦労も絶えません。富や名声の裏側を、私は知りませんし、知りたくもありません。ピーターパン・シンドローム。まさにマイケル・ジャクソンさんには、この言葉がふさわしく思います。おとなになれなかった悲劇。その死さえ、宿命や運命を感じるほどに。あの選択を、なぜしたのか。人はどちらの道を選んでも後悔するという声、実に深い言葉です。わらしべ長者も、わらしべを交換しなくても悔やんだことでしょう。しかし、悲しいことばかりではありません。ようやくマイケルは、自由を得たのですから。わらしべの様にやせ衰えた、その命とひきかえに。【日記】 わらしべは もどらない -マイケル・ジャクソン-
2009.06.30
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マイケル・ジャクソンさんの死。大きすぎる富は、人を不幸にするものなのでしょう。***男は転んだ拍子に、わらしべをつかみました。ついてないなと思ったものの、そのわらしべにアブをくくりつけると意外に楽しい。すっかり気分も良くなり、男はふたたび歩き始めました。その後、わらしべを蜜柑と、蜜柑を布と、布を馬と交換しました。そしてついには、男は長者の家を手にいれたのです。長者になった男は考えます。村人に、富を少し分けてあげようと。貧乏だった男が、村人に同情したのも無理もないことでした。男は村人に富の一部を分け与え、村人も喜んでいるようにみえました。しかし間もなく彼の耳に、村人の声が聞こえてきました。あいつはテングになってないか、運がいいだけなのに。あいつがあれほど、財産を持っているのはおかしい。金持ちのくせに、これだけしかくれないのか。あぶく銭だろ、もっとよこせ!村人が怖くなり、誰も信じられなくなり、男は屋敷の外に出られなくなりました。大きく荘厳な屋敷は、まるで頑強な男のための牢屋でした。今、わらしべに縛られているのは、アブではなく男自身。暗い屋敷の中から、窓越しに明るい空を眺めて彼はつぶやきます。わらしべにつけた、あのアブの羽、きらきらして綺麗だったな。でも、アブには気の毒だった。もしあの時に戻れたら、あのアブの縛りを解き、空に逃がしてやりたい。しかしそれが叶わぬ願いであることは、男が誰よりも一番よく知っていました。*************(注)このお話は私の創作です。紛らわしい掲載方法ですみません。
2009.06.28
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やたがらすは、サッカーで有名でした。三本腕という連想をされた方も見えました。3という数は、三面宿儺(さんめんすくな)など、特別な意味があるのでしょう。ウィキペディアには幾つか3の意味があるそうですが、どれが本当なのでしょう。サッカーでは、ゴールに導く神の使いとのこと。天皇の軍を奈良に導き、役目を終えたと思いましたが。やたがらすも忙しいですね。今日も良い天気。ちょっと外出しましょうか。奈良らしく、やたがらすに導かれて。【日記】 時とともに 姿を変え -やたがらす-
2009.06.27
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三本足の鳥、八咫烏(やたがらす)。神話にあるやたがらすは、神武天皇の軍勢を熊野(和歌山)から大和(奈良)に案内した巨大な黒い鳥。太陽の中に描かれることが多く、太陽の黒点が由来とも言われます。事実、対比するように、月にはうさぎが描かれます。奈良県宇陀市の八咫烏神社にも、三本足の鳥が描かれます。しかし、やたがらすは、初めから3本足ではありませんでした。那智大社の境内に作られた、やたがらすの銅像も2本足です。いつしか、やたがらすの足は3本に増えました。やたがらすの3本足の示す意味は不明です。動きにくいが、安定する3本足。3本足のやたがらすは、安定を願う人々の願いの象徴なのかもしれません。* **下段に掲載の作品は、楽天ブログも開設されている「平八工房」さんの作品です。平八工房さんの作品はユニークですね。
2009.06.26
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減りゆくアメリカザニガニ。まだこちらには、アメリカザニガニがたくさんいます。カブトエビもいるほどですが、農薬を使わないからでしょう。ロブスターにも似た、アメリカザニガニ。実際、食用として綺麗な環境で飼育された時、その味はまずまずとか。日本では広まりませんでしたが。帰化生物。海外から日本へ来るものばかりではなく、日本から海外に渡ったものもいます。問題は生物ではなく、運び、放置した人にあります。帰化生物の問題は、人がいなければ起きなかった問題。有害生物と呼ばれ、消えてゆくアメリカザリガニ。儚く、ハサミを振りかざし。きっと彼ら彼女らは叫んでいます。人こそが、有害生物だと。【日記】 仇なす者に ハサミをかざし -アメリカザリガニ-
