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「かっこいいニッポン再発見」はNHKで放送されている番組を書籍化してものだった。私はこの番組が大好きで毎週観ているが「外国人はこう見てるのか~」という毎回感心させられる。まぁ、NHKなので出ている外国人もちゃんと空気を読んでいるので安心して観られる。この本では評判がよかった回をひたすら文章起こしていた。しかし、こーいうのは文字を読むのではなく外国人がしゃべっているのを絶対見るべきなのである。文章では外国人独特のジェスチャーや表情などは描ききれず、本来の意味がわかりにくと思う。私ならオンデマンド放送で観る方をおすすめする。外国の方は日本のきめ細かいサービスや日本独自の文化を「クール!」と言ってくれるのがとても喜ばしい。番組の作りもシンプルで外国人がお題にそってレポートしてきてその感想を言い合う番組で騒がしい日本人の芸人もおらず安心して観れる。(探偵ナイトスクープ形式ね)最後は番組プロデューサと司会の鴻上氏の対談が掲載されてたがまぁ、こんなものだろう。日本の文化やきめ細かいサービスをもっと外国人に知ってもらいたい。「パンの歴史」は題の通りパンの歴史を紹介していた。パンの定義は小麦を水でこねてイースト菌などを入れ醗酵→焼き上げるモノらしいがそのとおりだろう。古代文明ではすでにパンが作られており、製法は変わっておらず今も脈々とこねられているそうな。パンは長期間保存ができ軽く、戦争や遠征にも持ち運ぶ事ができヨーロッパで広まったのである。大航海時代にはパンを積み込み世界に漕ぎ出し、植民地でもパン文化が広まったそうな。まぁ、そういう歴史(文化)が書かれていた。う~ん…そんなにおもしろくもなく淡々と読了した。まぁ、パンやもんなぁ~日本のパン文化には触れてません。
September 30, 2013
「零戦の運命・零戦の最期」は撃墜王・坂井三郎氏の戦争体験手記だった。「零戦の運命」は零戦が生まれ南方で大活躍する話が中心で、「零戦の最期」は硫黄島付近で敵機に攻撃をされ目を失明しながら帰還し、終戦後までの行動が書かれていた。2冊も非常に分厚く読了に時間がかかったがとても興味深くおもしろかった。坂井さんは志願して水兵となり軍艦の砲手を経て、操縦練習生の試験を受けみごと合格し厳しい基礎訓練を終え操縦練習生を首席で卒業したそうな。その後はいたすら最前線の空を飛び続け、終戦まで生き延び「撃墜王」になったのである。(※坂井さん自身は「(自分が)撃墜王だ」とは名乗ってません。出版社がコピーとして勝手に付けたそうな)内容で言うと坂井さんの零戦一代記と一緒に戦った仲間たちの列伝や零戦の戦い方を伝授していた。こういうのは感想よりもぜひ読んでいただきたいです。坂井さんははっきり海軍首脳部を堂々と批判しているのが素晴らしい。水兵から始まり軍艦(霧島・榛名)での厳しいイジメにも耐え、やっと戦闘機乗りになったが整備部門の無能な将校や現場の状況を理解せず操縦士に無理強いする幹部将校、大戦末期になるとベテラン操縦士にも「死んでこい!」と激をとばす司令官などを強く非難していた。本にも書いていたが「こういう発言をしていると兵学校出(いわゆる将校ね)の元士官からバンバン嫌ごとの手紙が届く」と書いていたが、兵からたたき上げの坂井さんがヅケヅケ旧軍批判をするのが腹立たしいのだろう。「零戦の最期」はアメリカ軍も新しい戦闘機をドンドン開発し、対零戦用のやっつけ法の開発などで零戦優位を封じてきたので、多くの仲間が空中戦でやられついに坂井さんも顔を射抜かれ失明をしながら帰還しリハビリを経て再度戦線に復帰し終戦まで戦ったそうな。坂井さんは戦後は軍人に復職せず、軽印刷屋さんをはじめコツコツ仕事をしていたそうな。いや~最後までおもしろかった。坂井さんは航空隊が解散する時こっそり自分の書類や写真類を焼かず持ち帰っており、それを元にこの本を書いているの非常に内容も濃く、使い古された言葉だが「戦争の悲惨さ」が書かれていた。戦後は何度もアメリカに訪れ、敵国から「sanurai・サカイ!」と握手・サインを求められるほど有名人だったそうな。なかなか最後まで第一線で活躍した操縦士は少なく(多くは本土決戦要員や教官に就いていた)現場一筋の職人気質をヒシヒシ感じた。なかなかおもしろかった。
September 29, 2013
「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!」は学生時代に「IQが低い」と言われ二浪した時、朝の四時に起きて勉強をし始めたら難関の慶応大学湘南キャンパスの総合政策部に合格し、新卒であのワタミに入社するも上手く仕事がこなせず「ダメOL」の烙印を押され再び朝四時に起きて仕事の段取りをじっくりするとあれよあれよというまに若手で中間管理職に抜擢さる→外資系の企業に転職→そこで出世→早起きをキーワードに独立し会社を起業し、現在はコンサルタント業をされているの方のビジネス書&人生訓だった。一応最後まで読んだがこれは一種の「プラシーボ効果」だと思う。学生時代に「IQが低い」と言われ、気分的に落ち込んでいた時にたまたま早起きをしたところ体調も良く、脳が活性化したまたま慶応大に合格。で、社会人となり仕事上のことで凹む。また気分我落ち込んだときに早起きをしたら調子が良くスキルアップできた…ということ。朝四時に起きるすべての人が幸せかというとそうではないし、優秀な大学生でも普通の生活も送っているしたまたま著者のバイオリズムと早起きが上手くリンクしたのだろう。で、著者はそれを「ビジネス」にまで昇華させたのがすごい。講演をしたり本を出版したりと十分プラスに働いている。この本を読んで「よし!私も実戦してみよう」とか「パクッて商売しよう!」といっても早々二匹目のドジョウはいないですよ~。私は実戦しようとは思わないなぁ~。「ムコシュウト問題」は日本の文豪や歌舞伎役者・部屋持ち親方(相撲)などの「継承」について考察していた。一代で栄光を築いた著名人の娘と結婚したムコさんたちをたくさん紹介していた。日本には古来「政略結婚」という風習があり「○○家」を守る為にお婿さんをもらうが、たいていなんらかの問題を抱え離婚していた。明治の文豪たちは娘ムコのために、帝大卒のエリート会社員や出版関係者、自分の優秀な弟子からムコを選び出し娘と結婚させたそうな。はやり文豪でも「閨閥作り」は重要で特に出版社に勤めている「イケメン」は大人気だったそうな。もう、明治の頃から「ムコは顔と学歴や職歴」が重要だったのである。しかし、結婚しても窮屈なムコ生活に嫌気が差し、芸者さんや別の人妻とできてしまったり大抵離婚していたのである。いきなり父親から「この人と結婚しなさい」と言われ、結婚するのだから娘の方も心の準備ができていないし恋人もいる場合もある。そこを度外視し、いきなり父親が選んだ男と結婚しろといわれても上手くいくわけないだろう。なので、娘が離婚しても文豪は事実を隠し通したそうな。この本では文豪以外の歌舞伎役者・相撲の親方・芸能人のおムコさんも紹介していた。おもしろいのは西洋編である。なんとオムコさんという習慣はあるが、そんなに広まっていないそうな。理由としては同性愛だそうな。海外の昔の文豪は同性愛者が多く子孫を残していないそうな。いても個人主義の進んでいる海外では娘が素直に従うわけもなく広まらなかったそうな。いや~おもしろい考察だった。一般人はともかく、著名人の多くが離別しているのがおもしろい。やはりやり方に無理があるのだろう。本人の意見無視やもんなぁ~。
September 28, 2013
「あながち、便所は宇宙である」は千原ジュニアさんの考えが詰まった手記だった。なんと自宅のトイレに黒革の雑記帳を常においており、一番落ち着くこのトイレで日々の「思い」を綴っているのである。で、このエッセイはもう何年も雑誌に掲載されておりとても若者や芸人仲間に人気があるそうな。内容でいうとジュニアさんが日常の不合理な点について「なんでやねん!」とするどい突っ込みを入れていた。まぁ、いくつかは人気番組である「すべらない話」で披露しており、「おぉ、ここに出てくるか~」としみじ思った。ジュニアさんは14歳で引き篭もり続け15歳の時実兄(せいじさん)から「漫才しよ」と誘われNSCに入り、漫才のネタをせっせせっとと作っていたそうな。その時から世間の言動に違和感を感じており、常に「なんでやねん!ホンマは○○やろう」と思ってそれをネタにしたそうな。しかし、若いジュニアさんがこういうネタをすると周りから「壁が高い」と言われ、なかなか理解されなかったそうな。(こういうこだわりはダウンタウンの松本人志さんとも似てる点ですね)この本ではトイレで思いついたことをつらつらと綴っておりなかなかおもしろく一気に読了した。ほとんど無名の芸人さんとのエピソードや自身のバイク事故の話なども赤裸々に書かれていた。何冊か出ているので別の本も読みたい。「秘密ノート」は飯島勲補佐官の現状と橋下元知事(現大阪市長)への苦言、生活保護などの社会問題に触れていた。小泉総理時代と今を比べ、「現政権は気が緩んでいる」と警鐘を鳴らしていた。確かに野党が弱すぎて話しにならないし、特亜は鼻にも掛けないので敵はいない状態である。そこについて飯島氏はロシアや特亜を除くアジア諸国と積極的に外交しよう!と提言していた。