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パンナムをご存知だろうか。 パンアメリカン航空の略称である、 パンナムはアメリカの、いや、 世界の航空業界の、 ガリバー企業だった、 驕る平家のように、 パンナムでなければ、 夜も明けぬと言われた、 高給与で羨望の的だった、 しかし、経営の足腰は、 しだいに弱ってきていた、 路線を広げ過ぎ、 路線ごとに、 それぞれの中小の、 航空会社との競合に、 疲れはてていった、 湾岸戦争の勃発で、 旅客は激減した、 燃料費の高騰が、 追い打ちをかける、 ついに、 1991年12月、 破産して終焉した、 11月29日、 アメリカの航空大手の、 アメリカン航空が倒産した、 ユーロ圏の経済危機、 中国の景気停滞、 中国への輸出に、 活路を見出しつつあった、 日本経済のさらなる、 地盤沈下を先取りした、 ような気配もある、 つまり、世界恐慌の、 露払い役なのか、 アメリカ経済には、 世界が恐慌に進むのを、 止める力はない、 むしろ、加速させる役に、 回りそうだ、 さて、どうする、 世界は空からやってきた、 前触れに途方に暮れる。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.30
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気がついたときには、 手遅れということが、 ままある、 温暖化対策が、 その典型にならない、 という保証はない、 アフリカ大陸の、 海辺の漁師町が、 消滅していく、 悪夢はすでに、 始まっている、 京都議定書は、 08年から12年までの、 5年間、 温室効果ガスを削減するよう、 先進国に義務付ける、 日本は90年比6%減を、 義務づけられている、 世界の約190カ国が、 批准している、 しかし、排出量世界一の、 中国は削減義務を負わず、 同2位のアメリカは、 批准せず、 ポッポポッポと排出し続けた、 お陰で昨年の排出量は、 過去最高だった、 米、中がそうなら、 守るのはバカバカしいと、 日本も期間の延長に応じず、 離脱するという、 よそがどうあれ、 6%の削減を守り、 先進国の鑑になれば、 国民はどんなにか、 誇らしいか、 アホ先進国が天に唾する、 行為を続ければ、 やがて地球は、 21世紀のノアの洪水で、 壊滅に瀕するのではないか、 この怖ろしき愚の流れは、 大国、先進国が元凶である。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.29
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福島第1原発の、 吉田昌郎所長が、 病気療養のため、 入院した、 どんな病状なのか、 国民の多くが知りたいし、 心から気遣っている、 に違いない、 東電によると、 病名や、 被ばく線量については、 個人情報のため、 公表できないという、 奥歯に物の挟まったような、 妙に思わせぶりのような、 言い方で、 よけい心配になる、 吉田さんは、 11月12日、報道陣の、 振り返って一番厳しかったのは、 という質問に答えて、 「3月11日から1週間が一番だ。 次にどうなるかが想像できない、 中で出来る限りのことをやった、 という状況だった。死ぬだろう、 と思ったことは数度あった」 と、語っている。 身を挺して原発の復旧に、 当たった吉田さんの、 1日も早い回復を、 切に祈る。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.29
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1920年代後半、 大学卒業者に、 空前の就職氷河期が、 訪れた、 学士様なら嫁にやろか、 ともてはやされた時代である、 大学へ進学するだけで、 羨望の目を向けられた、 時代である、 その大学生が働きたくても、 就職先がない、 「大学は出たけれど」という、 映画が公開されたほどで 大変な状況だった、 今、学内企業説明会に向けて、 どこの大学も、 その準備に追われている、 ところで、肝心の説明会に、 企業が集まらない、 と大学側が慌てている、 今は大学進学が、 当たり前の時代で、 どんな職場にも、 大学出がいる、 昔と違うのは、 大学は出たけれど、 それにふさわしい、 求人が少ない、 そのかわり、 優秀な人材は、 水面下で一本釣りされ、 とっくに内定しているらしい、 少子化という背景もある、 そろそろ大学の数が減り、 早い時期に専門知識、 技術を学び、 早くに就職する時代が、 きてもいいではないか 社会に旅立つ個人にとっても、 社会にとっても悪いことではない。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.28
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1920年代の、 大正デモクラシーは、 この時期に20代だった、 亡父によると、 自由でよき時代だったらしい、 第1次大戦の戦勝国であり、 輸出も拡大し、 景気もよく、 明治期の波に次ぐ規模で、 欧米の文化が入ってきた、 若者が夢を描けた、 時代だったという、 亡父が結婚した頃、 銀座を欧米の、 先端風俗に身を包んだ、 若い男女が闊歩しだした、 モボ(モダンボーイ)、 モガ(モダンガール)の、 登場だった、 30年代に入ると、 景気はしぼみ、 金融機関の倒産が相次ぎ、 巷には失業者があふれ、 急に社会は息苦しくなる、 軍部が台頭し、 満州事変が始まる、 世相はそれに反発するように、 刹那主義、享楽主義に走り、 扇情的なサービスの、 カフェー、レビューが、 全盛を極める、 エログロナンセンスの、 時代だった、 この閉塞感と退廃は、 日本型のファシズムである、 軍部独裁を生んだ。 今、ビジュアル系が、 復活の兆しだという、 政治不信、 震災、原発事故、 と閉塞感をいやが上にも、 高めることが続く、 若者はビジュアル系+ 強烈なミュージックに痺れ、 ガス抜きを図ろう、 としているのか、 時を同じくして、 維新の会が大阪府知事、 市長のダブル選挙を制した、 メディアは橋下徹氏の姓をもじり、 ハシズムと囃し立てる、 ビジュアル系の復活と、 ハシズムの台頭に、 関連性があるだろうか、 エログロナンセンスが、 軍部独裁の引き込み線と、 なったように~ その意味で言えば、 関連性はない、 簡単に言えば、 どちらも徒花にすぎない、 維新の会に熱い視線を注ぐ、 若者たちは投票するだけで、 行動を起こす力も気概もない、 ただおもしろがっているだけだ、 それにヒトラーユーゲントの、 ような自前の暴力装置を持たないし、 かっての軍部と違い、 今の自衛隊は政治に、 関心を示さず、 維新の会には、 変なものが出てきたな、 ぐらいの興味しか示さない、 ハシズムが日本の潮流に、 なることは、 橋下氏の言い草を、 借りれば、 1万%ないのである。 ビジュアル系に集う、 若者もガス抜きができれば、 という程度で、 突破力まで求めていない、 今の日本に、 独裁者や、 革命的勢力が生まれる、 要素は0と言っていい、 大阪の異変が、 日本の政治を糺す、 自浄作用を発揮するよう、 せめて望みたい。 個人的には、 ビジュアル系が栄えてほしい、 何の危険性もなく、 世の中が華やかに、 明るくなるではないか。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.28
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避難生活者でなくても、 気が晴れぬときは、 家に閉じこもりがちになる、 仮設住宅に住む人は、 いろいろ心配の種が尽きぬうえ、 散歩に出たくても、 運動に行きたくても、 慣れぬ環境へ放り出された、 ようなもので、 心細さも募り、 外出は億劫に思い、 家に閉じこもりがちになる、 とくに高齢で単身者には、 その傾向が強くなる、 結果は運動不足に陥り、 新肺機能の低下を招く、 これは高齢者の健康維持に、 大きな打撃になる、 震災被災地の、 ある自治体が調べた、 ところによると、 震災前は元気だったのに、 震災後、 歩くのが不自由になった、 高齢者(65歳以上)は、 1~3割にのぼったという、 読み聞かせ慰問で、 数回、被災地を、 訪れているが、 仮設住宅都市と言った趣で、 数10棟、数100棟の、 仮設住宅がずらりと、 建ち並んだ光景にお目にかかる、 ひっそりとして、 通路に人影があまりない、 洗濯物はどの棟にも干されている、 必要時以外には、 外出をしない雰囲気だった、 仮設住宅には、 高齢者も単身者も、 多く住んでいる、 大掛かりに仮設住宅を、 建てるときには、 小規模で簡易なもので、 いいから、 仮設体育館も、 建設したらどうだろう、 自治体は高齢者、 単身者の入居者に、 積極的に呼びかけ、 告知を行い、 運動にきてもらう、 そこで新しい、 コミュニケーションも生まれ、 個人の健康維持と、 仮設住宅社会の、 活性化も図れると思う。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.27