2009.06.25
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鐃緒申kopanda06です。検索文字化けへのコメント、ありがとうございました。その後、楽天ソース表示などで分かったことをお知らせします・。(1) 楽天ブログは文字コード「EUC-JIS」に変換・表示されている。(2) Yahoo, Infoseekの検索画面は、「UTF-8」で表示されている。(3) 楽天ブログとYahooなどの検索画面は、文字コードが異なる。このことから、「楽天ブログと検索画面の文字コードの違いが原因の可能性」があります。しかし現在正常表示されているGoogleも「UTF-8」で、Yahooと同様。Googleでの正常表示の理由が分かりません。また文字コードの変更方法も分かりません。ここで考えられるのは、「楽天ブログのメンテナンス中にYahooなどがクロールした」という理由が考えられます。この場合は、しばらくすれば、正常表示される可能性があります。いずれにせよ、しばらく見守ることにします。皆さん、ありがとうございました。「アメリカザリガニ」の日記へのコメントは、明日お返しいたします。しばらくお待ちください。
2009.06.24
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後存知の方、教えてください。Infoseek, google, Yahooなどで、「西洋陶器」で検索してみてください。「鐃緒申」という文字列が多量に並んでいるかと思います。おそるおそる、これをクリックしてみてください。驚くことに、これが私のブログです。なぜこの様なことになっているのでしょう?ご存知のかた、いらっしゃいませんか?***************その後の確認で、Googleは調べ方によっては正常表示されるようです。Infoseekは正常表示されません。不思議ですね。
2009.06.23
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意外にも、アメリカザリガニが減っています。かつてはどこでも見ることができ、嫌われ駆除されてきたアメリカザリガニ。その数は昭和40年代から減り続けました。今では、アメリカザリガニがいない地域も多いという。私は近所で、まだアメリカザリガニを見ることができます。そのため実感はありませんが、数十年後で国内は絶滅との声もあるほどです。ウシガエルの餌として、昭和初期に輸入されたアメリカザリガニ。しかし養殖池が放置され、野生化します。日本の温暖な環境は、彼ら彼女らの繁殖に適していました。さらに縁日で売られることで、日本全国に広まります。いつしか稲作の有害生物として、アメリカザリガニは駆除され始めます。しかし減少の理由は、駆除ばかりではありません。最大の原因は、深刻な環境汚染。さらにアメリカザリガニ自体が、弱くなったとも言われます。日本の温暖な環境とカルシウム不足で、甲殻が軟化。鳥などに食べられやすくなったものも。餌として持ち込まれ、縁日で売られ、捨てられて。温暖な環境を好み、しかし駆除され、住めなくなり。いつしか、体も弱くなり。ただ弱々しく、そのハサミを振り上げるばかり。
2009.06.23
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身近な鳥、スズメ。スズメはその数が、少しずつ減っています。繁殖力の強いスズメですが、一部で害鳥扱いされたためです。スズメは稲を荒らす害鳥とも言われます。そして中国では、スズメの国家的な駆除を進めたこともあります。その効果は明確に現れました。農作物の収穫量の激減となって。農作物に付く害虫を、スズメが食べなかったためでした。中国は、ただちにスズメの駆除をやめました。自然を人の手で変えようとする愚行。スズメもその犠牲になってきました。それでも、人のそばに住み続けるズズメ。そのスズメたちを、人はまだ迫害するのでしょうか?スズメは、猫さんがらみのコメントが多くありました。スズメも飼い猫には、簡単に捕まらないでしょうけど。猫といえば、れお君の母さんから、便利なグッズのご紹介がありました。猫用の給餌器です。旅行などでお困りのかた、予想外に便利そうです。今回のリンクは、初めての楽天ブログ外かと思います。楽天ブログ以外からも、かなりのご訪問を頂いています。しかし十分なお礼のご訪問ができず、すみません。楽天外でも面白いお話は、ご紹介したいと思います。これからも、よろしくお願いします。【日記】 可憐な きなこもち -スズメ さらに-
