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意外に思う人もいますが、上海や北京はインバウンドに関しては学ぶことが多数あります。例えば、ホテルのデスク周り。安いビジネスホテルチェーンでも、この通り。デスクの電気通信関連はまとまっています。日本のコンセントもそのままさせるし、もちろん中国国内のコンセントもそのまま使えます。「インターネットのケーブルはどこにあるのか?」と探す必要もない。もちろんネット代は無料。何はともあれ、ビジネスマンにとってはありがたい設備です。(これがなけりゃ泊まらないけど、、、:笑)だから中国人観光客が日本に来てネットが有料のホテルに泊まると「ええ?!なんで?」と驚くわけです。見ての通り、チープな造りだけど必要にして十分。日本国内で出張していても、これほどまとまった設備にはなかなか出会うことがありません。(ビジネスホテルの場合)どんなにきれいでも、使いづらいのはよいサービスじゃないですね。ちなみに、このホテルチェーンは、当初からインバウンドを意識していたので、この設備を徹底している、とのこと。ホテルの外国人客がもっともストレスを感じるのは、「通信と電気設備(コンセント)」だとわかっていたそうです。やりますねー!日本のホテルも真似して欲しいものです。
2010/04/26
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上海万博を目前に、万博用のタクシーが登場しました。このVW製のタクシーは、全部で4,000台も導入された、とのこと。(日本の販売名はGolf Touran)実際に乗ってみると、上海の一般のタクシー(VWサンタナ)よりも遥かに快適でした。VWサンタナは、20ー30年前の車。さすがに先進国の匂いがしないと思ったのか、何しろ新車がガンガン走っています。驚いたのは「運転手」で、優秀なドライバーだけが選抜されています。道端で外人が手をあげても、積極的に停まってくれます。片言でも「ハロー!」「こんにちは!」と挨拶をしてきます。インバウンド対応はバッチリです。道もよく知っていて、比較的笑顔です。そして、やっぱり見栄とメンツの国。運転手のユニフォームは航空機パイロット風。しっかり2本線が入っています(笑)当然、ネクタイもしています。積極的に外人客を乗せてガンガン稼いでいる、、、とご機嫌でした。(写真の運転手さんのお言葉)ただ、他のタクシー運転手からみれば「かわいそう」な存在と言う。それは、超ハードな労働環境だから。毎日12h以上走るし、万博期間中は月に1-2回しか休みが無い。おまけに車に傷をつけると最低4,000元(約6万円)の罰金、、、などなど。ちなみに、私が空港まで乗ってみると、、、上海市が自慢のはずのVWの新車タクシーは高速道路に入ると、なぜか?フラフラして、トロトロの走行。ドンドン後続車に抜かれまくります。「おかしいな?」と思って、そぉーっとミラー越しに運転手の顔を覗いてみると、、、居眠りだった(汗)。これはあまりにもヤバイので、片言の中国で必死に話しかけます。するとパッと起きて、必死に答えようとします。そうして過ごすこと約40分が経過。何とか空港に到着することができました(笑)。料金を払うときも、こちらがもらいたい気分でした。(疲労困憊で)見栄もメンツも大事かもしれないけど、タクシー客の目的は「安全・快適」であることを再認識して欲しいものです。(あの運転手さんはこれから6ヶ月間も大丈夫だろうか?)===日本人が外国に行くと、たいていはタクシーに驚きます。あまりにもボロいからです。逆に見れば、日本ほど「どキレイ」なタクシーはないです。後は、、、外国人対応で武装すれば、、、そうとうニーズがあるでしょう。話せなくても地図と電子辞書があればOK。(パイロット風のユニフォームは不要:笑)外国人客にとっては、どんなに交通機関が発達していても、やっぱりタクシーが便利です。(よく分からない交通網と重い荷物)上海のおじさん運転手たちも「ハロー!」で時々居眠りだけど頑張っています。日本のタクシー運転手さんたちも外人客で稼ぎましょう!