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ハチが清き武者を気取り、 老いたナベツルを一刺にした、 どっこいナベツルの一声は、 かってほどの凄みはないが、 まだ神通力を有していた、 清き武者ハチは、 YY帝国を追放され、 法廷闘争の構えを見せる、 老ナベツルは腕利きの、 弁護士10人を取り揃え、 逆襲の意欲満々のよう、 反逆者はノシイカに、 せねばおさまらずか、 しかし、老ナベツルの、 一声がかすれて、 神通力を失うのを、 待っているものは、 YY帝国の今は忠義顔の、 譜代の重臣にも少なくない、 外にも因縁の宿敵AA帝国が、 YY帝国の秋がこないか、 と虎視眈々、 ナベツルの一声と、 ハチの一刺の泥合戦を、 注視する、 YY帝国が養う巨人は、 途方に暮れて、 しょんぼりたちすくんでいる、 さて、結末は??? 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.27
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高速増殖原型炉は、 名を聞くだに身の毛がよだつ、 放射線が高速で増殖…???!! おお怖々々々、 放射能の知識に疎い、 わが頭脳はそう受け取ってきた、 でも、それは本当らしい、 原発でウラン燃料を燃やすと、 プルトニウムができる、 プルトーは地獄の王、 という意味、 人為的にしか作れない、 プルトニウムは、 なぜ地球に存在しなかったか、 答えはすべての生命を生かす、 ためです、 どんな微量でも、 肺がんを起こす、 と言われている、 この猛毒物資は、 半減期2万4000年、 人間の感覚で言えば、 永久に放射能を、 吐き続けます、 もんじゅはこれを、 燃料にしています、 その量約1・4トン、 長崎原爆の約470発分、 福井県の敦賀にある、 もんじゅは、 1995年12月8日に、 ナトリウム漏れの事故を起こし、 配管に不適合があることが解り、 処理し事なきを得ました、 プラトニウム漏れだったら、 地獄の王が世界に飛び散り、 想像もつかぬ事故に、 なるところでした、 福島原発事故後、 このもんじゅの存廃が、 ようやく論議の対象に、 なってきました、 衆院決算行政管理委員会は、 もんじゅの中止を含む、 抜本的な見直しなどを、 野田政権に求める、 ことにしている、 つまり、国会版仕分けの結論を、 予算編成に反映させるよう、 野田政権に勧告する、 ということである、 政権内では、 もんじゅを視察した、 細野原発相が、 廃炉を含め検討する、 と語った、 もんじゅはプルトニウムを、 燃料にして、 使った分以上の、 プルトニウムを作る、 まさに地獄の王の増殖である、 ほんとうの実用化は、 2050年頃とされていたが、 1995年の事故以来、 稼動していない、 それでも、維持費は1日当たり、 5千万円以上かかる、 廃炉になるかどうかは、 隠れもんじゅ族もいて、 すんなりとはいかない、 仮に廃炉になっても、 厖大なプラトニウムを、 どうするのか、 課題は深く多い、 地獄の王を調教できず、 野に放つような愚策に、 ならぬよう、 全国民がその行方を、 監視しなければならない、 船に乗せても、 思惑がさまざまの船頭が多かろう、 地獄の王を封印する地へ、 無事行き着くだろうか。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本 、
2011.11.27
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茶のしずく石鹸の使用で、 大勢の人がアレルギーを、 発症した、 元凶は原料に使った、 小麦粉に含まれていた、 粒子のグレパール19Sだった、 今回発症した人は、 今後、小麦粉を使った食品を摂ると、 アレルギーを起こす虞れがあるという、 ほんとうに問題なのは、 グレパール19Sでも何でも、 半世紀前は発症しなかったのに、 なぜ現代人は発症するのか、 それを解明し、 食品に含まれるもので、 発症しない療法を、 開発してほしい、 現代人の体質がどんどん、 おかしくなっていくように、 思えるのも怖い。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.25
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ドイツの国債が不人気だ、 さあヤバイぞユーロ、 最後の砦も崩壊寸前じゃい、 でもね、 それでなんで俺(円)ばかりを、 みんなで取り囲むんだよ、 ドルよ、 でっかいツラして、 甘えんのもええ加減にせえよ、 元もウオンも俺よりは楽だろが、 ぺソ、ルーブル、ポンドよ、 お前らもか、 俺だって株安だし、 フクシマも抱えてるし、 満身創痍よ、 それでなんで俺ばっか、 囲むの、 そんなに俺が強いのか、 ギザギザコインの野郎ども、 爆発したろか、おら。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.25
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保護区にヘラジカ、オオカミ、 イノシシなどが餌(獲)を求め、 空にはワシが舞う、 一見、豊かな自然の恵みを受け、 動物たちが繁栄している、 人はまったく住まない、 かってこの保護区には、 92の村があり、 2万2千人の人々が、 平和に健康的に、 暮らしていた、 ハリウッドのSF映画の、 設定ではない、 ベラルーシ南部にある、 立ち入り規制区域内の、 ポレーシェ国立放射線生態学保護区、 の現状である、 この事実から私たちは、 生命の維持に必要な、 2つのことを学べる、 1つは人が住まなくなれば、 開発された自然は元に戻り、 動物を始め、 さまざまな命が活発な、 営みを始めるということ、 もう一つは、 人が捨てて元に戻った自然は、 自然にして自然にあらず、 ということである。 この保護区の、 野生動物たちが、 世代を重ねて、 どんな姿になっているだろうか、 そこからがSFになる、 「チェリノブイリ原発周辺の、 汚染地帯にはびこる、 怪物と謎を追うサバイバルホラー」、 という長ったらしいふれこみで、 ヒットしたゲームがある、 シリーズ化されて、 世界中で売れている、 今年公開された、 ハリウッド映画は、 宇宙人の謎の技術を、 チェリノブイリで開発中、 誤って事故を起こした、 という設定になっている、 新聞の記事で知ったことだから、 ゲームの商品名も、 映画のタイトルも知らない、 調べてもここに記す、 つもりもない、 こんなゲームや映画が、 もてはやされている、 そのことを知っただけで、 ふるさとを追われ、 今なお被曝の後遺症や、 発症の恐怖に怯える、 人達の悲しみは募る、 居住が禁止されて25年、 チェルノブイリ事故は、 まだまだ集結していない、 このことの重みを、 日本人はしっかりと、 受け止めなければ、 ならないだろう、 やがてフクシマの怪物や、 フクシマ原発を舞台にした、 ゲームや、映画が海外から、 届くかもしれない、 興味本位に取り上げられる、 ことで、 直視すべき真実が隠れる、 それが怖い。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.25
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談志さんが亡くなった、 師匠と最後にあったのは、 もう6,7年前のことになる、 銀座ガスホールに聴きに行き、 終わって挨拶だけして帰ろう、 と楽屋を覗いたら、 もう小朝さんと1杯、飲んでいた、 この日の高座では後半、 息切れしていた感じだったが、 グラスを手にした表情は、 明るかった、 楽屋口で挨拶し、 ではまた、と背を向けたら、 「おい、カゲキ、一杯飲んでいけよう」 と、呼び止められた、 連れを待たしていたので、 断ったが、 それが最後に聞いた、 談志さんの肉声になった、 破天荒な生き方が、 その毒舌と並んで痛快だった、 毒舌がなぜ毒舌に、 なりえるかは、 人の偽善や、 世の矛盾を本音で、 衝くからである、 それを見て見ぬ、 ふりをする人、 事なかれ主義の、 人の胸にも痛く突き刺さる、 毒舌の人が少なくなると、 世の中が悪くなる、 師匠、どうか、 師匠並の毒舌の人、 100人ほどを、 この日本に、 送り込んでください、、、、。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.24
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日本政府観光局のまとめによると、 今年の1月から10月までに、 来日した外国人客は509万人、 去年の同時期比30・5%減、 だそうである、 このままの推移でいくと、 600万人台がやっとらしい、 やはり震災、原発事故、超円高の、 影響は深刻なのだろう、 震災の影響は復興と共に、 なくなるはずだが、 厄介な副次災害である、 原発事故の影響は、 外国の人々の心に、 消えない影を落としそうである、 チェルノブイリ事故後、 ベラルーシーや、 ウクライナを観光地の、 対象から外している人は、 日本人にもいる、 超円高も超がとれて、 ただの円高として、 定着するかも知れない、 外国人が今の日本を、 どう見るかは、 日本人の希望的観測と、 大いに懸け離れてくる、 と厳しく見る必要がある、 観光庁は2013年に、 1500万人、 2016年に、 2000万人の、 目標を立てている、 さすがに引き下げを、 余儀なくされそうだが、 将来的には年間、 3000万人は可能と、 見ているらしい、 大変甘い数字ではないのか、 日本の若い世代が、 観光で海外に行こう、 と強く望まなくなったのを、 ご存知か、 ネット世代で、 SNSに慣れ親しみ、 行った気分になれる、 ゲーム攻略本は買っても、 ゲームはしない若者も、 増えている、 これは世界の若い世代に、 共通している変化ではないか、 それに日本への、 右肩上がりの、 観光熱はすでに峠にきていた、 のではないか、 それに原発事故が、 冷水を浴びせた、 それを誰よりも肌身に、 感じているのは、 観光業界に違いない、 観光庁の役人は、 旅行会社や、 観光地のホテルに、 出向して実態を知る、 べきだろう、 絵に餅を描いていても、 しょうがないではないか。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.24
