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「インドネシア9・30クーデターの謎を解く」は1965年の9月末日に陸軍内部の左派がクーデターを蜂起したが、すくに鎮圧され、そのリーダーだったスハルトが次期大統領に就任したがこの本では「影の首謀者が誰だったのか?」について謎解きされていた。(著者は日本人女性新聞記者の方)当時のインドネシアはべトナム戦争(アメリカvsソ連・中国の代理戦争)のあおりを受け、いわゆる「共産主義」が台頭し、市民にはインドネシア共産党、軍部内にも左派の急進派が勢力を伸ばしており、時の大統領スカルノ(日本でも活躍しているデヴィ夫人の旦那さん)はこのクーデターで追われたはずだったのがなんとクーデターを鎮圧したスハルトと秘密裏に面会していたそうな。共産主義者を追い出すため、スカルノとスハルトが事前に打ち合わせ軍部左派にクーデターを起こすよう揺さぶり見事ひっっかったそうな。スハルトも軍人なのでちゃんと事前調査をしており、クーデター幹部はすぐに逮捕され刑死している。この出来事がきっかけで軍部左派や共産党員は逮捕され、親共産主義からアメリカ万歳の民主主義に舵を切り、アセアン(東南アジア諸国連合)を作り、東アジアで経済成長を遂げ、現在とても安定した国家になっている。日本でいうなら「本能寺の変の黒幕はだれ?」と類似しているだろう。結局この本では「黒幕」は分からずじまいだったがなかなか興味深く読了した。ちなみにクーデターを起こした翌日が中国の建国記念日の10/1というのがなんとも匂うなぁ~。黒幕はスカルノか?(デヴイ夫人は強く否定してます)「利権の復活」は官僚から政治を取り戻すはずだった民主党が自民党に大敗し、再び自民党政治が始まったが、やはり官僚のレベルは高く、もう政治家は官僚の手の平で踊らされており、どんな法律を作ってもすぐに官僚の手により「骨抜き法案」にされてしまい、これでは日本はダメになってしまうと元通産官僚の古賀茂明氏が警鐘を鳴らしていた。それと元大阪知事・現大阪市長の橋下徹さんとのやりとりの裏側を赤裸々に暴露していた。まぁ巷で言われいるような構図がそのまま掲載されていた。政治とマスコミの連携で社会不安をあおり、国民や市民団体が騒ぐのを待ち「これはあくまで国民の皆様のための政策です」と骨抜きにして法律化するそな。こーいうことは政治家と官僚、マスコミの三者でちゃんとうまく結ばれているそうな。今は自民党がイケイケ。ドンドンなので多少無理があっても上記の方法でうまくする抜ける術を熟知しているので勝つことが出来ないそうな。元官僚が言うのなら本当だろう。
November 30, 2013
「東京百景」はお笑いコンビ「ピース」のボケ担当の又吉直樹さんのエッセイだった。お笑い芸人だが日本文学の読書と散歩が大好きで年間2000冊も読書するそうな。で、傾倒してるのが太宰治でたまたま上京した当時の借家が太宰も住んでいた旧住所でそういうエピソードが書かれていた。このエッセイ集は大阪から上京し、まだ無名時代の頃からの思い出を書いており、人見知りで読書好きの青年の鬱屈した様子が上手く書かれていた。なかなか目が出ずコンビを何度か交代し、最後に今の相方(綾部祐二さん)と出会い成功し今の「ピース」があるそうな。まぁ、趣味が散歩なので都内の有名寺社をたくさん散歩されておりなかなか興味深く読了した。「笑うに笑えない大学の惨状」は少子化がさらに進み、私立のあまり優秀でなく微妙なレベルの規模地方大学が倒産する時代がやってくるのを示唆していた。大学だけでなくレベルや就職がよく出来る大学と全然出来ない大学の学生の差がかなり開いており、「生徒の二極化」もかなり進行しており、教育改革の必要性も説いていた。昔は競争率があったが今は「大学全入時代」らしく有名校を除けば大抵入れるそうな。昔は「意地でも○○大に入る!」という5年以上の浪人の人もいたが昨今の不況で「浪人ができないのでとりあえず○○大に入った」という学生も多く、「大学で何か学ぶことよりも大卒の資格を得る為の機関」に過ぎず、無気力に4年間を過ごし就職で苦労する学生が多いそうな。大学側の「学生=お客さま」という感じで豪華な学食やスポーツセンター・学生寮を用意し、友達が出来にくい学生のために担当職員が相談に乗ったり、赤点を取らないよう勉強のお世話までして社会に出す私立大学があるそうな。正直言うとそんな青年は社会では通用しないだろう。逆に優秀な学生は院に行き、さらに海外の大学院に行き研究者になってしまい「能力の海外流出」がかなり深刻化しているそうな。いや~なかなか興味深くおもしろかった。確かに今らの学生さんは線が細い。図太さがない。以前勤務していた職場では4月に3人の新卒が入ったがGW過ぎに1人が「合わない」という理由で辞め、夏前にもう1人が「しんどい…自分時間が取れない」という理由でやめた。最後の子も「同期2人が辞めたので…」というトンデモ理由で1年も持たずやめてしまった。(事務所に聞くと33人新卒者が入り、半年で16人も辞職したそうな。厳しいブラック企業じゃーないのに…)彼らを見ていると全然やる気がかなったなぁ~先輩が言うことだけしてあとはスマホで遊んでいたもんなぁ~。全然しっかりしていなかった。明治の政府は教育に莫大な国費(税金)を投入したが今の政府はほんの少しの助成金しか出していないようだがそれでは良い人材は育たないだろう。
November 29, 2013
「マンガの食卓」は日本の「食漫画」について考察していた。日本のマンガには食に関する記述がおおく、多くの漫画ファンに愛されている。(外国の漫画には食に関する記述は少ないそうな)非常に多く取り扱っており個々の紹介はしないがチュエーションごとに区分されており1.食べるのをメイン 2.作るのをメイン 3.料理のうん蓄語りメイン 4.競争や対決メインなど「あの料理漫画は○○の分野か…」とわかると思う。私は全然漫画を読まないが、アニメ化されたものも多く、知っている漫画も多くいかに日本人が「食に興味がある」ということがわかった。この本ではその漫画から直接「絵」と切り取りここに掲載していたがどれもとても美味そうだった。いや~おもしろかった。「依存症のすべて」は昔からあるお酒や薬物、ギャンブル依存だけでなく新しい依存症も紹介していた。今本にも詳しく書かれていたが、「依存」と「依存症」は全然違い「依存症」になると長期にわたる治療やカウンセリングなどを受け治すしかないが、依存症の怖いところはまた再発することで治療→治癒→再発(最初に戻る)を繰り返し、やがて命を落としてしまう恐れがあることを示していた。この本ではインターネット依存や携帯電話依存について詳しく述べており、生まれた時からPCやケイタイが普通にある若者たちにこういった依存や依存症の症状が多く、普通の生活が送れない若者が増えているが親が対処法を知らず、そのまま放置することが多く深刻な社会問題になりつつあるそうな。(親が子供を管理し、適宜指導教育していくしかないそうな)この本ではそういった人々を治療する方法を紹介していた。大人に多いのはアルコールトギャンブル依存症でなかなか完治が難しく、再発するパターンが多く早めの治療が必要だそうな。なかなか興味深い内容だった。
November 28, 2013
