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私「卒業式用に袴を買いたいです」母「OK」私(めちゃくちゃあっさりだな…成人式の時はスーツにしなさいって散々言われたのに…)母「近所にいいリサイクル着物ショップを見付けてね…何かで使えたらと思っていたんだよ」(`・ω・’)シャキーン私「おお…ジャストタイミング…」~一時間後~母「かわいいと思うな~これ絶対可愛いと思うな~」私(趣味じゃないって言いづらい…)母「ほらサイズもあってるし」私「こっちもサイズあってるよ…あとこっちの方が個人的に好k」母「かわいいと思うな~これ絶対可愛いと思うな~」私(かてない)私「それもうお母さんが着ればいいじゃん…私はこっちをバイト代で買う」母「身長違うし」私「うぐ」母「腕の長さ違うし」私「うぐぐ」母「ここでこの着物と●●が出会ったのは運命だよ…!」私(Invitationの如き恐怖)……正絹でも10000円前後のが多くあって、柄がより取り見取りなのはよかったんですが、骨董品→腕の丈が短い骨董品でない→腕の丈が長いということでなかなかいいのが見付からず。どうにか合ったサイズのものでも↑のようなことになり、半帯や袴との組み合わせでもまた印象変わるだろうな~と迷ったり試着したりしていたら気付けば閉店時間にorz元々閉店時間間際に行ったせいもありますが…。次に行くときは決まってるといいなあ。
2017.09.30
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2017.09.29
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*以下局所的にネタバレな箇条書き感想です* ※加筆修正しました・大体収まる所に収まった系の展開でした。 ただ正直読んだ人の好みと倫理観によって評価分かれると思います。 ※以下若干安居dis入ってるので注意・無表情でも分かりやすい。そんな安居の表情がどう読み取ればいいんだか分からない状態だった今回の何頁か。 今回はなんかこう…花がどうこうとか罪がどうこうとかいうより、謝罪して花の返事を受けた時の安居と他の人の感覚・育ち方のズレが顕著になるような妙に幼い表情が悪い意味できつくて、私は直視できなかったです。きょとんとしてるっていうか、据わってなさすぎるというか……形容しがたい顔。 仲間に向ける気を抜いた顔とか、警戒しつつ何言ってんだこいつって顔してる「残念でした!」と言われた時の顔とか、過去の記憶に拘ってるとか、そういう系統じゃない…自分が暴走している自覚のない百舌さんみある顔。 何かが絶対的に欠けてて、取り戻せそうにない、そんな顔。 要先輩の純粋培養ここにありという顔。 ただし。その後たった一人で耐え抜いて、自分の役割を考えて、次回に向けて気合を入れ直した安居は悲壮さを持ちながらもいい顔をしていました。 ー敵とも、味方とも捉えられない状態。安居はどうやって接していくのか。 次回、気になります。すごく偏った見地による印象:・前半→キングスマン・中盤→The mist・後半→海猿・安居語りと茶化しが無駄に激しい為、未読の方は本当に参考にしないことをおすすめします・別に蜘蛛は獲りに行かなかったけどやっぱり涼が安居ラヴだった。持ってかれた。・もう涼が主人公でいいんじゃないかな(投げやり)・涼まつに気を使う安居が13歳安居み凄かった。あざとい。だがそれがいい。 最終回で反社会的だけど家族思いな弟がやっと落ち着いて嫁もらって安心した小姑みたいな顔して外伝前編で過去持ち囚人顔してたと思ったらこれは… 安居の態度に生まれるギャップ、年齢不詳さだけが期待を裏切らないなと思いますまる※一応未読の方に向けて書くと、最終回はちっちゃいコマ、今回のも後ろ頭だけです・次回予告文:「皆の新居水没を食い止めるため、咄嗟に行動した安居の胸のうちは…!?次号、いよいよラスト!!」「自らの進むべき道をようやく見付けた安居は…!?」「7SEEDS計画の陰にかくれて働いた人々とは…」 登場した回から、進むべき道をはっきり認識していてーーーーー仲間、茂を喪って見失った安居。 見失ったまま頑張っていたら、迷いに迷って自分の居場所さえ見えなくなった安居。 そんな安居がようやく道を自分の力で見付けることができた。 何とも感慨深い。・今回を後編と言いつつ次回に続くらしいけど、次回は過去編か、皆が探索しながら昔の痕跡を探る龍宮方式なのだろうか。要さん出てきてほしい。●さて、以下外伝後編のあらすじと感想です。理解と解釈が若干処理落ちしております注意。・花「何……」・涼「安居だけ許せ。お前が許すなら皆許すだろ。断るなら始末する」・花「」・涼「なんなら謝る。ワルカッタナ」・花「適当にもほどがある謝罪」<<安定の涼>>・やすやすと安居と花問題のタブーを踏んで歩くタイプの涼・花(まさか手は出してこn)・涼「実力行使」ナイフトリダシー・花「ウワアアアアア」・8巻の貴士先生と今回の涼がすごくキングスマン(教会or威風堂々)っぽい・涼「……」ナイフドスー・花「(また目だけ冷静だなこいつ)」・安居「涼やめろ!」カバイー・花(あっ(察し))・安居「こういうのは許さないからな!」・花(やっぱり安居絡みか…)・花(涼ほんと分っかりやす…)・本当申し訳ないけど涼インパクトの後だと花と安居のやり取りが小学生学級会みすごい(小並感)・肝心の謝罪関連の会話は王家の紋章の某シーンみたいだった・恐らく田村先生は過去のシーンと被せて描いているのではないかと推測 花が安居に近付かれると恐怖感が蘇る≒安居が貴士先生の発した言葉に触れるとトラウマが蘇る 「近寄らないで」≒「その言葉を出すな」・ちさちゃんの女騎士感すごい・きれいなジャイアンのような顔で花の「何もしないでいい」に蒼褪める安居・花への気遣い、思い遣り←発展途上 自分自身の自己嫌悪を減らす為、禊をする為←その考えは都合いいと自認してる・安居のこの蒼褪めは「正解が分からない」という病んだ理由なのでは説・安居の本当の傲慢さ。 「要先輩は何でも知ってる」→ 「要先輩に認められたということは全面的に正しい」→ 「正解を知っているつもり」「何をおいても優先すべきことが分かる」と思い込む(思い込まされた)自信からくる傲慢さ。 それさえ分からない、途方に暮れるしかない状況。・迷ってる暇なんかない、時には群れの為に非情にならざるを得ないリーダーとして生きようとしていた時ならーそれは涼の言うように、生かせる力なのかもしれないけれど。・切腹しながら後悔してる朱理感のある丘の上の安居。 眼光が涙に溶けて死んでいく。・に安居の居ない所で言及する涼・涼「安居は鈍いくせに神経過敏で…」・星空を埋める怒涛のデレ・まつり「涼くん詳しいね」涼「…」・安定の涼・花「安居の為なんだろうな」・ナツ「安居くんの為だと」・まつり(今回も安居くんの為だったんだ)・安居「おかげで話せた」・安定の涼(※ただし今回安居には安居の為ということを強く認識されてる)・虹子「バレてないと思ってる」・小瑠璃「助けてもらった」・「口下手なんだよ」・安定の扱いの涼・牙折れた状態の安居が唯一牙を一次的に取り戻す対涼シーン・安居「お前が問題児だということを忘れてた」・安居「見張ってるからな」涼「…」・良かったな… 良かったな昔のままの姿の安居と会えて涼…・安居「……」・自分はリーダーという立場よりも仲間と一緒にわいわい頑張るのが好きだったんだと再認識する安居・安居(自分で なくした)・誰かを責めない安居が真っ直ぐ過ぎてしんどい・ここらへんは読者の気持ちによって印象変わると思うけど 私は安居にカケアミかけるの本当好きだなあ田村先生…と思いましたまる・安居泣かせるのも好きだなあ田村先生…と思いましたまる・田村先生は安居にいかつい表情と虚しそうな表情と状況と全く合わない何にも汚い事知りませんっていうピュア過ぎる顔させるのが好きすぎだと思いますまる・個人的に今回は泣いてる安居よりも涙を切り捨てて委員長発揮してる安居の方が好きですまる・そしてその委員長スイッチを入れるのはもれなく涼・安居が花を助けた時の涼、涼と一緒に災害救助活動してる時の安居の後ろにぶんぶん振ってるしっぽが見える・涼「面倒見がいい分寂しがりだ」・そんな安居が今一人で居る・鈍いくせに神経過敏で・判断力も行動力もあるのにうっかりする・そんな安居が・聡く神経を尖らせすぎないようにして・判断力と行動力を思い遣る為に使い・自分は一人で拳を握って耐え抜こうとしている・素直に真っ直ぐに、自分の権利を主張しないで、自分のエゴだと認識しながらも皆を支えようとしている、そんな災害の時だけは協力できる安居・かっこE・苅田・ちさの対応って一見安居に対してツンに見えるけど、心の底で安居が自罰を望んでいるなら、それにうまく沿う形になっているんじゃないかと思う・=安居が自傷しなくて済む・=涼嬉しい・花の「近寄らないで」は安居が復讐する時に見逃していたものをもう一度見直す機会になってるように思う・償いは何もするなと言い、そして以前のように煽ったり攻撃的な対応をしてくることはない花。 お節介焼きかつ攻撃されたら攻撃を返すか、被害者の会代表になる安居への一番ダメージを与える接し方。ある意味非常に『賢い』対応。 要先輩に安居が「あなたのせいで」と言うことすら諦めた時の、要先輩の立場とある意味近い、今の安居。・次回の安居は、生きて新たな道を歩む安居は、どんな顔を見せるのか。気になる。・安居は花・桃太に謝ったし、花も花で安居の白髪を直視して父が色々やったんだろうと思ってくれたわけだし、ちさが毒を吐いてる分他のキャラが吐かないでいてくれるし、花の黒部分は大体嵐がどうにかしてくれるし、安居の後悔して謝罪して罪悪感を軽減することに対してもモヤモヤしてる部分を安居が口にすることなく、ただただ言われるがままで居ることで安居が本当に謝罪の姿勢を見せる事が出来ているということで大体スッキリした感じの今回の展開・そういう機会を作れた、安居に敢えて花を守らせた涼GJ・おそらくは: 花(涼って本当安居好きだなあ…) 虹子(今までもこれからも多分そうなんだろうな…) 小瑠璃(涼くん変わってないなあ…) 蝉(安居の味方か…) ナツ(涼くんが大体やってるしなぁ…)・茜ちゃんの段カットがフルバの依鈴みたいで可愛いと思ってたので散髪がちょっと残念だったりヲとかもあの風貌でキャラ立ちしてたから残念だったり・苅田は見たフラグがちゃんと生かされたり・それぞれの役割分担が災害時だと特に顕著になったり・お互いダメダメ扱いし合う蝉ナツが可愛かったり・涼まつちゅーが動物映画みたいで和んだり・ラストPの右上で地味に苅田がお蘭さんを助けていたり・嵐の父親の話が出ていたりという所も見どころでしたが、今回もやっぱり涼やっぱり安居好きすぎだよなと安居やっぱり蒼褪めたり泣いたり仲間想ったり多いなオイという所に持ってかれましたまる。花には嵐が居れば大体OKなように安居には涼が居れば大体OK方式になりつつある気がしてならない。・また襲ってきた災害に対し、銃弾を火薬として使い切る安居・涼涼「使い切りやがって…」安居「そういうのはもう要らないんだよ」涼「外国に行ったら要るかもしれないだろ」そして外国に行く気まんまんの涼。いいと思うけどそれは何人旅での想定なんだ涼。安居に唯一世話を焼かれないのが涼(※唯一の世話→「問題児の涼」を見張るという口実)。安居に最も世話を焼かれてるのがナツ。この、安居が混合チームにこっそり手助けをしていること、手助けをする力が大きいことを伝えた二人が次回か何かで話してくれないかな。***********************・あとこっそり安居がレスキュー隊に就任してお蘭さんあたりに十六夜と被ってんじゃねーわよとイラつかれてると私がうれしい。・勿論日本にずっと居て種達の子供を遠くから見てちょっと和む安居も、外国にみんなで一緒に行くことになって狭い船内で他キャラに対して気を使う安居も良いと思います・気を使う安居といえば涼まつがくっついてる所を邪魔してしまったと「わっごめん」て言う安居が若返っててまた良かったでs・……もしレスキュー隊になったとして。数年して、安居「もうオレ達が居なくても大丈夫かな」涼「大丈夫だろ」→こっちは待ちくたびれてんだよさっさとしろと言いつつ船(お手製)(蜘蛛同乗)に英単語帳(お手製)の入った鞄を持って乗り込む涼……みたいな。もし分裂行動するとしたら、誰が一緒なのかも気になる。・……他の国家公務員ポジションにもキャラを当て嵌めてみると……。・警官→ちさ(なぎなたの女神・管理技術などを色々仕込まれている)・教師→ナツ(国語・悩みを聴きだすことができそう)・自衛隊→苅田(柔道・混合のガードマン)このあたりかなあしっくり来るの…。************************************※以下蛇足※しばらく卒制の準備などでブログ明け気味になります
2017.09.28
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外伝前編の安居は過去を背負った一人の人間としてかっこよかった。あと可愛かった。そっとごんぎつねしてたけど涼のツンデレ並に一部にばれてるのもよかった。ーだけど。外伝中編の安居の表情がきつかった。醜悪じゃないんだけど、獰猛でもないんだけど、青葉の目とかキバウサギの目の印象、あといくつかのシーンの百舌さんに似ていた。花と対面してる時の安居の目。睨むことはまずありえない。労わるのもまだ難しいだろう。だから洞窟編のように、諦めたような顔をすると思っていた。なのに、あまりにも綺麗過ぎた。あれだけ色々なことがあって、狂って、殺人も暴行もやってしまって、追い出されて、後悔して、自己嫌悪して、生きていく意味を捜して、夏Bと出会って、茂に励まされて、もう一度混合チームと会って、要先輩と再会して。ーそうして、今回涼の手引きで花に対して謝る「いつか」が割と早い時期に来て、一応何が悪かったのかとかある程度は自覚しつつ謝ることが出来て。-別に、それで済んだとは思っていなくて。許されないだろうことも分かっていて。それなのに、花がどうして嫌なのかと言う事を言った時、まるで記憶喪失のような綺麗過ぎる表情を浮かべていた。きつかった。感情も仲間も追憶も風景も浮かばない、ひたすらの純粋さ。その表情の意味はきっと要先輩の純粋培養。そう考えると意味が分かると怖い話の気分真っ只中…。螢ちゃんに赤ちゃんみたい(※純粋という意味)と称された虹子。まつりちゃんに綺麗と称された涼。ただ、虹子はまだ保身を考えて建設的な行動が出来る。涼は結果がどう転ぼうと楽しんでやるさと言う考えの上でリスクを侵せる。保身を考えない安居。その場その場で生きているが、楽しむというか、涼のように状況を笑うことはできない安居。それはなかなか異様な事。話が、基準が、「多少綺麗じゃない」人だと合わないかもしれないほどの綺麗さ。こうした「綺麗」さが、・感情・仲間・追憶・風景の何かしらと繋がっている時はとても魅力的。だけど、感情がはっきりせず、過去、仲間(或いはかつて仲間だった相手)のことを想っているわけでもなく、夏A施設や洞窟や水や砂漠と言った自然と繋がっているわけでもない安居は、もはや誰なのか分からない。だから、その流れで、激情に身を任せているわけでもないのに傷付けた相手、殺した相手のことよりも思慕の方を優先させてしまう安居の涙は正直初見ではあまり、個人的には綺麗に見えなかった。なんか自分の痛み>他人の痛みっぽいし…安居が仲間大好き独り無理なのは知ってるし仲間>>>仲間以外なのも知ってるし未来来てから泣き虫になってるのも知ってるんだけど、一方的な片想い状態は涼の暗躍並に酔ってるように見えてしまう。涼に対して「見張ってる」と言ったのも、涼が安居の為に敢えて泣いた青鬼やってることを自覚しつつも、今までのように「言わない約束」と想ったのだろうと解釈しないと正直あまり好みのシーンではなかった。無自覚天然なのはいい。だけど、あまりに過去から学んでいないゆえの綺麗さだとしたら、それは18歳として大丈夫かと心配になってくる。幸い、後半で安居は再びきちんとした顔をした。「これからすべきこと」といったどっかの誰かみたいなこと言って災害の地に赴いてるけどこちらは普通に生きて帰る気。感情はある。覚悟がある。仲間もいる。協力する涼が居て、一応手伝うと声を上げた苅田達が居て、守るべき混合チームが居る。追憶もある。これまでの経験をもとに、今どうするべきか、これからどうするべきか、考えている。風景もある。というか最後のシーン風景(土石流)しか見えない。恐ろしいほどの空白は、きちんと埋まっている。中身が詰まっているからこその輝きを放っている。ーだから、そこから考えるに、あの泣いているシーンも、そうやって覚悟を入れ直す為の、新しく生き直す為の前座なんだと思う。シャワー室で泣いて、それから「大丈夫」と小瑠璃達に言った時のように。恐らく、一旦涙に任せて虚勢とか、激情とか、未練とか、そういうものを流したからそういう顔を出来るようになった。同じように弱さや無知、甘え、純粋さを振り切ると言っても、7巻の時と今度の安居の変化は違う。次回どんな安居が見られるのかとても気になる。
2017.09.27
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夏A異形絵注意。愛という免罪符などは存在しない13巻のイメージ。卯浪/骨 虹子/ドラゴン 小瑠璃/妖精 源五郎/獣人鷭/ジャックオランタン 涼/悪魔 安居/泥 死神/死神あゆ/魔女 桃太郎/シーツ怪しげでどこか奇妙に面白い、一線を越えたら命にも関わりそうなスリル。ハロウィンまであと35日。
2017.09.26
