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前回からの続きです。そして、メインはウサギのコンフィです。当初、クリーム煮にする予定だったそうですが、これに合わせるワインを試飲されて急遽ローストでの提供となりました。ニンニクやハーブなども効いており、ウサギの旨みをガッツリ味わえました。で、その合わせたワインというのが小公子2012。しっかりした色合いに、ヤマブドウ系らしいスパイシーさが際立ちますが、時間と共に赤果実や黒果実、それになめし革っぽさやチョコといった要素が現れます。味わいは、やはりヤマブドウ系の鮮烈な酸がありますが、優しい果実味やしなやかなボディが綺麗さとして受け止めさせれくれます。なるほど、この味わいにはクリームのまろやかさより肉のダイレクトな旨みの方がベターでしょう。やはり、鉄っぽさを旨みとして引き出し、香りの面でもマッチする相性でした。デザートはチョコレートのサラミです。合わせたのは、奥出雲・ロゼ。やや甘口ということで、甘みのマリアージュを期待したのですが、去年のワインという事で、すっかり辛口に^^;カベルネ・ソーヴィニヨン主体とのことですが、赤いフルーツの香りと、重みのある飲み口が印象的でした。因みに、最新のロゼは12月1週に発売、メルロー主体の完全辛口仕上げだそうです。お料理ワイン共によかったなあと。特に、ゴボウのソースと赤のマリアージュは狙い通り行けたようで何よりです。ワイナリーの方々にはいろいろお話を伺えましたが、印象的だったのはカベルネの色づき等の難しさ。やはり日本でカベルネは難しいようですね。あとは、やはりヤマブドウ系へのこだわりでしょうか。小公子やペガールシリーズの他に数種の交配品種があるそうです。その中でも、小公子は樹勢の強さが激しくややじゃじゃ馬ではあるものの、環境適応性も高く育てやすいのは確かなようですね。奥出雲葡萄園さんは、近くの川沿いの桜が日本桜百選的なものにも選ばれていますし、ワイナリーからの景色もいいです。同じ食の杜の敷地内には、パン屋さんや豆腐屋さんなどもあり、面白い環境です。これからは雪深くなるそうですが、春になったらぜひ出かけてみてはいかがでしょう。春限定のロゼも美味しいですよ。試飲も出来ますし、レストランも人気です(最近は予約しないと厳しいとか)。色々なお話もうかがえ、また個人的に、色々な方々にお会いさせて頂け、今回も大変有意義な会となりました。重ね重ねにはなりますが、皆様本当にありがとうございました!今回のワインです。左から、スパークリング、ピノ・グリ、シャルドネ、赤、小公子、ロゼ。スパークリングのラベルは事務員さんの手書きだそうです^^;そろそろ、新しいラベルを作らないとな、とのお話でした。お店の方から、ご来場くださったスタッフさんに壁にサインしてというお話があったのでサイン中です。Baccoさんに行かれた際には是非チェックしてみてくださいね。ワイン食堂Bacco岡山県岡山市北区平和町3-29 コートコンドールビル1F営業時間:17:00~0:00(通常) 17:00~26:00(週末)定休日:日曜日TEL:086-224-2607にほんブログ村にほんブログ村「ワインモア」でこの記事をチェック!
2014年11月30日
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11月30日、以前から企画しておりました奥出雲葡萄園ワインメーカーズディナーを開催いたしました!当日はあいにくの天気となりましたが、ワイナリーから醸造・栽培それぞれのスタッフさんがご来場くださり、18名様の参加者の皆様をお迎えすることが出来ました。ご参加頂いた皆様、ワイナリースタッフのお二人、そして、ワイン食堂Baccoの皆さん、今回は本当にありがとうございました!いつになるかはわかりませんが、またこういった機会を設けられればなあと思います。その際には、またよろしくお願いいたします^^さて、今回ご用意させて頂いたワインは6種類でした。以下、合わせたお料理と共に軽くご紹介させて頂きます。こちらはメニュー。Baccoさんにご作成頂いてしまいました。本当お世話になりました。先ずは前菜盛り。フォワグラはまろやかでしたし、魚は素晴らしい鮮度でプリップリ!しかし、一番印象的だったのはやはりパテ。元々、こちらのお得意なメニューだったようですが、より肉感が強まり、香りもストレートな感じに。旨みたっぷりで見事な一品でした。合わせたワインは、スターターのスパークリングワイン・シャルドネとピノ・グリ2013。今回、どのワインも好評でしたが、一番人気だったのはこのスパークリングだったように思います。2011年のものになるそうですが、ツヤのある色合いに、程々に熟成感もある、華やかなシャルドネ香がインパクト大。味わいも果実味がありつつもバランスのいいしなやかなものでした。一方、ピノ・グリは、春に飲んだ時より少し辛口な印象に。旨みも強く、どこか日本酒的な雰囲気も。香りには、ロウっぽさが出つつ、モモや柑橘、梨などの雰囲気があり面白かったです。今回、配膳等をさせて頂いていたため、ワインと料理をきっちり合わせることは出来ませんでしたが、ピノ・グリの旨みと肉の旨みや魚の質感、スパークリングの華やかさとフォワグラなどは良かっただろうなと。前菜に続いては、フェットチーネ・仔牛バラ肉と黒キャベツの煮込み。合わせたのは、シャルドネ・樽発酵2013。2013年のシャルドネは、猛暑の影響で酸が厳しい年になったとのこと。確かに果実味がかなりしっかり目ですが、補酸もあってバランスはいけてます。樽は、まだちょっと浮き気味ではありますが、それでも時間がたてば馴染みます。ナッツやクリーム、メロン、洋ナシ、柑橘といった樽シャルらしい要素があり、酒質も、悪い年にしてはしっかりした印象でした。続いては安納芋のニョッキ・ゴボウのソースです。ゴボウのソースは、これに合わせるワインの香りのイメージをお伝えして、作っていただきました。合わせたのは、奥出雲・赤です。以前試飲した時に、ゴボウなど根菜のイメージがあったのでそれをお伝えしたのでした。今回も、ゴボウ的な根菜や、ヤマブドウ由来のオリエンタルスパイス、赤や黒のベリーといったものが感じられます。また、ヤマブドウ系らしいシャープな酸がありますが、時間と共に果実味が多少膨らむほか、香りでも、より赤いニュアンスが強くなり興味深かったです。皆さんにお聞きしますと、このマリアージュが今日のベストだったようです^^全部の写真を載せたところ、ギリギリ文字数オーバーになってしまったので、2回に分けますね。という事で続きます。にほんブログ村にほんブログ村「ワインモア」でこの記事をチェック!
