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空が明けてくると魔法が解けてしまう。彼女はビニール人形に戻ってしまう。だから早く家に帰りたいのに、仕事がなかなか終わらない。「……ああ、そうか。彼女をここに連れてくればいいんじゃないか」数日後俺は左遷になった。理由は濁されたが、著しく他社員の気分を損ねたからということだった。新しいところでは仕事が極端に少ないらしい。きっともう出世への道は閉ざされたのだろう。けれど俺は、早く帰って彼女と沢山愛し合えることがひたすらに嬉しかった。
2017.10.31
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2017.10.31
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妹は生まれながらに体が弱くて外に出られなかった。だけどきっとそっちの方がよかった。体が強かったらきっと僕のように家庭の都合に振り回されていただろうから。僕達は極道の家に生まれた。妹はそれも知らない。刺激を与えると具合が悪くなってしまうからだ。母も父も敵対勢力に殺された。妹はそれも知らない。元々両親ともに殆ど見舞いに行かなかったからだ。外の世界の汚いものを見るたびに、妹の所へ逃げ込む僕を、妹は歓迎する。汚い金で買った花束を喜んでくれる。ぼかして言う苦労話を感心して聞いてくれる。全知全能を神様と人は言う。知らないでいる、能わずにいることは仏様だと僕は思う。白紙に咲いた偽物の僕を、今日も妹は抱きしめてくれる。
2017.10.30
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2017.10.30
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悪いことをしたつもりはなかった。悪いことをした自覚はあった。こんな決断を出来る僕は素晴らしい人間で、それが許されているのだと驕っていた。犠牲にした相手の心を考えていなかった。いまにきっと僕に感謝するだろうと思っていた。*彼が壊れた時、僕もまたどこかが壊れた。もともと壊れてぐしゃぐしゃになっていた部分が更に砕けて奥の秘めていた真っ黒なものがあふれ出してきた。それが沢山の否定と拒絶の言葉に焼き尽くされて、何も出来ることがなくなった僕は、唯一の貢献として、人を庇って死ぬ事にした。*だが、目の前にまた幼い彼が居る。今ならきっとやり直しはきく。もう一度、今度こそ、壊さないように守って育て上げよう。
2017.10.29
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クソみたいな女体化ネタ***********************************************確かにカップルと一緒に旅をすることになって気まずいとは思っていた。あいつらが人目を(といっても俺の目しかないが)憚らずいちゃつくのも散々注意してきた。にも拘わらず、彼女の方はともかくあいつの方は俺に向かって妙な笑みさえ浮かべてくる。喧嘩でも売ってるつもりなのかこいつはと何度も思った。こういう時に、自分が女だったら、まだ彼女の相談役として居られたし、あいつからも適当な理由を付けて逃げ…いや、距離を取れたのかもしれないとも思った。だがこういうのは望んでいない。俺の体は今や完全に女のそれになっていた。何が原因か判然としない。遺跡に入った時の毒が今更きいてきてホルモン異常を引き起こしたのか。幻覚か。それともその両方か。焦った俺は、あいつに体を見せた。何か異常ではないかと。俺の目には異常が見えるが、幻覚かもしれないからお前が確認しろと言った。そうしたら何故か確かめる為だと宣いあいつは致そうとしてきた。なんとか背負い投げして逃げはしたが、狭い船内では逃げ場がない。結局大人しく出頭した。彼女を連れて。身の危険を感じた為、今後は3人で会うか、俺1人と彼女とあいつ2人、つまりはこれまでの行動パターンから俺達のタッグだけが抜けた状態でやっていこうと提案した。彼女は何があったかなんとなく察したらしく、凄く複雑そうな顔をしていた。*戻る為の方法を暫く模索していたが、結局戻れないまま本土に帰ることになってしまった。死んだ親友がこの情けない状態を見たら何というだろうか。恩師がこのどうしようもない姿を見たら何を思うだろうか。怖くて仕方がない。俺は一人だ。どうせ元の群れにも入れない。この群れですら孤立した。ああ、あいつが居れば。あの人が居れば。こういう時どうしたらいいか教えてくれるのかなあ。うとうととそんな事を考えながら俺は、鍵をかけた部屋で、一人眠りについた。【続?】
2017.10.29
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あの人が見付かった。実に何十年ぶりだ。こっちもいい歳だが、あの人はもっといい歳だった。あの人は若干記憶や事実関係の把握が苦手になってきているようだった。冷静な、親のように優し気な顔で、俺の子供を俺と間違えて撫でる様子に涙が出た。俺の事を、施設の職員と間違えて呼ぶ様子に苛立ちが募った。だが俺以外の幼馴染も同じように扱われ、それでも怒りもしなかったのだから俺も耐えることにした。それでも哀しかった。この人は昔に戻ってやり直した方が幸せなのかもしれない、今はその為に記憶を捻じ曲げているのかもしれないだなんて思うと、吐き気と愛おしさと懐かしさとやりきれなさがぐちゃぐちゃになって、そうしてあの人に心配されて嬉しくて涙が出た。突き放す俺を、あの人は無理に追ってこなかった。昔の執拗な、今から思うとねじ曲がった教育思想は俺に向けられなかった。あの人と俺は他人になることでやっと対等になれるのかもしれなかった。対等で距離をうまく保った間柄の今なら、一緒に暮らせるかもしれないと俺達は判断した。*今日もあの人は子供たちに教育をしている。といっても昔よりずっと実践的で、無駄な拷問じみた部分のない教育だ。それを見て俺の幼馴染の一人、相方は目を細める。それが温かく見えることもあれば冷たく見えることもある。きっと俺も同じような顔をしているんだろう。瞬きをするごとに昔の俺が小さくなる。そして今の親としての俺が大きくなる。その目で、あの光景を見守っている。
2017.10.28
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2017.10.28
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ある所にわがままなお姫様が居ました。ことあるごとに暴言を吐き、臣下を虐め、王を困らせ、政務をこなすことには嫌な顔をし、その癖何もすることがなければ暇と騒ぎたてるそのお姫様は、臣下の苛立ちの種でした。しかしお姫様はそれを改める気はかけらもありませんでした。何故ならお姫様よりももっと評判の悪い、怪物と恐れられる兄王子が居たからです。しかし、ある日兄王子はいつものように宝物、貢物を気まぐれに壊した後、自分の王冠と玉座までも捨てて旅に出てしまいました。お姫様は嫌いな兄が居なくなったことには喜びましたが、自分よりも酷い怪物が居なくなったことを恐れました。なのでお姫様は周辺諸国からあらゆる評判の悪い文官、武官、女官達を集め、また元宮廷で働いていた受刑者たちを宮廷に呼び戻し、自分よりも酷い者たちで周りを固めることにしました。しかし評判が悪いことにはそれなりの理由があるもので、彼ら彼女らはお姫様の手には全く負えませんでした。ほどなくして、招いた者達によってお姫様はお城を追い出されてしまいました。しかしお姫様にこの生活は合っていました。山には山賊、街には奴隷商人、村には悪徳役人…自分より酷い人間が外にはたくさん居たのです。そうしてより酷い者を見る為だけにお姫様はどんどん道を踏み外していきました。あいつよりも酷くないと思えば思うほど、一歩踏み出していくことができました。けれどそれにも限界がやって来ました。「お前は俺よりも酷いな。ある意味尊敬するよ」「……はい?何ですの、それ」「俺がいくら酷い拷問や遊びをしていても全く動じないどころか、むしろ恍惚とした顔で見てるんだもんなあ」「私だってそれが悪だということくらいわかっていてよ。それに私はあなたほどひどいことはしませんわ」「ああ、悪だよ。そうしてお前は一線は越えないんだ、俺と言う一線は。 そういう賢さというか狡猾さに、反吐が出る」「あなたの傲慢よりはましですわ」「それもそれで傲慢だがな。……まあ、いい。俺は興味が出てしまった。 俺がもし引き返したらお前はどうする?」「どういうことです」「俺はもう足を洗う。お前に悪の頂点を譲ってやるよ」瞬間、お姫様は隠し持っていたナイフで彼の喉笛を掻き切りました。「…これで、貴方は永遠の一番の悪」「私は一番ではありません」そうしてお姫様は、永遠にその心の中だけで、二番目の悪であり続けました。
2017.10.27
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空へのはしご
2017.10.27
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うちに帰るまでが仕事。そう思って生きている。でないと帰る途中に死にたくなる。だけど最近は家さえも落ち着けなくなった。娘は反抗期、妻とは険悪、ペットの犬は臭い。だから他の場所に帰る場所を作った。それなのに帰る場所でいつも待ってくれていた彼女はある日消えてしまった。辞めてしまいましただなんてなんの話だ。彼女は俺を特別に想っていたはずだ。いなかに帰った?彼女がどこかに帰るなら必ず俺も一緒に連れて行ってくれるはずだ。…いや、わかった。彼女はきっと待っているんだ、いつもみたいに、俺が彼女の居る場所を知って、そこに駆け付けて帰るのを。探そう。探偵、興信所、あるいはもっと暗いもの。いくらだって鍵はあるんだから。
2017.10.26
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そいつは怒鳴っている時もなお光っている。ぺかぺかと。「お前は恵まれて甘やかされている癖に、なんでわたしたちを嫌う!?」「……甘やかされればそりゃ楽さ。だけどな、厳しい環境に置かれて、それでもなおそれと闘って笑う奴の方が認められる。そして、そういう奴に、俺達みたいなのは絶対に勝てないのさ。なあ、なんでお前はこんな所に居る。お前達みたいなのは、もっと輝く所に居る筈だろう?どうしてこの吹き溜まりでさえ荒らすんだ」「どうして…お前達こそどうして、わたしのように頑張れないんだ」「……逃げられないようにぐずぐずに甘やかされているからな。 お前達は逃げられるように辛く当たられている。だから、さっさとどこかへ行けよ」ちょうど彼女の後ろには空の梯子。対する俺は彼女からすりゃ暗がりに立ってる。暗さの中でなお輝く光。……くそったれが。
