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寒ブリは「富山湾の王者」、ホタルイカは「富山湾の神秘」と呼ばれます。そして、「海の宝石」と呼ばれる富山湾の海老は、美しい「シロエビ」です。世界でも富山湾以外では、ほとんど捕れないという珍しいものです。その他、富山湾ならではの海老は、甘海老です。 ホタルイカに脂肪肝を改善する効果があることが、富山短大食物栄養学科の竹内弘幸准教授らの研究グループが動物実験で初めて実証しました。イカにはコレステロール値を下げる作用のあるタウリンが多く含まれていることが、これまでにわかっています。ラットの実験ではホタルイカを与えたグループは通常の餌を与えた場合に比べ、肝臓の中性脂肪量が平均で3割減少しました。一方、スルメイカの場合は1割減にとどまりました。血中コレステロール濃度も、スルメイカでは1割減だったが、ホタルイカでは2割減ったといいます。ホタルイカを与えたラットの肝臓の遺伝子を解析したところ、脂肪合成に関係する遺伝子の働きが抑えられていることもわかりました。人間が食べても効果があるのかどうかは、これからの研究課題です。
March 30, 2012
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天龍寺の境内に咲いていた沈丁花です。 出会いと別れの季節に咲く花が沈丁花です。心が揺れる季節に咲く花です。本日は送別会でした。秋はキンモクセイの香り、春は沈丁花の香りが有名です。 沈丁花という名前は、香木の沈香のような良い匂いがあり、丁子(ちょうじ、クローブ)のような花をつける木という意味です。枝の先に20ほどの小さな花が手毬状に固まって咲きます。 花言葉は「栄光」「永遠」などです。
March 29, 2012
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厚労省は『生活習慣病になりやすいメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)と判定され、保健師らによる特定保健指導を受けた人を対象に、厚生労働省が行った大規模な追跡調査で、約4人に1人が1年間でメタボ状態を脱していたことが分かった。・・・・。』と発表していましたが、脱メタボは簡単ではありません。厚労省の発表内容は、簡単には信用できません。お役人は、しばしば自分たちに都合のよいデータを出してきます。追跡できなかった7万5000人の多くは、多分メタボを脱出していません。保健指導を受けなかった人・指導を途中でやめた人が何人いたのかが、明らかにされていません。健康管理に熱心な人だけが、保健指導を受けたのです。厚労省に都合のよいデータが出て当然です。 ところで、その後の発表では、特定健診を受けた者のうち、特定保健指導の対象者となったのは約406万で、このうち特定保健指導を終了したのは約55万人で、実施率は13.7%に過ぎませんでした。やはり、私が思った通り、国策としてのメタボ解消には、ほど遠い状況にあります。
March 28, 2012
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週末は京都の同窓会でした。寒い日が続き、桜はまだ咲いていません。翌日は、嵐山の天龍寺・大河内山荘・野宮神社に行きました。 嵐山渡月橋を渡り、左に曲がり風情ある竹林の小道を歩いていくと嵯峨野めぐりの起点として親しまれている野宮神社があります。この神社はその昔、未婚の皇女が天皇の代理として伊勢神宮に奉仕する前に身を清められたところです。 源氏物語第10帖の賢木の巻には、光源氏が斎宮と共にいる六条御息所を嵯峨野の野宮神社に尋ねる場面が描かれています。この神社の黒木の鳥居は樹皮がついたままで鳥居の形式としては日本最古のものです。 『遥けき野辺を分け入りたまふより、いとものあはれなり。』という描写はあまりにも有名です。
March 27, 2012