2009.06.22
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日本で良いと思うことのひとつに、スズメの多さがあります。スズメは人家の周りを好んで住み着きます。ひとけのない空家にも住まず、人の周りにいることを好みます。外敵から襲われにくいからでしょうか。日本の森林に住むのは、ニュウナイスズメ。スズメの特徴の、ほっぺたの黒い斑点がありません。世界の大半の地域は、イエスズメが生息しています。それは日本にいるスズメやニュウナイスズメより大きい鳥。イエスズメが生息し始めると、スズメは淘汰されてしまいます。幸い日本には、イエスズメは侵入していません。イエスズメにも、やはりほっぺたの斑点はありません。自然では、わずか3年程度しか生きられないスズメたち。成長になるのも困難で、若鳥の死亡率は75%にも達します。ちょんちょんと両足で飛び歩く、愛くるしい姿。そこには生きる厳しさを感じさせません。水浴びし、さらに砂浴びまでして、きなこもちになった姿。そこには、むしろ生きる楽しさを感じさせます。日々明るく、その日を謳歌するスズメ。たとえ生きることが、どれほどつらくても。その可憐な力強さに、私は魅かれるのかもしれません。【鳥1】 イニュウナイスズメ【鳥2】 イエスズメ* *【過去の日記 1】 時には 陶磁器のご紹介を -スズメ それから-【過去の日記 2】 追い続ける 憧れを -スズメ-【過去の日記 3】 明日を迎える 喜びを -スズメ ふたたび-【過去の日記 4】 近寄りたい 離れたい -電線-【過去の日記 5】 愛に狂うあまり -すずめの子殺し-【参考】 大田眞也,「スズメ百態面白帳」,葦書房,2000年,219P
2009.06.21
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まだ共感覚は、あまり知られていないようです。ランボーが共感覚であれば、詩人の選択は正解でしょう。ベートーベンが共感覚と思われることもあったという情報。芸術家には、共感覚が多くありそうです。絶対音感を持っているかたもみえました。絶海音感を持つかたは、共感覚の場合も多いとか。共感覚は本人には当たり前で気がつきにくいそうですから、ぜひご確認を。色に満ちた共感覚の世界。しかしそれが生まれつきでは、特に感動もないのかもしれません。一方で色覚を失ったというかたも・・・。人の脳の働きは、コメントのとおり複雑で未解明。まだ未知の世界が広がっていることでしょう。様々な感覚から、芸術を生み出すことを許してくれる、人の神秘に感謝します。【日記】 扉をひらく 甘い調べ -共感覚-
2009.06.20
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A は黒、E は白、I は赤、U は緑、O は青有名なアルチュール・ランボーの詩。この詩から、ランボーにもある特殊な症状があったと言われます。それは「共感覚」と呼ばれる症状。“A”の文字が黒く見え、“E”が白く、“I”が赤く見える。音楽に手触りを、色に味を感じる。視覚と知覚、聴覚と触覚、視覚と味覚。複数の感覚を同時に感じる症状、それが共感覚。四ヶ月未満の乳児は、皆、共感覚という。乳児の感覚は、匂いを聞き、手触りを感じ、色を感じるという。共感覚は、様々な感覚が混和した世界。そしてこの共感覚は、2000人にひとりは、おとなになっても持ち続けるという。黒文字の文章も、共感覚者には虹色の文字列。共感覚者には、それは当たり前の感覚。なぜ他の人が、“I”を赤く感じないのかが分かりません。「“ねこ”は青色、“子ねこ”は黄緑だよね」そう子供に言われても、共感覚を持たない親にはわかりません。誰にも見えない虹色の世界。許された人だけが見ることのできる世界。共感覚者は、それを知っています。共感覚は、絶対音感にも似た、芸術への扉を開く鍵なのかもしれません。【参考】 パトリシア・リン・ダフィー,「ねこは青、子ねこは黄緑」,早川書房,2002年,202P
2009.06.19