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日本人は生まれながらに1つの、 弁解を持っている、 それはすべて自分に帰する、 責任の一部を、 社会に転嫁する、 甘えの構造である、 オウムの裁判が終わった今も、 学歴も高く純真だった若者が、 なぜこのような犯罪に走った、 かの社会的背景を検証すべきだ、 という意見を聞く、 学究的には意味がある、 検証かも知れない、 しかし、犯罪に対して、 そういう配慮をしていたら、 すべてが滅ぶ、 戦後の混乱期に流行った、 歌謡曲の一節に、 ~こんな女に誰がした~ という言葉がある、 何、自分でしただけのことなの。 オウム事件から16年経ち、 当時、オウムの幹部だった、 若者たちより、 少し若かった世代は、 親の庇護のもと、 オウムの若者たちと、 違う方向へ甘えの触手を、 伸ばしていった、 のかも知れない、 世間は僕に合わない、 とひきこもる、 高級外車の送迎で、 有名塾へ通う、 テイッシュの王家の三代目は、 飛行機で、 東京の有名塾へ通ったらしい、 こんな甘いことをさせて、 いくら名だたる大学を出ても、 経営の才はつきっこない、 江戸時代の豪商が、 何代も続いたのは、 跡取りに子どものときから、 贅沢をさせず、 まず他家へ丁稚奉公に出して、 働くことの厳しさと貴さを、 教えたことによる、 テイッシュ王家の三代目は、 何も苦労せずに、 会長になってしまった、 何もできないのだから、 よきにはからえ、 と任せておけばよかった、 ところが、バクチにはまった、 そのことを反省しています、 と一片の紙切れで伝えた、 なんだかお母さんの財布から、 ちょいちょい失敬していた、 のがバレて、 ごめんね、 と頭をかいているみたい、 はてしなく世間を舐め切り、 度し難く甘えている、 高度成長期に創業し、 大成功を収めた、 どこの創業家も、 3代目の時代になっている、 経営規模は巨体でも、 実体はお家企業、 危ういかな日本経済。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.23
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落合前中日監督の記者会見を、 テレビでたまたま見た、 これで強く印象に残ったQ&A、 (これから何をしたいですか?) 「ぐっすり眠りますよ」 (これから何をしますか?) 「さあ、映画でも見ようかなあ」 お気づきだろうか。 栄光もあり苦悩もあった、 大任から解放され、 まずは頭を空っぽにして、 充電しようというのに、 まるで、 (今日履いているパンティーは、 何色ですか?) といった感じの幼稚極まる質問です、 内心で、 いい加減にしてくれよ、 と思ったかも知れない。 でも、そこは落合さんらしく、 幼稚に切り返し、 レポーターを皮肉って見せた、 のだと思う。 せめて、慰労と皮肉を込めて、 (まだまだオレ流の生き方は、 可能ですか?) ぐらいな質問をしてほしい。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.23
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かってオキナワは基地の町で、 米兵が犯罪を犯しても、 基地へ逃げ込めば、 日本の警察は手を、 こまねくしかない、 無法の地域であった、 米兵の犯罪に泣き寝入りする、 しかなかった人々は、 数えきれないほどいただろう、 オキナワの人が、 米軍基地に抱く怖れの1つは、 米兵の犯罪に対する怖れだった、 今もそれはなくなったわけではない、 普天間基地問題の背景にも、 それは尾を引いている。 今、オキナワは、 平穏に暮らしたい、 健康に暮らしたい、 人々にとって楽土に見える、 ほとんど常夏の地と言っていい、 魚介、野菜、果実など、 安全な食品に恵まれている、 他所からきた人を、 暖かく受け入れる、 開放的な人間性も、 素晴らしい、 九州の地からも海を隔て、 遠く離れて異郷にきた、 心地になれる、 何よりも原発がない、 こうして本土ではオキナワを、 熱い視線で見る人が、 多くなった、 戦時中の自主疎開に近い意識で、 移住してくる人達もいる、 原発事故後、鼻血や、 下痢などの症状が出た、 常にだるい、 幼い子どもが頻繁に、 発熱するようになった、 などという理由からだ、 今はまだなんともないが、 微量の放射能が、 検出され続ける首都圏に、 居続けることは危険だ、 という判断で移住してきた人も、 少なくない、 原発事故と、 事故後、出てきたという症状には、 因果関係があるかどうかは、 解らない、 首都圏からの避難は、 過敏な反応かもしれない、 でも、私たちはこの人達を、 笑えるだろうか、 ほんとうは自分もそうしたい、 と思っているのではないか、 でも、仕事などのしがらみと、 天秤にかけて、 そうできないだけではないのか、 問題はもはや本土には、 何の憂いもなく暮らし続けられる、 安全な地がなくなってきた、 ということなのである。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.22
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平和で自然と人の心が和んでいた、 被災前の被災地が舞台になっている、 映画です。 「エクレールお菓子放浪記」は、現在、 全国各地で上映中、 孤児の少年がお菓子への、 憧れを胸に、 様々な人との出会いと別れを通し、 混乱期をたくましく生きていく、 姿を描いています、 この作品の完成披露試写会は、 今年の3月10日、東京虎ノ門の、 ニッショーホールで行われました。 翌11日、東北大震災が発生し、 映画を見た人はテレビを見て、 まさかと我が目を疑いました、 この作品の主舞台は石巻市でした、 昭和の匂いが色濃く漂う、 町並みも含めて、 スクリーンにあふれていた、 石巻の魅力が、 大津波に呑まれ、 一瞬のうちに消えてしまって、 いたのですから、 その意味でも、 この映画は貴重な記録を、 残したことになります。 「幻の馬」は1955年の、 モノクロ作品です、 ダービーを制しながら病に倒れた、 トキノミノルをモデルに、 名馬の栄光と悲劇を描いている、 今度の震災で大きな被害を受けた、 八戸線や、その沿線風景が、 ふんだんに登場する。 「傷だらけの天使」は1997年公開、 今度の震災で大津波に、 壊滅に瀕した三陸鉄道と、 その沿線の地区の、 在りし日が描かれている、 この3本の映画を見れば、 被災地のために何かしよう、 という強い気持ちが、 湧いてくるに違いない。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.22
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働いても働いても、 年収200万円以下の人が、 1000万人もいる、 生活保護の受給者が、 急カーブで増え続けている、 経済的理由で医療を中断したり、 医療を受けない人も、 増えていく、 高齢者の場合は、 それが孤独死を招く、 要因の1つになっている、 若手や、中年層で、 医療を受けずに、 無理して働き続ければ、 寿命を縮める結果になろう、 能率も上がらず、 社会にとっても損失になる、 この1,2年、そういう思いを、 強くしていたこともあって、 医療費の窓口負担の、 ゼロを目指す、 ゼロの会を知り、 その趣旨に賛同した、 それ以来、 この会の活動に注目している、 日本は中流層がどんどん貧困化し、 確実に貧富の格差を広げていくか、 に見える、 せめて医療費の負担を心配せずに、 働き続けたい、 働くことを航海に例えれば、 窓口負担「ゼロ」は、 遭難しないための、 頼れる灯台のようなものである、 遭難せずに働き続けたい、 仮に遭難しても、 早めに救助されて、 すぐに仕事に復帰できる、 というのなら、 憂いなく働き続けられる、 灯台[ゼロ」が早く行く手を、 照らして欲しい。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.22
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旧上九一色村のオウム真理教の本拠に、 警察の大捜索隊が踏み込んだとき、 誰が一番乗りをしたかを、 覚えているだろうか、 それは先頭の警察官が手を伸ばして、 提げていた鳥籠の中のカナリアだった、 化学性の毒物に敏感に反応する、 ということで、 1の尖兵にされた、 今なら生きた放射線量計といった、 ところかも知れない、 このカナリアはどうしたろう、 カナリアの寿命がどれだけのものか、 は知らない、 すでにこの世のものではないとして、 その前に忘れた歌を歌いだし、 悲しみの呪縛を解いただろうか、 13人目の死刑が確定し、 オウム裁判は一応の終結をみた、 しかし、この事件には、 多くの歌を忘れたカナリアが、 存在する、 松本サリン事件で、 命はとりとめたものの、 ついに目覚めることがなくなった、 妻を手にかけようとしたと疑われ、 あまつさえ7人という大量殺人の、 容疑者に擬せられた人は、 妻が亡くなり事件は終わった、 と淡々と語る、 しかし、歌を忘れたまま、 看取らざるを得なかった、 この人の無念はいまだ深い、 のではないだろうか、 離島に移り住んだ、 と新聞は報じている、 豊かな自然の中で、 自分の歌を歌いだして欲しい、 地下鉄サリン事件では、 12人の死者のほか、 数1000人が被害にかかった、 このうちのどれだけの人が、 自分の歌を思い出し、 悲しみを解いただろうか、 加害者側もその多くは、 歌を忘れて呪いの儀式の中で 許されざる罪を犯したに、 違いない、 13人の死刑囚は、 そのことを悟り、 従容と罪滅ぼしの階段を上り、 最後に忘れていた歌を思い出し、 歌って去ってほしい、 無期を含む懲役刑や、罰金刑に、 服している者も多い、 この人達の償いは、 自由の身になってから、 いかに無私の歌を歌えるかだろう、 さてどんじりに控えしものは、 すべての元凶の元教祖であるか、 この男には忘れた歌を、 思い出してさえほしくない、 7度生まれ変わって、 その都度、死刑台に上がっても、 その罪は贖いきれまい、 こんなことを書くのも、 なんだかやりきれない、 獄窓でこの人は本音の歌を、 歌うことがあるのだろうか、 やはり、やりきれない。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.21