「天皇の仏教信仰」は天皇=神道の長(おさ)というイメージがあるが、実際は仏教を信奉しており「天皇=神道」は明治維新後に時の政府が強制した結果だそうな。関西にいると「門跡寺院」や「門跡尼寺院」という皇族の方がいろんな事情でお寺に入っており、深い縁で結ばれている。この本では熱烈な仏教信奉者だった天皇たちを紹介し、その業績を紹介していた。日本は当初神道だったが聖徳太子の時代に「仏教」が入り、それ以来天皇は仏教(僧侶)と懇意となり、何か天変地異や事変(蒙古襲来など)があると寺院と神社両方に祈祷をお願いしていたそうな。特に仏教の方に力点を置いており、天皇のブレーンとして活躍し、代わりに天皇は寺領や位を授け相思相愛状態だったが武家が台頭し、貴族から武家に政治が移行し、その縁が細くなったが持ちこたえ江戸時代を迎えたそうな。この時代になると天皇の仕事は政治から祭祀に移り、再び仏教と強く結びつくが明治維新後、「神仏分離令」が出され寺と神社に別れ、政府は神道を優先し若き明治天皇に強制したそうな。私は関西住みなので歴代天皇や皇族が関わった寺院が数多くあることを知っているし実際に朱印をいただきに門跡寺院も行った。皇室が長年これらの寺院を庇護していたのも、昔からのつながりがあることなので驚きもしなかったが、まぁ、こんなものだろう。「山里亮太の「たりない」英語」は南海キャンディーズの山里亮太さんと本間正人(学習学の提唱者)さんのコラボ本だった。山里さんは日本の試験対策用英語が出来ても、英語圏で使う英会話がまったく出来ないことに悩み「どうしたらテレずに堂々とした英会話が出来るのか?」をテーマに先の本間先生と小粋な英会話レッスンをした様子が書かれていた。日本の文法ガチガチの英会話ではなく、表情や手振りを踏まえ中学生でならった程度の構文を使い、学習していた。この本では日本からの旅行編と外国人との日常会話と分かれており、よく使う表現を紹介していた。最近私は「基礎英語」に関するテキストを読んでいるがもう一度英語&英会話の勉強をしたくなった。別に覚えて外国行くあてもないが、インターネットをしているとどうしても英語が必要な場合があり覚えたい。なかなかおもしろかった。
November 27, 2013
「坐ればわかる」は慶応大を卒業後、「役者になる!」と役者修行に入るも目が出ず挫折。ホストなどを細々と続けたあと一念発起し、永平寺の雲水修行をはじめ「座禅」を世界に広める僧となりドイツで座禅指導をしている著者のエッセイ集だった。禅は広く海外でも普及しており、仏教以外の別の宗教者も数多く参加しており、とても人気の講座に成長したそうな。この本では著者の半生記と禅にささげた人生と現在の様子が書かれていた。ドイツでも著者は永平寺の修行時代と同じ食事や作法、座禅指導を続けており、禅僧の厳しさも合せて書かれていた。現在では「日本の座禅」と「海外の座禅」とは微妙に思想が違うそうな。細かい話は抜きにして説明すると日本は宗教に基づいた座禅で海外版は宗教心を抜き、リグザイゼーション(一種の精神安定法)だそうな。なので日本のように「きょうさく」という板で肩を叩くのを嫌う参加者もいたが、著者は「体罰ではない」と説明した上で叩いているそうな。(現在では日本と変わらぬ対応だそうな)まぁ、こういう文化でも外国で根付き、多くの現地人が心酔していると日本人としてとてもうれしいものである。「中韓以外みーんな親日」は台湾におけるに「日本や日本人」についていろいろ書かれていた。台湾は非常に親日国で「日本国・日本人・日本文化大好き」という方が多く、日本人が台湾に行くととても歓迎されることが書かれていた。著者は台湾の大学で教鞭を取っており、体験した事実に基づき「台湾っていい国だ」ということを切々と書いていた。薄い本だったがおもしろかった。台湾に行きたい。
November 26, 2013
「中東イスラーム民族・アラブの大富豪」は似たような内容なので合わせて感想を。まぁ、現代でもイスラム教を大切に守り、家族主義で中東に暮らしている方々の生活や習慣、宗教観などが詳しく書かれていた。中東三民族とはアラブ人・イラン人・トルコ人を指し、同じイスラム教徒だが近代化が進んでいる国は宗教より物質的な幸せを優先し、まだ貧しい国は宗教第一主義で女性の身分は低いを徹底しており、イスラムの民でも微妙に価値観と宗教観の違いが現れ、格差が生じているそうな。もう1冊の本がまさにその大富豪(ほとんどが王族だが・・・)列伝で先進国相手にバンバン商売をしており、個人財産がすごい人々を紹介していた。まぁ、当然大富豪もイスラム教徒なので貧しい人々のため、無償の宿泊所や病院、学校を提供しており非常に国民からも信頼されているのそうな。なかなか興味深くおもしろかった。「中国人の誤解日本人の誤解」は「なぜお互い嫌いあうのか?」を歴史的な経緯・経済・教育・カルチャーなどのカテゴリーにわけその原因を考察していた。日本は堂々と公立学校で反中国教育や反中国プロパガンダドラマなど一切していないが中国は国家公認でやっているので明らかに中国サイドに悪意があるだろう。バブルの中国は不況下の日本(もう成長が見込めない老いぼれ国)を笑っていながら観光で来日し、顰蹙を買っている。中国はまだまだ幼いガキの国家で成熟している日本に「どーしても勝ちたい!」という願望が国家を挙げて推し進めており、日本の誤解などありもしないはずだが・・・著者は日本が悪いという風なことを匂わしていたがちゃんと補償をしているし経済的にも貢献しているのに…まぁ、こーいう考え(日本もかつて中国大陸で悪いことをしてきた)もあるが、いいかげん忘れること必要だと思う。
November 25, 2013
「安部公房とわたし」は学生時代から愛人関係にあった女優・山口果林さんの手記だった。大学の演劇科の講師として安部公房さんは呼ばれ、舞台女優を目指していた山口さんを可愛がりそのまま安部公房の劇団に参加し、そのまま女優兼愛人として安部が亡くなるまで一緒の過ごしていたことが書かれていた。よくある有名な人物との不倫愛の告白だ。安部氏の正妻も当然この事実は認知していたが、裁判もせず最後まで見守っており、「なぜ離婚しないのか?」不思議に思った。果林さんは結婚したい願望を持っていたが安部氏が口では「すぐに離婚する」と言っていたが結局離婚しないまま亡くなっている。う~ん…この話はだいぶん前の出来事だが、今なら二人とも業界から抹殺されるだろう。ある意味良い時代だったのだろう。著者も楽しみながら回顧しているのがわかった。まぁ、こんなものだろう。「納豆に砂糖を入れますか?」は県単位ではなく、○○地方や○○地域限定でひろく普及している「食文化」について書かれていた。似たようなTV番組は「県単位」だが、こっちはもっと広い範囲で書かれていた。たとえばでいうと「スキヤキに入れる副菜は?」・「正月に食べる祝いの魚は?」・「飴に「ちゃん」を付ける地域は?」などなどなかなか微妙な習慣をインターネットで収集し、ここで発表していた。日本は南北長いが、昔々から船を使った交易が盛んで方言・食文化がかなり離れているのに微妙に類似している事柄が案外多いことを知った。今はインターネットでだれでも情報を出せる時代なので、なかなかおもしろ食文化も発表されており、なかなかおもしろかった。こういう企画はいいねぇ。
November 24, 2013
「ブッダが職場の上司だったら」はアメリカの仏教研究者が書いた本でなかなか面白そうかと思いきや…ブッタの影響を受けた名僧たちや仏教研究家の書いた本から名文を引用し紹介していた。しかし、外国の研究者と日本人の感覚が微妙に違い、「う~ん…そうくるか~」というような引用もあり、私はそんなに面白く感じなかった。日本人のDNAに刷り込まれている「仏教心」と海外の研究者が必死で学んだ「仏教とは?」というのは違うものなんだなぁ~とくつづく感じた。私が聖書から文章を引用し、「これは素晴らしいお言葉だ!」と書いてもキリスト教徒の方は「あんた仏教徒やん。」と言われると思う。「解決!ナイナイアンサー魔法の言葉」は芸人・99(ナイティーナイン)の番組に出演されている心理カウンセラー心屋仁之助氏の相談集だった。結論から言うと「緩いあいだみつをのお言葉集」だった。全然、心屋さんや相田氏を否定しないが、私から見ると「ゆるいなぁ~」という感じだった。まぁ、こーいう相談番組の相談は恋愛・夫婦問題・親子関係不和・金銭的な問題などで結論は大体決まっているような相談だが、心理カウンセラーの心屋さんは相談者の「真意」を汲み取り、不安が取り除かれるようなお言葉を発表していた。路上で売っている自称:詩人さんと似たようなものか。これで心が満たされるのなら安いものだろう。私はこーいう緩い胡散臭いものには拒否反応があるなぁ~。