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********教わったままに巣食われる********間違ったことはしていない。怒りと憎しみに身を委ねた。これは正しい怒りだ。だから俺は間違っていない。俺のする事は間違ってない。*奪われるばかりの肥溜めのような人生。焼かれて潰されて埋められて、墓を造ってくれる人も居ないまま、他の生き物の餌になるのが当たり前。だから、生きているだけで、生かされているだけで、有り難く思うべき。それが俺達の運命だった。そうやって俺達は育てられた。それが人生だと俺達は教えられた。そしてあの黒い悪魔は俺達に教えたんだ、奪う側になれと。悪魔は死んだ。最後に残った奴も俺達の手で殺した。もう二度と顔を合わせない筈だった。だからこそまだ耐えられたのに。悪魔の娘が目の前に居た。父親に送り込まれたことは明白だった。奴が俺達を馬鹿馬鹿しい理由で殺し合わせた事を、そいつはかけらも受け容れようとしなかった。赦せなかった。涙の一つでも零されたら、土下座とはいかないまでも一言でも父が非道な事をして申し訳なかったとでも言われていたら違っていたのかもしれない。赦せないなら傷付けて歪めて潰すしかないだろう。俺達がそうされたように。自分と同じ所に引きずり落としたかった。自分達が壊されたように壊してやりたかった。自分達が汚されたように汚してやりたかった。目の前の目障りな塊を潰すことしか頭になかった。後の事は考えていなかった。かつて志半ばで悪魔に殺された仲間達と、今一般人どもに奪われそうになっている仲間の背中が過って、それを、塊を傷付けることで掻き消した。全てが終わって茫然としている内に、傍らにあった銃が消えていた。何故だろうと辺りをぼんやり見まわしていたら、斜め後ろに居たそいつと目が合った。「しね」「……」かつて銃が暴発して、目と手をぐちゃぐちゃにした仲間が思い浮かんだ。あいつの名前は何といったか。「しね、しね、しね、しね、しね」ガチガチと震える手でそれを構えているそいつに手を伸ばす。「しねええええっ!!!」使い慣れていない筈だったんだが、的が近かったからか、動かなかったからか、見事に命中した。「……がっ……」肺だ。肺にぽつりと穴が空き、続いて反射的に掲げた腕、続いて喉、脚、腹。撃ち尽くした銃の引き金をなおもそいつはガチガチと引き続け、使えないと見るや放り出して俺が閉めた戸を開け放った。俺が破いた服など気にも留めず。「ひゅー…ひゅー……」前に動物舎で聞いたことがある、肺に穴が開くと苦しんで死ぬと。俺が撃ち殺したあのガイドは、どこに穴が開いていただろうか。『……いけないんなら』「……!?」『僕は行けないと思う』走りこんできたのは、見慣れたふわふわとした長髪。けれど俺の頭には置いてきたあいつの声が響く。あいつが来ていたらどうなっていたんだろうな。あいつは弱いけど、俺みたいに、こんな風に、失敗することなくいられたんだろうか。大嫌いなあいつらに頭を巣食われることもなく、醜く死んでいくこともなかっただろう。教わらなければ生き方も分からない俺と違って。綺麗に落ちていくあいつが過る。自ら死を選んだあいつは、最後、笑っていた。ごめんな。せっかく未来に送ってくれたのに、こんな風にしかなれなかった。全部、無駄になってしまった。【GAME OVER】
2017.09.25
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途中まで、不憫で頑張り屋の主人公が幼馴染に粘着嫌がらせされる話orホラーによくあるなり変わりものだと思ってたけど、病み百合でした。主人公・結衣ちゃんに執着してる娘・のあちゃんと主人公への片想いを続けているシゲくんがそれぞれこじらせつつ裏でバトりつつ一緒に結衣ちゃんの彼氏になりそうな人を睨みつけているあたりとか、のあちゃんが結衣ちゃんを本気で好意で真似しまくってて(自分は嬉しいのに)なんで相手が喜んでくれないのか分からないでいるのとか本当ゾクゾクする…結衣ちゃんが持ってるもの、結衣ちゃんが好意を抱いたもの、結衣ちゃんの世界を形作るものだから欲しくなるんだろうな。全くヤンデレは最高だぜ。結衣ちゃんにとっては本当に災難だけど。
2017.09.24
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最近学校の課題がやっと楽しくなってきた。4年やっててやっと。遅い。でも楽しい。仕事好きな人ってこんな気持なのかもしれない。大まかに言うと他の人をサポートできるけどめちゃくちゃめんどくさいのでやらんでええやろお前もやらんでええんやこんなんと皆が言ってたやつにこっそり着手してものを作っていいところで発表したら全体の効率が上がった。つづいさんのこれがピッタリ。データの中に人の意思って宿るんだなあ…………人に認められる前に、認められないかもしれないと思いながらも、人の為に動く。こういう作業をやるたびに某ごんぎつねやってた人思い出す。とても勇気づけられる。俺はやるお前もやれじゃないけど、やろう(使命感)と思える。続いて、他の人は逃げればいい、私はやる、と思えるようにもなった。逃げられたんです?知るか、やらないと誰かが困るんだろ。と思えるようになった。あのお話が終わる頃には私の作業も終わってるといいなあ・・・いいなあ・・・・自分の人間ぱるぷんて状態もどうにかしたいなあ・・・あと、ソフト使って絵を描けるようになるといいな。***Last updated 2017.11.05 03:52:37
2017.09.23
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遠い昔、この世界は一度滅びたらしい。だからこの世界には滅びる前の神話と、滅びた後、僕らに繋がるご先祖様の話が伝わっている。前の神話と区別する為に、ご先祖様の話は『種話』なんて呼ばれたりしている。僕は種話の方が好きだ。だってこっちの方が旧時代の遺物なんかよりずっと親しみやすくて、本当にあったことと繋がってる気がするから。1つは、村人が力を合わせて白い鬼を追い出す話。1つは、井戸から追い出された蛙が葉っぱや泡に乗ったり、草や枝の陰に隠れながら旅をする話。1つは、とても大きな弓の神様が錆の神様と闘う話。1つは、暗くて静かで冷たい所に閉じ込められた友達を助けに行く子供の話。1つは、滅びた楽園の話。1つは、閉じ込められていた怪物が、開けた途端に周囲を食べ尽くしてしまった話。1つは、優しい神様が、信仰を失いかけていた村人を庇って死ぬ話。1つは、小さな鳥が大きな魚や犬、蜘蛛たちの間を回って手紙を運ぶ話。他にも沢山あるし、話ごとにバージョンも違うけど、有名なものはこの8つだ。よく子供達への教訓として使われているけど、反論の余地や、別の目線で見た話なんてのがあるあたり、とても人間臭い物語だと思う。僕達は知るよしのない、歴史を管理する人達だけが知っていることがきっと、その根源にある筈だ。僕もいつか沢山勉強して、色々なことを知って、大元の神様や鬼の正体を教えてもらうんだ。鐘の音。あぶない、そろそろ授業の時間だ。目の前に由緒正しい鬼橋が迫る。大きく一歩。上を走って渡ると怒られる。けど、今くらいは許してください、ご先祖様。
2017.09.22
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安居視点一人称。安居+要。******* 要さんを要さんと呼ぶようになってから数年が過ぎた。 未だに要さんは現れない。痕跡も残さずに居る。だけどきっと要さんは生きている。 初めの内は、理不尽に潰される事への怒りがあった。 次に理解してもらえなかった寂しさがやってきて、あの人にもう何も教えてもらえないことへの怖れを抱いて、そして……要さんを最後まで理解できなかった悲しさがこみ上げてきた。 断ち切れない。 茂との想い出には俺があの日見捨てた記憶が混ざっていて、だけど茂はそれさえ赦して俺を未来に送ってくれた。 だから、俺は自分を傷付けるんじゃなくて、茂にひたすらありがとうとごめんを言い続けることが俺に出来ることだと思うことにした。 けれど要さんは俺達を見捨てる側で、そして、俺達はきっと、赦す側だ。 赦せない。 忘れられない。 忘れた方がきっと癒されるんだろう。 謝って欲しいとも思えないんだから、再会した時何を話せばいいのかも分からないんだから、忘れた方がいい。 だけど忘れられない。 日々こなす新しい課題や、海外で出会って、そこで別れたり、一緒に日本に来た人々や、日本のどう接すればいいか分からない皆のことを考える度に、要先輩の話が頭を過る。 要先輩ならどうしていただろうと考える。 あの人は失敗したのに。 ……いや、駄目だ、これも要さんの考え方だ。 大元が何であるにしろ、成果が出ていれば救われる。 だけど、いつか気付かない内にまた失敗しているんじゃないかと思うと怖くなる。 俺達の身に沁みついた夏Aとしての経験と使命が教えることは、どこまで守るべきなのか。 気が付いたら俺は、合理的に物事を進めて誰かの大事にしているものを踏み躙って、それでもそれが一番正解だと笑う存在になってるんじゃないか。 あの日、洞窟の中や、赤い部屋を出て見た要先輩のように、理解しがたくて、どう話しかければいいかも分からない存在になっていたらどうすればいいのか分からない。 そうならないように誰かに教えてほしいのに、その誰かが分からない。
2017.09.21
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サイレントマジョリティーという曲を聞いたら「大人たちはおいていけ」という部分が特に夏Aみ(あとは秋・夏Bみ)あるように感じた。だけど夏Aの場合大人たちの使途でもあって、それ以外に生き方、日々やることが見つからない状況でもある。自分たちのやっていることを憎みながらも、それ以外にやることが分からない状態。大人たちを、おいていけない状態。そういう人たちに導かれる側からしたらたまったものではないけれど、せめて憎む対象があれば…もっと早くに要さん達に会って、鬱憤をぶちまけたりとかできていたら、もう少し状況は違ったんじゃないかなと思ってしまう。
2017.09.20
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人外界の阿部さん
2017.09.19
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後ろめたければ後ろめたいほど、強くなれた。きらきらと光るアクセサリーが、部屋の目立たない所に飾ってある。これを手に入れたのは10の頃だったろうか。歯医者で頑張る子の為の小さなプレゼント。1つきりのはずなのに、2つもらった。こっそりと。だから、次の歯医者の時には余計に我慢できた。ばれたらきっとこの痛さじゃすまない。心がもっと削られるはずだ。世に言う真面目系屑というものなのだろうか私は。外面をよくすることと、人の見ていない所で屑なことをすること。このスリルと罪悪感こそが、どんなに辛い外面を保つ行為でも、課題でも、乗り越える為の燃料になってくれた。ーそうして、屑な行為をする自分の正当化にも繋がる。他の人を面と向かって傷付けないならば何をやってもいいのだ。他の人の目がない所なら何をやってもいいのだ。そう思うからこそ、目がある所では絶対的に法を順守できる。まるで見付かったらアウト、のゲームのように。*ーどうして、こいつは、それなのに、そのアウトを認めようとする?目の前の存在を縊り殺してやりたい。理解しようとするな。私の悪を。私の秘密を。裏を、表のように、扱うな。*今日も、一人を葬った。表の潔癖な私が裁き、裏のどうしようもない私が手を下した。これで何人目だろうか。手に入れたはいいが使わなかったアクセサリーを、表に出せなかったそれを、こうして落ち込んでいる時だけ身に着ける。これでいい。これでまた、裏の、今の私を知るのは私だけ。裏を見下すのも、あいつとは違うと努力する存在も、表の私だけだ。裏の私は好き勝手に全てをやる。だがしかし、表の私に絶対的に足元に敷かれていなければならない。それでこそ、表の輝ける私の正当性が明らかになるのだから。ーそれでこそ、表の私だけが、裏の私を食い物にできるのだから。安っぽい同情。嘘臭い共感。冷たい理解。全部要らない。*それなのにどうしてか、表の私に寄り添ってくれる人は居ない。裏の私を見付けてほっとした顔をして擦り寄る輩は後を絶たないのに。反吐が出る。反吐を愛する反吐など要らない。だけど、表を完全に全てだと信じ込まれてもまた、息が詰まって、裏で余計にざまあみろと言わんばかりに屑なことを私はするのだ。汚く醜悪で臭くてはしたなくてどうしようもない存在を内側で飼っていることを目の前のこいつは知らないのだ馬鹿めと思って、馬鹿同士の傷の舐め合いを見下して、それでもどこか羨まし気に遠くから見ている。そんな表の今の私の方が、本当はどうしようもないのかもしれない。
2017.09.18
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ある男は、蠱毒を育てていた。可愛い生き物達に互いに喰らい合わせ、怪物へと変化させるおどろおどろしい術について、男は何の罪悪感も感じていなかった。いずれ強く怪物を育て、大いなる脅威に立ち向かわせることが彼の使命であり、それに体よく利用されることが怪物たちの使命だった。果たして、怪物達は巣立った。しかしそれらは当然のことながら災厄となり果てていた。男は奮える手で、蠱毒の巣立った抜け殻を覗き込んだ。そこには怪物達が壺から抜け出る為に捨てたあらゆるものが存在していた。男は、小さな娘にその残ったものを食べさせた。それは怪物達の心のかけらだった。怪物たちの心を養分に、娘は美しく強く育った。怪物の一つが娘と出会った。怪物は、娘の中に、かつて切捨てさせられたものが存在していると確信した。怪物は娘に手を伸ばす。喰らい取り戻す為に。
2017.09.17
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この話には色々な主人公が居る。そう思えるのは、彼らがそれぞれのスタンスを善であれ悪であれ貫こうと懸命に努力しているからだ。だからこそ、名言が胸を打つ。そして日々、読み手の生きる糧になる。数年前、リアルタイムでヤンガンで読んでいた「鬼灯の島」では絶望と行き違いが語られたように思っていた。だから主人公達が保険金をかけられ殺されるという被害妄想半ばして、大人たちを殺しかける辺りはスリルと緊張感があったけれど、読後感はなかなかうまく語れないものとなっていた。(なお某パンツ窃盗身バレ引っ越し優等生の番外編で更になんとも言えない気持ちは強まった)けれどこちらでは更にその先、絶望の壁を越えて、虚しさを抱えて、それでも全てを明るみに出して、今一度、やり直す必要のない道を選ぶ話となっている。今日よりも、よりよい明日の為に頑張る話。誰に知られなくても「成し遂げる」話。今大きな壁に立ち向かっている人の心に希望を与える話。行いは報われるべきという話。いつも通りの日常を造る為にどれだけのことが必要なのか、という話。何度も立ち上がる人がヒーローだ、という話。諦めない殺人鬼を、諦めないヒーローがどこまでも追い詰める話。殺人鬼がストーカーする話。殺人鬼目線が唐突に入ってくる話。タイムスリップだけなら、やり直す(けれどうまくいかない)話だけだったら、ここまでのめりこまなかったと思う。犯罪心理。警察や厄介な存在を敢えて呼び、利用する手順。疑われても行動で示す力。そうしたものがいくつも積み重なって、リアルかつ、やり直しに甘えない話となって読者の心に迫ってくるのだと思う。・言葉の一つ一つが日常の会話なのにいちいち読んでる人のトラウマを昇華しにかかってくるのずるい。好き。いずれちゃんと感想を書きたいんだけど絶対これ気付いたら一日かかってるやつだから書けないジレンマ…orz・実は二次創作で犯人を知ったまま読み始めちゃったんだけど、中盤で割と心底後悔した。記憶喪失して読み直したい。まあこれはこれで味わい深かったから…いい……orz・二次創作読んでなくて真相知らないままだったらもしかしたらペーパークラフト勇気さんをも疑って読んでたのかな…・信じたいかどうかだ、と話すヒーロー、ヒーローの相方、未来ヒロイン。 疑うことから始める推理もの・デスゲームもののアンチテーゼのようで、危なっかしいけどとても綺麗な生き甲斐、信じるということができるのが羨ましくて尊いと思う。・刺激厨の犯行者←→静かに暮らしたい系の犯行者 だと確実に左な殺人鬼なんだけど15年の間見守りながらおとなしくしていた(※ただし追っかけはする)あたりが最高にクレイジーを越えたクレイジーで良い・おかげで最近読んでいる「グレートギャッツビー」という小説でも外から窓を眺める行為だけでを連想できるようになりました。ありがとうございます。・……やっぱり手を繋いだり呼び方変化したり必死になって助けようとしたり惚れ直されてたりした所からするとくっついてるルートも読みたかったなーと思ってしまう…けど、ある少女の結婚相手が主人公でない、ある少年だということは、ヒーローの行いが最大限に報われて実ったということなんだとも思う。・悟にとって「父親に最も近い人」。 彼の正体がわかった時の歪んだ笑み、観念した時の顔を思い返すと 「死刑前提の収監」は当然だと思う。 何年も抱え込んできた秘密を漏らすことなく述べることこそが、そうしてそれを悟の「努力」へのご褒美として捧げることこそがもしかしたら彼にとっては至高の瞬間であり、生き甲斐なく生きることへの恐怖も絶望も何もかもを殺してくれるものなんだと思う。 スパイスを振りかけてごちそうさました後、自分が人生の糧にされること、飲み込まれることを彼は最期の喜びとしているんじゃないかと思える。 どっかのパンツ窃盗野郎とは大違いだ!!・主人公側と悪役側が和解しない(自首&供述は和解の一種といえばそうだけど)・主人公側と悪役側が己の意志を貫く・主人公側と悪役側がそれぞれ喪失を抱えつつも満足してラストを迎えるこれらが揃っているこの話が大好きです。
2017.09.16
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砂漠の古代兵器めっちゃ気になる…
2017.09.15