2014年11月30日
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12月7日の1日ワインバーフランス編のワインのご紹介、今回は白の3種類目と赤の1種類目になります。5、アンリ・マリオネ エム・ド・マリオネ2009こちらは、ロワール地方のワインになります。ロワールは、フランスの西北部に当たります。ブルゴーニュ等よりも北ですが、大西洋の影響が強い気候の為、昼間は比較的温暖だったりもします。アンリ・マリオネは、そんなロワールのトゥーレーヌという地域の生産者です。色々とぶっ飛んだ生産者で、フランスではじめて酸化防止剤無添加のワインを作ったり、偶然発見した樹齢150年以上の超古木、しかも台木なしのブドウでワインを作ったりと非常に挑戦的。しかし、2009年には、名だたる作り手たちが名を連ねるフランスのワイン学士院の正会員に、当時の会員の満場一致で選出される等、国内外から高い評価を得ています。このワインも中々にぶっ飛んでおり、アルザスなどで甘口を作る為に用いられるヴァンダンジュ・ダルティヴ=遅摘みを、なんとロワールのソーヴィニヨン・ブランで実践。さらに、その糖度の高いブドウを辛口になるまで醸造するため、フランスの白ワインではなかなかお目にかかれない14度という度数を実現しています。度数が高いだけではなく、味もしっかりしますし、一方で夜の気温は低い地域のため酸味もしっかり。香りも、パイナップルやグレープフルーツなどのフルーティさを中心に華やかなものとなっています。ロワールのソーヴィニヨン・ブランって軽い・薄い、というイメージのある方には驚いて頂けるワインかと^^6、ルネ・ミューレ ピノ・ノワール・シニャチュール2011こちらは、スパークリングに続いてのアルザスワインです。生産者ルネ・ミューレの家は、アルザス地方のローファという地域で1648年から続いている歴史ある作り手になります。ルネ氏の祖父の代に、ローファのワインメーカーたちと提携を結びました。その後、買いブドウを用いたコート・ド・ローファというシリーズのワインを発売していたのですが、ワイン法の強化により、買っていたブドウの栽培地の一部がコート・ド・ローファを名乗れなくなったため、新たに名前を変えたのが、このシニャチュールシリーズです。シニャチュールはフランス語で「署名」という意味だけあって、このワインは買いブドウによるものですが、しっかり提携を結んだ作り手から買っているものになります。ルネ・ミューレでは、自社畑のブドウに対し、厳しい密植やビオディナミ栽培などを実践するこだわりようですが、そのこだわりが反映されたブドウによるワインという事ですね。粘土石灰質という、岡山の哲多にも似た土壌のピノ・ノワールになります。赤いフルーツのニュアンスがしっかりで、穏やかかつまろやかな味わいのワインとなっています。12月7日日曜日の16時より、フロマジュリー・ピノ岡山店さんで開催いたします1日ワインバーフランス編、是非是非お気軽に遊びに来てやってください!にほんブログ村にほんブログ村「ワインモア」でこの記事をチェック!
2014年11月28日
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12月7日、フロマジュリー・ピノ岡山店さんで開催させて頂きます1日ワインバーフランス編のワインのご紹介、第2回は白ワインです。3、ドメーヌ・デュ・マージュ マージュ・レゼルヴ2010こちらは、フランス南西部、スペインとの国境に近い地域のコート・ドゥ・ガスコーニュのワインです。ガスコーニュはアルマニャックという蒸留酒で有名な地域ですが、本ワインの生産者グラッサ家も、1912年からアルマニャック作りを始め成功しました。その後、1980年から2代目がワイン作りに取り組みます。ガスコーニュは、AOC格付けがされている土地ではなく、ここで作られたワインはすべてヴァン・ド・ペイ(地ワイン)としてしか評価されないこともあり、ワイン作りには懐疑的な目も向けられていましたが、1987年にイギリスの雑誌でワインメーカー・オブ・ザ・イヤーを獲得、初めて輸出に成功したヴァン・ド・ペイとまで言われるに至りました。ワイン作りを始めた際、最初に植えたのがシャルドネとソーヴィニヨン・ブランで、その後地ブドウなどにも取り組んだそうです。そういうわけで、このワインにも、地ブドウであるグロ・マンサンとシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、それに少々のセミヨンが使われています。南西地方はフランスの中でも温暖なエリアとあって、果実味のある、香りの華やかなワインができますが、こちらも、黄桃やトロピカルフルーツなどの要素があり、加えて、5年弱の熟成を経た存在感のある味わいが印象的です。4、ドメーヌ・ド・ロクタヴァン アルボワ・パミーナ2010こちらはフランス東部、スイスとの国境に近いジュラ地方、アルボワのワインです。アルボワは、パスツール研究所でお馴染みのルイ・パスツール博士の出身地でもあります。ロクタヴァンは、お隣のブルゴーニュで栽培・醸造を学んだシャルルと、ディジョン大学で醸造学の学位を取得後、世界のワイン産地でワインを作っていたアリスのカップルが2そんなアルボワに06年に設立した新しいワイナリー。元々、アリスが世界に出たのは、自然が好きだった彼女には自然の作用を阻害した技術に頼るワイン作りを受け入れられなかったからで、世界を回った後、自然の力を活かしたワイン作りをする、技術はその重要な後ろ盾である、という考えに至ったそうです。その後、ジュラのワイナリーでシャルルと出会いロクタヴァンを始めた、という事でブドウ栽培ではビオディナミ農法を実践。醸造においても、添加物は控える造りをしていますが、その分、衛生環境には大変に気を使っているそうです。ジュラ地方では地場品種を用いたワインが多いですが、負けずに多いのが、白ではシャルドネ。このワインもシャルドネ100%です。ジュラ地方の白独特の濃い色合いで、冷涼なエリアらしい綺麗な酸味のあるワインです。しかし、ナッツっぽいニュアンスが感じられるなど、結構リッチさもあります。12月7日日曜日の16時より、フロマジュリー・ピノ岡山店さんで開催いたします1日ワインバーフランス編で、フランスの西の端と東の端の白ワインを飲み比べてみて下さい^^是非、お気軽にお越しください!!にほんブログ村にほんブログ村「ワインモア」でこの記事をチェック!