November 23, 2013
「チャイナ・ルール」は著者の主張としては日本国(日本人)が中国様に合わさないとこれからやっていけないので中国人様の性格や行動原理をお教えすますという内容だった。(著者は日本人女性)中国人は時の政府をまったく信用せず、ひたすら「お金と血縁」だけに執着し他人にはまったく興味はなく自分大好きということが事例を挙げて書かれていた。現代中国人は反日とされているが実際は「うわべ(建前)」だけで日本製品や日本食・アニメ映画などのカルチャーなどは大好きで好意的だそうな。ただ政治や過去の歴史に限り攻撃的だそうな。まぁ、この本内では「なんか中国人って怖い・・・」という日本人の不安を正しく解説していた。一言で言うと「お金」の為には何でもする人々だ。それだけ法よりもお金が最重要視されているのである。読んでいて「無理して交際しなくても…」と正直思った。日本は特亜を除いた親日国と付き合いすればいいんじゃーない。「オランダからの白い依頼状」はオランダ領インドネシア時代に日本軍が進攻し、オランダ人を追い払い代わりに日本が統治した時、日本軍の軍人が現地妻(オランダ人とインドネシア人とのハーフの女性が多い)を持ち、終戦後に本人だけ帰国し現地妻子はそのまま50年以上放置されており心ある日本人たちが父親を探すのを支援する団体を立ち上げ、オランダに移住して成功している彼らに詳細を聞き、日本各地を歩き苗字や兵科(歩兵や軍医とか)だけで発見していたが、多くの元兵士らは幸せな家庭を築き秘密にしている方ばかりで、日本人スタッフが説明に行くとあからさまに「異母兄弟がいるなんて信じられない。お金目当てだろう」と罵られたり、息子娘らから「もう両親とも高齢なのでそっとしていて欲しい」と断られるばかりだった。当然彼らは「お金目当て」ではなく、純粋に「父親を知りたい」・「亡き父のお墓参りをしたい」ということだがやはりこっちで暮らしている人々はいやな思いをするだろう。なかには好意的に迎え入れ、その後オランダに行ったり日本に再来日するなど交流を重ねている家族もあるそうな。最後まで読んだが、ここまでボランティアで捜索する日本人がすごい。(こっちでの滞在費・交通費などは全額本人負担)確かにいきなりたずねてきて「あなたの異母兄弟が会いたがってます」と言われてウェルカムな人などいないだろう。受け入れる側の葛藤や世間の目などもあり、素直に受け入れられないことの方が多いと思う。いや~こーいう慰安婦ではなく「現地妻」を日本軍人が迎えていたとは驚きである。
November 22, 2013
「禅と食」は曹洞宗の住職が「禅宗における食事いろいろ」を紹介していた。禅宗では「食べることも修行」という考えがあり、一般家庭やカップルのようなにぎやかなこともなく、淡々と素材に感謝し食べるそうな。そう、食べるだけでなく食材を一から育てるのも修行で生きている時間は修行だそうな。食事も常に腹八分目にし、脂モノを極力避け野菜や大豆由来のも(豆腐・湯葉・味噌)を中心に粗食を続ければ毒素が抜け肌も綺麗になるそうな。そのほかにも粗食にするとこうなる事例がたくさん上げられていた。なかなか参考になった。「日本全国「ローカル缶詰」驚きの逸品36」は自称:缶詰博士の著者(黒川勇人さん)が日本各地の選りすぐりの逸品36個を紹介していた。これらの缶詰は地方の小規模な商店や組合などでも簡単に作ることが出来る上に最近はインターネット通販で簡単に入手できるそうな。ここで紹介されていたのは海産物、肉類を煮た物が中心でイロモノとして蜂の子やそばなどが紹介されていた。まぁ、ほんの一部の紹介なので「ふ~ん」という感じだがもう各地に存在しているだろう。(著者はブログでちゃんと各地のコレクション缶詰を紹介してます)著者以外の一般の方でもレア缶詰を紹介しており、コレクター心をくすぐるアイテムなのだろう。まぁ、こんなものだろう。「天皇はなぜ生き残ったか」は古代~南北朝位までの天皇の仕事や武家や公家との関係をマニアックに説明していた。結論から言うと難しい内容だった。「天皇の権力とは?」と問われ、どれを指すのかは個々の学者や研究者によって違うと思うが時代によって優先順位は変わるだろうし、なかなか難しい問題だろう。イメージでは古代の天皇は政治の中心だったと思う。時代が下り貴族は行政運営、武家は軍事部門と別れ天皇は(意見も言う)決裁機関だったと思う。しかし、南北朝時代になると二系統天皇ができ政治が混乱した時に武家が台頭し明治まで武家中心の日本になったのだろう。まぁこの本では当時の記録や古文書から「天皇の仕事」や「時の天皇の動向や発言」を紹介していた。かなり難しい内容だったと思う。
November 21, 2013
「金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?」は長野刑務所に収監中にメルマガ読者からもらったお金についての相談を堀江氏が答える本だった。堀江さんは読者にこびることなく、厳しく答えていた。多いのは今の会社を辞め、独立か新規事業をするのか? 新規事業ならどの分野が成長産業なのか? まだIT関連に伸びしろはあるのか? IT関連の資格を取りたいが勉強嫌いや記憶力が落ちているどうしたらいいか? 今してる事業が尻窄みになりつつあるが、廃業か存続か?などなど切羽詰った相談から私でも「そんなこと、自分しかわからんやろ~自分で考えろ!」というような緩い相談でも堀江さんは紋切り調で「そんなの○○しちゃーいいんじゃないですか。悩んだり考え込んだって動かないと結果は出ませんよ」とはっきり言っていた。私はそんなに「お金」に執着しないが、「お金持ち=幸せ者」とは全然限らないし、お金に執着する人をみていると「なんだかな~」と思ってしまう。とにかく会社に雇われている限り大金持ちになる可能性は低く、まだ敵の少ない隙間産業のシェアを多く取ることでお金持ちになるチャンスは誰にでもあることを紹介していた。まぁ、こんなものだろう。「「見た目が9割」内定術 」は題のとおり内容だった。最近の超大手企業でも東大出のファッション感覚0のブサメンと2.3流大卒のおしゃれイケメンでコミュ能力すごい!のが2人いると人事は後者を採用する可能性が高いそうな。まぁ会社に入ると頭がいいだけよりも清潔感(対人用)・コミュ力(社内の先輩後輩・クライアント)・仕事力(一言で言うと自社商品やサービスのPR力か)がないと立ち行かず、面接時に人事部はそれを見抜き採用するのだが、著者(長年採用に携わるプロ・フェッショナル)がいっているのだが「まじめに本音をいうのではなく、明るくコミュ力100%の好青年を演じなさい」と…。これでいいのか?確かに人事のプロが言っているのだからこれもいいのだろう。(こんな三文芝居でだまされる人事のプロも多いそうだが…)著者はアナウンサーや人気タレントの「顔の表情の作り方」を参考にし、明るくハキハキしゃべる訓練をするようすすめていた。勉強よりも「表面」を重視する会社や社会って、何か薄っぺらいな感じがするなぁ~。
November 20, 2013