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※おふざけ許せる方のみどうぞ※あまり危機的状況ではない場合に限る蝉←→安居:ナツと嵐が二人を直視できない。そして蝉を黙らせる涼安居(蝉)「安居の物真似やりま「しなくていい、それより頭に袋被れ。喋るな」蝉(安居)「涼…「お前も余計な話はするな。頼むから」まつり(涼くんめっちゃ蒼褪めてる)まつり(秋の人達めっちゃ噴き出してる)蘭←→秋ヲ:異様に嵌る秋ヲ(蘭)「早く戻す方法を考えるわよ」蘭(秋ヲ)「何が問題だったのか取り敢えず分析するべ」花(おかしい…違和感がない…)涼←→安居:涼(安居)「その顔でその表情やめろ」蝉丸と入れ替わるのではないだけマシか安居(涼)「ああ…スマン」涼(安居)「謝るのもやめてくれ」まつり「ナッちゃんあたしどうすればいいんだろ」ナツ「えっ、ど、どうしよ、取り敢えずもとに戻る方法考えないと…」蝉「頭思いっきりぶつけるとか?階段一緒に転がり落ちるとか?」嵐「それはいちかばちかに取っておいたほうが良くないか?」ちまき←→まつり:夏Bが爆笑する牡丹←→百舌:夏Bが息を呑むくるみ←→流星:茜が爆発する虹子←→小瑠璃:涼が固まる小瑠璃←→要:ハル及び小瑠璃の保護者一同固まるナツ←→花:嵐が爆発するあゆ←→新巻:藤子・ちさに荒巻さんと命名される安居←→茂:茂がちょっと楽しそう。一方で焦る安居、その様子にすねる茂茂←→ナツ:安居が爆発する安居←→ナツ:花と蝉が「絶対元に戻さないと」と結託する新巻←→嵐:花が爆発する源五郎←→新巻:あまり違和感がない鷭←→ナツ:あまり違和感がない鷭←→要:夏Aと夏Bと秋が固まる蝉←→百舌:何故か異様に嵌る安居←→要:涼が爆発する安居←→百舌:うろたえる死神と標的嵐「百舌さんがやm……」ゴッ嵐「あっ」・安居を蹴った時うっかり百舌と安居の頭をぶつけてしまう嵐・レッツチェンジ!安居(百舌入り)「しm・・・・・・・・・」百舌(安居入り)「だm・・・・・・・・・」涼「」嵐「」
2017.09.14
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※自分で書いといて超ゆるい※普通木綿豆腐並の堅さだとしたらフルーチェ並にゆるい少しサイトデザイン、すみわけについて考えたこと。自分のネットマナー大丈夫かなーというセルフチェックも兼ねて、質問お借りして書いてみました。質問お借りしました→「ネットマナーを考える100の質問」現在サーバー終了により、接続切れのようです…~読み手への参考に・・・~1・HNを教えて下さい。長押 綴(なげし つづり)です。2・ネット歴はどの程度ですか?親のSNSアカウントをたまに借りてた頃からだと、12年くらいです。3・HPの運営歴は?9年目です。4・HPの管理人として、マナーに困った経験はありますか?アフィリエイト、怪しげな海外サイトで手当たり次第に相手がどんなサイトだろうと書き込んでいく系誘導書き込みにはちょっとなあと思いました。マナー以前の問題ですが。5・閲覧者として、ネットマナーでの失敗経験はありますか?リクエスト募集されているサイトさんに熱の入り過ぎたリクを送ってしまったことですorz~あなたの考えを最初に示しておきましょう!~6・サイトを公開している目的は何ですか?好きなものの好きな所を語りたい、新たな面を考察して形にしたいからです。7・あなたの考える 「掲示板」 の原則って?明記されているマナーや、扱われているジャンル内で、書き込む人同士尊重しあって楽しむのが基本だと思います。8・同じく、「メール」 の原則って?基本1対1なので、差出人と要件がはっきりしていること、差し出す相手に誤解なく、ある程度ソフトに届くことが大事だと思います。9・同じく、「チャット」 の原則って?7・8と同じく相手への気遣いが必要ですが、チャットの場合特にレスポンスが早い為、文章を考えて時間がかかってしまうと無視と同じ状況になってしまうのが難しいなと思います。10・同じく、「リンク」 の原則って?リンクを張ることはどこでもドアを設けることと同じなので、リンクを張る場所がとても大事だと思います。リンクの紹介文は勿論、訪問する人のサイトの探し方、普段よく使っている場所の空気。これらは、訪問する人のリンク先でのテンションに反映されるような気がします。~あなたのサイトでは、これOK?~11・掲示板にて 「今日こんなことがあったんですよ~」 HPに全く関係ないネタもしくは日記書き込み。 OK?ある程度一般的なネタならそれとなくHPのネタと無理やり繋げて話すかも(笑)その話に乗ってきてくださるなら大歓迎。そうでないなら、注意、誘導をするかと思います。12・「一言 (ひとこと) 書き込み」 への対応は?一言で答えます。13・「タメ口」 はOK?リアルでため口で話す仲であればOKです。14・タグ使用はOK?サイトデザインを大きく崩さないならOKです。15・芸能人や漫画のキャラと同じHNはOK?なんとなく気持ちは分かるんですが、紛らわしいのと気まずいのと私の黒歴史が蘇るので×です…。一部分だけとか、●●推しのプレイヤーAとかならOKです。16・マンガやドラマ、ランキングなどの 「ネタバレ」 、規制してますか?ごめんなさい、ネタバレする側です。本当に重大なネタバレの場合は行間を空けるなどして、すぐには目に入らないようにしているつもりです…。漫画同士の違いについて考える場合は結構重大なネタバレをクッションもそこそこに連発してしまってます。17・「隠しページ」 についての発言はOKですか? (隠しページのない方は、発言についてどう思いますか?)内容にもよりますが、地雷に感じる人が多いだろうな~という隠しページについては隠しページで言及していただけたらと思います。18・メールで予告無しの 「添付ファイル」 、OKですか?初対面の方だと警戒してしまうかもです。既にやりとりのある方、予告をして頂いている場合はありがたいです。19・「メル友になって下さい」 どうしますか?ありがたいですが、おそらく私のコミュ力がついていきません。20・「相互リンクして下さい」 は、アリ?こちらのサイトを見て下さっているなあと感じた場合は基本的にアリです。~人好き好きのマナー。 あなたはOK?~21・顔文字使用、良い?多用しすぎず、文を読めればOKです。22・(笑) などのカッコ文字や自分ツッコミは良い?多用しすぎず、文を読めればOKです。23・やめて欲しい一人称はありますか?基本ほとんどないです。ただ珍しい一人称だと武士とか軍人みたいだなあと勝手に思います。24・やめて欲しい敬称はありますか?今のところはあまりないです。敬意をもって普通に使っているならOKだと思います。25・「更新の催促」 、されても良い?「サイトのこういう部分をよく読む」「応援」という形でしたら個人的には大歓迎です。26・掲示板での先レス、横レス、レスレス、全レス、OK?先レス、横レス、レスレスは元々の話題、取り扱いジャンルから出ていて、またそこに還っていくならOKだと思います。全レスは丁寧過ぎて読む人も書く人も大変じゃないかなという印象です。27・掲示板記事の連続投稿、構わない?追記という形や、他に長文で投稿できないシステムの場合はアリかと思います。28・下ネタはどこまでOK?内容・場所にもよりますが、軽く言及する程度ならR15くらいまでならOKです。29・グロい話は平気?内容・場所にもよりますが、軽く言及する程度ならOKです。30・読めないHNをどう思いますか?コピペできる環境だったり、読み仮名を書いてらしたり、簡単な略称を公言してらっしゃるならOKだと思います。31・オヤジギャグ連発されたら・・・困る?突っ込める、言及できる場合やスルーしても全然かまわないぜ!という方が書いているなら大丈夫です。32・テンションの高い書き込みには 「ひく」 ?場合によりますが、一番テンションが高い時の私ほどでなければ「そういう時、あるよね」と勝手に思います。33・「HP遊びに来て下さい♪」・・・何回までならOK?逆に書かれてなければ行くんだけどなあ…と思うことは多々あります。一回二回なら個人的にはOKです。34・管理人への 「ツッコミ発言」 、気になる?問題発言かもなあとか思う場所に、ある程度思いやりを持って、ある程度茶目っけを持ってツッコミを頂けるのはありがたいと思います。35・小学生の書き込みは出来れば控えて欲しい?ある程度丁寧語を使うことができ、googleなど検索エンジンを利用でき、何か問題があった時に注意されて素直に従うことのできる人、きつい発言をされても復帰できる人ならOKだと思います。36・「初めまして」 の来客の書き込みは、どこまで砕けて良いと思いますか?丁寧語かつ、相手を尊重していることが伝われば個人的にはOKです。37・リンクの報告は先? 後? いらない?基本的に晒し以外ではリンクフリーです。管理人が撮った・作ったと明記している素材利用の場合は報告していただけると個人的にとてもうれしいです。38・メール返信で 「>」(引用機能) の多用は気になりますか?文章の前の>はいいんですが、空白部分にも>がついているとちょっと見苦しいなと思います。39・“自分のPCで楽しむだけ” の掲載データの持ち帰り、OK?基本OKですが、素材サイトなどから頂いたものはリンクを素材使用ページやリンクページに貼っておりますので、そちらでもらってほしいなあと思います。(再配布になってしまうので)~人好き好きのマナー ・ もう少し神経質に~40・ソースは出来れば、見ないで欲しい?あまり気になりません。楽天ブログだと殆ど弄れないですが…。41・メールの返信機能による宛名の呼び捨て表示、気になる?それはもう仕方ないかなと思います。42・誰も来ないチャットでの独り言、しちゃう方ですか?twitterみたいな……感じならいいのでは…?と思います。私はチャット機能はLINEぐらいでしか使わないのでそもそも機会ないですが…44・チャットの 「ログ流し」 は見苦しい?場合によります。45・チャットの 「ロム」 ってされると嫌?基本的には内気な人なんだろうなーとか、入りづらいかなー、もしかしてご飯中なのかなーとか自己解釈します。LINEのグループで、強制的にそうなって気まずかった思い出があるので……。ただチャットの場合入退出が自由で、『ロムしてた人がオフ会で成りすまし参加してきた』という逸話もあるので少し緊張感は感じます。46・チャットでの連続発言は気にならない?他の人の発言を抑圧してないならあまり気になりません。47・ネットでは精神年齢と実年齢、どちらが優先だと思いますか?精神年齢ですね。ただスポーツや料理、家事などリアル人生のノウハウが必要なことが話題ならば、実年齢優位になるかなーとも思います。48・性別での閲覧規制、必要だと思いますか?場合によるかなーとは思いますが、●●向けという表記はあって損はしないかなと思います。うちのサイトは腐女子成分が多いので、女性向け表記を少ししております。~コアなマナー ・ こんなことを気にする人もいます~50・「ネットカフェからです」 「学校からです」 やめて欲しい?普通に個人で楽しむならOKです。(勿論学校からなら休み時間に!)ただしいかがわしい記事の場合は学校・共有PCにおいては履歴を消した方が双方の身のためかと思います。51・「隠しページ」のタブ検索・・・ちょっとやらしい?リンクした先をそれなりの覚悟を持って見られるなら、多少やらしい手段でもいいとは思います。ネットの掲示板・質問箱などで訊くよりは余程いいです。52・「○○って嫌い」発言の印象はどうですか?その理由をきちんと書いてくれるなら基本的にOKです。ただ本サイトで推しているものについて嫌いと発言される場合は、対象を好意を持って見ている他の閲覧者さんに配慮していただきたいです。53・某ちゃんねる掲示板群特有の表現、黙認ですか?wとかは全然OKです。きつい言い回しや悪意のあるあだ名はちょっと駄目です。54・あなたのHPが閉鎖。 それを 「惜しむ声」 で、言われたくない内容ってありますか?あまり今の所思いつかないですが、言い逃げ・言い捨てのような過激な言葉はちょっとなーと思います。55・ケーブルやADSLも当たり前になってきた現代。 日に何度も来られてカウンタを回されるのは嫌?楽しんで頂けているなら構いません。56・お客さん同士で恋が芽生えた! 関係を匂わせる会話は遠慮して欲しい?反応に困るかな…57・掲示板での 「リアルタイム遭遇」 、気付いても話し掛けないで欲しい?反応できる状況だったり、ある程度間を置かれても平気な方なら大丈夫です。58・文章の色を変えられるチャットで、先に入室していた自分と同じ色を選ばれたらちょっと嫌?少し気になるかもしれませんが、名前で区別できるなら全然大丈夫です。59・CGIなどのゲーム、ハイスコアランキングを同じ名前で埋め尽くされたら・・・?すごいなあ…と思います。そして、名義別のランキングを追加導入します。60・あまり付き合いがない人からのメールに派手な署名が付いていたら気になりますか?ああそういう人なんだなあ&後で黒歴史化しないといいなあと思います。61・他人のHNを検索にかけるのはマナー違反?個人で作品を楽しむ為検索するなら大丈夫かなと思います。~あなたはどんな管理人?~62・誤字、脱字の報告は欲しいですか?メールなどで教えていただけるとありがたいです。63・キリ番の申告は絶対に欲しいですか?サイトのコンテンツを見て下さっている方ならいただけるとありがたいです。64・携帯電話のメルアドを掲示板に載せるのは危険だと思いますか?危険です。私が管理人なら即削除します。yahooなどでpcのメルアドを作る、捨てアカウントを作りそちらから本アカウントを連絡する、などの手段をとっていただきたいです。65・お絵描き掲示板には何を描いても良い?いかがわしいもの、グロいもの、えげつないものなど他の人の地雷を踏みかねないものは、ワンクッションがある場所で公開すべきかなと思います。66・(例えばリクエストなど)絶対に来るはずのメールの返信、何日まで待てますか?二週間くらいかなあ…それ以上は出したことを忘れます。67・メール、全部返してますか?メールというよりはコメントかなあ…こちらではお返ししています。自分を作ってた前のSNSでは次第に苦しくなっちゃってフェイドアウトに←68・自分のサイトからのリンクは全て回っていますか?トップ、その時々の興味あるページのみ…ということはあります…。69・閉鎖後、リングやリンクはどうするべきだと思いますか?閉鎖跡地に「解除して下さい」でも、私はそこまでは気にならないです。あまり時間や余裕がなかったのかなあと脳内補完します。70・素材を借りたらリンクを貼っていますか?基本借りたページに貼っていますが、文章によってはリンクページにリンクのみ貼っていたりします…71・自分のHPの移転案内、相互リンクの相手には出していますか?移転するとしたら出します。72・サイトのどこからでもTOPに戻れますか?TOPには戻れます。indexに戻るようにした方がいいかなと悩み中です。73・腹の立つ書き込みにはどう対処していますか?サイトをきちんと見ての書き込みであれば友人に相談し、なるだけ冷静に返答します。74・マナーの悪い人には注意しちゃう?様子見→言い方で示唆→やんわり注意→と手順を踏むかなと思います。75・「困ったさん対策」 って何かありますか?様子見、ケースを知る、友人に相談、それとなく示唆かなと思います。76・アダルト的なコンテンツのあるHPへのリンクには、注意書きをしていますか?サイト紹介に少し書いています。~管理人も他所では立派な閲覧者。 こんなサイトをどう思う?~77・管理人からのレスが短いと冷たく感じる?そういう人なんだなあ、と思います。ウィットに富んだ一言レスを出来る管理人さんは尊敬します。単に面倒臭いのかなあと感じると、コメント、訪問を控えるようになります。78・プレゼントされた作品にコメントをつけないのは良くない?一言何かあるべきかなあと思います。一番シンプルでも、「●●さんから頂きました」は必要かと。79・「毒舌」、どう思いますか?場合によります。ただ、度を過ぎると、自分だけでなく自分の好きなものにも悪影響、悪印象が及ぶ可能性があることは考えてほしいです。80・「文字サイズ・画面サイズ」・・・色々 『推奨』 されてますが、正直、変えてますか?文字サイズは強調したりする為変えることがありますが、基本は元のスタイルを使っています。少し話は変わりますが、携帯とpc版でtable・画像が違った表示をされてしまうのはどうにか工夫したいです…。81・管理人の日記で 「ノロケ話」 、実は頭にくる?オタク内容はもとより、大事な友人、大事な家族、大事なペットについてのノロケなら個人的にはOKです。ノロケ対象が彼氏彼女の場合&扱うコンテンツが恋愛の場合はちょっと戸惑ってしまうかも…82・レスしたりしなかったりは、不公平に感じる?はい。83・予告もなく突然閉鎖! 正直言って・・・「おいおい」 ?悲しいなあと思いますが、何かあったのなら仕方ないかなあ、とも思います。ただ跡地(というか、閉鎖しましたページ)は残していただきたいです…!・「感想歓迎・批判はお断り」・・・甘い?そういう人も居るよなあ…と思います。ただ、コメントをする時若干気を遣うなあとは思います。何が地雷か分からないので。85・内輪ネタで盛り上がっている掲示板に書き込みできる?難しいですね……ずっとそうだったら多分その掲示板にはもう行かないです。86・プロフィールがあまりに短いと不安? つまらない? また、最低限何を記載して欲しいですか?プロフィール以外でサイト傾向や好みを語っていて、閲覧する人が傾向・管理人の人となりを読み取れるなら正直なくてもいいくらいかと。長ければサイトの作品と照らし合わせて楽しめていいとは思いますが。87・“アドレス請求制” って面倒?基本面倒だなーと思っちゃいます…暫く距離を置いて、それでもどうしても!!っていう時は請求したいです。~実際に問題が起きた時の為に・・・~88・誰にでも失敗は付き物。 実際にマナーで失敗しちゃったら、深刻なものでも謝れますか?顔も見たくない、とにかく出ていけと言われていたら顔出せないかも。数年前、某チームプレイゲームでチャット打つのが遅くて初コメ前に部屋を出されてしまったことが少しトラウマです。89・管理人と閲覧者の間でもつれた関係は修復可能?お互い冷静になり、時間を置き、出来事、言動を整理して……とできればいいのですが、難しいかなとも思います。距離を置きっぱなしにする方が手軽ですし。90・荒しに抵抗してくれるお客さんは必要?荒らしをガン無視して、普通のペースでコメントするという形で抵抗して下さるならありがたいです。基本反応は荒らしの餌だと思いますので、静観をお願いいたいです。91・悪意の無いマナー違反者に注意してくれるお客さんは必要?教えるようにして、ある程度やんわり注意して下さる方ならありがたいです。92・「趣味に合わないサイトには行かない」には賛成ですか?賛成です。その為に注意文などがあるんだと思っています。~総括~93・あなたが見た事のある「マナー違反」は?無断転載、パスワード質問受け付けないと言われているのに質問、自サイトへの執拗な誘導、などなど。94・普段参考にしているネットマナーサイトはありますか?気になることが出るたびに検索して、色々なサイトを参考にしています。2ch同人板まとめのアク禁関係の話とか、知恵袋とか。最近は「毒吐きネットマナーplus」を読みました。95・ネットマナーサイト、薦められたら行くようにしていますか?部分部分でもよければ行きます。時間があれば全部を見ます。これまでどういうトラブルがあってガイドラインが出来たのかといった話は興味深いです。96・あなたがHP運営において気をつけていることは?人の振り見て我が振り直せ。別々の立場の人も、あまり不快にさせないこと。97・閲覧者として気をつけていることは?サイトの管理人さんに迷惑がかからないようにすること。98・管理人と閲覧者の関係が理想だと思うHPはありますか?あります。マナーを守りつつじゃれあっているコメント&返信を拝見すると、幸せな気持ちになります。99・悪意のないマナー違反はどこから起こると思いますか?無知と、場合によって価値観・経験の違いかと思います。100・マナーについて『これだけは譲れない』というこだわりはありますか?『好きなもののファンを減らさない工夫』でしょうか。私はまだまだ精進しないと、ですが。
