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我が家恒例の初詣は、元日の夕方に鎌倉・鶴岡八幡宮だ。 家族が四人揃っていた頃から、それは変わらない。 何度かおみくじで大凶を引き、その年は決して良い年ではなかったけれど、気を引き締めて日々を暮らせと言う警鐘と受け止めて、笑い飛ばしたものである。 しかしながら振り返ってみると、もう数回大凶を引いていた。 しかも、四人引いて二人が大凶だったりした年には、必ず良くないことが起きていた。 そんなことがに過去ありながらも、初詣先は今でもずっと鎌倉・鶴岡八幡宮なのである。 昨日は、仕事で出かけた次女は待たずに、長女と二人鎌倉に向かった。 少し冷たい空気が、頬を突き刺した。 いつものダウンコートを着ているのに、時折ぞくぞくっと寒さが襲う。 もう一枚下に着れば良かったと思ったけれど後の祭だ。 鎌倉駅で下車。 若宮大路へ曲がる角の店で、名物酒饅頭を買った。 ふかふかと暖かい。 小さな白い饅頭が、ものすごく美味しいのだ。 これもすでに、我が家恒例なのだった。 その小さな白い酒饅頭を両手で包み込み、ささやかな暖を取った。 人の流れに任せて、段葛を歩いた。 流れは淀みなく、本殿までは待つ事もなかった。 こんな年もあった。 次女がまだ中学生か高校生の頃だったろうか。 中々前に辿りつかないので、後方から思い切ってお賽銭を投げたら、誰かの頭に命中したのだ。 「痛い!」の声に、思わず「ごめんなさい」と恐縮する次女。 でも、その様は本当におかしくて、いつまでも思い出しては大笑いしたものである。 ことし年女の次女の為に、破魔矢と絵馬とお守りを買った。 そして、長女と二人でおみくじを引いた。 「何?」 「母さんは中吉だよ。あなたは?」 「ふふ。あたしは大吉」 まずまずのスタートである。 家族みんなが健康であることが一番だ。 ささやかであるけれど、わたしはそう願っている。
2008年01月02日
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