2017.10.26
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起きて目覚ましを見たら5時だった。朝5時か、それとも夕方5時か。朝5時なら外に出ればゾンビが襲ってくる。夕方5時なら外に出れば幽霊が襲ってくる。それなりの覚悟と準備をしていかなければならない。ゾンビは俺を食い尽くそうとしてくる。幽霊は俺の精神を食い荒らそうとしてくる。ゾンビは学校にうじゃうじゃ居る。幽霊は家に毎日帰ってくる。それでもどちらを選ぶかと言われたら俺は幽霊を選ぶ。幽霊の方がまだ、似ていく自分を殺さないでいられるから。
2017.10.25
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2017.10.25
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生徒会はいくつかの部活を潰すことにした。部室のスペースと予算と人員などを力のある別の部活に使わせる為だ。ある弱小の文化部が潰された。その文化部は内容が似た別の部活に入った。ある弱小の球技部が潰された。その球技部は内容が似た別の部活に入った。そんなことが数件続いた。新たな部活の方に嵌る者、新たな部活を行いながら学校外で活動を続ける者、学校外の活動に専念する為に部活を辞める者、体力が有り余って問題行動に走る者…。潰された部活の元部員たちは様々な選択をした。そうして生徒会の目論見通り、生き残った部活のスペースと予算と人員は増加した。しかし、一方で、生き残った部活の中で新たに派閥が生まれ、その派閥がそれぞれ部活のようになってきてしまっていた。そうして生徒会の中でも、部活への強硬策推進派と、否定派に分裂してしまっていた。迷いに迷った生徒会長はある決断をした。*「生徒会はいずれかの部活に視察または援助をする」「生徒会よりも技量が低い場合は廃部とする、また新たな部活に元の部活の内容を追加することは制限する」いわゆる道場破りである。*数か月後。「…生徒会…人、増えましたねえ」「……」「生徒会長さすがです」「嫌味か」生徒会がある意味一番自由に活動を出来る、また異種格闘技にも似た視察・援助が出来る。ということで生徒会の入会希望者が爆発的に増えたのだった。生徒会の中で、そうした生徒たちが増えた事で、新たな意見も増え、差し押さえられた部屋達は殆どその意見交換の場とされた。その部屋の中では時々廃部になった筈の将棋部の音、卓球部の音、はたまた軽音部の音が聞こえてくるようだが、生徒会長はもうそれらを取り締まる気も起きないでいる。こうして併呑は平和のうちに終わった。
2017.10.24
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2017.10.24
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僕が本なら君は栞。僕の知らない部分に印をつけて教えてくれる。だから僕は君と一緒に生きていたくなるんだ。*あなたが本なら私は栞。あなたに挟まれて身動きが取れない。別の姿になることもできず、あなたに都合のいい答えを返すだけ。あなたのようになりたい私は私が嫌い。そんな私を好きと言うあなたも嫌いになりそう。
2017.10.23
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2017.10.23
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※直目線*****「お前ら、レイジを治すって言ったろ」「なあ」「なのになんなんだよ、これは!?」「教えてくれよ!」「俺馬鹿だから分かんねえから、なあ!!」「お前ら頭いいんだろ!?なのになんでこんなことになってんだよ!!!」ロンが激怒するのも無理はない。僕だって、ロンを止めるという役割がなければ感情に身を任せていただろう。だってこれはあまりにも酷い。レイジ。最初【遊び人】としてサムライ、ロン、僕の前で振舞っていた癖に、裏の顔を持っていた男。しかし、それは本当の意味で裏の顔だった。……彼は、二重人格だったのだ。その裏の顔、【狂戦士】暴君をうまくコントロールする術があると怪しげな暗黒騎士・ホセは言った。僕達にではない。レイジ本人にだ。彼はBHなるマッドサイエンティストに情報提供すること、BHの暗示・催眠の能力を試す事を飲むこと。それを飲めば、実験の前も後もレイジが暴走した時に全力で止め、そして証拠隠滅をしてくれるとのことだった。「あいつは闘ってたのに」……この状態では、戦えるわけもない。目の前でただぶつぶつと、過去も未来もなく言葉を垂れ流す目の前の人間。ロンが走り寄ろうとする。僕はその小さな体をバリアと全力で引き留める。でないと彼はホセ、あるいは画面越しのBHに殴りかかりかねない。もっと最悪なのは、レイジに繋がれた機械を後先考えずに外すことだ。「ロン」「うるせえ、離せ!くそ!!!」「ロン、待て」「離せって」「言ってんだろうが!!!」瞬間、僕のバリアが、拘束が破られた。盗賊のスキル、縄抜けがこんな時に覚醒してしまった。何故こんな肝心な時に居ないんだサムライ、まだ門番の奴ら程度にてこずっているのかあの無能め、と罵った所で目下僕に存在する罵倒対象は愚かなロンと無力な僕と、ロンをまた勝手なことをして振り回したレイジとにやにやと不気味な笑みを浮かべているホセとBHしか居ない。「レ イ ジ」ロンは覚醒した状態のままレイジの配線に手をかける。盗賊ならば手先が器用でずる賢いことが多い、それならば配線をうまく切ったりその術を敵からうまく訊き出したりそうでなくとも敵の卑劣な考えに共感・理解を示し推理することができると考える者もいるかもしれないがロンはそうではない。不器用で真っ直ぐなんだ。普段なら、レイジ、僕、サムライにとってはそれは好ましいことだったけれど。特にレイジや僕はとうに失った部分が羨ましかったけれど。それでも、今は、そういった気質が、『エラーが発生しました』ーーーーーー仇となるんだ。「……レイジ…?」口から煙を吐き、聞き取れない呟きすら止まったレイジ。ロンがそんなレイジに手を伸ばした、その時。「まさにヒーローですねえ、ロンくん」鋼鉄の塊。否、ホセが、ロンに襲い掛かった。【続】
2017.10.22
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どうしてもアイテムがそろわない。それなのに、脱出ポイントが出現してしまった場合どうするべきか。私は迷うことなくそこへ疾走した。飛び上がった。まるで猫のように。一度目は他の参加者につかまって殺された。二度目も。三度目も。四度目にしてようやく、あきれたのか、それとも畏怖を感じたのか、屋根裏部屋の彼女たちが助けてくれた。「あなたたち…死んだはずじゃ…!?」「のーのー、みんなここにきてるの。死体はセーブしてリロードしてだぶった分のあたしらの体再活用しただけ」彼女達は屋根裏でつつましく暮らしていた。どうやらここで暮らしている分には、下の殺し合いーゴール直前などセーブポイントでないと死んでも生き返れないのだーに参加する必要がないとのことだった。けれど。「ここにはなんもないけどねー」アニメで見た、シンデレラの暮らすような屋根裏。子供の頃一般家庭に住む私としては異国の匂いを感じられ、しかも一人で暮らせるそこにあこがれたものだったが実際に暮らしてみると不自由この上なかった。窓は開かないし水は階下に繋がる配管から無理やり引いてきたものしかない。ちょろちょろとしたそれと、危険を冒して取ってきた食料。それらが私たちの全てになった。「……でも、私に任せてよ!私、雲の能力マスターしてるから!」「ほんと!?」~雲の能力マスター~入道雲、積乱雲、鰯雲、綿雲……雲の珠アイテムコンプリートによって得られるマスター能力。ー雲の珠とは、地道な天気観測によってサンプルを集める以外に入手方法のないアイテム。ヒントもないし、存在を知っている人すら少ない。コンプリートするまではちょっとした水芸程度にしか使えない。けれど全部揃えると半径数メートル以内に自在に雨や雷を落とせる強い能力なのだ!!「……?」しーん「うそ、うそっ、なんでアイテム欄が灰色になってんの!?」「……屋根裏に来たから、ってことかなあ…」「うそ……」「アイテムコンプリートしないでここに来ちゃったら詰みってことなのかも」「ある意味バグ?それともひっかけ?あたしらここで全滅?」「下の階散々探し回ったけど他に脱出ルートなさそうだから……そうなのかもねぇ、アイテムも新しく手に入れたのにスロットに入らないし」「うそだああああ…」ちーん。新たな部屋で一つしかないセーブ欄を埋めてしまった私たちは、下の殺人鬼たちの中から新たな救世主が現れるのを待つしかないのだった。
2017.10.22
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正解の方につま先を向ける。あるいは、つま先の向く方に正解を持ってくる。前者は人を支えることに向いている。後者は人を導くことに向いている。そうして僕は前者だった。かつ、後天的に後者だった。皆大抵そうだろう。だけど兄は逆だった。人を引っ張ろうとして失敗し、人についていこうとしては元来の我が出て失敗し、そうして今は独りぼっちで暮らしている。僕はそんな兄の面倒を見ている。といっても、それを言うとまた兄が自傷騒ぎを起こすので僕も他の家族も言わないようにしているけれど。幼い頃は兄に憧れていた。兄がいつもつま先の向く方に居た。けれど兄が失敗してから、僕がそれについていくのはまずいと悟ってから、僕達の向く方向は変わり始めた。そうして今、180度、関係性が変わった。今、つま先の向く方に兄は、居ると言えば居る。昔は僕が兄についていくことと兄が僕の面倒を見ることが正しかった。今は僕が兄の面倒を見ることと、兄がただ大人しく犯罪も面倒事も起こさず引きこもっていることが正しい。逆転しただけだ。それなのにどうしようもなく虚しい。つま先の向く方。どうして、新しい他の人に向けられないのかが、わからない。
2017.10.21