後半はなぜか「ごった煮」に橋下知事時代のバトル再現や浪人時代(女子大の講師をしていたそうな)の飯島氏が関わった若者論、生活保護のヤミなどが書かれていた。最後はわざわざ袋とじがあり、見ると飯島氏おすすめの蕎麦屋さん案内だった…。わざわざお蕎麦屋さんを袋とじにする必要があったのか?私なら飯島氏のヌードを袋とじにするだろう。まぁ、こんなものだろう。「カレーの歴史」は世界中で食べる事のできるカレーの伝播や各国ごとのカレーの歴史やレシピを少しづつだが紹介していた。まず香辛料はアラブ商人がヨーロッパに持ち込んだ→大航海時代にEUの人々が各植民地に移動→特にインドに入った東インド会社やイギリスがカレーに目を付け当初は「異国の高級料理」だったそうな。(当時とても高価な香辛料をふんだんに使っていたので王室・貴族・政治家・高級軍人のみ)その後も植民地が広がり、アラブ商人の活動もあり安価で香辛料が輸入できるようになり、EU各地に「○○風カレー」が広まったそうな。アメリカ大陸ではイギリスから移民が入ったが香辛料がなくあまり広まらず、なんと先の大戦時に排日法(日本人移民受け入れ禁止法)ができ、単純労働者が足らなくなり急いでインド人の移民を受け入れカレーが再度広まったそうな。南米はアメリカに違法に入った労働者が南米各地に移動し、現地人と結婚し南米各地にカレーが広まったそうな。カレーの伝播は植民地主義と戦争の影響でインド人が海外に流出し、現地にある肉や魚・豆をとりあえず入れ香辛料で炊くとカレーの出来上がりで「スパイシーで美味い!」ということで世界で受け入れられたそうな。各論ではカレー粉やカレールゥ開発秘話や世界のカレー料理が掲載されていた。日本もカレー大国で明治には西洋料理として入っており、やはり軍隊→敗戦で日本各地に広まり今のカレーブームだそうな。確かに国民食といわれているが実は私、そんなにカレー好きじゃないですよ。
September 27, 2013
「知られざる坂井三郎」は撃墜王だった坂井三郎氏と直接触れ、坂井さんの人徳に感動した人々が「零(ゼロ)の会」なるものを立ち上げ、坂井さん本人やご親族を懇親会に招き何十年も活動を続けていたそうな。この本は亡くなられた坂井さんと各会員とのエピソードをひたすら羅列していた。一番最初に出版された「大空のサムライ」を読んだ若者や戦争を知らない編集者らが感銘を受け直接巣鴨のご自宅(当時は筆者の住所・電話番号は公開されていた)に訪れ、在宅中なら直接坂井さんからお話を聞けたそうな。戦後、戦記モノの特集は人気で撃墜王だった坂井さんは有名人で若い編集者もかなりお世話になったそうな。坂井さんの好奇心旺盛な性格で知らない若者にもやさしく対応し「人生の師匠!」と感銘を与え続けたそうな。この本は「零(ゼロ)の会」の会員と坂井さんの子息・娘さんらの手記も掲載されており、なかなか興味深く読了した。多くが坂井さんとの交流エピソードで「坂井さんからこう言われた」や「厳しく教育された」など悲喜こもごものエピソードが書かれていた。私の感想としては坂井さんははっきりと「天皇と旧海軍幹部の責任」を指摘されており、詳しく書かれていたが「うん、うん」という感じで読了した。坂井さんは常に最前線を転戦されており、大戦末期に現場の指揮官から「死んで来い!」と命令され、「私(ら)が死んだら、誰が後を継ぐのですか?」と言い返し、絶対に特攻せず最後まで帰還したそうな。部下にも「絶対帰還するから遺書を書くな!」と厳命し守らせ一人も戦死させなかったそうな。やはり軍人はこうあるべきである。後年、坂井さんが多くの人々から愛されたのかよ~くわかった。「巨大戦艦大和」はNHKがドキュメントで放送したものを書籍化したものだった。もう、生き残った大和の乗組員も亡くなってり生きている生存者も少なく「生きている乗組員から話を聞き残そう」という企画で発足したそうな。で、有名な方から無名の生存者から、軍人になる前の生活・海軍(大和)に志願した理由・大和での仕事とその内容・レイテ沖海戦時・沖縄特攻作戦時・大和沈没後のエピソード・救助後どうなったか・戦後など同じ質問をし、個々の回答を掲載していた。まぁ、大和に乗れる軍人はエリートでここの出てくる人も優秀な人ばかりだった。巨大な艦だったため乗組員も多く、制空権を取られた状態での沖縄特攻は無謀だったが「死ぬ事に不安がなかった」というのに驚いた。軍人になった以上いつかは死ぬので最高の軍艦で死ねるのは本望というのに心を打たれた。今の若者はこういう発言ができるだろうか?私はこれをTVで観ていないが、「あぁ、観るべきだった…」と強く後悔した。なかなかおもしろかった。
September 26, 2013
「日本人の原点がわかる「国体」の授業」は元皇族の血筋の竹田恒泰氏による日本史と皇室論だった。「国体」とは国民体育大会ではなく、「天皇が統治する国家体制」のことで今の義務教育では教える必要がないそうな。なので多くの国民は「国体って何?」という感じで、日本の統治や天皇制に興味が持てない人が多いそうな。この本で竹田氏が天皇陛下のあるべきお姿や皇位継承問題(男系にこだわる理由や女系ではダメな理由)、憲法問題などをわかりやすく解説してた。そもそもこういう「国体」に興味を持つ層がとても少ないだろう。一般人ではとても敷居が高く、やはりプロの研究者が語るべき問題だと私は思う。素人の浅知恵程度で語りあえる問題ではないなぁ~。「知らなきゃよかった!本当は怖い雑学」は「あるあるネタ」を各種のカテゴリー(生活・恋愛・身体・トンデモ)に分け、「○○って本当は…」・「ウソorホント」とクイズ形式で緩く解答していた。知っているネタも多々ありまぁ、こんなものだろう。「戦後はまだ…」は先の大戦の被害者をどアップで撮影し、その人の体験談が書かれていた。日本はアジア地域へ進軍しておりこの面では「加害者」で、後半は日本各地の空襲や外地で逃げ送れた人々(残留孤児や開拓移民)、原爆に遭った方は被害者なのである。とりあえず「戦争=悪」というスタンスを貫いており潔かった。ただ、うちの亡くなったじいさんは中国・朝鮮半島を中心に戦い帰還したが、私たち孫に嬉々として手柄話をしていたが…まぁ、考え方は自由だが戦争行為は違法行為ではなく、外交交渉のひとつなんだよなぁ~。
September 25, 2013
「〈玉砕〉の軍隊、〈生還〉の軍隊」は旧日本陸軍とアメリカ軍陸軍&海兵隊の歴史や制度の比較が書かれていた。戦前の日本は明治以降「徴兵制」を採用していたが、アメリカは独立戦争の経験から「民兵制(自衛組織団・義勇軍など)」が基本にあり、各州ごとに「州兵制度」の2段階の兵役制度があり、当初は日本同様「徴兵制」だったが後に「公募制」に変更されたそうな。この本では先の大戦を事例に上げ、両国の兵役制度・召集後の兵士教育→配属→実戦(日米の激戦地での体験談)の様子が詳細に書かれていた。日本は基本的に男子ならどんな身分でも「徴兵検査」があり、その場で「甲(現役入隊)・乙(必要に応じ召集)・丙(不採用)」とランクが付けられ召集されたのである。その反面アメリカは地域の民兵組織で銃器や野外活動の基礎を覚えたのち、州兵に登録されるのだが必ずしも戦地に行く事がなく元の職(お医者さんや技術者、国家公務員)のレベルに応じ配置されたそうな。ただ、有色人種や移民系の人は否応ナシに激戦地に投入されたそうな。この本では白人の場合(入隊→基礎教育→予備士官コース)とそれ以外の人種の場合(入隊→厳しい訓練→即激戦地投入→ほんの少しの人が下士官コースへ)が書かれていた。貧しい人々は「食うため」に軍隊に入り、多くが太平洋戦線(対日本軍ね)に投入されたそうな。そのほかにも日米の軍隊生活・戦場での行動・捕虜になった場合の対応など書かれていたが日本軍は基本「見事に散れ!」でアメリカ軍は「なんとしても生き延びよ!」で全然国家の姿勢が違っていた。大戦末期になるとこの差がはっきり出てきて若者が投入され消耗戦になりみごと負けたがそういうところに原因があったのだろう。なかなか興味深く参考になった。「親米派・親中派〉の嘘」は何とも言えない内容だった。この本は2人の共著で福山隆さん(元自衛隊陸将で地下鉄サリン事件の指揮を執った方)と池田整治さん(元自衛隊陸将補で防衛庁運用課運用主任中にオウム事件に立ち会った唯一の自衛官)という自衛隊のOBなのに「トンデモ本」だった。いわゆる陰謀本の一種でオウム事件やロッキード事件、大きな国際事件の裏にはアメリカ国家、ユダヤ勢力、メリーメーソンそのほかの有象無象のあやしい団体が確実に関与しているそうな。著者らは上官に「操作しましょう!麻原が逃げてしまう!)」と進言しても、ある自衛隊高級幹部や政府高官から「○○筋からこれ以上捜査はするな」と言われ「ピン」ときたそうな。大きな国際的事件の裏には必ずっていいほどアメリカ国家やユダヤ勢力、フリーメイソンの影がうごめいており、日本国がアメリカ国・ユダヤの利益のために動いているそうな。ちゃんと最後まで読んだが「苦笑い」だった。本気で話し合っており、「これで日本国は大丈夫か?」と思ってしまった。著者らは政府の中枢にかかわっていたので真実らしいが、なぜマスコミは報道しないのか?という質問にもちゃんと答えていたが「それはすでにマスコミもそれらの支配下にあるからさ」としていた。結論は「こんな状態から一日も早く目覚め、真の日本人になろう!」だった。典型的な陰謀本だった。
September 24, 2013