2017.09.13
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2017.09.12
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最初の島→地の精霊/左下魔法の島→水の精霊/右下魔法の島→火の精霊/右上????→????/左上今の所機械島の宿屋と魔法島の隠者からクエストを一つずつ受けてるんだけど何を求められてるのかさっぱりだぜ。やっぱりくらげが関係あるのかな…?それとも機械島に居るのかな?それとバッテリーの材料が鉱物資源なので、しかも地図で場所を教えてくれるほど親切設計なので調子に乗って使い過ぎると枯渇する材料であると思われるので使えない…近代兵器使えない…弓矢さえ引き方が分からなくて使えないのに…弓矢54も量産したのに…ちくせう…ドラゴン砲はもったいなくて使えない…進化の宝石は生物資源からも作れるし、もう80も溜まってるし、枯渇しないってのは分かってるんだけど、ワームドリルに費やしたい。いいもん…私の自機ちゃんはアナログ剣士(時々古代の斧使い)でいくもん…
2017.09.11
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最初の島:・テント・自宅でセーブ回復できる・自然が開発されまくる・穀物・林檎・赤い果実・青い果実・木材・糞・肉・乳・卵が自動的に増えていく・地の精霊が居る魔法の島:・別世界を見られる眼鏡ゲット・地上怖い、水の精霊が平気で柵を越えて来る・地下にもすばしっこい火の精霊が居る・地下に資源を食い荒らす奴が居る・宝石資源が豊富・宝石によって強化できる武器などがある・螢バッグも作れる(Ultrapack必要)・魔法島の火豚と初期島の雪熊の材料で合成or発掘できる宝石がある・合成場所・キッチン・宿がある・ワームドリルで掘削しまくれる機械の島:・地図ゲット・敵キャラがボスレベルでもないのに飛び道具使ってくる・店・宿・一部の自機がタールがないと動かなくなる・ここでこれまでやたら重くて邪魔でドラゴン・ワームの餌か木材の互換燃料でしかなかったタールの本領発揮・でも輸送が面倒だと買うことになる・それを買う店すらも燃料切れだと売ってくれないので掘るか輸送することになる・輸送の燃料と体力・ピックの力切れによってこの島で詰みそうなフラグがちゃくちゃくと・僕は食料とピックと燃料だけは最後まで港の倉庫にとっておく・空を自由に飛びたいながかないそうな機械がある(Ultrapack必要)・バッテリーをどのくらい消費しそうなのかわからん・でもこれがあれば魔法島のくらげもとりにいけそう・多分機械島かくらげが最後の精霊・宿に金がかかる・テントが作れるようになる=どこでも快復・セーブできるようになる・生物資源は無限にゲットできる→ダイヤモンド・金安定供給(これまでのワームレベル2)、剣や盾なども売って金にできるさらばもぐら生活
2017.09.10
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2017.09.09
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きっと、どこかで見たようなおはなし。***************************魔女は奪う事しか知らなかった。魔女は故に初めて出来た弟子にもそうして奪う事を教えた。お師匠様は凄いと慕ってくれた弟子。その子が何か魔女にとって不都合なことをした時も奪って力を知らしめた。耳や腕や五感や心。奪っている間は魔女は支配者であり崇拝されるべき存在だった。それでも弟子は魔女を恨みさえせず後ろをてこてこと付いて来る。返したときは心底安心して、怯えながらも魔女の機嫌を伺う。可愛くて、可哀想な弟子。そんな弟子を見降ろす時、常に魔女の目は影の中にあった。大きな大きな黒紫の帽子、先がくるりと丸まったとんがり帽子。魔女は代々受け継いできたそれに押しつぶされそうな毎日を過ごしていた。それでも、それがあるから魔女は自身の威厳を保てるのだ。魔女には他に何もなかった。魔女はどこかいつも空虚だった。本当は自分が作り出したいのだ。作物も城も素敵な花達も綺麗な装いも美しい心も。それでも魔女は自分では作れないから、奪って、借りて、自分を飾る為に使う。弟子も同業者も、魔女の飾りばかりを美しいと言う。魔女はどうしようもなく自分が嫌いだった。夜になる度に身を洗う、その度に飾りをそぎ落とし自身の空虚さと向き合わされる。虚ろな自分を殺したくなる。そんな魔女を尻目に弟子はどんどん成長していく。魔女に奪われたものを補うように。魔女はこのところ奪ったものを返すことが怖くて仕方がなかった。返す度に弟子の成長ぶりを目に入れずには居られなかったからだ。奪われても湧き出るような力が魔女は恐ろしくて、そして少し羨ましかった。使われうることが、奪われるほどのものを持っていることが、どうしようもなく輝いてみえた。そうして、弟子はとうとう魔女を追い抜いた。そして直に、魔女などおそるるに足らないことに気付いた。あこがれもじきに消化された。魔女はどうしようもなく醜いと思った。弟子は魔女を石に変えた。魔女は抵抗することなく、おそらく気づくこともなく固まった。魔女の被っていた帽子を弟子は抱え上げ、しばらく見てからゴミ箱に捨てた。そんな重みは、そんな飾りは、今の弟子には必要ないのだ。石になった魔女は年月とともに少しずつ崩れ、弟子はそれをただ見守っている。死んでいるのか生きているのかも分からないそれを、ときたまいたぶり削っては、新たな呪文の材料と変える。その根底には魔女がかつて教えた呪文が根付いていた。その残り香に、削られた魔女の破片は喜んだ。自分が使われていることを、奪われていることを、魔女は紛れもなく喜んでいた。弟子が魔女の年になる頃、魔女の体は跡形もなく消えた。空白に一瞬魔女の笑い声が響いたが、弟子の開けた窓に吸い込まれて消えた。
2017.09.08
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涼視点14巻/病んでる*******支迷 *******「2時間経ったら交代しよう」「了解」昼間の安居が眠ると、気温が少し下がるような気がする。煮え滾るような憎悪と苛立ちを、この所連日安居は抱えている。身内だけで暮らしていればこうはならなかったろうに、下手に保護なんてしようとするから。安居らしいやや浅はかで、けれど真っ直ぐな使命感と正義感が恨めしく、馬鹿馬鹿しく、だがそれでも誇らしくて。今日も俺には何も出来ない。*考えるな、安居。あいつらのことなんて考えるな。邪魔な奴はもう消えるから。俺が消してやるから。お前にあいつらのことを考えさせるだけであいつは悪だ。*「……行かなくちゃ」憂鬱になるのは、深夜、この状態になった安居と見張り交代をすることだ。考えるな、安居。「どこに行く」分かっている。答えは一つしかない。「茂が居ないから、探しに行く」「……もう、交代の時間だ。寝ろ」あいつらのことを、追いかけるな。俺達もここに居る。俺達を置いていくな。「……でも……まだ……」「そんな隈の濃い状態じゃ、何をするにも非効率だ。だろ?」一度眠れば安居は、『リーダー』に戻る。表面上ではあるが。「……」俺を説くうまい言い方を探している内に頭の中が混乱しはじめたらしい安居はじきに眉を顰めはじめた。そして酷く小さな声で呟いた。「……分かった」「一人で戻れるか」「ああ」危なっかしいその背中を見送る。ツリーハウスの入口に消えていく背中は、手負いの獣のようだった。安居が捜し疲れて、あるいは俺達に諭されて眠るのは何回目になるだろうか。安居が彼岸に希望を抱かないように、けれど安居が此岸に絶望を抱かないようにするにはどうすればいいのか。分からない。俺には安居を癒せない。だがあの時ロープを切ったのは俺だ。茂を切り捨て、安居を引き上げたのは俺だ。俺が、安居を此岸に縫い留めないといけない。俺が、しっかりしないといけない。俺が、安居の歩みを守らないといけない。安居の目から憎悪や後悔を切り離して、また未来に向かって邁進できるようにしてやらないといけない。『だから言ったんだよ』そうだ、何度も教わった筈だ。『見掛け倒しだな、涼』あの時は失敗した。だから今度は失敗しない。俺には出来る。いつものように、周囲の状況を把握して計画を立てて障害物を減らせばいい。あいつらのように、傷と恨みと嫌悪を全ての免罪符にして、煩いもの汚いものを消せばいい。「分かってる」そして今度こそ、何もない綺麗な未来を掴み取ればいい。あいつの為に。
2017.09.07
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2017.09.06
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鷹冬過去編のミッシングリンクが最近ことにたまらなくて駄目だと思ったが衝動を抑えきれなかった反省はしています*******************************************近所のガキに毎日ダメ出ししている。「修行のときは最低限の動きやすい恰好くらいしてこいよ」「なんで喧嘩の現場に何度も連れてきても喧嘩慣れしてないんだ?」「なんでこのケガ、いつもの普通のケガと違ってるって気づかねえんだよ?」「宿題俺にやらせようとすんな」「下手に舐められるくらいならゆっくりでもきちんと制裁で済ませる方が100倍いいんだぜ?」一緒に見回りもするけど、ガキは小学生だからてこてこ歩く。それで小動物みたいな小走りでやっと追い付いてくる。息を切らせているので「外遊びするんだから、綺麗な恰好はやめとけ」と諭す「鷹臣くんが褒めてくれた!」とか「綺麗?私綺麗?」とか嬉しそうな声で言ってくるままごとのあと、おっさんじみた手付きで必死になって皿を重ねてるので「油ものとそれ以外の皿を混ぜて重ねるなんてあなた本当に分かってないわね!離婚よ!」と諭す帰り道で修行の質問とか言いながら俺の好みを聞いてくるので「それは企業秘密だ。誰が聞いてるかわからない」と諭す手下と歩いてて、俺の家の近くを通りがかるとガキが道の一部をふさぎながら手下に「どうぞ!いつも鷹臣くんがお世話になっております」ってお歳暮風にチョコをすすめてるので「最後にチョコ貰うのは俺なんだろ。それか、俺にしか渡さないとかどっちかじゃねーのか?」と諭す夏休みの半ばだるそうに「宿題あるから修行行きたくない」って言ってきたけど宿題をやらせようとしてるのが見え見えすぎたので「そんなんじゃいい大人になれないぜ真冬。思うのは自由だけど口に出すな。都合悪いとかなんとか、方便はいくらでもあるだろ」と諭しながらとりあえず後で手伝うから来いと誘う俺に話しかける時「鷹臣くーん」と語尾をのばしてくるので「修行中は甘えた声だすのやめろ」と表情筋が動きそうなのを必死に我慢しながら諭すガキは俺より6歳下だけど、俺のことを最強だし年々若返ってる気がするとかいう理由から「鷹臣くんは蛇の生き血を飲んでる」って手下に真面目な顔で言い始めるので「バカかお前。そういう事を何も考えずに口に出すような人間のまま、番長になるつもりか?お前も蛇の生き血飲むか?」と今すぐ持って帰りたくなるのを我慢しながら諭すこんな風に毎日怒っている。怖い幼馴染だと思われているだろうが、教師にも「あいつと話すと緊張する」って言わせるキャラとしては優しい方だろう。最近は特にもうそろそろいなくなっちまうから厳しくしているが、それでもあいつがついてくるから、俺は手を緩める必要がない。後継者として育ててるなんて噂が立ってるくらい、今まで以上に一緒に居るし、泣きながらもあいつはよくついてきている。修行で疑問に思ったことはよく直接聞いてくるし、俺もガキが頑張ってる中で失敗しても声を荒げる事はない。でも、そこからがかわいい。遊びながらスパルタ特訓していて、立てないのかと言うとガキは自分が見捨てられそうな気がしたのか泣いてしまった事がある。そのときも「どうして泣くんだ?この特訓が不本意か?」といじめた。ガキは泣いている姿がまたかわいくて、遊びたいですって頼んできても、俺がオリジナリティ溢れる改変をしてやるたびに泣く。「一緒にいたいって言うから、できるだけ俺に近い場所だとどんなことがあるか教えようと思ってたんだけど、毎回泣くし話にならないな?結局教えても嫌がるし、俺と一緒に居ない方がいいか?」とさらに追い込んでしまった。俺から見る限り、ガキは教えたとおりに番が張れそうにない。人とずれまくった解釈で、勝手にとんちんかんな事をしはじめる。俺がガキを連れて喧嘩現場に赴いたあと必ず「質問ある?」「気になるところある?」と聞いては見るけど、返事はない。そもそも意識をまともに保てているはずがないから。それでいて説明と違う形で乱闘現場で立ち回っていたりする。あぶないからと怒ったらそのときも泣いてしまった。そうしたら、隣の手下に「あの人は怖いけど、ちゃんと教えてくれてるんだからがんばって」と慰められていた。ガキは「鷹臣くん怖いけど、がんばります」って答えていた。飴ちゃんで餌付けされていた。尻軽っぷりに苛立ちを余裕で通り越して怒りを覚えた。それがいつの間にか、ガキが「鷹臣くんの跡継ぎです」と言いふらしている事になっていた。手下が噂を広めたことを思うとガキを忘れて怒りに打ち震えつつも、同時に俺のドS魂に火がついた。ガキをさらに鍛え上げることに決めた。乱闘中も最低限の会話はあるけど、基本的にはいないものとして扱ってみる。「もう一回がんばるから!」って言ってきたけど「がんばるなら自分で自分の身くらい守れるようになれ。」と、我ながらドS過ぎると思わずにやけてしまいつつ言ってみた。こういうときの怯えたガキはすごくかわいい。しかし直後に俺の発言を丸呑みして、自己流の訓練を始めた。仕方ないからガキの好きそうな漫画やドラマを研究し、その中に出てくる突き放しつつも鍛える鬼コーチの真似をしはじめた。そんなことを続けていたある日、新米の手下が言ってきた。「鷹臣さんやり過ぎじゃないっすか?相手は弱そうな女の子ですよ」「だから何だ。一見弱そうで喧嘩が強いなんて面白い番長になりそうじゃねえか。見た目で判断する奴ほど叩きのめせるだろうしな」と返すも、手下はしっくりこない顔で頭を捻っていた。そんな俺をガキがまたちらちら見ている。くそ。かわいい。Last updated 2017.10.07 02:15:40
2017.09.05