2014年11月26日
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来月7日に開催させて頂きます1日ワインバーフランス編。今回からまた、当日ご用意させて頂きます予定のワインを少しづつですがご紹介させて頂ければと思います。第1回はスパークリング編です。1、グラシアン・エ・メイエ ニコラ・フランソワ・ロゼ・ブリュットこちらはロワールのスパークリングになります。シャンパーニュでお馴染みのアルフレッド・グラシアンが、1864年からロワールのメイエ家とやっているジョンとベンチャーがグラシアン・エ・メイエです。より廉価に楽しんでもらいたいという事で、瓶内二次発酵のシャンパーニュ方式ではなく、タンクで二次発酵させるシャルマ方式を採用。生産量を確保しています。しかし、そこはアルフレッド・グラシアンの事業であり、かつ、ワイナリーのセラーマスターであるニコラ・フランソワ氏の名前を冠しているだけあって、泡立ちなどもよくあるシャルマのそれとは一味違います。地場品種のグロローという黒ブドウに、コロンバールとシャルドネという二つの白ブドウを使用したロゼとなります。淡いサーモンピンクの色合いに、黒ブドウ由来の赤い果実のニュアンスが華やかなワインとなっています。2、リエッシュ クレマン・ダルザス・ブリュットこちらはアルザスのもの。リエッシュは、ミッテルベルグハイムという町にある、上記グラシアン・エ・メイエとは違って小さな家族経営のワイナリーです。リエッシュ家自体は17世紀からブドウを用いたあれこれに携わっていたのですが、1970年代からワイン作り1本に絞っています。畑のブドウは現在ビオロジック(有機無農薬)で栽培されており、醸造時も天然酵母のみ使用という自然なつくりを実践しています。また、本ワインはシャンパーニュと同じ瓶内二次発酵で作られています。アルザスは、最近果実味に振れ過ぎがなあという印象があったのですが、この生産者のワインには、今年の自然派ワイン夏のフェスティバルで試飲して、エレガントさがありつつもきっちり辛口で中々面白いという印象を持ちました。オーセロワ、リースリング、ピノ・グリというアルザス品種に、フランス最北のシャルドネを加えたセパージュです。やはり、本スパークリングも、フレッシュさ、ミネラル感を感じる辛口なスタイルとなっています。12月7日日曜日の16時より、フロマジュリー・ピノ岡山店さんで開催いたします1日ワインバーフランス編で、フランスのローカル品種を用いたスパークリングの面白さをご体験いただけましたら幸いです。是非、お気軽にご来場ください!にほんブログ村にほんブログ村「ワインモア」でこの記事をチェック!
2014年11月24日
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ちょっと前ですが、久々にはすのみさんへお邪魔しました。ポルトガルの赤が1本あったので、中国料理と合わせてマカオ気分な感じで楽しんでまいりました^^;先ずは、岡山パクチーを用いた一品。岡山では、最近パクチーの生産が盛んになってきているようで、黄にらに続く岡山ブランドとして発信しようと、岡山パクチーと銘打って攻勢を強めています。県内の販売店や飲食店などにも割と浸透してきているようで、こちらでも扱われていました。独特の香りはありますがそこまでごつくなく、香草感もありますが野菜感もありますね。今回持ち込ませて頂いたワインが赤だったという事で、ここからはそれを意識した内容です。先ずは、鶏肉と栗の煮込み。栗の甘さは強くなく、ホクホクした食感が料理感強かったです。鶏も柔らかで旨みを堪能できました。続いては黒酢の酢豚。黒酢のコクや甘味がしっかりで、酸っぱさは穏やかかつ柔らか。豚の旨みや脂感にこの黒いコクがよく馴染みます。そして、こちらでは必ず頂く麻婆豆腐です。山椒の辛さがピりり効きますし、旨みと塩味が軸の味わいはアルコールにはもちろんご飯にもぴったりです。折角ですので、お店のお酒も頂きました^^こちらは、徳島の地酒旭若松。熟成酒も多く、燗付けてなんぼというイメージがありましたが、今回のものはフルーティさもしっかりで、飲み口も優しく、冷でも十分美味しく頂けました。麻婆豆腐にも、肉の脂や旨みを芳醇な酒質と豊富な旨みがキッチリ受け止めます。お酒のつまみに自家製中国風ソーセージをお出しいただきました。旨みの凝縮した味わいはザ・つまみな一品です。脂っ気もあるので、その辺のこっくりした旨さが旭若松にこれまたいけました。今回持ち込ませて頂いたワインは、キンタ・ド・ペルジガン レゼルヴァ2005。元建築家の方がポルトガルのダン地方で作っているワインです。使用品種はトゥーリガ・ナシオナルを中心に地場品種オンリー。2005年ですが、まだまだ若さも感じる濃いガーネットの色合いに、ブルーベリーやブラックベリー、ダークチェリー、キノコ、土、バルサミコ、スミレ、茶色いスパイス等々ダンらしいニュアンスがしっかり。味わいは、果実味中心ですが、そこは流石に9年経過しているというだけあって落ち着いたものです。ボディはミディアムフル、しっとりとしつつも明るい酸、アクセント程度のタンニンとバランスのいいワインでした。因みに、今回ボルドー系とブルゴーニュタイプの2種類のグラスで試させて頂きましたが、ボルドータイプではやはり果実味やフルーツのニュアンスが、ブルゴーニュタイプでは酸のインパクトと土やキノコ的ニュアンスが、それぞれフィーチャーされます。どちらが好きかは好みでしょうね。食事との相性では、鶏と栗の煮込みと黒酢の酢豚はやはり間違いなし。ボルドータイプのグラスで果実味をしっかり感じ、ソースの旨み甘味との相性を狙ってもよし、ブルゴーニュタイプで、香りの複雑さを引き出してそちらの面で合せつつ、コクのある料理の味わいに酸のアクセントを加えるというのもよし、といった感じでした。マーボーには、ちょっと辛さに負ける感じですね。若いうちは濃厚なのでしょうが、流石に9年の熟成で落ち着いてきています。バランスいいですし、グラスで印象も変わりますし、価格も程々で、中々の掘出し物でした。はすのみさんは日本酒の他にワインも豊富にお持ちです。近くにあるプレヴナンのいわゆる「自然派」のワインもありますが、12月7日の1日ワインバーフランス編でも、アルザスやロワールのそういったワインを少しご用意させて頂く予定です。宜しければ、是非お気軽に遊びに来てください!詳細はリンク先をご確認ください。にほんブログ村にほんブログ村「ワインモア」でこの記事をチェック!