「記憶障害の花嫁」は北海道に住んでいる女性の一代記だった。学生時代に交通事故に遭い脳挫傷・左半身麻痺という障害が残り、必死のリハビリで回復したが「高次機能障害」の症状である「記憶障害」が残り、昨日のことを翌日にはすべて忘れてしまう病で完治することはないそうな。まだ若い彼女はリハビリに励み、車椅子で自活できるまでに回復し、一人で行動できるようになった時、将来旦那さんになる方と知り合いリハビリを兼ねて交換日記を始めやがてお互いを意識するようになるが彼女の両親は二人の結婚に大反対。しかし、彼の両親や本人らの強い説得に押され結局「できちゃた婚」を選択し結婚。その後、男児を出産し今は平和に暮らしているそうな。この話は北海道放送がドキュメンタリーとして放送しており、とても反響があったそうな。まぁ、感動の話だが、この手のドキュメンタリーはたびたび放送されているわな。関西ではおっさんバージョンで同じ記憶障害の方のドキュメントを放送しており、知っていたが昨日出来事を一切忘れてしまうので本人もつらいが、それをフォローする家族はとても大変だそうな。外見は健常者と全然変わらないので普通に生活できるが、仕事や新しい事柄、人の顔などが1日で忘れてしまうので毎日覚えないといけないそうな。(で、予防にメモ帳に書くがそのメモ書き自体を翌日には忘れるので効果がないそうな)彼女の場合はおかあさんになるのでその苦労ははかりしれんがコツコツと子供さんを育てて欲しい。「インドまで7000キロ歩いてしまった」はふと神戸の自宅から「どこまで歩けるかなぁ~」という好奇心から、仕事の合間をぬいながら日本を超え、韓国~中国~タイ~ベトナム~インドまで歩き通した壮大な記録だった。そら仕事の合い間をぬいながらなので、何年もかかっているが凄い。途中現地人が「○○に乗せてやる」と言って来てもすべて断り、自分の足だけを頼りに歩き続ける精神力と体力には驚いた。言葉も日本に戻っている時にサラッと勉強し、あとは現地人から適当に学び不自由なく移動しているのも凄い。最初は勤め人だったが最後は旅人兼写真家になっていたのがおもしろかった。7000キロの行程なので非常にぶ厚く読了まで時間がかかったがおもしろかった。どの国の警察官も酷いが現地人が日本人に好意的だったのが良かった。日本一周なら出来そうだが、海外は進出には勇気がいるなぁ~。
November 19, 2013
「イスラムの人はなぜ日本を尊敬するのか」はイスラム圏の国々がいかに親日かを事例をあげて紹介していた。よく言われているのがアジア人が白人(日露戦争・先の大戦)の国々と戦い、それなりの良い結果を残し、焼け野原から一気に高度成長し、技術力の高さやアニメ・音楽など文化面にも優れており、「同じアジア人なのにスゲ~。これはニホンを見習うべき」と尊敬のまなざしで見られるそうな。この本の著者(宮田律さん)は中東やイスラム圏の研究者で当地を何度も訪れており、現地人から「日本人カ? 日本ノ商品ハスバラシイ」と声をかけられ親切に応対してくれるそうな。この本では「なぜ親日になったのか?」や「日本人が知る程度のイスラム教や中東の人々の生活習慣」などが書かれていた。確かに日本人観光客をだます外国人は必ずいる。しかし、無料で案内をかってでたり、自宅に宿泊させるなど親切なイスラム教の人も多いそうな。(イスラム教では無償の奉仕は良い行いとされており、貧しい人でもするそうな)外国を通して「日本国や日本人の素晴らしさ」を知るのは良い事だ。ただ特アの2.3国だけが反日というのが痛々しい。「まくらは落語をすくえるか」は非常に独善的で「う~ん・・・」という感じだった。「昭和の落語家のマクラはだめで明治生まれの古い落語家のマクラは素晴らしい」ということだった。単に時代の問題だろう。明治前半生まれの落語家は子供ころ江戸時代生まれのじーさん・ばーさんと交流があり、「江戸言葉や習慣」を垣間見ており、マクラでも重みがあるが昭和(初期)生まれの落語家では「もう明治は遠い過去」なので(著者いわく)全然だめだそうな。古い古い速記本からマクラの部分をピックアップし昭和の落語家と比較していた。そら現代人は着物を着ないし、個人商店でほとんど買い物しないし、生の人間同士の交流は江戸時代に比べれば少ないだろう。現代人が江戸時代の落語をすること自体に無理があるのに「現代の落語は面白くない」と上から目線で独善的な自論を展開されても正直ふ~ん…せっかく高い木戸銭を払って寄席に行っているのに、苦虫をかみ締めた顔で落語を鑑賞するのがいいのかなぁ~と思った。典型的な「昔は良かった~」という回顧厨な内容だった。
November 18, 2013
「英霊の絶叫」は激戦地だったペリリュー島に隣接するアンガウル島で負傷しながら戦い捕虜になった陸軍軍人・舩坂弘さんの手記だった。(ちなみにこの本は昭和40年に出版された)軍オタには非常に有名な方で職業軍事ではなく召集された一般人だが、子供の頃はガキ大将で学生時代から各種の武道をはじめ有段者となり、兵隊時代は射撃の名手でまさにエリート軍人だったそうな。一言いうと多くの人は嫌々軍隊に入り2年間みっちりしごかれるが、この舩坂さんは(本にも書いているが)「軍隊に入るのが待ちどうしく日本(天皇陛下)のためにがんばろう」と強く誓い、激戦地の小島で米軍相手に戦ったのである。この本ではその激戦地での死闘の様子や先に戦死した仲間の兵士のことが非常に詳しく書かれていた。しかし、米軍の物量作戦や艦砲射撃により元々配属が少ない日本軍は組織的な攻撃をやめ、各小隊によるゲリラ作戦に転換を余儀なくされ舩坂さんも何度も米軍施設に切り込み攻撃を仕掛けるも大きな傷を負い負傷する。その後は米軍の収容所に移されるも「どうやって監視兵を殺し、ここから脱出するか…」ばかりを考えいろんな作戦をするも失敗をし脱出を断念する。この時、舩坂さんに積極的に声かけをし「アナタの考え方は間違っている。もう戦闘はすんだのですから生きることを考えなさい!」と喝を入れられ、そのまままじめに過ごし戦後は書店を経営し成功。時間ができると残された遺骨を収集するためアンガウル島各地に慰霊碑を立て続け、原住民の人への援助や交流を繰り返していたそうな。サラッと流れを書いたが、もうアクション映画でした。作家が見てきたよう書いた文章ではなくご自身が激戦地で体験したリアルな戦場模様が描かれていた。舩坂さんと別の方が書いた体験記との大きな違いは戦闘を嬉々として戦う舩坂さんの姿である。リアルに「こうして米兵を殺した」と堂々と書かれており、反省ばかりする召集兵とは全然違いなかなかおもしろかった。戦後20年後に出版されているが、十分おもしろかった。「専門家はウソをつく」は経済評論家の勝間和代さんの手記だった。題のとおり「専門家はウソをつく」ことを表していた。たとえば専門家はその分野の博士号を持っていなければならないそうだが、実は多くの方が持っていないそうな。そのほかにも「予算確保のため、大げさに書いている」と暴露したり、同じ業界人への嫉妬やねたみがうずまいておりとても汚い世界だそうな。勝間さんも一時期、コメンテータとしてよくTVに出演していたが、同じ番組に出ていた方から「あなたこの問題の専門家ではない。適当なことを言うな!」とひどくなじられ、それ以降「専門外の発言はやめよう」と思い、コメンテータを廃業したそうな。この新書ではそうなった理由やウソを見ぬく方法や正しい専門家を選ぶ際の方法などが書かれていた。いや~なかなか真理を付いておりおもしろかった。
November 17, 2013