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最初の内は世界観についていけなかったけど、段々ギャツビーの抱く夢が非リアの抱く夢と重なってきて泣けてきた。深読みすればするほど面白い話だと思う。●あらすじ:「時間と来歴は金で買えまぁす!!!」・ギャツビーという夢と恋を追いかけて血と泥と汗の中成り上がった男が理想を抱いて溺れ死ぬ話・あるいは、ニックという中立地帯好きな証券屋がギャツビー過去話と現在の悲惨な状況に同情と困惑を禁じえず本にする話・あるいは、デイジーという黄金色の世界に住む魔性で可哀想な御姫様が過去の男と盛り上がるけど結局紆余曲折を経て途中何かにぶつかりながらも全てを逢引の場所に置き去りにして夫とよりを戻す話・あるいは、トムという浮気性の高飛車男が女に目移りしまくり妻を放置した結果浮気され痛い目を見てやっと動き出し結局色々なことを見て見ぬふりをしながら妻とよりを戻す話・あるいは、ウィルソンという気弱な男が車を売ってたら妻に浮気されるわ問い詰めたら妻が道路に飛び出して轢き殺されるわその犯人らしき男を殺して自分も死んだら新聞に狂人として書き立てられるわと散々な話・あるいは、マートルという汚い小さな自動車店から抜け出したかった女が連れ出してくれそうな浮気相手の車(?)を止めようとして轢き殺される話・あるいは、それら全てを斜に構えてみて、斜に構えながら出て行ったジョーダンという皮肉屋の話※なお小説は半分作者の実体験※なお作者のポジションはトム●訳者による違い:・訳者によって微妙な蘊蓄とかちっちゃな解説とか口調が違ってて面白い・村上春樹訳の訳者あとがきでは現代風にしようとつとめたらしい・他の訳者さんも狙ってその当時に現代風、流行していた口調を敢えて当て嵌めていた可能性・今よく耳にする話し方もいずれ過去のものになるのかもしれない●以下登場人物と好きシーン●我らが中立見届け人ニッククエスト:隣人のやや挙動不審な男 と 親戚のモテモテ人妻 の お茶会 を セッティング せよ!ギャツ「あの娘とのお茶会用意してくれたお礼にこれ(儲け話)を…」玉手箱スッニック「いや、いいです」~しばらく後~トム「そこの男のことを少し調べさせてもらったが…お前…うまい儲け話で釣って他人を泥沼にはまり込ませて儲けているようじゃあないか」ニック(わぁ~ですよね~)トム「ニックもどうせ誘われたろ?…その反応はそうだな?」ニック(わぁ~ばれた~)ギャツ「…」ヒクヒクニック(うっわ人殺しの目)デイ「……」ヒクヒクニック(デイジードン引きだし)ギャツ「ちっ、違うんです!違うんですデイジー!!」ニック(痛い痛い痛い)トム「ざまあ」デイ「と、トム…」トム「ざまあ」ニック&ジョーダン(……この修羅場どうしよ…)●我らが華麗なる怪しさ満点男ギャツビー(スーツは金orピンク)ギャツ「デイジーはこの屋敷の状態気に入ってくれなかった…(‘・ω・`)」ニック「そんなに気にするなよ」ギャツ「色々飾り付けたのも全部逆効果…?」ニック「そんなに気にするなよ」ギャツ「うちの明かりに群がってきた人たち全員シャットアウトしよ…」ニック「そうか…」ギャツ「メイドと執事全員解雇して仲良しマフィアんちの子分に家事してもらう」ニック「…うん?」ギャツ「デイジーといちゃいちゃするのを邪魔されたり目撃されたりしたくないんです><」ニック「……」(もうほっとこ)↓ギャツ「金で過去は買えます!」ニック「……」(もうほっとこ)↓ギャツ「まだだ…まだ終わってませんよ…私にはまだデイジーが居ますし…」ニック「……」(もうほっとこ)デイジ「やっぱりトムが一番」↓ギャツ「」ニック「し…死んでる…」●我らが黄金の国の姫デイジーたそと娘ちゃんギャツ「……」ニック(何しらばっくれてんだこいつ。事故車隠しやがって)ギャツ「……」ニック「……?」ギャツ「……事故をおこしたのは…デイジーなんです」ニック「」ギャツ「震えるデイジーに、大丈夫、君は捕まらない。僕が…僕が代わりになるよ…!って言いました」ニック「それは…お疲れ…」テノヒラクルーギャツ「デイジーはきっとそんな僕に惚れ直し、自分を今夜も傷付けるトムから逃れ僕のもとに来るはずなんです」ニック「…にしても外で待つの?ここ寒いし暗いよ?」ギャツ「大丈夫です、ずっと窓の外で待ってます」~翌朝~ギャツ「……デイジー…来ませんでした」ボソッニック(´;ω;`)ブワッ我らが斜に構えて世間を嗤うジョーダン様ニック「…えっ、別の人と婚約した?」ジョー「あー、なんかあの時あんたにおいてかれた時振られたなって思ったのよ」ニック(ギャツビーのもとに駆け付けた時だ…)ジョー「じゃあ、お元気で」ニック「…お元気で」我らがNTRNTL野郎トムデイ「落ち着いてよ」トム「最近はNTRを見逃すことを落ち着くっていうんだな!!!そうか!!」デイ「何であんたがそんな態度とれんの?前の引っ越し誰のせいよ、あんたの浮気性のせいでしょ!?」トム「ぐぬぬ」デイ「それに引き換えギャツビーって本当COOL」ギャ「…///」トム「ぐぬぬ」~数日後~トム「悪い夢だ、あんな人を轢き殺して逃げるような奴やめちまえ」デイ「……」←人を轢き殺して逃げた人トム「デイジー?」デイ「そ…そうね…」デイ(ギャツビー…窓の外で待ってるなあ…)デイ(……スルーしとこう)ギャ「」我らが狂人ウィルソンさんウィル「俺は…俺は知ってる…誰が妻を轢いたのか…あの車はァァア…!!!」トム「俺じゃないぞ」ウィル「は?」トム「あの車にあの夜乗っていたのは俺じゃないんだ」ウィル「えっ?」トム「乗っていたのはな……」↓ギャ「……ちょっと一人にしてくれ」<<フラグ>>我らが肉感マートルさんマ「デイジーデイジーデイジーデイジーぶへっ」ト「……」↓マ「押さえつけてんじゃないわよ暴力男ぶへっ」ウィ「ああああああああああああああああ」↓マ「トム!のせt」ギャ「」デ「」スタンドもといsai=fujiwara=gyats『ねえ親友』「ああ…分かってるさ」 BGM:world is mine「全てを書いてやる」田園風景の似合う男・ジェイムズジェイムズ(俺は農民じゃない農民じゃない農民じゃない)ジェイムズ「俺もその大船に乗せてくれ」隊長「いいよ」ジェイムズ「俺の名前は……」ドキドキ隊長「わかった」ジェイムズ(…嘘、ばれなかった)ジェイムズ(まーた酔っぱらってるよ隊長…今日はあの人の何をやらされるんだろう…雑用?参謀?看守?それとも…)ジェイムズ(鍛錬鍛錬鍛錬鍛錬鍛錬)ジェイムズ(デイジーまじ天使)ジェイムズ(身元がばれない内にあれこれやっとこう)ジェイムズ(やばい)ジェイムズ(はまった)ジェイムズ(軍隊まじ天職)ジェイムズ(勲章もらったんだしオックスフォードで学び直せ…だと…?うう…デイジーが待ってるのに…でもこれもデイジーの為…)ジェイムズ(デイジーをあの黄金虫から取り戻さないと)ジェイムズ(手始めにどんなあくどい手を使ってでも儲けよう)・・・ジェイ「……と青い時期を過ごしたんですよ… これが、僕の真の姿です」ニック「……」ニック「…君は…」ニック「…………」ジェイ「…ありがとう」ジェイムズ父
2017.09.04
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先日帰りに不良男子っぽい高校生と部活男子っぽい高校生が金ないからって100均で買った紙パックのジュースに二人してストロー刺して飲んでて部活男子が「ちょっおま、またタバコ吸ったろ!臭い!もうやらん!!」って不良男子が「えっ、ちょっそりゃねえだろ!!」ってお前ら仲良すぎかよ。丁度いいから不良男子は部活男子とデートジュースプレイする為に禁煙しろよ。って思いました。かわいい。
2017.09.03
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※長くなってきたので分割※胸糞悪いループもののダイジェスト風箇条書きメモ※夏A→精神遡行 × 他チーム→身体遡行 × 故人→回を重ねる毎に復活 というファンタジー欲張りセットな話※目的→接点の少ないキャラの絡みキャラの葛藤、未消化部分の掘下げ※原作台詞の拝借、似た台詞あり※カップリング傾向>NL:共依存嵐花+漫才蝉ナツ+夢見がち鷹あゆ+弁慶の泣き所角ひば等 BL気味>茂と安居、涼と安居※ダイジェスト風箇条書きメモ 1周目(なし) 2周目(安居回/嵐視点/十六夜参加) 3周目(源五郎回/鷹視点/犬吹雪・犬美鶴参加) 4周目(卯浪回/花視点/柳参加) 5周目(小瑠璃回/ちまき視点/美鶴参加) 6周目(あゆ回/ナツ視点/吹雪参加) 7周目(鷭回/茜視点/睦月参加) 8周目(虹子回/葉月視点/熊川参加) 9周目(涼回/蝉丸視点/親犬参加?)※元記事:7周目へリサイクル※以下4周目~*・四周目開始・花視点・柳復活・卯浪周・貴士先生についての話がある・先生サイドネタいくつか・卯浪柳の相似性・柳さんが少しいい奴*******「卯浪先生と柳さんってどこか似てない?」「名前の漢字も似てるし」「……そうですねえ…」*「俺達はどこか似てるのかもな」「……ガイド同士だからな」「それもあるし、……仲間の信用がない所も似てる」「…」「俺はヒーローになりたかったんだ。女子供を守って、自衛隊に居るままじゃできないことをする未来のヒーロー。……結局、支配と効率だけじゃ、それは成し遂げられなかったけどな」「…俺は別になりたいと思わん。オンの時は、使命を成し遂げる為の手段になってやるが、オフの時は与えられた権限を十分に楽しむ。それで充分だ」「育てた子供に殺されてもか?」「何が言いたい」「……違う道を示してやりてえと思わねえか?」*******・安居が蝉をオッサン呼ばわりしない********3 末黒野花視点「……ダメや、どの子も記憶を持ってへん」「……まさか」「まさか……!」「……待ちくたびれたよ」「ところでお前達は天使か?悪魔か?……それにしては随分と人間臭いが」*「…お前達はあいつらほど考えなしじゃないようだな」「俺達今回抜けたい…」「……しんどいけど、我慢や。くるみの為にも」「何話してる」「あなたと私達の目的が合うかどうか分からないって話してたのよ」「……ならいいが」「……どうして、あなた達はここまで彼らを『仕事しかない』ような人たちに育てたの。 あれじゃワーカホリックじゃないの」「趣味にかまけて貴重な17年や未来での寸分の時間を犠牲にさせるわけにいかんだろう」「……」 まるで道具扱いだと蘭は思った。 だがそれを口に出すことは、ひどく楽しそうに仕事する生徒達を馬鹿にすることに繋がるような気もする。水を差したくなかった。 それに蘭自身、ワーカホリックの気質を持ち合わせても居た。*「……」「蝉丸さん?」「お前…記憶があるのか?安居」「蝉丸さん…?記憶って何の?覚えないんですけど…」「いや、……どう言ったもんか」「……安居、蝉丸をオッサンって呼ばないんだな」「…?…秋ヲさん、どうしてオッサンって呼ぶと思うんですか?」「…呼ばねえの?俺が要先輩をオッサンって呼ぶからって言ってさ」「呼ばれたいんすか」「いや、呼ばれたくねぇけどよ…」気を取り直し、安居は椅子の材料を作ることに集中しはじめる。「…じゃあ、蝉丸先輩って呼んでくんねえか?」「それは無理っす」「即答かよ!」*あたしは、ナッちゃんが少し羨ましくなる時があった。小さくて、可愛くて、弱くて、仲間が必要で、優しくて、繊細で、よく気が付いて……正義を背負わなくても動ける人。ここの人達にひときわ憎まれていた卯浪。……どんな人だったんだろう。父と同じように、子どもを顔色一つ変えずに殺したのか。これまでは、めーちゃんや安居や源五郎さんに「近付かない方がいい」と言われていたあいつだけど、あいつだけが記憶を持っているとなれば、近付かないわけにはいかない。 ……確信じゃない。 傲慢な思い込みかもしれない。 だけど、何か今回、あたしだから出来ることがありそうな気がしたんだ。 ……嵐。 藤子ちゃん、ちさちゃん。 新巻さん、ハル。春のみんな、お蘭さんやくるみさん達秋のみんな、ナッちゃん達夏B…… 心配をかけるかもしれない。猪突猛進と怒られるかもしれない。 だけどおとなしくこんな世界を見てるのはもう限界だ。*「……あのなあ、なんで俺に協力を求める?」「俺はここで、かつての日常を演じるので精いっぱいなんだがなあ…」「あいつら7人…鷭はまあ…微妙なところだが…とにかく、あいつらを危険因子として落としにかからないだけ、俺は『先生』、未来の『ガイド』としてよくやってると思ってほしいもんだ。 あいつら…育てた恩も忘れやがって…… お前らも、事情もよく分からん奴が、中途半端な覚悟で首突っ込んで下手に引っ掻き回しやがって」「…おっさんよお…あんた、殺されるようなことをしたんじゃねえの?」「蝉丸さん」「何だと?」「……死んだことを悲しまれないどころか、当然って思われることしたんじゃないの? 涼や安居達ならともかく、小瑠璃にまでそう思われるって相当だろ」 死んだことを安堵されるような人。 居ないことを祝福されるような奴。 何がそんな存在を造ったのか。「…蝉丸さんと、ハルの言う通り、と言っては難ですが」「今からでも、殺されないような立ち振る舞いはできないんですか?」「…花…!」「嵐、大丈夫だから」あたしは、もしかしたら、ずっと気になっていたのかもしれない。……何が、あの人達を『獣』にさせる切っ掛けなのか。……それとも。休むことも知らないあの人達が、唯一役割から解き放たれた時が……ああして、感情を露わにする時だった、のか。*「要さん、俺も訊いていいですか」「何をだい?」「どうして、誰も成し遂げたことのない夢を追い続けられるんですか」「僕が初めて叶える人になるかもしれないじゃないか。 ……これまで成功したことがないことでも、これが初めての成功かもしれないだろう」 めーちゃんが頑張ってなければ、あたし達はシェルターに入っていたかもしれなかった。 だけどめーちゃんが7SEEDS計画を諦めず、お金を出してくれる人を募って、コネを集めて、色々なものを削り落としてきたからこそ、今あたしたちは生き延びてるのかもしれなかった。 あたしたちは…本当に、彼らを止められるのか。 何を犠牲にしてでも、人類存続という夢を叶えようとした彼らに。 身近な……殆ど身内と言って差し支えない子たちですら、供物として捧げた彼らに。「……なんか、百舌のおっさんも卯浪のおっさんも、フランケンシュタインの博士みてえだよな。 自分が育てたフランケンシュタインにのされちまうなんてよ」「蝉丸さん、フランケンシュタインは博士の名前です」「それはどうだっていいんだよ!」 …フランケンシュタインの育てた怪物は、博士を父と慕って、だけどその姿から失敗作と蔑まれて絶望した。その後悲劇が起きるんだ。……それで…その後、どうなるんだったっけ。* バンドワゴン効果。 長いものに巻かれるように、誰かを応援することを言うらしい。 アンダードッグ効果。 判官びいきするように、誰かを応援することを言うらしい。 あたしが父という存在を背負っていることは、犯罪者の娘というアンダードッグに、権力者の娘というバンドワゴン、その両方を背負っていることを示していた。 あたしが安居という存在と相対していることは、被害者遺族というアンダードッグに、未来に行く為に育ってきた元リーダーというバンドワゴン、その両方に立ち向かうことを示していた。 あたしと安居はもしかしたら似ているのかもしれない。 どうしようもなく互いを嫌っているという所でさえも。 未来の世界で父は、あたしと嵐、そして藤子ちゃんやちさちゃんたちを生き残らせようと尽力してくれた恩人だった。 だけど同時に、災いをあたしに押し付けて死んだ存在でもあった。 関係ないでしょうと何度も言うたびに、父と赤の他人でありたい気持ちを打ち消してきた。「自己犠牲。……とても美しいよね。僕には出来ないけど」 そんな父を切り捨てる為、あるいは割り切る為にあたしは話に来たのかもしれない。「僕はね、家族がとても大事なんだ」「……僕の家族が泣くのに、ここの子供達は笑ってる。そんなことは許せない」「だけどあいつらが泣いている時に僕が笑えばバランスが取れるよね」「僕は弱くて狡い大人だ」「こうでもしないと、僕の中の鬼は止められそうにないんだ」「……個人的に、そう恨みがない相手に対して……そのまま骨折してしまえとか、そのままショック死してしまえとか、そのまま窒息してしまえとか、頭の中から聞こえる声に襲われたことはあるかい?…ないよね。君は正義感が強そうだ」「……だから、きっと価値観もついぞ合わない…… そんな僕は、君の説得には、悪いけど応じられない」「あまり君と話したくもないんだ。知人に似てるからね」「これで話は終わりだ」「青野ナナ」*あの時と同じ。パンドラの箱、あたし達はそれを開けてしまったんだ。あたしはまた、この人たちに失わせて、傷付いていくのを黙ってみていることしかできないのか。……新巻さんには、ぎゅっとなんて出来なかった。何も出来ず、痛みだけ与えて、それなのに責められることもできない自分が恥ずかしくて、情けなくて、痛くて、見ていることしかできなかった。だけど、この子には。小瑠璃「……?」*「……要にも計算違いはあったんだな」「…」「………俺にも、こんな未来は有り得たんだな」「全く、どこで俺は腐っちまったんだかな」「自分の生き方に疑問を抱かない方が楽だと思っちまった時か」「……今の俺の生き方も大概馬鹿馬鹿しいが」「俺の生涯に意味はあった」「そう思えただけ良かったよ」「…………俺だって、鬼じゃないんだ」「これが未来とやらの為なら、乗ってやるよ」「……お偉方の説得が面倒だがな」「ただし……」*******・8人になる・四周目終了*・五周目開始・ちまき視点?・美鶴復活・ちまき、画家としての腕がうなる・小瑠璃・卯浪をどうにかすれば8人入るのではという話になる*******「……冗談だよね?」「卯浪を仲間?……」「百歩譲って、…あたしたちに殺された卯浪は、仲間に出来たとして」「……今、奴はそうじゃないよね」*******・一度大人数で逃げ出そうと試してみるが失敗する・安居に告白しない小瑠璃 ・赤い部屋に違うタイミングで入れられるor赤い部屋に入らない安居 ・→鵜飼に防寒具・ロープなどを分け与える安居(orそうする茂を止めない安居) →飯を皆で食べる ・洞窟に入らない選択肢 ・安居の年上への対応は ・13歳以降なら基本体育会系敬語(ただ反応はタメ口とか部活少年のそれに近い) ・相手(主に夏B)がタメ口でいいっていったらタメ口********4 守屋ちまき視点タイムスリップする少し前、何か、目の前に絵のようなものが現れたのを覚えている。今の佐渡と少し似た、けれど自然現象によって大きくえぐれる前の景色だった。叢がさわさわ揺れて、遠くには木々と高い山々、隅にこぢんまりとした家が見える。「リアリズム…?」郷愁を呼び起こすような、夕方の絵だった。…で、絵から何か、皆が作った楽器をもっと高性能にしたような…むしろ、今の技術では到底作れなそうな音がしたんだ。音は音楽を奏でていて、どこか聞き覚えのある曲だった。なんだったっけ、と、目と耳を凝らすべく近付いたその時、声がした。「ちまき、危ない!」後ろから牡丹さんが僕の腕を掴む直前、急に絵が扉のように真ん中からぱっくり開いた。そして僕、もろとも牡丹さん達は光の中に吸い込まれた。「……えー………絵の中に吸い込まれた…」期せずしてダジャレを言ってしまった。「うぐっ」夕方の空のグラデーションがぐるぐる回って、直後に何か強くたたきつけられたような感覚がしたけど、クッションのような草で受け止められた。「……いたた…皆大丈夫?」「…うん…」あたりを見渡すと、空はすっかり薄闇に沈んでいた。「……どこだ、ここ…?」「……佐渡…?」螢ちゃんが小さく呟いた。*「ハルなら、音楽で語られてる物語に詳しいよね?それで何か喩えてみてよ」「クラシックならいけるんやなあ。……かぐや姫の曲…なんてないから、てことかいな」*「逃げるって…どうやって逃げるよ」「…今のあたしなら、なんとか、一人ずつなら運べると思うけど」「小瑠璃一人にそんな負担させらんねぇよ」「鵜飼くん」「忘れてねえか?