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欧米で若者が貧富の差に怒り、 公園や、街頭で、 集会や、デモを続けている、 日本の若者はどうか、 あまり怒らない、 冷めて世の中を見ている、 親の世代である、 50代60代が貧しくないから、 ひきこもりもOKだから、 のんびり構えている、 日本の若者には、 牙がない、 代わって高齢者は、 ひしひしと、 暮らしが逼迫していく、 のを実感しつつある、 社会保障は、 高齢者を切り捨てにしていく、 ほうへ流れている、 80,90の老後をどうしよう、 と不安に駆られる、 すると、そんなに生きなくて、 いいんだよ、 という合唱が聞こえる、 おいらわたしたち、 経済成長を担ってきたんだよ、 そんなこと、 順ぐりじゃないか、 早く地下に潜んなよ、 という冷たい視線にさらされて、 ついに決起し、 牙をむいても、 その牙は使えば、 すぐに折れるのです、 日本の若者は怒りません、 高齢者が働きに、 働いてきたお陰で、 世の中いまだ豊かで、 自分たちも食っていけるから、 でも、1%の富者が、 99%の貧者から搾取する、 世の中はもう目前です、 若高連合で日本を、 変えてみますか。 場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.19
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膾[なます]を吹くぐらいに、 慎重であってもいいのに、 ただ熱して冷めただけ、 日本人は熱しやすく冷めやすい、 そして、粘り強さに欠ける、 とあらためて思い知らされた、 TPP問題で議論が沸騰し、 国論を2分する状態になった、 どじょう宰相は「1日考える」、 と引きこもった、 しかし、熟慮に熟慮を重ねたふしもなく、 一夜明けて当然といった態度で、 参加を表明した、 国論を2分した議論の沸騰は、 もはや起きなかった、 あの熱気は何だったのだろう、 別に考えるまでもない、 お祭りの宵宮だったのだ、 一夜明ければTPP神輿をかついで、 練って入るべきところへ、 入御させておしまいです、 熱しやすく冷めやすい、 国民性を読んだ、 どじょう宰相の技ありです、 でも、外国とは粘り強い、 交渉をやんなきゃね。 休止中の原発が、 ストレステストを終えれば、 次々に稼働する、 海外へも原発プラントを、 売りまくろうという気配を感じる、 羹に懲りて、 エネルギー転換について、 さぞや国中が灼熱化したような、 議論の大噴火が起こるのか、 と思ったが、 なんだか隅っこで、 こちょこちょやりあった程度で、 盛り上がらなかった、 これでいいのだろうか、 何だか不気味なほどのんき過ぎる、 羹に懲りずにまた羹を吹いたら、 今度こそ取り返しがつかないのに、 わが国民性はのんきに変化した、 わけではあるまい、 この「のんき」さは何だろう、 それが不気味だ。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.18
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読み聞かせに行った先の小学校、幼稚園、保育園の子供たちから手紙をいただくと、ほんとうに元気が出ます。南百合丘小学校の1,2,3年生からどかっと手紙が届きました。 読んでいくと、どんどんパワーが蓄積されていく感じです。 これに優る良薬はありません。 読み聞かせ活動を続けることが恩返しになると思っています。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.18
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川崎市立南百合丘小学校 読み聞かせ会 10月25日[火曜] 10・00~11・00 小田急線新百合ヶ丘駅南口を出て10分も歩くと、高台の閑静な住宅街になります。 南百合丘小学校はその高台の一角を占めており、校門を入ると側壁に子供たちが描いたタイル画が連なる池がありました。覗くと見事なニシキゴイがゆったりと泳いでいました。僕のフアッションより派手で美しかったですね。 今回の読み聞かせは1,2,3学年の子供たちのみが対象でしたが、児童数の多い小学校でしたので、対象学年の全クラスの子供たちが体育館に入ると、それだけで静かな熱気が立ち上りました。後方にはお母さんがたも大勢集まっていました。 この日、ピアノ演奏を挿入して物語世界を大きく広げてくれた大石千奈美さんは、元カゲキックスのボーカルです。カゲキックスは10数年前に僕が結成したロックバンドで1年余りで解散しましたが、地方公演も行い、型破りなバンドでした。大石さんは当時二十歳そこそこのうら若きボーカルでした。 それが今は小学生の男の子と園児の女の子を持つ2児の母ですから、時の流れと人の変わり様の速さをあらためて思い知らされました。大石さんは子育ての傍ら、いまも活発にコンサート活動を繰り広げており、それゆけの元気印お母さんです。 「ちいさなちいさなぞうのひみつ」と「ぽんちとちりん」の2作を語らせていただきましたが、場面場面にあった曲の効果で僕自身がすぐに物語世界に引き込まれてしまいました。 南百合が丘小学校の子供たちは物語をよく味わって聞いてくれました。学校側の目指す子供像は、よく考える子、思いやりのある子、粘り強く取り組む子、の3像ですが、目を輝かせて聞き入る姿に、その3像が次々にだぶりました。 終わっていくつか質問を受けましたが、家族構成や、童話創作の心構えに触れたものもあって、理解度が高いという印象を抱きました。 子供たちが教室に戻った後、開かれた絵本のサイン会ではお母さんがたが熱心に選書してたくさん購入してくれました。 ところで、大石さんの息子さんは高学年のため、読み聞かせ会に参加できず、残念がっていたそうです。 * 写真は子供たちから質問を受けていたときのものです。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.18
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金融政策決定会合なる、 偉そうな会合がある、 合をとつて~会にしたり、 議を加えて~会議に、 しないところが、 古色に包まれながら、 日本の経済を導いている、 という自負に満ちている、 日銀らしい、 昨日開かれたこの会合で、 日本の景気は減速している、 という判断がなされた、 欧州危機に象徴される、 海外経済の減速、 円高、 タイの洪水、 以上の3つの影響を受ける、 という認識である、 アジアの新興国は、 EU諸国を主に、 輸出を拡大してきた、 欧州危機でそれが伸び悩み、 その結果、新興国をお得意に、 してきた日本の輸出も、 陰りを見せ始めた、 円高は日銀が介入しても、 ごく小さな効果の、 対症療法にしかならなかった、 タイの洪水は天災である、 つまり、どれもこれも回復は、 他力本願になる、 だから、仕方ないでしょう、 という呟きが聞こえてくる、 自力で内需を拡大し、 国内での需要供給を、 活発にすれば、 こういうときを、 乗り切りられるのに、 市場原理主義に振り回され、 手の打ちようがなくなっている、 日本列島はいつのまにか、 全体が風待ち港になってしまった、 安定した内需拡大は、 少々道は遠くても、 先進国並みの食料自給率に、 戻すことから始まるだろう。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.17
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ヤバイ、と感じたほうが、 思考が柔軟だと思う、 20年前に比べて、 国内のスズメの個体数が、 約6割も減少したというのだ、 立教大と岩手医科大学の、 グループの調査報告だから、 まず間違いないだろう、 朝ウオーキングしていて、 確かに昔のようにスズメが、 賑やかに群れている姿は、 あまり見かけなくなった、 ハトのほうがたくましく群れている、 カラスよりも少なく感じられる、 都会特有の現象か、と思ったら、 農村地帯でも同じことが、 起こっている、 古来からスズメは、 街や、人里を生息圏にして、 茅葺きや、瓦葺の人家の軒下や、 瓦の下を棲家にしてきた、 人と共生しながら人に馴れず、 距離を置くという賢い、 生き方をしてきた、 その人家が都会、農村地帯を、 問わず、今様の建物になり、 スズメたちの住まいには、 ならなくなった、 そのため、少子化が進んだという、 しかし、それだけではあるまい、 環境の汚染がスズメという、 種の衰退に大きく作用している、 と思う。 人の住むところを生息圏にしているため、 環境の悪化で人に影響が出る前に、 小さく弱い種は影響を受ける、 食物連鎖から考えると、 餌になる種子を結ぶ草や、 小昆虫類が、 人里から姿を消しつつある、 消えずにいても、 スズメなど小鳥類の餌には、 ふさわしくない変化を起こしている、 可能性もあるだろう、 人には直ちに影響がでない微量でも、 スズメには直ちに影響が出る、 場合もあり得る、 それが放射線とは言わないが、 日本に原発数が増えたことと、 スズメが減少してきたことは、 何かを象徴しているかもしれない、、 スズメの少子化に約20年遅れて、 われわれ日本人の少子化も、 始まった、 その原因を結婚しない人が増えた、 結婚しても子を作らない、 カップルが増えたから、 と安易に考えず、 環境の変化の影響で、 日本人という民族の繁殖力が、 衰えているという見方も、 必要なのではないか。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.17