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※鉛筆画像・らくがき注意・正直誰とどの漫画家さんの絵柄・作品・作風を紐づけるか考えてる時が一番楽しかったです・ということで絵の欄でなく作家さんの名前欄で楽しんでいただけたら幸いです(暴投)※耳の形・筆圧・髪のタッチが適当もいいところだったり※秋ヲがなんか変な外国人のおっさんになったり※源五郎が怪しげな中国人っぽかったり※まつりちゃん・涼・お蘭さんが白かったり※十六夜さん・牡丹さんがロリ気味だったり※ちさや安居や百舌が悪堕ちキャラと似てたりします※夏Aは未来に来た当初です●この人が主人公だったら:・青年漫画・少年漫画・少女漫画・ナツ→元引きこもりがもだもだ頑張る漫画・蝉丸→ヒンナ漫画・嵐→モテ期到来漫画・まつり→紹介の女王漫画・螢→新しい世界で色々な人と出会いましたが何とかやっていけそうです漫画・ちまき→念願の〇本見られた最終回おめでとうございます・百舌→世界の為、見知った顔の為悪堕ちする漫画・牡丹→でもそれじゃお話にならないっていう漫画・花→恋愛漫画・藤子→宇宙に行く為に仲間と特訓する漫画・桃太→子供VS大人漫画・ハル→音楽……音楽…?漫画・ひばり→したことは巡ってくる漫画・角又→マウント合戦のはざまでなんとか生き延びる漫画・ちさ→裏社会漫画・柳→主人公(狂言回し)はグロい死に方をする漫画・鷹→何年も一人で生き延びてやっと人と再会できた漫画・吹雪→やるしかないと自分の務めを果たす漫画・美鶴→童話や寓話と生々しい筆致が交じり合う漫画・睦月→自分の前世記憶と実際の地形を重ねていく漫画・アラレ→ラボ漫画・綾花→ミシン漫画・冬至→麦など作物漫画・熊川→※この後生き返る漫画・蘭→SM漫画・秋ヲ→社長のサクセスストーリー漫画・朔也→裏社会と表社会の狭間で小市民らしく下剋上スレスレで闘う漫画・苅田→柔道漫画・流星→タラシが恋をして家族を持って真人間になる漫画・くるみ→家族や周囲に言いたいことがあっても言えないふわもや漫画・茜→ある地方で生まれ育ち他の場所に行きながらも故郷を思い返す漫画・十六夜→絶望するのを失敗して何とか生きていく漫画・安居→熱血漢が魔物と闘っていたら気付いたら己が魔物になっていた漫画・小瑠璃→空を飛んだり可愛いものを集めたり鏡写しの掃き溜めを覗き見たりしてしまう漫画・涼→ライバルをガン見する漫画・源五郎→育てた動物を食す漫画・あゆ→美しいがゆえの不幸と花の匂いの漫画・虹子→石フェチ漫画・鷭→産科医さん漫画・卯浪→腐ったミカンは洗脳する漫画正直すみませんでした以下:考えたはいいものの多分描けないかもしれない絵柄パロ▼蛇蔵先生(決マネ)や西餅先生で小佐渡研究者岩明先生でピー助の中の人篠原先生で美帆さん惣領先生で理可子さん平野先生や甲斐谷先生で鵜飼種村先生でマリアさん鬼頭先生でマークすぎむら先生で織田っちねむ先生で小佐渡所長今日先生で繭ちゃんさそう先生でのばらちゃんギャグ漫画作家さんで3バカ・4銃士肥谷先生で巨船目が死んでるver船長ラーメン漫画で龍宮のおっちゃんと娘山本松季先生で要先輩はしもとみつお先生でしょため先輩渡辺道明先生でアヴェマリの子なきぼくろ先生で火野選手炎尾先生で坂田さん三家本先生で秘書と政治家新井先生でドリルタバコの人高橋留美子先生でカマキリ杉作先生でナッツ土塚先生でいのぶた臼井先生で黒田村上先生でダイひなき先生でルンバカレー沢先生でミサイル大暮先生で巨船荒木先生でタランチュラポケモンで大蜘蛛守村大先生で夏A村石田敦子先生で幼少安居清水玲子先生で幼少小瑠璃山本松季先生で幼少涼冬目先生で幼少あゆ山本祟一郎先生で幼少虹子…理想はつきません画力は追いつきません… 2017.10.29 00:54:31Last updated 2017.10.30 04:51:45
2017.10.21
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嫌われるのが怖くて声を出せずに居る。間違ったことを大声で言ったら恥ずかしい。間違ってないことでも大声で言ったら、それを誇っているみたいで恥ずかしい。それにもしかしたらそんなこと誰もが知っている暗黙の了解で、声を上げる必要なんてもともとないのかもしれない。遠慮しすぎとよく言われる。君はもっと踏み出していいと言われる。でないと逆に間違った事を大声で言っている、私が一番なりたくないタイプの人に負けてしまうのだと。それでも私は声を出せない。嫌われたくなくて、好かれたくて、私の小さな声を聴きとれるくらい、近くで話せる仲の人が欲しくて。
2017.10.20
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資格CHCJAEIC
2017.10.20
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「はぁっ…はぁっ…」「ナデナデシテー」「…」「ファ~」なでるとそいつは少し黙った。だから撫で続けた。次第に、そいつの薄汚れた毛並みに、太陽光発電の液晶に、ぽつぽつと水滴がつき始めた。「ふぅっ…」「ナイテル?カナシイ?」「…お前は、プアだ」「ボク、フアピー」「プア」「ボク、フアピー」「プア」そんな押し問答を続けて、腹が痛むくらいに減る頃やっとそいつは自分をプアと認めた。今まで俺を庇ってくれる人なんて誰も居なかった。母と妹が唯一そうだったが、俺は二人を売って、捨てた。だけどそいつはきっと捨てられてもついてきて、殴られても庇い続ける奴なんだろうと思えた。だからプアの存在は、その名前は、俺のお守りになった。あいつなら耐えるだろうとか、あいつなら立ち向かうだろうとか思えた。だから強くのし上がれた。完全実力主義の世の中、ロボットが選挙権さえ持つ世界で生き残った。時が経ち俺は一児の父となっていた。高額医療が必要な家族を抱えた、俺に毎日偽物の笑顔を向ける妻と、俺に懐かない、いつでもここを出て行って自分の力を試してやると宣う息子。だが、そいつらに暴力や暴言を向けようとすると、きまってプアが邪魔をする。そうして、庇った妻と息子にも、ぼろと罵られるプア。やはりこいつはぽんこつだ。最近は俺のボディーガードもおざなりに、息子を構ってはゴキブリのように追い払われている。子供が好きなんだろう。俺の前の飼い主もきっと子供だった。だから俺を守っただけ。そこに特別な感情なんてない。他のロボットと同様、多少バグがあるにしてもプログラミング通り動いているだけ。だから、俺は。「……プア。ここで、かつての俺を救ってみせろ。お前はもうお役御免だ」大人用フアピーを新しく生産させ、そして俺の周りにまとわりつかせた。新しいフアピーは気持ち悪いふくろうと虫のあいのこみたいな姿じゃない、かつて俺のせいで死んだあの弱い猫と犬の姿を模している。ボディーガード兼、盗聴器等よろしくないものへの妨害電波を出す新機能付き。ハックへの対策も万全だし、壊れた部分は取り換えやすくしてある。「じゃあな、…プア」「……オヤスミ」蓄電機能のせいか、暗闇でも寝ないバグを持ったそいつが、やっとそう言った。……何度教えても覚えなかったくせに。「せいぜいがんばれ、ぽんこつ」俺が立ち去った途端、スラムと公道の境目に一人の子供が走り寄ってきた。無駄に丈夫なぽんこつよ、せいぜい達者で暮らせ。【終】
2017.10.19
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絵柄パロを身内キャラでやろうとしたら登場方法違い過ぎてできなかった件・前日譚・過去編登場、外見や声出てるナッツ・弟ケイタ・父・母(ナツ)夏A施設の子供・先輩・職員蝉友まつり友ちまき祖母貴士・美帆・めーちゃん(花)桃太母理可子(角又)母(美鶴)・声登場ひばり・螢の祖母・上以外、幻覚登場蝉母ひやかし(花)・回想登場(シルエット・声あり)嵐父苅田父元彼女(流星)・回想(言葉のみ)父・母・祖母(くるみ)首くくった人(秋ヲ)帽子母(朔也)相談の人(螢)元旦那と再婚相手(牡丹)祖父(藤子)妹・祖父(ちさ)ソフトボール母(新巻)身内(ハル)もう少し読み込んで分類できたらキャラと身内、過去の関係が浮き上がって面白いかも
2017.10.19
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あの日俺はこのロボットに救われた。壊れかけて、俺を前の雇い主(ロボットを不法投棄した奴だ)と勘違いして助けたそいつ。ずっとそいつと一緒に居た。そいつは壊れかけのくせに案外使える奴で、捨てた奴は勿体ないことをしたもんだと思ってた。でもそいつはやっぱりポンコツだった。どうしようもなく、憎くなるくらいに。*****ロボットは小さくもこもこしてて、目玉だけくりくりとして、後で知ったことにはひと昔前に流行った『フアピー』とかいうやつをまねたということだった。弱弱しい様子だったが案外うるさい奴で、構わないと拗ねるし、構っても気持ち悪い声を上げるし、返答は時々おかしいしで俺ははじめ拾ったことを後悔していた。だけどそいつが弱弱しいのは外見だけだった。俺がいつも通りそいつを秘密の場所に隠してうちに戻ろうとした時、そいつはついてきた。やめろ、ついてくんな、お前の為だぞといってもそいつはぎょろぎょろと目玉を動かした。何でそういう時に限って無言なんだ、とイライラした。そして。「ガキィ……お前また、なんか拾ってきたろ……」やばい。「野良猫野良犬は家が臭くなっからいれんなっつってんだろうが……! もっかい痛い目見せねえと分かんねえのかなあ…!」「い、いや待って父さん、こいつは臭くは」「口答えすんなっつってんだろうが!!!」親父の眉毛がぴくぴくと吊り上げられ、同時に弱者を痛めつけることに興奮の笑みを浮かべる口元。今でも夢に見る。振り上げられる親父の腕。目線の先にはふわふわした弱い生き物。親父の腕の先、光るのは酒瓶の割れた切っ先。「こいつか…!」途端。ロボットが動いた。庇おうと前に出た俺の股を抜けてジャンプし、ロボットが酒瓶を受けた。「……!」ぼろぼろになるかと思った。俺が昔拾ってきたあいつらみたいに。だけどそうはならなかった。「…ってえええ!?」「アソンデヨー」ぼろぼろになってるのは酒瓶、そしてその破片を受けた親父の腕。「ナデナデシテー」「このや…ろ!!お前っ、ロボットか!!」親父が蹴りを入れる。「かっ……た」「ブルスコ…ファー…ブルスコ…ファー…」親父の軍靴が。どんなに金に困って酒に溺れても手放さず磨いていた軍靴がひしゃげている。「くそ!」ロボットには拉致があかないと考えたらしく、親父は標的を俺に変えた。フェイントをロボットにかまし、ロボットが防御態勢をとったところで、目線はそのまま、拳を俺に向けた。「教育してやるよ」「!」「ロボットなんぞに頼りやがって」俺は御伽噺の代わりに、親父のうんざりする自慢話を聞かされて育った。その一つがこれだ。『ロボットなんかにはできねえ仕事だ』親父の教育とやらを受けた奴は必ず記憶が飛んでしまっている部分がある。親父の執拗な拷問に近い教育で、そうしないと心が保てなくなるんだ。そんなことをぐだぐだと頭に浮かべたのに、体はちっとも動かなかった。動いたら余計に後で教育される。勿論何か他のものを庇ったらそれ以上に教育されるんだ。だから俺は母と妹を捨てることになった。「モルスァ」「!!!!!」「……はっ、はは、無理な姿勢だなあおい」「……っ」そのロボットはやはり俺を庇った。「……おい、どこへ行くんだよ…?」「……」最後に何か言ってやりたかった。だけど、こんな奴に俺の、俺達の記憶を残したくなんかなかった。「……」「おい、逃げんなよ!話してんだろうが!!」「守りながら、ついてこい、ロボ」「ボクフアピー!イッショニアソンデ!」「ああ、後でな」あの時は確かに幸せだったんだ。【続】