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名前のコメント、ありがとうございました。フランクリンの名の多さは、分かりません。セオドア・ルーズベルトの名もコメントにありました。科学者でありながら、政治に関わる。ニュートンやラボアジェなど多くいますが、そのために不幸になる場合もあります。男女の区別の分からない名前、増えましたね。親の思いが込められすぎた名前も、子供には負担かも。フランクリン・ルーズベルト大統領を擁護する意見が、幾つかありました。下記の過去の日記でも書きましたが、原爆投下がトルーマン大統領の指示であることも、8月の時点ではルーズベルト大統領が亡くなっていたことも知っています。【過去の日記】 極めて効率的 -原爆の正当化-しかしそれでもルーズベルト大統領を原爆と結びつけるのは、第二次世界大戦を開戦し、マンハッタン計画を始めたことにあります。オペンハイマーが批難され、アインシュタインが生涯苦しんだのも、原爆の開発者だったから。原爆を投下したからではありません。大量殺人兵器を開発すること自体、大きな罪。それは現在、世界から批判されている某国にも当てはまります。厳しいようですが、これが科学の世界の製造者責任。原爆を開発した科学者が批判され、それを指示した政治家が許されてはなりません。ただこれは、永遠に正解の出ない議論でもあります。*昨日の日記が、ちょうど1,000件目でした。思えば、よく続いたものです。応援くださった皆さん、ありがとうございました。最近、少しずつ、暑くなってきました。雨の少ない日が続きます。本格的な夏に向け、皆さん体調管理にはご配慮なさってください。【日記】 悩ましい その存在 -フランクリン-
2009.06.18
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紛らわしい名前で思い出したことがあります。雷を電気と証明した凧の実験で有名な、ベンジャミン・フランクリン。そして、アメリカの独立宣言書に署名した政治家もフランクリン。この同一の名前に、戸惑ったことはないでしょうか。戸惑うまでもなく、この両者は同一人物。フランクリンは科学者であり、政治家でもありました。第二次世界大戦で名高い、ルーズベルト大統領。間違えるまでもないかもしれませんが、名前はフランクリン・ルーズベルト。雷のベンジャミン・フランクリン、原爆のフランクリン・ルーズベルトと覚えましょう。(かなりブラック)名前の類似は、とても厄介。しばしば混乱を招きます。世界を変えたフランクリンは、今は受験生を悩ませています。偉人はいつの時代も、ある意味で悩ましい存在です。悲劇の女性フランクリンを、最後に掲載致します。【過去の日記1】 女性化学者の苦難 ―ロザリンド・エルシー・フランクリン―*【過去の日記2】 届かない その距離 -「滝川製ルノワール」へのコメント-
2009.06.17
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ルノワールとルノアール。昨日の日記で、私は「ルノアール」と書いていました。「ルノワール」の間違いとの指摘があり、早速修正を始めかけたものの変に違和感がありません。しかも私は何度もルノアールと書いており、私自身に妙に染み付いています。しかし、画家はRenoirで、日本語表記は「ルノワール」です。私がルノアールと書いたのはなぜ?そこで気がつきました。ルノアール、つまりLenoirは、世界初のエンジンの発明者。オットーサイクル以前の、内燃機関の発明者の名。理系の私には、「ルノアール」が染み付いていたのです。さらにルノアールの誤記には、理由があります。参考にした本「画商の眼力」では、文中で「ルノアール」を多用しているのです。作者の長谷川徳七氏は、全国美術商連合会会長などを務めた有名な鑑定委員。オフィシェ芸術文化勲章や、コマンドール芸術文化勲章をフランス政府から受章しています。なんのことはありません。私も権威者の誤りに、あっさりと翻弄されたわけです。日記の内容を実体験で示すkopanda06でした。*ルノワールの贋作「少女」について。これはオリジナルの贋作です。それだけ滝川の絵の技能は、優れていました。そして技能が優れているからこそ、それだけでは本物の画家にはなれない、残酷な才能の差を知っていたことでしょう。届きそうで、絶対に届かなかない栄光との距離。贋作者に埋めることができなかった、そのわずかでしかし決定的な差。贋作を描くほどに、その才能の差を感じるとしたら。贋作を描くこと。それは、あまりに残酷な、刑罰に他なりません。【日記】 権威に 翻弄されて -滝川製ルノワール-