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NHKさかのぼり日本史を見ています。官僚の原点が何処にあるのかが、わかりました。 天智天皇は、長年続いた飛鳥の都から近江に遷都しました。飛鳥から遠い所に急ピッチで都を作った背景には、白村江の敗戦という古代日本が抱えた最大の危機があったのです。663年、朝鮮半島の百済の残党から要請を受けた朝廷は、朝鮮半島の白村江で唐と新羅の連合軍に惨敗しました。その後、唐軍の襲来という危機に備え、天智天皇は九州から瀬戸内海にかけて城を築き、都も大津に遷都しました。唐軍が淀川を攻め上っても大津に入るには狭い山道を通らねばならず、大津は守りやすかったのです。そして天智天皇は、大津の都に豪族達を移住させ、既得権益を制限するなどして天皇の力を高めようとしました。日本初の戸籍「庚午年籍」を作り、朝廷が全国から直接税を徴収すると、中小豪族にその管理などを担当させました。漏剋(水時計)で出勤時間を管理し、給与を支給して徐々に豪族を天皇の官僚としてゆきました。日本書紀などでその存在は知られながら、場所が判明しなかった大津宮の位置論争に終止符が打たれたのは、昭和49年の偶然の発見からでした。大津宮の模型は、大津市歴史博物館の常設展示で見ることができます。 『歴史は過去から現在に向かって流れているが、それを教える際は、逆に現在から過去へさかのぼっていくようにしてはどうか…。SF作家の星新一さんが30年ほど前にまとめたエッセー集「きまぐれ暦」(新潮文庫)で提案をしている◆昭和がこうなったのは、大正がこうだったから、といった具合に、謎解きするように学んでいけば〈案外、よく頭に入るのではなかろうか〉と書いている◆逆から覚えるだけでスラスラ頭に入るとは思えないが、親や祖父母の経験した時代から勉強した方が、興味がわくかもしれない。「さかのぼり式」の授業が導入され、ちょうど今の時代から教えることになったら、教科書の最初の方はどのように書かれるだろうか。連日、「決められない政治」を見せつけられていると心配になる◆「消費税の増税を先送りして、莫大(ばくだい)な財政赤字のツケを残した」などと書かれていたら、生徒はどう思うだろう。かえって歴史嫌いが増え、泉下の星さんをガッカリさせるかもしれない◆震災復興やデフレの克服なども遅れている。未来の子供を失望させないよう、解決を急がなければならない。(2012年3月26日 読売新聞 編集手帳)』
March 26, 2012
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交感神経と副交感神経という二つの自律神経は、意思とは関係なく自動的に働いて身体の環境を調整していますが、何らかの原因によってバランスを崩すことがあります。バランスを崩す最大の原因は、精神的・肉体的に負担となる刺激や状況、いわゆるストレスです。 私たちの大脳は、理性や知性を司る大脳皮質、本能的な欲求や感情を司る大脳辺縁系、さらにその下に自律神経の働きを調整し、交感神経と副交感神経のバランスを保つ視床下部があります。視床下部は大脳辺縁系の支配下にあるため、ストレスで大脳辺縁系に激しい感情が発生すると、視床下部の働きに影響します。一方、人間は本能や感情のままに行動するわけにはいかないので、それらを抑制するように大脳皮質が働き、それが大脳辺縁系にも影響し、最終的に視床下部にも影響してきます。このような脳の複雑な働きのなかで、自律神経のバランスが崩れて、さまざまな症状が現れることがあります。「自律神経失調症」とは、「頭痛がする」「だるくてつらい」「動悸が激しい」などさまざまな症状があるのに、病院で検査をしても何も異常が見つからない場合につけられる“診断名”で、“病名”ではありません。 自律神経を支配している視床下部の変調によって、全身的な症状が現れます。たとえば、「体がだるい」「疲れがとれない」「眠れない」「食欲がない」など。体の各器官に現われる症状は、頭痛、頭が重い、動悸、胸が苦しい、めまい、立ちくらみ、のぼせ、冷え、吐き気、胃もたれ、便秘、下痢など、さまざまです。
March 22, 2012
