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大晦日のDynamiteの予習?として、魔裟斗選手の引退特番を観ました。(録画ですが、、、)魔裟斗選手がデビューしてから現在までの大事なポイントの試合をかなりしっかり見せてくれる番組でした。ビデオファイルを消去してしまったものもあったので、大いに助かりました。感心したのは、その進化の過程です。30年間格闘技系雑誌を読んでいるので、改めてバックナンバーの記事に照らし合わせて試合を見ると、勉強になることばかりでした。成功の理由も納得が行きます。ただセンスがあったから、、、では済まないわけです。ハッキリ言って高校時代に格闘技を始めたのでは、遅いわけです。それを世界チャンピオンになるまで、短期間で巻き返すには、膨大な努力は当たり前で、さらに、人のアドバイスや指導に従って、徹底的にやる姿勢が他の選手より上回っていたのです。若い時の魔裟斗選手は、パンチやキックが単発でした。一発でクリーンヒットすればいいけど、そうでなければ、すぐに打ち返されて乱打戦になる。それが翌年にはワン・ツーと、必ず2発打つようになります。当然、当たる確立が格段に高くなります。はじめは、よく正面のパンチをもらっていたけど、2年後には見事なスウェーバック(上体を後ろに反らす)で、相手のパンチをかわせるようになります。後ろ向きでの走りこみのトレーニングをしていました。パンチのトレーニングを重ねて自信が持てるようになると、試合では、ただ打ち合うのではなくて、まずはミドルキックを連発します。すると、相手は腕でガードします。するしかありません。何発も腕でガードしていれば、当然、腕にダメージを負ってしまい、いざパンチを出そうとしても、もう打てなくなってしまう。仮に打ってきても、大して痛くないわけです。そういう準備が整うと一気に叩くわけです。そうした試合の作戦は、話としては誰でもわかることばかりです。しかし、リングに上がると頭に血が上って、セコンドの人のアドバイスや、事前に決めた作戦がすっ飛んでしまいます。(社会人でもこういう人が圧倒的に多い)それを忠実に実行し、セコンドのアドバイスを聞き続けられるのが魔裟斗選手の大変大きな武器であり、才能とも言えるわけです。他の選手との大きな違いはここです。その証拠に、あれほどの知名度と実績を獲得した後も、結局、彼は同じチームに属したまま、現役を終えようとしています。これは現在の格闘技界では珍しいことで、そこそこの実績と名声を得ると、たいていは独立して「自分のジム」を持ちたがります。すると、結局は実力が落ちてしまいます。これは名前をあげればキリがないのですが、何しろそういうパターンが多いのです。かつて魔裟斗選手の最大のライバルだったK選手は、「自分に合う指導方法」を見つけるために、何度も所属ジムを変えて行きました。そして、行き着いたのは「自分でジムを持つ」こと。(最近の自分探し症候群と同じです)その結果は、、、(汗)。その実績は比較にならないほどの差となってしまいました。ある競技のオリンピックの金メダルの選手(女性)が魔裟斗選手に対して印象的なコメントがありました。「魔裟斗さんが、選手として偉大なのは、人からの教わり方でしょう。他の選手たちよりも圧倒的に下地がない、つまり経験がない分を人から教わって吸収することで成長したのです。それは、試合のやり方を見れてばわかります。試合自体は、運不運もあるから、勝ったり負けたりがあります。だけど、彼は選手として失敗しなかったのは、人の経験やアドバイスを誰よりも吸収できたからです」「失敗しなかった」という言葉が印象的です。世界チャンピオンになる手前の問題として、選手として失敗しないことが大事だと強調していました。人間は意志が弱いから、やはり近くで叱咤激励してくれる人がいなけりゃ一流にまで登ることはできないのでしょう。特に、妥協しないで厳しくしてくれるコーチ、職場なら上司や先輩がいなければ、やはり「ぬるく」なるものです。===今年のレジャ研を振り返れば、東京も上海も、それまでお世話になっていた企業を離れて完全に独立をしました。その分、こういう記事や意見には敏感になります。来年も、叱咤激励してくれる知人友人、先輩方を大事にしなければ、、、と再確認させられました。===これから、気を引き締めつつ、楽しんでDynamiteを観戦したいと思います。今年一年、ブログをみて頂きありがとうございました!よい年をお迎えください。
2009/12/31