2017.10.18
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先日、外国人の道に迷った親子に声をかけられ、道案内しました。私、英語ダメ。おまけに混乱していて単語しか話せない。alsoとか使えない。その人も英語ダメっぽい。バイトの面接か何かの待ち合わせか、相当急いで、焦っている様子。で、一応大体1.5駅分だったので、歩いて案内することに。途中で面接相手か待ち合わせ相手か分からないけど親御さんの携帯に電話が来るし、まさかの携帯電話を回されるしとお、お、おおお、おお…と思う連続。ただ、その電話相手の人は日本語を話せる方のようだったことで、どうにか待ち合わせの細かい場所まで案内することができました。************しかし、後で、待てよ?と思ってしまいました。……その連絡先が、・サラ金・やばい系のバイト先・DVなどをしてくるから縁を切った元家族とかだったらどうしようって。あの電話口の怒鳴ってる感じが、私に代わって話し方が切り替わった感じがちょっと怖かったし。途中で通る交番に案内した方がよかったかなって。今更後悔しています。余計な事をしてしまったかも。でも今更どうにもできない…それを友人のO子に話してみたところ、「でも<私>ちゃんがそうすることで余計に時間かかってたらそれはそれで駄目じゃない?」「普通のバイトの面接とか、普通の待ち合わせかもしれないんでしょ?」「それなのにあんまり疑ってかかることしたら相手も気分良くないだろうし」と言われ、うーん…だよね…と思っている最中です。
2017.10.18
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心の中に悪魔が住んで、死ねと話しかけてくる。それが心を病んだ人の特徴なのだと、母を見ていて学んだ。けれど成長して人間関係に悩んで同様に私が心を病んだ時、私の心の中には天使が住み着いた。天使は生きろと話しかけてくる。その度に私は死にたいと答える。生きろと言うのは天使だけだ。現実では上司も同期も元友人も家族も私自身も死ねといっている私に、天使だけが生きろと言ってくる。それは地獄だ。いっそ死んだら楽になれるのに、生きているといいことがあるという声が消えない。これはきっと体が出す救済装置だ。自動的に本能的に死にたくないと思ってしまっている。そんな卑怯な自分が更に恥ずかしくて死にたくなる。そうして今日も私は無駄に息をしている。
2017.10.17
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真っ黒に焼きつぶされた後ろ姿。あの輪郭から溢れる光が、あいつの受ける灼熱と暴風を語っていた。あの背中は、一つだから美しかった。ーどうして、奴を消そうとしたのか、やっと分かった気がした。奴は、踏み止まらない。それこそどんな所にでも踏み込める。その先が地獄でも地雷原でも。そうして逞しく生きる。まるでここで生きていく為に育ったかのように。その睨む目は、その踏み込む足は、その強い手は。あいつを傷付ける。あいつに微妙に似ている。そして、あいつの背中についていこうとしない。あいつと少し離れた同じ先頭で光を受けている。嫌いじゃない。かつて見た背中に似ているそれを。だが同時にどこまでも憎らしい。その背中は託された使命など背負わず、その目は世界に壊される由などなく、その足はどこまでもやって来る。無責任と無知と無謀。俺達には許されなかったそれら。俺達を嗤う、もう一つのシルエット。その光がどこまでも目障りだった。あいつが奴を憎んだことは。奴があいつを理解しようとしなかったことは。二つが別々の影であり続けたことは。ある意味では好都合だったのかもしれない。「……」そうして、口を開く。涙も悩みも後ろを歩く者に見せまいと前を向くあの目。全てを背負って、今度こそ未来へと歩き出すあの足。渋面を作った俺がついてくるものと信じるあの背。信じられるもの。絶対に失わないもの。他に何を失ってもいいと思えるもの。目を閉じると瞼の裏に浮かぶ、光に縁取られた影。あの唯一。俺もきっと、並び立てない。 2017.11.02 00:25:48
2017.10.17
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嘘を吐きました。泥まみれになったのは、川の中の子猫を助けようとしたわけじゃなくて、川の中にひっかかった艶本を拾おうとしたからです。嘘を吐きました。ごみ箱に捨てられていた十字架を拾って、人に貰ったと嘘をつきました。嘘を吐きました。私は嘘を吐けない性格などではなく、ばれないように嘘を吐くのが上手なだけなのです。それでも気付けば私は町一番の神父になっていました。*嘘を吐かれました。立場の弱い子を庇ったら私がスケープゴートにされました。嘘を吐かれました。言ってもいないことを相手のプライドを保つ為に言ったと嘘を吐きました。嘘を吐かれました。疲れた様子のその人の酒に付き合う為に、私の仕事が長引いたということにされました。それでも気付けば私は何かを削って当たり前の人間と言うことにされていました。*本当はぶちまけてしまいたいのです。自分は善人などではないと。本当はぶちまけてしまいたいのです。奴等は真っ当などではないと。それでもそれを言えないくらいには私は自分が大事で、それでもそれを言えないくらいには私は奴等が大事なのです。【続】
2017.10.16
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****************※グロ注意***********************************************魚の養殖場がオープンされた。初めて回ってきたその魚を、僕達は試食させられた。甘辛い煮付け。とろとろになった骨。香ばしい焼き魚。ブイヤベース。全部漏れなく吐いた。やけど口の中で、吐くな、吐くなとこらえて、飲み戻した。涙目で。お互いそうで、やけど、酷い真実を知っとる仲間がおるから、なんとかこらえられた。もし一人やったら狂うとったかもしれん。やから、あの時、皆に教えない選択肢もあったのに、僕は教えてもうたんやろう。教えたことを、恨む人はあん中におらんかったけど。皆を共犯者に引きずり込んだ僕は、皆のやさしさと責任を背負う顔を日々確認せな、罪悪感で潰れてしまいそうやった。今やってそうや。僕一人潰れていけばよかったのに、みんなでこないに苦しんどる。共犯者同士、惨めで無様で優しい姿を互いに見ないふりをして頑張っとる。それでも、そうしとるから、僕達はお互いを人と捉えられるのかもしれん。貴士さんだけは平気で食うとった。「案外食えるな」貴士さんは僕達とは心の形が違うのかもしれん、と少し思うた。「美帆にも食わせたかった」食うのに必死で、返事できなくてよかった。返事できたとしても、どう返せばええか分からんかったやろうけど。貴士さんは、どうしてこないなことを出来るんやろう。地獄から来たんか。昔おかしな目に遭うたんか。普通の人だったのに権力を手に入れておかしくなってもうたんか。漫才芸人の僕も。歌手のマリアさんも。外の世界ならブラックジョークやら世界規模のバラードやらで散々死について話してきた筈やった。せやけど、こんなもんには耐えきれん。当たり前や。僕達以外は。裏方の、全てを嫌が応にも伝えられてしまう僕達以外は、多少仲間が少なくなったことでさみしそうでも、平気で、元気に暮らしとる。それが少し羨ましかった。やけど。「最近魚も入荷するようになったんですよね」「……あ…ああ、そうらしいですね」ラーメン屋のおっちゃんの娘さん。残された人。「……み、水びたしになってもうた食料とか、皆の出した生ごみとか、そういうもんに生かされるなら、ええですよね」「そうですね。私はまだ食べられてないですけど」「あ、ああ……そうですか」それはよかった、と言うのをすんででこらえた。皆が出した生ごみ。皆がなった生ごみ。それを食うてる僕らは、人間なんやろか。龍宮城。ここの名前。鯛やひらめの舞い踊り、出てくる御馳走は一体何なんなんやろう。浦島太郎がもし帰れなかったら、どうなっていたんやろうな。普通の人のままでは、死んでしまう世界。鬼になってでも、生き永らえたい人。普通の人のまま、死んだ人。どっちの方が、幸せなんやろうな。
2017.10.16
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****************************************…少年の、細く、柔軟で、力の漲った脚。 発展途上の―――未完成の道標。 その脚は僕達を未来に連れて行き、その足跡は僕達の誇りとなる。……はずだった。*******未完成の再来 ーあるいは、ある希望の話ー******* 少年の目は、常に光を宿していた。 『未完』という形で完成されていた。 たった4つ。 その違いに、若いーあるいは青いと、侮蔑と羨望を抱いていた。 無垢で、健気で、愚かで、傲慢な、『可能性』。 世界に神は居ないから、未来に、可能性に祈りを捧げた。 獣のような。 赤子のような。 あるいは、飛び出す形で固まった彫像のような。ー光のような。 僕の育てた少年は、そんな目をしていた。 未完成とは、未来だ。 未完成とは、今まさに生きて強くなっているということだ。 少年は、未来を常に見据えて導く、ひたすらにひたむきに生を想うそんな目をしていた。 常に進化し続け、その目は映すありとあらゆるものを取り込み続けた。 育てがいがあった。 教えがいがあった。 仲間が居ないと駄目で、誰かが見ていないと駄目な危うさはあったが、それはリーダーになるならむしろ当然の素養でもあった。ーそんな『あの子』が、僕に憧れた。ー既に確定している、無様に泥に塗れた過去から出る言葉の数々を、『あの子』は、「何でも知っている」と形容した。 僕の過去さえその未完成はいつか昇華してくれる。 そう思ったから、彼を育て、試した。 痛めつけた。 潰した。 汚した。 それでも少年は生き続けた。 あの場所からもう一度這い上がって来てからは、生きるために生きようとさえし始めた。 山中を虫のように這いずり回った僕と同じ。 死んでいった者の分も、生きようとする目。 だから、信じていた。 信じていたんだ。 どこで間違ったのか。 そこさえ間違えなければ良かったのか。 