全2件 (2件中 1-2件目)
1

母親の病気は進むことはあっても改善することはない。以前にも書いたように、認知症がなによりこたえる。ただでさえネガティブな性格の母は、いっそう暗く弱気な発言が多くなり、接してるこちらの気持ちまで蝕んでくる。親を責めたい気持ちや、避けたい気持ちがわいてくる。同時にそういう自分に嫌悪する。ストレス発散は上手い方だと思っていたが、最近ではまるで逃げるように外出している。日曜は半日姉が世話しにきてくれるので、必ず外へ出る。先々週は京都・八幡市へ友人らと出かけた。その地方では知らぬ者はいないという花見の名所で大変な人出の中、満開の桜を堪能した。木津川「背割提」。レンタサイクルであちこち動き回り、知らない街を走り回るだけでも楽しかった。「流れ橋」。石清水八幡宮では久々におみくじで「凶」を引いて身が引き締まった。そして先週は娘と「浜松餃子」を食べにドライブ。三本の指に入るといわれる「石松餃子」で、お昼頃に到着すると一時間待ちと云われたので持ち帰りにしてもらい、コンビニの駐車場で食べた。たしかに旨い。にんにくは抑え目でいくつでも食べられそうな美味しさ。せっかくなのでNHK大河ドラマ「直虎」の舞台である龍潭寺へ。まるでそこだけ古都のような落ち着いた空間。名勝の庭園はずっとそこに居ついてしまいたくなる美しさ。帰路は同じく浜松市内にあるバームクーヘンの「治一郎」本店へ。洋菓子とはいえ格式あるムードの店内。自分の中では滋賀県の「たねや」に次ぐ名店の味だ。娘はこちらの方が気に入ったらしい。日帰りなれど二週続けて旅気分を味わえたのがありがたい。
2017年04月21日
コメント(2)
母の認知症がすすんでいる。同時にパーキンソン病の症状もすすんでおり、室内で歩くのもおぼつかない感じだ。これまでできるだけ自分の足で歩くよう、あえて購入しなかった車椅子を外出時のために注文。何年も使ってきたシルバーカーはお役御免か。そして左手は石膏のように固まり始めている。利き手が使えるので、まだ自分で食事できるのが救いだ。本人が一番つらいだろうが、見ているこちらも苦しくなる。夜は認知症の症状があらわれることがよくあり、トイレを出た後、自分のベットまで戻れずに家の中で迷子になっていたり、またある時は、息子だと認識できずに、他人と接しているような丁寧な言葉遣いになったりと症状は様々。ひどいときは、まるで三歳くらいの子供が癇癪をおこしたようになり、会話も成立せず、そうなるとこちらの精神的ダメージも大きい。親の汚れ物を洗濯するのも初めは抵抗があったが、頭がおかしくなった親と接する辛さはそれをはるかに上回る。病院への付き添いで車を運転するときも、つい苛々して危ない。ここ一週間くらいはとくにきつい。そんな中、合気道の稽古が救いになっている。身体の軸を整えて動くことが、気持ちを保てることにつながるのか。認知症には波があり、普段はまともなので、施設に入ってもらうというにはまだ早い気がするし、そうなったらそうなったで親を手放した罪悪感に苛まれそうだ。来週は友人から日帰り京都旅を誘われているので行けたらいいな。
2017年04月01日
コメント(4)
全2件 (2件中 1-2件目)
1