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8,9年ほど前、当時幕内力士だった、 旭鷲山関と広島、香川方面へ、 読み聞かせ&サイン会の、 旅をしたことがあった、 他の同行者と、 日本の年間自殺者数が、 また3万人を超えたことを、 話題にしていたら、 聞きつけた旭鷲山が、 「ええっ、1年で3万人! 自殺する、 人間なんかモンゴルには一人もいないよ」 と、目を丸くして驚いた、 モンゴルの雄大な草原を思い浮かべ、 一人もいないかどうかは、 ともかくとして、 ほとんどいないだろうなあ、 と納得したものだった、 ちなみに、 2009年度の国別自殺率の、 統計を見ると、 男女とも自殺率0%の国が、 5カ国ある、 ホンジュラス、 ヨルダン、 ハイチ、 アンティグア・バーブーダー セントクリストファー・ネイビス 以上のうち、 ハイチ、ホンジュラス、 カリブ海に浮かぶ、 アンティグア・バーブーダーは、 中米諸国、 セントクリストファー・ネイビスは、 西インド諸島にある、 先進国ではなく、 それほど豊かな国でもないが、 陽気な国民性と、 ストレスの少ない環境に、 恵まれている、 ヨルダンは自殺が禁忌の、 イスラム国家である。 自殺率の高い上位5カ国は、 リトアニア 韓国 カザフスタン ベルラーシー 日本 の順になる、 日本、韓国は高度に工業が、 発達した先進国である、 他は旧ソ連圏の国々で、 6位のロシアも含めて、 旧ソ連圏は自殺率が高い、 社会主義体制の崩壊で、 年金生活者の生活が、 厳しくなっていることも、 影響しているのだろうか、 日本と韓国の場合は、 急激な経済成長を遂げ、 その蔭で置き去りにされた、 人達の生き甲斐の喪失が、 要因の1つに挙げられると見る、 この統計に、 モンゴルは出てこない、 データがないためである、 2010年の日本の統計によると、 自殺者数は31690人、 10万人あたりの自殺者は、 24・9人、 これで13年連続3万人超である、 自殺未遂者の数はこの約10倍だというし、 自殺者の遺族はすでに300万人を、 超えているという、 これらの数字を眺めていると、 恐ろしくなる、 日本は明らかに病んでいる、 原発の数もも0に近づいていくと、 安心できるが、 自殺者数が0に近づいていくだけで、 それだけ有能な人材が、 損なわれないですむことであり、 日本は豊かさを享受でき、 日本人の心は健全になっていく、 自殺者をなくしていくことが、 日本という国の急務ではないか。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.15
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イギリス、ドイツ、フランス、デンマーク、オランダ、 スペイン、イタリア、カナダ、オーストラリア~ 先進国を並べました、 アメリカがまだ出てきません、 彼の国は先進国ではないのです、 公的な医療保険がありませんから、 先に挙げた国々は、 みな医療の窓口負担は、 ゼロの国々です、 日本は国民の掛け金の大きい、 医療保険があります、 それだけに、 窓口はゼロであっていいのに、 外来で平均4130円、 入院で平均12万7200円を、 負担させられています、 保険料を払っているのに、 途中で治療を中断したり、 入院を控える人は、 年々、増えています。 全国保険団体連合会の調査では、 患者の医療中断があった、 医療機関は4割に上るとのことです、 体調が悪くても受診しない人は、 それ以上に多いでしょう、 結果的に寿命をl縮めている人も、 少なくないに違いありません、 窓口負担をゼロにして、 気軽に受診できるようになれば、 未病に対する意識も高まり、 さらなる長寿国になる、 のではないでしょうか、 窓口負担の高額化が、 坂道を転がり落ちるような、 長寿国からの転落にならないよう、 窓口負担ゼロを何としても、 実現したいものです。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.14
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原発事故の収束はいつになるか解らない、 まだ喉元を過ぎていないわけで、 国民は今も熱さを味わっている、 被災者の方々の熱さは、 例ようほどもないほど、 苦しいものに違いない、 この熱さではないものを、 忘れかけているのではないか、 それは政府が、当初、事実を隠蔽し、 結果的に住民、国民を必要以上に、 混乱、不安に陥れたことに対する、 熱さ[怒り]である。 政府だけに責任がある、 わけではないが、 ここではあえて政府に絞り、 矢面に立ってもらう、 政府は原子炉の圧力容器は、 損傷していない、 と言った。 しかし、事実は地震で損傷した、 圧力容器から冷却水が流出、 放射能が漏れていた、 政府はメルトダウンはしていない、 と言った、 事実は燃料棒が溶け、 圧力容器の底に溜まっていた、 明らかなメルトダウンだった、 ばかりでなく、圧力容器の、 底も突き抜ける、つまり、 メルトスルーさえ始まっていた、 メルトダウンで発生した、 水素が爆発し、 大量の放射性物資が、 放出された、 それでも、政府によると、 放射線はごく微量だ、 と言ってのけた、 その後も、 味方の損害はごく軽微に偽った、 大本営発表のように、 ただちに危険ではない、 といった式の隠蔽的な、 政府発表や、見解が続いた、 喉元を過ぎたときには、 熱かったろうに、 のちに事実でないことが解っても、 国民はあまり怒らず、政府に、 国民が動揺しないよう考慮してのこと、 と開き直られた、 深刻な事実を早く知れば、 冷静に対応こそすれ、 混乱を招くような動揺はしないだろう、 日本国民は賢く沈着である、 政府が自国民を信用していないのが、 問題であろう、 事実を公表して責任を追及され、 政権が動揺するのが、 怖かっただけではないか、 しかし、国民はついに烈しく怒らず、 熱さを忘れつつある、 ここまで読んでいたとしたら、 政府もなかなか賢いではないか、 コケにされたのは、 われわれ国民である、 そろそろお人好しはやめて、 ほんとうに賢くなろうではないか。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.14
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昨日の埼玉県神川町の、 神川中央公民館での講演は、 読み聞かせの実演も、 挿入しましたが、 「子どもの人権を守る」が、 本来のテーマでした。 子どもの人権を守るとは、 子どもの命を守ること、 子どもの健康を守ること、 子どもに安心を与えることです、 と読み聞かせ活動で体験した、 さまざまなエピソードを、 披露しながら、 訴えさせて頂きました。 講演終了後、サイン会を、 開かせて頂きましたが、 完売で感激しました、 実行委員は民生委員の方々で、 その活力と情熱に脱帽です、 写真に町長さんも写っていますが、 遠慮して小さくなっています。 神川町のみなさん、有難う!!! 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.13
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どじょう宰相が参加表明をしたとたん、 アメリカ網元はぱっと網を広げた、 狙う獲物は、 米国産牛肉の輸入規制撤廃、 自動車市場の規制の改善、 日本郵政の優遇措置見直し、 の3匹。 私的通称にすると、 牛肉どじょう、 自動車どじょう、 郵政どじょうの3匹です、 TPPはアメリカ網元が拠って立つ、 柳の大木なのです、 どじょう宰相は人身御供の、 3匹を差し出すために、 柳の大木の下に、 ノコノコやってきたのであります、 アメリカ網元は、 柳の下にどじょうが3匹どころか、 いっぱいやってくるのをご存知です、 どじょう宰相を恫喝すれば、 何匹でも連れてくる、 とたかをくくっているのです、 最盛期のローマ帝国でも、 属領に対しこんな横暴な王は、 いなかったでしょう、 百姓は生かさぬよう殺さぬよう、 の徳川時代どころではない、 日本は美味しいどじょうを、 残らず網にかけられた末、 ポイ捨てにされる可能性が、 あるのではないでしょうか、 今のアメリカに、 占領下の日本に恵みを、 施したような優しさも、 余裕もないということは、 肝に銘じたほうがいいでしょう。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.13