「セブンプレミアム進化論」は「質より量」の考え方が一般的なスーパー業界でセブン・アイHDは「量より質」を優先し、多少値段が高くても高品質な商品をお客様に提供することをモットーに歩んできた軌跡が書かれていた。(なんとセブン・アイHDの自社ブランド化は2007年から始まっており、年間これだけで10億程度稼ぐそうな)TVでもよく取り上げられている「金の○○シリーズ」が特に人気があり、安定して売れているのに今でも開発に関わった従業員がさらに市場調査やお客様アンケートを参考にさらなる改新をしており、まだまだ目が離せないそうな。この本は共著でちゃんと商品開発者やヨーカ堂の会長・鈴木さんへのインタビューをしており、なかなか手の込んだ作りだった。確かに「マンセー本」に近いが、なかなかおもしろかった。私はめったにコンビニ食やパンをほとんど食べないが、ほかのコンビニよりも商品はおいしい。地位に安住せず、日々変わり続ける精神は見上げたものである。「ゼロからわかる戦国の軍師」は戦国武将たちのそばに仕え、公私にわたりアドバイスをした軍師にスポットを当てたムックだった。5つに軍師を分類していたが、基本(一つ目)は占い師や陰陽師が「開戦の日」や「勝利を導くまじない」などをする人が最初で軍務には携わっていなかったそうな。その後、戦線が広まり武将一人で対処できなくり、2として「戦術タイプ参謀」が誕生したそうな。武将でいうと竹中半兵衛や黒田官兵衛、山本勘助など3つめは外交官タイブの方(僧侶が多く太原雪斎や安国寺恵瓊、天海)、4つ目は官僚タイプの石田三成、5つめは参謀タイプの片倉小十郎が出版されていた。本当に薄いムックだったのでサクサク読了したが的を得ていた。当初は占い師で後に軍事的な助言から公私の相談役など多岐にわたり、主人に仕えたそうな。来年の大河ドラマが黒田官兵衛ということもあり、官兵衛をフューチャーしていたがまさに日本一の参謀だったと思う。なかなかおもしろかった。
November 16, 2013
「カナダ・寄り道回り道」は社会人になってから急に「カナダに行きたい」という願望がムクムクと湧き上がり、日本での仕事を辞めカナダの英語学校(カナダはフランス語圏なのになぜ?)に通いそこで知り合った独特な人々や下宿先の同居人などのエピソードが書かれていた。私は不思議に思ったのだが、カナダの公用語はフランス語なのである。なのに英語を学びにいくというのは中国で韓国語を学ぶようなことだろうと思う。(その理由の記述もなかった)まぁ、日本人と違い個人主義の国なので独特の考えを持った人々がおり、日本人から見るとなかなか理解に苦しみそうになるが、著者はそれも経験として受け入れ、いろいろ交流していた。後半は帰国前にカナダを車で巡るキャンプ旅をしておりその様子が写真入りで紹介していた。カナダにも鉄道はあるが個人で各地のキャンプ場を移動する場合は車の方が便利で最悪、車で生活も出来るし山岳地帯にも入れるし重宝したそうな。キャンプ地で日本人を見かけるとカナダの方は「あなたは日本人ですか?」と聞いてくるそうな。そうなると著者はそのグループと行動し、カナダを満喫していた。まぁ、こんなものだろう。「世界は球の如し」は日本を飛び出し世界旅行をした使節団や日本人青年の足跡や旅日記を紹介していた。昔は公式に出国するチャンスはほとんどなく、幕府の使節団に加入するくらいしかなく高嶺の花だったのである。幕末になると遣米使節団一行がなんと地球一周の旅をしており、エジプトのスフィンクス前で集合写真を撮影しているのは有名だろう。この時、随行員だった者が旅日記を付けており、各国の様子を評価していたが「道や町が(日本と比べ)汚い」・「地元人が騒がしい」と述べていた。この公式な使節団のほかにも非公式に無銭で世界一周をした日本人男性を紹介していた。自称帽子商の男性でお金を使わず貿易船に乗り込み世界一周したそうな。しかし、この人物を私は知らなかったが、ある筋ではとても有名人だったそうな。それはトンデモ本の世界である。この男性は世界一周後、旅の内容を本にまとめ出版したが、もう内容がごちゃごちゃで大盛りなウソや誇大な表現などがてんこ盛り(実はこの本自体本人が書いていないそうな。口実したモノを別人が勝手に肉付けした後で出版したそうな)で信憑性がないそうな。なかなかおもしろいエピソード集だった。
November 15, 2013
「落語の言語学」はある意味すごい内容だった。今は亡き昭和の名人たちの音源や速記本からツカミ・マクラ・落語・サゲを聞きわけ、「○○(落語家の名前)さんはツカミではこう話し、マクラでは○○の話」とすべてを調べ上げデータ化していた。もう、この時点でこの本の価値はあるだろう。今は亡き立川談志家元が「オレがマクラをはじめた」とよく本に書いたり発言しているが実際はそうでもなく、家元より古い大正時代生まれの落語家たちもマクラを語っていたのである。もう、内容は統計学の講義録のようだった。それと桂枝雀師匠が生前語っていた「緊張の緩和」の講義(大阪の深夜番組で放送)をそのまま再録しており、これはとても良かった。落語をここまで科学的に分析しデータ化する力技はすごい。なかなか興味深い内容だった。「神社ツーリズム」は東条英機元総理直系の曾孫さんが神道や神社についていろいろ書かれていた。東条氏は好意的に神道や神社を捉えており、インターネットサイト「神社人」や神道への理解や振興を進めるNPO法人を主催するなど多方面に活躍されているそうな。内容的には神道の歴史・神社の参拝法や各神社の効能、古事記について書かれていた。この本も初心者向けで根本に「日本古来の宗教である神道を大切に崇敬しよう」ということが書かれていた。特に真新しいこともなく、ごく一般的な話が書かれていた。まぁ、こんなものだろう。
November 14, 2013
「古事記完全講義」は明治天皇の玄孫(やしゃご)にあたる旧皇族の竹田恒泰氏による古事記の勉強会で講義したものを書籍化した分厚い本だった。内容的にいう難しい古事記を現代風に訳し初心者でもわかり易いよう解説していた。竹田氏も言っているが「神様の名前をいちいち全部覚えなくてもいいです。重要な神様は何度も登場するので…」と言うくらい名前が難解で私も機をもんでいたが目からうろこが落ちた思いだった。まぁ、内容は知っているので普通に読んできたが、竹田氏が豊富な擬音や今風の若者言葉で神話世界を表銀しており、そこはおもしろかった。(もともとの講義自体が若い初学者向けの講座だと思うが…)古事記の話だけでなく、考古学業界の裏話などにも触れておりなかなか興味深い内容だった。「知っておきたい日本の神道」は日本独特の信仰である神道の歴史について書かれていた。そんなに厚みがなくサクサク読了したがこれも初学者向けのゆるい感じの内容だった。う~ん…コアな神道・神社好きの私には全然物足らなかった。残念。本当に全然神道や信仰そのもの知らない人や外国から来られた方が本当にはじめて読むにはいいかも。
November 13, 2013
「パラダイス山元の飛行機の乗り方」はパラダイス山元さんによるマイラーエッセイ。特に目的は持たず、とりあえず飛行機に乗るというのが目的で一日に何度も飛行機を乗り継ぎ、それを楽しむそうな。わかりやすくいうと「飛行機版の塗りつぶし旅」か。山元さんにはこだわりがあり、空港から出ない、観光はしない、可能な限り乗り継ぎをするなどなかなかおもしろいマイ・ルールを課しており、外国に行く場合も何度も何度も乗り継ぎをするので入国審査でたいてい止められ、別室で尋問を受けるそうな。山元さんは最高1日で11回も乗り継ぐことにも成功し、マイラー界ではかなり有名だそうな。パラダイス山元さんの本職はマンボ・ミュージシャンだが公認のサンタクロースであったり餃子オタク・盆栽マニア・マイラーとみうらじゅんさんと同じような立ち位置の方でなかなかおもしろい。山元さんはひたすら飛行機に乗ることのみにこだわり、マイルをためるのが最大の喜びだそうな。こういう生き方っていいなぁ~ 「秀吉家臣団の内幕」は豊臣秀吉公の人間関係のみにこだわり、黎明期~建設期~伸長期~(略)~分裂期~崩壊期にわけて書かれていた。秀吉と違い天下を取った徳川家康公は「血縁・親戚」をもって家臣団作ったが秀吉公は「契約・強制的な婚姻・人質」などあまり良いとはいえない方法で家臣団を形成し、良い時はいいが「金の切れ間が縁の切れ目」というように晩年の秀吉から恩顧の武将らが離れている。家康は子供を多く作り、他武将と婚姻を繰り返したが秀吉は子供が育たず、幼い人質を育てていたがみんな家康側に流れている。この本ではそーいうことが詳しく説明されていた。秀吉本人は非常に優秀だったが、人材育成面は家康にかなわなかったようだ。まぁ、こんなものだろう。