2014年11月22日
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今回はスペインの赤です。ローカル品種のワインになります。クラン・キンセメセス2007。生産者ボデガス・エステファニアはスペイン北西部、カスティーリャ・イ・レオン州のそのまた北西部、ポルトガルとの国境に近い地域にあるワイナリーです。ワイナリーとして設立されたのは1999年。ただ、それまでもブドウ栽培は長い間続けていたそうで、樹齢100年にもなる木のある畑が実に40ヘクタールもあるのだとか。スペインのスター醸造家、ラウル・ペレス氏のコンサルティングを受けており、地場品種から様々なワインを作っています。セパージュは、プリエト・ピクードというポルトガル近くの一部の地域のみで栽培されている品種100%。価格は、写真のお店では4320円です。色は濃いですが、赤みはあり、ルビーといって差し障りないくらいです。香りはベリーフルーツ感が強く、ラズベリーやクランベリーなどの赤ベリーに加え、ブラックベリーやブルーベリーなど色の濃いベリーも含まれています。その他、プラムっぽさやダークチェリーといったフルーツ、それに軽いトマトっぽさといったものも感じられましたし、土っぽさや茶色いスパイス、軽いホイップクリームといったものも。味わいは、香りの印象からすると驚くほどドライです。果実味も勿論ありますが極めて繊細で、旨みや乳酸系の酸、それに量は少ないものの存在感のある渋味といった要素が前に来ています。ボディはミディアムライトといったところで、丸さや柔らかさがありますが、質感は結構クリアーだったり。ピノ・ノワール的、というと言い過ぎかもしれませんが、そういう世界観のワインです。なので、食事には合わせやすいですね。試しに、マグロの赤身やカツオのたたきなどの赤身魚を合わせてみましたが、これは間違いないですね。赤身の滋味にワインの旨みが合いますし、質感同士も無理なく寄り添います。また、香りの赤ベリー感ってこの手の魚に結構いいんですよね。勿論、鶏肉にもバッチリ。超シンプルに塩コショウだけで鶏ももを焼いてみましたが、肉の滋味、繊維の質感にワインの旨みやボディのボリューム感が合います。今回はチキンでしたが、鴨あたりでも面白そうです。綺麗目なワインで、最近世界的にみられるエレガントさ重視の潮流にもキッチリ乗っています。それを、超ローカル品種でやってしまえているというのが、醸造家の実力の高さでもあり、この土地と品種の魅力という所なのかもしれません。熟成可能性もありそうで、何年かすると、香りの膨らみ方などまた変わって来そうです。今回は、スペインの中でもちょっと外れたエリアのワインでしたが、12月7日に開催いたします1日ワインバー・フランス編でも、メジャー産地であるボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュを除いた地域のワインをご用意させて頂きます。ワイン大国の懐の深さをお楽しみいただければと思います。宜しければ、お気軽に遊びに来てください!詳細は上記リンクの先にてお願いいたします。にほんブログ村「ワインモア」でこの記事をチェック!
2014年11月20日
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Jリーグチーム、ファジアーノ岡山のホームスタジアムでもあるカンコースタジアムの裏手に、レオーニというレストランがあります。これまで、何度かシェフが変わっているのですが、近年はイタリアンとしてされていました。それが、この11月15日で一時閉店し、新たなシェフを迎え、来年にフレンチとして再スタートされることになりました。イタリアン時代のシェフは退任され、今後は独立されるそうです。そのシェフと、お店のソムリエさんには、イベントではお会いしていたものの、お店にはなかなか行けておらず。そこで、先月末の話ですが、ランチ営業の最終日に、何とかお邪魔させて頂きました。私が、正真正銘ランチの最後の予約客になったようです^^今回はパスタランチをお願いしました。前菜はタンのサルサヴェルデ。タンのコリッとした食感にソースの青いニュアンスがマッチします。旨みはありますがあっさりと頂け、香りと食感はまさに前菜!という一品でした。折角ですのでお昼ですがワインを^^グラスの白をお願いすると、以前お会いさせて頂いていたソムリエさんがお出しくださったのがこちら。ヴォドピーヴェッチのヴィトフスカです。ランチでこれが出てくる時点でただ事ではありませんが^^;、深い色合いながら酸化のニュアンスはほぼなく、クリアーな質感に旨み、果実味、酸味のバランス感がよく、香りも柑橘やベッコウアメ系のニュアンス等があり、柔らかくも深みのあるワインでした。前菜からパスタまで通せますし、メインあってもよかったなあと。パンはバケットとフォカッチャ。お代わりも出来ました。もちろんお代わりいただきました^^自家製のようですが、いい塩加減でワインのつまみになります。スープはマッシュルーム。キノコの香りしっかりで、とろみがあり、飲むというよりは食べる感じのスープでした。マッシュルームの香りと、ヴィトフスカの香りにはどこか共通項も感じましたね。パスタはトマトと魚のソースですが、塩気を伴う魚とトマトの旨み(酸味や甘みよりもこれが一番出ていました)に、ワインの果実味やボリューム感が中々いい感じでした。また、パスタのプリッとした質感はそれらの味わいの中にアクセントを付けます。そして、ドルチェが来てドリンクで終了…の前に!パッシートの甘口を頂いてしまいました^^香りは、干しブドウや濃い果実感、黒蜜など、甘いニュアンス中心ですが、その中にもスパイスやハーブっぽさ、土っぽさなど複雑さがありました。勿論、最後はエスプレッソで。ここにグラッパ…はやめておきました^^。大変美味しく頂きました。過去お邪魔させて頂いたことはあるのですが、ここ最近はしばらくご無沙汰してしまっていました。正直、もうちょっと来ておけばなあと。しかし、シェフもスタッフさんともこれでお別れというわけではありません。皆さん一旦はお疲れ様でした、ですが、新しいステージを楽しみにしております!今回はごちそうさまでした。さて、イタリアンといえば、岡山のイタリアン、ワイン食堂Baccoさんで開催させて頂きます奥出雲ワイナリーワインメーカーズディナー、無事満席となりました。ご参加頂きます皆様よろしくお願いいたします。なお、キャンセル待ちはお受けしておりますので、ご希望頂けます方は上記リンク先の連絡先までお気軽にご連絡ください。にほんブログ村にほんブログ村「ワインモア」でこの記事をチェック!