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NHKスペシャルで東京大空襲を見ました。1944年11月から45年の終戦間際までの間、「東京大空襲」は100回以上も執拗に繰り返されました。硫黄島からの出撃です。最大の被害をもたらした3月10日には1日で、東京下町で10万人の命が失われました。人々は隅田川に向かって逃げましたが、多くの人が亡くなりました。今は隅田川に沿って大きな公団住宅が要塞のように建っています。火災の熱風から逃れるためです。わたしは江戸の街の名残を求めて、ブラタモリのように10年間にわたり散策してきました。 空襲被害を受けていない場所も多くあることを知りました。NHKは陸軍参謀本部の指示で撮影されたさまざまな2万枚のネガを入手、その中から東京大空襲を鮮明に記録した写真が580枚余り発見されました。燃え上がる銀座の街・有楽町・原宿・浅草などの写真が写されました。消火活動に駆け回る人たち、煙の中を逃げまどう女性たち。がれきの片付けに動員され作業にあたる中学生。一面の焼け野原に置かれた棺に呆然とする少女が印象的でした。アメリカ軍の狙いは軍事施設の中島飛行場でしたが、実はアメリカ国内に日本の住宅モデルを建て、緻密に計画された、一般市民の皆殺しを狙った無差別爆撃を繰り返していました。
March 21, 2012
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NHK仕事学のすすめ、安藤忠雄(建築家)をみています。安藤忠雄は、高校2年生でプロボクサーライセンスを習得したそうです。そして高校卒業後、進学せずに独学で建築を学んだとは驚きです。海外に繰り返し放浪をし、1969年安藤忠雄建築研究所を設立したのは、28歳の時でした。しかし、仕事はなくコンペでは連戦連敗でした。第1回の番組では住吉の長屋、光の教会、直島地中美術館などが紹介されました。「混迷の時代にこそいかにして自ら仕事を創造し、取り組んでいくかが重要だ」とのことです。 わたしが安藤忠雄設計の建物を初めて知ったのは、大山崎山荘を訪れたときでした。ここは山崎、天王山中腹の、自然豊かな環境にあります。安藤忠雄設計の新館は、モネの作品を鑑賞できる小さな美術館です。通称「地中の宝石箱」です。面白い造りの建築だなあと思いました。建物左側に沿って水の流れを、そして手前には睡蓮の池を見ることができます。屋上が緑化されていて、緑の中に埋没している感じでした。地下へ続く打放しの回廊アプローチがとても印象的でした。 京都三条河原町の近くに安藤忠雄設計のTime's1・2があります。高瀬川の親水に配慮した商業施設です。今度京都に行くときには、中へ入ってみたいと思いました。
March 20, 2012
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溶連菌感染症とは、溶血性連鎖球菌という細菌の感染により起こる病気です。A群β溶血性連鎖球菌が最も重要です。病態が進むと猩紅熱と呼ばれる状態になります。 溶連菌はヒトの咽頭に住んでいて、ウイルス感染による気道の損傷などが引き金になって発病します。ヒトからヒトへ飛沫感染や接触感染によってうつり、咽頭炎、扁桃炎、とびひ(伝染性膿痂疹)などをひきおこします。幼児期や少年期から青年期に多く、成人には少ない病気です。寒い季節に多いのですが、梅雨時や他の季節にも見られます。 潜伏期は2~5日程度です。咽頭炎や扁桃炎が起き、のどが痛くなったり、発熱、頭痛、首のリンパ節炎などの症状が認められます。口蓋垂のまわりには点状の紅斑や出血斑が出現します。溶連菌からは発赤毒素(Dick毒素)と呼ばれるものが放出され、体に発疹を作っていきます。これが猩紅熱と呼ばれる病態です。発疹は、赤色点状の小丘疹が、腋下、鼠径部、頸部、そして全身へと広がって行きます。舌は苺状(苺舌)になり、さらに進むと発疹は小水疱を作るようになり、一週間くらいで落屑を認めます。口の周りには発疹はできず、口囲蒼白と呼ばれます。溶連菌感染症には忘れてはならない合併症があります。感染の結果、時に免疫異常を起こし、糸球体腎炎、リウマチ熱やアレルギー性紫斑病などの原因になります。 検査は、A群β溶連菌抗原迅速検出キットを使い、外来で10分ほど後に判定します。治療は、アモキシリン、アンピシリンなど。セフェム系薬やクラリスロマイシンなども推奨されています。合併症を防ぐために、10日~14日間抗生剤を服用することが大切です。症状が消えても決して薬をやめてはいけません。腎炎は2~3週間後に起きることが多いので、2週間目や4週間目に診察を受けて尿検査などを行いましょう。