「慶応幼稚舎」は私立の名門慶応幼稚舎(小学校ね)について書かれていた。幼稚舎出身者といえばおぼっちゃんで政治家の子弟や大企業の創設家一族、医者一族というイメージがとても強いが実はそんなに影響力はなくなりつつあるそうな。著者は妻が小学受験にハマりそれに協力するうちに、いろいろ勉強し小学お受験スクールを立ち上げたそうな。その中で私学で歴史が古く伝統校ということもあり、男子に人気が高くなかなか入れない小学校だが他の私立と違いペーパーテストや保護者面接もなく、お子さん本意の試験だそうな。毎回ユニークな考査方法で選別し、受験対策が練れないよう工夫されており勉強ができるお子さんよりも「空気の読めないような子どもらしい子ども」が合格し易いそうな。幼稚舎自体も「勉強は家で…」と公言しており、6年間担任変更もなく持ち上がり制で先生・生徒と合わないと6年間地獄で転向していく生徒さんも多いそうな。逆に先生や仲間と濃密な6年なので一生の友人となり、歳がいっても今だ交流会をしているそうな。(卒業者の思い出語りあり)この本では幼稚舎を出た後の塾生は中学・高校入学と比べると勉強ができず医学部に行けない年度もあるそうな。それと慶応大学を出ても家業を継ぐ塾生が多く、政治家(2.3世は別です)やベンチャー企業家などにならない傾向があるそうな。非常に幼稚舎の内部の事情が詳しく書かれていた。なかなか興味深くおもしろかった。「なぜビジネスホテルは、一泊四千円でやっていけるのか」は低価格ビジネスホテル業界のウラネタや駅前に集中する理由や困ったお客さんエピソードなどが羅列してあった。近年高い旅館やシティーホテル(帝国ホテルのような結婚式ができるホテル)が軒並み売り上げを減らしているが低価格ビジネスホテル業界は好景気でバンバン駅前に開業しているが従業員のコストカットや備品のリサイクルや撤去などを断行し、上辺の簡単な朝食サービスやインターネット24時間利用可能(要は低コスト)を実行し、利用者に「案外良かった…」と思わせれば成功だそうな。安けりゃお客さんは来るのである。ただ、あまり安くすると質の悪い客が増え、備品の盗難に遭いあとて大変コストがかかる結果になるので「それならなくそう!」となったそうな。私も旅行好きで低価格のビジホに泊まることがあるが部屋は暗く空調も良くない。しかし、寝るだけならそれで十分なのである。仮にカップルで来る場合ならもっと奮発するだろうが、一人旅や仕事上でたまたま宿泊するならこれで十分なのである。
September 23, 2013
「僕らの新しい道徳」は岡田斗司夫氏と若手論客7人が「道徳と○○(○○は各論客ごとにテーマが変わる)」についてニコ生や公開イベントで対談したものを書籍化してものだった。この若手論客は主にインターネットやtwitterなどで発言をされている社会学者やインターネット上で活躍しているライター、若手ではないが漫画家の小林よしのり氏などで岡田氏は「古い道徳(観)と若者の道徳(観)の違いは何?」や「オヤジ世代vs若い世代のギャップ」まど時事ネタをいじりながら緩~い対談していた。先に書いた「道徳と○○」とは自我や個人、合理性、市民、共同体などなど。東日本大震災以降、若者たちの考えが大きく変化したそうな。地域社会との繋がりを見直すやボランティアに積極的に参加など「新しい道徳」が芽生えたそうな。そのウラには「(他人から)褒められたい願望」を強く持った若者が増え、前記の行動から「褒められる=モチベーションUP」となるそうな。世代により「道徳観・価値観」は微妙に違い、ガチガチの忠君愛国(最近は増えているそうだが…)・滅私奉公の精神は薄れ「とりあえず褒められたい」という価値観が若者にはあるそうな。一応最後まで読んだが理解の良いオジサン代表が岡田氏で論客が現状を語っていたが「ふ~ン…なるほどなぁ~」という感じだった。私の例えだが「日本のホームレスを救済するよりも、アフリカの子どもを救う方が評価が高い」という感じと「わざわざ危険を冒して海外に出向く自分ってカッコいいという幻想だろうか。まぁ、こんなものだろう。「昭和の戦争と独立」は先の大戦中後期の戦争指導者たちと政治家の動向が教科書風に書かれていた。一応「近代歴史オタ・軍事オタ」なので大抵の歴史上の流れは理解しているが、まぁ、こんなものだろう。昭和初期までは政治家>軍人だったのに2.26事件以降政治家はテロにおびえ政治を放棄し、軍人と商社(軍需慶喜でぼろ儲け)に媚び政治を放棄した責任は大きい。しかし、大戦末期なると積極的に「終戦工作」に動き、戦後軍人を放逐し政権を奪回したが今度はアメリカの言いなりになり…いつになったら日本人による政治運営ができるのだろうか?まぁ、こんなものだろう。
September 22, 2013
「ネットのバカ」はこの夏の冷蔵庫twitter事件の前のバカッター事件や芸能人・文化人の暴言twitterなどのネットを使った非常識な行動や暴言について「なぜ、ネット上ではこうなるか?」を解説していた。著者は「自分を世間にアピールしたい欲」が強い若者が昨今多いことを指摘していた。確かに若い衆が多いのは事実で「ちっぽけな自分だが認めて欲しい」という願望が恐ろしく強く不道徳なことをしてでも目立ちたいそうな。昔は情報伝達に時間がかかったが今は瞬時に広まり、「○○(←大抵違法行為)の神!」と敬意を込めて呼ばれたり、無許可で写真を撮り暴言付きで公開したり、未成年者が飲酒・無免許運転などの違法行為を当たり前のように公開しているのである。あくまでこういう行為は仲間内限定で公開されるはずなのに表に公開され特定班が個人情報を暴露され退学や高額な損害賠償を請求されたり毎度同じ結果が待っているのだがバカが延々と続くのである。著者はこの本で「特定班(私刑執行人)側の心理」を細かく解説していた。著者は「ネットはバカと暇人のモノ」と称していたがまさにその通りだろう。バカがネタを提供し、暇人が個人を特定し炎上→謝罪を楽しんでいると解説していた。確かに今は簡単に撮影できるので考える間もなくすぐにUPするのでこうなるそうな。なかなか興味深くおもしろかった。「最新最驚!超古代文明オーパーツ写真FILE」は世界中のオーパーツを紹介していた。まぁ、小さなムックなのでサクサク読了したが、別の本では「真実はこうだ!」とニセモノや勘違いとネタバレしているようなオーパーツもここではオーパーツとされていた。ほとんどが後年人工的に作られたモノやそもそも使い方や見方違いや現代の科学で解明されているなど「ふ~ん…」というようなものだった。現代人は「古代は大した技術は存在しなかった(はず)」というイメージがあるがそれは間違いで時間をかければピラミットや奈良の大仏殿なども十分建てられるのである。多少間違いが混じっているがまぁ、こんなものだろう。「GHQの検閲・諜報・宣伝工作」は戦後GHQ内に設けられた郵便・電話や新聞・放送局を検閲した各課の実情や仕事内容が紹介されていた。ただこの仕事に関わった日本人の多くは今も口を噤んでおり伝聞やアメリカ側の証言で明らかにされていたのが印象的だった。GHQは左翼よりも右翼思想の人物を警戒し郵便物の開封や電話盗聴を繰り返し関連図を作り記録していたそうな。その他にも新聞社・放送局の検閲や演劇台本・出版物・紙芝居屋さんまで審査し合格したものだけを許可していたそうな。当然アメリカ人将校は日本語が巧みではなく、多くの日本人スタッフが関与しているが著者がインタビューを申し込んでもほとんど拒否されたそうな。なかなかの力作でGHQは日本の軍事力の再建」にびびっており、左翼よりも右翼陣営を警戒したというのに驚いた。(ちなみにGHQは思想的には左巻きの人物が多かったそうな)なかなかおもしろかった。
September 21, 2013
「戦場の都市伝説」は古今東西世界の戦争のあとに広がる都市伝説を紹介し、その真実を暴露していた。一応「都市伝説」の定義を言うと「なかった事実をさも、真実のように広まる噂」というようにここに出てくる都市伝説は「ウソ」だった。第二次世界大戦の戦後に「ユダヤ人の人脂石鹸」・「ヒトラーやナチス幹部南米で生存説」など、1960年代アフリカ各国が独立や紛争すると「反政府軍が○○湖に大量に死体を捨てた→湖の魚が巨大化や凶暴化」、アメリカでは9.11の時「ユダヤ人が被害者に1人もいない」・「9.11はユダヤ人商人が引き起こした」などこの本で取り上げられていた。著者もその辺の歴史を調べ、いくつかのパターンを紹介していた。はやり、戦争や地域・民族紛争の後に生き残った人々が「実は…」と言う風に言い合い広まったエピソードを紹介していた。最初に言ったとおり都市伝説は「そもそもなかったことを、さも真実のように広まった噂」なので元をたどればほとんどが真実じゃないそうな。昨今、インターネットが発達し、ウソや噂が瞬く間に広がり個人や企業が大変になる場合が問題になっている。なので各人もっと慎重に行動しなければならないと思う。「日本一ヘタな歌手」は障害を抱えながら、紅白出場を目指す濱田朝美さんの手記だった。で、この濱田朝美さんといえば夏ごろ土屋アンナさんが舞台に出る出ないで問題になった事件があったがまさに彼女がモデルなのである。土屋アンナさんが著者・濱田朝美役を演じる予定だったのだ。まぁ、それはさておき著者は生まれたときから障害を抱え、実父は離別し母親も若くして胃がんで亡くなり、一人で生き抜くことを余儀なくされ施設に入るもヒドイ施設で飛び出し、東京で施設を探すもなかなかなく介護のNPO法人を頼りに24時間介護をしてくれる人を自力で探し、やっと今の生活が送れるそうになったそうな。もともと歌を歌うことが好きなので「人前で歌を歌えたい!」と言う事で各地の駅前で歌い、結構有名になったそうな。言語障害もあり、プロ歌手のような感じには歌えないが心を込めて歌うので聞く人は感動するそうな。亡くなった母親との約束である「紅白出場」を目指し、頑張っているが年を追うごとに状態は悪化しており、「いつまで生きれるかわからない」そうなので紅白に出て欲しいなぁ~。「いつやるか?今でしょ!」は予備校のCMから飛び出した、林修さんの人生訓本だった。「常に考えて行動」・「できうることは最大限努力しよう」・「悪口も糧(かて)にしろ」など先生のエピソードを踏まえ、いろいろと書かれていた。林先生は東大→長銀(半年で退職)→ギャンブラー→しかたなく「数学」講師→数学から今の現代文講師と歩みが書かれていたが、ガチガチの東大→官僚や大手企業一直線のエリートではなく、回り道をして掴んだ今なので言葉ひとつひとつに重みがあった。なかなか興味深くおもしろかった。