November 12, 2013
「おかしいことを「おかしい」と言えない日本という社会へ」はtwitterできわどい発言をし、芸能界を引退した外国人タレントのフィフィさんの手記だった。フィフィさんは2歳の時から日本で生活し、公立の小学校に入り日本風ガイジンとして育ち、そんなに校内いじめや差別を受けずスクスクと育つが、世間の目「あぁ、ガイジンか…」に疑問を持ち「日本人はどーしてすぐに外国人に親日か反日かと聞くのか?」や「お色気や下品な内容は放送するのにタレントが政治や宗教の話をするのがタブーなのか?」ということをに疑問を持ち、当初は素人としてTV番組に参加。歯に衣着せぬ発言で人気を博し、事務所と正式に契約しフィフィとして広く芸能活動したそうな。その半面でtwitterなどでは「政治的な問題提起(在日外国人による生活保護支給問題)」をし、賛否の反応をたくさんもらうが、心無い連中から厳しく攻撃されtwitterの停止と芸能活動を引退したのである。(この本は引退後に書かれてたものです)この本ではフィフィさんの家族のことや自身の育児話(フィフィさんはシングルマザー)も赤裸々に書かれていた。私はフィフィさんに好意的な方だが引退までせんでもよかったんじゃーないかなぁ~と正直思う。TV以外にもフィフィさんならインターネットTVやラジオ・講演なので十分やっていけると思うが…。なかなか興味深くおもしろかった。「中内功のかばん持ち」は題の通り、大卒後別の会社に採用が決まっていたが、流通業に興味を持ちとりあえずダイエーを受けると見事に合格し現場勤務の後、急に「君、おやじ(中内さんのあなだ)のかばん持ちしてくれるか」と一方的に告げられ4年間に渡り、最盛期のダイエーを支えたカリスマ・中内氏にお仕えしたそうな。最盛期のダイエーなのでバンバン事業を拡大し、海外にまで進出し「イケイケドンドン」の裏側が書かれていた。別の本による中内評価は「エゲツナイ」・「かんしゃく持ち」・「厳しい態度」などあまり良い評価をされていないことの方が多い。しかし、著者(恩地祥光氏 ダイエー退職後、現在は別の会社の社長)は世間の評価は全然違う、小心で周りの社員に気を使い優しかったと表していた。当然、著者も中内氏に対し、ビジネス上の発言しており中内氏から「お前が言える立場か!ボケッ」と何度も言われたが、その後その案をそのまま実行していたエピソードをあげていた。後半はダイエーホークスの話や阪神淡路大震災時の対応など中内氏の八面六臂の活躍が書かれていた。まぁ、側近なのでまじかで中内氏の「私の部分」をよく見ているので「実はいい人」だったというのを世間にわかって欲しいというのはわかるがだいぶん取引業者や社員いじめ(今で言うパワハラね)は結構していたのは事実だし厳しいかも。
November 11, 2013
「日本の銅像完全名鑑」は日本にある銅像を豊富な写真入で紹介していた。題には「完全名鑑」と書いてあるにも関わらず私の隣町になるとても有名な聖徳太子像が掲載されておらず、「これは何やねん!完全とちがうやん(怒)」と思った。まさか著者は結構有名な聖徳太子像を知らなかったのだろうか?これで「完全名鑑」と名乗るのはおこがましいしだいである。ただ内容はいろんな銅像ランキングやおもしろ銅像コレクションなど十分「銅像愛」を感じる構成だった。日本で一番多い銅像は「二ノ宮金次郎像」だそうな。もう飛びぬけて多いそうな。しかし、昨今では「歩きスマホ(銅像では歩き読書)」の問題や「古すぎてだれかわからない」という保護者からのクレームで小学校から撤去されつつあるそうな。その次は明治維新の立役者である坂本龍馬と思いきや主に東日本各地を散策した俳人・松尾芭蕉だそうな。東日本の各地に芭蕉像と句碑が33ヶ所あるそうな。その次が坂本龍馬さんだそうな。おもしろ銅像コーナーでは芸能人・スポーツ選手・マンガの主人公など数多く紹介されていた。それと銅像の作り方の説明もあり、なかなか興味深くおもしろかった。「大人の「メシが食える力」10」は引きこもりやニートの人と向けに書かれた本で「自分の力で生きる」方法が力強く書かれていた。要は親から自立し、ちゃんとした職に付き人並みの生活を送れば世間から「人並み」に見られますよということが書かれていた。なかなか引きこもりやニートの方は本屋や図書館に出向きこの本を入手するのは難しいだろう。書いていることはごく普通で「お金を自分で稼ぎ規則正しい生活をおくろう」ということだった。まぁ、こんなものだろう。
November 10, 2013
「アメリカ極悪刑務所を生き抜いた日本人」は日本でヤクザとして成功していたた著者が、さらなるビジネスチャンスを求めハワイで薬物ビジネスとやろうとしたところ警察の囮捜査にはまり逮捕→懲役10年の刑に処され都合3ヶ所の極悪な刑務所で生き抜き、日本に帰ってくるまでが書かれていた。入る前の話はこーいうヤクザ者の伝記によくある展開そのままで家族不和が原因、悪友の存在、ケンカ好き、異常なほどの「勝ち負けのこだわり癖」などが書かれていた。中・後半は塀の内側の話に限定しており、日本の刑務所との違いやスゴイ受刑者列伝、闇のルール事情なのが詳しく書かれていた。アメリカは多民族国家なので刑務所でもグループ化しており、日本人ひとりの著者は当初はからまれたり暴言をはかれたりしたがひとりで立ち向かうなど攻撃的に振舞っていたがチカーノと呼ばれるアメリカ生まれのメキシコ人マフィアのボスに気に入れられ、チカーノ組に入りやっと安心して刑務所生活が送れるようになったそうな。著者はこのチカーノ組で「絆」の大切さを学び、他グループとの抗争時にも率先して戦闘に加わり、刑務所生活をエンジョイしていたが刑期を終え日本に返されヤクザを廃業。その後は刑務所で学んだ「絆」の大切さやチカーノ文化・ファッションを日本にで広めるためのショップやイベントを主催し全国を飛び回っているそうな。いや~おもしろかった。文章も巧みで一気に読了した。著者の筋を通すぶれない生き方には感心した。まだ書きたいことがあるがぜひ読んでほしい。「まるごとインドな男と結婚したら」は残念な感じだった。一般の日本人女性がインド国籍の男性と結婚し子供を育てインドで生活するエッセイが書かれていた。ちなみに先の文章は作者の経歴で本分ではそんなことにまったく触れておらず、いきなり子供を生むエッセイが書かれており、「こ、これは誰の話???」と考えながら読んだが、全然頭に入らなかった。(だいぶん、先に旦那さんのうっすらした紹介エッセイがあったが)いきなり知らない一般人のエッセイを読まされてもおもしろいはずなどないだろう。やっぱり、主人公や旦那さん・こどもさんの人となりを先に書かないと…。インドの出来事が書かれていたがまぁ、こんなものだろう。
November 9, 2013