2010/04/22
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4月20日に上海万博のソフトオープニングと称したテスト営業がありました。時期を同じくして、上海万博のPRソングが岡本真夜のパクリだったことも発覚したり、キャラクターもアメリカのパクリ、、、などなど、開催前に今までのせっかくの努力を一発で水の泡にしてしまうところが何とも情けない。↓大混乱の様子は、リンリンのブログをご覧下さい。上海万博のテスト営業は大パニック!Byリンリンのブログ中国が威信をかけて望むと、なぜかこういう結果を招いてしまう傾向があります。(北京オリンピックもそう)「アララ、、、(汗)。やっちゃったよ(涙)」ある意味では、そのあまりにも劇的な「アララぶり」は、まるでテレビドラマのようです。万博に必要な訓練は2つ。一つは、運営の訓練です。接客はまぁまぁでOK.割り切りが必要です。そもそも万博に高度なサービスを求めること自体間違いです。なぜなら、万博は客をリピーターにする必要がないからです。一度来てもらえば十分なのです。だからホテルやディズニーランドレベルを求めも無理です。それよりは、大挙に押し寄せる来場者をどう円滑に効率良くコントロールするか?この一点です。なのに、大混乱の翌日に割り箸を口に加えさせて「笑顔の強化」の訓練をしてました(汗)。まさにピントがズレているわけです。2つめは、来場者の教育です。ハッキリ言って愛知万博の運営は楽勝でした。客が慣れているからです。万博やテーマパークで遊ぶ「遊び方」を知っている人が1億人も住んでいる国なので、従業員はラクなものでした。しかし、中国は違います。ディズニーランドも万博も知らない人がほとんどです。つまり「遊び方を知らない」のです。「並び方」も知らない。(日本の万博運営と違う方法が必要)だから、イメージばかりの広報PRはもうやめて、テレビ番組で「こうして遊んで下さい」と啓蒙する必要があるのです。だけど、番組を作る人、企画する人たちはそういうことをわかってないから、相変わらずどうでもよいイメージ宣伝をやりたがります。ハードは完全にできるのは約1ヶ月後でしょう。見た目だけなら、開業後一週間後だけど、、、。しかし、ソフトは、、、(汗)。スタッフも運営者もド素人なので仕方ないけど、クレームだらけの現場で働くのも辛いものです。ということで、レジャ研上海では、上海万博で働く、運営スタッフたちに対して、(運営幹部からスタッフまでが対象)ネットで運営サービスを勉強できるサポートを開始しました。
2010/04/21
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日本語(英語も)がわかる中国人の張さんが初めて日本のホテルを予約した時のこと。ネット検索するとHPに「外国人OK!」「英語OK!」の文字を見つけたので、そのホテルに電話予約を入れてみた。するとベタベタの日本語で対応してくれました(笑)。「では、お名前をお願いします」「張です。Zhangです」「ジャン???ジョン???」「Zhangです。Z、、、h、、、a、、、、」「はぁ、、、では、、、こうしましょう!Z(ゼット)さんという名前で予約しておきます!いいですか?」「Zさん???ええ、、、まぁ、、、:汗」「外国人OK!」という表示はどういう意味なのだろうか?友人と考えてしまった、とのこと。結論は、「外国人も泊まってもいいよ」という意味だったんだろう、と(笑)。大体「外国人」という漢字は、中国人にはわかっても、欧米人にはわらないはずだし、、、。しかし「英語OK!」はどういう意味なんだろう?「話せる」とは書いてないけど「アルファベットならわかります!」ということなのでしょうか????、、、昨晩、張さん本人から聞いた、ホッとなお話しでした(笑)。そして、ホテルに行くと、、、本当に「Zさん」の名前で予約してあった、とのこと(汗)。冬季オリンピックの時よりも、日本を応援したくなった、とのことでした(笑)。
2010/04/14