2014年11月18日
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時々フロマジュリー・ピノさんで開催させて頂いております1日ワインバー。前回のスペイン&ポルトガル編では多くの方々にご来場いただき本当にありがとうございました!さて、今回のテーマはフランスです。ただ、そこは「ちょっと珍しいワインをバイザグラスでお楽しみ頂く」がテーマの当イベント、ということで、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュは「抜き」になります(^^)フランスワインと言えば、上記3地域が圧倒的メジャーですが、南仏や、冷涼なエリアでもロワールやアルザス、それにジュラのワインなど、知名度的には上3地域には劣っても、面白いもの、いいものってたくさんあるなあと。ただ、中々ワインショップさんや飲食店さんでも、フランスワインとなりますと、3地域のものが中心で他の地域のワインは取り上げられにくい事が多く。そこで、今回はそんな、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュ以外の産地のフランスワインを色々ご用意させて頂きますので、この機会にお試しになられてみませんか?というものになります(^^)日時:12月7日日曜日の16時頃から営業終了まで会場:フロマジュリーピノ岡山店にてワインは泡、白、赤を計7~8種類、1杯500~1700円程度でご用意させて頂きます予定です。チャージは1000円となりますが、フロマジュリー・ピノさんセレクトのチーズプレートをお出しさせて頂きます。その他、フロマジュリー・ピノさんの通常メニューは通常通りご注文頂けます。ワイン会ではありませんので、もちろん上記時間内でしたらお好きなタイミングでご来場頂けますし、お好きなタイミングでお帰り頂けます。また、事前のご予約等も必要ございません。お時間ございましたら、どなた様もお気軽に、遊びに来てやって頂けましたら幸いです。宜しくお願い致します!なお、先日より告知させて頂いております奥出雲ワイナリーワインメーカーズディナーですが、お陰様で現在残席3という状況です。残り僅かな席数ではございますが、ご参加の程お待ちいたしております。詳細はリンク先にてお願いいたします。にほんブログ村にほんブログ村「ワインモア」でこの記事をチェック!
2014年11月16日
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カリフォルニアが続きましたが、今回は打って変って日本ワインです。甲州になります。ロリアン・勝沼甲州2012。生産者白百合醸造は1938年に内田家によってはじめられました。1985年の現在の位置への移転時、観光客も立ち寄れるワイナリーになり、さらに、フランスでワイン作りと共に現地の生活に根付いたワイン文化を学ばれた三代目就任後、家族や仲間と楽しめるワイナリーへと変貌しました。さらに、グラッパ作りも行っているという事で、酒好きから初心者まで幅広く訪れて楽しいワイナリーとなっているようです。価格は、写真のお店では1836円。色はツヤのある黄色。結構しっかりした色合いです。香りは、クリームやバナナ、白い花といった割としっかりした要素も感じました。また、梨やリンゴ、ビワ、アケビ、何がしかの南国フルーツ的ニュアンスなどフルーツ感もたっぷりです。柑橘っぽさもありますが、温州ミカンっぽい甘くまったりした要素が強く、すっきり系柑橘は遠くの方に見えるかなといった程度。味わいは、一番最初に来る要素は果実味のアタックです。ただ、それは決して濃く強いものではなく、あくまで甲州らしい繊細な物。そこに、旨みや明るくしっとりした酸が加わってくる感じです。後口にかけては、定番の軽い苦みも。ボディはライト。ミネラル感もあり、香りの印象とは違ってクリアーでパリッとした質感です。食事との相性では、香りの印象や果実味のアタックのおかげか、エビとアボカドをマスカルポーネ+豆腐+ゴマダレで白和えにしたものをつまむとよく合いました。ゴマのコク、チーズのまろやかさ、豆腐のミルキーさ、さらにはアボカドとどれもまったりした要素ですが、ワインの存在感が違和感なく溶け込みますし、果実味も馴染みます。一方で、軽い苦みや酸が、ワインの存在を主張してもくれ、どちらかが消されるわけではなく、しかしまとまりのあるマリアージュとなりました。エビの食感や塩気が、ワインを引き出してくれていた部分もあったでしょうか。その他、シメサバをつまんでも全く問題なく、それどころか酸味が味のバランスを取りつつ果実味と旨みで味に膨らみが出ましたし、砂肝の焼き鳥とは、鉄っぽい旨みをクリアーに引き出してくれました。また、刺身ではサワラのまろやかな味わい、やわらかな質感との相性が良かったですね。ワイン自体も、甲州としては結構味のインパクトがあるなという感じでした。ただ、このフードフレンドリーさは見事というほかありませんね。今回は和食系ばかりでしたが、他にもクリーム系の洋食や甘みのある中華など、あれこれ試してみたいものです。日本ワインといいますと、今月末30日にワイン食堂Baccoさんで開催いたします奥出雲ワイナリーワインメーカーズディナー、まだお席ございますので、是非是非ご参加ください!ワインメーカーズディナーといいましても、決して堅苦しいものではなく、作り手の方のお話を聞きながら、ワインと料理を楽しもう!というものです。お気軽に、お問い合わせ・ご参加頂ければと思います。詳細は上記リンクにてよろしくお願いいたします。にほんブログ村「ワインモア」でこの記事をチェック!
