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「四月七日の桜」は沖縄に海上特攻(天一号作戦)を指揮した伊藤整一中将(第2艦隊司令長官)の人生とおぼ同じ時期に特攻死した息子・叡(あきら)少尉をはじめ伊藤家の戦中・戦後が書かれていた。伊藤中将には奥様・2人の娘と男子1人がおり軍中央を歩み、山本五十六大将にもっとも信用された軍人で「海軍左派」と呼ばれていたそうな。しかし、戦争末期に第2艦隊司令長官を拝命し、沖縄特攻を指揮し4月7日に戦死されたのである。で、この本の題「四月七日の桜」につながるのである。しかし、奥様も戦中にがんの手術を受けていた途中、空襲があり手術が雑になり菌が繁殖しすぐに亡くなったそうな。戦後は娘さん2人で生き抜き今の生存されており「親子桜」を保護されているそうな。著者は元TV局の方なので将来TVドラマになりそうな予感がする。「なぜタクシーは動かなくてもメーターが上がるのか」は「交通経済」について多角的に書かれていた。日本には鉄道・航空・バス・タクシーと交通手段が豊富にあるがどれも一長一短があり「どれが一番経済的に良いのか?」や「長所・短所はどこか?」が考察してあった。もう、いろんなことを調べており個々の感想は書けないがどれも一長一短だった。環境面では鉄道だが利用者が時間を守らないといけないし、タクシーは料金が高いが24時間利用できる。飛行機は格安会社ができ安くなった空港から繁華街に行くのが大変などいろんな理由がありまさに一長一短だった。まぁ、必要に応じ利用者が利用すればいいんじゃーないかと思った。
May 31, 2013
「日本に生きる北朝鮮人リ・ハナの一歩一歩」は元々日本に住んでいた祖父母らが帰還事業で北朝鮮に帰国し裕福な生活を送っていたが母方の親戚が不手際を起こし、著者の家族共々連座制で僻地に送られたため中国へ逃亡、3年間隠れ住んでからいろんな人の手助けを経て日本に入国したそうな。しかし、日本語もできないので働きながら夜間中学→大検を経て関西の私立大学に入学した2009年からブログ形式で書かれていたものを書籍化したもので大学での生活や北朝鮮時代の思い出、韓国の情勢についていろいろ語っていた。著者は「他の方に迷惑がかかる恐れがあるのでいろいろ話せません」と書いており、北朝鮮生活での深い部分や隠れ住んだ中国時代の話、日本へ手引きしてくれた人、当然だが著者の本名や経歴もぼやかしているのでどうしてもぼんやりしてしまう。今は韓国籍を取得されており、建前上は「韓国からの留学生」になっているが実は北朝鮮からの脱北者ということで中国人・韓国人留学生とうまく交流できないジレンマやなかなか日本生活になじめずパニックを引き起こし周囲に迷惑を掛けるエピソードが書かれていたが、これはつらいと思う。マイペースで著者らしく日本で生きて欲しい。
May 30, 2013
「なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?」は例え話で実際は「お金(資産)の増やし方をレクチャーしましょう」という内容だった。日本的な考えでは銀行に預けていれば・・・というのが主流だったが今の状況下では利子など微々たる額でそんなに足しにならない。ではどうすればお金(資産)を増やせばいいのか?という方法が書かれていた。要は信用できる投資会社に投資しお金を流通させようということだった。それと「SNS」を利用しいろんな投資家と知り合いになり情報を共有しようということだった。う~ん・・・一応最後まで読んだがもうひとつピンとこなかった。そんなに「お金」が好きなのか?いくら大金を持っていても不健康だとしたら・・・ねぇ。まぁ「幸せ」の価値は人それぞれ違うので何ともいえないが私はそんなにお金に振り回されたくはないなぁ~。
May 29, 2013
「ドレスよりハウス」は女優・室井滋さんが体験した自宅建築バタバタ記だった。室井さんは当時住んでいるマンションにストレスを感じだし「家が欲しい」と思うようになり一念発起し、まずお金を貯めることから始まるが芸能人=経済的に安定していないということでいろいろ不具合があるなど苦難を乗り越えやっと「三角形の土地」を気に入りいきなり購入する。しかし、この三角地というのが曲者で風水上では最悪の土地とされており、いろんな本を読むも良い事が書いておらず不安になるが設計者に会い相談すると「お地蔵さんを置きなさい」と進言される。その後別の設計者に住宅をデザインしてもらい一気に施工までが書かれていたがよく読むと1994年の話なのね(現在2013年で19年前の話でっせ!)なんでほぼ20年前の話を出版したのだろうか?もう、十分古家じゃなか。この本では立てる前までの話が8割、施工・完成の話2割だったが正直尻つぼみ感はいなめない。室井さんも完成したら書く事に飽きたのだろう。20年も経過してるのなら「今」を書かないと・・・ねぇ。
May 28, 2013
「130円の鉄道大旅行」は題の通り、関東・関西地域を格安価格で乗り潰そうという企画本だった。これは「大回り」という方法でいろいろ条件があるがこれらをちゃんと順守すれば誰でもできるのである。私は関西圏だけの大回りコースを見たがとても工夫されており、「やってみようかな~」と正直思った。こういう楽しみ方を考えるのはすごいなぁ~。別に違法行為ではないので恥じる事はないが、いろいろ制限があるので十分準備をした上でやらないと、現地で差額分(これが結構高い!)を支払わないといけなくなるのでご注意ください。「三遊亭円朝の明治」は「近代落語の祖」である三遊亭円朝師匠の伝記だった。有名な落語「芝浜」・「文七元結」・怪談「真景累ヶ淵」などを作った大人物である。生まれは江戸時代(維新の時すでに30歳)で父親が落語家で子どものころから舞台に出いてたそうな。その後も順調に進み、明治時代になってから大物著名人や名僧・政治家らと知り合い大成功をおさめたそうな。彼の功績は現在、古典落語とされてる名作を多く作っており、「近代落語の祖」と呼ばれており今も東京で毎夏「圓朝祭り」が行われておりとても尊敬されているのである。で、春風亭小朝師匠がこの大名跡の襲名を固辞したそうだがなんでだろうか。とても気になる。まぁ、こんなものだろう。
May 27, 2013