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年末最後の日曜勉強会に参加有志で集まり始めて、早15年。今日は、9時間の長丁場でした(汗)。前半は、メンバーの今年一年の実績と現状の課題を一人ずつ発表し、それを14人のメンバーが徹底的に指摘します。これが毎回かなりヘビーですが、お互いに貴重な意見だ、と思っている人たちだから続いているわけです。後半は、ゲストを呼んでブチセミナーです。とは言っても、参加者が少ないだけで、3hも話を聞いて質問して意見するのでその中身はとても濃い。今回は、中国と日本で複数の会社を経営する周さんがゲスト。フランス人の妻を持ち、日本とアメリカに留学経験あり。近年はテレビ番組制作プロダクションや雑誌社の顧問もしている、とあって、その話題はユニークに感じました。印象に残ったのは、AKB48の話。周氏は、特別日本に興味があったわけではなく、どちらかといえば、欧米に憧れていた。それでアメリカに留学をした。短期ではフランスにも。その他、欧州の旅行も。その際に、日本の文化の伝わり方に興味を抱いた。中国の場合、その対象が過去の歴史がほとんどなのに対して、日本の場合は、現在の文化に興味を持つ欧州人が多かった。初めは嫉妬だった。そして、その興味は次第に大きくなり、日本への留学を決意。驚いたことは、中国や韓国のように政府主導の国策で手を打ったものではなく、好きな人たちが勝手にやっていることが、海外で珍しいこととなり、自然に伝わっていること。自然に伝わっていくものこそ本物だと理解するようになった。~~~今年、パリで行われたジャパン・エキスポに行って、初めてAKB48を見ました。テレビで見て知ってたけど、何が良いのか?わからなかった。パリの会場でAKB48が登場すると、その人気の秘密がわかったような気がしました。何と言っても可愛い。関係者の計らいで楽屋でもお会いしたが、元気でマナーが良い。あの可愛さは、他国のタレントでは出せない。中国でも無理です。もっとわざとらしくなってしまう。何か一度きりの大イベントならできるかもしれないけど、これを続けることが難しい。衣装のデザインも、オリジナリティがある。女子高生の制服をイメージさせる範囲で巧みにデザインされています。仕事柄最も驚いたのは、あのダンスの振付けです。バレーやジャズダンスのようなバックボーンもない、単なる素人が踊れる範囲の振付けで、元気に明るく見えるように振付けられていました。これは凄いな、と思ったわけです。これらを真似ることはできても、何も無い状態でいちから企画して実現できるのは日本の文化の凄さです。まさに最先端だと思ったわけです。フランスや中国のように、歴史を売り物にしているとできないことです。中国人でも世界中で活躍しているタレントはいます。しかし、ジャッキー・チェンもチャン・ツー・イーにしても、多かれ少なかれ映画の中では、カンフーなど中国の歴史文化を彷彿させることで成功しました。チャン・イー・モー監督もしかり。しかし、AKB48は、別に日本の歴史文化を感じさせるものではありません。日本人アーティスト、タレントは、アジアでもこの点で珍しい存在です。戦後の経済成長が早かったお陰で、タレントやアーティストが海外に出稼ぎをする必要がなかったことが影響しています。多くのアジアのタレントたちは、多かれ少なかれ日本に出稼ぎに来ていました。間接的にも、ジャッキー・チェンですら三菱自動車のバックアップがあったからあれほどまでの有名人になることができたのです。チャン・ツー・イーにしても、SONY PICTURESのバックボーンがなければあれほどにはならなかったでしょう。対して、日本のタレントは、別に海外を目指す必要がないわけです。国内で十分に食べて行けます。すると、無理して日本の歴史や文化を強調した歌や踊りをしなくてもいい。国内文化の中で、どのようにして個性を出すか?という点に集中してきたからこそ生まれて来たものばかりなのです。そして、それらは海外から見れば凄くオリジナリティが高い。(好き嫌いは別として)海外を意識し過ぎなかったことが、現代のジャパン・カルチャーの人気の原因だと思います。近年のハリウッド映画、中国映画は海外を意識し過ぎです。インバウンドのビジネスに関わる人たちは、この点に注意をしなければなりません。対応自体はしっかりやらなければなりません。しかし、文化、商品開発は、意識し過ぎないことも重要なのです。===先月、娘が久々に日本の私のマンションに来ました。その後、北京に一緒に帰国するなり「日本でテレビを買って来て欲しい」と言い出したのです。北京のマンションにもフルハイビジョンのテレビがあります。日本の部屋にあるものとメーカー(日系)も同じものです。だから「なぜ?」と尋ねると、「日本のテレビの方が遥かにきれいだった」と。そんなはずはない。ハードは同じです。しかし、よく考えてみれば答えはすぐにわかります。「映像の差」なのです。日本のテレビ局は、その映像造りは世界一きれいです。残念ながら中国のテレビ局はまだそれほどの画質になっていません。