September 20, 2013
「古代文明驚異の真相」はエジプト文明・南米各地のオーパーツ(モアイ・ナスカの地上絵など)を紹介していた。トンデモ本ではなく、ちゃんとまじめに紹介していたが、真新しい「新ネタ」は特になくいままで通りの内容だった。まぁ、良いところと言えば「間違った説の訂正」である。昔々の学者が「○○は××だ!」と持説を展開しそれが一般的な通説となっているがこのムックではそれを否定し最新の科学技術や解読から「そうではない。本当は○○だ」という風に解説してあった。昔は細密な調査ができず「学者の知識頼り」だったが最新の科学・遺伝子技術を使うといとも簡単に真実が判明するそうな。こういう「古代文明モノ」はロマンがあり、興味深いが真実がはっきりするのは残念だが…。「黙つて働き笑つて納税」は昭和初期から終戦時までの「国策スローガン」を紹介し、著者がするどい突っ込みを入れていた。昔、日本国は10年おきに戦争をしており、全部「勝利」しており政府・国民は「慢心」し先の大戦で敗北したのである。男達は戦場に赴き、妻や子どもは銃後(いわゆる国内)を守り、国民の国威高揚のため国策スローガンが数多く作られ、国民に披露されたのである。今のコピーと比べもっさりしているが何か説得力のあるスローガンが多かった。兵士さんは戦地で頑張っているので銃後の女性・子どもも頑張ろう系・近所同士助け合おう系・国に貢献しよう系・スパイの早期発見系・無職を減らそう系など多岐に渡っていた。著者はこういうスローガンに「念力主義」と名づけ、これらのスローガンを非難していた。結局、日本は戦争に負けたがこの念力主義だけが残り、会社や地域なので戦後も「○○しよう!」・「がんばろう!」という横断幕が掛けられ「この部分は戦前と変わらない」と非難していた。国家が一致団結し国難に立ち向かう場合はこーいうスローガンが必要だろうが、今のふやけた日本人なら失笑もんだろうなぁ~。「古社巡拝」は日本各地の有名神社の歴史や伝承を非常に詳しく紹介していた。しかし、文体が私には合わなかった。どこがどうといういうことはないのだが、「遊びの部分」がなく、「う~ん…」という感じだった。
September 19, 2013
「うつ病放浪記」はノンフィクション作家・工藤美代子さんが体験した病院放浪手記だった。工藤さんのノンフィクションはどれもおもしろくほとんど読んでいるが文章からはそんな素振りもなく、うつ病を10年以上患い、自分に合う病院を転々としていたそうな。当初は更年期障害の延長と考えていたが、日常生活においてテンションの上げ下げがセーブできずいろんな脳検査をするも「きれいなものです」と言われる始末。脳の異常はなくても精神面をケアしてくれる病院がなかなか現れず、取材でお世話になった大学病院で診察を受けうつ病と診察されたそうな。しかし、大学病院から自宅が遠く診療に大変という事もあり自宅付近で「自分に合う病院」をさがすがどの病院の医師とも合わず、知り合いの紹介や出版関係者からの情報をたよりにやっと自分に合う医師と出会い「これで治療が受けられる…」で終わっていた。平たく書くと簡単だがここまで来るまでのエピソードがとても興味深くおもしろかった。よく精神科医も独特な新療法や風体(奇抜な格好)をしているというが、まさにそんな個性的な医師さんばかりでなかなかおもしろかった。また「うつ病持ち」ではローンが組めないとか就職に不利など社会的にも問題があり、著者が実際に体験したそういうエピソードもちりばめられていた。「素顔のマイケル・ジャクソン」はもともとマイケル関連商品の営業でプレゼンし、なぜかマイケルに気に入られそのままマイケルのマネージャーになったディーター・ウィズナー氏(ドイツ人)の手記だった。ウィズナー氏は1996年から亡くなる少し前までネバーランドに住みM・Jとその子供達とともに生活し、海外ツアーエピソードや児童虐待裁判の顛末など「内側」のことが書かれていた。ただ、読者が気なる部分は「MJとの約束で言えない」とクチをつぐんでおりそこは不誠実だった。まぁ、MJ独特の「マイケル時間(王様や有名人でも平気で2.3時間待たすこと)」や恐ろしいほどのお人よし(他人を決して疑わない性格)、表では「菜食主義」と公表しながら、実は脂っぽいファストフード大好きなど有名なエピソードが書かれていた。こいいうMJなので「金を生むガチョウ」として専属弁護士やツアーを仕切るプロモーター、米国ソニー(CD関連)などが猛烈に働かせ、子どもと過ごしたMJを脅し追い込み「(結果的に)殺した」と結論付けていた。まぁ、MJはうなるほどのお金を持っているので、有象無象の人々がその「おこぼれ」にあずかろうと巧みに近づき、MJを誘惑したそうな。晩年のMJはある宗教団体に取り込まれ、完全にマインドコントロールされ、著者や昔からのボディーガードを解雇し、宗教団体の息のかかった人が代行し死に目にも会えず悲しい思いをしたそうな。この本ではネバーランドで3人の子ども達と過ごす様子が書かれていたが、とても子どもを愛している様子が伝わってきた。児童虐待裁判のその後話やMJの新人育成プロジェクト企画・資産が傾きだしたころの話なども書かれており、とても興味深い内容だった。著者は今でも子供達と交流は続けているそうです。よかった。
September 18, 2013
「「学歴エリート」は暴走する」は日本におけるエリートの立ち位置の歴史が綴られていた。戦前は旧制一高→東京帝大→官僚や銀行家・商社マンというレールがあり、「さすが帝大卒はちがう」と羨望のまなざしを受ける対象だったが、軍部が力を持ち出し軍部の学校出身>帝大という時代が来たが20年で終了。その後は再び東大卒が日本の政・財・官(のちにマスコミ)を牛耳り、「経済戦争」に勝利したが昭和末期になると政・財・官の腐敗や不況が続き、「実は東大卒ってそんなにたいしたことないんじゃーない?」という流れができ、東大を卒業しても偉い役職や地位に就けない卒業生が増えたことを記述していた。確かに昔は社長が大抵、東大卒と決まりだったが今は私立(早稲田・慶応)に抜かれ3位に甘んじているそうな。この本では「東大思考」という東大卒の人だけに伝わるモノの考え方をこっそり伝授していた。まぁ、たくさん項目がったので端折るが「エリート意識というが「お前ら庶民と違うぞ」ということを第一に上から押さえつけるようものの言い方(考え方)」だった。よく言われているのは威張る東大卒と経歴を隠す東大卒がいるそうだが威張るのは部内の偏差値が低い(別の大学では十分高いですよ)人が多いそうな。本当に優秀な方はいちいち威張る必要もないのだから…。昔は本当のエリートが愚民を引っ張っていたが今はそれなりの学歴や経歴の人も多いのでなかなかそうもいかんだろう。まぁ、こんなものだろう。「レゴブロックの世界」はあのレゴ社の歴史と過去に発売された○○シリーズやコラボ商品などすべて写真入で紹介していた。正直、私は幼少期レゴ派ではなかったのでそんなに思い入れはないが、ニコニコ動画どうがなどでレゴだけを使い戦艦大和や文化遺産を作り出す様子を見て「こんなちっぽけなパーツの組み合わせで、こーいうのができるのか…」と感心しきり。当初は大工さんという経歴を生かしリアルな車の玩具を製作していたが、途中からレゴに転換し大成功を収めたそうな。これまでいろんなシリーズや他のキャラクターとコラボしたり子どもから大人まで楽しめる玩具だ。なかなかおもしろかった。「陸海軍水上特攻部隊全史」は大戦末期、陸軍海軍の海上特攻部隊の戦歴を詳細に調べ掲載していた。平たく言えば「陸海海上特攻詳報」というところか。海軍は震洋というモーターボートの元祖が有名だが陸軍は昭和18年頃より特別攻撃兵器を計画したが、首脳部は「帰還ができない兵器は許可できない」と一度否決。しかし、そういう余裕もなくなり、再度、海上特別攻撃兵器の案が持ち上がりベニヤ製の四式肉薄連絡艇(通称:○レ)を開発し、多くの若者が実戦配備され台湾・沖縄の各所で出撃したそうな。しかし、空襲や直接攻撃で連絡艇が爆撃され沈没し、部隊員が死傷したそうな。この本はその海上特攻部隊(○レと震洋)すべての部隊・戦果・終戦時の様子を網羅していた。ちなみに著者は私と同い年で仕事とは別でこの本を出版したそうな。素晴らしい本だった。