ーどこだ。 その目に最後に焼き付いたのが、あの暗闇でなければ良かったのか。 彼の「隣」が消えて入った、暗闇などがあったことが。 過去であったことが、いけなかったのか。ーあの時。 全てが終わった時、そこに誇りを胸に抱く者は一人も居なかった。 行きたくないと、生きたくないと言う者さえ居た。 少年も例に漏れず。 ……彼らの感情を僕は分からないまま、ただ、この十数年で自分が言われ続けたことを、ただ言った。 それしか、言えなかった。「頑張れよ!」 返事はなかった。 光だけが無言で僕を見ていた。 薄暗がりの中あの白だけが、残照のように焼き付いていた。 扉が閉まっても、いつまでも―――いつまでも。 少年は消えた。 彼にかけた僕の声も消えた。 僕の使命もー…僕の生きる理由も。 『生きていく』とはどういうことか、分からなくなった。 予備の17年を、定年後の老人のように過ごすと思っていた。 『生きてきた』理由が、その機会が、もう一度巡ってきたのは想定外だった。 僕は、彼をもう一度育て直したかった。 だから、彼女を”ああ”育てた――――のだろう。 僕のエゴが無意識に、『あの子』の姿を育んでいった。 けれど彼女が彼に似ていくたびに、最後に見たあの白が蘇り、僕を苛んだ。 考えた。 自問自答した。 本を漁った。 前に少年を育てている時には考えもしなかったことの数々。 僕に欠けた数々。 どうすればいい。 彼をもう一度育てるには。 こんどこそ『あの子』を、僕の理想とした未来に連れて行くには。ー僕だけではきっと駄目だ。ー僕の知らない世界を、『あの子』に教えれば、こんどこそ、きっと。 だから、あの人に言った。 彼女は未来を見られるようにと。 リーダーでなくていい。 大事なものは少ない方がいい。 そして彼女の愛する少ない相手はちゃんと一緒に生きさせてあげてほしいと。 今度こそ、未来に夢を抱いたままで眠りに着けるように。 未来で目覚めた後も、安らいで居られるようにと。 英語で書けば、五文字。 片仮名で読めば、三文字。 平仮名にして、たった二文字。 漢字にしてしまえば、一文字の名。 祈るように握りしめた手と同じ形をした、未来に行く命の呼称。 それを7つ、未来に託すプロジェクト。 未来に命を託す為に存在するものーその名を彼女につけた先輩は、何を考えてそうしたのだろう。ー逞しく生き抜いてほしい願いか。ー過去を受け継いでいってほしいが為の仮託か。ー過去よりも未来を見てほしいが為の、祈りなのか。ー…僕は、少女を少年と違って、過去を置いていけるように育ててきた。 『あの子』のようにはならないように。 『この子』は『あの子』の、美しく、愚かな部分だけを受け継ぐように。 過去の暗闇を見ないで済むように、過去を置いていっても狂うことのないように。 未来に行ける者だけを愛せるように。ーそこに僕は居なくても。『…ように なろうね』 ときたま、彼らにそうしたように、彼女にも生き方を教える。「……人は、生きる為には生きられないんだよ」 生き方は大事だ。 僕が、君たちに願いを託さねば生きられないように。「……?」 少女はきょとんとしている。 だが、いずれ分かるだろう。「…だから、絶対になくならないと信じられるものができたら、大事にしなさいね」「…難しくてよく分かんない」「今はそれでいいんだよ」 その時に、いつの日か来る未来に、この言葉が思い出せれば良い。 それまでは少し浮いているくらいでちょうどいい。 危うい友情も、将来の具体的な夢も、社会に馴染む器用さも、要らない。 この世界は滅びるのだから。 この子にとって肝心要のものだけは未来に在れるように、少女は人で居られるように。ーそう願って、少女を置いて、僕は先に眠りについた。*ーかくして、未来にいつかと願う彼女は目覚めた、そして与えられた死の選択を拒んだ。彼女はもう大丈夫だ。 かつてのあの子とは違うけど、それでも安心してみていることができた。ー過去をいつかと願う彼が目覚め、出会うまでは。ー最悪だ。 どうしようもない。 僕の責任だ。 目を離したから。 だから、少年の骸を灰燼に帰すことにした。 僕の目の前で、僕の手で。ー痛かった。 相討ちで上々と覚悟を決めていた。 少年はあの頃夢見た未来そのものだった。 目の前に居るかつて少年だった彼は、過去そのものだった。 僕の生きる理由は、夢見た未来を始める為にあった。 ならば。 僕の生きてきた理由は夢見た未来ー実際には失敗に終わった過去、をー終わらせる為にあったのだろう。 これも、救いだ。 救いようがない少年への、最期に残された唯一の救い。 全部終わってもいい。 全部捧げてきた結末。「殺させない」「あいつは俺達と違って綺麗なんでな」 言葉は僕を止められない。ーそれにーまだ汚れていないように思えるのなら、まだその綺麗が残る内に殺してあげたほうがいいだろう。 僕の世界で生かしてきてこうなったのだから、そうしてもう手遅れなのだから、僕が殺さなければならない。 少年は僕達のように汚れることもできなかった。 それはそれで狂っているだろう。 失望と怒りと興奮と懐古と、他にも様々な泥のような想い。 使命感。ー痛みは消える。 脳の危険信号は、もう必要ない。 僕は。 俺は。 私は。 少年を殺す為に、神になる。 だが。 結局それは失敗に終わった。 少年の過去が俺を無言で見詰めていた。ー痛みが蘇った。 少女の未来が俺達を止めた。ー痛い。 少女の未来が彼女に声をかけ導いた。 少年の過去が彼をずっと待っていた。 僕の掌の外で。 僕が捨て去った場所で。ー痛い。 僕の側には、誰が。ー痛い。 誰も居ない。ー痛い。 自分で、なくした。 要らないと言い続けた。 生きる為に生きてきた。 僕は、神どころか、人にさえなれなかった。ー痛い。 僕の過去は僕を置いていった。 僕の未来は僕に問い掛けた。ー痛くない。 痛いと思ってはいけない。 せめて、僕の過去と未来に託しながら、祝福を祈りながら、消えていこう。ー父さんと母さんが、そうしたように。ーあの子の過去が、そうしたように。 あの子には――――否、少年には、今度こそ声を掛けずに行こう。 その目が、今度は闇を映さずに済むように。*******
2017.10.15
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2017.10.14
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2017.10.13
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・どれくらいの期間がかかるのか・どんなスキルが得られるのか・最終的にどんな形のものを作るのか・絶対に守らないといけないルール(が掲示してある場所)これらがはっきりしていることが必要これらをはっきり「させる」のが、人を動かしたい人がしないといけない仕事どんな人でも分かるような標識とか、多くの人に訴えかけるワードとか、工夫しないと、人を動かしたがる人は「従いたい相手」でなく、「押し付けてくる相手」になる。工夫によって、どんな仕事も、訓練も、遊びのように楽しめるなら、人を動かしたい人はまず工夫をすべきなんだと思う出来ればそれを長期にわたって、あるいは距離をとって、あるいは断続的にした方がいいと思う。逆にこれらがはっきりしていなくて、感情的に怒鳴って作らせたものなんかはモチベーションを殺す。あるいは作っている途中でしゃしゃり出て全然ダメなどと罵ったものは、どんなに道具が充実していても遊びとは程遠い。仕事としても憧れられない。人を動かすのならこれらを肝に銘じないといけない。人を動かすのなら、人を道具扱いするのなら、まず自分が道具に徹さないといけない。どんどん新しい意見を取り入れたいのなら、「余計な事するな」はできる限り言わないようにする必要がある。危険ならば立ちはだかる必要があるけれど、そこまで危険でない、でも他の邪魔をしてしまうことは、誘導すればいいだけの話。悪意がない相手に悪意や敵意をぶつけることはお互いの為にならない。そして怒鳴る声は伝染してモチベーションを殺す。怒鳴ることで、蔑まれることで、モチベーションが上がる人達が、それを喜々として行うらしい。それが嫌なら、どこかで、同じように嫌だと思っている人達と、改革をせねばならない。********そして、こういうのを言う人の立場とか、これまでの信用とか、普段の言動とかも大事。人のふり見て我がふり直せ。……地獄はいつかの糧になる。
2017.10.12
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・グループワークなう・無駄な頭脳労働を省く為に、分かりやすく情報を整理中・表製作中私私(なんかこの作業どっかでやったぞ…)私(どこだっけ…)・アントニー先生今日は穏やかなのでグイグイ攻められる・結果さえ出してればアドバイスはいくらでもくれる・やってる人が真面目に不真面目でやってると倍率ドン私(そうか…!)<<サイトデザイン>> 見る人の為に、・色をつけて分類したり・下線付けて強調したり・情報の海を移動しやすいように同じリンク・表記をあちこちに書いたり・文体変えたり……・印象を見比べたり、その為に何回も更新したり…… これってブログ弄ってたーのしー!できたー!うーれしー!ってなってる時と同じ…! そして印刷ボタンポチーしてる時のわくわくどきどき成功失敗判定待ち気分は、公開ボタンポチー気分。 そりゃ楽しい筈だ……!!!●ついでに、他のたーのしーってなった事達:・他の●●っぽい:・何があるか記したり、分かりやすくまとめたりする →・ゲーム攻略本製作 →・自分で作る系宝の地図(グリードア●ランド的な)製作・叱られる →コナンの自白BGM脳内再生・研究室の中を居残り組で使いやすいように片付けたり、ものをはまる場所に入れる →・テトリス →・箱入り娘※なお半公共空間だからこそこの効果が発揮される模様 ※自分の部屋は汚い●そしてこっちの場合、やったことについて反応を返してくれる人がすぐそこに居るから成果が分かりやすい。自分で悦に入るだけで終わらない。もっと早くにこうなれてればなあ、とも思ったけど、さんざんゲームを遊び尽くし、ビビリゆえ基本ソロプレイでないと駄目だけどソロプレイやり過ぎて飽きた勢の自分だからこそ、 絶妙な遊びへの飢え+微妙な経験によって今ビッグウェーブに乗れてるのかもしれない。データ、まとめの製造責任者になることは、時間を注ぎ込んでさえいればそう怖いことじゃないのかもしれないとも思えてきた。よく一緒に作業する人達も、めんどくさい作業してる時でも、義務感より楽しみが勝ってきたような表情を見せてくれるようになってきた。その一因に自分がなれていたら嬉しいなと思う。居残り組ってこれまで貧乏くじだって認識あったけど、今、割と相当楽しい。怖い先生と怖い先輩にきつい冗談ぶつけても割と許されるしな!!!