「ニッポンの塔」は日本における「塔ブーム」について書かれていた。明治以降、西洋の高層建築技術が入りいままで建てることができなかった高層建築ができるようになり、当初は「富士山が見える」ということを売りにし関東を中心に有料の塔ブームが流行ったそうな。(第一次ブーム)しかし、富士山を見るブームが終わると今度は高さを生かし「広告塔」として大正~昭和初期まで全国各地に建てられたそうな。(第二次ブーム)しかし、戦争が進むと金属不足となり、こーいう広告塔や銅像は率先して供出させられ戦後は再建されずそのまま絶えてしまったそうな。戦後は「電波塔設立ブーム(第三次ブーム)」が起こり、有名な東京タワーが建てられ電波塔と観光名所がミックスした塔が定番になったそうな。(普段非公開の大阪の太陽の塔の小ネタあり)当初は高いところをに上りたい見学塔→広告塔→電波&観光スポットと変遷しておりなかなかおもしろかった。非常に良くまとめられており、これを読んだ上で塔に登りたくなった。「教養としての世界宗教事件史・教養としての日本宗教事件史」は同じネタ(宗教)を扱っているのでひとまとめの感想を。日本版は大陸から仏教が伝来し、大仏建立や中国の名僧らが艱難辛苦を乗り越え来日し広めたエピソードが書かれていた。その後は神道・仏教が日本の宗教になったが戦国時代にキリスト教が伝来し広まると思いきや…そんなに広まらず明治維新を迎えキリスト教系の学校が数多く創設されたが戦前は多くの新興宗教が国家により弾圧されていたが戦後は「信教の自由」により宗教団体が「雨後のたけのこ」のように増殖し、日本を揺るがす事件を引きこしたり教祖様が詐欺をしたりと宗教家とはほど遠い行為をしていたことが書かれていた。海外版も原始宗教からはじまりキリスト教について詳しく書かれていた。これを読む限りではキリスト教はひどいね。「神の名のも元に」を言い訳に他国や他の文明を暴力で蹂躙し、魔女狩り・ネコ狩りと「異教徒」を何十万人も虐殺するなどやりたい放題。それで「神(キリスト)を信じなさい。教徒は救われますよ」と堂々といえる精神がすごい。こーいうやりかたって日本では通用せんわな。神道は人間平等だがキリスト教はちゃんと上下がり不平等で「信じるもの(だけ)が救われる」というのはいかにも西洋的な考え方だなぁ~と思った。なかなか興味深くおもしろかった。同時に2冊とも読むことをおすすめする。
November 8, 2013
「高学歴男はなぜモテないのか」はよくある女性が男性の「あるあるネタ」を集め、女性が座談会をしいろいろ語り合う薄い新書だった。高学歴男という題だがこの場合の高学歴男とは「痛い高学歴男」や「中二病そのままな高学歴男」をさしており、まともな高学歴男のことは度外視だった。まぁ、あるあるネタなのでここのネタは書かないが、別に女性じゃなくてもイタイ男性や中二病真っ最中の男はダメだと思う。薄い新書なのでサクサク読了したが、女性ってこーいう「○○な男は良い悪い」って区分したがるのだろう。銀座の一流店のキャバ嬢や祇園の舞妓、ACが見た「一流の男性は…」という本が山のように出版されている。逆に一流営業マンや地元密着の八百屋の大将、宅配屋さんが見た「一流の主婦」という本はないだろう。いかに女性が「ワタシ(女性)にとってつれて歩きやすく。ワタシをチヤホヤしてくれ、お金持ちのイケメンに限る」ということだろう。あるあるネタ本として読めばいいが、これをマジに受け方々で言いまくると「イタイ女」になりまっせ。「ニッポン西遊記 古事記編」は女優・鶴田真由さんが親友(男3人と女性秘書)と徒党を組み。古事記にまつわる地域を訪れ神社や神域を参拝していた。最初は淡路島からはじまり、高千穂、宮崎、出雲・熊野、伊勢、霧島などをめぐっていた。鶴田さんも事前にちゃんと古事記を勉強し、詳しく解説していた。最初は女優さんと気づかず、「ちゃんと勉強しているライターやな~」と思っていたら、本人が写真に写っており「おっ!鶴田真由やん!」と驚いた。こーいう女性が古事記に興味を持ち、実際に各地を巡るなんて本当にうれしい限るである。
November 7, 2013
「四百年の長い道・続編」は文禄・慶長の役(朝鮮征伐)時、日本の武将らが現地人を被虜人としてつれて帰り、日本で人生を送ったの足跡を紹介していた。多くが日本で家族を持ち、主に陶工に採用されたり高い技術力や知識を使い藩の指導者的立場になったそうな。なぜそれがわかるかというと一族の墓や藩の記録から簡単に辿れ、今も現地に住んでいる子孫もおられ著者(在日の方)がインタビューや先祖の言い伝えを紹介していた。(この調査は主に西日本と沖縄だけです)一応最後まで読んだが著者の主張としては「豊臣秀吉(ひいては日本人)が悪い。無理やりつれてこられた朝鮮人は可哀想」というスタンスを貫いており、文章のところどころに「恨み節」が見え隠れしていた。私はふと疑問に思ったのが「なぜ、医者や知識人・王族はおらず陶工だけを連れてきているのだろうか?」ということである。確かに陶工の妻子や(身分不明の)子供や名前もわからない女性も連れていている説明もあったが、ほとんどが窯業(陶工や瓦職人)に関わる人だった。別に彼らが来なくても日本にも古来より窯業はあったはずだし、「日本の窯業のレベルを高めたのは被虜人だ」という主張は理解できるがほかの分野はどうだろうか。読んだ範囲では土木工事(しかし、大水でほとんどが大破。これが高い技術か?)や開墾・藩運営のアドバイザー・印刷技術・薬の調剤などを指導したそうな。この本では触れていないがこーいう職人の階層は当時の朝鮮では下層民で別の本では「日本に来て本当に幸せだった。朝鮮では米すら食えないし家なんて持てないし先生扱いしてくれるしずっといたい」とお殿様に願い出た記録もあるし…。著者のスタンスである「日本が悪い説」に私は疑問を持つ。ちゃんと墓も建てられ、家屋敷に住めるなんて幸せだろうと私は思うが…。ただ、西日本を広く調査&インタビューをしているのには頭が下がる思いだ。なかなか興味深くおもしろかった。「パンケーキの歴史物語」はまさに題と通りパンケーキのルーツや世界の似た料理を紹介したパンケーキのフルコースだった。パンケーキとは小麦と水分(生クリームや乳、水)を混ぜ生地にお好みで木の実やドライフルーツをいれ一枚の鉄板で焼く料理だそうな。(ワッフルはパンケーキではないそうな)まぁ、ヨーロッパ各地で朝食となり「母親の手料理(日本でいう肉じゃがか)」と呼ばれていたそうな。その後アメリカで爆発的に広まり、便利な調合済み粉が売られるようになりアメリカの朝の定番料理になり戦後日本に広まったそうな。後半は各国のパンケーキの派生料理を紹介していたが、なんと日本は「お好み焼きとたこ焼き」になっていた。パンケーキがお好み焼き?確かに小麦粉に水分を混ぜ、一枚の鉄板で焼き上げるという行程は正に同じである。なかなか面白い考察だった。まぁ、こんなものだろう。
November 6, 2013
「帝国海軍の最後」は沖縄特攻作戦に大和と共に参加した矢矧(はやぎ)の艦長だった原為一大佐(水雷科出身)の半生記だった。内容は太平洋戦争時駆逐艦・天津風の艦長として参戦したあとの出来事や海軍の首脳部のチグハクな指揮命令などを赤裸々に書いていた。原大佐は中央にほとんど行くことなく、水雷屋一筋で駆逐艦を渡り歩き、沖縄特攻作戦も行き抜き生還。この本は戦後に書かれベストセラーになったそうな。メインの話ははやり沖縄特攻で、まじかで大和が沈没するのを見届けたそうな。ほかの人が書いた「沖縄特攻」や「大和沈没」の話と若干違うそうだが現場が修羅場なのでどれが正しいとは一概に言えないがどれも正しいだろう。(有名なところでは吉田満氏の戦艦大和の最後か)戦争末期になると海軍の幹部の指揮命令系統がクダグダになり士気も低く、沈む可能性がとても高い駆逐艦への配属希望者も少なく著者は「もう、ダメじゃん」と感じたそうな。特攻作戦後は人事部幹部から「もう、駆逐艦がありませんので…特攻部門の司令部に行って下さい」といわれ赴任そのまま終戦を迎えたそうな。戦後は海上自衛隊にも入らず一般人で過ごされたそうだがその後がとても気になる。なかなかおもしろかった。「きまぐれ歴史散歩」は池内紀氏の旅行エッセイだった。ここの旅にはつながりはなく、池内さんが国内旅行された時の思いでや旧跡を紹介していた。どれも軽いタッチで書かれておりサクサク読了することができた。私と池内氏は同郷(兵庫県の姫路市)で個人的に好きなので結構読んでいるが、淡々と書かれておりこんなものだろう。「情報漏洩9割はあなたのうっかりミス」は機密や個人情報の漏洩原因が自分(自分の情報機器)ということを紹介していた。個人用のPCやケータイが広く普及すると情報漏洩の幅が広がり社会問題になっているそうな。実はPC・ケータイから情報を盗むのはとても簡単でサクサク敵に抜き取られてしまい全然気づかないそうな。細かい話は省くが昔は手紙なゴミくずから個人情報を摘んでいたが、最近は簡単に個人情報が抜き取れる情報機器にシフトし、個人や企業のPCから多くの個人情報が抜き取られており個人レベルでは防御しきれないそうな。一番いいのはPC・ケータイを一切使わないことだがそれでは快適な社会生活が送れないので、「抜き取られることを前提」に生活することを進めていた。PC・ケータイで買い物をすれば買った物の情報や個人情報・支払い先の金融機関などが記録されているのでもうそれはそれで生きて行け!ということだった。ヤバイものは現金決済でその場で入手するのが一番だと思った。まぁ、こんなものだろう。