「兵士は起つ」は東日本大震災直後から大活躍した自衛隊隊員の行動がドキュメント風に書かれていた。正直言うと最後の最後まで自衛隊員の行動なので面白味はそんなになかった。彼らは家族もありながら、自衛隊員という立場で被害者を救助し、死者を捜索し埋葬するまでを粛々としているのである。またある部隊は状況がまだわからない時から原発に行くなど「命がけの任務」を遂行しているのである。本当に頭が下がる思いである。この本は地震後、落ち着いた後に著者(杉山隆男氏)が隊員にインタビューをしてこの本を書いたと思うが、もう少しヒネリが欲しかった。延々、現場の隊員の話(悲惨なことは重々承知です)を読むのは心が痛む。読んでいて辛くなった。自衛隊の活動には頭が下がる思いです。「二・二六事件の幻影」は昭和11年に発生した「2.26事件」に関する映画をどうとらえてきたのかが丁寧に書かれていた。当然、時代に応じ映画は撮影されており製作者の意図や世論・映画の評価の変化が書かれていた。 戦後、実は戦争映画はこまめに撮影されているが「2・26」に関する映画もちょくちょく撮影されているが見る限り青年将校らの「純粋さ・純情さ・若さ」が前面に押し出されているそうな。それが時代が下るに付け、政治的な意図がこっそり入れられていたり史実と違うエピソードが加えられていたりと微妙に変わってきたそうな。それが最近では史実通りの青年将校らの「純粋さや家族愛」をテーマに描かれているそうな。いや~なかなかおもしろい考察である。「2・26(事件)」という都市直下で行われた唯一の軍事クーデターがここまで描かれるのはなかなか興味深い話だ。
May 26, 2013
「おおきに漫才!」は漫才師・里見まさとさんの手記だった。同じ高校だが面識がなかったぼんちおさむさんとコンビを組み80年代バカ売れしたコンビだったが「マンザイ・ブーム」の終焉に合わせ人気も降下後にコンビ解散、まさとさんは故・亀山房代さんと新しいコンビを組むも出産を機に解散し、再度おさむさんとコンビを組み今に至るまでのエピソードが書かれていた。(まさとさんは私と同じ姫路出身だが育ちはずっ~と大阪育ち)プロ野球選手になろうとしたが実力が伴わず挫折し「お笑いを目指そう」ということでタイヘイトリオに入門し弟子っこ生活を送るもなかなか売れない時期を送るも、マンザイブームに乗る事ができ武道館で漫才師がコンサートをしたり、レコード大賞を受賞したりと漫才以外の活動も積極的に取り組み殺人的な忙しさを一瞬味わったがマンザイブームが終わり、コンビを解散し、ピンの仕事をしていたが「漫才を死体」という気持ちがあり、当時ピン芸人だった亀山房代さんと20歳も離れた男女漫才コンビを組むもなかなか売れずひたすら練習を繰り返し10年かかって上方漫才大賞・漫才大賞するも亀山さんの出産出解散。再度ピン芸人に戻ったさとみさんはおさむさんと話し合い「ザ・ぼんち」を再結成。また二人で舞台に立ち続けている話が書かれていた。正直、関西でもまさとさんはそんなに売れているイメージはない方である。(相方のおさむさんははぐれ刑事に16年出たり、ピンでTVに出たりしており広く認知されているが・・・)なぁ、ここまで芸人としてやってこられるだけでも凄いことで奥が深~い話だった。私は亀山房代さんとコンビを組んでいた時の漫才を観たことが全然受けておらず、会場が水を打ったように「シーン」としていたのが印象的だった。なかなかおもしろかった。
May 25, 2013
「DREAM TRAIN」は鉄道写真家の中井精也氏が北海道・稚内から鹿児島・枕崎まで乗車し、見ず知らずの乗客に「あなたの夢はなんですか?」と聞き写真を撮らしてもらう企画だった。あとがきで中井氏も書いているが、ほとんどの乗客に断られ心が折れながら乗車した地域もあり1日平均2000枚を撮影したそうな。確かに鉄道写真が好きな方なら中井氏を知っているが、ごく普通のお客さんたちが知る由もなくとても大変だったのが良くわかった。同時にtwitterで「今、○○駅に到着しました」とつぶやいた時にファンの方が時間をかけて来られ応援や差し入れに何度もされておりこういう交流を見ると「あぁ、鉄道ってつくづくいいなぁ~」と感心した。この写真集ではお客さんと夢が大きく掲載されており、中井氏がその時のエピソードを綴る体裁をとっていたが老若男女みんな良い顔をしており、こっちもニコニコ顔になった。とてもおもしろかった。こういう企画いいなぁ~。「古代道路の謎」は古代日本の公共事業である「駅路」について書かれていた。駅路(制度)とは中央と地方を結ぶ国道(東海道や南海道・東山道とかね)を聖徳太子が活躍した時代から整備していたそうな。当時は天皇親政の時代で「地方に天皇の権威を見せ付けるのだ!」ということで始まり、日本各地に国道が整備され途中途中に宿泊所や代え馬場屋さんが用意され、ちゃんと機能していたそうな。しかし、時代が流れ駅路のおかげで交易が進み地方も豊かになり中央と肩を並べるようになり、時の天皇が「もう駅路整備いいんじゃーねぇ?」という一言で整備は中止されたそうな。で、豊かになった地方豪族が勝手に路を広げたり、脇路を作ったり自由に開発したそうな。なので今もきちんと残っている元駅路も路地として残っているのである。この駅路のおかげで国分寺や国分尼寺、市場が出来き交易や文化の伝播に役立ったそうな。土地開発シミュレーションゲーム・シムシティみたいなものか・・・。まぁ、こんなものだろう。
May 24, 2013
「なんか気分が晴れる言葉をください」は聖書から「ためになるお言葉」をピックアップし、QandA方式で解説していた。薄い本なのでサクサク読めたがなかなか考えさせられる内容だった。内容自体は下種い相談だが、うまく聖書の一説をピックアップし、「この場合は○○しましょう」という風に書かれていた。こーいう風な聖書解説本もおもしろかった。「カレーライスの誕生」は日本式のカレーライスについてかとても詳しく書かれていた。日本式のカレーはインド→イギリス→日本と入り微妙にインド式と違うそうな。カレー(当時はカリー)は明治初期にすでに「西洋料理」として掲載されており、具材が「赤かえる」だった。まだ肉食(ウシ・ブタ)が正式に解禁されておらず、かえるを入れていたがすぐにウシ・ブタが入るようになったそうな。カレーが広まったのは「軍隊」で戦後はまさに国民食となったそうな。素材も簡単に手に入り、固形のルウーも各種開発されており手軽に調理できるし美味い。これが日本人にはたまらないのだろう。なかなか興味深くおもしろかった。「立川談志自伝狂気ありて」は前にも読んでいると思うが再読してみた。家元が亡くなる2年前位から「立川談志一代記」を執筆しており、この本は当然未完で終わっていた。家元も「そんなに長生きできない」ということが薄々感じていたのでこういう一代記を書いていたのだろう。内容は今まで家元が出版された本とほとんど同じだった。まぁ、当然だが記憶力がすごい!正確に日時・登場人物が書かれていた。お弟子さんが書いた顛末記と併せて読むとおもしろいかも。