2014年11月14日
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前回はカリフォルニアのシャルドネでしたが、今回もカリフォルニア。メルローになります。デコイ・メルロー2012。生産者ダックホーン・ヴィンヤーズは1976年、ナパ・ヴァレーの中心部、セント・ヘレナの北部に設立されました。当時、メルローはブレンド用品種という認識だったそうです。しかし、このワイナリーが、メルロー主体のワインを作り高評価を得たことで、その認識を変えることになりました。当時も今も勿論カリフォルニアではカベルネ・ソーヴィニヨンが主流ですが、現在、メルローはジンファンデルと僅差の第3位の品種となっています。そんなダックホーンの特徴は、畑での徹底した収量管理と醸造時のこれまた徹底した選果にあり、それがメルローの高評価にも結び付いたようです。セパージュは、メルロ90%、カベルネ・ソーヴィニヨン9%、カベルネ・フラン1%。カリフォルニアらしく、メルロー表記ですが単一ではありません。価格は、写真のお店で2970円。色は黒紫。エッジにも紫でまだまだ若さを感じます。香りは、バニラや黒ベリー、黒蜜といった華やかな要素がしっかりで、らしさを感じます。また、ブルーベリーやプラム、プルーンといったフルーツ感も。また、フルーツといえば赤や青のベリー、トロピカルフルーツなどのドライフルーツっぽさも。その他、甘栗的な甘さを伴う香ばしさや、バルサミコっぽさも。味わいは、やはりらしい果実味中心のもの。ばっちりメインの要素に君臨しています。そこに、舌触りの質感でも感じられるタンニン、アクセント程度ですが、明るく意外と存在感を見せる酸が加わるといった感じです。ボディは、密度のあるフルボディですが、一方でクリアーな質感と独特の軽やかさがありました。食事との相性も、勿論なんでもいけるといったワインではありませんが、ものさえ選べばよく合います。以前から、メルローとはブルーチーズがよく合う印象がありましたので、フルムダンベールと雑穀ご飯でリゾット風にしてみましたが、狙い通りのいい相性でした。ブルーの辛さにワインの果実味やタンニンが合いますし、クリーミーさにもいけます。また、雑穀の香りが思いのほかワインの香ばしさに嵌ってくれました。また、すき焼きも間違いありませんね。全体のコクと砂糖を使う事で出る甘みがワインの果実味や黒いニュアンスにマッチしますし、肉の旨みや脂が加われば旨みも膨らみます。あと、意外だったのが根菜のきんぴら。これも、甘みのある料理だからというのもあるでしょうが、ゴボウやレンコンなどの食感とワインの質感の対比は面白いですし、根菜自体の香りや滋味が、ワインの中の共通するニュアンスを引き出したように感じました。3000円程度のカリフォルニアのメルローに期待するすべてが詰まっていたように思います。よくできたワインですし、カリフォルニアのメルロー、というか赤ワインとは何ぞや、という時に先ず飲んでみるワインとしてもいいのではないでしょうか。メルローは日本でも適した品種として認識されています。奥出雲ワイナリーでも、自社栽培のメルローの赤が作られていますね。今回の奥出雲ワイナリーワインメーカーズディナーでは、残念ながらメルローはご用意いたしておりませんが^^;山葡萄系の赤が2種類ございます。特に、小公子は日本でも中々にコクのあるワインとなりますので、こういった他国のワインとの比較も面白いのではないかなと。まだまだお席ございますので、ご都合よろしければ是非ご参加ください!詳細は上記リンクをご覧ください。にほんブログ村「ワインモア」でこの記事をチェック!
2014年11月12日
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8月に神戸で行われたグレイスワインのメーカーズランチで出たメニューの中に、イワシのスダチ煮というのがありました。魚の味をしっかり感じつつも、スダチの爽やかさがあって美味しかったのですが、やはり青魚のパワーがしっかり出ていたため、個人的には甲州にはちょっと強いかなという感想でした。そこで、力はあるものの、樽は抑えられ透明感のある造りとなっている、シャトー・イガイタカハ シャルドネ「美夜」にならどうかと考え、神戸のイベントで頂いたレシピを参考に作ってみることにしました。丁度、スダチも手元に沢山ありましたので。ただ、イワシより秋刀魚の方が安かったので^^;、今回は秋刀魚のスダチ煮に変更しました。イワシの場合は内臓や鱗を取り除き、中の血を洗い流す必要があるのですが、今回は鱗も無ければ内臓もない、腹の部分と尾の部分の切り身を用いたので、サッと洗っただけで下準備は終わり。調理法としては、魚を身が重ならないように鍋に並べ、水、酒を入れて弱火で10分ほど下煮し、下煮が終わったら薄口醤油、砂糖、味醂を加えて調味し、弱火でさらに煮て味を染み込ませます。スダチは仕上げに加えて風味を加えるのに使います。レシピに記載されているこの料理のポイントとしては、スダチを煮過ぎない事だそうです。しっかり煮ると苦味が出てしまうとのこと。今回は秋刀魚でしたので、下煮を2~3分長くし、調味後の煮込みも7~8分程度行いました。また、スダチの香りのみならず酸味もきっちり出したいと考えたため、果汁は火を止めてからくわえました。こんな感じです。上の緑はスダチの皮になります。本当はおろし金で摩り下ろして乗せたかったのですが、面倒だったのと先に果汁を絞ってから思いついたので、削って散らすという形でお茶を濁しました^^;この魚の量でスダチは1個半程使いましたが、酸味が魚や煮汁の旨みをバッチリ引き立ててくれ大正解!香りも勿論しっかり生きていますし、皮を使ったのも良かったです。ダシは全く使っていないのですが、煮汁も魚も非常に旨みが強く驚きました。ある種、和風アクアパッツァ的世界観があるでしょうか^^美夜の記事にも書きましたが、ワインとの相性は素晴らしかったです。スダチの香りがワインの中にある爽やかな要素をより引き出しますし、何より秋刀魚の旨みにワインの果実味や酸、それに質感までがよく合いました。香り面に関しては、下煮の際酒を大匙二杯分くらい使ったのが、臭み消しによかったのかもしれません。他にも、樽控え目のシャルドネや、目鼻立ちのくっきりしたソーヴィニヨン・ブラン、均整の取れたグリューナー・フェルトリーナーなど合わせてみると面白そうです。甲州で行くなら、スダチの香りに合わせてきいろ香タイプなんかいいかも。これはいいレシピを覚えられました。スダチが無いとできませんが、白ワインとの相性が良く、色々試したくなる1品でした。さて、今回はアメリカのシャルドネに和食を合わせましたが、11月30日の奥出雲ワイナリーワインメーカーズディナーでは、日本のシャルドネにイタリアンを合わせてみます。日本ワインといいますと、和食に合わせるという事を考えがちですが、素材を活かしたイタリアンともまた面白い組み合わせになります。特に、奥出雲ワイナリーのワインにはしなやかな強さがありますので、その辺「洋」とも呼応しやすいのかなと。まだまだお席ございますので、是非是非ご参加ください!詳細は上記リンク先にてご確認をお願い致します。にほんブログ村にほんブログ村「ワインモア」でこの記事をチェック!