March 19, 2012
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平城京遷都1300年を記念して、平城宮跡に第一次大極殿が実物大で復元されました。恭仁京遷都までの大極殿を第一次大極殿、奈良に都が戻ってからの大極殿を第二次大極殿といいます。第一次大極殿は平城宮の正門である朱雀門の真北に位置し、第二次大極殿は平城宮東寄りの壬生門北に位置していました。第二次大極殿は東の大極殿ともいわれ、西側に位置する第一次大極殿と共に、奈良時代の国家的行事を行なう場として最も重要な建物でした。一度平城京を離れた聖武天皇が再びここへ戻った745年以降は、この第二次大極殿で外国使節の接見や重要な国家の儀式が執り行なわれました。 740年(天平12年)聖武天皇によって都とされた恭仁京は木津川のほとりにあり、奈良盆地のような広い平野はありません。そのため都は木津川を挟んで南北にまたがっており、平城京よりコンパクトでした。平城京から移された大極殿も礎石の跡を調べると柱の間が狭まって一回り小さくなっていたことが分かりました。745年(天平17年)に平城京に再び遷都した聖武天皇は、恭仁京の大極殿を今度は平城京へ移しましたが、広い平城京に戻っても、大極殿の大きさは恭仁京の時のままでした。平城京遷都1300年を記念して復元されたのは第一次大極殿です。しかし聖武天皇が即位した頃、大極殿は本来の役割を充分果たしていませんでした。 大極殿の東にもう一つ主要な建物があったからです。それが、大安殿です。大安殿は大極殿と同じような回廊を持ち、朝堂院という建物も備えていました。その東の朝堂院には、藤原氏などの有力貴族や皇族たちが詰め、政治の実権を握っていました。大極殿で政治を行えない聖武天皇は、大安殿に出向かなければならなかっと考えられています。聖武天皇が平城京から恭仁へ遷都して再び平城京へ戻った時、聖武天皇は大安殿を取り壊し、その上に大極殿を移したと考えられています。それが第二次大極殿です。そうする事で、貴族が主導権を握る体制から天皇中心の体制に移行する狙いだったと言われています。
March 17, 2012
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麻しんは、一般的には「はしか」と呼ばれ、高熱や全身の発しんなどを引きおこします。麻しんウイルスによっておこる感染症で、その感染力はきわめて強く、麻しんウイルスに対する免疫力のない人が感染すると大部分の人が発症します。回復までに時間がかかり、合併症も多く見られるため、重症な病気といえます。インフルエンザウイルスと同じように、麻しんウイルスにも遺伝子の異なるいくつかの「型」があります。「はしかは乳児がかかる病気」というイメージを持つ人が多いと思います。確かに乳幼児がかかりやすい病気ですが、近年では10~20代の患者が増加する傾向にあります。たとえば、2007年には大学で流行し、関東の大学を中心として休校が相次ぎ、社会の注目を集めました。かつては小さい頃にはしかに感染し、自然に免疫を得るのが通常でしたが、乳児期での麻しんワクチン接種の広まりによって患者数は激減し、流行の規模や頻度も減少しました。また、ウイルスに感染する機会が減ったために、ワクチン接種を受けても免疫がつかなかった人が感染しないまま成人したり、ワクチン接種で得た免疫が10年以上経て弱まったことがこの流行の要因としてあげられます。こうした人たちが集まる場所、たとえば大学などにウイルスが持ち込まれると、免疫のない人や弱い人の間で大流行が起こるわけです。 麻しんウイルスは感染力が非常に強く、感染経路は空気感染、飛沫感染など様々です。多くの場合、感染した人のくしゃみやせきなどでウイルスが飛び散って、それを他の人が吸い込むことで感染していきます。