中国に行ったことのある人は、わかると思いますが、ドラマの途中のCMになると、いきなりボリュームが大きくなって驚きます。番組ごとに画質も音量も違うことは珍しくありません。つまり、まだフルハイビジョンを活かせるほどの映像が配給されていないのが現実です。だから、DVDを見ると「きれいだな」と実感できますが、日本では、日常の番組自体がきれいです。このように日本の場合は、フルハイビジョンのテレビを買って、その性能の恩恵を100%体験できるわけです。実は、こうした社会インフラの差も、コンテンツ造りに影響を与えているのです。AKB48のあの可愛らしい衣装は、高画質の番組だからこそ引き立つし、高画質で品質の高い女性誌だからこそ、きれいに可愛くみえる。だから、より可愛い、きれいな衣装、メイク、ヘアスタイルに進化させようと努力します。一般人の生活に密着して進化した文化の強みでしょう。こういうことの積み上げが、世界でも突出したジャパン・カルチャーを支えているのだと思います。パリコレのモデルと衣装を見て、真似してみようと思う人は、まず稀でしょう。感動に涙を流すこともありません。自分とは関係ないものだからです。しかし、AKB48は自分たちサイズの文化なのです。パリコレで有名なはずのパリっ子たちが、AKB48のステージを見て「可愛過ぎる、、、」と涙を流すのを見て、そんなことを考えたのです。
2009/12/27
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久しぶりの表参道。「今日は何か大きなイベントがあるの?」と聞いてしまうほど、人の波でした。上海のいると、東京に比べて外人が多い、、、なぁーんて、偉そうなことを言う人が多いけど、夜の表参道は、まったく引けをとらない。MORI HANAEビルの前では、台湾人、香港人が一眼レフカメラで記念写真のラッシュでした。夜の表参道も、インバウンドのツアーコースには欠かせないかも。それほど、きれいで個性的な店が多いですね。ちなみに、中国を訪れる外人は、日本と比べて年寄りが多い。多分、歴史目的の旅行が多いからでしょうか。比べて東京の外人は若い。目的がカルチャー的なものが多いからでしょうか。日本と中国を行ったり来たりしてても、実は、東京都内の近況をよく知らないんだな、と大いに反省しました(汗)。今日は、学生時代の軽音の先輩のライブを見に行きました。あくまでも「時代」であって、同じ学校とは言ってません。なぜなら、先輩は開成→東大→超一流企業、、、(笑)。高校時代に憧れだった先輩って、永遠に近いものがありますね。ロック一辺倒だったのが、ジャズ&フュージョンへ引きずり込まれました。当時、高中正義、松岡直也、カシオペアとかを演奏する高校生は珍しい存在で、なぜなら、演奏が難しいからです。ちなみに、徳永英明のデビュー前のバックバンドを務めていたお方です。以来、社会人になってからも、こうして30年間も演奏を続けていること自体に驚きました。「昔はやってたんだよぉぉぉ」と、得意げに語るおやじは大勢いますが、「今度ライブ見に来てよ」という人は、やっぱり珍しいです。趣味も仕事も、、、続けられる人って少ないですからね。===さっそく、実家の押入れに閉まっておいたYAMAHAのBB2000を引っ張り出したけど、案の定、錆び錆び(涙)。仕方ないので、新しいBassをネットで探しています(笑)。もう完全に「弾きたいモード」になりました。30年経っても、まだ影響受けてるわけです(笑)。伊藤こうきのようなBassが弾けたらなぁ、、、。来年は、山下達郎のCDで勉強だ。
2009/12/26
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本日の見逃せない番組は、、、あの小田和正さんが毎年続けてきた「クリスマスの約束」。TBS 23:59~01:53個人的には、大晦日のDynamiteと同様に大事な番組です(笑)。クリスマスは一年で最も音楽を聴きたくなる時期でしょう。小田さんと友人たちがどんな唄を聞かせてくれるのか?楽しみです。===音楽が施設や店舗の環境に与える影響は大変大きい。かてつスキーに夢中になっていた時にも、スキー場選びは、ゲレンデのコンディションとBGMでした。「○○は、山下達郎ばかりかかるらしいよ」と言えば飛んで行ったものです(笑)。かつて友人が勤めていた遊園地では、DJがいて、楽しい話と共に、園内の客のリクエストにも応えてくれて、、、さらに、ちゃっかり園内のお勧めや案内も、、、実に見事な運営でした。「ピンポンパンポンー!お客様にご案内いたします、、、」というダサい園内放送ではなく、しっかり遊園地の環境の一部、コンテンツの一部になってました。たしか「Beatles day」なんかもあって、その日は一日中、Beatlesが聴けて楽しかった。===近所の居酒屋では、店員さんたちがじっくり選んだ音楽を聴かせてくれる店があります。メニューは居酒屋メニューでも、聴く音楽が単なる有線じゃないので、楽しく、またはじっくりお酒を楽しめます。最強のメニューは音楽とのこと。===音楽こそは、普遍のコンテンツです。まだまだ使い方がありそうです。
