いつの間にか初夏の風が……

　なんと怠惰な日々を過ごしているうちに、辺りはすっかり夏の気配。　半袖のセーターが心地よく、思わず羽織っていた上着を脱いでしまった。　手をやると首筋辺り、じっとりと汗ばんでいる。　水道の蛇口をひねるとほとばしる水のように、言葉が後から後から湧き出ていた日々が懐かしい昨今のわたし。　なんとなくかったるいのだ。　気づいてみると、月に一度くらいしか書いていない。　書くこともないのだろうか。　否。　書くことは日々山のようにあるのに、書く気力が萎えてしまってしまっている。　　久しぶりの五連休がやって来た。　ゆっくり、まったりと過ごしたいから、あえて予定は未定のままで幕を開けたのだけれど、早速明日はお泊りが入った。　急遽、姪の新居にお邪魔することになったのだ。　初めてなので、それはそれで楽しみだ。　考えてみると、わたしはものすごく出不精なのだ。　家でだらだら過ごすことがものすごく性にあっている。　でも、明日出かけるとなると、身体が自然に動き出した。　少しでも家事をこなしておかないと、戻ってからが忙しい。　連休中にやりたいことのひとつに、レースのカーテンの洗濯があった。　慌ててはずして、洗濯機に放り込んだ。　ついでにハイターにつけておいた白いタオル群も放り込んで、今は終了ブザーを待っている。　　ベランダの窓ガラスの掃除も、予定のひとつなんだけどなぁ。　カーテンがない今は、汚れが目立って気になるけれど、次回の課題にしようっと。　　この季節は、本当にすばらしい。　なんだかなにもかもが爽やか色に染まっていて、少しだけ幸せな気分にしてくれるから。　そして何より、風に揺らめくレースのカーテンの様が大好きだ。＾＾