麻しんウイルスへの免疫がない人に感染するとほぼすべての人が発症しますが、一度感染して発症すれば一生免疫が持続するといわれています。感染後約10~12日間の潜伏期間をおいて、発熱やせき、鼻水といったかぜのような症状が現れます。その後、発熱は2~3日続き、いったん熱は下がりますが、口の中に「コプリック斑」と呼ばれる白色の斑点が現れるのも特徴です。そして、再び39℃以上の高熱が出るとともに、発しんが現れます。発しんは鮮やかな赤色で、首、顔面から体幹部(胸部、腹部、背中)へ、そして身体全体に広がっていきます。かゆみはありません。発しんが出てから3~4日は高熱やせき、目やに、鼻汁も続きます。乳幼児の場合、下痢や腹痛をともなうこともあります。赤色の発しんは赤褐色に変化していきます。熱が下がり発しんが消えてもしみが残りますが、2週間も経てば消失します。はしかは、合併症を起こしやすいのも特徴です。主な合併症は肺炎や中耳炎ですが、まれに脳炎を発症することもあります。(日本医師会、健康の森より)
March 16, 2012
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涅槃会は、涅槃講や涅槃忌とも称し、陰暦2月15日、釈迦の入滅の日に、日本や中国などで勤修される、釈迦の遺徳追慕と報恩のための法要です。現在では、3月15日に行なわれているところもありますが、うちのお寺は、日曜日の3月18日です。 涅槃とは、ニルヴァーナの訳語であり、釈迦が亡くなったという意味で用いられています。実際には、釈尊が入滅した月日は不明であり、南伝仏教ではヴァイシャーカ月の満月の日(ウェーサーカ祭)と定められています。ヴァイシャーカ月が、インドの暦では第2の月であることから、中国で2月15日と定められたたものだそうです。 法要中は、釈迦が娑羅双樹の下で涅槃に入った際の、頭を北にして西を向き右脇を下にした姿で臥し、周囲に十大弟子を始め諸菩薩、天部や獣畜、虫類などまでが嘆き悲しむさまを描いた仏涅槃図(涅槃図)を掲げ、『仏遺教経』を読誦することとなっています。
March 15, 2012
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わたしは、楽天とYahooにブログを持っています。楽天ブログからFacebookへ自動投稿できるようになりましたが、Yahooブログには、そのような動きはありません。その理由がわかりました。『米Yahooは3月12日、上場計画を発表したFacebookを相手取り、10件の自社特許を侵害しているとしてカリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所にて提訴した。スマートフォン分野で激しい特許戦争が繰り広げられているが、インターネットサービス全体に拡大する可能性を指摘する向きもある。 Yahooはオンライン広告、プライバシー設定、メッセージ、ソーシャル機能、カスタマイズなどの分野で自社が保有する特許をFacebookが侵害したと主張している。例えば、Yahoo!が買収したOvertureが取得した米特許番号6,907,566の「Webページ上に広告を最適配置する手法およびシステム」などが含まれている。』
March 13, 2012
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HbA1cは、糖尿病の診断や血糖のコントロール状態の把握に使われる指標です。その数値の表記方法が4月から変更されます。従来、国内の医療現場では日本独自の「JDS」という値を使ってきましたが、国際標準の「NGSP」が正式な値となります。両者の間には0・4ポイントの差があります。患者と医療側双方に注意が必要です。 HbA1cは、赤血球の中にあって全身に酸素を運んでいるヘモグロビンの特定部位に、血液中の余分なブドウ糖が結合したものです。血糖値は食事や運動によって短時間に変動しますが、HbA1cは過去1~2カ月の平均的な血糖値を反映します。海外では1990年代に米国で使われ始めたNGSPが広がりましたが、国内では別の測定条件に基づくJDSが普及しました。しかし、日本だけ独自のHbA1cを使い続けると、海外からの不信や無視を招いたり、海外の情報を国内で誤って解釈したりしかねません。4月1日からHbA1cによる糖尿病の診断基準は、JDSで「6・1%以上」とされていたものが「6・5%以上」に変わります。ただし、中高年を対象とした特定健診・特定保健指導、いわゆるメタボ健診では、来年3月31日までJDSだけが使われます。