2009/12/25
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年末に向けて、HDD(1テラ)を買いました。ネットワーク対応なので、外出先からデータを引き出すこともできます。12月上旬の中国での研修の際に、持参した外付けのHDDにデータを入れていたのに、専用のUSBケーブルが断線してしまいました。買おうにも、安徽省の田舎だったので、手に入らず、代わりの内容を検討したり、、、と、実はかなり苦労したのが教訓です。新しいHDDを買ったところで、これから年末にかけては溜まった名刺や雑誌の記事、受け取り資料をスキャンし続けることになります(汗)。私たちのような仕事の場合、これをやらないと身の回りが紙だらけになってしまいます。我慢してスキャンしてデータにしてしまえば、何と言っても検索が簡単なので、、、この数日間は、我慢です。HDDがすぐに一杯になってしまう理由にテレビの録画があります。「これはいいな」と思った番組はHDDに保存しておくので、、、。考えてみれば、テレビはリアルタイムで見なくなって数年経ちます。だから、CMはほとんど見てない。オフィスでも自宅でも、ほとんどFMラジオを聴いています。特に、この時期のFMはいいですね。適度にクリスマスの曲がかかるので、気分がいい。そしてなぜか、ラジオのCMが好きです。言葉と音しか使えない分、脚本がとても良く考えられていて、実は、販売サービスの研修を考えるのに、大いに役に立っています。(他にもサインやPOPを作成するのに、、、)実際に、ある商品のCMを聴いて覚えて、それをあるクライアントの現場研修時に使ってみたら、、、おもしろいように売れました(笑)。これは中国の現場研修でも中国語に訳して使ってみると、、、やっぱり売れるのです。プロが真剣に考えた良い脚本はそれほど力があります。テレビのCMは、美男美女が登場したり、過激な演出で目立つことが目的だから、真似しづらいし、真似できるものも少ないし効果もない。なので、結局、ラジオを録音してしまうので、ますます、HDDは足りなくなるわけです(笑)。
2009/12/23
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東京ディズニーランドでもお馴染みだった、(87-96年)故マイケルジャクソン主演の3Dアトクション「キャプテンEO」がカリフォルニアのディズニーランドで、来年2月から期間限定の復活をする、とのこと。昔は、何気に見ていたキャプテンEOだが、改めて考えてみれば、フランシス・コッポラが監督で、ジョージ・ルーカスがプロデューサー、、、という、他のテーマパークではとても真似できないような豪華メンバーが関わっていたんですね。東京でも、、、復活して欲しいですな。
2009/12/19
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約20年ぶりに映画<私をスキーに連れてって>を見ました。(BSを録画しました)いやーいいですね。当時のことを走馬灯のように思い出すことができました。当時、主人公たちとピッタリ同年代だったので、もちろん、スキーにハマりました(笑)。関越自動車道路を走る時には、ユーミンのカセットを入れてました。いずれにしても、今年は、久々にスキーに行こう!という気持ちになったことは確かです。この効果は大きいですな。===ミーハーな映画とか言われても、仲間でスキーをする楽しみ方を「これでもか!」と満載して、日本列島にスキーブームを巻き起こしたわけですから、その影響力は凄まじいものがありました。現在、北海道は中国人観光客が大挙押し寄せて来ています。これも、映画「非誠勿擾」の影響です。そう考えると、観光やレジャー産業は、映画やドラマをはじめとするエンターテインメント業界との連携こそが活性化の秘訣になるのでしょう。単なる紹介番組はたくさんあるけど、映画やドラマほど、感情移入ができない分、客足に結びつかないことも多々あります。特に最近は、国内の観光地紹介番組が多過ぎてしまって。===ということで、また、ああいう映画を作って欲しいですね。それがアジア諸国にも流れて、タレント、音楽と共に、観光地やレジャー施設に人が集まるように。ちなみに<私とスキーに連れてって>もリバイバルして、最新技術で撮影して、日本国内だけでなく、アジアに発信してもらいたものです。(音楽はユーミンのままでお願いします!)