September 17, 2013
「体罰はなぜなくならないのか」は最近よく報道される「体罰」について書かれていた。いつの時代も体罰は行われているが近年の事件は自殺にまで追い込むダメ教師やそれを隠蔽する教育委員会や自分の立場を守ろうと必死のダメ校長があまりに多く、一向に解決できない現状が書かれていた。こーいう事件があっても教師の体罰は減らず、スポーツが盛んな高校ほど体罰は酷く、「勝つため」には必要な行為と勘違いしている保護者も多く体罰ゼロにまで行かないそうな。はっきりいうと体罰は学校外でいうと暴行罪や傷害罪になるのに学校では「まぁ、まぁ教師が熱心にしているので…」とか「生徒を思っての行為」と言い許されるのである。私は絶対体罰には反対である。叩いて上手くなるわけがないじゃーないか。ちゃんと教える方が生徒のためになるだろう。手が先に出る教師は、教育者としては失格である。こういう体罰の原因は「軍隊の教練」だそうな。もう戦争がすんで70年近く経過しているのに、教師・先輩=上官で殴られるのは初年兵だそうな。で、この本にも書かれてたが多くの体育教師を輩出する日体大が「体罰撲滅宣言」を公式に表明しており、「大学でも体罰が普通に行われており、ここを卒業した新人教師も「体罰は当たり前」という考えのもと暴力を振るっている。なので今後は体罰を禁止します」とHPに掲載していたがまぁ、体育教師のレベレがわかるだろう。生徒らも携帯をもっているのならバンバン体罰風景を撮影し、世に問えばすぐにすむと思うが…。ボンクラ教師は排除されるべきだと強く思う。「森繁さんの長い影」は雑誌に掲載されていたもモノを書籍化したエッセイで森繁センセイのことは最後にチョロッと書かれていた。著者は小林信彦氏。まぁ、内容は小林氏の周辺雑記で亡くなる人を追悼するエッセイが多かった。確かに昭和時代に活躍した芸人・俳優・文化人も高齢化しドンドン亡くなっている。「昭和は遠くになりにけり」だ。まぁ、こんなものだろう。
September 16, 2013
「嘘だらけの日中近現代史」は中国の発言について、日本人の著者が自論を展開していた。こう、どうして中国に対しては強気な発言をする論客が多いのだろう。内容は「日本国はあんな中国にビビンな~」だった。中国は日本国に対し偉そうな態度でトンデモ歴史を振りかざすが、どれも的を得ずウソも多い。それをこれまでの政治家らはホイホイお金を支払い続けたので、がめつい中国人らはさらに「領土もよこせ~」と言ってきているのが現状である。現在の総理が抵抗しているので中国はイライラしており、反日色をさらに加速しているだけである。この本では中国の本当の歴史が書かれていた。中国では国がなんども入れ替わっており、日本国のような正統(万世一系の天皇)な国はなく、歴代の多くは部下に殺されており、血統上なんら繋がりはなく「ただの国」なのである。そのただの国中国が「中国は5000年続いている」というがそれもウソで文明的には数千年もないそうな。中国では「数字は大きいほど良い」という考えがあり、文明や南京虐殺数も年を追うほどなぜか増加しているのである。まぁ、この本ではそーいう中国発の発言について間違いを正し、事実を述べていた。なかなか興味深くおもしろかった。「仏像歳時記」は寺院で春夏秋冬の四季ごとに行われる○○会・○○詣・○○巡りについて紹介していた。そんなに厚い本じゃーなくすこしづつ紹介しておりサクサク読了した。これからいい時期に入るのでどこか行きたいなぁ~と思いながら読んだが関東方面が多かったのが残念だ。まぁ、こんなものだろう。「仏教の真実」は仏教の開祖ブッダの本当の言葉を紹介していた。わかりやすく言うとブッダの死後、たくさんいるお弟子さんが勝手にいろんなことをはじめたそうな。例えば護摩焚き・水垢離(滝修行ね)など自身の身体をいじめる行為はブッダは否定しているのである。なのに日本ではなぜか当たり前のように護摩焚き・滝修行が励行されており、著者は「これではだめ」と警鐘をならしていた。各弟子たちや時代の移り変わりに応じて勝手にブッダの教えが捻じ曲げられたそうな。その他はブッダの教えを箇条書きにし、紹介していた。まぁ、こんなものだろう。
September 15, 2013
「疎開した四〇万冊の図書」は戦中に東京都立日比谷図書館に所蔵されていた貴重な書籍を地方に分散疎開させた一大プロジェクトの成り行きとその後が書かれていた。が、これだけでは内容が薄いと判断したのか、それ以外の公立図書館の分散疎開の事情やデータ(どこにどれだけ書籍が持ち込まれたか)が掲載されていた。戦争中ということもあり、戦争に直接関係ない本の輸送に軍部は良い顔をせず、東京都が学生を動員しあきるの市まで運んだそうな。受け入れ側もある程度は受け入れられるが40万冊ともなると限界があり、付近の学校(学徒動員で休校中)や個人の蔵に分散し保存したそうな。しかし、戦争末期になると東京郊外や疎開先(長野県・山梨県)にも空襲がはじまり、一部の書籍が焼けた消火の水で濡れたりしたそうな。この一連のプロジェクトに関わった元職員や場所を提供した方々にもインタビューをして当時の様子を詳細に聞いていたが一言でいうと「大変」だった。苦労して疎開させても疎開先で丸焼けになった本もあり、何ともいえないだろう。戦後はGHQの占領下にありなかなか本を元に戻す事ができず、何回も嘆願を繰り返しやっと可能になったが、日本語がまったく理解できない米軍兵士に作業をやらしたため、書籍の行き先がバラバラになったり、書籍がひどく破損したり図書館再オープンまで2年かかったそうな。軍事的な戦争だけでなく、こういう出来事もあったことを知れてとてもよかった。しかし、今でも疎開先の図書館や大学に残されている書籍はまだたくさんあるそうな。「〈株〉貧困大国アメリカ」はアメリカ国内の下層民についてその現状が書かれていた。結論から言うと「(政府による)弱者の切捨て」である。具体的に言うと食事のバウチャー制度(お食事券の支給)の縮小・医療費がべらぼうに高く病院にかかれない・公共施設(図書館や公園)の予算削減などなどの現状が詳しく書かれていた。そういえばデトロイト市の予算が崩壊し、何もできず市当局が「デトロイトに来るな!」と発表してたような…。デトロイトだけでなく、小さい規模の市ではこーいうことは日常茶飯事なのだそうな。アメリカは合衆国なので「州の権限」がとても強く国が介入できないそうな。こういうことの原因は不況と富裕層の離脱である。不況は仕方ないが、富裕層が「治安が良くない。物騒だ…」ということでどんどん出て行き、逆に貧民が激増し市当局にかかる負担が増大し、教育・警察・消防・福祉にまわせる予算がなくなり市が破綻するそうな。こーいうことはあることだがアメリカのすごいところは私企業が資金提供し、その企業に有利になる条例を作ってもらうそうな。条例を盾に下層民からさらにお金をふんだくるそうな。確かに資本主義・自由主義の国アメリカだがここまで行き着くと何とも言えんなぁ~。竹中平蔵氏もこーいう資本主義・自由主義を目指しているそうだが、だれが幸せになるだろう。一部の富裕層だけだろう。いずれ日本もこーなるだろう。
September 14, 2013
「シネマ坊主2.3」は雑誌に掲載されていた9年間の松ちゃんの映画評だった。もう、数が多いので個々の感想は書かないが、松ちゃん独特の感性と笑いの理論が働きなかなか「これはおもしろい!星10個!」という評価はほとんどなく、「トータルおもんない」・「なんで(最後が)こうなったん?」というような評価が多く、作り手目線で観ているのがよくわかった。で、自身一作目の映画「大日本人」にも触れており、「自分では好評価できない」といいながら星9個付けているのがおもしろかった。(ちなみに私も大日本人を何回も観たが最後はグズグズやったような気がするが…)松ちゃんも「酷評ばかりだから、配給会社が貸してくれない」とぼやいていたがそらそうやろうなぁ~。うそでも「○○はおもしろい by 松本人志」と言って欲しいだろう。9年間お疲れ様でした。「世界史劇場日清・日露戦争はこうして起こった」は教科書に「LINEのあの丸いイラストっぽい絵」が当時の歴史を解説していたが、どーも私には合わなかった。丸~いかわいらしいタイプのイラストだったが、私的には「イラッ」とする要因だった。内容はごく普通の世界史で言いようがないが、左巻きの方が「侵略、侵略」というが大国ロシアや陰からアジア参入を狙うアメリカが存在すれば、日本国は自衛のため図らずも進出する場合もあるだろう。安易に「日本(だけ)が悪い!謝罪しろー」というのはおかしいのである。そうなった原因がこの本に書かれていた。私は最後まで「あの絵」が無理でした…。
September 13, 2013