May 23, 2013
「温泉失格」は日本の温泉業界にはびこる「源泉かけ流し温泉マンセー主義」を強く批判し、「源泉かけ流し」の真偽について行政・温泉業者・マスコミ・利用者の各目線で書かれていた。行政→温泉に関するプロが役所にいないので法制度が遅れている。温泉業者→利用者が減ると儲からないので多少の誤魔化しをすることがある。(この本では白骨温泉入浴剤混入事件に関する当事者インタビューあり)マスコミ→温泉業者の意見を検証せず、そのまま掲載し問題があっても知らん顔をする。利用者→源泉かけ流し温泉にこだわりすぎて、循環ろ過温泉を否定するお客がいるなどがきちんと書かれていた。著者は「源泉かけ流し」という言葉を考えた人物に真意を問いに行ったり、温泉業界の「ドン的な人」に今の源泉かけ流しマンセーについてインタビューをしたりなかなか行動的な内容だった。私は温泉は嫌いではないが、こーいう業界裏側本を読むとなぜかイヤ~な気分になる。そんなにこだわらなくても温泉を楽しみゃーいいんじゃーないの。「東京高級住宅地探訪」は題の通り、東京の昔からある高級住宅街の歴史や建物写真や現状が書かれていた。土地開発には明治初期(広大な藩邸解体後の跡地利用)と戦後の焼け野原からの開発とターニングポイントがあるそうな。明治・大正期に大成功した財閥系の土地開発会社が開発した田園調布や成城大学が開発した成城からはじまり、まだ別荘地だった山王、自然たっぷりな高台だった洗足・上池台地・奥澤・等々力、サザエさんでおなじみの世田谷桜新町・松蔭神社などが取り上げられていた。多くがアメリカやヨーロッパの住宅地がモデルとなっており、すでに爵位のある人の別邸・豪商・新興財閥の経営者・高級軍人などに限られていたそうな。まぁ、一般人には縁のない話だがこーいう住宅街を巡るツアーもあるそうだが何か悪趣味な感じがする。バブル崩壊以降は相続ができなく手放す方も多くなり、空き地が増えてきているそうな。まぁ、こんなものだろう。
May 22, 2013
「ピーター・フォーク自伝」は日本ではTVドラマ「刑事コロンボ」シリーズでおなじみのピーター・フォーク氏の半生記だった。日本語訳もコロンボ刑事を意識しているのか、故・小池朝雄氏、石田太郎氏の声が聞こえてくるようやさしい感じだった。この本ではピーター・フォークによる義眼の話、公務員をしながら夜はアマチュア役者をしていた話、27歳の時に「役者になろう!」と決断しブロードウェーの主人公クラスの舞台役者とトントン拍子に成功したそうな。ブロードウェーの舞台を観たTVや映画関係者から「TVや映画に出演しませんか?」と依頼を受け、まず映画界に進出し大きな賞をもらうまでになったがおもしろくない脚本や出演料の問題でじょじょに出演を減らした時に名作「刑事コロンボ」の出演が決まったそうな。衣装や車は自前で特別な演出もなく「地のピーター・フォーク」が好演し、27年もシリーズが続いたのである。この本の後半はコロンボに関するエピソードがたくさん書かれており、コロンボ好きの私はワクワクした。いや~こういう裏話があったとは・・・最後は趣味の「絵画」についてと作品が掲載されていた。なかなかおもしろく一気に読了した。「「空き巣」なう」は空き巣専門の犯罪を長年していた著者が過去の事件についていろいろ語っていていた。今は足を洗い、警備員をしながら「空き巣防止策」を説いているそうな。内容は「昔のオレはすごかったやでぇ~」という感じの本だった。多少の「盛り」のあるだろうが住人を危めずモノだけを取るというポリシーの元で仕事と刑務所を往復していたそうな。一応最後まで読んだが、防止策も特になく空き巣の自慢話が単に書かれているだけだった。まさか行間を読み、「自分で策を考えろ!」ということだろうか。
May 21, 2013
「伊勢神宮と天皇の謎」は20年ごとにされる式年遷宮の歴史と近代の伊勢神宮の話が書かれていた。なんと遷宮の歴史は640年代(持統天皇の時代)から始まっており、ちゃんと当時からの記録が収蔵されているそうな。しかし、当時は明確に20年ごとではなく時の天皇の命令でなされたり、しなかったりと一定ではなく時代が下り天皇が「20年ごとに使用」と言われ。20年固定となったそうな。しかし、戦乱や飢饉が連続した室町時代のなどはしていなかったそうな。それといつも同じ神殿ではなく、地味な高床式だったのが千木(ちぎ・屋根の上の出っ張った板)や金色の装飾などが時代にあわせ自由に取り付けられてきたのである。今の形に固定されたのもごく最近で、独自に新宮を建築していたことが書かれていた。最後は明治期の伊勢神宮と明治天皇の行幸や皇居の三殿(神宮の代わり)のことが書かれていた。遷宮の歴史の変遷が豊富な資料から読み解かれており、とても興味を持った。また、神宮に行きたくなった。伊勢神宮の正式名称はただの「神宮」です。「事典神社の歴史と祭り」は日本独自の信仰である「神道」と日本各地にある神社を紹介していた。事典なので感想はないが、非常に詳しく神社のことや著名な神社が山のように掲載されており、朱印巡りに役立ちそうだった。
May 20, 2013
「さらば、食料廃棄」は題の通り先進国における食糧廃棄について書かれていた。この手の本は世界中で出版されており、何冊かすでに読んでいるが結論は「お客さんが望むから」だ。スーパーに行っても欲しい食材が買えないと「次回利用率」が下がるので仕方なく新鮮な食材を売れなくても毎日入荷しないといけないそうな。なのですごい数の「ロス食材」が世界中で排出されるのである。スーパーも現在の仕入れ価格よりさらに安い商品を世界中から集めるため生産農家の収入はさらに減り続けているそうな。ではどうすれば食材のロスを減らし、生産農家の収入を上昇させるかを書いていたが「まぁ、そうだろうなぁ~」という感じだった。特定の食品メーカーが市場を独占し、莫大な利益を搾取する為、生産者には微々たる額しか支払わないし消費者には売り続けないといけないのである。一部でスローフード運動や産地消費運動を展開しているが世界規模の食品会社には太刀打ちできない状況であるし、広く浸透するのはまだまだ先だろう。日本では「食糧廃棄」に関する本の出版は少ないが海外では頻繁に出版しているな~という感想を持つが外国人はこの分野が好きなのか?