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「ナベツルの一声はもうたくさんだ」 長年、専制をふるい、 今でもふるえる、 と思い込んでいる、 ナベツルの老王は、 子飼いのツルの一声に、 ただただ默するのみか、 反旗を翻すその一声に、 老ナベツルは想像になかった、 衝撃をたしかに感じた、 自分が支配するツルの世界に、 まさか反逆するものが、 それも子飼いから出ようとは、 唖然として今は一声もない、 でも、己の一声に酔ってきた、 老王は唖然としただけで、 己の専制的権力に、 陰りが見えてきたとは、 片鱗ほどにも思っていない、 今は家令のタンチョウに、 己の一声を代弁させる、 家令はタンチョウにしては、 頭部の赤みが薄く、 桃色がかっている、 長年、代弁の一声を、 放っているうちに、 しだいに薄れてきた、 そして、今回の代弁の一声は、 「ナベツル様はツルの世界の支配者、 だから、不当のツルの一声にあらず」 唖然としただけで愕然も、 反省もしなかった老王は、 そろそろ不当でない、 そして恐ろしい一声を放つ、 ただ、その一声に往年の、 張りはないだろう、 ツルの王国に変革の、 嵐が迫っている、 かってつやつやと輝きを、 放っていた自慢の黒羽も、 今は色あせ抜け続け、 裸同然になりつつある、 老ナベツルは悲しからずや、 昔の栄光ツネならず。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.12
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少年院退所者の4割が、 25歳までに何らかの、 罪を犯している、 ということが、 法務省の研究機関の、 調べで解った、 逆に言えば、 6割が更生している、 ことになる、 少年院で入所少年は、 犯罪の手口と知恵を、 覚えることが少なくない、 悪のネットワーク造りも、 行われているという、 暴力団や、犯罪グループの、 先輩後輩も少年院の、 それのことが多い、 そのような負の要因も、 ある中で、 6割も更生しているのは、 よくぞ立ち直った、 と褒めてやってもいい、 そういう認め方も必要、 なのではないか、 たてまえばかりを見るから、 4割も再犯か、 と驚くことになる。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.11
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いずれも今日の某紙の経済記事の、 見出しに使われている単語です、 イタリアの国債の金利が、 7%を超えたことに対し、 財政、危険水準に インド経済が減速している、 ことに対し、 輸出・新車販売が不調 中国の景気が冷えつつ、 あることに対し、 中国経済も体温下降 ということです。 このところ、 新聞を広げただけで、 気分が下降するのは、 見出しにあるネガティブで、 元気をなくす単語を、 目に入れてしまうからでした、 さて、これでは負の暗示に、 かかります、 それで、 イタリア国債絶好調 インド経済、さらに加速 中国経済も体温上昇 とイメージしてみましたが、 どうもリアリティに大欠けです、 さて、わが日本は、 街角の景況感、改善 だそうですが、 どこの街角ですか。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.10
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5歳の時から、 小学卒業時まで住み、 今住む町とも隣接しているので、 ちょいちょいウオーキングで、 訪れる小金井市が、 ごみ処理で窮地に、 陥っている、 もともとは老朽化した、 ごみ焼却場に代わる、 新たな処理施設建設の 計画が頓挫したことに、 原因がある、 このため、ごみの受け入れを、 要請された自治体が、 難色を示したり、 二の足を踏んでいるのだ、 ごみを喜んで受け入れるところは、 どこにもないだろう、 と思ったとき、 日本が放射性廃棄物の、 原っぱになるという、 悪夢の光景が浮かんだ、 原発が稼働を続ける限り、 放射性廃棄物は、 延々と増え続ける、 どこの国も受け入れてくれない、 日本国内でも、 そんなジョーカーは、 どこも引きたくない、 どうするのだろう、 なんとかなるさ、 という無責任丸出しの、 脳天気では、 なんとかならないだろう。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.09
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護送船団方式は、 もともとはもっとも経営力や、 競争力に欠ける事業、企業に合わせて、 全体を管理、守っていこうとすること、 1企業に例えれば、 能力や、資質に劣る社員がいても、 見捨てることなく、 全体でカバーしていこう、 ということになる、 みんなに遅れをとっている、 と内心で思っている社員も、 この方式だと安心して働ける、 かっての驚異的な日本の経済成長は、 業界や、企業にこの考え方が、 浸透していたから成し遂げられた、 いや、親子、長幼のけじめが、 きちっとして、 弱者の面倒を見ることが、 当然とされた日本社会には、 大変、適した方式であったから、 大いに力を発揮したのである、 それが市場原理主義なる、 肉食獣が早いもの勝ちに、 獲物に食らいつくような、 利己主義の権化のような妖怪が、 徘徊を始め、 日本型の人間性に富んだ、 資本主義は滅びに向かわされている、 TPPは一言で言えば、 市場原理主義国家の、 権化であるアメリカが、 自国の利を謀るため、 同盟国という属領的国家や、 弱小国家を食い物にする、 ということに過ぎない、 TPPという経済圏が誕生すれば解る、 アメリカが専制的盟主になる、 そのTPP国家の一員になった、 日本は貧富の差が極端で、 各種の犯罪が多発する、 国になる可能性がある、 護送船団方式という、 歌を忘れた日本は、 どこに生きる道を探すのだろう。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.09
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どうする? 以外は、 樺美智子さんの詩の 1節の冒頭部分だ、 と気づく人は少なくなった、 と思う、 もし、若い人で樺美智子の、 名を知っていたら、 どうして知ったかを訊いてみたい。 昭和34年(1959)、C大に入学した、 60年安保闘争が盛り上がりを、 見せた年で、 キャンパスから毎日隊列を組んだ、 数千人規模のデモ隊が、 国会周辺に繰り出した、 キャンパス周辺では、 大学経営陣の意を受けた、 体育会系学生が、 デモ隊の隊列に繰り返し、 突っ込んで騒然とした、 雰囲気だった、 デモ隊はいったんは崩れるが、 数にものを言わせて、 だんだんと体育会系学生を、 圧倒していく、 デモ隊の参加者は学生自治会(全学連)、 率いる一般学生だったが、 いくら在学生が万を超えていても、 毎日毎日、 数千人規模の動員は凄い、 「安保反対」はこの時期の、 大学生の圧倒的多数の、 意思だったからである、 本来、ノンポリの僕でさえ、 数回はデモに加わったほどである、 デモの流れで、 学生街の縄のれんに入ると、 隣のテーブルでデモの隊列に、 突っ込んできたラグビー部だとか、 柔道部の猛者が飲んでいて、 照れくさそうに僕らを見た、 呉越同舟で飲むことになる、 中には呉越で高校の同期がいて、 双方ともに立ち上がり、 近寄りあって、 「悪く思うな、部の方針なんでな」 「いいよ、でも、お手柔らかに頼むよ」 などと言い交わして、 握手したこともあった、 お互い立場が違っても、 同じ土俵に立っていたのである、 それを理解しあう余裕も、 あったし、 憎しみはなかった。 デモから遠ざかっていた僕が、 再びそれに参加したのは、 翌35年(1960)6月のこと、 である、 国会構内で全学連デモ隊と、 警官隊が衝突し、 東大生の樺美智子さんが圧死した、 この事件を中央沿線の、 深夜酒場のラジオで知った僕は、 血が騒いで何かにとりつかれたように、 国会周辺に駆けつけた、 全学連は国会構内から、 排除されていたが、 隊列を組んで、 警官隊と対峙していた、 警官隊はヘルメット、 楯で身を固め、 壁のようになっていた、 その警官隊に突っ込むことになり、 当時としては、 かなり大柄だった僕は、 最前列のほうへ回された、 最前列は旗を巻いた、 旗竿を横にして、 それぞれが両手で握る、 最前列がそれで乱れなくなれば、 後に続く列も乱れることなく、 突っ込める、 ワッショワッショと掛け声を合わせ、 警官隊の壁に向かう、 機動隊の精鋭揃いが、 4,50人の最前列のあとに、 数10列を築いている、 デモ隊が勢いよく当たっても、 びくともしない、 押し合いのようになる、 後ろの列の重圧が加わるので、 胸は万力をかけられたようで、 1,2分は呼吸もできなかった、 かりに隊列からはみ出そうものなら、 たちまち数人の私服警官に包まれ、 身柄を持っていかれる、 樺さんが圧死したことで、 警官隊は低姿勢だったが、 いかにも丈夫な乱闘服に身を固め、 楯を胸に構えている、 学生はワイシャツか、 ポロシャツに替えズボン、 という軽装だった、 離れたところから投石する、 ことはあっても、 顔を防弾ガラスで覆うタイプの、 ヘルメットで頭部と顔面を保護し、 楯で飛んできた石を払う、 警官隊にはほとんど無力だった、 当時、中野に警官も学生も、よく 飲みにくる居酒屋があった、 そこで私服を着ていても、 すぐに機動隊員と解るグループと、 テーブルを隣り合わせたことがあった、 お互い気まずい雰囲気になったが、 つかの間のことで、 すぐに素知らぬふりして、 それぞれで盛り上がった、 こんなところで警官風を吹かす、 者もいなかったし、 税金泥棒、犬、と罵る、 学生もいなかった、 デモ現場で激突しても、 正反対の土俵際に立っていても、 おなじ土俵にいる若者同士、 であることを互いにどこかで、 認めていたのである、 10年後の70年安保は、 学生もヘルメット、覆面、ゲバ棒、 に身を固め、 初めから流血のデモを行う、 ようになった、 どこか違う、と僕は思った、 憎しみが生まれている、 同じ土俵ではなく、 世界を異にする若者同士の、 激突になった、 やがてそれは内にも向き、 相容れないから憎み、 抹殺するという内ゲバを招く、 学生や、若い警官が変わった、 のではない、 60年と70年の間に、 世の中が変わってしまったのである、 地域社会に雑草のように、 根づいていた人情は薄れ、 核家族にかっての熱くて、 ほろ苦い家族の絆は失われた、 憎しみが大手を振って歩いている、 そういう世の中になっていた、 のである。 樺さんの両親は、 樺さんをなくしたその年の秋に、 遺稿集「人しれず微笑まん」を出した、 これはベストセラーになった、 この復刻版が出たという、 ただ許されるものなら 最後に 人知れず ほほえみたいものだ 樺さんは60年以降、 ガラリと世の中が、 変わったことを知らない、 もし知ったら、 最後に のあとに、 どんなフレーズを刻んだろうか。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.08