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北京に来ました。これから鞄屋の視察です。「中国人観光客に対して、これからはどんな商品が売れますか?」と良く聞かれます。それを考えるためにも、こうして毎月出張に来れるのはありがたいことです。日本でどんなに考えても、ネットで検索してもやはりわからないことがあります。例えば、女性物のバッグ。どんどんおしゃれになってくること、バッグを持つようになります。(ほんの5年くらい前までは、手ぶらの女性が多かった)それで日本に来た中国人観光客に対してバッグを売ろう!となります。現実にたくさん売れてます。しかし、売れるモデルと売れないモデルがあることに気がつきました。アテンドして買い物に付き合うようになってわかってきたのです。最初の頃は「中国人女性の好み」だと思っていました。「やっぱり中国人女性はこういうバッグを好むのです!」とよく売れるバッグの店のオーナーのもっともらしいコメントも読んだことがあります。それから数日後、研修で広州に行きました。到着したその日に事件は起きます。日本から講師で来たレジャ研のスタッフ(女性)の財布がなくなりました。結局、スリだったのです。警察にも親切にして頂き、カードを止めたり、帰国も問題はなかったのですが、彼女のバッグは、いわゆる「口」が開いた大変おしゃれなバッグでした。そのバッグを見て「これじゃぁ盗んでっていってるようなものだ」とごもっともな指摘。日本ではそれで問題ないからと飛ぶように売れているわけだけど、それは中国では「使えない」ということです。窃盗に合うかもしれないので。だから日本に来た時にも「口」がきちんと閉まるタイプばかりが売れるんだ、と気づいたわけです。好みの問題ではなかったのです。それでも、上海などではかなり安全になって来たせいか、日本と同じようなバッグを持つ女性たちが増えつつあります。似たようなモノに「スーツケース」があります。海外に行く人たちが使う大型のゴロゴロ転がして運ぶスーツケースです。これも日本だと「4輪」が売れます。(私も4輪愛好者です)しかし、成田空港で外人客を観察していると、多くは、まだ2輪を使っています。日本で買う時にも2輪を選ぶ。なぜか?4輪は車輪が小さいので、歩道が荒れた土地で使うと、痛みが早いということがあります。(ラクだし方向転換しやすくて静かだけど)2輪は、車輪の径が大きく、案外タフに使えます。だから中国でも、まだまだ2輪が主流なのです。(でも4輪が欲しい、、、という人は多いです:笑)そのうち、歩道も整備されてくると4輪が売れるようになるでしょう。このように「おしゃれ」も、安全や衛生の度合いなどによって進化してくるわけです。単に「中国人の好みだから」で片付けてしまうと本質が見えなくなってしまいます。だから、これから売れる商品を見抜くには、「現地を観察しながら考えましょう」ということになります。何でもかんでも「女性誌に出ている商品は売れる」とは限りませんから(笑)。
2010/04/12
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大学を出たら自動的に社会人になれるわけではない、というのがわかっている企業は、、、現在でも、新入社員研修は1ヶ月間行われます。今日はお台場のメーカーのショールームのツアーを実施。ショールーム、商業施設の運営コンサルタントの私たちにとって、こうした視察ツアーは最も効果的な研修です。(中国人観光客にも好評です)観て終わり、、、ではなくて、後日、この視察の記録を使って研修をするからです。また、視察の感想の発表をすることで、その人の気づくこと、気づかないことがわかります。つまり、人それぞれの視野の特徴です。サービス業では視野が広くなるように鍛えるわけですが、社会に出たばかりのことろははやり狭い。これを同じ企業で毎年続けると、年度ごとに特徴があるのがわかります。時代ごとに観えること、気づくこと、死角がある、ということです。時代環境の違いが視野の違いに影響するのです。何しろ、視野が狭いと仕事はつまらないし、長続きしませんね(笑)。なので、新人研修は最大のチャンスです。===通常「OS教育」と言われる新人研修ですが、2000年代以降は、短期間化しています。(パソコンにはまずOSが必要なのと同じ意味)そんな中、一ヶ月研修と言うと、、、というとたいていは驚きます。しかも、合宿です。(途中一度だけ帰宅できる)それをするとどうなのか?レジャ研が担当して10年目になりました。だから結果はたくさん確認してます。(ほぼ100%他企業が羨むことようになります)(だから引き抜きは凄い)人間が成長するには、一気にやることが重要です。徐々に、、、論が好きな人もいますが、徐々にでできる人は、放っておいてもできる天才です。一般人は、徐々に退化したり減速する場合もありますから。人は環境に左右される動物なので、環境次第で成長スピードも変わります。一ヶ月間、学生時代を懐かしむ余裕は全くありません。その代わり一ヶ月後には、、、一番驚くのはご両親です。なぜ一ヶ月なのか?と言うと、人が新しい習慣や常識を習得するのにはおよそ3週間要するからです。つまり、修得する「最大のチャンス」とも言えます。そして、何より「集中してやればどんどん成長できるんだ」ということを本人たちが実感できることがその後の社会人生活にとって、大いなる自信にもなります。===ちなみに、OS教育は中国でも実施してます。10年前から初めて、やはりその効果は高く、特に「退職率」にも大きく影響することがわかってきました。その会社の在籍年数が5~10年間続けているスタッフが増えてきます。実は、明日からOSのバージョンアップ研修に北京へ行って来ます。こちらも10周年。今回は、10年続いたスタッフにインタビューしてこようと思います。(今後のためにも)