May 19, 2013
「野獣の怒り」はボブ・サップの手記だった。ファイーター時代の話だけでなく、家族の事やスポーツ優秀な学生時代、ケガを負いプロアメフト選手で挫折したことなども赤裸々に書かれていた。アメフト選手から格闘技選手に転向したがアメリカではなく、日本を戦いの舞台に選び「K-1」に加入するもあまりに適当な契約やファイトマネーやTVギャラなどほとんど支払われず、社長に訴えても「オレ、担当と違うから・・・」という理由でお金もまともにもらっていなかったそうな。で、サップも別の団体「プライド」に移籍を考えるも、「K-1」の契約がこじれている為移籍できず、ズルズルと未契約のまま戦うよう強制されたり、マフィア風の男達に囲まれ脅されたりと散々な思いをした話がかなり詳しく書かれていた。そういえばここ数年前までボブ・サップはTVやCMでさんざん見ていたが急に出なくなった原因はこれか・・・。サップは日本から韓国に舞台を移し韓国で戦っていたが、最近は「どこでも行きます」状態で世界各地を飛び回っているそうな。サップは日本で有名になったことにとても感謝しており、東日本大震災後に来日しボランティア活動を頻繁にしているのである。もうすぐ40歳と言うこともあり、セカンドキャリア(次のやりたいこと)のことも詳しく書かれていたがとても「地頭(じあたま)」の良さを感じた。日本だけの話ではなく世界の格闘技業界は大抵「黒い紳士」が関わっており、マネーロンダリングや売春や薬物売買の隠れ蓑に利用されているそうな。日本も格闘技ブームがもう廃れてしまったがサップの再活躍を望みます。帰ってきて~。「ギンギラ★落語ボーイ」は三遊亭白鳥師匠のフィクション小説。多分、白鳥師匠がまだ新潟時代(二つ目ね)の出来事がモデルになっていると思うがなかなかイリュージョンに飛んでおりおもしろかった。内容は全然売れていない二つ目の落語家・銀月亭ピョン太君が主人公。自分がやりたい落語だけをしていたため寄席の出入り禁止をくらいいじけている時にいろんな経歴を持った老人たちや中国人女性マフィアから「プロの落語家とは」をコンコンと教わり、二つ目限定の落語会に出場し・・・という一種の新作落語だった。う~ん・・・まぁ、オチが成功か失敗かしかないので結果はおのずとわかると思うがなかなかおもしろかった。
May 18, 2013
「猫の伝説116話」は江戸時代の民話集から「猫」に関する話を116話も集めて現代語訳したモノだった。いや~こんなに「猫」にまつわる話があるなんて驚きである。猫は中国から船内のネズミ捕りとして来日し、貴族や武家の姫らに飼われ時代が下り庶民にも飼われるようになったそうな。この民話集には猫の恩返し・猫の復讐・老猫が日本語を話す・猫が身代わりになるなど一定のパターンがあった。この本ではお寺で飼われていた猫がお坊さんが寝静まると毎夜袈裟をパクリ、他の猫たちと踊り狂う行為を繰り返し翌朝、袈裟が泥まみれになっていたのに気づき翌夜、お坊さんが猫をつけていくと・・・飼い猫がセンターで踊っているのを目撃し、「タ、タマ~じゃ~」と叫び、宴が終わり飼い猫が二度と戻らなかった・・・という話がたくさんあった。ツルの恩返しは有名だが日本各地に飼い猫が貧乏な飼い主の為、小判を産んだり大金持ちから盗んできたりとてもたくさん恩返しをしている。いや~どの話もおもしろかった。その反面、猫をいじめたり殺すと・・・すごい復讐をされるとか猫は奥が深い。とてもよかった。猫好きさんにはぜひ読んで欲しい。「なぜ、ラーメン屋の8割が3年で消えるのか?」はラーメン屋さんを例に取り上げているが、ちゃんと経営戦略法が詳しく書かれておりとても興味深く読了した。経営の失敗例がちゃんと書いてありよくある「気合で乗り切ろう!」とか「人脈を最大限利用しましょう」というようなトンデモ論もなく淡々と大学で教えるような経営戦略が一般人でもわかるようたくさんの図解で書かれていた。一応最後まで読んだが、すごくわかりやすかった。
May 17, 2013
「昭和の洋食平成のカフェ飯」は日本の家庭料理の歴史について非常に詳しく書かれていた。紹介初期は和食メインだったが明治以降初期の西洋料理は入っており戦争前でもナイフフォークでビフテキが普通に食べられていたそうな。戦後、高度成長に併せ世界各地の料理や安価なファストフード・インスタント食品が手軽に入手できるようになったが、和食に慣れている昭和初期の老人と昭和中期の奥さんとの間で「和食vs洋食バトル」が頻発したそうな。で、TVや出版社も「料理」を取り上げるようになったり、各地に「○○料理学校(学院)」が設立されたり、働く女性向けの加工食品も数多く販売され日本はグルメ天国になったそうな。外国人が日本に来てびっくりするのはTVを見て「グルメや料理番組がとても多い!」ことだそうな。どのチャンネル、どの時間でも「食」を扱う番組が放送されているそうな。この本では特に昭和中期~末期の家庭料理の流れが非常に詳しく書かれていたがとても参考になった。おもしろかった。
May 16, 2013
「なぜ警察官の犯罪がなくならないのか」は関西でコメンテーターとして活躍されている元兵庫県警の警察官・飛松五男氏の薄い薄い冊子。お題は仰々しいが内容は「私が○○署所属の時は・・・」という自慢冊子だった。確かに「なぜ警官の軽犯罪や天下りが多いのか?」という問いに著者が警官時代にあったエピソードを踏まえ説明していた。薄い薄い冊子なのでそんなに読むところもなく、まぁ、こんなものだろう。(P120ほどで文字も大きくお値段なんと1000円!)この値段設定に一番驚いた。「わたしは中国人に拉致された!?」は日本人男性(洋服メーカー社長)が下請け中国人社長ら4人にいきなり拉致され数日間、公安から逃れる為各地を転々(中国大陸500キロの大移動)とした話が書かれていた。著者にはまったく関係ないのに「お前が代わりに弁償しろ!」と言いがかりをつけられ事務所に「○○万元払うと社長を解放してやる」と脅し、社長が隙を見て隠し持っていた携帯やホテルや食堂のおばちゃんに手書きのメモを渡し、公安と日本領事館がやっと救出きて全員逮捕されたまでが書かれていた。解放後も公安から中国語で調書を取られるが、まともに通訳が出来る人間がおらず著者が右往左往しながら説明する話までが書かれていた。しかし、拉致した中国人リーダーからメールのメッセージで「次は殺してやる!」と届き届くなど、あまりに杜撰な管理事情にも触れていた。まだまだ中国は社会のルールよりも「お金第一」でルール無用のやり方で西洋人・日本人とかなりトラブッているそうな。いかにも中国らしいエピソードだった。この本は淡々と書かれているのでそんなに恐さを感じなかった。