2014年11月10日
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今回はカリフォルニアのシャルドネです。日本人オーナーの方が手掛けるワイナリーのものになります。シャルドネ「美夜」2012。生産者はシャトー・イガイタカハです。カリフォルニアで働いていたオーナーの杉本夫妻が、現地のワインにほれ込み、やがて、いつか嫁いでいく娘さんの結婚式を娘さんのためのワインで祝いたい、と言う思いから始められたワイナリーです。杉本家の家紋である「違い鷹羽」をローマ字表記にすると「chigaitakaha」になるので、chのところをシャトーと読んでシャトー・イガイタカハという名前になりました。ワインメーカーは、グレッグ・ブリュワー氏等数名いらっしゃるそうです。本ワインは、グレッグ氏がダイアトムでやっていたシリーズで、本ヴィンテージからイガイタカハからの発売となりました。セパージュは、サンタ・リタ・ヒルズのシャルドネ100%です。価格は、写真のお店では6610円で送料無料です。因みに、7月に京都で開催されたワインメーカーズランチで、杉本夫妻にお会いしましたが楽しい方々でした。その節はありがとうございました!色はツヤのある黄色ですが、そこまでごつい色合いでもありません。香りは、2~3年使用のニュートラルオーク使用という事で樽のニュアンスはあまり強くなく、少々クリームっぽさや土っぽさがあるかなというくらい。フルーツの要素はよく出ており、メロンや白桃、洋ナシ、それにパイナップルといったものを感じました。その他、白い花やマジパン、軽いヨードっぽさやミネラル、ハーブといった要素も出ています。味わいはバランス型。そこはやはりカリフォルニア、果実味が軸ではありますが、それも決して突出した濃いものではなく優しいもので、そこに明るくもしっとり感のある酸、旨み、アルコールのアタックといったものが加わります。ボディはミディアムですが、ミネラル感しっかりで丸さの中にも張りがあり、パリッとした質感で、引き締まった印象も受けます。カリフォルニアのシャルドネ、ということで、ボイルエビやサーモン、マグロといったネタのお寿司にはやはりよく合います。ただ、その合い方も、派手な香りと果実味で食材を包むといった感じではなく、エビやマグロの滋味とワインの旨みや果実味、酸といった要素がしみじみと引き合うといった印象。サーモンについても、香りの華やかさは出ますが、やはり脂の奥の旨みをジワリと引き出してくれる感じでした。また、秋刀魚のスダチ煮を作ってつまんでみますと、これが大正解。ワインの香りの印象の中にスダチという柑橘の明るさが加わってより立体感が出ますし、秋刀魚のしっかりした旨みにワインの質感や味わいが嵌りました。そのた、ローストポークもつまみましたが、白い肉の旨みにも行けますね。ただ、あまり味の濃い料理になりますと、ワインの美点が感じられなくなるかもしれません。シャルドネって、実は個人的に難しい感覚がありまして、スッキリ酸キンキン系のものに関しては、それなら他にもいろんな品種があるよね、やっぱり樽も使ったコッテリ系かな、という感じなのですが、一方で、その手のシャルドネは最初は美味しくても2杯でいいかなと(熟成してるとまた感じ変わるのですが)。その点、このワインは、コッテリはしていないがキンキン系でもない、個人的にかなりツボなバランス感の1本でした。値段はしますが、また是非飲みたいワインです。さて、味的にはもう少し大人しくなりますが、バランス的に好みなのが日本のシャルドネです。11月30日、そんなシャルドネの名手ともいえる奥出雲ワイナリーのワインメーカーズディナーを開催いたします!今回は人気のシャルドネ樽発酵もご用意いたしますので、ご都合よろしければ是非是非ご参加頂き、日本のシャルドネをご堪能ください!にほんブログ村「ワインモア」でこの記事をチェック!
2014年11月08日
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今回はシャンパーニュです。酸は効いていますが穏やかで厚みのあるタイプになります。グラン・レゼルヴ・ブリュット。生産者ゴッセは、シャンパーニュ地方の中でもピノ・ノワールの評価が高いアイの市長だったピエール・ゴッセが1584年に設立した、同地方の中でも最古参に当たるメゾンです。このメゾンの特徴は、なんといってもマロラクティック発酵を殆どのキュヴェで行わないこと。その為、酸のパワーを落ち着かせるために、法定の熟成期間を20か月以上上回る期間の36か月、さらに、ものによってはなんと120か月もの熟成期間を経た後リリースしています。セパージュはピノ・ノワール42%、シャルドネ43%、ピノ・ムニエ15%。このキュヴェは36か月熟成になります。価格は、写真のお店では6650円。色は薄いですがツヤはあり、淡い目のシャンパンゴールドといったところ。泡は、勢いはそれほどでもありませんが量は多くキメもシャンパーニュらしいものでクリーミーです。香りは、らしいビスケットやハチミツ、酵母っぽさといったものをよく感じます。白い花や微かな白コショウもあるでしょうか。柑橘っぽさも出ていますが、グレープフルーツよりはオレンジの方がそれっぽいですね。その他、洋ナシやリンゴ、それにモモといったフルーツ、お肉に合いそうなハーブっぽさといったものも。味わいは、しっとり穏やかな果実味を軸に、明るく強い酸が加わるといった感じ。後口にかけても、何方アが際立つという感じではなくあくまでバランス型。ミネラル感もありますが、やわらかな質感でしなやかさを感じるといった感じ。ボディはミディアムよりのライトといったところでしょうか。勿論単独でもちびちび行けますが、これが結構食事、それも和系にいいんです。レンコンやゴボウ、ニンジンなどを用いた根菜の煮物(醤油+味醂系の甘辛い味付けです)をつまんでみますと、根菜の香りとワインのミネラル感やビスケット系のニュアンスが合いますし、根菜+調味料の滋味深く素朴な味わいに、ワインのバランス感や果実味が意外なほどぴったり寄り添いました。また、鮮魚にも問題なしで、中でも面白かったのがサンマの握り。青魚にはどうかなと思いましたが、臭み等全く出ず、むしろサンマの香り+シャリの香り、甘みにワインの香りや味わいが驚くほど馴染みました。今回は試せていませんが、サバやブリなど、他にも色々合わせてみたいところです。非常にまっとうで素性のいい、シャンパーニュを飲んでいると感じさせてくれるシャンパーニュでした。ただ、そんなシャンパンが和食とバッチリ合うというのも中々面白い経験になりました。11月30日開催の奥出雲ワイナリーワインメーカーズディナー、現在参加募集中です!お問い合わせ・ご参加お待ちしております!にほんブログ村「ワインモア」でこの記事をチェック!