November 5, 2013
「宗教と学校」は日本における宗教団体が運営している学校を紹介していた。なんと日本には人口の1%しかいないのにキリスト教系の学校が3分の2を占めているそうな。甲子園出場校の多くも宗教系の学校が出ており、宗教と関係ない団体の学校よりも秀でているそうな。この本では前半はキリスト教系の高校(大学付属も含む)から仏教系・神道系・新興宗教系と多岐にわたりその成り立ちや背景からその学校の特徴や進路先を詳しく紹介していた。宗教系の高校はスポーツや学業(東大・京大への進学)・文化面にとても力を入れており、優秀な生徒が多いそうな。しかし、その宗教団体が考えた「建学の精神」まで受け継がれておらず、必須であるはずの「宗教」の時間は「お休みタイム」と呼ばれており、過半数は寝ているそうな。「なぜ、仏教系の学校が人気がないの?」ということだが、女子中学生によると「3B」と呼ばれ嫌われているモノがあるそうな。それは「仏教・ブス・馬鹿」だそうな。仏教=ダサイということだそうな。で、その反対が「3K」でキリスト教・可愛い・賢い」ということでキルスト教系の学校に生徒が集まるそうな。私はそんなに感じないのだがCM効果。仏教系はどーしてもダサイというイメージがあり、キリスト教は(理由はわかならいが)オシャレという雰囲気があり若い娘さんはコロッとキリスト教系を選ぶそうな。今ちょうどNHK大河で「八重の桜」が放送されているが、八重さんの旦那である新島襄がキリスト教の協会が資金を提供している学校(後の同志社)の話が出ているが、こういうのを観た上でこの本を読むととても理解が深まった。いや~とても興味深くおもしろかった。「ビジュアル三国志3000人」は正に三国志に出てくる人物(女性も含む)を紹介していた。3000人全員イラストで紹介と思いきや…主要のメンバーだけだった。そら3000人分もイラストと経歴を掲載すると凄く分厚くなるとなるし、主要なメンバーになりますわなぁ~www まぁ、こんなものだろう。
November 4, 2013
「カヨ子ばあちゃんの死ぬまでボケない楽天的人生」は結構TVをはじめマスコミにもてはやされている久保田カヨ子さんの手記だった。旦那さんは脳科学の権威である久保田競先生(京大名誉教授・医学博士)で0歳児からの知育教室を開校し、長年のその運営に携わっていたが高年齢になり記者から「どーして久保田さんはそんなに元気なのですか?」とよく問われるのでそのことをこの本で紹介していた。第一に細かいことは気がにしないや背伸びをしない(身体的なことではなく、日常生活において)やいろんな人とおしゃべりをする(日々好奇心を持ち続ける)などが事例を挙げ書かれていた。まぁ、こんなものだろうがこれがなかなか実践できない。やはり将来のことや健康のことなど考えてしまうがカヨ子さんは「まだ来ていない先のことを考えてどーする。今をちゃんとしていれば問題ないよ」と述べていた。今でも日本だけでなく海外にも講演に行っており、すごくパワーを感じた。あっ、内容はカヨ子さんの半生記ですがまぁこの辺はよくある戦争前後の大変だった話や嫁姑のバトルや介護問題が書かれていた。「変り兜」はまさに題の通り、戦国時代後期に自己アピールのため、甲冑を芸術的に飾り偉い人の目に届くようしたのが発祥だそうな。その後安定し、自己アピールよりも「他人とは違う甲冑(要は個性化)」を持ちたいという願望から変り兜が作られたそうな。しかし、この本非常に薄かった…はっきり言えば個人がホームページ上で変り甲冑(兜も含む)を紹介している方のがよっぽど充実しているのである。この本はほんの「さわり」程度だろう。当時の武将はトンボ(古来は勝虫(かちむし)とウサギ(前に進む バックをしない)が人気であとは龍・虎・鯰の尾などの動物や仏教に関するモノやお経が多々あった。最近甲冑に興味を持ち出した歴史ファンなら「こ、これは!」となるだろうが通から見ると「全然少ないな~ あの兜は?」という感じになるだろう。もう少しボリュームがあればよかったかも。。。
November 3, 2013
「終わりなき旅の終わり」は東大大学院を卒業したのに「旅をしながら生きていくライターなる!」と決め、遊牧夫婦(奥様はトモコさん)として中国を起点にし、ユーラシア大陸からアフリカ大陸まで移動する旅行記が書かれていた。旅先の観光旅行というよりも現地人との交流エピソードや安宿に泊まった感想、現地の交通機関事情などがより深く書かれていた。中国から鉄道を利用し旧ソ連の各地を巡り移動していたが、同じアジア人という共通点もあり「おっ!ニホン人カ?」という感じでフレンドリーに接して来て頼みもしていないのに無料で「○○には行ったか?」・「今日はウチに来い」とか非常に優しい対応をしてくれていたが、ヨーロッパ手前の白人の国々になると「ヘイッ!チャイニーズ」・「ジャッキーチェン!」とアジア人を侮蔑する暴言が今でも浴びせられるそうな。確かにどの国にも良い人悪い人はいるが政治や経済が安定していない国ほどこういう行動を取るそうな。逆にイスラム教圏の人々は社交辞令ではなく、「ニホン人大好き~泊まっていけ~」とどこでも泊めてくれた上に次の国境まで車で案内してくれるそうな。非常におもしろかった。ただ著者らの家族に亡くなる人が出てきたため、遊牧夫婦生活はピリオドを打ったそうだが、アフリカ編を読みたい。こーいう生活もいいなぁ~と思った。で、著者らは今日本で何をしているのだろうか?気になる。
November 2, 2013
「奇跡の駆逐艦「雪風」」は先の大戦時、多くの日本海軍が轟沈する中最後まで生き残った駆逐艦・雪風の戦歴をさも見てきたように書かれていた。一応「幸福艦」とされているが、逆に雪風が戦隊に加わるとほかの艦が被害を必ず受けるので「不幸を呼ぶ艦」として嫌われていた説もあるくらい最後まで無傷で生き残ったのである。まぁ、公式の戦闘詳報や元乗組員の証言集が出版されているので真実に近いだろうがなかなか臨場感がありおもしろかった。海軍は兵学校(海軍士官養成機関)の成績主義なので駆逐艦乗りははっきりいって下の方の成績の者が多い。しかし、中央ではなく最前線で小さな艦を操り兵と共に戦う姿は正に海兵だろう。まぁ、こんなものだろう。「連合艦隊全艦艇大図鑑」は日本海軍の艦船を紹介していた。有名な大和武蔵・金剛クラスなどは個々に戦歴から紹介されていたが、駆逐艦や小さな艦は○○型とだけ紹介されていた。しかし、このムックが強烈にクサイのである。パラパラめくるたびに「ワキガか強烈なカビ臭」がするのである。内容よりもそっちの臭気に耐えれないくらい臭かった。残念至極。。。
November 1, 2013
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