May 15, 2013
「ニッポンの刑務所30」は日本の刑務所(女子・交通・少年刑務所含む)を全ページカラー写真で掲載していた。刑務所にもいろんな種類があり少しづづ紹介をかねて「○○刑務所は」という感じで書かれていた。写真で言うと刑務所の一日(作業活動メイン)とイベント(運動会・技術競技会)、女子・少年刑務所の内部もたくさん掲載されていた。真新しいのは民営化された社会復帰促進センターもちゃんと掲載されていたのが良かった。薄い写真集なのでこんなものだろう。「スナックさいばらおんなのけものみち」は西原理恵子さんが女性の悩みや愚痴に対し突っ込みをひたすら入れる内容だった。女性メインの悩みや愚痴なので男性の私としては「ふ~ん・・・」という感じだった。私はこーいう一般読者の悩みや愚痴を聞き、著者が答えるようなタイプの本があまり好きではないのでまぁ、こんなものだろう。
May 14, 2013
「トンデモ超常現象99の真相」はUFOの話、異星人の話、宇宙の話、古代文明の話、超常現象などのカテゴリーに分け本やTVでまことしやかに語られていることの真実をちゃんと調べ真相を公開していた。まぁ、99個もあるので個々の真実は紹介しないが、ほとんとが誤認・捏造・デマカセだった。こういうトンデモ本を書いている人は何の考え・思い書いているのだろうか?素直に信じるのもいいが、自分で調べると案外別の本で全然違う真実が書かれていたりするのである。おもしろかった。「新・トンデモ超常現象56の真相」は先に読んだ本の補強と新ネタが掲載されていた。今回は56個と少ないが中身がとても充実していた。と学会のメンバーが総力を挙げ、真実を暴いていた。もう、お分かりと思うがほとんどウソが暴かれていた。大抵は著者の思い込みや改ざん、ひどい著者は自身が目立つ為や本を売る為などあきれた事情も多々あり、「腐ってるなぁ~」とつくづく思った。なかなかおもしろかった。
May 13, 2013
「検閲帝国ハプスブルク」は著作権のルーツについて当時のヨーロッパの検閲エピソードが書かれていた。印刷機が出来る前はこういうことはなかったが、印刷機が発明されると一気に大量生産されるようになり、当初は宗教批判や宗教改革ビラを取り締まる形で検閲がはじまったそうな。しかし、宗教改革ビラなのにその教会が検閲していたそうな。それがヨーロッパ各地に広まり宗教批判だけでなく、政治批判・王様批判につながり為政者たちは「これではいかん。何とかせねば」ということで公式に検閲を始めたそうな。それでも書き手は規制や検閲をかいくぐり、闇や非公式に出版し一国では管理できなくなり、当時の先進国で共通の検閲ルールを決めようとなり、「初期著作権」ができたそうな。で、題のハプスブルク(家)は血縁でもって当時のヨーロッパ諸国の王として君臨しており、批判されることを恐れていたそうな。(そら、厳しい王制を引いていたら市民も反発するだろう)なので口封じの為、「初期著作権」ができたそうな。なかなか興味深い内容だった。「ニッポンで笑う」は劇団・大人計画の主宰 松尾スズキ氏の2008~2012年までのコラムとマンガが書かれていた。特につながりもなく松尾氏が体験したこと、劇団員のこと、思った事がつらつらと書かれていた。特に「コレはっ!」というコラムもなくまぁ、こんなものだろう。
May 12, 2013
「南米でオーパーツ探してる場合かよ!」はさくら剛さんが出版社の依頼で南米各地のオーパーツを見に行くという内容だった。さくらさんは自称・ひきこもりと下痢症・言葉しゃべれないという三重苦を抱えており不安100%の状態で出発。あとはいつも通りの太文字ツッコミを連発していたw 世間ではおどろおどろしくオーパーツを紹介しているが現地ではそんな扱いもなく、さくらさんが見たものは「こどもが想像で作ったんじゃーないの?」いうようなシロモノばかりで爆笑した。南米は石の文明で「神殿や城壁はカミソリの一枚入る余地がないくらい精密で古代の文明でここまで出来るのはスゴイ!」と大抵書いているが実はこれも微妙で精密なのは初期の方で中~後期はかなり杜撰でさくらさんのパスポートが普通に刺さっていたw いかにオーパーツが適当かがよくわかるエピソードだ。私はこういうのが大好きなので(嘘だと)わかっていてもおもしろい。著者の文章も秀逸で十分楽しめた。私も南米に行きたいなぁ~。「芽つきのどんぐり」は女優・エッセイストの本上まなみさんの周辺エッセイだった。結婚・出産後仕事をセーブしているのかTVへの露出は少ないがエッセイをコンスタントに書いておりそれを書籍化したものだった。特に縛りもなく、本上さんの日々の出来事や思いがつらつらと綴られていた。この本ではお子さんといろいろ出掛けたり、「食」について書いていたりゆる~い感じが前面にでてほのぼのしていた。私は本上さんが出版したエッセイはほとんど読んでいると思うが多少お母さん目線になっていたが、食べ物のことやこだわりはそのままだった。まぁ、こんなものだろう。
May 11, 2013
「キャラ立ち民俗学」はみうらじゅんさんが考える「民俗学」について語っていた。みうらさんが今まで興味を持ったテングー(天狗をかわいらしく)・飛び出し坊や・鍾乳洞や寂れた土産屋さん探訪・海女さん・ゴムヘビなどを追いかけていた。フットワークのとても軽いみうらうさんは日本各地をはじめ台湾までゴムヘビを買いに行ったりキリストの墓や笑え笑え祭りの和歌山県日高川町に安齋肇を連れて行き奇抜なメイクをさせたりいつも通りのおもしろ本だった。薄い本なのでサクサク読了したがみうらじゅんファンの私は十分楽しむことができた。「ある奴隷少女に起こった出来事」は1800年代初頭のアメリカですでに両親が奴隷だった少女の一代記が流暢で華麗な文章で書かれていた。当時は仮名で出版していた為、長年「教養のある白人女性が書いた架空日記」と評されていたが、詳しく調べた結果実在の奴隷女性(著者)が書いた物と確認され再度出版されたそうな。両親の所有者だった白人が非常に奴隷家族を可愛がり、自身の娘と同じように教育を受け育てたがこの所有者一族が相次いで死亡し、次の所有者に売却されたがその先の所有者(医者)が(今で言う)ヘンタイで美少女に成長した著者に性的虐待を繰り返し精神的に追い詰め、なんと一人で脱走をしすでに自由人になっていた祖母の元に逃避行する物語が書かれていた。当時逃亡することは犯罪で多額の賞金が掛けられ、少女は知恵を駆使し追っ手に見つからないよう逃亡したのだった。この本は日本語に訳されているが、非常に丁寧に書かれており引き込まれるように読了した。あまりに出来過ぎた話なので架空日記扱いされてがこれがたった120年前のアメリカの実情なのである。とても良い1冊だった。