2009/12/18
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中国人観光客のアテンドをしていると、普段気がつかなかった各地の現場のサービスの実態を目の当たりにします。買い物の時、私も後ろからついていきます。そして、よほどのことがない限り黙っています。すると店員さんは、私も中国人観光客だと思うわけです。(同じアジア人なので、見分けはつかないですね)中国人客があれこれ品定めをしています。「違う色あるのかな?」「サイズが合わないかな?」などなど。しかし、待てども店員さんは寄ってきません。店の奥で仲間とごそごそ話しています。結局、何も買わずに次の店へと移動していきます。そして、これがかなり繰り返されるのです。中国人客が「あれを買おう」と目的買いの場合はさておき、「良い物があったら買おう」とする場合、誰も相手にしてくれないのでは、買いようがないですね。せめて試着を勧めるとかすれば、いいだろうけど。そして、その後の中国人観光客同士の会話で、「店員は誰も寄って来ないね」「テレビで見た日本のサービスは素晴らしかったのに、、、」するとボス格の人が一言「日本人は中国人のことを嫌いなんだよ」一同「なるほどー」とうなずいて、その後は無言に、、、。あまりにもまずい展開なので、私も「いやいや、シャイなだけ。外国語が本当に苦手なんだ」と弁明します。消極的な接客がこんな会話になっているとは、普段は気がつきませんでした。でも事実です。せめて挨拶はする。(日本語でもよい)一度くらいアイコンタクトを交わす。そして、実際の接客で質問されて言葉が分からなくて会話にならない、、、。それで買えない場合は、中国人客も単純に言葉の問題と考えるでしょう。しかし、あいさつもしない、目も合わせないような消極的な態度は誤解も招く、、、ということです。===こういう視点でアテンドしていくと、日本全国、まだまだ「売り逃し」が大きいですね。観光客の単価は、まだまだ上げられます。
2009/12/17
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また、中国企業から訪日ツアーの企画の依頼がありました。広告も出してないレジャ研になぜ?と思いますが、そこはさすが<口コミの国><人脈の国>です。噂を聞いて、レジャ研ブログ中国版を見て、メールをして来ます。今回のオーダーは、担当者が07年にレジャ研のツアーに参加したお方。なので、リピーターです。前回よりもさらに<勉強度>を強化したツアーにして欲しい、という依頼です。目まぐるしくお土産屋と観光地を巡る旅は、、、もう疲れています(笑)。彼らのように日本に来るくらいの人たちは、欧米にも旅行経験があり、一般的なツアーはもういい、、、というのが本音です。海外旅行リピーターたちは、どんどん求めるものが高度になってきますね。「もっとジックリ」がキーワードです。ということで、現在、ツアーの企画中です。今回も、提案から旅行の諸手続きなどの訪日するまでと日本に来てからの動向調査、、、まで、ビシッと記録しておきたいと思います。
2009/12/16
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セミナーは無事終了しました。年末の多忙な時期に、告知して一週間にも関わらずお集まり頂きまして、ありがとうございました。FM世田谷の「ニーハオ!東京愛愛軒」のパーソナリティの光部愛さんにもお越しいただき、交流会の乾杯の音頭を取ってもらっちゃいました(笑)。知り合いの知り合いがどんどんつながって行く、、、まさに交流会がメイン?のセミナーだったかもしれませんが、それほどカジュアルな雰囲気でした。個人的には、あの人とあの人を紹介したいな、という魂胆がいくつかあったものですから、そういう意味では、交流会は大成功でした(笑)。とかく自分自身の業界のことばかり考えてしまいがちですが、セミナーのあとの交流会で、周辺の業界からの視点でセミナーの内容をフィードバックしてもらうと、これまた視野が広がります。だから交流会はとても大事な場です。そのせいか?交流会だけ参加して頂いた方もいました(笑)。見方によっては、交流会で他の人々と語り合う共通の話題づくりのためにセミナーがある、、、、と言えるかもしれません。その昔、イギリスで生まれたサロンは、まさにそうで、貴族が毎日くっちゃべってるだけに飽きてしまって、毎回その道の論者を呼んで話しをさせて、その話しをあーだ、こーだと語り合うことで知力を磨いた、、、と聞きます。日中ビジネスネットワークの事務局の方々、一年間、お疲れ様でした。===ちなみに、次回のレジャ研のインバウンドセミナーは、1月20日を予定していおります。詳細が決まったらお知らせします。