2010/04/09
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前職場の恩師であり経営者のS社長とおよそ1年ぶりの再会。毎年のお花見を大変大事にしている方だけあって、ザ・プリンスさくらタワー東京の「桜さじき席」にご一緒させて頂きました。ザ・プリンスさくらタワー東京都内に勤務していながら、こんなに素敵な場所は未経験でした。席にはさりげなく電気カーペットが敷いてあるので、外でも快適です。本当においしい食材なんでしょうが、夜桜とワインで「これでもか!」と美味しく感じました。再会を祝うのに、これほど相応しい場所も少ないでしょう。久しぶりに感無量な食事を楽しむことができました。S社長には、この場を借りてお礼申し上げます。これは来年、中国人の知人友人たちにも教えたいな、と思いました。花見は、期間限定の最強のインバウンドコンテンツでしょうね。===こうして以前お世話になった上司や先輩、後輩と会えるのはうれしいものです。なぜか?と言えば、辞めた後にかつての事があれこれ評価されて(おたがいに)、会えたり会えなかったり、誘われたり誘われなかったりするからです。現在は禁止されているみたいだけど、かつては、中途採用の時に、その人の前職場に連絡に連絡して「◯◯さんはどうだったのか?」と聞くことができました。これは格好つけた履歴書を木っ端微塵にするほど大事な情報でした。面接でどんなに第一印象を良く見せても、その人が職場でどのように役に立っていたのか?いなかったのか?その人上司に聞けばわかります。こと仕事に関して出来る人なのかどうか?は、(好き嫌いは別として)家族よりも職場の人、クライアントさんが一番良くわかっているわけです。同僚同士であーだこーだと言い合うのは別として、(元同僚の友人は対象外)組織での「上下関係」を見ればその人の実力の半分くらいはわかります。辞めた後にわかることはたくさんありますな。===改めて独立前の職場にお邪魔すると、、、やはり、本当に必要なスタッフが残っているもんですね。「本当に優秀な人は中途採用市場には出てこない」という言葉がありますが、引き抜かれたり、引き止められたりするから、そうなるのでしょう。ごもっともだと再確認しました。
2010/04/07
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第5回インバウンドセミナーは無事終了しました。満員御礼で、、、ありがとうございました!セミナーでもお話しましたが、以前(5年前頃)のセミナーは、日本から中国に進出している、検討している系の参加者が大多数でした。現在は、中国から日本へ、、、という方々が増えてきて、まさに「交流会」の様相に変化してきた、というのが率直の感想です。インバウンド大国のフランスと日本の比較の裏話しで、中国でも日本と同様に、欧州式サービスは素晴らしい、、、というステレオタイプの情報が行き渡っていたらしく、現実に行ってみると「なんだこりゃぁ?」と、シンガポールの「マー・ライオン級」に驚くようです(笑)思えば、90年代半ばくらいまで、サービスの現場でよく欧州帰りの講師の方々から「それに比べて欧州のホテルのサービスは、、、」と散々自慢話を聞かされていました。(ギリギリ欧州への憧れが残っていた懐かしい時代です)。しかし、行ってみればわかるけど、、、高級レストラン、ホテルはそれなりだけど、中級がない。ミドルクラスが充実してない。高級店は良くて当たり前で、振る舞いとかそんなことばかりが話題になるだけで、営業時間の設定とかメニューの見やすさなどは、特に学ぶべき所がない、と思った記憶があります。ただし、イメージがわかりやすいという意味ではブランディングは大変お上手。これは特に観光庁など関係機関に大いに見習ってもらいたいものです。===反省点としては、事務局とのリレーション不足で、こちらが設定した定員以上に集客してしまったこと。ある程度、ゆったり、のんびりなセミナーがいいなと思っていたので。以後、十分に気をつけます。===★メルマガ配信中!★【インバウンド最前線!中国人観光客を狙え!】中国人観光客の対応や中国人スタッフの教育のポイントなどを中心にお届けしていきます。⇒お申し込みはこちらまで!