May 10, 2013
「すべて僕に任せてください」は「ヒラノ教授シリーズ」でおなじみの今野先生が当時助手であった故・白川浩氏のことを綴った手記だった。白川先生は非常に優秀で金融工学の第一人者だったが42歳という若さで亡くなったのである。この本では勤務していた東工大の内側について皮肉を込めて書かれていた。で、白川助手(当時)は非常に変人で朝から晩まで仕事をし、他のことには一切興味がなく大人としての常識が欠如しており大学内でも「問題児」だったそうな。非常に研究分野では第一人者でも他大学の教授陣や恩師・スポンサーの企業の偉い人にも平気で罵倒し各地に敵を作り過ぎ、恩師である著者にも噛み付き亡くなるまで疎遠だったそうな。まぁ世間で言う「紙一重」の人だったようですね。こういう人物だったのでお葬式も参加者は少なく、影で悪口を言われており著者は「いや、そーかもしれないが実績は世界も認める第一人者でもっと生きていればすごい人物になっていただろう」という思いもありこの本を書いたそうな。理系大学の閉鎖的かつ体育会系並みの上下関係など良くない部分や助手という立場の弱さ(雑用を何でも押し付けられる役)のエピソードが書かれていた。なかなか興味深い内容だった。「神々の遺産オーパーツ大全」は以前読んだオーパーツ大全よりもたくさんオーパーツが紹介されていた。もう、世界中のオーパーツから石の遺跡や住居、ナスカ以外の地上絵など有象無象の特殊なモノタチが掲載されてたがまだまだ不思議があるのね。この本では日本にまつわるオーパーツもたくさん紹介されており「こ、こんなの知らなかった~」という思いだった。私はこーいうモノが大好きなので楽しく読了した。
May 9, 2013
「健康男」はプチ肥満(76kg)のアメリカ人著者がありとあらゆるダイエットを2年にわたり体験しその結果をこの本にまとめていた。著者自身もガリガリの痩せよう!ということはなく少しスリムになりたいという感じで世界中のダイエット本やインターネットから「○○式ダイエット」や「○○は痩せる効果がある」ということを調べできることをピッアップし1ヶ月ターンで実践していた。はやりダイエットは食事制限と運動(身体だけでなく脳や神経・睡眠時も含む)がメインで日本ではあまり知られていない○○式ダイエット法が盛りだくさんだった。さすが超肥満大国アメリカ 結論からいうと著者は2年で5キロしか痩せていなかったw「う~ん・・・24ヶ月かけてたった5キロって・・・」これは成功なのか?45キロの女性が5キロを痩せるのは地獄だろうが76キロの男性が5キロ痩せるのはそんなに難しくないと思うが・・・。私は下痢性貝毒で1.2日で6キロ体重を落としたが・・・。あっ、この本は現代のダイエットを批判しているのだろうか。「この世は落語」は古典落語の気に入ったセリフをピックアップし、著者(中野翠産)が喜怒哀楽にちなんだエッセイを書いていたが、私はまったく感性が違い「えっ!?こ、こんなセリフかぁ?」というところがあまりに多く、読んでいてつらくなった。そら、他人の感性なので「まったく同感」というのもおかしいがここまでまったくかぶらいのも珍しい。感想で言うなら、全然私には合いませんでしたです。
May 8, 2013
「三国志男」は旅行作家・さくら剛さんが中国に行き、三国志にまつわる名所旧跡を巡るドタバタ旅行だった。さくらさんはまったくもって中国語はしゃべれず現地の人と筆談&ボディーランゲジのみで突撃し見事玉砕していた。中国大陸各地に名所はちらばっており、移動は長距離バス(1.2時間の移動は当たり前)で切符を売るおばはんに「メイヨー(売っていない!)」を連発され、筆談&ボディーランゲジでチケットをなんとか入手し現地に行くが・・・大抵適当な看板や石造やまったく似ていない(はずの)マネキンがジョオラマ風においてありそれを見るだけだった。しかし、その場所が人んちの玄関先や裏通り、ちゃんとお寺があるのにお寺の先10mの場所とかいかにも大陸的発想でむちゃくちゃだった。今回も太字のツッコミがバンバン炸裂しており、とてもおもしろかった。後半はさくらさんも中国語が少しわかるようになり、駅のおばはんや現地人とも会話し「○○廟はどこ?」と聞けるようになっているのがおもしろかった。三国志にまつわる名所旧跡に現地人はほとんど興味はなく、もっぱら日本人向けの観光コースになっており中国人案内人もカタコトの日本語で嘘の説明していたが旅行者は全然気づいていなかったそうなw(さくらさんは観光客にまぎれ聞いていたそうな)最後まで楽しく読むことができた。中国も日本人向けのサービスを改善すれば、もっと旅行者は増えるだろう。「実録!あるこーる白書」はアル中で失踪を経験した漫画家・吾妻ひでおさんと元ダンナをアル中とがんで亡くした漫画家・西原理恵子さんが「アル中」に関する対談をしていた。アル中はなかなか完治せず、入院しても隠れて飲んだり副作用で精神を病んだり家族を崩壊させたりと「ろくなこと」がないそうなw 私をはじめ当家はだれも酒が飲めないのでアル中とまったく無縁だが、私の知り合いの親族ががっつりアル中で何度も病院→娑婆の出入りを繰り返しており、当家に相談しに来たがまったく酒を飲まない家族に言っても…と思ったが結構アル中の身内を抱えた人が多いのに驚いた。まぁ、アル中患者さんの考えや家族の対応・病院選びやアル中患者用語などがたくさん書かれていた。十分体調や精神に気をつけながら酒を飲んでください。
May 7, 2013