2009/12/15
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テーマは、「中国人観光客の誘致とツアーの動向調査」です!旅行業でもない私たちが、山西省と内モンゴルから、どのように誘致したのか?そして、そのツアーでは、どんな動向だったのか?ギュッとまとめて報告します。===週末にセミナー用のパワーポイントを作成したら、なんと130ページになってしまいました。持ち時間は60分間。1ページ1分としても、せいぜい60ページが妥当、、、ということで、AM2:30に起床して、資料の修正をしてました(汗)。でも、こうして超早起きすると、いいですね。誘惑に駆られるようなテレビ番組も放映してないし、誰からも電話もメールも来ないし、、、。「シーン、、、」としてて、凄く集中できました。下手すれば、寝る時間なので、これからはできるだけ逆にしていきたいものです。===中国人観光客のツアーを同行すると大変勉強になります。今までは「日本のサービスはいいでしょう?」と勝手に胸を張っていたことが、木っ端微塵になる瞬間にも遭遇するし。「こんなことに感激するんだ」とか「なぜ、積極的に販売しないんだろうか?」と疑問に思うことも多々あります。ようするに、今までとは違う視点で現場の運営やサービスの長所短所の発見があるのです。そして、こうしてセミナーで紹介するのに資料としてまとめていくと、断片的な記憶や写真やビデオを再度見直すことで、ますます自分自身の理解が深まります。この作業を怠ると、単に「面白かったぁ!」で終わってしまって、仕事にはまったく役に立たないのです。まとめをすると、「このシーンの写真を撮影しておけばよかった」とか、後悔もたくさん出てきます。行くところが観光地ですから、自分たちが「うぁー!」と感動していてシャッターを切ってない(汗)。なーんて実はかなりあります。だから後悔もあるけど、そのお陰で次回はもっと向上するわけです。反対に、自分たちで写真やビデオを見て、「なるほど、こういう理由で買わなかったんだ」と後で発見することもあります。参加者の皆さんは、間違っても「中国人富裕層は、買い物が凄い!」みたいな内容にはならないので安心してください。では、銀座でお待ちしてます!
2009/12/14
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今回の研修で最も笑ったのは、「当て字で覚える日本語講座」です。私が日本人なので、主催者たちは色々と気を使ってくれていました。福州でも、この年末や春節に日本へ観光を予定している人たちが多数いました。そこで、中国人講師の方が、自分の体験を話してました。その中で、やはり言葉が通じないと不便だし、少しでも話せば興味を持ってもらえる、、、ということで、↓こんな言葉で日本語を教えてました。これは漢字の意味としては全く違うのだけど、発音が近いから、ということで、当て字で日本語を覚えるのだそうです。ちなみに、上から、「うぉはよう」「こんにぃちーわん」「こんぱーわん」「どぅおもしみましぇ」、、、と、何やらそれなりに日本語に近いようです(笑)。それ以来、休憩中にすれ違う人々が、「どぅおもしみましぇ」とか言ってくるわけです(笑)。中国人観光客たちの日本での苦労から、次に行く人たちへのアドバイスが行われていました。ちなみに、福州の人々の人気も圧倒的に「北海道」でした。90%が手をあげています。昨年、放映された映画の影響が大きい上に、元々70年代から、高倉健の人気が絶大なため、高倉健=北海道、、、のイメージが人気の下地にあるようです。
2009/12/09
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先日、実施しました、中国人観光客の誘致と一週間のフルアテンドの実態を報告するセミナーを開催することになりました。(年内最後のセミナーです)興味のある方は、このブログか、以下の連絡先までお願いします。===■日時:2009年12月14日(月) 19:00~21:30■場所:紙パルプ会館1F ラウンジ「パピエ」東京都中央区銀座3-9-11(〒104-8139)■主催:レジャーサービス研究所共催:日中ビジネスネットワーク後援:商業施設服務研究所(上海)MBAネットワーク21■内容:(1)ご挨拶(2)第1部講演(30分程度)テーマ:『中国人観光客のインバウンド最前線、マカオの最新事情』講 師:日中ビジネスネットワーク代表世話役森谷一郎(もりたに・いちろう)氏概 要:1)マカオの概要と歴史2)国際金融危機以降のマカオの状況3)マカオにおける新しい計画4)ますます激しくなるアジア諸国の中国人観光客争奪戦5)外国人観光客2000万人達成の前倒しを目指す日本の課題ご参考:http://www.jcbn.net/(3)第2部講演(60分程度)テーマ『中国人観光客の誘致と動向の実態』~実録!