「笑伝 林家三平」は先代の林家三平師匠の半生記だった。(今の三平さんお父さんです)この本では終戦末期の兵隊時代の三平さんからはじまり、爆笑王になり売れるまで描かれていた。三平さんは当時、先輩や仲間の落語家から「お前のネタは落語ではない」と罵倒され、寄席に行くのが恐かったそうな。しかし、庶民はコテコテの古典落語より三平さんの漫談に爆笑し大ブレークしたのである。前にも感想を書いたが当時は三遊亭歌笑師匠が本当の「爆笑王」だった交通事故で即死し、似た芸風(落語ではなく漫談)で「爆笑王」を引き継いだのである。この本では芸事だけでなく、若きおかみさん(香葉子夫人)との恋物語なども書かれており、とてもおもしろかった。かなり昔に出版されているので亡くなるところまで書かれていなかった。もう、亡くなってだいぶん経過しているので完結編を書いて欲しいものである。まぁ、こんなものだろう。「日本へのわが遺言」は昔、クイズダービーに出演されていた篠沢秀夫元教授の手記だった。現在、筋肉が萎縮する病気(筋萎縮性側索硬化症)を発病され人工呼吸器を装着しながら原稿を書かれているそうな。篠沢教授はいわゆる保守系文化人で健康な時はバラエティーだけでなく、政治番組のコメンテーターで左巻き系文化人とトークバトルをしていた記憶がある。現在寝たきりの状況だが、頭はしっかりしており数冊本を出版されており、いくつか読んだが純粋に「日本国・皇室」を愛しているのがよくわかる内容だった。今のTV局(親特亜の反日ばかり)には出れないが、こーやって執筆活動を地道にされておりとてもうれしく思った。
September 12, 2013
「放送禁止歌」は日本の放送禁止歌について「なぜ、この歌は放送禁止になったのか?」を当時の関係者や歌手本人・民放連・部落解放同盟に聞いてまわるというドキュメントだった。正確には「放送禁止歌」という言葉はなく、正しくは「要注意歌謡曲」で内容に応じABCランクが(Aは放送禁止レベルとか…)付けられTV局に送付されたそうな。その後時代が流れ「要注意歌謡曲」の認定制度は休止状態になり、各TV局が独自に「この歌はヤバイかも…」と判断し今に至るそうな。日本では歌詞に社会風刺・特定の団体批判・天皇制批判などだいたい指針があるそうな。(ちなみにアメリカは性暴力がメインで、社会風刺(表現の自由)や人種差別問題(人種差別はあるという前提だそうな)はそんなに憂慮していないそうな)著者である森達也氏が放送禁止歌を歌ったアーティスト(60.70年代のフォークシンガー)やプロデューサーたちに当時の事情をインタビューし「だれが放送禁止歌指定したか知ってますか?」とか歌った後の反響(抗議とか)はどうでしたか?」・「歌うために歌詞を変えようと思いましたか?」・「その後の活動はどうなりました?」などいろいろ質問していた。まぁ、歌手達も意図的に作ったり歌ったりしている部分もあるが、TV局が抗議を恐れ先にささいな表現でも「放送禁止」にしたそうな。最後は部落解放同盟の事務局に赴き森氏がいろいろ質問をしていた。非常に詳しく放送禁止までの流れが書かれており参考になった。しかし、近年では三輪明宏さんの名作「ヨイトマケの唄」も「土方」という表現が良くないということで放送禁止だったが多くの歌手がリメイクし、堂々と歌われている事実もあり時代が変わると価値観も変わるという事を証明していた。今みたいな薄っぺらな曲よりパンチがあって良いと思うが…。「英傑たちの肖像写真」は幕末、写真技術が導入され多くの武士や庶民が撮影されたそうな。この本では5人の有名人についていろいろ考察し書籍化されたモノだった。5人とは坂本龍馬・土方歳三・西郷隆盛・明治天皇・近藤勇をはじめ京都の舞妓はんなどで有名なところを抑えていたが、実は本物がごく一部でほとんどが複写や複写の複写だった。明治時代になり維新の英雄プロマイドブームが巻き起こり、お土産屋さんやドリック屋(複写や彩色加工を専門にしていた業者屋さん)がバンバン安価で複写写真を販売し、人が足りなくなり全然違う人物でも「これは○○(明治維新に活躍した人物)だ!」と売りまくったそうな。それを本気で信じた当時の人がきちんと保存しており、近年になって「これが西郷隆盛の本当の顔だ!」や「坂本龍馬はこんな顔だった」と大学や古本屋さんに持ち込まれるそうな。しかし、大部分が別人(本当の名前を教えてあげるそうな)で、ガックリして帰るそうな。特に西郷さんの本当の顔というのが問題で実は本人の写真はあるそうな。しかし、本当の顔っていうものがわからないので鑑定しようがないそうな。明治天皇も公に撮影されたモノのほかに外国人が隠し撮りしたものが現存しておりそれにはばっちり明治帝が写っていたが後に宮内省が知り、莫大なお金で外国人から買い取ったそうな。土方歳三さんもいろんなパターンの写真が現存しており、本物、複写、お土産バージョンとあり違いを詳しく説明していた。いや~とても興味深くおもしろかった。古写真研究をされている一般人が多く、とても人気がある趣味だそうな。もっとこーいう古写真鑑定の本を読みたいと思った。
September 11, 2013
「死後のプロデュース」は故・金子哲雄氏(流通ナーナリスト)の奥様である金子稚子さんの死後に関する手記だった。金子さんは早い時期に「もう、長くない」ということを知り、TVや雑誌などで売れつつある現状を踏まえ「(関係者に)迷惑を掛けないように」ということ念頭に置き、「死後のこと」を準備してきたそうな。まぁ、その人の性格もあるだろうが金子氏は前向きで人を喜ばすことが好きだったので、「自分が死んでも悲しまないで…」という思いがあり関係者各位に手紙を準備し、死後に配ったそうな。この本では奥さんからの目線で「死への準備」をつつがなくしている金子氏の姿を書いていたが「心が強いなぁ~」としみじみ思った。いずれどの人の死ぬので、(周りの人に迷惑を掛けないため)その準備をしておくのもいいかな~と思った。「リンカーン」はあのアメリカ大統領のエイブラハム・リンカーンの伝記だった。この伝記では彼の持病である「うつ病」についてネットラジオに理由に調査し、うつ病が彼の人生にどう影響してきたかを克明に描いていた。彼の一族が「うつ病家系」で兄弟たちも発病しており、10代のリンカーン少年も「いつか自分も発病するのでは…」とおびえながら学業をこなし雇われ弁護士になり働き出した20代でうつ病を発症したそうな。リンカーンの場合はきちんと2週間交代で「そう・うつ」を交互に繰り返し、お医者さんから「典型的なうつ病患者」と認定されたそうな。弁護士でありながら政治にも興味を持つが、当時の無理解に苦しめられフラフラになったり、テンション高く弁舌をふるったり周囲から「大丈夫?」と危惧されながら政治家として地歩を固め大統領にまでなったそうな。いや~非常に細かくアメリカの世相(奴隷問題・貧富の格差)が描かれていた。ただ私は日本人なので「ここまで詳細に書かれても…」という若干の思いはあった。まぁ、こんなものだろう。
September 10, 2013
「地方にこもる若者たち」は巨大イオンタウンがある郊外に住み、土日はそのイオンタウンで終日過ごす若者(若夫婦)が増えつつあることを書いていた。生活費のかかる都市部から離れ、車を持ちド田舎でなく適当に開けた地方都市で暮らすことを求める若者の姿をアンケート方式で紹介していた。もちろん多くの若者は満足しており、近年は「都市部と地方の情報格差」はなくなり、インターネット一つで最新のファッションやゲーム・本が入手できるのでわざわざ、高い家賃を支払って生活するより郊外型のイオンタウンでブラブラ過ごす事に違和感がないそうな。この本ではその転機が「3.11」だと定義付けていたが、何かあった時大都市では近所との付き合いが希薄でとても困ったが地方都市ではまだ近所付き合いが生きており、「案外それもいいかも」と感じる若者が増えたそうな。この本では岡山県倉敷市にある巨大イオンタウンでの事例を挙げ解説していた。まぁ、私も鉄道旅行好きだが、郊外に行くと駅周辺にイオンタウンやイトーヨーカ堂、巨大なホームセンターが建っておりどこも似たような風景が広がっているが、土日は満車で「あぁ、こーいうことか…」と納得できた。私はこういう生活も良いと思うが…。「コメの嘘と真実」は大手?不動産さんの社長が思いつきで「農業法人を作れ~」と指示を出し、たまたま実家が米農家だった著者に白羽の矢が立ち一介の不動産屋さんが一から「農業」を調べ、農業委員会・JA・米農家とのバトルをおもしろおかしく書かれていた。日本には農地法という法律があり、誰でも自由に農業ができると思いきや…農業委員会の許可や地域のJA加入、近隣の農家との兼ね合いなどとても障壁があり、素人では太刀打ちできなかったおもしろエピソードが書かれていた。いちから農業法人を立ち上げ、JAの加入・近隣農家との交流などあるがはっきりいうと「イジメ」である。なかなか許可は出さないし、JAも苗や農薬の購入でいろいろ条件を付ける、近所の農民も協力をするフリをしながら悪口を言ったり…日本の農業の暗部が書かれていた。これを読む限りではTPP(農業分野)を導入するほうが良いように思える。著者も書いているが「誰のための農業か?」という解答は「票」だった。政治家が「票」欲しさにJA→農民がっちり抑え込み、政府買い入れ米という制度(適当な米を作っても絶対買い入れてくれる)でお金を得ているそうな。なのでこーいう保守的な団体は新規に入る法人や個人をとても嫌い「イジメ」をして追い出すそうな。いや~な気分になりますが、事実だろうなぁ~。なかなか興味深くおもしろかった。
September 9, 2013