「談志が死んだ」は故・立川談志家元のお弟子さんである立川談四楼師匠が見た家元死後の立川流の様子やお別れ会のドキュメントが非常に詳しく書かれていた。家元の死去は弟子達に隠され家族だけで密葬にされた後、メールで「立川談志が亡くなりました」と知らされたそうな。当然著者である談四楼師匠もまったく知らず普段の地方公演に出掛け営業先で死亡を知り、情報番組「ミネヤ(日本テレビ系)」に急遽呼ばれ家元の思いでを語ったエピソードが書かれていた。この本は家元の亡くなる2年前位の弱りきった状態の頃から書かれており、「ある症状」に侵され急に激怒し著者に「破門だ~二度とオレの前に来るな~謝っても許さねぇ~」と電話を寄こし、意味もわかないまま謝罪に行き許しを請うが無視されたが、数日後家元から「許せ」と一言伝言があったり、自分の直弟子たちをすっかり忘れ「あいつは誰だ?楽屋泥棒だ。財布やぞうりを隠せ」と慌てたり、自分の息子である慎太郎氏(談志役場の社長)の名前を忘れ別人の名前を呼んだりと報道されていないような「ある症状」話が数個書かれていた。著者も「ある症状」としか書いておらず病名は不明だがだいたい症状からわかると思うがこういうことだったのね。家元ならこういう状態でも堂々と世間に公開するだろが家族は家元のイメージを大切にしたいから隠すだろう。落語立川流の存続話も書かれていたが分裂や解散することなく、談志家元独裁体制から古参真打らによる合議体制に変更し昇進制度も若干の変更を加え存続するそうな。関西では談春師匠の落語会は頻繁にされているがそれ以外の立川流の落語家さんはなかなか見ることができないのでもっと関西で興行をして欲しいなぁ~。「昭和のお菓子」は昭和の後期のお菓子を淡々と紹介していた。私は昭和47年生まれなので40年生きているが、いや~懐かしいお菓子がいっぱいだった。今でも時々スナック菓子を食べたくなるが、懐かしいパッケージがいっぱいでワクワクした。スナック菓子以外にもチョコ・ラムネ・ガム・うまい棒・アイスクリームなど多用な菓子を網羅していた。これは「懐かしいなぁ~」という感じでぜひ読んでいただきたい1冊である。
May 6, 2013
「大富豪アニキの教え」はバリ島に関連会社29社・従業員5300名・自宅を25宅持ち東京ドーム170個分の土地を所有している兄貴こと丸尾孝俊氏の金言集だった。体裁としては鈴木一郎という青年がSNSを利用し、兄貴にアポをとりバリ島の自宅まで押しかけ人生の指針を尋ねるという感じだった。25か条の教えが兄貴独特の口調でおもしろおかしく語られていたが、いささか宗教かかっていたのが気になった。(さすが神々の島バリ島のせいか・・・)25か条全部羅列しないが少しだけ紹介すると、1つ他人を大切にしろ。1つ他人にお金を使い続けろ。1つ他人に尽くせ(見返りを期待するな)。1つ童心を持て。1つ働きまくれ。1つ親孝行と子どもを大切になどなど多方面に渡り兄貴の金言が書かれていた。結構分厚くしっかり書かれていた。一応最後まで読んだが私的には「これは兄貴のいち成功例で他の人がこの方法で成功するか?」と正直思った。こういう成功本を読んで二匹目のドジョウをすくえた人はいるのだろうか。兄貴の考えはお金や自分ができうるお金以外のサービスは徹底して他人にサービスしろ!ということだった。決して「けっ!あいつに○○してやったのに返しはないのかよ!」という下種な考えは捨て徹底的に尽くせば天の神さまが見ているのでいつかきっと良い事が帰ってくるよということだった。「う~ン・・・こういう考えもあるのか~」という感想だが今の日本人なら「儲けた!」くらいにしか思うわないだろうなぁ~。「おかしなジパング図版帖」はヨーロッパ人画家が想像で日本の風景やいろんな層の日本人たちや地図を描いてており、この本ではそれらを掲載し解説を入れていた。なんと1600年代中期に東インド会社がもうアジア地域に展開しており、一部のが外国人が入国しその時の日本の記録を書き本国に送っているそうな。その報告書を参考に絵師達は想像で日本を描き「日本誌」として販売したそうな。そのイラストははっきり言ってもう、ムチャクチャですw お城は中華風で石垣がレンガ積み。人物はなぜか帽子や鉄兜をかぶり右腰に日本刀を差していた。仏像はインド風でヘンなカーテンの付いた馬車で移動し、女性はあのブルカ(イスラム教の女性が頭から足先まで被る黒のフード)を被り、異国情緒たっぷりだった。地図もムチャクチャで想像の島だった。もう、中華風・イスラム風・インド風と「ごった煮風の日本」だった。情報が報告書しかなく、絵師達は「ジパング」を想像し工夫ををこらし書いたのだろう。まぁ、こんなものだろう。今でも外国の方には「サムライ・ニンジャ」がいると本気で思っている人がいるのだからこれはこれでおもしろい。
May 5, 2013
「常識逆転!の日本史」はBS‐NHKで放送されていた「BS歴史館」の文字起こしだった。とは言ってもすべてではなく人気のあったコンテンツを抜き出していた。私もこの番組が結構好きで観ていたので知っていたノモもまじっていたがとりあえず全部読了した。この番組は一つのお題について好意的な人物(例えば→聖徳太子はいた派や真田幸村の人気はすごい派)と否定的な人物(例えば→聖徳太子はいなかった派や真田幸村の人気は死後の創作や講談のネタで実際はそんなに活躍していていない派)が議論し当時を語り合うというスタイルで展開され結論は…「まぁ、お互いいろいろあるんですねぇ~w」と決着をつけないスタイルでおもしろかった。まぁ、こんなものだろう。「頭のなかのモヤモヤが言葉になる話し方レッスン」は昨今の要点を先にしゃべる話法ではなく、相手方の「イメージ力」に働きかけるようにしゃべる話法だった。(著者はフリーアナの梶原しげる氏)内容的には例えば「昨日、ハンバーグを食べたよ」というのではなく「昨夜、トローりとしたデミグラソースが乗ったジューシな神戸牛のハンバーグを食べたよ」と言った方が相手にわかりやすく伝わるでしょう?ということだった。それをどう上手く使い仕事や講演、デート(合コン)に利用しようということだった。とても参考になったが私も普段から似たようなことをしているので「うん、うん・・・」という感じで読了した。
May 4, 2013