2009.06.16
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国立西洋美術館に眠る、贋作のルノワール。1962年、川崎市のデパート美術展から、ルノワールの「少女」が盗まれました。所蔵者は経済企画庁長官、藤山愛一郎氏。有名政治家の所蔵するルノワールが盗まれた。そのニュースに、人々の注目が集まりました。さらに藤山氏は、絵が戻れば国立西洋美術館に寄贈すると発表。犯人に作品の返却を呼びかけます。しばらくして、トラックから投げ込まれた絵が見つかります。犯人も怖くなったのでしょう。しかし事件はこれからでした。実はこの「少女」の絵には、以前から贋作との声がありました。その様な絵でしたが、事件が有名になりすぎて美術館も後に引けません。もし美術館が断れば、藤山氏の面目も丸つぶれ。結局、西洋美術館は「少女」を引き取りました。その後の1969年、滝川太郎という人物が、ルノワールの贋作を多量に作製していたことが発覚します。いわゆる「滝川製ルノワール」で、その数は200点を超えました。そしてあの「少女」も、まぎれもない「滝川製ルノワール」でした。政治家の名誉。マスコミの報道。これらは、国立西洋美術館の判断ですら誤らせました。あの事件から50年近く。国立西洋美術館で「少女」が展示されたことは、一度もありません。【参考】 長谷川徳七,「画商の眼力」,講談社,2009年,235P
2009.06.15
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少し変わった陶磁器を入手しましたので、ご紹介します。古いロイヤルウースター「Blush Ivory」です。Blush Ivoryは、赤味を帯びたアイボリーの磁肌が特徴。そしてアイボリーの磁肌は、丁寧に描かれた花の図柄で覆われます。1900年から25年間作られたとされますが、1800年代の製品もあります。古いものだけに、擦れ、汚れがあるのは残念。(高さ17cm、幅15cm)外蓋と内蓋。内蓋は汚れが良くわかります。古い西洋陶磁器には、歴史に裏づけされた包容力を感じます。(下中央にもBlush Ivoryをご紹介しましたが、ヒビがあります。その分、お安くなっていますが、ご注意ください。)* ******ブログのお休み中に、25万ヒットを迎えました。しかし奇跡的に、キリ番は確認済み。25万ヒット目も楽天ユーザでしたが、常連さんではありません。ニアピンは、249,999番目のしいな☆pinkroseさん、そして250,002ヒット目のLimeGreenさんでした。いつもありがとうございます。ブログ名「西洋陶器を求めて」らしく、25万ヒット目は陶磁器のご紹介でした。しかしこれからも、タイトル名と離れた話が続くことでしょう。迷走するブログ、これからもよろしくお願いします。
2009.06.14
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誤解というのは怖いもの。健康に良いはずがない地下鉄の硫黄臭を好んだ人々。現代でも、健康に関しては誤解があることでしょう。実際、温泉地の硫黄臭も、硫化水素の発生で危険な場合があります。蒸気機関車の地下鉄、どれほどの臭いかは分かりません。地下鉄に下水が流れ込んだりもしたそうですから、さらに臭いはひどかったでしょう。そう考えると、現代の地下鉄は綺麗です。しかし現代も、別も問題があります。駅のホームで後ろから押された経験があるかたも。残念ながら、それも警戒しなくてはならない時代。過去は今より、健全だったのかもしれません。少なくとも精神面は。体は硫黄臭にさらされても。【日記】 下水鉄道で 健康に -地下鉄-
2009.06.12
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1863年のメトロポリタン鉄道の地下鉄は、下水鉄道と呼ばれました。ロンドンのパディントンとファリントンの間に走った地下鉄。下水流入による悪臭と、暗い地下ホーム。それでも一日平均26,000人が利用する人気でした。悪臭の理由は、もうひとつありました。この地下鉄は、蒸気機関車だったからです。地下鉄では煙を出せません。そのため蒸気の排出も、煙突には出せません。パイプで蒸気をタンクに導き、そこで冷却したのです。それでも人気だったのは、地下鉄に療養に訪れる人がいたから。硫黄の臭気が健康に良いと考えられたのです。その人たちが、健康になれたかは定かでありません。蒸気機関車の地下鉄。それは1890年に電化されるまでの、27年間の交通機関でした。******昨日は帰宅が遅くなり、ご訪問できずすみませんでした。