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龍馬と無理にみなしましょう、 複葉機に興味津々です、 龍馬が生きていた時代、 まだ複葉機は飛んでいません、 もしこの時代まで龍馬が生きていたら、 きっと複葉機を操縦したでしょう、 そうして龍馬が会いに行く人物は、 アラビアのロレンスでしょうね、 ロレンスが駆け巡る戦場を、 龍馬が空から眺める、 と世界はどう変わったか、 と1日ぐらい考えてみたいです。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.07
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おう、ピラミッド、 三角の形状の、 建造物を見ると、 ピラミッドと、 スフィンクスを、 思い浮かべます、 小学低学年のとき、 初めて買ってもらった、 少年向けの雑誌が、 ピラミッド特集をしていた、 のです、 刷り込まれたのでしょう、 ここは津軽の都、 三内丸山古墳にも、 胸が踊りますが、 キリスト渡来伝説にも、 夢が膨らみます、 ピラミッドを見れば、 スフィンクスはどこだ、 と胸が熱くなります、 さて、このピラミッド、 物産館のようです、 初めてこの都を訪れたときは、 影もかたちもなかったです。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.07
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何かに似ている、 政治理念の1つの、 ファシズム菌の流行の、 仕方にである、 政治に国民が失望し、 社会に閉塞感が漲ると、 この菌が増殖を始める、 好環境になる、 時の政権の大失態により、 あれよあれよというまに、 蔓延し猛威をふるい、 他国への侵蝕も始めるが、 最後は良識が、 肩入れする勢力に、 敗退し、 終熄に向かう、 この菌が猛威をふるう期間は、 消して長くはない、 今の日本は、 この菌が増殖を始めるのに、 適した環境になっている、 維新の会をそれに見立て、 メディアは騒ぎ立てる、 しかし、維新の会を率いる、 橋下氏は根がリベラル傾向の、 人に思える、 今はやんちゃに向きになり、 本来の自分でない面を、 多く出しているに過ぎない、 と思う、 維新の会の増殖にも、 勢いがない、 今度選挙の洗礼を受ければ、 それがはっきりする、 すでに峠は過ぎた、 問題はこのあとに、 現れる菌である、 政治に国民が失望するより、 烈しい怒りを抱き、 経済が低迷を続ければ、 今度こそファシズム菌が、 増殖を始めそうだ、 これが怖い。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.07
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ちゅうちゅうタコかいな、 は2,4,6,8,10、 とものを偶数で数えるときの言葉、 TPPはカネ勘定が合理的な、 経済圏になりえるだろうか、 日本にとってたしかに、 農業は打撃を受ける、 しかし、いつまでも、 保護されて存続できる農業は、 産業とは言い難い、 自由化を座して迎え、 衰退に向かうのではなく、 必死の工夫と努力で、 農産業革命を成し遂げ、 優良産業として生き残る、 ことを期待したい、 TPPを1匹のタコに譬えよう、 参加国が8カ国かどうかは知らない、 当初はそれぞれ豊かに生産でき、 競争力のある商品を輸出する、 やがて新興国、発展途上国は、 農産物や、原料資材を輸出するより、 工業生産力を高め、 工業製品の輸出に力を入れてくる、 先進工業国は輸出競争力を高めるために、 コストを下げられるだけ下げる、 高い賃金は特に槍玉にあげられ、 低く抑えられる、 国内需要は落ち、景気は冷え込む、 ここにいたって、 TPP加盟国はより弱い加盟国を、 輸出競争で食っていくことになる、 タコが自分の足を食べていく、 ようなものである、 この結果、 加盟国間での格差が広がり、 輸出競争に勝った国でも、 無理なコスト下げにより、 一般大衆の暮らしは楽にならず、 ごく一部の富裕層に富が集中する、 民主主義は有名無実になり、 ごくごく一部の超富裕層が、 おびただしい数の迷える貧民を支配する、 自分の足を食い続けたTPPは、 頭だけ残り動きが取れなくなる、 こういう悪夢が起こる、 かもしれないことを、 みんなが認識すべきだろう。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.06
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そんなことはない、 誰かが言う、 いや丸いんだよ、 と物理学者が応え、 そのわけを説明しかける、 いいんだよ、 そんな理屈は、 ここでは通らないの、 と天の声がさえぎる、 光だって最高速だと限らないぜ、 と地獄が混ぜっ返す、 解っていることは、 とそれまで黙っていた、 肉食竜が口をはさんだ、 こいつがしゃべりだすと、 止まらない、 この目で見る太陽も月も、 丸いってことだ、 この地球も月から見たら、 おそらく丸い、 でも、1億光年かなたに、 三角形の星があり、 10億光年かなたに、 六角錐の星があり、 50億光年かなたに、 ネコ型の星があり、 100億光年かなたに、 ヒト型の星があったって、 悪くないじゃないか、 そのヒト型の星は、 松明を高く掲げている、 アトムの松明だよ、 この光が地球に届くまで、 あと99億光年99999~ 肉食竜は饒舌だから、 9を連呼して止まらなくなった、 ほんとうに存在した、 100億光年かなたの、 ヒト型の星は、 なぜか地球に向って、 光の1億倍の速さで飛びはじめ、 肉食竜が9の連呼を終えないうちに、 地球に到達、 両足をゴビ砂漠に突き刺した、 日本の本州ぐらいの大きさだった、 ヒト型の星はなんだか自由の、 女神を気取り、 アトムの松明を高々とかざした。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.06
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かってあなたはどこでも見られた、 目立たぬよう隠れていても、 誰かの顔の肌色を、 さっと赤く染めることで、 また、思わず伏し目になった、 その目の中で瞳を揺らし、 あなたはみずからを、 主張していた、 子供や、乙女によく隠れていたけど、 むくつけき男にも、 恋の遍歴を重ねてきた老女にも、 あなたは隠れることができた、 拝金思想が蔓延してきた頃からだろうか、 それとも核家族化が広がり、 孤老死が度々報じられる、 ようになった頃からだろうか、 あなたはしだいに社会を、 厭うようになった、 とくに若者がリアルな人間関係よりも、 ネットのコミュニケーションに、 捉われるようになってから、 あなたは自分の存在を告げなくなった、 かわって破廉恥が我がもの顔に、 のさばるようになった、 社会から潤いがなくなり、 あなたがこよなく愛した、 人情が薄れていった、 破廉恥は世話になった人に、 後足で砂をひっかけながら、 あなたがいなくなった、 社会を飛び回っているよ、 裏切りが当たり前になり、 家族の絆は失われ、 己の利のみを考え、 清貧を侮り、 狡猾に活きることが、 正義になりそうなのは、 あなたがいなくなり、 破廉恥がこの社会を、 牛耳るようになってからだ、 このままいくと、 社会は完全に閉塞し、 良心は絶滅する、 含羞よ、 この社会に戻ってくれないか、 戻りづらいことは解っている、 でも、戻ってほしい、 まだ細々ながら、 人情も良心も生き永らえている、 あなたが戻ってくれば、 勇気を得て立ち上がり、 破廉恥駆逐の火の手を、 高く高く上げるだろう。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.06