「僕の死に方」は41歳という若さで亡くなった流通ジャーナリストの金子哲雄さんの500日の記録だった。流通ジャーナリストとして脚光をあびだした矢先に治療のしようが一切ない「肺カルチノイド」という病気になり、いつ死んでもおかしくない状況でTVや雑誌の仕事をこなしつつ秘密裏に通院を続けていた金子さんの話が丁寧に書かれていた。金子さんの奥様もパートナーとして仕事と介助を24時間続けており、「よくここまでできるなぁ~」と心から感心した。しかし、一時的に進行を緩める方法しかない中、TV上で「僕、ダイエット中なんですよ~」と笑顔でいわかけれないけない心情は金子さんはつらかったと思う。私が最後TVで見たときはもうガリガリに痩せておられびっくりしたが、最後まで隠し通し41歳という若さで亡くなったそうな。この本ではちゃんと「その後の対応」のことを詳しく書かれており、ここまでちゃんと自分の死に際を完結させれる人はいないだろうと思った。私と1歳違いでなかなかおもしろい人というイメージだったが生真面目で人を幸せにしたい!という思いがあふれており、まだまだやれるの人なのに本当に残念な思いがあふれてきた。最後に奥様のあとがきとお葬式に配られた金子さんのメッセージ(全文記載)が公開されてたがおもわず電車の中で涙が出てしまった。多くの方に読んでいただきたい1冊である。「世界の変なトイレ」は題の通り女性2人の著者が世界中のトイレを写真に収め、エピソードとともに掲載していた。ちゃんと世界中のトイレを掲載していたが、近代的なトイレと土着型(昔ながらの下が水系)ばかりだった。(さすがに下が豚さんトイレはなかった)まぁ、EU・アメリカ・アジアの先進国は近代的なおしゃれでモダンなトイレでそれ以外のアフリカ・アジア・南米(先進国を除く)・アメリカの僻地は古いタイプのトイレだった。著者が女性ということもあり、恐ろしく不潔なトイレは除外していると思うが、真新しさもなく予想の範囲内だった。(アメリカは空母や潜水艦のトイレも公開)ただ、日本国のトイレがある中華料理屋さんのデザインを凝らした作りのもので私的には「ここを日本に選ぶか~」と正直思った。これなら中国となんらかわらんだろう。せめてちゃんとした日本料理店のトイレを選んで欲しかった。残念。
May 3, 2013
「間抜けの構造」はビートたけしさんによる「間」についての考察だった。たけしさんは漫才以外にも司会業やDJ、映画監督などいろんな仕事でいろんな「間」を体験しており、個々に違う「間」について語っていた。司会の場合は司会者とひな壇芸人の間、漫才は相方との間、映画監督は役者さんを見る間と個々に違いそれぞれを解説していたがとてもおもしろかった。いや~とてもわかり易かった。TVでは適当にしゃべっているように見えるが芸人以外の文化人・政治家の反応からしゃべる気マンマンの芸人たちをうまくしゃべらす方法など非常に細かく解説した。後はたけしさんのツービート結成時の話、売れない下積み時代、辛口の漫才で全国区になった話、フライデー襲撃事件や原付事故についての思い(自身の死や芸人引退の話)がサラッと書かれていたが「大物でもこんなに悩むのか~」と感心した。「オーパーツ大全」は世界中にあるオーパーツのほんの一部について実際に現地の博物館や所有者に展示の交渉を持ちかけ「世界のオーパーツ展覧会」を企画する話と南米を中心に発見されている獣人の粘土細工や水晶ドクロ・ナスカの地上絵などを取材していた。非常分厚い本で読むのが大変だったが内容が濃くとてもおもしろかった。著者はこれらのオ-パーツを疑うことなく、ちゃんと歴史学者や発見者や所有者にきちんとインタビューをしてまとめていた。オーパーツはまだまだ正直「疑いの部分」が多く歴史学者は研究対象にしていないそうな。なので市民学者がトンデモ本を書き散らかし、オーパーツ=怪しいモノと認定されてしまったそうな。実際別の本では「獣人の粘土細工」→発見したおじさんの家の床下から作りかけの獣人や粘土が大量に発見された。水晶ドクロも1個のはずかたくさんレプリカが作られていたや本物とされている水晶ドクロが紛失している。発見した方が発見した場所を公開していない。高度な技術がなくても実は水晶を研磨する事は昔の技術でも十分可能だった。ナスカの地上絵は宇宙船の発着場という説があるが、拡大法という方法を使えば何倍でも大きな絵が描けるし特殊な技術は不必要だそうな。利用目的は現代人の我々は解りかねるということだった。この本では好意的にオーパーチを取り上げいるが、批判的な本なら「○○というオ-パーツは(本来)××というモノで何でもありませんw」や「角度を変えると○○になり、ちゃんと説明が付く」と多くの読者が納得できる解説本もたくさん出版されており、どっちを信じるかは各々にお任せするがロマンを取るならこの本をおすすめする。
May 2, 2013
「工学部ヒラノ教授と七人の天才」は工学部ヒラノ教授シリーズの最新作。今回はヒラノ教授の天才変人の元助手たちを紹介していた。もうヒラノ教授は退官しており、今はのんびりすごしており、書き残している思い出を出版予定なく書き綴っていたが編集者の目に届き出版にいたったそうな。当時の東工大は体育会系とノンビリ系の二派閥あり、ヒラノ教授はノンビリ派でノンビリ大学生活を送っていたが大学内で出世し、助手を採用できる立場になりそこでであった天才変人の助手たちや留学生(外国籍ながら国家公務員採用!)のおもしろエピソードを紹介していた。この本は1980年代の頃の話が中心でやっと金融工学が学べるという時代であったが助手たちは非常に優秀で後にこの道の世界的権威になった人ばかりだった。「天才と基地外は紙一重」というがまさにその通りだった。大学の先生ではなかったら、「ヘンなおじさん」と認定されるような奇人ばかりだった。多少の「盛り」はあるだろうが、多くが実名というのはすごい(一部仮名もあるそうです)ヒラノ先生の本はサクサク読めるのでおもしろかったが退官した後もこのシリーズは続くのだろうか。「貧乏人が激怒する新しいお金の常識」は今までの金儲けの方法を全否定し、現代にマッチした金儲けをしようという内容だった。特に日本人の価値観としては「コツコツまじめに会社で働き、ちゃんと貯蓄しよう」が一般的だろうがこの本では「手軽にサッと投資し、年金を当てにせずバンバンずる賢く儲けよう」という考え方だった。で、旧式のデメリットと新式のメリットが著者の考えとともに羅列してあった。しかし、どの話にも結論は述べず書かれていた「な、何で?」と正直思った。「金儲けしたかったら、こうしたらええんやで~」という感じだった。少しパンチがたりなかった。結論をぼかすなんて・・・あっ、この考えはあくまで著者の考え方です。必ずしも「正解」ではありません。
May 1, 2013
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