2009.06.10
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一日遅れの御返事です。ちょうどこの「副虹」の日記を掲載した日、東京で「暈」が見えたというニュースが、NHKで夜に流れていました。意外な偶然に、驚いていました。副虹は、気がつきにくいもの。ましてや色順が逆なのには気がつきません。副虹の写真のあるリンク先を、ご紹介くださったかたも見えます。虹で幸せな気分になるというかた、多く見えました。先日の日記の様に、「色」は人に特別な効果を与えるのでしょう。コメントのご紹介で、個人のリンクを貼らなくなって長く経ちます。そろそろ少しはリンクしたくも思い始めました。リンクがご迷惑になることもありますから、考えながら少しずつ、リンクを始めるかもしれません。【日記】 雨上がりの楽しみ -副虹-
2009.06.09
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御返事の日ですが、今日は特別便。素敵なプレゼントを頂きました。★野いちご★さんの、20万ヒットのカウプレです。まずは、おもちゃのカンヅメ。私の好みをよくご存知ですね。箱入り未開封でしたが、撮影もあり開封しました。魔法缶と冒険缶ですが、中味は秘密。なるほど、冒険の夢が広がるグッズと、ちょっと不思議な魔法のグッズでした。これでも十分すぎますが、さらにあります。こちらは良くご存知のウェッジウッド ジャスパーのボックス。変形のボックスで、高価な物。この形は、今では入手困難な気がします。そして、さらに素敵な品。これからの季節に嬉しいナイキのポロシャツ。写真の撮り方が下手ですみません。驚いたことに、サイズもぴったり。なぜご存知なのでしょう。素敵なプレゼントを、本当にありがとうございます。これからも、さらにご活躍を期待しています。そして皆さんも、ますますブログの輪が広がりますように。
2009.06.08
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空にかかる二重の虹。虹が二重にみえることがあります。本来の虹(主虹)の外側に、薄くしかも色の順番が逆になってできる副虹。見上げる角度にして、主虹より9度高い角度にできます。副虹は、主虹より1回多く反射してできます。そのため色の順番は逆。またできていることはよくありますが、薄く高角度にできるため見逃されがち。虹に似て、太陽の周りにできる光の輪、暈(かさ)。水滴での光の屈折と反射でできる虹と違い、氷晶での屈折でできます。そのため太陽と逆向きにできる虹とは、見える方向が異なります。そのほかにも、環天頂アークなど、似た現象もあります。空にできる光の輪。そのひかえめな薄い色調から、見逃すことも多いでしょう。高度のたかい副虹はさらに。これから雨の日も増えるでしょう。雨上がりの空の芸術、ゆっくりとご覧になってください。【参考】 武田康夫,「日本列島 驚異の自然現象」,昭文社,2007年,207P
2009.06.07
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人生を変える事故は、いつ降りかかるか分かりません。映画「タイタニック」は、さすがにご覧になられた方が多くいらっしゃいました。評価は賛否両論でしたが。ラブストーリーは苦手で観ていないという方もおられましたが、事故の記録として観ても面白いかと思います。私は単純に「年はとりたくない」と思いながら観ていましたが。この事件からは、高齢者福祉の問題を感じました。日本でも年金が減少すれば、さらにこの問題は大きくなります。それでも私たちは生き抜かねばなりません。静かな人生をすごされるかた、波乱万丈の人生を送られるかた。その違いは何で決まるのでしょう。しかし誰にも均等に、人生から開放される時が来ます。三途の川も金次第。せめてその言葉が、嘘であることを願います。【日記】 最後に 彼女を救ったもの -タイタニック最後の生存者-
2009.06.06
