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飛梅は元来、菅原道真の配所(府の南館)跡に建立された榎社の境内にあったが、太宰府天満宮が造営されると本殿前に移植されたといわれている。このほか、後代に道真を祭神とする神社に株分けされたものが各地に現存する。平安時代の貴族・菅原道真は、平安京朝廷内での藤原時平との政争に敗れて遠く大宰府へ左遷されることとなった延喜元年(901年)、屋敷内の庭木のうち、日頃からとりわけ愛でてきた梅の木・桜の木・松の木との別れを惜しんだ。その時、梅の木に語りかけるように詠んだのが、次の歌である。 東風吹かばにほひをこせよ梅の花主なしとて春を忘るな 初出。寛弘2- 3年(1005- 1006年)頃に編纂された 『拾遺和歌集』巻第十六 雑春。梅林には飛梅の説明があり、飛梅が植えてあったが飛梅は既に花期を終えていた。道真を祀る京都の北野天満宮は私の小学校の近くで、しばしば訪れたが、飛梅があったかどうかは定かではない。二月始めに飛梅は咲くらしい。 飛梅の散つてしまひし空の青 クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・春・植物、飛梅、菅原道真
2017年02月28日
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梅林の入口には「くれはししだれ」という名の紅枝垂れ梅が咲いている。昨日紹介した屋台の奥に世田谷句と縁組協定を結んでいる緑豊かな群馬県川湯村のゆるキャラ「ぐんまちゃん」が子共達の人気を集めていた。子共達も見ている親も笑顔になれることは傍目にも喜ばしいことである。 梅林の何処をゆくも人のこゑ クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・春・植物、梅林・枝垂梅
2017年02月27日
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梅まつりが各地で行われている。そこで近場の梅まつりに出かけることに。小田急線の梅ヶ丘下車徒歩7分の所に羽根木公園があり梅まつりの真っ最中で賑わっていた。梅林を登り切った処に出店や屋台が並んでいた。百円の綿菓子に子どもの列ができていた。若い親子連れが多く、焼きそばやラーメン、フランクフルト等を食べながら大勢の人が楽しんでいた。パンフレットによれば紅梅270本、白梅380本の計650本が植えられているという。写真の白梅は白加賀という品種。 白加賀の光跳ねゐる梅見かな クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・春・人事、梅見・観梅、せたがや梅まつり、羽根木公園
2017年02月26日
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スノーフレークが咲き始めた。和名は大松雪草。花言葉は「いつも幸せ」。丈は低く、花が下を向いて咲いている。春、黄色い花が多いなかで鈴蘭のような花に緑の点があり心惹かれる花でもある。御殿場の姉に「昨日は母の命日やったね」と告げると、「忘れていたは、今から般若心経を唱える練習があるので母にそなえとく」と。いつも幸せな姉である。 スノーフレーク姉は母の忌忘れゐし クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・春・植物、スノーフレーク・大松雪草
2017年02月25日
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きょうは18回目の母の祥月命日です。母の知らない街に住み母を思いながら時をかけて散歩しました。母は京の西陣にあって年中着物を着ていました。たいてい紬や絣を愛用していました。三色菫の臙脂や紫が似合う母でした。 三色菫母の忌晴と申すべし クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・春・植物、三色菫・パンジー、母の忌
2017年02月24日
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午後、野川沿いの土手を歩いたが風もなく、日陰の側でも暖かく気分が良かった。暖かくなったお陰で沈丁花が花を開き、芳香を放っている。沈丁花に顔を寄せているとマンションの掃除のおばさんが何があるの、と近づいてきた。そして此は確か・・・・と花の名前を思い出している様子であった。私は松任谷由実のと言いかけて言葉を濁した。 をんならに沈丁の香の立ちにけり クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・春・植物、沈丁花・沈丁の香
2017年02月23日
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さーちゃんの幼稚園の階段の踊り場に雛が飾られています。お雛様は整然として乱れがありません。教室から出て来る園児たちはがやがや話しながら楽しそうでちゃんと挨拶もしてくれる。しかし、もう雛飾りのことは充分知っているらしく、雛飾りには目もくれず帰りの園バス目指して急いで階段を降りていきました。 いにしへの雛飾りある幼稚園 クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・春・人事、雛飾り・雛飾る
2017年02月22日
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夏蜜柑と夏の名がついているが、夏蜜柑は春の季語。散歩しているとあちこちに夏蜜柑が生り、木の下に夏蜜柑が落ちている。下の写真の夏蜜柑は主人が鳥取の我が家から持ち帰ったもの。さーちゃんは此の大きな夏蜜柑が大好物で、一人でぺろりとたいらげる。 故郷の味と夫いふ夏蜜柑 クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・春・植物、夏蜜柑
2017年02月21日