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イタリアがIMFの監視下に入る、 ギリシャの債務危機は、 ユーロ圏が総力をあげれば、 乗り越えられる、 しかし、 ユーロ圏での経済規模、 第3位のイタリアが破綻すれば、 ユーロ圏だけでは、 支えれない、 それを見越してのIMFの、 お出ましである。 ところで、 国債や、借入金などを、 合計した日本の借金が、 ついに1000兆円を超えた、 これだけでも、 失神しそうな額だが、 この債務の、 日本のGDPに対する、 比率を見ると、 ゾッとする、 何と220%にも達する、 ギリシャでさえ143%、 イタリアでも119%に過ぎない、 健全な財政の国は、 100%以下である、 日本は国民の貯蓄が、 各国に比して圧倒的に、 多いではないか、 という人もいる、 その国民金融資産も、 円高や、不況で、 目減りする一方である、 原発の事故を見ても、 この国は、 転ばぬ先の杖を使わない、 泥棒を見て、 初めて縄をなう、 日本は薄氷の上にいる。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.05
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今年は三の酉まである、 すでに一の酉は過ぎ、 12日二の酉、24日三の酉と続く、 瓦礫の代わりに、 幸運をかき寄せよう、 と今年は熊手がたいそう、 売れるのではないか。 麻布十番では、 何かの折々に、 電柱にその告知の、 フラッグが出る、 ところで、 それに染め抜かれる、 キャッチフレーズなどに、 もっと練ったらいいのに、 と首を傾げるものが多い、 今回は漫画の女の子に、 麻子ちゃん、とある。 何か安易にあっさりと、 命名したようだ、 麻布十番へきた人が、 うーんとうなり、 記憶に深く刻みこむ、 愛称を考えて欲しい、 公募してもいいではないか。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.05
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人通りの多い道でも、 公園のようなところでも、 なんとなく、 人間観察していると、 声高に喋りながら、 元気を発散させて、 通りすぎるのは、 女性たちが多い、 特に、 中年女性の元気たるや、 日本列島を制覇している、 趣がある、 男性たちは声低く細く、 うつむくことも多く、 疲れている、 という印象を受ける、 公園のベンチでも、 何かをもりもり食べているのは、 たいてい中年女性である、 しかも間食のようである、 中年男性は、 と言えば、 食事時を少し外れた時間に、 膝に乗せた鞄を、 ミニちゃぶ台にして、 間食ではなく、 食事をぼそぼそ、 周りを気にしながら、 とっている、 この差は日常生活に、 如実に表れる、 イクメンやったり、 いそいそと、 厨房に立つばかりが、 男女共同参画でなない、 日本のお父さんよ、 もっと主体性を持って、 元気ハツラツに、 すべてに参画しよう。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.05
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ウオーキングしていて、 この超高層集合住宅を、 振り仰ぐたびに、 何かしらのイメージを、 喚起させられます、 おっ、頭でっかちのYと、 明日会うんだった、とか、 転ばぬよう、 しっかり踏みしめて歩こう、 といった類ですが、 今朝は、 日本の人口の年齢構成は、 こうなのかな、 とぼんやり考えました、 65歳以上、 55歳以上、 45歳以上が、 頭でっかち部分を構成し、 それ以下は、 ベビーブームの年を均すと、 ややほっそりの、 胴体を構成している、 保険調査員をしていた、 20代後半の頃、 出張で地方の市町村を、 ずいぶん歩きましたが、 ウイークディーでも、 午後にお寺や、 神社の境内の脇を、 通りかかると、 子供達の声が賑やかに、 聞こえてきたものです、 それが今はシーンと、 しています、 まるでどこぞの笛吹き男が、 誘い出してしまった、 後のように。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.04
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危ういかなギリシャ、 紀元前490年、 ギリシャの都市国家は、 アテネを中心に団結し、 マラトンに上陸した、 ペルシャの大軍を、 迎え撃った、 ここで敗れれば、 ギリシャ全土は、 ペルシャの版図になる、 激戦の果て、 ペルシャ軍は敗退した、 この勝利を一刻も早く、 アテネに知らせようと、 1兵士が駆けに駆け、 アテネの城門に達し、 味方の勝利を報じると、 息絶えた、 マラソンは、 この故事から生まれた、 そのギリシャは今、 EUの喉に突き刺さった、 鯛の小骨になっている、 仏独のEU枢軸国から見れば、 厄介きわまりない、 できの悪い息子だろう、 その国債価格の下落に、 歯止めがかからなければ、 ギリシャはユーロ圏の、 孤児になるしかない、 イタリアも危うい、 EUは現代の、 欧州都市国家連合、 マラトンの戦いに、 ギリシャの都市国家が、 結束して、 ペルシャにあたったように、 他圏の経済攻勢に、 耐えられるだろうか。 TPPのお仲間に入るのが、 ほぼ確実の日本、 それが賢明だったかどうかは、 すぐにはわからない、 アメリカ他9カ国の、 交渉参加国に、 中国、韓国、台湾などの、 環太平洋諸国は、 名を連ねていない、 この国々は、 関税が撤廃され、 アメリカ以外の数カ国の、 廉価な工業製品が、 どっと津波のように、 押し寄せるのを恐れている、 TPPに加われば、 日本はアメリカ、オーストラリアなどの、 安い農産物だけでなく、 マレーシア、ベトナムなど、 新興工業国の、 廉価な工業製品の、 怒涛のような攻勢に曝される、 水際でそれを迎え撃つのは、 日本にとってまさに、 マラトンの戦い、 それに勝てるだろうか、 日本の輸出産業は、 自動車、電気、IT機器など、 どれをとっても、 国際競争力の先行きは、 安閑としていられない、 新興工業国、 発展途上国が、 手ぐすね引いている、 分野ばかりである、 技術で立国するには、 国の規模が大きすぎる、 みな安閑としているが、 TPPがスタートし、 やがて、 日本の国債が下落につぐ、 下落に陥らないだろうか、 経済規模が大きいのが、 裏目に出て、 TPP諸国は、 日本を救えないだろう、 将来の悪夢を今のうちに想定し、 シミュレーションしておく、 必要があるのではないか。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.04
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何だか怒りたいよ、 でもね、 なんに向けた怒りか、 よくわからないんだ、 政治もあまりよくないし、 社会も乱れてきた、 でもね、 政治や、社会のせいにしても、 始まらない、 それでも怒りたい、 なにものかわからない、 不条理な存在に、 ナマハゲの鬼になって、 日本列島を駆け抜け、 震撼させたい、 それで何がどうなる、 ものでもない、 それでも怒りたい、 怒りの蒸気を噴射したい、 しかしそれで、 さっぱりするだろうか。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.03
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日本政府はベトナムに、 原発2基を建設する、 協力をすることになった、 インドとも原子力交渉協定の、 進展を図るというし、 トルコともその交渉の、 再開を策しているという、 史上最悪級の原発事故の、 収束さえままならないというのに、 よくもまあ外へ出ては、 揉み手して売り込めるものだ、 とあきれる、 そうか、 原子力鬼は吸血鬼と同じ性か、 とふと思った、 吸血鬼に血を吸われると、 新たな吸血鬼になる、 大元の吸血鬼を退治しない限り、 吸血鬼は増殖していく、 日本は2発の原爆を落とされ、 史上初の原子力鬼の洗礼を受けた、 それは吸血鬼に血を吸われた、 も同然の結果になり、 悲しいことに、 小原子力鬼になった、 のではないか、 原発事故で、 小原子力鬼は、 邪悪な力を増幅し、 原子力鬼に操られ、 なりふりかまわぬ、 セールスに出かけた、 なんと憐れな日本国よ、 政府トップよ、 神よ佛よ、 大元の原子力鬼を、 退治してくだされ。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.03
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ホテル青森の講師控え室で、 「かけがえのない(ひと)と(とき)の絆」と、 題しての講演に先立ち、 自著にサインしていたとき、 ふと思ったことがあります、 人間にとって、 いちばん尊い絆は、 過去、現在、未来をつなぐ、 絆ではなかろうか、 それは悠久の時の流れに乗って、 どこまでもいつまでも、 つながっていく、 過去からの絆を、 未来につないでいくのは、 現在の私たちの、 使命ではないのか、 人間はその歴史を刻む、 ようになってから、 ずっとずっとそうしてきた、 これからもずっとずっと、 そうしていくだろう、 その絆を切らせないものは、 その絆を何よりも、 大切にしようとする、 人間の愛に違いない、 それが弱くなってきた、 のではないのか、 いちばん尊い絆から、 生まれる、 親子、きょうだい、夫婦など、 人と人をつなぐ、 もろもろの絆が、 どんどん細いものになっている、 だとしたら、 人間の未来は、 危ういではないか、 いちばん尊い絆が、 ぷつんと切れるのではないか、 杞憂なのかもしれません、 講演ではこの話を、 しなかったのですが、 小説のテーマとして、 念頭に置いておこう、 と思いました。 劇場はこちら◆志茂田景樹のホームページ・ 本
2011.11.02
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