誘致からツアー全行程から見える、中国人観光客対応の課題と対策~講 師:レジャーサービス研究所所長斉藤茂一(さいとう・しげかず)氏概要:2000年より中国に進出し、9年間で中国各地(15都市)において販売サービスを中心とした指導を行って来ました。(累計で延べ2万人を超えました)同時に、日本のサービスを紹介し、実際に観光客として誘致して商業施設や観光地のアテンドを行って来ました。(誘致数:約4000人、アテンド:約1000人の実績)今年の10-11月に実施したツアーのアテンドでは、上海からの全行程(一週間)のフルアテンドを実施しました。今回は、内モンゴル、山西省から誘致しました。そのツアーの企画、提案から滞在中の動向の実態を元に、中国人観光客の対応の課題と対策を紹介します。ご参考:http://www.lsi-web.net/http://plaza.rakuten.co.jp/lsiweb/(4)懇親会(立食パーティ)(20:40頃のスタートとなります)■想定している主な参加者:“中国人旅行客を対象としたインバウンド対策にご興味をお持ちの方”・商業施設(小売業、飲食業)の方・レジャー観光業界の方“日中ビジネス”に関心をお持ちの方・ビジネススクールの学生および卒業生(MBA)・中国人留学生および卒業生・中国ビジネスを検討されている企業経営者・日本企業の中国ビジネス担当の方・中国関係のエコノミスト、アナリスト、コンサルタント、弁護士、公認会計士、税理士等の専門家・日中ビジネスの研究者および学生・政府、地方公共団体、NPO、マスコミ関係者、他■参加費:4,000円(軽食、ドリンク、おつまみ、資料など)講演会のみ参加2,500円、交流会のみ参加2,500円フルタイムの日本人学生3,000円、中国人留学生2,000円*当日受付でお支払いください。領収書を発行いたします。■定 員:約50名■参加申込方法下記のメールアドレスにメールをお送りください。mba21_china@yahoo.co.jp (日中ビジネスネットワーク事務局)連絡事項:・会社名および大学名・氏名・メールアドレス(会員以外の方については、会員用メーリングリスト(Eグループ)に登録させていただきます)・緊急連絡先(携帯電話等)・講演会への参加・不参加・交流会への参加・不参加・その他(「日中ビジネスネットワーク」へのご質問、ご提案など)*このメールに対して返信するとMLの登録者全員に送付されてしまいますので、ご注意ください。*本セミナーは、ビジネススクールなどの社会人大学院の学生および卒業生(MBA)、中国人留学生および卒業生、中国ビジネスの専門家などを中心に、中国ビジネスに関しての情報交換を行うことを目的にした交流会です。よって、マルチ商法、ネットワークビジネス、宗教団体、他の類似の講演会や交流会等の会員勧誘を目的とした方の参加はお断りしております。■締め切り12月13日(日)■注意事項・定員(50名)になり次第締め切らせていただきますので、お早めにお申し込みください。・参加申し込み後、前々日までキャンセルを受け付けますが、会場設定の関係上、前日および当日のキャンセルは後日参加費を徴収させていただきます。
2009/12/07
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福建省福州の研修から戻った上海に戻った翌日。FM世田谷の編集局長の深井さんと、同じくパーソナリティを勤める光部愛さんにお会いしました。(国際電話にて、生中継中の深井さんと光部愛さん)光部愛さんの番組の企画で、ディープな上海を満喫するツアー中とのことでした。上海交通大学に留学していた光部愛さんは、その後、上海の虹橋迎賓館という5つ星の中国国営ホテルにて唯一の日本人とした活躍していました。そんな光部愛さんのツアーは、上海交通大学に訪れて学食でランチを食べる、とか、もちろん、虹橋迎賓館に泊まる、とか、留学時代によく通ったスーパーマーケットに行ってみる、とか、大変ディープなユニークなツアーだったようです。そして、最終日の夜には、上海のライブハウスで、番組の公開録音のライブを行う、、、ということで、さっそくお邪魔してみました。(唄に語りに、、、楽しいステージでした)上海で働いていた頃に一緒だった仲間の皆さんとライブを披露。実は、私は顔も名前も知らなかったんですが、まぁたった一回の出会いでファンになりました。人間に大事なのは、素直な心と愛嬌と責任感だということを実感させてくれる人です。それがあれば、自分に同意してくれる人たちが磁石のように集まってきて、、、結果、好きなことができるようになる、、、そういう経験を地で行っている方でした。(反対にそれがねけりゃあ、、、遠のく)===その後は、編集局長の深井さんと深夜まで、焼酎バーで音楽三昧の時間を過ごしました。