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タイタニック号最後の生存者が亡くなった件は書かないのか。その問い合わせもあり、少しお話をします。タイタニック号最後の生存者ミルビナ・ディーンさんが、97歳で亡くなりました。介護施設で、生活に窮した晩年でした。生存者とはいえ、当時生後2ヶ月。当然、事故の記憶はありません。事故で父は死亡、母、兄とともに救出されました。しかし事故で全財産を失い、結婚することなく、秘書で生計を立てました。晩年は介護施設の費用捻出に困り、2008年10月には事故の思い出の品を競売にかけます。スーツケースなどを、53万円を期待しての出品でした。結果は550万円で落札され、一度は救われたかに見えました。しかし介護施設の費用負担は大きく、すぐに生活に困ります。2009年5月には映画「タイタニック」の監督や主演者から、285万円の寄付を受けていました。さらに寄付を呼びかける声も空しく、ディーンさんは他界しました。波乱万丈の人生。しかしそれ以上に、高齢者福祉のあり方に疑問を感じる出来事でした。思い出を捨て、ただ生きることに努力する。それでもディーンさんには、売るものもあり、寄付も集まりました。「タイタニック号最後の生存者」だったから。もしディーンさんが普通の人なら。彼女を最後に救ったのは、タイタニック号の事件そのものだったのかもしれません。【過去の日記1】 タイタニック号を 救えた者 -グリエルモ・マルコーニ-【過去の日記2】 タイタニック号沈没 ―その後に比べれば、小さな出来事―
2009.06.05
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よく考えられている周囲の色。部屋の色、テーブルクロス、パソコンの背景色。よく考えると、納得できる色が多いとの声でした。人は色に敏感ですから、よく考えられていますね。身の回りの色もよく考えることで、気持ちが落着くかもしれません。またテレビは見ないときは、こまめに消すのが体にもよいですね。*昨日で、このブログは開設から1,111日。2006年5月20日開設から3年を過ぎています。しかしご存知のかたも多いように、開設後に2ヶ月放置したこのブログ。本当の3周年は、7月21日になります。3周年を、その先を目指して、ブログは続きます。これからもよろしくお願いします。【日記】 今日も 疲れを届けて -トーナス効果-
2009.06.04
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眼以外でも、色を感じる人。色の付いた光を浴びると、人の筋肉は緊張します。光を浴びていないときに比べ、青の光は1.1倍、緑1.2倍、黄色1.3倍、橙色1.6倍に筋肉が緊張します。そして最大の赤では、2.8倍にも緊張します。この色による緊張を、トーナス効果と呼びます。大切なのは、光の色を目で見なくても筋肉が緊張すること。人は体で色を感じることができます。またベージュでは、筋肉の緊張はありません。部屋にベージュを多用すると、リラックスしやすい理由です。色を感じ、緊張する人。強烈な原色で彩られた情報が、今日もテレビから流されています。見なくても緊張する色を、常に見続けるとしたら。なぜ私たちは疲れているのか。その理由は、今も私たちの目の前にあります。
2009.06.03
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カマキリの積雪予想、雪の多い地方ではご存知のかたも。定説との声もあるほどに。一方で、北海道や海外の雪国では、カマキリ自体をあまり見ることができないとの声。他の地域でも、カマキリを見る機会は減ったとか。幸いに私の地域では、十分にカマキリを堪能できます。カマキリの観察を、実際にお子さんとされたかたも。8割が落葉樹に卵が産まれていたとの観察結果。すばらしい観察。カマキリの話を信じ難いのは、カマキリが地球の振動を感じて積雪予報するとの原理。木が吸い上げた水分で、木に伝わる振動が変化するとか。また私の地域は積雪がほとんどありませんから、検証もできません。カマキリ博士が、カマキリに似ていないとの声。いえ、むしろ、似ていたら怖いですね。きっと拳法を操る武道家になることでしょう。こちらも、そろそろ田植えの準備が始まっています。この時期に、カマキリの卵や積雪の話を書く、季節感のないブログ。これからもあきれず、いらしてくださいますように。そして、季節を忘れ、いつしか、年も忘れ。【日記】 カマキリは知っていた! -カマキリ博士-
2009.06.02
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