とはいえ拙者ビビリ&トラウマが蘇る故単体ではアントニー先生に立ち向かえないけど…。O子やSくんの笑い上戸がうつった?ことで、色々と気楽に、前向きに、したたかにとらえられるようになってきた。また、愚痴はさぼってる人へのイライラに繋がっちゃうけど、楽しんでやってると来てない人勿体ないなあ、と思える。平和。研究室に来て皆で作った資料に目を通せば通すほど、今さぼってる人でも、作業をやっていた形跡を見られるから留飲下がるし、先生・先輩のやたらラウドな評価以外の視点を持てるし。……初めのうちは頑張っていたけど息切れしてドロップアウト、という人もまた楽しんで協力作業再開できるようになったりする。そういうことが、お互いにとって研究室に来て怖い先生・怖い先輩と同席する気力になったりもする。『ここは俺に任せろ』『後は任せた』そうやって背中で語り、託しあうような関係も生まれる。普段重視しているものが違っても、すれ違いが多くても、研究室以外に馴染んだ機器があっても、作業を進めやすくなる。自分からやりたい作業を見付けて、取り組んで、全体にバイキルトをかけられるようにもなる。逆に、他の人にかけられたバイキルトによって、先生・先輩に会心の一撃を出せることもある。理想を語るだけじゃなくて、目の前にあるものを喧々諤々しつつよくしていくことによって、拳で語って仲直りするようなこともある。頑張った結果の不便、不満、現状改善のバトンパス、ほうれんそう、業務連絡。それでも努力は伝わる。これによって初めのうち就活で参加できなかった私も、それを受け継げた。尊重できた。時間差があっても、その時の熱は冷めていても、そこにモノがあるのならば伝わるし、次にモノを作る気力・参考に繋がる。進化させられるんだと分かった。置き土産する人同士。置き土産する人と受け取る人同士。一緒に先生に立ち向かう者同士。研究室の使い方が生まれてきた。●ただ、研究室に来てない人、顔を突き合せない人についてあんまりディスるのはちょっとどうかなーと思う。顔を突き合せれば細かなこれまでの経験、時間の使い方、何を重視しているのか、どこで苦労しているのか、時間がかかってしまうのか、何気ないけど困っていることとかが分かるけど…、既に作った資料、残っている努力の証を読み込んで尊重している前提があったり、画面越しでやり取りをしてきた実績があるからこそ、顔を突き合せた時に助けやすかったり、画面越しで助けて互いの成果のレベルを上げやすかったり…ってこともある。画面越しといってもメール、dropbox共有、LINE、スカイプ、専用掲示板とか、色々連絡手段はあるし。そこで印象が変わった人だって居る。それなのに、最近顔合わせの時居るか居ないかだけに拘って、人をディスる人はちょっとなーと思う。もしそれに他の人まで合わせてしまったら、来てない人余計に来づらくなるし、意見できない人が余計に意見しづらくなる。そして来て作業してる人の負担が増える、多角的な意見がないから「問題に気付いていても言えない」こと、後になって表面化した時には問題が膨れ上がってることもある。『なんで作業が進んでないの』これだったら、お前が言うな状態になる。『こうすればやりやすくない?』『このデータはここに入れられないの?』これだったら、結構助けられる。そういう、人を助けられる声さえ、「研究室に来てない人が色々言うのは余計」に計上されてしまう。せっかく来ても、「居るだけ」になるから、更に来ても意味がないとして足が遠のいてしまったりする。意見が多すぎて、調べた資料が多すぎてごちゃごちゃになるのも問題だけど、現状把握してない時に意見したりしても余計なお世話になってしまうことあるけど、ある程度の道筋、芯ができていて、それを外部の人にも説明しやすくなってきた今なら、そこまで「来てない」ことを拘ってきつい口調で言うほどかな?と、私は思ってしまう。やれと言ってるわりに資料に目を通さない&通しても容赦なく忘れるわりに居ない人についての愚痴を言ってくる上に俺様がルールブックしてる先生・先輩のことなんだけど…orz先入観がないから外部の意見もらえるという点では、あんまり来ない&作業もそんなにやってない人と同様ある意味研究進める為になるといえばなるんだけど、いかんせんフラストレーションの方が大きい。仲間への不満と違って下手にスルーも指摘も意見もできないし…orz先生の視線や先輩の説教が継続的な毒効果感あるし…orz…とはいえ、情報をきちんと必要な時に伝えられれば助けてくれるのでありがたみ度はある。それに色々試していると、前にアントニー先生やハード先輩に言われた言葉が蘇ったりもするし。当時は意味不明だったけど、今、形にする過程でその時の言葉がまさしく助言だったんだと気付けている。正直本で読んだ言葉をそのまま言ってるだけだろと疑ってましたすみませんでしたと心の中で反省。あんど、後輩で同じような課題の渦中、五里霧中状態の人に同情&助けられないもんかと思うようになる。「言われていることの斜め上を行くんだよなあ」と、後輩指導を愚痴る最近のハード先輩。去年・一昨年迷走した身としては、どんなふうに迷走してしまっているのか気になるし、もし似たような迷走をしていたら…と思った。だけど私もコミュ障だし人に受けいいほうじゃないから話と名前聞いてるだけの子にどうしたらいいもんか分からない。下手に首突っ込むわけにもいかないし。同じ「言って聞かせて」、同じ「やってみせ」しても、立場やこれまで見てきたものが違ったら、違う受け取り方になったりもするし。しかし毎週授業があるごとに先輩の愚痴が悪化していく。もどかしい…orz●『他の時間』を生贄に『実験・観察・研究の時間』を召喚。後先考えない行為だと思ってた。なお単位は2教科以上落とす予定(出席不可能)。前期はかつてないほどGPAが悪かった。課題の為に生きてるみたいな言い方やめてえ…と思うこともあった。だけど、乗り越えた壁は自分や、協力してくれた仲間の力になる。昔、厳しい先生のもとで習い事頑張ってた頃と同じ感覚になった。出席できる教科の方に、研究室で身に着けたことをフィードバックできるようになってきた。校外の友達と遊ぶ時間減ったけど、変わることもできた。そんな自分で、また友達と話したら新しい話が出来るかもしれない。私は基本ネガティブ野郎なので、未来の予定をポジティブに具体的に捉えられるのも嬉しい。やりたかったこと やってみよう失敗も思い出はじめよう やってみよう誰でも最初は初心者なんだから やってみよう やってみよう!
2017.10.11
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もしXAN様の呪いが部屋から持ち出せない分だけ解凍されて彫像のように持ち出されてアジトでちょっとずつ本格的に解凍されてたら可愛いなって思って書きましたなかばIFですXAN様誕生日おめでとうございます******************************************XANXUSの呪い。八年前XANXUSが父、九代目にかけられた呪い。それはある協力者によって、少しずつ溶けていった。はじめは頭。次に肩。そして胸、腕、腰。頭の氷が溶けた時、表情を変えられるようになった。胸の氷が溶けた時、話せるようになって、腕の氷が溶けた時、俺を殴れるようになった。腹の氷が溶けた時、飲み物を欲しがるようになった。けどルッスーリアが、足が溶けるまでは駄目だなんて言う。そのままじゃボスに恥かかせることになるわよぉなんて言うから、俺はボスに罵られつつ、殴られつつ、ボスに食べ物を用意する。主に肉だ。でも肉汁しか摂れねえ。レヴィあたりはエリザベート王妃みたいだっつってたか。肉汁と味がなくなるとボスは不機嫌になる、ボスが食べては吐き出したものを俺は片付け続ける。屈辱だろう。全てままならないのは。屈辱だろう。俺なんかに世話されてるのは。気高い獣が今俺の手の中に居る。薄暗い独占欲、仄暗い支配欲。だけど、俺は奴の視線と俺の気持ちに気付かないふりをして、ひたすらに隷従し続ける。かつて憧れて、こいつはボスになる男だと確信してついてきた男に俺はまだ傅いてる。それはこいつがボスになる筈だからだ。こいつの目の前でなく、未来の為に俺は奉仕している。そしてこいつも、未来に自分がボスとなる為に耐えている。べちっと、頭に濡れた感触。俺が前の肉を片付けるのが遅かったからと、こいつ俺の頭に吐き捨てやがった。「何すんだぁ!!!!!」「うるせぇドカス、さっさと新しい肉持ってこい」「くっそこのカスボスがぁ!!」XANXUSの目のルビー色から、やや白っ茶けた味気ない色になったそれを片付け、新たな肉を持って戻る。目の前の主は、いつもと変わらず傲慢に待っている。退廃的な目、残忍な目的、崇高な目標、禁欲的な恰好。俺達の椅子に座り続ける不動の王。俺達の生きる意味を司る主。「ほらよ、ボスさん」「おせえよドカス」早く歩けるようになれ。……それでいてなお、俺達に仕事を任せて、玉座に座り続けろ。
2017.10.10
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12章ネタバレ注意************あるところにリョウずきんちゃんという男の娘が居ました。リョウずきんちゃんは貞子に渡されたお菓子とお酒を持って、今日も眠ったままの親友、ビバリーの所にお見舞いにいくことにしました。途中で微妙な顔でこちらを見てくる直ずきんと、痛ましい目でこちらを見てくる猟師侍、何か言いたげなロンずきんや呆れ笑いを浮かべるレイジおばあさんと会いましたが、リョウずきんちゃんは気付かないふりをして、いつもの可愛い可愛い笑顔を浮かべて通り過ぎました。数か月前、ビバリーはホセ狼のところに魂だけ持っていかれてしまいました。ホセ狼は奥さんのカルメン狼に貢ぐ為、沢山の人間の肉を用意しています。ビバリーはその手伝いをしているとのことでした。魂がよそに行ってしまっているからいくら世話をしても起きることはないと、村のヤブ医者達は言います。それでもあきらめきれないリョウずきんちゃんは、今日もビバリーの顔にらくがきをしたり、手を握って話しかけたり、キスをしたりして目覚めを待つのでした。
2017.10.09