March 12, 2012
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医療機関のホームページの医療法上の位置付けでは、誘因性、特定性、認知性の三要件を満たさない場合は、原則として広告とはみなされません。ただし、ホームページへの記載が禁止される事項があります。 (1)虚偽、客観的事実であることを証明することができない内容 例えば「無痛治療や絶対安全な手術といった非科学的な表現」「伝聞や科学的根拠に乏しい情報の引用」(2)他との比較等により自らの優良性を示そうとするもの 例えば「日本一」「最高」「著名人も受診している」といった表現など
March 11, 2012
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雛祭りに、ちらし寿司と蛤のお吸物を食べました。雛人形を母と娘が一緒に飾り付けをすることで、愛情が娘に受け継がれていくといいます。しかし、娘は昨年仙台に嫁いだので、我が家では、お雛様はもう飾っていません。 ハマグリは元々の組合せ以外の貝殻とはぴったりかみ合いません。そこで、結婚式でハマグリの吸い物が出されることが多くあります。一人の人と生涯連れ添うようにという願いがこめられています。ひな祭りにハマグリを食べる風習があるのは、「よい伴侶にめぐり合えるように」との願掛けからです。源氏物語が書かれた頃には、家屋の中の遊びは貝合わせが主流でした。ハマグリの貝の2枚が、ぴったりと合うことはまれです。それぞれに違いがあり、同じ合わせがめったにありません。 ハマグリは、主として熊本県産のものが流通していますが、ひな祭りでは大量のハマグリが食べられるため、ほとんどは輸入品であるシナハマグリです。
March 8, 2012
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月~金曜の朝、7:10 - 7:25は、ニッポン放送制作の生放送「やじうまニュースネットワーク」を聞いています。2010年6月28日放送開始されたものです。放送時間までに入った、注目すべきニュースを、2項目放送します。報道記者が出演して、ニュースを解説し、コメンテーターが、その項目にコメントを付けます。*コメンテーター月・乾正人(産経新聞政治部長)火・須田慎一郎(ジャーナリスト)水・富坂聰(ジャーナリスト)木・須田→富坂→手嶋龍一(ジャーナリスト)/佐藤優(元外交官)【隔週】金・週替わりコメンテーター*個人的には乾正人、須田慎一郎、佐藤優の解説が面白いと思います。
March 6, 2012
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栄養指導や運動指導を積極的に行っていますが、脱メタボは簡単ではありません。厚労省の発表内容は、簡単には信用できません。お役人は、しばしば自分たちに都合のよいデータを出してきます。 『生活習慣病になりやすいメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)と判定され、保健師らによる特定保健指導を受けた人を対象に、厚生労働省が行った大規模な追跡調査で、約4人に1人が1年間でメタボ状態を脱していたことが分かった。 “メタボ健診”は、国の医療費抑制の切り札として、2008年度に導入された。腹囲の基準(男性85センチ以上、女性90センチ以上)、血液検査などをもとに、メタボ、または予備軍と判定。腹囲が基準内でも、血圧などの数値に異常がある人も含め、食事の改善や適度な運動の継続などの保健指導を行う。 調査は、08年度に保健指導を終えた30万8000人のうち、09年度も健診結果が追跡できた23万3000人が対象。両年度の判定結果を比べたところ、メタボ該当者の割合は08年度の29%から21%に減少。予備軍も49%が31%になった。男女別では、男性のメタボ該当者が32%から24%に、女性は20%から15%に減った。』