俺達水のクラスは結構長距離泳げるってことをよ」「……それなら、植物クラスや土のクラスだって、船作りできるかもしれないよ」「繭ちゃん…」*「ふん、別に心配する必要はねえよ。俺は安居より息が長いからな」「そうみたいだな」「安居、どうせならプールで勝負しながら、沢山練習しないか?」「ああ!……嵐、楽しそうだな」「……そうかもしれないな」*「戸籍って何だっけ」「人権って具体的にどんなものだ」「僕達の辞書には載ってなかったよね」「…なんか、耳にしたこととか、本や歴史の勉強でちらっとでもきいたことねえのか」「……そういえば…」「茂、何か思い当たるのか?」「うん!ほら、戦争の後、負けた国の人達が……とか」「おお…」「茂やるなあ」「ありがとう」(当たり前の倫理観なのになあ……)「…オカネ…ってどう使うんだ。話には聞いてるが」「自転車…乗ったことない」「師匠まじかよ…」「……」イラッ彼らは信号も知らなかった。「……一応一般教養の科目もあったから、直接知らないだけだ。 車に乗ってる人間が使うのが赤、青、黄色だろ?で、歩いている人間が使うのが赤、青、点滅する青」「ちょうどあたし達のミサンガと同じ色だね」*「……逃げる、ねえ。……海の近くの村で?無人島で?……遠くへ逃げるなら、車にしろ電車にしろ……海外にしろ、お金が必要よね」「…何せ、これだけの大人数だからな」 彼らは、自分達の人生においてどれだけ金や社会というものが影響しているのか実感していた。ハルも同様だ。 『繭ちゃんに会いたい』と、たまに酷く魘されて飛び起きた後の小瑠璃を何度抱き締めたか分からない。だけどそれでも小瑠璃は救われない。ハルはいつかその願いを叶えたいと思っていた。*「外の世界…」「好きな場所」「好きな服」「普通の家族」「お金」「自由」「テレビで見たあれが、現実のものになるなんてな」「ああ、それと、外の世界なら、流れてる時ちょうどのニュースとか、好きな番組とか選んで見られるんだよな」「楽しみだなあ」*「ないものはないんだから、考えるだけ無駄じゃないの」竹の細枝を落としながら虹子さんが言う。「外の世界の大人ってめんどくさいこと考えるんだなー」痛み始めた飯に納豆を混ぜて臭いを誤魔化しながらあかざくんが言う。「ま、あるもんでなんとかしてこうぜ!」漬物もどきを川の水で洗いながらちゃっかり4銃士の一人が言う。「ほう」「……なんだよ」秋ヲさんと蝉丸は関心した様子で笑う。「夏のAにも、こういう奴ら、いたんじゃんか」そんな和気藹々とした様子を見守るさなか、誰かが「いてっ」と声を上げた。「木のとげが刺さった」「そんなに細いとげじゃないし、途中で折れてないから大丈夫」「血が出てきた……」僕はなんとはなしに、脱出したあの日のことを思い出していた。あの日、少人数で別れて行動することになった時。『う な み』小さく呟いた小瑠璃さんの小さな小さな背中からは想像もつかない程大きな殺気がぶわりと漏れ出た。小瑠璃さんは、居眠りをしながら見張り番をしていた卯浪先生にすり足で近付きながら何かを取り出す。幽霊画のモデルにしたいなあ、なんて場違いなことを思っていた僕に、小瑠璃さんは唐突に話しかけてきた。「ちまきちゃん、ハルを別の所に…そこの小部屋でいい、放り込んで」「小瑠璃!?」「……え?」「鍵も閉めてね。大丈夫。すぐ終わる」戸惑いつつも、ハルくんを扉の外へ追い出し、先ほどくすねた鍵で施錠する。「……!!」ハルくんの声が聞こえなくなった。音楽家として大事な筈の手を強く奮い、声を枯らしている。……ちょっと心配になってきた。「……本当にどうしたの?」「……巻き込んでごめんね、ちまきちゃん。……ちょっと衝撃が強いと思うから。…ああ、でも、ハルには聞こえちゃうかな」耳良いから、と呟いて、小瑠璃さんは斧を振り下ろした。*染料みたいで、結構綺麗なんだな。これを使って描いた絵は、子どもの頃父に聞いた怖い話のように魂が宿るんだろうか。案外、綺麗だ。……これなら、画材にする気持ちも分かる。*小瑠璃の姿が唐突にかき消えた。繭が渡そうとした懐中電灯がぽとりと落ち、小瑠璃の傍に居たあゆを照らす。小瑠璃は消えた。小さな小鳥のように、どこかに飛び立っていってしまった。「繭ちゃん、皆が……」未来からやってきたという皆も姿を消してしまっていた。残されたのは茫然とする生徒達、そして。「……君達、もう、帰る時間だよ」家路のように暖かな声をかけてくる要だった。*******・8人になる…?・五周目終了*・六周目開始・ナツ視点・吹雪復活ナツ(蝉丸さんとテンション似てるなあ…)新巻「……昔、君達と出会った時、なんだか見た事ある関係だなあって思ったんです」嵐(良心の呵責)・あゆ周・いじめっ子に対しどう対処するか問題・逃げ出そうという提案を蹴るあゆ********5 岩清水ナツ視点「…何回、繰り返すんでしょうね」「ゴールは、いつ来るんでしょうか」繰り返せることは、安心だ。やり直せることは、安全だ。だけど、ずっと繰り返し続けたり、やり直し続けるのは、何も変わっていないのとどう違うのか。世界の理にあらがっているからと、調子に乗っていた。よくも悪くも、リミットが欲しい。……結末が欲しい。終末を願うなんて馬鹿げているけれど。「出来れば、ずっとここに居たい……なんて、夏Aがもし全員私達と同じようにタイムスリップしてたら、そう思ったのかしらね」*何のためにあたしは頑張ってきたんだっけ。……何のために、あたしは、生きてきたんだっけ。「あたしは…未来の世界に行くまでは、ナッツが居るのと、家族が居るのと… 本の続きを読む為に、あの時まで生きていた気がします」「……本?」「はい。無人島とか、孤立した洋館とか、空の彼方とか、どこへでも小説を読めば飛んでいけたんです。……その時だけは、暗くて弱い自分や、重く沈んだ部屋、何より他の人へのコンプレックスを忘れることが出来ました」架空のエピソードに胸を躍らせていると人は笑うだろうけど……あの時だけは、あたしはあたし以外の人の価値観に染まれて、あたし以外への対応に身を浸らせることが出来た。「……私と…ある意味似てるかもしれないわね」「え?」「私も『馬鹿の居なくなった綺麗な世界』として、未来と未来に行く自分を夢見てきたわ。 ……おかげで、その為に必要ないもの全てを睥睨して、全て置いてけぼりに出来た。 …汚くて馬鹿だらけのこの過去で、私の心はずっと未来にあったような気がする」「……あゆさん」「…未来に来た当初は、あの教師共に騙されたと思ったけど」「……!?」「でも、今は鷹さんと出会えたからいいの」「……そ…そうですか…」「あなたも、未来で出会えた人が大事なんでしょう?」「……はい」「じゃあ、早く帰らないとね。」「……私でさえうんざりしてるんだもの、こんな世界の繰り返し。 何度も繰り返してるあなたたちなら猶更早く、元の世界に帰りたいでしょう?」「……」ここはネバーエンドだ。ずっと同じ『可能性』を試し続けたら、大人になれない。読み終わった本の同じページを繰り返し読んで、納得いかない部分には独白に空想を書き込んで…そんなことをしても、可哀想な犯人は救われないし、死んだ者は蘇らない。あたしの頭の中、そしてその書き込んだ一冊だけで、登場人物の運命が変わるだけだ。…それでさえ、書いた作者本人じゃないんだから……唯一の読者であるあたし自身さえ誤魔化せなくなったら、書き込みはその一冊でさえ、物語と連続しなくなる。ただの落書きになる。……それでも、ずっと挑み続けたら、何か別の扉が開けるんじゃないかと思うのはただの願望だろうか。…1周目であたしたちが要さん達と接触し、2周目で安居くんが茂さんに席を譲り、3周目で源五郎くんが動物達を救い、4周目で卯浪先生が立場を変え、5周目で小瑠璃さんが頑張って、お蔭で皆一旦外に出られて…結果的に、8人が未来に行けたことには、……今、6周目で何かを変えようとしていることには、本当に何の意味もないんだろうか。様々な変化をもう少しだけ見届けたいと思うことは、傲慢で、自分勝手なんだろうか。*「……前々から思っていたんだけど、どうしてあなたは蝉丸さんといつも一緒に居るの?」「……落ち着くんです、多分。それと、絡み方はちょっとアホな方法ですけど」「そうね、馬鹿っぽいわね」「…それでも、あたしのことを気にかけてくれてるのかな、って思うんです」「……理解できないわ」 それは、あゆさんだから。 ……あゆさんが話しかけたなら、どんな男子も喜ぶだろうけど、あたしはそうじゃなかった。 バレンタインのチョコだって、弟にしかあげたことがない。 誰かに好意や関心を寄せることが相手の不快感に繋がるような気さえしていた。 年々あたしは不器用で、愚図で、内気で、人好きのしない性格になっていって…だから、無理やりにでも接点を持ってくれる手はありがたかった。 あたしが無害そうで弱そうだから一緒に逃げようと言ってくれた嵐くんも。 あたしと茂くんが似てるからと世話を焼いてくれた時の安居くんも。 あたしがトロいからやたらめったら弄ってきた時の蝉丸さんも。 わだかまりは多少あったけど、それでも、ありがたかった。 蝉丸さん。 一番初めに未来で見た男の子。 花さんの手紙のこと、誤魔化してくれた時とか。 昔いじめられっ子で、だからあんな風になったとか。 幻覚の世界に入る前、目覚めた後の縋るような声とか。 ……あの洞窟の中で、一緒に方舟前の扉を突破した時とか。 緊張してひきつって、それでも自分を奮い立たせる為に笑う癖とか。 怖い時手を引っ張って、時には後ろから背中を押してくれる両手とか。 そういうのがつもりつもって、初めの頃とは全く違う存在に蝉丸さんはなっていた。 気が付いたらあたしは、キスされても嫌じゃなくなってた。*「あたし、ひばりちゃんが苦手なんです。いつも、いろんな手で自分の言い分を通して、ツンケンしてて」「だろうと思ったわ」「……あゆさんのことも、苦手でした。すらっとして、さらっとしてて、言い方が直球気味で」「誤解を招く言い方をするよりはましじゃないの」「……そうですね。あたしはずっと、相手に判断の責任を押し付けるような、曖昧な言い方しかできませんでした。…だけど、判断に失敗しても、どっちも悪くないって言えるような、曖昧な言い方も同時に求めていたんです……弱いんです、あたしは」「…処世術を使ってるともいえると思うけど?……人なんて、皆どうせ弱いでしょ。 みんな何らかの自分なりの方法でそれを隠してるだけよ」「鷹さんも、自分の弱さを自覚してた」 あゆさんは手元の草を見やる。「……弱いのは、仕方がないわ。弱さを乗り越えようとする強さがあればむしろ綺麗。 無知でも学ぶ気概があればいい。 鈍感でも、失敗した時これから気を付けようとしているなら構わないわ。 いざとなったら開き直って、自分の居る下層に他人を引きずり落とそうとする馬鹿が私は嫌いなの。 ひたすら他人に依存することしかできない馬鹿も嫌い。……以前の、最終試験の時…… 命乞いするあいつが死んでも罪悪感なんて湧かなかった。……ナツさん。 醜悪さは、未来の世界に不必要だと思わない?」 以前のあたしは、ダメダメな自分が嫌で消えてしまいたかった。 同時に、明日学校が消えるか……「……あたしは、ずっと夜のままならいいと思ってました。学校が嫌いでした。 自分に自信が持てなくて、学校も、自分と合わない人に笑われに行く場所でしかなかったんです。……そんなの、甘えと思うでしょうけど」「……苦手な相手とは無理にかかわることないんじゃないの。適当に流してればいいのよそんなもの」 あゆさんは綺麗に笑う。「私も未来の記憶がある安居くんとは話したくないし」「……」 その安居くんが未来の食べ物できっかけを作ってくれたおかげで、あたしがあゆさんと話せるようになったってことを、いつか言えれば…と思ったけど、未だにそれは難しそうだ。一周目ではつい未来の安居くんについて示唆するようなことを子ども達に教えて、以降の源五郎くん達にも伝えはしたけど…こと、あゆさんについては、伝える技術が余程うまくなるか、他の契機でもない限り無理だろう。 だんまりになるあたしを気にせずあゆさんは話し続ける。……実利的な所に、なんとなく未来の安居くんを思い出す。「…あなたも、角又さんみたいに受け流すのがうまい人を観察してみたら? それか、花さんみたいにはっきり嫌味を打ち返せる人を観察して、真似てみたらいいんじゃない」「うう…む、無理です…」「……無理強いはしないけど…選択肢の一つとして、練習してみたらいいんじゃない」「は…はい」*「……友達が死んだら、その死を背負って強くなれるだろう? 自分の抱える夢や、何があっても貫き通す使命が自分一人のものじゃなくなるんだから」「僕も、今は両親の死や、心半ばで命途絶えた研究者、出資者の人々の想いを背負ってここに居るんだ。子供達も、全員の身体は送れないから、せめて、命は受け継いで行けるように、循環させている」「……命……あなたにとって、それは、志…心と同義なのかしら」「……そうだね。そうとも言えるかもしれない」「皆が未来で幸せになれるよう、僕は最善の手を尽くしてきた。全ての文明が滅んだ世界でも… …楽園に来たと思えるように、あの子たちを育ててきたんだ」*「…楽園に行くと思っていたわ。他の子たちが得られない権利を得て」 未来さえ楽園なんかじゃなかった、楽園なんかどこにもなかった、と言外にあゆは語っていた。「ある意味、未来に夢を抱いたまま死ねた人達は幸せだったのかもしれないわね」 疑問を抱いて生き続け、壊れていくことと、どちらが果たして。「……楽園、か」 角又は目を覆い嘆息する。「あんたらにとっての未来…蠱毒の生き物にとっての外みたいなもんやろな」「蠱毒?」「ひとところに蛙や蛇や蠍や毒虫…色々な命をまとめて壺に入れ、長期間喰らい合わせるんや。 共食いで生き残った一匹は強くなっとるから…古代中国ではそいつを使うて憎い相手にけしかけるなり呪うなりしたらしい。使われた命にとってはいい迷惑やな」「……なんで、自分を閉じ込めた張本人を殺さないのかしら」「生まれた時からずっとそこに居ったら、毎日苦しゅうて苦しゅうて、殺して殺して、恨みの対象なんてどうでもよくなってしまうんと違うか」「……殺した相手のことは、覚えているのかしら」「共食いばっかりしとったら、個体に別の個体の力が引き継がれるとも言うし…覚えとるやろな。ただ、その度が過ぎたら自分を個体として認識できなくなって、自分以外を個体として認識するのも難しくなるのかもしれん」「…情けないわね」「そう言うなて。 …ゲームでも、仲間が先に死んでいったら命を引き継ぐ…っていうやつがあるけど… リアルに出来てしまったら自我が怪しくなりそうやな。 そうすることで、死を乗り越えたり、次に進む力になるならええと思うけど」「理可子さんの作った糸を俺らが引き継いだように… あの人達の遺した子ども達を、俺らが外に出せたように」*あゆ「……当番じゃないけど、一応未来での訓練の為にも、私の保身の為にも、毒草は取り除いておかないといけないでしょう」桃太「……」安居「あゆ、また毒草取り除いてたのか」桃太「ひっ」安居「あ、すみませんびっくりさせちゃって」あゆ「安居くん…何の用?」安居「これ、代わりの山菜。材木集めてたら巻き付いてたから取ってきた」あゆ「…ふうん…むかごもある」安居「少しずつ集めるの好きだし」あゆ「…そうね…あなたは、そう…だったわね」安居「?」桃太(……)桃太「もう少し、見て行ってもいい?」あゆ「どうぞ」安居「ああ」安居(あゆは新入りの先生達とは普通に話せるのかな)桃太(つくづく)桃太(白髪じゃない白頭……いや、安居って、新鮮だな)桃太(今までの周のあゆさんも、夏Aの他の人達もだけど……皆、別人みたいだ)*「ったく、砂漠かここは!!」「冬の畑は砂嵐が起きやすいのよね……もっと土壌改良しないと」「れんげとかがいいんだっけ?」 蝉丸さんとあゆさん、まつりちゃんが作物について話している。 いいなあ。 ……ううん。 いいなあ、で終わるんじゃなくて、あたしも、参加しないと。*おとぎ話で言う呪い、茨の森、意地悪な家族。それがあゆさんにとっての過去だ。未来はまさしく彼女にとってのハッピーエンドだったんだろう。*「あゆさんは、あんまりこの世界に未練がないと言ってました」新巻さんは少し寂しそうに言う。新巻さんにとって、元のままの、それも生きている姿でかつての仲間に出会えることはそれだけで素晴らしいんだろう。そんな新巻さんを一目見て、お蘭さんは睫毛を伏せる。「…彼女の状況じゃ、分からなくもないけどね」「……俺達だって、そうであるべきだ。違うか」秋ヲさんは木の机をぽんと叩く。どこかその仕草は、海外小説で裁判長が木槌を振るう様を彷彿とさせる。「温室みたいに、時の流れ、時節に逆らってぐるぐるぐるぐる。 冒険は終わった、ゴールは過ぎた、あいつらの試験もひとまず終わってた。 終わったのはこの世界も同じ。ずっと同じ場所ばっかりまわってて、何になる? 澱んで腐るばっかりじゃねぇのか」「……それでも、……知りたいのかも、しれません」「俺達に一番できるのは知ることぐらいだしな……こんな機会でもなきゃ、知れなかったことがあったし。元の世界にこの記憶をもってければいいんだがな」嵐くんは目を伏せて、蝉丸さんは顎をさすりながら言う。……本当にそうだ。喩え時が巻き戻っても、夏Aの皆の記憶が消えていても、誰の命をも救えないとしても、こうして覚えていることに何か意味があると思いたい。「……今、力になって、そして、元に戻った時も力になる。それが、どこまで出来るのか、知りたいんです……わわっ」「生意気な」蝉丸さんに髪をぐしゃぐしゃとされた。「……でも、ま、やれることはやってみようぜ」「……忘れないでよ、あたしたちが元の世界に戻るのが最優先事項なんだからね」「へいへい」くしゃくしゃになった前髪の奥、あたしは少しだけ笑った。…『そうすれば、認めてもらえるでしょうか』という言葉は喉の奥で飲み込まれたままだった。*あたしは傲慢な主人公が嫌いだ。猫を殺せる主人公が嫌いだ。すらっと何の悩みもなく、さらっと邪魔な存在を切り捨てられる強さが怖い。自分がその切り捨てられる存在と同等だからかもしれない。だけど、悩み苦しんで絶望する脆い主人公は自己嫌悪を誘発して読んでいられない。特に絶望して終わってしまう物語、悩みを抱えた苦しんで一歩進んでは二歩下がるような物語が苦手だ。それでも、そんな状況で立ち上がる主人公は、好きだ。