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しりもと先生の最近の漫画、「シェアハウス」に、これ知ってる…!となりました。某所の特徴。(愚痴)・細かいルールがある癖に張り紙がない・そこに居る責任者にきけという・責任者不在時→放置・細かい必要なものがないけどいちいち責任者通さないと買えないコミュニケーション活性化の為に敢えて貼ってなかったらしいですがそんなコミュニケーションなんて罵り合いに発展するだけじゃないかな~・と思いつつ勝手に張り紙しまくりました(元々フリーダムマン)・100均で買えるものは買い足し、 『なくてもどうにかなるけどあると滅茶苦茶便利』の前例を作りました ※なお自費 ※だからこそ文句は言われない ※来年から常備システムが根付くならもうそれでいい・怒られる側からは好評でした・怒る側は何も言いませんでしたが、細かいルールが破られることは少なくなったので文句もありませんでした・張り紙が洗練されてない、ださいと言われたので色々なトイレの張り紙やシンプルなチラシのデザインを見て勉強しました・分かりやすいチラシ作る能力と複数のソフト使う能力が上がりました~HAPPYEND~なお、張り紙がないとどう困るのかも分かりました。張り紙一つでもたくさんの承諾もしくは実用性を打ち出さないと変革が難しいということも分かりました。…………まさか…これももしかしてあの人達の計算の内……!?来年私の作った張り紙などが剥がされて、買い足したものも隠されたりとかして、真面目な後から来る人達が私達と同じ目に遭うのかな…とちょっと不安です。すごくいい人なのにここのシステムの負荷を押し付けられて留年してしまった先輩も居るし。なお研究室の話です。*****・張り紙・掃除・整理するスキル・細かい所で気を使っておけば後々滅茶苦茶楽という認識・そもそも分類して綺麗に整ってるのを見るのが楽しいよねと言うフォルダ分けの楽しさこれらって繋がっている気がします。なお私はパソコンのフォルダ分けとかイラストレーターのレイヤー分け大好きだし自分と関係ない人・捨てていいと決まっているものを分類掃除するのは大好きだけど自分の部屋の掃除は苦手マンです。苦手過ぎてそこにあるもの(段ボール・100均のパイプ・中学の時描いた油絵他)で棚を作りまくる能力が上がりました(駄レイヤー分類して弄るの好きすぎてレイヤーが無尽蔵に増える(現在158枚目)のと同じ「掃除してるのになくならないごちゃごちゃ感」が次なる敵ですorz気を使い過ぎて蛇足や約束事の宣言多過ぎる人間。それはそれで駄目。
2017.10.09
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急に明るく、けれど家族を邪険に扱うようになった姉・お鹿に、和助は疑念を抱いてはいました。けれど最近急速に親しくなってきた永太郎のせいだろうと和助は決めつけ、永太郎に喧嘩を売ってはお鹿にきつく戒められるという日々を過ごしていました。そんなある日、夢枕にお鹿が立ちました。それも最近の冷たい表情の彼女ではなく、以前の柔らかく優しく頼りないながらもどこか芯のある表情の彼女です。そんな彼女が、今のお鹿をどうにかして止めてほしい、できればその体から追い出してほしいというのなら、信じるほかありません。和助は幽体のお鹿に従って、お鹿の顔を借りた、永太郎には性格の悪い化け物でしかない『そいつ』を追い出すことに決めました。*けれど和助はお鹿の体を傷付けられません。いつも両親や村の悪ガキに虐められていた情けないお鹿を守っていたのは年子の弟である和助だったのですから。和助はあまり頭がよくありません。口では負けるにきまっています。そんな時、いつものように父が商売女を…お鹿の稼いだ金をあてにして連れ込んできました。そこで和助は思いついてしまいました。体をそう傷付けずとも心を大きく砕く術を。*お鹿は、普段から鈍くさく、また垢抜けない風貌をしてはいましたが、まともな頃の母に似た可愛らしい素顔と声をしていました。和助はいつか、姉に綺麗な姿をさせていい所に嫁にやってやろうと思っていました。もし嫁の貰い手がなくとも、両親を置いて静かで平和な所でともに暮らそうと思っていました。父に似てしまった己は、せめて心と言動だけでもまともで姉を守れるものになろうと思っていたのです。和助はその感情の源が家族愛であるとずっと信じていました。けれど、お鹿を取り戻す為思いついたある方法を思い浮かべると、和助の男の部分がどうにも昂って仕方なくなってしまいました。これは疲労のせいだろうと和助は思いました。いくら心の広いお鹿でもこんな弟など軽蔑し、それ以上に怯えて近付かなくなるに決まっています。和助は川で行水し、まずはあの性格の悪い仏神に直談判しに行くことに決めました。己の生理現象などどうでもいいのです。姉さえ取り戻せればいいのです。そうでなくてはなりません。【続く】
2017.10.08
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PaintsChainerさんを数週間ぶりに見たら形態変化されていて少々びっくり&わくわく。追加機能:・左側で色指定すると、自動的に右側をリロードしてくれる・直前に使った色を3つまで記憶しておいてくれる・1アクション前に戻る←→やり直し ができる つまりうっかり色指定全消ししてしまっても戻せる…!・右クリック保存でなくダウンロード形式・新しい塗り(かんな)・新しい線画(恐らくぱんだ)早速新しい塗りを自分絵女の子(例によって肩上)で試す。かんな→最近追加された塗り方。色指定は好みだけど、塗り方がちょっと文化祭の看板作ってる途中っぽい。ペンキか油彩インクっぽいもったり感。質量重めの塗りが欲しい時によさそう。さつき→色調は少々サイバリスティックだけど、塗り方は安定して綺麗。グラデーションが綺麗。青系に強い。パソコンっぽい塗り。たんぽぽ→絵本風。下手すると絵本系ホラーになる。暖色系に強い。よくバグる。勝手に改造の羽美ちゃんご乱心シーンが頭を過る。色指定たんぽぽ(ほらー)髪の影部分の色を手軽に試したい場合自動リロード、1つ前に戻す←→やり直し機能、色取り置き機能便利。しろくま(多分従来)と、ぱんだ(多分新作)…相変わらず…薄い部分には無反応のようです…orzしろくま左目が面白いことになってたのでしろくま版に着色してみる。案の定ステンドグラスっぽくなってる。でも全体的に見ると妖怪っぽい。これはこれで好きかもしれない。パンダは線画化前と同じだったのでスクショでやってみました。口元がないのでなんかこわい。基本的に使ってみた絵(twitter、pixiv)を拝見したり自分絵・写真や白黒人様の絵で試してるけど、こうした使ってみた雑感みたいなのを他の人のもっと読みたい。
2017.10.08
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ある所に祠がありました。小さな小さな祠でした。中には仏師が手慰みに作った仏像が置いてありましたが、その仏師家族以外誰も参ることのない祠でしたので、仏師の子供が大きくなり、よその村に移り住んだ後には忘れ去られていました。祠の主は千日夜様と呼ばれていました。夕方や、朝まだ暗い時、夜の恐ろしさを拭ってくれるような柔らかさを、仏師が生み出したからです。千日夜様はその柔らかさを愛されていると自覚していましたので、無防備で人に愛されるような姿であろうとしてきました。けれど仏師家族が居なくなった時、その柔らかさはただの弱さとなりました。一人の夜を何度も千日夜様は越えました。千日を越え、三千日を越え、延々と虫に食われ続けて、なんのために自分が生まれたのかも忘れかけて来たころ、その青年が訪れました。永左衛門というその青年は、近くに狩りの為に来ていました。青年は逞しいけれど貧しく、一人で何人もの家族を養っていました。その為永左衛門は大量に狩りをしてはその地を枯らさないよう離れてを繰り返してきました。あまり人が入らずほとんど野生のままになっているようなこの山に辿り着き、歓喜しました。山中で見付けたあの仏像のおかげもあると思いました。あの仏像を見た後に狩りをしたり、狩りをした後あの仏像を見ると、どこか力が湧いてくるのです。永左衛門はそれから毎日仏像に水をかけてやったり、時間のある時は欠けた所を粘土で補ってやったりしました。そんなある日、永左衛門の夢の中に仏像様が出てきて話しかけてきました。千日夜様は日頃の永左衛門への感謝を述べ、これからもなおいっそうの加護を祈ると言いました。その日から、狩りはよりうまくいくようになりました。そうして永左衛門は家族の為に高い薬を買うことができ、永左衛門の家族達も働けるようになっていったのです。*幸せそうに暮らす永左衛門は、周囲の恵まれない子供たちをも目にかけるようになっていきました。とった食料を分け与えたり、狩りに良い場所、狩りの良いやり方、武器の作り方を教えたり、貧しい土地でも育つ作物の種をあちこちの市場で買って来て村の土に合った開拓を探したりして、少しずつ村は復興してきました。そんな永左衛門に救われた一人がお鹿でした。お鹿は永左衛門に惚れ、よく後をついて回るようになりました。千日夜様はそれが気に入りませんでした。祈られ、捧げものを貰い、力を付けた千日夜様は鳥や草木の中に入り永左衛門を見守れるようになっていましたが、その中でここまで永左衛門の足を引っ張り助けられている者も、ここまで熱い目を永左衛門に向けている者も、ここまでかつての自身を思い出すようなみすぼらしい風体と態度の者も居なかったからです。神仏の身である以上、千日夜様は自身が永左衛門と結ばれる事は望んでいませんでした。しかし、永左衛門がそのような娘に足を引っ張られているとなれば……そうしてふざけた村の男に結ばれるかもしれないなどと言われていれば、許せるわけがありませんでした。なので、ある日お鹿が永左衛門のあとについてお参りに来た時、千日夜様はそれを好機ととらえました。千日夜様は有り余った力を全て注ぎ込み、お鹿の中に入ることにしたのです。*はじき出されたお鹿の魂は千日夜様の仏像の中に入りました。これまで何匹もの生き物が束の間入れられていた像ですから居心地は悪くありませんでしたが、寂しい夜の中、虫に齧られながら暮らす事は辛く悲しいものでした。そんな日々を暮らす苦しさへの同情と、たまに訪れる永左衛門に抱く希望、そうして自分と同じように後ろからついてきている娘への嫉妬への共感。お鹿は優しい娘でしたから、そうした実感を持って千日夜様の凶行を赦そうと思いました。けれど千日夜様がお鹿の体を借りて好きに暮らしていることは許せませんでした。それに、今まで曲がりなりにも神として暮らしてきた千日夜様が、神通力を失ってうまくやっていけるとも思いません。千日夜様が邪険にしているらしいお鹿の弟妹達の事も心配でした。お鹿は、悩みながら千日の夜を過ごすうち、千日夜様の神通力を少しだけ使いこなせるようになっていました。なのでそれをもって、一番上の弟、和助に夢の中で語りかけたのです。体を取り戻したいから、協力してほしい、と。【続】
2017.10.07