2009/12/05
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安徽省合肥→福建省の福州へ。福州空港で、トイレに行くと、男子トイレの中は、凄い混雑でした。それでも中に入ると、、、なんと、皆、着替え中でした。その着替えとは、、、いわゆる<股引(ももひき)>を慌てて抜いているわけです(笑)。福州は比較的暖かいので、北から来た人たちは厚着のため汗だく。空港の駐車場をみると、やたらに日本車が多い。そして、お迎えの車も、、、ホンダでした。(今回は、ホンダのオデッセイでした)ホテルに到着後は、再会もあって写真を撮ろうとすると、「やめてください!館内の撮影は禁止です!」とのこと。仕方ないので、概観だけ。(普通のビジネスホテルだけど、ロビーでも撮影禁止:汗)夜の食事でも、店内で撮影すると、すぐにスタッフが飛んできます。「なぜ、そんなに厳しいのか?」を尋ねると、いわゆる同業者に真似されるから、とのこと(汗)。でも、自分たちも真似するくせに、、、と思いながら、グッと我慢。南方地区は、コピー大国のくせに、コピーさせるのは嫌い、とその矛盾が徹底しているわけです。だから、観光客のクレームが多いんです。===(毎度のことながら、地方の人は真剣です)上海、北京、広州などの大都会とこうした田舎では、店長の悩みが違います。都会は値引き合戦で利益が干上がってしまう。田舎は値引きはしなくても売れるけど、スタッフが成長するとすぐに大都会へ転職してしまう、、、というもの。だから、人材管理、人材教育の研修は人気が高い。===(ファンケルのフリーペーパー@ホテルのロビー、さすがです!)ホテルのロビーで雑誌を眺めていると、まるごと一冊ファンケルのフリーペーパーを見つけました。いやーすごい!こんな田舎のホテルのロビーのマガジンラックの中にまで置いてあるとは、、、。恐れ入ります。売れるわけですね。
2009/12/03
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安徽省合肥の研修2日目朝9:00から食事休憩を挟んで、22:00過ぎまでのハードな研修。長い一日でした。北京で指導した若い講師がデビューしました。パワーポイントの資料も、自分でよりヴァージョンアップしてきて、研修内容を録音して自宅で毎日暗記した、というだけあって、90点の出来です。話すスピード、動き方、手癖、受講者に発表を求めるタイミング、休憩時間の取り方、、、など、その吸収力と集中力には脱帽です。さすがに長丁場で夜になってくると、受講生も疲れてくるので、バトンタッチして、日本のサービスの事例とトレーニングの仕方を紹介しました。(日本の事例には興味津々の様子)その代わり、、、「もし日本に行くならどこに行きたい?何を買いたい?食べたい?何をしたい?」などのインバウンドに関する質問をさせてもらいました。詳細はまたセミナーで報告しますが、驚いたのは、行きたい場所です。私達は、多分、TDLか京都かな?と勝手に想像してたけど、結果は、、、70名全員が、、、、「北海道!」ということで、第一位!第二位がTDLで、63名です。やはり映画の影響は強力です。安徽省の田舎の人たちまでが「絶対に北海道に行きたい!」と。ちなみに、TDLに行ったことがある人は8名いました。中にはリピーターもいます。その他、色々な貴重な意見を聞かせてもらいました。===(チーム&個人に発表のポイントが換算されます)長丁場なので、ポイント制にしたりして、できるだけ楽しく熱中できるような工夫が大事です。最後には、このポイントに対して賞品が渡されました。スーツケースとか時計とか、、、何しろ豪華です。===その後は、打ち上げでカラオケへ。(KTVってヤバイ店かな?と思ってたら、普通のカラオケでした:笑)(絶対に出てくるスイカ)面白かったのは、「よぉーし、歌うぞぉぉぉ!」と気合十分の様子だけど、実際に歌うのは、全員、バラードとかフォークソング調のゆっくりな歌ばかり。時には、涙ぐんでしまうことも、、、(汗)。(鄭州でも同じでした)だから気合はあるけど、ノリノリな雰囲気には絶対にならないわけです(笑)。レジャ研のリンリンが気を利かせて、安室の歌で盛り上げようとするけど、「すげー日本語で歌ってるぅー」くらいの反応(汗)。だけど、なんだかんだで4時間くらい歌い続けます。(誰かが一曲歌うたびに乾杯!)最後は、ブラックビスケッツの「再見」を歌って終了!
2009/12/01
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