勿論、その成果が成功なら言うことはない。だけど、そんな状況を耐え抜く主人公にも、時には癒され、力づけられる。小さな体、弱い立場、低い権威、少ない財産、自信のない能力、人好きのしない性格……それでも知恵や気付きや丹念で丁寧な繰り返しによってなにかを成し遂げる主人公。あたしはそんな主人公達が大好きだ。……ああ、けど、だけれど、彼らは、彼女らは、それらは、あたしを置いていった。あたしは本を読み終えたら、あれだけ感情移入した主人公の皮を強制的に剥がされる。そして気付く、あの主人公は前に進んだのに、あたしは心だけが前に進んで、現実の体も立場も何一つ動いていないと。だから貪るように次の本を求めた。そして疲れたら泥のように眠った。極度の疲労の中では、ナッツの温もりだけが感じられた。*「……今、思い返すと…… 私がいじめられている状況とあの毒の木とか、襲ってきた馬鹿とか……全部先生は知っていて、仕組んでいたのかもしれないわ」*******・7人になる・六周目終了*・七周目開始・茜or流星視点・睦月復活・くりくり同盟に入れられる・鷭周・逃げ出させる提案に乗る鷭だったが、結局外の世界では17歳までさえ生きられないかもしれないと分かる・丁度皆が絶望したところで迎えに来る要先輩(※毎日ひそかに見守ってた)・最終試験前の死人は飛躍的に減る********6 梨本茜視点柳「……あのなぁ、何でもできるわけじゃねーんだぞ自衛隊ってのは。 それこそ子供達を囮にしたほうがよっぽど効率的じゃねえか」花「アンタまだそんなことを…!」柳「悪い話じゃねえ。作戦もある…囮っていっても、あの時みたいにすぐ死ぬと決まってるわけじゃねえ」柳「権力も身分も、…それどころか戸籍もねえんだ、こっちの強みは人数が多いぐらいなんだから、活用すべきだ。違うか?」ひばり「…いいけど」ちさ「ひばりちゃん!?」ひばり「後であんたたちが助けに来る保証があるんでしょ?……来なかったら本当に承知しないから」桃太「ひばりちゃん…」ひばり「何感心してんのよ、桃太、螢ちゃん、あんたらも来んのよ」桃太「僕!?」螢「……喜んで!」蘭「……アンタも、変わったじゃない」ひばり「…別に。変な事言わないでくれる」*「……僕達もある意味共犯だったのかもしれない」「途中まで流されたり見逃していたのに…それなのに」「……あの時、安居くんだけの罪があった時、全ての責任を押し付けた」「鷭ちゃん先生は悪くない」「そうや、悪くない!……あいつらが」「……責任…」「秋の村の奴らも、リーダーの奴らの方がおかしかったよな」「蝉丸」「安居といい、百舌のおっさんといい、あいつらといい、責任負うと皆、普通じゃできねえことをやれるようになるってことなのかね」「……でもさ。逆らった時点でお前らは、「責任」を負ったんだよな」「自分で判断して、自分で要るものと要らないものを区別して、自給自足で生活し始めた」「守ること、命を助けることって、相手の責任ごと背負うことなんでしょうか」「…安居くんは、基本的に仲間を外から守り切ろうとしますよね」「……守ることに依存してる、ともいえるかもしれないけどね。…巨船の中で、ナツは登れない、って言ってたのは……心配と、落ちることへの恐怖が勿論大半を占めるだろうけど、俺には守ることで自分を安定させてるようにも見えた」「……あいつと一緒に歩くことは、一緒に罪を被ることで… あいつの仲間としてあいつの暴力を黙認することは、共犯になることに近いなら… 涼だってそうだったけど……そこから逃れるのは正解に限りなく近いと思うけど?ナツ」「あたしは…あたしは、そういうつもりじゃ……」「…個人として、成長したかったんでしょう」「…牡丹さん…!」「……夏Aが安居くんや涼くん、そして百舌と離れたのは… 使命感を残して、『個人』で判断する為に必要だった気もするわ」「だからといって、安居くん達が不要とか、そういうわけじゃなくて」「”対等”に接する為に必要なステップだったんじゃないかってこと」「一歩踏み出したから…、責任を負いきれないものを、安居くんたちがまとめて背負うことになったらしいけど」「一歩踏み出したから、安居くん達も、卒業っていう…産道の外に出るきっかけになったんじゃない」「今はまだ皆、純粋過ぎるほどに純粋だけど…」「人生はまだまだ続くんだから、いくらでも、どんな色にでも染まれるわ」「『温室育ちは何にだってなれる』だったかしら」「!」「ごめんね、こっそり聴いてたの」*何で繰り返しなんてものに巻き込まれないとあかんの。うちらはずっと、あのどうしようもない世界で頑張ってきたのに。……繰り返して、何年経つ?1年弱、7年、7年、7年、7年、7年…そんで今回で5年目!もう、40年が過ぎた。新ちゃんは、今頃おばさんになって、子ども組の誰かか、外国の誰かか、他の人の子どもか、方舟の子たちか…誰か分からんけど…その子達と結婚して、くるみは孫を抱いて、角又さんだって目を覚ました億人君と再会して、理可子さんの遺志を継いで…そうやって未来に進めた筈やのに、どうしてこんなことに付き合わんとあかんの。7年ごとにあたし達は年を巻き戻され…角又さんは再会できず…新ちゃんは、成長しても、体だけでなく、心も巻き戻され…以前とは別の性格を持って育っていく。こんなの、おかしいやろ。戻りたいならあいつらだけが戻ってればええのに。うちらは今日と明日があればええのに、どうして昨日を延々と繰り返さんといかんの。未来へ行きたい。未来へ帰りたい。うちらの居るべき場所は、ここやない。うちらの安らげる場所は、ここやない。狂ったように今日も、うちの脳内で喚き声が響く。今日もうちは奴らと話せへん。何が殺意や、何がやり直しや。うちかて心の中で散々奴らとの殺意と闘っとるわ。巻貝を全部壊して、うちらに押し付けられたここの記憶なんて全部消してしまえたらええのに。*施設から逃げ出した子ども達は、はじめ外の世界を楽しんでいた。ここは自由だ。怒る卯浪も居ない、問題を投げかけて来る先生も居ない、殺される心配もない、毎日のノルマもない。自給自足については幼少時から少しずつ慣らしていたから、多少の不安を抱えつつも敢行することができた。だが彼らには戸籍がなかった。人権がなかった。金銭がなかった。人脈がなかった。保証がなかった。未来に行けば無意味になっているであろう、あらゆる権利を持っていなかった。それがどういう意味を持つのか、彼らが知るのはもう少し先の話になる。*「……ヒロズキンバエ…」「この蛆は、……医療によく…使われます」「……新ちゃんは…大丈夫…です」麻痺が解けた。動けば動くほど、感覚が戻ってきて、食い込んで痛みが迸る。麻酔の意味がなくなっていく。痛いってことは体の危険信号で、もう動くなとか、もう生きてるのさえギリギリやとか、そういうことを伝えようとしてるわけで…それでも、くるみをうちは守らんと。「……くるみが、くるみが…!」もう、あかん。無理や。*……どんな想いも、身体がついていかなくちゃ、未来に繋がらない。「帰ろうよ、安居」「…茂」「少なくとも…戻れば、僕達、17歳までは生きられるんだよね… 要さんのメッセージによれば。 …同じように山の中を這いずるにしても… こんな風に、「シャカイ」っていうわけのわかんないものに追い詰められることはない」「やめろ」「僕なら、大丈夫だから」「やめてくれ」「安居は、こんな世界置いて、未来に行くべきだ」「でも、未来に行くには、削るんだ、沢山沢山削んなくちゃいけないんだ」「それでも安居は前に進んで、その時居る仲間で何が出来るか考えて、沢山の人を助けた、って聞いたよ」「その人の中にお前は居ないだろ」「……それでも、こんな、夢も希望もない所で、滅亡まで生きてるより…ずっと、そっちの方が…」「いいわけないだろ!……お前らの、お前の為に、俺は」「安居。 安居が一人で抱え込んで、苦しむことないよ」「俺はそういうつもりで頑張ってきたんじゃない!」「でも……どうするの。安居は夢があったから走ってこれた、僕は前へ真っ直ぐ進む安居が前に居たからここまでこれた。……安居、この生活をもっと続けてたら、もっと、生きてる意味が……ここまで逃げた意味が、分からなくなると思う」「……」「安居、帰ろう」信じられる相手がなくなった。居られる場所がなくなった。やりたいことがなくなった。生きる為に生きている。それは果たして正解なのか。「……要先輩に、ききたいんだ。」「これは、大丈夫なのか、って」「教えてほしいんだ」「要先輩が、大丈夫だよ安居、頑張れ、って言いに来るのをずっと待ってるんだ」*******・ただしやっぱり7人になる・七周目終了*・八周目開始・苅田視点・虹子・虹子と涼どちらもクール過ぎてどっちが巻き戻っているのか判別できない・お蘭さんあたりが気付く・or虹子との絡みが薄くなった涼が茂いじめ・花いじめをし始め、原因解明しようとしてる内にばれる・逃亡三回目?********7 苅田葉月視点「……ハァ…私を巻き込まないでほしいんだけど」「…まあいい……今は少しだけ気分がいいから、本当に少しだけなら、我慢できるよ。 …それで、何を私は手伝えばいい?」*巻き込まれた時の状況、見たものはそれぞれ違うようで、虹子さんは巻貝を見たと言っていた。*「よろしくお願いします」立場が変われば対応も変わるものだ。俺はそれを、特にこいつ……安居とのやりとりで実感していた。はじめ、安居に記憶があった頃は、「よりにもよってお前か」と宣う安居を火の教官補佐として、散々投げたものだったが。*「『そんなことないよ』って、ラスボス戦で薬草使うみたいなもんだよな」「意味がよく分からないんですが…」「俺はお前のことを大事に想ってるからんなこと気にしねえだとか、んなことどうでもいい、誰も気にしねえだとか、どう答えたらいいか分かんねえから適当に濁しとけだとか、取り敢えずこれ言ってりゃなんとかなるだろとか、…てめえの話、それ以上聞かねえからとか、そういうニュアンスだよなあって」「考えすぎじゃないですか…?」「……まあ、でも、そうやって、水面下で疑ってきたんだよ、俺は」「夏Aはそういうの、あんまり必要ないんだな」「……そんなことばかり気にしてたら、生きてけないから…でしょうね」「………ああ。あいつらの作戦は、効率的で、攻めの姿勢なんだろうな。【ガンガンいこうぜ】…いや、これじゃまだ安全じゃねえな、【めいれいさせろ】ってとこか…?」「…」「ああ、でも【にじこ】は、その分で行くと【いのちだいじに】だな」*「大人数では逃げ切れなかった…逃げても、逃げ場がなかった…当然の結末だね」「……社会に追い立てられる?」「…コネが今の時代では通用しない?」「親族に認識されなかった?」「要さんに盾突いた以上、表だって何かの仕事には就けない?」「だけど黙って死ぬのを見ていられない?」「……なら、一つだけ提案がある」「私達同様『秘密裏』に進められてる物事の人足に、あなたたちが立候補すること」「角又さんの奥さんのやり方と、逆の立場かな」「……そして、処分される予定の子達の中でも、惜しいって言われてる子達を助手として推薦するんだ。…例えば、食糧や資源作りとか…坑道を掘るとか……そういう金の掛かることを、命と食べ物だけで贖えると提案すれば、チャンスくらいにはなると思う」「……賭けは性に合わない、だから私は行かない。恐ろしくやばい気がするから」「でもあんたらなら死んでもやり直せるのかもしれない…やってみれば?」「どうせ今失敗しても延々と似たことを繰り返すだけだろうし… 可能性があるなら、何でも試してみればいいんじゃない」「外の世界での自由を得て、代わりに、外の世界の不自由に縛られて、それでもやっていけるのなら」多くの人との接点を捨て、代わりに自由に動いてきた虹子さんは、もう俺達を見ていなかった。「私は関係ないけど」*あの人達はもう居ない。ぱちぱちと灼けていくバーベキューの肉、野菜、魚介類。下で踊る炎を眺めながら虹子は嘆息する。どうして皆して、外に憧れるんだろう。外の世界はそんなに素敵なんだろうか。どうせ未来にはなくなるのに。自分達とは何の繋がりもないのに。…ああ、危険と隣り合わせのスリルの為もあるか。「…」巻貝の中身が煮えたのを確認し、手作りの菜箸で皿に移す。ほふほふと最低限熱を冷ましながら食べる。『魔除け』旨味と肉汁と、巻貝の形が呼び起こす想い出。虹子の目は、過去に飛ぶ。誰かと居た後に一人になると、空いた隙間に無為な想いが割り込んでくる。涼が小瑠璃ちゃんと先生達の居る廃船に乗り込んだのもこんな寒い夜だった。今頃あの人達はどうしているのだろうか。あの時のような助けは、もう要らないのだろうか。…骸骨の行進は、もうないのだろうか。……狼煙を上げる相手も、理由も、もうないのか。*「……ねえ、外と連絡うまく取れるなら、今の内にシェルターの弱点とか伝えとくのはどうかな」「流星……そんなの、信じてもらえると思う?」「……お蘭さんも言ってましたよね、シェルターを造る側で携わりたかった、って。お蘭さんの知識や経験があれば、ある程度理の通った形で説得出来るんじゃないですか?」「……シェルターの滅んだ原因ではっきりしてるのは龍宮ぐらいでしょ?あとはあなた達の見付けた巨船だっけ?」「まつりちゃん、安居くんや涼くんと回ったシェルターに何か手がかりとかなかった?」「うーんとねえ…」「……その新しい情報が、また何かトラブルの元にならないといいデスけど」「ならないよきっと」*******・7人になる・八周目終了*・九周目開始・蝉視点・熊川さん復活・涼・途中まで通常通り少し楽しんでいるかのようにさえ振る舞う・夏A施設組に対しては下手に悟られないようにツンツンするが、未来での親しみが抜け切れていない為微妙にフレンドリーに接してこられ変なツンデレみたいになる涼・混合組に対してはつっけんどん微ヤンデル通常運転・元気幼馴染小瑠璃・元カノ虹子・未来から来たまつり・同担拒否対象安居の間でいちご100%状態になる涼・茂虐めが割とソフト・以前のようにうさぎの的撃つことに躊躇し、人の的を撃てない(そして自分が撃つと疑問符を浮かべる)安居にほくそえむ涼・微笑ましい********8 麻井蝉丸視点涼「安居と並べると思ったのはお前だけだった。だからお前を殺そうとしたんだろうな」花「……は?」まつり「涼くん!涼くん、さっき毒きのこ食べてたから!!ちょっと混乱してるんだと思う!!」嵐「…………」蝉「………」ナツ「………花さん」花「…うん?」ナツ「涼くんは、こう…なんていうか…え、えっと……」花「…な、ナッちゃん、ムリしてフォローしなくていいよ。大丈夫、別にあたしは今涼や安居に対していらついてないし…そんな、怖くもないし……わけわかんないな相変わらずとは思ってるけど…」*******・卯浪を代わりにぶん殴り代わりに赤い部屋に入れろよと言い出す涼・出てきた時安居が歪んだ理由をなんとなく把握する涼・安居にライバルとして心配される涼・誰のためにこうなってると思ってる状態の涼・洞窟でやったように安居をこづく涼・喧嘩に発展する二人・平和・目付きが周囲の子供たちと違う涼に対し貴士先生のラスボス度がアップを始める・貴士先生に対し本気で立ち向かう涼・こてんぱんにのされる涼********8 麻井蝉丸視点「涼ちん混じろうぜ!」「結構だ」 めそめそと泣くふりをする俺を無視して涼ちん涼様もとい涼は嵐とナツに問いかける。「……安居の時は、こういうことを余りしなかったのか?あいつの時も確か、ずっと施設の中に居たんだろお前ら」「…提案はしたけど、あまり乗ってこなかったな」「もうみんな一度死んでて、自分だけやり直せてるのに無為に遊ぶ事はできないって言われました」「……馬鹿だな、安居」「本当に馬鹿だ」「だが…」「見放せない馬鹿だ」* 今の安居はここに居る涼を縛れない。 未来の安居こそが未来の涼を縛る。 未来の世界で生きる涼は、同じく未来の世界で生きる安居を支える。 未来での安居の歩みを阻み、傷を付けるもの全てを排除し、存在を脅かすものを否定する。 未来の安居を脅かすもの。 今現在ここに居る、心身に瑕疵のない安居でさえも、その『もの』に含まれる。 あの最終試験を越え、未来の絶望を越えて、涼の求めるものは不可逆的に変化していた。 教師達の泥に塗れながらも、狂気と紙一重な希望の光を抱いたあの目、あの腕、あの脚、あの鼓動こそが、今の涼を狂おしいほどに駆り立てる。 安居から受け取った爛々と輝く命の灯が、涼の心に燃え広がる。*「安居は悪人にはなれないと思ってた」「頭はまあ切れる」「腕力もある方だな」「だが狡さが足りない」「もっと言うなら、他人を犠牲にしても正気で居られる力が圧倒的に足りないんだ」「だが、あいつは」「正気の方を手放しちまった」*「……なるほどな、まあそういうキャラだよな、安居は」「だけど俺が…一番、『そういう』キャラだろ?」「涼!?」「…涼くん!?」小瑠璃と安居を押しのけて涼が卯浪をぶん殴った。*「……マジかよ…涼サマ…」監視カメラの画面中では涼の暴走が見事に映し出されていた。蝉丸は顎をさすりながら、好機とばかり涼にボコボコにされていく卯浪の顔を見やる。あれは骨が何本か逝ってる。「えっ涼!?」「当事者の小瑠璃、安居だけでなく百舌のおっさんまでそう言っちゃまずいだろ」「いかにも仕組んだ側らしい失敗だな」監視カメラ室で、普段監視する側の人達を揶揄するのは俺らにとって新鮮な経験だった。……一応、事前に涼様から事情は聞いてた。…つーか、安居が変わった切欠について思い当たること、これまでのタイムスリップで見てきたことを洗いざらい吐かされて、そん時、『俺はこうするから邪魔するなよ』と脅し半分で言いつけられた。「もし先生達にばれたら先生皆殺しとかしそう」「……あいつ、もう先生達を人間扱いしてねえからなあ…」「強いて言うなら悪魔扱いかもね。容赦ないよね」「情報源じゃなくなったらボク達も邪魔者扱いされそうデス」「うちら皆殺しも有り得そうで怖いわ」「いや、流石にそれはねえだろうよ…まつりが止めるだろうし」「いや…あいつ、自分がやったってばれないように一人ひとり…」「……涼くんは…そんなこと…しないもん…」「……そ、そうですよ…」*『…』『安居……』『……俺も…持ち帰る』『……悪いな、お前ら』*赤い部屋から出てきた涼は、先生達にひたすらの敵意を向けていた。「……ハッ、これを、安居に、見せたのか…」「………なるほどこれは確かに、『殺してやる』だな」足元が崩れそうな、今まで地面と認識していたものが全て端から欠けていくような感覚に涼は手を握って堪えた。