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作品によって季語にやや偏りがあるのが面白かったです。そして植物系の名前キャラが出てくる話はやはり強い。あとこの中から8人が7SEEDSみたいにドリームチーム組んだらと思うと面白いな〜と勝手にニヤニヤしています。※家族で同じ季語苗字のキャラは書いていません※別作品・別キャラの名前は書きます※少々こじつけっぽいものや外国人名も含んでいます。※自分でニヤニヤする用なので既読の本しか書いてません●主要キャラの名前が季節由来・7SEEDS・フルーツバスケット●季語キャラ名少・カイジ・絶望の世界●春・(早坂)香 ー俺様ティーチャー ー※こじつけ・(帯刀)薫流 ー少年プリズン ー※こじつけ・(羽山)春江 ー子どものおもちゃ・藤島さん ー俺ティー・(倉井)すぎな ーすぎなレボリューション・山吹(乙女) ーぬらりひょんの孫・雪消(雨堤) ー鳥籠学級・雲雀(恭弥) ーREBORN!・春日野(椿) ー未来日記・青田坊 ーぬら孫・花宮 (真) ー黒子のバスケ・華房 (雅) ー俺様ティーチャー・(逢海)日永 ー結界師・木蓮 ー僕の地球を守って・玉蘭 ー僕地球・(笠間) 春彦 ー僕地球・(国生) 桜 ー僕地球・春野 サクラ ーNARUTO・(黒川)花 ーREBORN!・花島 咲 ーフルーツバスケット・雛 (穴見) ー鳥籠学級●夏・(帯刀)苗 ー少プリ/初夏・(羽山)夏美 ーこどちゃ・(中原)スナコ ーヤマトナデシコ七変化・(佐々)笹子 ーバツイチ30・扇 (六郎) ー結界師・水月 ー結界師 ー初夏(水田)・(小林)蓮 ー僕地球 ー晩夏・槐 ー僕地球※ベンジャミン ー月の子・(中村) 麻子 ーうしおととら・すいか ーすいかが食べたい・涼暮 (ユカン) ー鳥籠学級・(五色) 水溜 ー鳥籠学級 ー※季語かどうかかなり微妙・夏越(聖) ー鳥籠学級・早乙女(あや) ーアホリズム・(赤木) しげる ーアカギ・(野原) ひまわり ークレヨンしんちゃん・片桐 (りん) ーサトラレ・(長谷川)蛍介 ー外見至上主義・椎名(由紀) ーサトラレ※・シュロー ーダンジョン飯 ー※トシローがなまってるだけ・(向井)りょう ーアホリズム●秋・(羽山)秋人 ーこどちゃ・(毛利)蘭 ー名探偵コナン・(本田)菊 ーヘタリア・桔梗 ー犬夜叉・秋生 ーカラクリオデット・稲生(タダシ)ー妖怪大戦争・芦川(美鶴) ーブレイブストーリー・(宝塚)蘭 ーマイペース!ゆず&らん・豊穣(礼佑) ー未来日記・(坂口) 亜梨子 ー僕地球・紫苑 ー僕地球 ー仲秋・小椋 (迅八) ー僕地球・錦織 (一成) ー僕地球・秋海棠 ー僕地球・繻子蘭 ー僕地球 ー夏 8・9月・鶫 ー死神ナースののさん ー ※春鶫も・神無 ー犬夜叉・秋葉(流) ーうしおととら・(佐倉)千代 ー月刊少女野崎くん ー※こじつけ・葛之宮・(六道)黄葉 ーアホリズム・秋瀬(或) ー未来日記・雨流(みねね) ー未来日記 ー※こじつけ・赤木(しげる) ーアカギ ー※こじつけ・片桐(りん) ーサトラレ・椎名(由紀) ーサトラレ●冬・(五条/佐伯)鷹臣 ー俺ティー・(黒崎)真冬 ー俺ティー・寒川(航平) ー俺ティー・冬森・(羽山)冬樹 ーこどちゃ・(芦川)美鶴 ーブレイブストーリー・(波多野)ゆず ーゆず&らん・氷麗 ーぬら孫・(天野)雪輝 ー未来日記・(春日野)椿 ー同上・(上下)かまど ー同上・墨村 (良守) ー結界師・雪村 (時音) ー同上・氷浦 (蒼士) ー同上・柊 ー僕地球・寅さん ー男はつらいよ・とら ーうしおととら ー虎落・神楽 ー犬夜叉・神楽 ー銀魂・(小野)梅里 ーアホリズム・綿津見(颯也) ーアホリズム・鷲頭(巌) ーアカギ・ワシズ※・由木(→ゆき)(忍) ー俺ティー●付随するものによって季語が変わる・松(おそ松さん他) →松の花:晩春 松手入れ:晩秋 松ぼっくり:冬・藍(藍緋他)・海(逢海月久他)・潮(蒼月潮他)・袴(袴田進他)・巌(鷲頭巌他)・野原(野原しんのすけ他)●季節がありそうだと思ったらなかった●無季・珊瑚●名前をお借りした作品・途中@・7SEEDS・フルーツバスケット・REBORN! @・黒子のバスケ @・NARUTO @・ぬらりひょんの孫・少年プリズン・俺様ティーチャー・大和撫子七変化※・すいかが食べたい※・ダンジョン飯※・死神ナースののさんの厄災・結界師・月刊少女野崎くん・こどものおもちゃ・鳥籠学級・アホリズム @・犬夜叉・うしおととら・マイペース!ゆず&らん・僕の地球を守って・俺様ティーチャー・未来日記・ブレイブストーリー
2017.10.07
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2017.10.06
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2017.10.06
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最近読んだ記事だったか日記だったか小説だったかで、「やわらかくて死にやすいものがすごく嫌い」「甲虫は少し好き」というのを見かけて分かりみがすごかった…なんかこう…こっちに害を与えてくる癖に弱い(蚊とか夏場の蛆とか)のって弱い=守らないとダメ・保護しないとダメ害を与えてくる=対抗しないとダメの間で板挟みになる。例えは良くないけどメンヘラとか漫画で見るヤンデレも似たようなところあるのかも。害(過干渉・独占・脅迫など)を与えてくるけれど弱いから放っておけないみたいなジレンマ。……カップリングだと可愛いんだけどなあ…orz
2017.10.05
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・早坂が真冬さんの彼氏・むしろSP・とにかくまふまふを見たい寒川・真冬さんに対し普段男気見せようとしたり控えめだったりする癖に何か機会があれば真冬さんラブを発揮する寒川・たこ焼きを見せようとするまふまふ・寒川に対しあくまでも兄貴分っぽいまふまふ・デレ坂くんに感激して木の幹に頭突きし始めるまふまふ・想い出はいつでも脳への刺激から・わくわくしはじめるM苑先輩・一人冷静な忍者・肝試し潜入時といい今回といい忍者は第三者ポジションというか対立する両者どちらにも肩入れしきれない時一番有能な気がする定期・裏ボス編では戦闘力より諜報力を十全に発揮しそうな忍者・その諜報相手:どっかのこまりんとかどっかのアッキーとかどっかの百池さんを連想させる雅様妹藤子さん・藤子さんの魅力を力説すべくぐっと手を握ってる実行委員長たちの手が可愛い・どっかで見た事ある(多分千代ちゃん)・そのキラキラにアホさが加わったら鹿島くん・元祖キラキラした魅力といえば雅様・ここでもう一度おさらいしましょう~生徒会の罠その1~ 初期能力:周囲の人々は 仲間になろうと 雅様を見ている!▼ 仲間になる 仲間になる ライバルと殴り合う←・元祖オラオラした魅力といえば鷹臣くん・髪型のせいで髪おろした番長の眉毛を太くしたように見えなくもない鷹臣くん・二年前の構図(鷹臣VS雅)からの、これからの構図(真木VS藤子)の可能性……?・真木先生の敵味方本当に分からない・その為部活動内容が顧問への探りになる風紀部・あやべん(風紀部変な事しとる…近付かんとk「あっあやべーん!!」「」 ~数分後~・まふまふ(蘇る惨劇の掃除時間…いや…もうあやべんは大丈夫なはz「キレイ…キレイにさせろ……」「」・あやべん魔王説次回魔王あやべんVS魔王真木、果たしてまふまふの頭を撫でるのは……!?
2017.10.05
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王様は支配する事が好きでした。目の前の相手の全て、屈服させていると思うまで安心ができませんでした。征服した国では小さな村の赤子さえ引きずり出して奴隷とし、奴隷たちが動けなくなると切り捨てました。王様はいつも部下に、今日はどれだけの人民を屈服させたか、死なせたか、誇らしげに語っていました。老兵も新兵も捕虜上がりの兵もみな鬱屈していましたが、表情には出しません。鬱屈を表情に出した途端、自分達も王様が嬉々として叩き潰す対象になってしまうからです。兵は王様の近くに居る事を嫌い、周辺国の戦争へと乗り出しました。宰相は王様の近くに居るうちに精神を削られ、薄暗い事、切羽詰まった事、それら全てを忘れやすくなりました。そうしてストッパーがないまま、……ストッパーを王様が壊し続けた結果、その国は国土を増やし続けました。王様は周辺国から死神と呼ばれました。兵隊は周辺国から破壊の化身と呼ばれました。宰相は周辺国から羊の皮を被った怪物と呼ばれました。それでも彼らにとってそんな評価など怖し殺し併呑する対象でしかありません。そうしてある日王様は全世界を制覇しました。もう王様について表立ってなにか言える人など誰も居ません。王様もなにか言われることなどはなから求めていません。何故なら王様は自分が欲しいもの以外の欠落は全て自分が欲しいもので補えるはずだと思っていたからです。けれど、王様の支配した世界は、死の世界でした。兵隊は際限のない、自ら望んだ過酷な日々により体を壊しました。宰相はものの食べ方や眠り方さえ忘れ心を壊しました。人民は粛清と逃亡と仲間割れの繰り返しにより、輪を壊しました。王様が欲しいものは、支配でした。王様は確かに足元にしゃれこうべをしいています。手に彼らだったものを握っています。からからと欠落の音が虚ろに響きますが、それは支配しているという実感で補えるはず。そのはずでした。それなのに、王様は支配した世界に初めて涙しました。こんなものがほしかったんじゃないはずなのに、思い返せばそればかり求めていたのです。王様の嘆く声は、虚ろに沢山の白の中で響きわたり、そうしてじきに潰えました。
2017.10.04
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研究室でイラレ使い増加中。私もイラレ信者なので広める。目下の標的は手書きさんとCAD使いさん。イラレ派私「CADはいちいち正確さを求め過ぎるし使いたい機能がどこにあるか分かりづらいから使いづらくない…?」CAD派P「イラレはそもそも入ってないと論外だし正確な図面と図形作れるのはCADだし3Dやパース描きやすいのもCAD」イラレ派私「イラレなら出来上がりそのままにデータ作れるしレイヤー増やすの簡単だし」CAD派P「それに甘えてレイヤー増やしまくりのすぐに直せる所放置しそうだし」イラレ派私(グサッ)「イラレのほうがデータ重くても落ちないし…」CAD派P「CADは一定時間ごとにバックアップとってくれるし」イラレ派私「イラレは外部からコピペでデータ埋め込みやすいしほかのデータにも出力しやすいし…」CAD派P「クリップ使えばよくない?」イラレ派私「ぐぬぬ」…勧誘…失敗…。イラレ楽しいのになあ…。そしてしばらくイラレばっかり使ってたらCADのコマンド忘れてしまった私、卒業制作でもイラレで行こうかと検討中…。でも仕事場ではイラレ<<<CADの模様…。
2017.10.04
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