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午前中は風が強かったけれど晴れていたのに、天気予報では降水確率60%という。ところが午後2時頃から俄に空がかき曇ってきた。未だ雨にはなっていないが今にも降り出しそう。 かき曇る雲押しあげて黄水仙 クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・春・植物、黄水仙
2017年02月20日
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クロッカスは春先に、松葉状の葉の芯に花茎を覗かせ、六弁の可憐な花を咲かせる。福寿草とともに早春の花として親しまれている。朝日が当たると花をひらき夕方になると花をつぼませる。 黒土を出で色鮮やかなクロッカス クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・春・植物、クロッカス
2017年02月19日
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二四節季の一つで、陰暦では正月立春の後の十五日目、陽暦では今日が雨水に当たる。降る雪が雨に変わり、積もった雪が解けて土が潤いはじめる頃をいう。野川の水はゆるやかに流れ、浅瀬には青い菜が見られる。 淵は瀬に青きもの生ふ雨水かな クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・春・時候、雨水、野川
2017年02月18日
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立春後はじめて吹く強い南寄りの風を春一番という。すごい風で、自転車で買い物に出かけたが、帽子とマスクをした。道はアスファルトなので土埃が立つことはなかったが要心に越したことはないと思った。三号棟一階の植え込みの棕櫚が揺れ通しである。 あたふたと春一番の街へ出づ クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・春・天文、春一番
2017年02月17日
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16時01分 16時10分昨日二階ベランダから西空を眺めると太陽が沈みつつあり、次第に夕焼けが濃く拡がった。夕焼けは夏の季語とされているが春の夕焼けは春の季語とされている。この茜の空に向かい子ども達の健やかなるを一心に祈った。 祈りをり春夕焼に子らのこと クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・春・天文、春夕焼
2017年02月16日
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紅乙女椿 乙女椿4号棟の南側は広い植え込みがあり梅や桃や椿や棕櫚などが植えられている。今、乙女椿が見頃を迎えている。マンションの周りを散歩するのが楽しみの一つでもある。時折赤子の泣き声が聞こえたりしてくる。 紅乙女乙女椿や嬰(やや)のこゑ クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・春・植物、乙女椿・紅乙女椿
2017年02月15日
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いよいよ春らしくなってきた。この暖かさに木瓜の花も緋色の花を咲かせている。蕾も沢山ついているので、満開になるのが楽しみである。そう思いつつ木瓜を眺めていると御殿場の姉から電話があった。 御殿場を久しく訪はず木瓜の花 クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・春・植物、木瓜の花
2017年02月14日
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嘘のような本当の話。一号棟の南側の椿垣の椿の葉に紫色をした綺麗な蝶を発見。インターネットの図鑑で調べたところムラサキシジミと分かった。説明によると「ムラサキシジミは翅の表が青紫色に輝くシジミチョウ。翅の裏面はシミが浮かんだような茶色。前翅の先がやや尖っているのが特徴的。シイやカシの木の周辺で見られ、枝葉にまとわりつくように飛ぶ。人家の周囲で見られることもある。成虫で越冬する。」とあった。時刻は午前11時57分、日射しに誘われて椿の葉に止まっていたようだ。今年になって始めて見る蝶を初蝶というが、信じてもらえそうにない。まぁ良いか。 きよろきよろと歩いてをればしじみ蝶 クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・春・動物、しじみ蝶・ムラサキシジミ・初蝶
2017年02月13日
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マンションの敷地は広々として春の花があちらこちらに咲いている。白梅も紅梅も椿の花も。今日は日曜日だが日和が良いので、公園も子ども達で賑わっている。 紅梅の古木の宜し色もまた クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・春・植物、紅梅
2017年02月12日
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日が当たらない場所は犬ふぐりはすぼんでいるが、日が当たっていると満開になる。犬ふぐりを一つ見つけると近くの草叢の辺り一面に群れ咲いている。犬ふぐりを見るとまぁ星のようと思う。皆さんはどう思いますか。 地に群れて星座の如し犬ふぐり クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・春・植物、犬ふぐり
2017年02月11日
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寒い寒い、一昨日は暖かかったのにと呟いている。それでどうなることでもないが、とここまで書いたところで窓外の異変を察し窓辺を見たら急に粉雪が舞いだした。ベランダへ出て見ると少女が空を見上げて「雪が降ってきたよ」と誰かに告げていた。こんな日は春の焚火で温もりたいものである。もう直ぐ母の忌も近い。 母を恋ふ春の焚火に胸開き クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・春・人事、春の焚火