2010/04/06
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一昨日の晩、レジャ研上海のリンリンが東京に到着しました。今回は、いわゆる「中国人富裕層の不動産購入視察ツアー」のアテンド。つまり、実態調査です。彼らの行動、言動などから、今後の課題と改善案をまとめたいと考えています。少数精鋭です。購入が大前提のツアーなので。大型バスではなく、乗用車に分乗しての移動。(フットワーク良く移動するため)(大型バスで住宅街は辛いので)日本のマンションは小ぶりだが、丈夫そう。周辺地域が便利で清潔、安全、、、など、評価はまぁまぁ高いようです。ただし、クレームも、、、それは、マスコミ!テレビや雑誌社の取材が多く、それが嫌な人たちは、リンリンに「あなたが対応して」と押し付けられっ放しなので、きっと今週のどこかの番組でそのインタビューシーンが登場するはずです(笑)。最近は、中国国内のWebでは「日本に行くと取材が来るよ。もう100万円以上買ったよ、とか言えば喜ぶぞ」「それでさっさと逃げないと買い物の時間がなくなるぞ」などと書いてあります(汗)。だから、私たちもそうした情報を観ても聞いても読んでも、、、まぁ半分くらいに受け取らなければならないというわけです。そのマスコミ対応の実態とは、、、今晩のセミナーで紹介します。お楽しみに!===★メルマガ配信中!★【インバウンド最前線!中国人観光客を狙え!】中国人観光客の対応や中国人スタッフの教育のポイントなどを中心にお届けしていきます。⇒お申し込みはこちらまで!
2010/04/04
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■中国経済の発展の捉え方、感じ方これは業界によってかなり違いますね。工業製品を扱うメーカーの人たちは、工場がどんどんアジア諸国に移転してしまうし、中国の工業力も向上して、いつしか強力なライバルになってしまうので、中国経済の発展に関しては、どちらかと言えば悲観的な意見が多いです。(世界中で売りまくる大企業は除く)テレビの報道にはこちら側の視点がまだまだ多いような気がします。一方、観光、サービス、レジャー産業側の視点ではそうやって中国経済が豊かになると、やっと「お客さん」としてロックオンできるようになります。旅行業者は、日本が裕福なら海外旅行で稼ぐ。海外が裕福なら、日本に連れてくる、、、と両面のビジネスが描きやすいけど、商業施設や旅館、ホテル、小売店の多くは地場に根ざして商売している以上、「来てもらう」しかないわけです。日本に来るだけの経済力のある人達も2億人くらいに増えてきた。(すでに日本の人口よりも多い)(2年後には3億人以上)しかも、飛行機なら東京から沖縄に行くのと変わらない距離です。これがブラジル辺りなら遠くて誘致するのも来る方も大変だけど、飛行機で2~3時間圏の超巨大市場の出現です。立地的にこれほどラッキーなことはあるでしょうか?中国人客にとって、2~3時間の距離は国内旅行となんら変わりません。全然遠くない。これだけの諸条件が整うことは、滅多にあることではありません。「インバウンドで大騒ぎし過ぎじゃない?」と言われても、(先日、あるお方にご指摘されました)「当然じゃないか」と言うしかありません。国内は不況で客足がどんどん厳しくなって、現場は、あれやこれやと乾いた雑巾を絞るように頑張ってきたけど、いい加減「辛いな」という、まさにぎりぎりのタイミングで、お隣中国が急速に豊かになってきた。だけど、問題は本社。本社のスタッフにそうした先見性がなければ現場は動けません。ヘタすると「よけいなことをするな」とか言われてしまっています。商業施設、観光施設、レジャー施設の本当の教育は、本社や幹部、総支配人の国際化でしょうね。数年後を見据えるなら、中国に2-3年行かせてしまうべきでしょう。それがどうしても嫌なら、本人たちではわからないことばかりだし、変われないなら、外人を連れてくる。それくらいで丁度良い時代だと思います。観光庁ができて一年以上経過しているのに、まだ名刺ホルダーに中国人の名刺が一枚もない総支配人は、、、興味がないか諦めているのでしょう。現場ばかりを外国人対応を指導したり、外人化しても、十分な効果は得られないのです。社内にはメッポウ強い人ばかりいてもダメで、(品質はあげられるけど)外部に強い人を育成しなければ集客できませんから。「闘え、本社!」の時代ですね。===★メルマガ配信中!★【インバウンド最前線!中国人観光客を狙え!】中国人観光客の対応や中国人スタッフの教育のポイントなどをを中心にお届けしていきます。お申し込みはこちらまで!