2014年11月06日
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今回はシャトー・メルシャンを代表するこちらです。甲州きいろ香2012。生産者はシャトー・メルシャン。日本最古参のワイナリーの一つであり、現在の日本ワインを代表する作り手の一つとも言えるワイナリーです。きいろ香は、甲州に隠された香りの要素を引き出すべく、故・富永教授と共にメルシャンが研究を重ねたどり着いた柑橘系の香りを強く引き出したワインです。日川沿いの砂礫土壌で、ボルドー液を控えて栽培された甲州から、その香りを得ることに成功しました。価格は、写真のお店は2214円ですが、ヴィンテージの記載がありません。最新は2013ですので、もう切り替わっているのかもしれません。色は極薄いです。黄色も殆ど感じないといっても過言ではないでしょう。香りはグラッシーです。ソーヴィニヨン・ブラン的でさえある青いニュアンスを感じます。柑橘の要素も、柚子的な黄色いそれも感じますが、ライムやスダチ、かぼすといった青い柑橘がよく出ていたでしょうか。その他、青リンゴや梨、それに微かながらバナナっぽさも。加えて、若干シロップっぽさやブドウそのものっぽさといったものも。味わいはバランス型で穏やかな物です。ただ、その中でもしっとり系の酸がじわじわと存在感を主張してはいます。果実味は大人しいもの。旨みは豊富です。ボディはライトでミネラル感もありますが、丸さ、柔らかさ、ふくよかさを感じなくもない質感ではあります。食事には、まあ合わないわけがないというワインです。鱧の湯引きを、スダチ醤油と梅で食べてみましたが、どちらも行けます。梅の旨みや塩気+鱧の旨みにワインの繊細な果実味や旨みが合いますし、酸はどうやら似たものがあるようでした。一方、スダチ醤油とは、やはりスダチの香りや酸とワインの香りや酸が引き合いますね。また、湯引きした残り湯で野菜を炊いてみましたが、そちらともいい感じ。かぼちゃや玉ねぎ、トマトを使いましたが、トマトの旨みや酸とも嵌りますし、野菜の甘み+鱧出汁の旨みに、ワインの酸や鮮烈な香りが、メリハリをくれました。この香りはやっぱり面白いです。ソーヴィニヨン・ブラン的ですが(このヴィンテージは特にそうでしょうか)、やはり、柑橘に和を感じるのは流石です。ちょっとこなれて、食事との相性も幅広そうですし(もう少し味の濃いものでもいいかも)、より楽しみの幅が広がったようにも思います。にほんブログ村「ワインモア」でこの記事をチェック!
2014年11月04日
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今回は南アフリカのソーヴィニヨン・ブランです。カセドラル・セラー・ソーヴィニヨン・ブラン2012。生産者KWVは南アフリカ、パールのワイナリー。1918年の設立時は農協で、設立目的はブドウの供給過多などに備える南アワイン業界の安定化でした。その後、1997年に民営化されました。契約農家数は50件を超えるそうで、農協としての歴史のおかげもあってそれらの農家とは長期契約を結んでおり、ブドウ栽培や収穫についてもその意向が強く反映されています。セパージュはソーヴィニヨン・ブラン100%ですが、3か所の畑のものを使用。価格は、写真のお店で1814円。色は薄い黄色。輝きも大人しく、淡い色合いです。香りはライムやスダチといった青い柑橘、それにグレープフルーツや柑橘の皮など柑橘のニュアンスと、パッションフルーツやトロピカルフルーツ系の要素がよく出ています。また、青い草やグリーンハーブ、それにアスパラガスっぽさなどの緑感やミネラルといったものも。味わいは、旨みを伴う酸主体。丸みのある酸ながらも明るくフレッシュです。果実味は優しく繊細で、酸と比べると脇役的なバランス。また、後口にかけて少々の苦味も。ボディはライトで、ミネラル感のあるパリッとしたもの。まあ、これが食事に合わないという事はあり得ないですね。お寿司をつまんでみますと、基本的にどれとも喧嘩などしませんが、特に相性の良さを感じたのはエビやイカといった白身ながらも甘みの強いものや、意外なところで赤身。赤身の鉄っぽい旨みとワインの酸やミネラルが結構馴染みます。また、シンプルに野菜サラダでもOK。ドレッシングにこだわるより、オリーブオイル+塩くらいで十分。野菜のみずみずしい甘みにワインの果実味や質感がマッチします。後は鶏ですね。鶏肉の天ぷらを抹茶塩で試してみましたが、鶏の旨みにワインの各要素が嵌ります他、油をさっぱりさせつつうまみを引き出す感じも。抹茶塩との相性も、香りの共通性があるのか、緑の雰囲気が際立ちました。よく出来たワインです。南アのクオリティをしっかり感じられます。ブドウは、ステレンボッシュ南東の冷涼な地域で栽培されたものだそうで、その影響か果実味より酸が際立つバランスで他のニューワールドのSBとは雰囲気結構違います。また、KWVではSBを5年以内に飲む早飲み用と考えているそうで、樽はあえて不使用だそうです。にほんブログ村「ワインモア」でこの記事をチェック!
2014年11月02日
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