中にあるものを洗ってやらねばならない。「未来で俺が結局人を殺せず、安居が人を殺してしまった理由がやっと分かったよ」「『最終試験で人が死ぬのを知ってるか知らないかで大違い』なんて笑って」「『俺はいつか人を殺すんだろうか』…なんて手を震わせて」「本当の大違いは、安居の見たものじゃねえか」「要さん。…本当にあんたを、恨むぜ」「でも、感謝もしてる」「……これで、俺も甘さを消せたからな」「どうせなら一周目を踏襲していこうか」「俺達は相方で、同類だからな」*「…涼、顔色悪くないか、大丈夫か」「何がだ。大丈夫だ」 昔よりも棘のある態度なのに、どこか親しみやすい涼に安居が話しかける。 涼はそれにぶっきらぼうに返したが、直後、どこかで聞いた会話を繰り返したような気がして舌打ちをした。「…本当にごめん、俺の代わりに…」 涼は安居をぶん殴った。「…ってえな!!」「俺がやりたくてやったんだ。…誰の為とかそういうわけじゃねえ。だからそういうこと言うな」「だからって殴るか普通!?」「うるせえやんのか」「やってやるよ!こっちだって鍛えてんだよ!」「…フン、おとなしくくらっときゃいいのによ」 そうして殴り合う二人は逆さ吊りにされながら朝焼けを見ることになったのだった。*一緒に罰を受けてる最中、涼は幾度となく唇を震わせた。今の綺麗な安居を守ってやりたい。踏み躙ってやりたい。正解を教えてやりたい。揶揄ってやりたい。言うことをきいてやりたい。ぐちゃぐちゃにしてやりたい。表面張力のような常に張り詰めた目をじっと見てやりたい。臨界点ぎりぎりを越えるまで。だが、安居は、涼の話をききはしないだろうと涼は判断する。過去の涼より鈍い安居のことだ、涼が未来から来たとか、不自然な様子なんて涼に言われなければ気付かないだろう。それでも、はじめの一瞬だけなら、あの好戦的な目が未来での安居のように丸くなり、無条件で聞き入る姿勢になるかもしれない。それはそれで見てみたいと涼は想う。*何度となく呪った。貴士のように、消えない呪いのような憎悪を植え付けた奴らを呪った。安居は特に貴士を。涼は……特に要を。どうしようもない悪魔だと思った。だが、育ってから見てみれば、幼い、まだ育てられる前の自分達のなんと未熟なことか。まぎれもなく、そこから未来で生き延び人を導けるまでに成長出来たのは、悪魔のお蔭でもあったのだ。***「その覚悟があれば、君は未来に行けるだろう」むろんそんなおだてに乗る涼ではない。「そーいうのを信用できるほど、もうピュアじゃないんでな」「少ない犠牲で最高の効果を出したいんだよな、あんたらは…… この犠牲があんたらでも別に構わねえな」持っているほど失うのなら、最初から何も持たなければいい。与えられなければ、失うこともない。そうすれば後は、奪うだけだ。色々なものを削り取られ、結果、奪う側になった安居のように。*かつての自分と似た存在を赦せなくなった安居。涼は安居の暴走を止めたかった。暴力を振るうことで、身を守ろうとするその姿が痛々しかった。そんなことをしなくても、安居はこの世界に存在していていいのに。はなから赦されているのに。自分を削り落とした残りまでも卑下したら、骨になってしまう。だから涼は、涼だけはせめて、残った安居を肯定する。削られ落ちた安居のかけらがまた、戻って来るまで、まがいものの被膜、先生達の皮でさえも、安居が選んで身に着けたものならば肯定する。涼はその為に、安居に世界を用意する。安居のことを傷付けるもの、否定するものは全て排除した世界を。安居を苦しめない世界を。安居はこれまで十分に悩み、傷付き、自分を傷付けてきた。安居は赦されなければならない。安居の弱さを、涼こそが、補わなければならない。*今の安居は、未来の安居よりも青く小さく、しかし強い。この後、毎晩茂の夢を見て、深夜徘徊するなんて考えられないくらいに、その目は希望に輝いて正義感に燃えている。涼は、未来で、そんなに苦しく辛いなら過去など捨ててしまえと思っていた。過去の、本当に幸せだった頃のことだけ覚えて、あの試験の夜などショックついでに忘れてしまえば、もう自傷する必要などなくなると思っていた。責任感も、罪悪感も、全て捨てることでかつてのように笑えるようになるというのなら、それを見たかった。新しく出会った人々皆に、安居はかつてこうして笑えていたのだと、見せつけてやりたかった。だが、その想いはかなわぬまま、涼は折れることとなった。『もう なれない』あの言葉を思い出して、涼は微笑む。捨てられないのもまた、涼のついていきたい安居だ。* 裁きと救いは表裏一体であり、神の特権だ。 涼は縛られない。 自身と対等であれる存在が現れるまで。 それはむろん未来に行くことの出来ない先生達でも貴士でも要ではない。 一緒に未来に行くであろう仲間たちでも、まだ足りない。 未来で出会う他のチームの人々とは全ての前提が異なる。 だが、自身と対等である存在ならば、その存在は、目線で、一声で……涼以外に伸ばされた腕でさえ、涼を縛る。 なのに目はいつも別のところを見ている。 ひたむきにまっすぐに守るべきものを、見張るべきものを、敵対すべきものを見ている。 涼がそいつを誠実に病的に守り、甘やかし、絶対的な味方をすることは、ただの自己満足なのだ。 だからこそ、他の存在が要ることを涼は知っている。 あの澄み切った、何もかもを照らし出すような光に涼が見張られ、影を造って対となる為の何かが要る。◇◇◇ ひどく重苦しい、けれどどうしようもなく重大な十字架を誰かが背負っている。 涼はその馬鹿の細かい後始末をしてやり、その頭に油をかけてやり、顔を拭ってやる。 けれど涼は、その馬鹿自身にはどう足掻いてもなれない。 どころか、丘の上に行くことさえ止められない。 未来に行った時、やっとこれで涼は自由になれると思った。 だが、裁かれも救われもしない世界で涼も安居も生きていかれず、結局十字架が新たな存在に変わっただけだった。 追放され、助けに行った先で糾弾される、このざま。 茨の王冠と杭と罵倒を本当に受けるべき存在はみな天国の門とやらの先に姿を消した。 涼に残されたのは、目の前にある傷付ききった背中だけだった。 全てを嘲笑うことしか涼には出来なかった。 植え付けられた、夏Aという種しゅの本能こそが、夏Aを夏A足らしめ、そしてすべての不幸の根源となっている。なくせるはずもない。 種。 まさに種。 要の皮肉は実にうまい。 種のプログラミングこそが、その中の当たり前からずれた個々を殺す。 だが、当たり前から外れたモノこそが。 夏Bのように。 巨船で洞窟に挑んだ安居、涼、夏Bのように。 『当たり前』の生きられなかった環境で生き延びるのだ。 なればこそ、未来で涼は安居と旅に出たかった。 外国。 外の、更に外の世界だ。 そこは、歴史で学んだ村社会のようになっている混合村とは違って、『当たり前』の外がある。そこでならば安居の目は更に輝くだろう、誰かを助けられるだろう。 だからその後ろで涼は安居を補助しなければいけない。 安居の中に、まだきっと安居を責める声がある。 安居は未だに自分を殺し続けている。 昨日安居は死んだ。 今日安居は死ぬ。 明日もきっと安居は死ぬ。 だが一人佇み、身を灼く光に挑む背中こそが美しい。 隣に立つのは、その父であれ、裁判官であれ、処刑人であれ、彼を殺すものだけだ。 それでもその目に宿る魂こそが美しい。 安居の鏡のような目。 いつだって心を映し、魂を剥き出しにしてきた瞳の中に……相対した時のみ見られるそこに、涼は帰らなければならない。*「……安居」「なんだ」「俺は人を殺さない」「……どうした、そんな当たり前の話急に」「だからお前も、殺すな」「言われなくても殺せねえよ……」「ならいい」「……なんなんだ」涼が茂のロープを切ったから、殊更安居は、殺さねばならないと思ったのではないかと涼は仮定していた。無自覚でも、涼を庇う為に。涼と対等である為に。未来で、安居をまともに引き戻したいならどうすればいいか分からなかった。涼が間に立っても、敵対する相手を消そうとしても駄目。茶番劇も周囲に悟られ逆効果。そもそも覆水は盆にかえらない。ならば。*******・7人になる*裏設定:・実は一周目でヲだけ生存しており最後まで見届けている(そして原作通りの7人になる)・死なないで、原作での最終試験終了の日(火事から一週間後)を迎えると記憶を引き継いで次の周に移動・元の周では神隠し状態・原作での最終試験終了より前にその周の子死亡or混合が全滅するとその周を初めからやり直し・原作最終試験終了より前にその周の子含めて7人(以下)になっててもその周やり直し・これらを最初は「全員が戻りたいと思ってないから戻れない」と誤解されていた→ ・十周目・要先輩 ・犬吹雪復活? ・蘭視点or角又視点 ・幻覚認定する要先輩*********「平気だ、気にする必要なんか全くないって思ってれば、いつか本当にそうなると思ってた」「…倦まず弛まず、手段を択ばずやってきた結果がこれだ」「……俺は赦されないんだろうな」 この世界は恐らく未練で出来ている。 未来に行った、そして過去この時間に居る僕達は記憶だけ帰っている。 未来に居るがこの時間には居ない人々は体と記憶共に毎回蘇っている。 未来には居らずこの時間には居る人々は身体だけが何とか生き返る。 だがその認識は、ここの僕達が知りうる範囲内でのことだ。「こんなはずじゃなかったのに」 この世界は、恐らく、僕達の未練で出来ている。 有り得たかもしれない可能性の集合体。「……ごめん、と、ありがとう、か」「……言える筈もないな」*箱庭を要たちは作っていた。けれど仕掛ける側になって思った。ここは本当に井戸の外なのかと。もっと他の、例えば隕石を落とし、要の両親を死なせ、要に誘拐のトラウマを植え付けた物事が、要たちの箱庭の外から伸びる手で仕組まれたのではないかと。この世界で生まれ、生きて死ぬ要は、それでも構わない。まがりなりにも育て上げ、感謝され、幸福を感じて消えられるのだから。だが一つだけ疑問がある。この世界がもし箱庭なら、神様は何を造るつもりだったんだろうという疑問。安居の後悔が未来へ繋がる世界か。新巻の願望が報われていく世界か。花の心中が成長していく世界か。ナツの考察が深められる世界か。要の凶行が意味を成す世界か。答えは今日も見付からない。とうに終わった世界の空っぽな青空には、安らかな光と涼やかな風だけが満ちている。*********→ ・元の時代に戻る ・ループ終了条件:精神逆行してる人が未来へ行く・精神・肉体逆行自体は全員一瞬で終わってる・夢の中で何年も過ごしたつもりが数時間しか寝てなかったアレ・ただし終わった時の精神的負担が大きいと数日寝込む・夏Aは順繰りに、他チームは同時に精神遡行してる・ここで改変された過去はパラレルワールドに繋がってるとかないとか・夏Aだけは巻き戻った時の記憶を持っていない・夏A以外がもやもやする
2017.09.02
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秘密裏に動く夏A元リーダー、安居の依頼を受け恐るべき道具を片手に、涼は蜘蛛だまりへ出向くー勝てるか涼橋の意外な原料とは何か? タールで作ろう、蜘蛛捕獲機次回『蜘蛛が消えた日』をお楽しみに 次回涼の行動が不安過ぎてこんなコピペパロが浮かんでしまう。次回の涼の行動を7つほど予想してみた。1:建造物を作る申告2:建築アドバイザー虹子など、誰かの手を借りる願い出3:蜘蛛狩りのノウハウを源五郎たちに相談/協力を頼む あるいは蜘蛛狩りの足として動物を借りる申し出4:ぞうとらいおん丸を短期間借りる申し出5A:安居(と付き合わされる涼)が縁の下の力持ちやってた部分について言及(言いたいだけ)5B:安居と涼が縁の下で貢献していた→から、その対価として↑(1~4等)を求める もしくは(↓7について言及)6:隠し芸大会の日程確認7A:一時的な和解の申し出、協力関係の見直し(十六夜殺し等について言及)7B:しがらみの根本的な理由について話す(貴士先生)当初1や5A、そして7が有力なのではと思っていたけれど、書き出していたら2と3も結構有力候補なんじゃないかと思えてきた。2や3の展開ならば多分比較的平和だし。……3の場合。「それに例のクモの糸…」「涼」「クモ一匹飼おう 獲ってきてくれ」「つがいでもいい」「あ!?」<<夏 A ク オ リ テ ィ>>……確か最終回で、花が飼ってるぐり?を駆って狩ってカニのように食べてはいたから、そこまで難易度は高くない……か…?あと番外編前編の最後の方で洞窟入口に蜘蛛の巣が張ってたから本拠地は洞窟内部なのかもしれないけど、外部の森や水辺にもそれなりに餌を獲りに出てくるのかも……?ただ生け捕りって力加減しなくちゃいけないから殺す・食べるよりも大変なのでは…?どうやって捉える?縄?網?とりもち?他昆虫などの餌?そしてどうやって飼うんだ?綱とかで繋ぐの?餌付けするの?いくら涼の力量を安居が信頼しているとはいえ、そして自分が大蜘蛛使ってターザンやったとはいえ単騎で「大蜘蛛生け捕りにしてきてくれ」って気軽過ぎないか。ダンジョン飯か。しかしここで「無理」とか「諦めろ」とか「お前もやれ」とか言わないあたり、・楽勝・既に狩った ・安居によって肉だけになった飯の内容も蜘蛛の肉・道具も足もろくにないがなんとかなる・できるに決まってんだろ・蜘蛛獲りなんぞ楽勝だが ・急にでっかいものを作ろうとしている安居に呆れている ・その理由がいつもの優等生を彷彿とするものだった為呆れている ・優等生ではないが誰かの為に動くことが存在理由になりつつある安居に呆れているということなんだろうな…。次回、戦々恐々状態の皆を差し置き何か拍子抜けすることを言い出す涼。もしそんなのが実現したらと想像するとギャグでしかない。可愛いな涼様。……それはさておき、1の連絡段階はどんな展開でも必須なんじゃないかと思う。安居の「こっそりな」は安居好き的にはクソ可愛いけど、実際の所ありがたいだけの話ではないだろうなとも思う。クソ可愛いけど。秘密だぞ的な顔と寂しそうな笑顔のコンボとか反則級に可愛いけど。……薪や食べ物の情報といった比較的細かな問題ならともかく・橋建造・昇降機・階段建造・ついでに危険動物(蜘蛛)飼育(多分つがい)となったらこっそりのレベルを越えてるから「誰が作ったか問題」は避けられない問題。喩え協力や助言を要請しないとしても、「橋と昇降機と階段を作る。完成したら使え」「この辺りで作業してるから工事中は近付くなよ」くらいは涼が事務的に連絡しそう。そうすると、秋の村壊滅や夏A村山火事の記憶も新しい人たちが蘭「ちょっと待ってよ、安全性はどうなの?実際に大型のものや長持ちするものを作った経験はあるのアンタたち」と来て虹子「……夏Aだけの時も、ツリーハウスや橋は結構作ってたけど……二人だけでやる気? あの時の4倍の人数が利用するかもしれない所を? 他の建物とのバランスもあるし、土台の強度が持つかも心配なんだけど」と来て蘭虹「「仕方ないから協力する」」とはもって蘭虹「「……」」涼「……そう来ると思った」~~その日の夜~~涼「……安居よ」安居「何だ」涼「橋を作ること、あいつらに言った」安居「……確かに、連絡は必要だよな。悪い、失念してた」涼「…あいつらの内何人かと協力することになった」安居「」と協力体制に繋がる予感がひしひしと。半分願望だけど。過去の涼ー虹子の繋がりから、虹子から、あるいは虹子を介して建築についてのアドバイスを求める涼というのは多大にありうるんじゃないかとも思ってる。最終試験、火事の中二人で即席橋を作っていた時の経験が生きたりなんかすると熱い展開。乗り心地、使い心地を確かめたり、いくつかの点を支えながらでないとできない部分も出てくるだろうから、どうしても二人だけではどうしようもない場面では力を借りるというのもありかもしれない。問題はこうした接触をすることで、安居が「こっそりな」と言った理由、おそらく・安居や涼に同情的なナツやまつりに矛先が向くかもしれない・今まで手助けしていた分を突っ返されるかもしれない・自由に動いて助けることができなくなるかもしれないというような懸案事項がどう転ぶか分からないこと。安居が秘密にしたり言えないままだったことっていい方に転んだ試しがほとんどないし。正直に言っても裏目に出ること多かったけど(花札とか)。ただ、あの頃と違って「どうせ分からないなんて言うなよ」と言った嵐、パイプ役の牡丹さん・ナツ・まつりちゃんが居る分、そこまで悪いことにはならないと思うけど。…それと、若干メタ的な話になるけどアオリが『身の置き所に逡巡する安居を見ていた涼が…!?』で終わっている以上、涼は安居と他キャラの仲立ちの機会を設けようとしているのでは?とも考えられる。またVS死神編みたいに泣いた赤鬼的やり方か、それとも物理的な提携だけする(そして一定の労働時間が終わったらすぐ解散する)のか、また別のやり方かはさておき。……完全にこっちはこっちで別行動するから余計な口出しするなと縁切りに近いことを言う可能性もあり得なくはないけど。……その場合も、しがらみについてある程度は情報を共有してくれないかな、と思う。貴士先生のしがらみについて話すとしたら……そして、それを、話を聞いたみんながちゃんと、本当にあったこととして、やむを得ず叩き込まれた境遇として噛み砕いて、解釈してくれるのなら……個人的にはとてもスッキリする。喩え今回は違うとしても、いつか、そういう時が来てほしい。貴士先生も、見失って人を殺めて人を叩き潰そうとしてるから。「いつか」は、安居が花に謝る「いつか」だけじゃない。花が、嵐が、貴士先生のやったこと、言ったことを本当に知る「いつか」でもあると思う。ーそうして、貴士先生達が叩き込んだことが、先生達が施設の子たちにやってきたことのいくつもが、「間違っていた」「捉え方を変えるべきもの」「罪のない相手を貶めて歪めること」「喩えそれまで育てられた恩があっても、逃げる事が許される位負の効果が大きすぎるもの」であると再度捉えなおすことで、安居が真に、自己満足だけでなく、十六夜殺しや花に復讐の矛先を向けて叩き潰そうとしたことについて謝ることができるんじゃないだろうか。最終更新日 2017年09月03日 04時21分47秒
2017.09.01
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