「北京烈日」は元中国大使の丹羽宇一郎氏の親中国的な手記だった。丹羽氏は官僚ではなく商社マン(伊藤忠)から大使になられた方で日本の国益よりも中国との商売を重視しており、この本でも「中国経済は崩壊しない」・「中国は世界の工場から世界の市場になる。反目していると日本は世界から置いて行かれる」と危惧していた。丹羽氏は伊藤忠で「食物部門」を長く担当されており、中国にかなり依存している食べ物についていろいろ述べられており、そこはとても参考になった。氏は「中国はまだまだ人口が増え、あふれた人口が衰退期の日本にやってきて…」と中国がアジアの覇者になることを予言しているが多分そうなるだろう。著者は「日本は中国と反目しあうよりも、経済や将来のことを考え仲良くした方が良い」とまとめていたが、中国政府からみると「いち州」にしかみていないと思う。ほおっておいても20.30年後は老人だらけの国になるのだから…なかなかおもしろかった。「週末聖地トリップ」は日本各地の話題のパワースポット巡りをしよう!という内容で定番の伊勢神宮・出雲大社(両方とも式年遷宮の年!)やあまりみかけない寺社も紹介されていた。若い女性に「寺社めぐり」や「朱印集め」がはやっているそうだが、一過性のブームだとう。別のことをが流行り出すとすぐに移ると思う。パワースポットに来るのは良いが、肝心の寺社にお参りもせず大きな声で「ここがパワースポット~」と騒ぎ写真だけを撮り、さっと引き上げてしまうそうな。神社の方も「せめてお参りを…」と苦言を呈しているところも多いそうな。そんな上辺だけのミーハーな方はそう簡単に幸せになれないと思う。出版社の人も本当に「パワースポットめぐり」だけで幸せになれると思っているのだろうか…まぁ、本なんて売れれば勝ちですもんね~。
September 8, 2013
「やりたい事をすべてやる方法」は元格闘家だった須藤元気氏の「夢をかなえる」方法が書かれていた。今は拓殖大学のレスリング部監督とダンスパフォーマンスグループWORLD ORDER(ワールド・オーダー)というユニットを結成しワールトワイドに活躍されているのである。須藤氏は学生時代からレスリングとダンスを続けておりプロ格闘家を引退後、「次はロボットダンスで世界発信をしよう」と考えダンスユニットを結成し音楽を配信しようとした時に東日本大震災が起こり、「これではいけない!」とボランティアにすぐ参加し「WE ARE ALL ONE」を発信しているそうな。なかなか格闘家には珍しいタイプで「常に考え行動する」を体現されており、非常に興味深く読了した。本自体は薄いが内容はとても濃かったです。須藤氏は学生時代に留学しており、その時から「与えられるのではなく、自分から発信する」を考えており、このダンスユニットをすでに考えていたそうな。今はレスリングの監督とダンスユニットの二束わらじだがいろんなタイプの人や学生に出会い非常に充実している様子が伺えた。とても前向きに物事を考えさせられる内容だった。「売れる商品は感性工学がある。」は世の中にある「モノ」について「何か惹かれる」・「見た目がなぜか良い」など好意的にとらえる心理を具体的に紹介していた。結論から言うと「脳の判断」と「モノに対する感性」だった。最近のモノは機能性だけでなく、見た目のデザイン・雰囲気・カラーなど機能と関係ない部分にも積極的にこだわり、他社と違う商品を開発しており「時代が変わればモノの価値も変わる」ということが書かれていた。
September 7, 2013
「シネマ坊主」はダウンタウンの松本人志さんが観た映画について感想を述べていた。(この本はシリーズ1作目で自身がまだ映画を撮る前に出版された本です)昔この企画について「放送室」というラジオで語っていたが、「自分が選ぶのではなく編集部から渡されるDVDを観て感想を述べるので多少の偏りがある」・「作品を褒めないので配給会社から最近借りれなくなった」と述べていたがまぁ、見事に低評価続きだったwww。そら配給会社も貸さんだろうと正直思った。松本さんは「感性」と「笑いの部分」をとても大切にしており、「こんなくだらん映画でも、この部分だけはおもしろかった」という話が多かった。松本さん自身も「評価は難しい」とこぼしており、まさか数年後に自分が(何本も)映画監督になるとは思っていなかっただろう)芸人出身の映画監督の先輩である北野武氏についていくつかコメントしており多少の意識はあったのだろう。このシリーズは3まで出版されており、引き続き2.3巻も読んでいきたい。「図説戦国時代」はなんと外国の日本史研究学者が書いた分厚い図鑑だった。外国人が日本の武具について専門書を書くなんて何かおもしろい。正直、内容のレベルは(日本人学者に比べると)落ちるが外国人らしい視線で書かれており、「へ~そうみるか…」という感じだった。騎馬武者・散兵(日本ではなかなか聞かない言葉だが、意味で言うと騎馬武者に徒歩で仕える下級武士らしい)・鎧兜・刀・鉄砲・馬具など各カテゴリーに分けなぜか浮世絵や顔が思いっきり西洋風の鎧武者イラスト、日本では誰もが知っている戦国武将が紹介されていた。う~ン…ちゃんと調べ書いているのはわかるが、どーも違う。逆に日本人が西洋武具の専門書を書いてもヨーロッパの方々はなかなか納得できないのと同じで何か釈然としないものがあった。まぁ、こんなものだろう。「ほめる力」は故・立川談志家元のお弟子さんだった立川談四楼師匠の手記だった。題の通り「ほめる」をテーマにしており、落語家目線や家元に仕えた弟子っ子時代のエピソードがたくさん語られていた。結論からいうと「あいさつは案外重要」と「「だまって目上の方の話を聞け」だった。まだ立川談志家元の付き人時代に言われた数々の小言や自分が弟子を持つ立場になり弟子をどうやって育てるか?ということが書かれていた。まぁ、薄い本だったのでサクサク読めたがあいさつの励行・聞き役に徹するあとオウム返し作戦をすれば上司・先輩・取引先の偉いさんに好かれますよ。まぁ、こんなものだろう。
September 6, 2013
「ちょっとそこまでひとり旅だれかと旅」はイラストレーター・エッセイストの益田ミリさんの旅行記だった。そんなにザツザツの内容ではなく、ゆる~い文章で書かれておりサクサク読了した。今回は海外編もあったがやっぱりゆるいタッチで書かれていたが今回は「だれと行った」というところに重きをおいており、いちいち「オカン」・「彼」・「仕事仲間」など書かれていたが、私は「その部分。そんなに重要か?」と思ってしまった。だって内容はミリさんの旅行話で行った先の宿・かかった交通費・現地で食べた物・買った物・名産物などの紹介が中心だったので…。ただ車中での会話はオカンと彼氏とは違うだろうが、まぁ、こんなものだろう。こーいう観光エッセイを読むと旅に出たくなる。「田中角栄秘録」は作家・大下英治先生による「田中角栄マンセー本」だった。キホン大下先生は主人公を貶めるような作風ではなく、徹底した取材で良い所をチョイスして書かれているので安心して読める。最近では一部の人に田中角栄再評価論があり、これに関連する本も出版されていていくつか読んだが「ロッキード事件」はアメリカ政府の謀略だったとしていた。(こーなったのにはちゃんと理由があり、アメリカの石油を使わない田中角栄総理を追い出すための作戦で、関わったアメリカ人はほとんど軽い罪で早く釈放されている)まぁ、それはさておきこの本は他の作家が書いた伝記をなぞる感じで書かれており、特に新しいエピソードもなく読了した。彼は「情」を最優先にして他人に接しており、「ばら撒き政治の元凶」と言われているが地元ではまだ偉人で人気があるそうな。(故・ハマコーも地元木更津では「ハマコー先生」と呼ばれていたそうです)秘録という割には知っているエピソードが多かったなぁ~残念。
September 5, 2013
上記の本4冊とも「昭和前・中期に大活躍した芸人たち」のプチ伝記とおもしろエピソードを紹介して本なのでまとめて感想を。まだ芸人が警視庁の事前登録が必要な時代があり、彼ら戦前はラジオと舞台、戦後はTVと映画で活躍し「笑い」を提供してきたのである。多くは落語家でボードビリアン・歌手・俳優兼コメディアンで、とても人気がありどこかしこも満員御礼になったそうな。4冊ともきちんと読んだが同じ人物のネタが結構混じっており、「あれ?この芸人さんの話、別で読んだわ~」というのが多々あった。しかし、この本は東京芸人を中心に書かれており、吉本芸人さんの記述は少なく東京芸人の凄さを感じた。(大阪でもTV放送が始まっていたが松竹>吉本という力関係だったそうな。当時の吉本は興行ではなくヨシモトボールというボーリング業でぼろ儲けしていた最中だったのです)まぁ、昔の芸人さんは今の芸人さんと違い「貧乏・飲む・打つ・買う」と軍隊や外地への慰問経験があり、とても根性はあるが興行主やマスコミともめることやすごい借金で急に飛ぶ事も多く、「The芸人」という感じでトラブルエピソードも多くおもしろかった。それでも「舞台」には強いこだわりをもっており、病床をおしてでも舞台に上りそのまま亡くなってしまう芸人さんもいたそうな。この本を読む限り、末路が哀れなタイブと畳の上で家族や愛人に看取られならが亡くなるタイプと2つに分かれているのがおもしろかった。今の芸人さんは、規制や視聴者からのクレームにおびえており、おもしろいパフォーマンスができず巷で「今の芸人はおもしろくない」と言われているが、多少の事は目をつぶりましょうよ。昔の映像やテープを聴くと普通に放送禁止用語をしゃべっており、お客さんもそれを聞き大爆笑しているし…。それだけ当時の人は大らかだったのだろう。今こういう企画の本をだしても受けないだろうなぁ~。確かに芸人さんは小粒になっていると思う。
September 4, 2013