2010/04/03
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雑誌や本、Web上で「ネットでガッポリ稼ぐ方法」みたいなモノを見かけることがあると、なんだか軽過ぎる雰囲気がどうしても好きになれなくて、「世の中そんなに、、、」とブツブツつぶやいてしまうことも多々、、、あります(汗)。ところが、月末にあれこれ過去のデータを集計したり分析してたら、意外?なことに気がつきました。レジャ研の中国での活動で、今までの仕事がどのようなルートで依頼が来て、いくら受注したのか?改めて整理してみると、、、なんと全体の80%は「ブログ」だったのです(汗)。(オフィスを借りてからの7年間を対象に)なんだか人のこと言えないじゃん、、、って気分になりました(笑)。まぁ「何もしないでガッポリ系」ではないので、「ブログだけで、、、」ではないけど。何しろ、ブログの恩恵は確かにあったわけです。しかも、十分に。直接ブログの私書箱にメールをもらうこともあれば、ブログ上で知り合った方からの紹介、などです。インターネットの「NET」の意味を噛みしめました。「そう言えば、あいつ最近どうしてるのかな?」とか、セミナーや研修の受講した人々が思い出してくれる、、、など、リレーションが切れないでつながる、という効果も高いですね。考えてみれば、別に広告もチラシもなーんにもやってないで、黙ってて仕事が来るほど偉いわけでも有名人でもないので、本当にブログはありがたいツールだな、と。そして、改めてブログのメリットを考えてみると、少なくとも記事を読んで「納得」や「共感」してくれた方々からの仕事の相談や依頼の場合、仕事が大変スムーズなことです。よって、無駄が少なくて結果も出やすい。私たちの考え方や価値観のようなものを理解した上で問い合わせてくれたわけだから、話しが最初から噛み合うことが多い。セミナーや研修の依頼の場合などは、具体的にどんな内容にするか?を話し合う際に、すでにブログの記事をピックアップしてくれていて、「えーと、この話しとこの話、、、でお願いします」とすでに決まっていたりします(笑)。(これは本当に多い)起業家の考えは人それぞれですが、大企業にしようというような願望も必要性もなく、あくまでも「自分たちサイズ」で「できるだけ自分の好きな仕事で食べていくこと」を重視する私たちのような小企業やフリーランサーの場合、ブログやメールマガジンでも生きていける世の中なのかもしれません。(この程度のブログでも、、、)まぁ、私たちの場合は運営コンサルなので、こちらから頭を下げて営業して仕事をもらう、、、というような方法だとクライアントに対して本当のことが言えない状態に追い込まれてしまい、結果として「無価値」な集団になってしまうわけです。(過去の悲しい教訓)小さくとも正々堂々と仕事ができる環境を手に入れることがとても重要です。だから、「頭を下げて接待して、無理やり営業をしなければ食べて行けないような規模」にしない方がいいわけです。よく「もっとシステム化して新人でも講師ができるようにして、、、もっと大きくしたら、、、」というようなアドバイスを頂くことがあります。でも、フランチャイズでお弁当チェーンや珈琲ショップを数百店規模がうれしい人もいるし、「手作り系」が好きなお客さんもいて、オーナーも、駅前の「南口と北口」の2店舗で満足な人もいます。(手作り系は真似されない、というメリットもあります)なので、逆の意味で規模を大事にしていこうと思っています。別に威張りくさることもないし、ヘツらうこともない、、、そういう関係や環境を維持しやすくなったのは、ブログのようなネット系ツールのお陰と言えます。つまり、ブログで食べていけるかどうか?は、仕事の内容と規模次第だな、と思っています。===、、、と、先程友人に話していたところです。ということで、メールマガジンを始めました!===★メルマガ配信中!★【インバウンド最前線!中国人観光客を狙え!】中国人観光客の対応や中国人スタッフの教育のポイントなどをを中心にお届けしていきます。お申し込みはこちらまで!
2010/04/01
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