March 5, 2012
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今後5年間の「がん対策推進基本計画」案が、まとまりました。厚生労働省は2012年度から16年度までの次期健康づくり計画に、成人の喫煙率の数値目標を明記しました。現状の19.5%から、10年以内に12%以下の目標になります。 2010年の国民健康・栄養調査では、習慣的な喫煙者のうち「たばこをやめたい」と答えた人が全員禁煙すると仮定し設定された目標数値です。たばこ値上げの影響などで喫煙率が下がる一方です。約34%だったやめたい人の割合は40%前後になっています。厚労省が、健康づくり計画やがん対策推進基本計画に、喫煙率の数値目標を設けたことは当然のことです。 日本たばこ産業(JT)は「喫煙するかしないかは個人が判断することで、国が介入すべきではない。喫煙率の減少が、がんによる死亡率の減少につながるかどうかも疑問だ」として、国による数値目標設定に反対の意向を示していましたが、それでは国民の理解は得られるとは思えません。
March 4, 2012
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サノフィパスツールは、ポリオの単独不活化ワクチンの製造販売承認申請を厚生労働省に行いました。現在、定期接種されているポリオの生ワクチンは、接種後にまれに「まひ」を発症することがあるため、不活化ワクチンの早期導入を求める声が高まっていました。すでに阪大微生物病研究会、化学及血清療法研究所が不活化ワクチンとDPTワクチン(ジフテリア、百日ぜき、破傷風)を混合した4種混合ワクチンを承認申請しています。ポリオの混合ワクチンと単独不活化ワクチンは、2012年の秋には導入される予定です。 すでにDPTワクチンを接種した人が、さらに4種混合ワクチンを接種した場合、DPTワクチンの過剰接種となり問題視されていました。ポリオの生ワクチンの2011年4~6月の接種者数が前年同期から17.5%減少しており、生ワクチンの接種を控える母親が増えています。 ポリオの生ワクチンから不活化ワクチンに移行する数年間程度は、単独不活化ワクチンか4種混合ワクチンのいずれかを接種することになります。
March 3, 2012
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片側の頭がズキンズキンと脈打つように痛むのが典型的な片頭痛で、長いと3日間ぐらい続きます。片側に限らず両側に出ることもあり、痛みのタイプもさまざまです。 下を向く、階段を登るなどの日常動作で頭痛が悪化したり、ひどい吐き気で寝込んでしまうこともあります。痛みと同時に、光や音、匂いに過敏になることがありますが、これは脳が興奮するために起こる症状です。特に興奮症状が強いと、痛くなる1~2時間ほど前に目の前を稲妻が走るような「閃輝暗点」という視覚異常を伴うこともあります。 一般的にストレスとの関係が指摘されていますが、片頭痛はむしろ、会社が休みの週末や休日など、ほっと一息ついたときに起こりやすいのが特徴です。環境や天候、気温の変化によって起きたり、また女性の場合には、月経前後や排卵日前後に起こることもあります。 発症時期はさまざまで、小児期のこともあります。乗り物酔いや、腹痛・嘔吐を繰り返す周期性嘔吐症、めまいなどは子どもの片頭痛の特徴といわれています。また寝とぼけなどの症状を伴うことも多いようです。子どもの片頭痛を放っておくと、大人になってから不眠やめまい、耳鳴りなどの症状(脳過敏症候群)に悩まされることがあるので注意が必要です。 片頭痛を習慣化させないためにも、頭が痛いときには我慢しないで、かかりつけの医師に相談しましょう。(日本医師会359)
March 1, 2012
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