「昭和の爆笑王三遊亭歌笑」は「昭和の爆笑王と呼ばれた先代・林家三平」の先に爆笑王と呼ばれていた三遊亭歌笑さんの半生記だった。独特の面相で子どもの頃から「バケ(化け物の意)」といじめられ続け家業を手伝いながら暮らしていたそうな。たまたまラジオで落語を聴き「お、おれは落語家になる!」と誓い家出を繰り返し、やっとこの事で三遊亭金馬師匠(三代目)に入門し弟子生活を送るも戦争直前期と重なり、人不足で歌笑(当時は金平)も高座に上がるが独特の面相というインパクトがきつく全然受けず古典落語をやめスタンダップ・コメディー風の「(今でいう自虐ネタ)漫談」をスーツ姿でやり、広く大衆にバカ受けし戦中より「爆笑王」として君臨したそうな。しかし、落語で売れたのではなく、漫談で売れたということもあり大先輩や先輩らから再びいじめられ寄席よりもショーに出演するようになるもそんな彼に召集令状が届き、新兵として入隊するも、なんと1ヶ月で除隊されそのまま戦後を向かえたが、米軍のジープに引かれそのまま即死してしまったそうな。享年33歳。活動時期がほんとうに短く、一気に売れ亡くなったので伝説の爆笑王と呼ばれているそうな。三平師匠が売れ出したのはこの歌笑さんが亡くなった後で落語ではなく駄じゃれ・お客イジリで売れたので「爆笑王」を引き継いだそうな。いや~壮絶な人生だった。写真もたくさん残っており、顔を見ることができるが本当に何ともいえないお顔である。仮に彼が事故で亡くならなければ今なら「名人」になっていただろう。「おかしな男渥美清」はまだ渥美清さんが売れる前から交流のあった小林信彦氏の手記だった。舞台からTVに芸人の働き場が変わり、渥美清も当初は売れていたが、彼独特の哲学があり仲間割れを繰り返すので居場所がなくなり、出たくないドラマ製作中に小林氏と知り合いそれいらい、作品を批評したり芸人の裏話を聞くなど付かず離れずの関係を30年以上続けていたそうな。普段の渥美氏は物静かだが芸人や作品の評価はずばり「いいorだめだ」をはっきり言い「こうこういう理由なのよ」と小林氏に言っていたそうな。小林氏は非常にメモ魔だったらしくほとんどの会話を記録しており、そこからまだ沈んでいたころの渥美氏の様子がよ~くわかった。一応、渥美氏が主演の映画が作られるもクレージ・キャッツやフランキー堺・敬愛する森繁久弥など他の芸人らも主演映画に出ており、渥美氏は「負け越しの部類」だったそうな。それで仕方なくTVドラマ部門に移り、TV版「男はつらいよ」が爆発的ヒットを飛ばし、映画化されみんなが知る寅さん=渥美清になったそうな。最後の方で病に倒れた渥美氏のエピソードが書かれていたが、私もこのNHK特集をリアルに見ており、「寅さん、よわよわそうやな~」と思った。実はこの本何度も読んでるがおもしろい。「そいつを黙らせろ」はロシアで生まれのちにアメリカに移民した著者がロシアに特派員として飛ばされ、プーチン氏を取材していた時の体験した事や反プーチンの政治家・ジャーナリストが理由もなく消えたり原因不明の事故や病気で急に亡くなったりしており、「これはまさか…」ということを具体例を上げて書籍化していた。ちなみに著者は特派員なのにアメリカに亡命しています。この本には「プーチンが犯人である!」とは断定しておらず、共通点である「反プーチン派ばかりが亡くなる」ということを念頭におき、取材していた。プーチン氏は元KGB(秘密警察)出身で公安や裏社会に顔が利き、彼の一言で武器など持たないジャーナリストなど簡単に葬り去る事はできるだろう。またプーチン氏は大統領に復活し、強権を発動しながら国家権力を掌握し敵対勢力を潰し巨大国家ロシアを運営しているそうな。う~ん…敵対勢力を逮捕してしまうなんて…。これは事実かどうかわからないが日本って本当平和ですね。
September 3, 2013
「トニー谷、ざんす」は戦後の混乱期に現れ、しゃべくり司会や映画・舞台で大活躍したトニー谷さんの半生記だった。彼は徹底した秘密主義(本名や住んでいる事も秘密)で芸人になる前の経歴もほとんど秘密で公表されているプロフィールもガセで戦後のドサクサに現れたあだ花のような人だったそうな。そもそもどーいう方法で芸能人になったかも不明で、本人は「駐留米軍の専属バンドの手伝いからはじまり、カタコトの英語で司会をこなしていたらいつの間にかプロ司会者になっていた」と本人は証言しているが、実は英語はほとんどしゃべれなかったそうな。戦後、ホールでの生バンド・ショーが東京では盛んに行われており、しゃべりのうまい司会者は重宝されトニー谷も司会者からタレントに転向し、ヘンテコ英語やソロバンを弾きながら踊り狂う姿がバカ受けし映画やTVショーに出るまでなったそうな。しかし、バカ売れしている時に実息子が誘拐され、なかなか犯人が逮捕されず憔悴しきっている時に秘密にしていた住所に報道陣や物見遊山の芸人仲間が大量に訪れむちゃくちゃになっている時にある地方のおっさんが「トニー谷の、人を小バカにした芸風に腹が立った」という安易な理由でわざわざ東京に潜伏し、お子さんを小学校から誘拐したそうな。しかし、このおっさんは疎く、刑事とトニー側の関係者を間違い、刑事に話しかけあっさり逮捕されたそうな。(この犯人には嫁と息子がおり、誘拐してきた子どもとなかよく生活していたそうな。大きく報道されているのに、嫁はまったく気がつかなかったそうな)この事件がきっかけで人気は下降し、TV業界から姿を消し元のショー司会や地方営業と働き、ハワイに移住するも再びTV業界に復帰し、プチブレイクするもそのままフェイドアウトしたそうな。後に石原裕次郎と同じ肝臓ガンで69歳の生涯をとじたそうな。この本にも書いているがトニー谷は芸人仲間からかなり嫌われており困ったときも誰一人手を差しのべることもなかったそうな。今でいう毒舌芸と徹底した秘密主義(芸人は噂話が大好きなのです)と性格の悪さ(平気で踊り子さんや裏方の女性スタッフ、先輩芸人の恋人までに手を出す始末)で愛想をつかされたそうな。いや~昔の芸人さんはすごい。今のタレント芸人さんと全然スケールが違う。こーいう芸人さんでてこないかなぁ~無理か…。とても詳細にトニー谷という芸人の生き様が書かれており、おもしろかった。「理系女子(リケジョ)あるある」はよくある「あるある一行エピソード集」で70個の理系女子あるあるが書かれていた。私の周りには理系女子などいないので「へ~こーいう思考回路か~おもしろい」という感じで書かれていた。薄い冊子のような本だったのでサクサク読了した。「風土記謎解き散歩」は現存している常陸・播磨・出雲・肥前・豊後風土記からおもしろいエピソードや特産品、当時の人々の暮らしが書かれていた。朝廷から「各地の民話・神話・名産・地名の理由などいろいろ情報を集め朝廷に報告せよ」と通達したが、真面目に提出した国は少なく、「編纂に時間がかかります」ということでそのまま放置してしまったそうな。今現存しているの5国分で解説本もいくつか出版されており、私も地元である播磨風土記は何度も読んでおり知っているエピソードも多々あり、やっぱりおもしろかった。おまけで日本各地にある○○風土記の丘や博物館・公演を網羅していた。なかなかおもしろかった。
September 2, 2013
「高度成長-昭和が燃えたもう一つの戦争」は戦後の荒廃した日記経済を復興させた総理大臣や大蔵官僚、元海軍の経理部に勤務していた「海軍短期現役士官」たちを紹介していた。まぁ、政治家・官僚はわかるがこの「海軍短期現役主計科士官」とは旧制大学を卒業した若者をいきなり尉官に任命し、2年間に限り経理部門を担当する将校で戦後彼らが政治(中曽根康弘氏6期)、経済界(澄田智 4期 日本銀行総裁)、産業界に入り、海軍式の経営方針を実行し日本経済を復興させたそうな。この本では経済通だった総理たち、それを支えた大蔵官僚や短現出身者の言動が書かれていた。(注:戦後~昭和中期のできごとなのできちんと公文書が記録されているので正しい情報(のはず))まぁ、日本人の気質として「最後までやり抜く!」や「一丸となって…」とかそーいうのが好きなので官民一丸となり、アジア初の東京オリンピックや新幹線開業、万博などを行い先進国で経済大国となったサクセス・ストリーが書かれていた。現在の状況と比べると当時はまだ「未来は幸せ」というイメージがあるが今は格差社会・環境汚染・特定アジア問題・高齢化社会など「お先真っ暗」なのでこんな輝かしい時代は来ないだろう。なかなかおもしろかった。「ローカル線で地域を元気にする方法」は外資系航空会社の部長だった著者(鉄オタ)が第三セクターのいすみ鉄道の社長公募に応募し、社長になりやってきた歩みが書かれていた。自身も「鉄オタ」ということもあり、鉄道そのものには理解があるが「鉄道で利益を出す」ということは初めてなので、いろんなイベントを打ち上げ地域自治体や住民らといすみ鉄道を盛り上げてきた記録だった。今でも第三セクターの私鉄は数多あるがどの会社も赤字でいつ廃止してもおかしくない状況だが、「市民の足」という命題もありなかなか廃止できないジレンマがあり、「儲けなければ!」という社長の思いが強くても地元民や観光客が利用しない事には儲けは出ないで、「お客さんを乗せる企画」を作り、自治体や住民らと共にいすみ鉄道を盛り上げている姿は素晴らしい。なかなか興味深い内容でおもしろかった。
September 1, 2013
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