2017年02月10日
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各地で春雪が降り続いている。私の住むあたりも昼頃の雨が霙になり、夕方から雪となった。すっかり忘れていたが昨日は波郷先生から「鶴」の主宰を継承された石塚友二先生の忌日であった。寒いはずである。「段丘の断崖のその冬の竹 友二」。この句は友二先生が逝去された日の二月八日付けの毎日新聞を飾った一連の作の中の一句。 友二忌をきのふに春雪降り続く クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・春・天文、春雪・春の雪、石塚友二
2017年02月09日
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梅に鶯などとよく言われるが、梅には鶯色の羽を持つ目白が似合う。小鳥ははしこく望遠レンズでないとなかなか撮れないのが残念である。しかし今日は雲一つない青空となり、昨日の春北風もおさまり上天気となった。白梅を見ると「しら梅に明る夜ばかりとなりにけり」蕪村臨終の句を思い起こす。 しら梅に蕪村偲べりほほ寄せて クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・春・植物、与謝蕪村
2017年02月08日
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さーちゃんがシールを壁や柱に貼ろうとしていたので、障子になら良いと言ったらまあ嬉しそうに貼っていました。高いところは座布団を積み重ねてその上に乗りぐらぐらしながら。お陰で春らしくなりました。きょうは明日が句会であるのに作句を怠り、前から気になっていた自由欄を変更しました。あれやこれやと失敗を重ねながら、漸く此のようになりました。楽しかったですね。 ケーキなどのシール楽しき春障子 クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・春・人事、春障子
2017年02月07日
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野川沿いにある梅林の梅がちらほら咲き出した。梅林には蕗が植えられていて、枯れ葉の間から萌葱色の蕗の芽があちらこちらにでていた。これが蕗の薹で私の大好物である。しかしこの梅林は回りに金網が張ってあり入ることが出来ない。他を探しに行こう。 未だ誰も入らぬ梅林蕗の薹 クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・春・植物、蕗の薹
2017年02月06日
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春の七草のホトケノザとよく間違えられる。春の七草の仏の座はキク科でこのホトケノザは,早春の人里に咲く越年草でシソ科で前者とは別のものである。野川の日が当たる側には早春の草花が密かに咲き始めている。歳時記では宝蓋草(さんがいぐさ)で春の季語に掲載されている。友人から訃報が届きました。「立春の真夜中零時15分眠ったまま母が103歳で亡くなりました」と。謹んでお悔やみ申し上げますとともにお母様のご冥福を心よりお祈りいたしております。 悼む 紫の宝蓋草を汝が母に クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・春・植物、宝蓋草・仏の座
2017年02月05日
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ようやく春となった。春と聴くだけで辺りが明るく見えるのは私ばかりではないでしょう。昨日訪れた喜多見不動滝は女滝と雄滝の二筋が落ちている。此処は国分寺崖線の中程にあり上は住宅街になっているので、立春の頃は流れが細い。それでも滝の上には真っ白な幣がかかり威厳がある。 立春や幣の真白き不動滝 クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・春・時候、立春・春立つ、喜多見不動
2017年02月04日
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家から徒歩13分位の所に小田急のガードがありその手前の北方に喜多見不動尊がある。毎年節分会が行われるので行ってみた。4時半と思っていたが4時からで少し遅れたが何とか節分会に間に合った。今年も福があることを願ってお詣りした。 燦然と日差ありけり節分会 クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・冬・人事・節分会
2017年02月03日
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野川の向こう岸の枯草に十数羽の鳩が群がり、何か啄んでいた。此処にも日差しが届いていた。それらの鳩に気付かれないようにそっとデジカメのシャッターを切った。鳩は気づかず一心に餌を啄んでいた。 枯草に群がる鳩や日を浴びて クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・冬・植物、枯草、野川
2017年02月02日
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全長約59cm。雄の頭部は、緑色光沢のある黒色で、光によって輝きが異なる。腰と上尾筒は黒く、上尾筒の羽はカールしている。尾は灰白色。次列風切は青色で先端が白く、雨覆は灰褐色で、大雨覆先端も白いので、翼鏡の上下に二本の白線が見える。脚は橙色。雌は地味で、嘴は黒く、周辺が橙赤色。鳴き声はグエッ、グエッ。(『野鳥ガイドブック』永岡書店)野川に真鴨の雄を見つけたので、つい説明が饒舌になった。 泳ぎゐる真鴨に光遍(あまね)はし クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・冬・動物、真鴨、野川
2017年02月01日
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